JPH0440168B2 - - Google Patents

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JPH0440168B2
JPH0440168B2 JP32451688A JP32451688A JPH0440168B2 JP H0440168 B2 JPH0440168 B2 JP H0440168B2 JP 32451688 A JP32451688 A JP 32451688A JP 32451688 A JP32451688 A JP 32451688A JP H0440168 B2 JPH0440168 B2 JP H0440168B2
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Japan
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cooling
refrigerant gas
temperature
aggregate
concrete
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JP32451688A
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Tetsuo Kurihara
Masaki Egashira
Koji Okamoto
Katsuji Kano
Hideji Fukuda
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Iwatani Corp
Toda Corp
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Toda Corp
Iwatani Sangyo KK
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Publication date
Application filed by Toda Corp, Iwatani Sangyo KK filed Critical Toda Corp
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Publication of JPH0440168B2 publication Critical patent/JPH0440168B2/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B28WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
    • B28CPREPARING CLAY; PRODUCING MIXTURES CONTAINING CLAY OR CEMENTITIOUS MATERIAL, e.g. PLASTER
    • B28C7/00Controlling the operation of apparatus for producing mixtures of clay or cement with other substances; Supplying or proportioning the ingredients for mixing clay or cement with other substances; Discharging the mixture
    • B28C7/0007Pretreatment of the ingredients, e.g. by heating, sorting, grading, drying, disintegrating; Preventing generation of dust
    • B28C7/0023Pretreatment of the ingredients, e.g. by heating, sorting, grading, drying, disintegrating; Preventing generation of dust by heating or cooling
    • B28C7/0038Cooling, e.g. using ice

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Preparation Of Clay, And Manufacture Of Mixtures Containing Clay Or Cement (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はコンクリート配合成分の冷却方法及び
装置、特にコンクリート配合成分であるセメン
ト,水,骨材のうち、少なくとも水と骨材とを各
成分混練前に予め冷却するコンクリート成分の冷
却装置の改良に関する。
[従来の技術] 周知のようにコンクリートは土木,建築分野に
おいて広く用いられており、一般にコンクリート
は、石灰石や粒土の焼結粉、フライアツシユが主
成分であるセメントに、骨材である小石や砂を混
ぜ、混練用水で均一に練ることにより作られる。
しかし、コンクリートはその混練に際し、セメ
ントと水とが反応して水和熱と呼ばれる反応熱を
発生し、その水和熱が、養生硬化中のコンクリー
トに大きな温度変化を与え、さらに養生硬化後の
コンクリートにヒビ割れや強度低下を生じさせ
る。
この水和熱の上昇を抑えるために、従来より第
3図に示すようなコンクリート配合成分の冷却技
術が提案されている(特開昭61−220806号公報)。
この従来技術は、液化冷媒ガス供給源10から
供給される液化冷媒ガス12をノズル14から噴
射し、貯水槽16内の混練用水18とくぐり抜け
て気化した冷媒ガス20を骨材ホツパ22に供給
して骨材24を冷却するものである。
そして、冷却された混練用水18を水計量器2
6で計量し、また冷却された骨材24を骨材計量
器28で計量し、また別途セメントホツパ30内
に収納していたセメント32をセメント計量器3
4で計量し、各計量物をミキサ36で混練しコン
クリートを調整している。
この従来技術ではコンクリート配合成分である
セメント32,混練用水18,骨材24のうち混
練用水18及び骨材24を各配合成分混練前に冷
却できるので、混練時の水和熱を低く抑えること
ができる。
しかし、この従来技術は、セメント,水,骨材
の微妙な配合比率を調整することができないた
め、養生硬化後のコンクリートの強度が低下する
おそれがあるという問題があつた。
すなわち、コンクリートはセメント,水,骨材
の微妙な配合比率の相違により強度が大幅に増減
することが知られており、従つてコンクリートの
混練に先立つて、これら各配合成分の計量を正確
に行うことが必要とされる。
しかし、この従来技術では、混練用水18内に
液化冷媒ガス12をくぐらせるため、液化冷媒ガ
ス12が水と直接に接触し、混練用水18内をく
ぐり抜けて気化した冷媒ガス20には多量の水分
が含有される。従つて、その後にこの冷媒ガス2
0と接触する骨材24の表面に多量の水分が結露
し、骨材24を骨材計量器28で計量する際に、
この結露した水分が見掛け上骨材24の重量とし
て計量されてしまう。このため、骨材24の計量
を正確に行い正確な配合比率でコンクリートを調
整することができず、養生硬化後のコンクリート
の強度が低下するおそれがあつた。
このような問題を解決するために、本出願人ら
は昭和62年12月9日付にてコンクリート材料の冷
却方法に関する技術の提案を行つた(特願昭62−
312507号公報)。
この提案に係る技術は、第4図に示すように、
第3図に示した従来のノズル14にかえて、液化
冷媒ガス12を冷媒とする熱交換器38を用い、
この熱交換器38の放出端を骨材ホツパ22に連
通連接したものである。
この提案によれば、液化冷媒ガス12が混練用
水18に直接接触することがないので、骨材ホツ
パ22に供給される冷媒ガス20にも水分が含有
される余地がなく、この冷媒ガス20と接触する
骨材24にも水分の結露が生じることはない。従
つて、骨材計量器28で骨材24の実質的な質量
を正確に計量し、正確な配合比率でコンクリート
を調整することができ、養生硬化後のコンクリー
ト強度の低下を有効に防止することができる。
[発明が解決しようとする問題点] しかし、これら第3図,第4図に示す冷却技術
では、いずれも液化冷媒ガス12,気化状態の冷
媒ガス20の流量を試行錯誤法により調整し、混
練用水18及び骨材24の冷却を行つていた。
このため、コンクリートの混練生成を開始する
場合には、これに先立つて冷媒ガス流量調整用の
試験運転を行い、この試験運転時にミキサ36内
で混練生成されるコンクリートが所定温度以下と
なるよう液化冷媒ガス12及び気化状態の冷媒ガ
ス20の流量を調整する作業が必要となり、冷却
装置の立上げが極めて煩雑であるという問題があ
つた。
特に、コンクリートを混練生成する際の最適冷
却温度は、例えば気象変化(外気温,風),構造
物の形状や養生方法,セメントおよび骨材の種
類,配合,構造物を発注する例の要求温度、経済
性等によつても異なり、またコンクリートをn回
打込む場合にはk回目と(k+1)回目とでそれ
ぞれ異なる場合も多い(但し、kは0以上、(n
−1)以下の整数)。従つて、試行錯誤方による
冷却技術では、前述したようにコンクリートのよ
うに異なる最適冷却温度にコンクリートを冷却す
るよう冷却装置を立上げることが極めて難しく、
その立上げに作業者の熟練等を必要とする問題が
あつた。
また、これら冷却技術では、一旦冷媒ガス流量
の設定が行われた後は、その再調整はほとんど行
われない。
しかし、これらコンクリートの混練生成に用い
られる各材料の温度は、周囲温度による影響を受
けやすく、周囲温度が上昇すると混練用水18及
び骨材24に対する冷却が不足してしまうという
問題があつた。
特に、前記骨材24は予め骨材ストツクビンに
貯蔵されており、必要に応じて骨材ストツクビン
から取出されホツパ22内に導入される。このた
め、周囲温度が上昇するとホツパ22内の骨材2
4の温度も上昇しやすい。従つて、前述した冷却
技術では温度変化の大きい環境下でコンクリート
を混練生成する場合に、各コンクリート配合成
分、とりわけ骨材24を常に最適温度に冷却して
おくことができず、ホツパ36内で発生する水和
熱を効果的に抑制できないことがあるという問題
があつた。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、周囲の温度条件に影響さ
れることなく、混練用水及び骨材を冷却し、常に
最適温度でコンクリートを混練生成することが可
能なコンクリート配合成分の冷却装置を提供する
ことにある。
[問題点を解決するための手段] 前記目的を達成するため、本発明の装置は、セ
メントと、骨材とを混練用水で混練しコンクリー
トを生成する装置において、 前記混練用水を冷却する第1の冷却手段と、 前記骨材を冷却する第2の冷却手段と、 前記コンクリートの温度またはコンクリートと
骨材及び/または混練用水との各温度を測定する
温度測定手段と、 前記第1及び第2の冷却手段を用い、前記コン
クリートの測定温度が最適温度となるよう前記混
練用水及び骨材をフイードバツク冷却制御する冷
却制御手段と、を含み、 前記第1の冷却手段は、 貯水された前記混練用水内に設置された熱交換
器と、 液化冷媒ガス供給源から導出され前記熱交換器
に向け液化冷媒ガスを供給する第1の液化冷媒ガ
ス送通路と、 この第1の液化冷媒ガス送通路の途中に設けら
れガス流量を制御する第1の流量制御部と、を含
み、 前記第2の冷却手段は、 前記熱交換器から導出されその先端が骨材ホツ
パーに連接された第2の液化冷媒ガス送通路と、 前記第1の流量制御部の上流で前記第1の液化
冷媒ガス送通路から分岐し、前記第2の液化ガス
送通路に連通連結される液化冷媒ガスのバイパス
送通路と、 このバイパス送通路に設けられ、液化冷媒ガス
の流量を制御する第2の流量制御部と、を含み、 混練中のコンクリートを最適温度にまで冷却す
ることを特徴とする。
[作 用] 次に、本発明の作用を説明する。
本発明においては、第1及び第2の冷却手段を
用いて、混練用水及び骨材を冷却する。このと
き、コンクリートの温度、またはコンクリート若
しくは骨材及び混練用水の各温度を測定し、測定
温度が最適冷却温度となるように、前記第1及び
第2の冷却手段をフイードバツク制御する。
このようにして、本発明によれば、混練用水及
び骨材を最適冷却温度まで自動的に冷却すること
ができ、例えば冷却媒体として各種冷媒ガスを用
いた場合でも、この冷媒ガス流量の調整を自動的
にかつ短時間で行い、冷却装置を立ち上げること
ができる。
さらに、本発明によれば、測定温度が最適冷却
温度となるよう第1及び第2の冷却手段をフイー
ドバツク制御しているため、周囲の温度が変動し
た場合でも、これに影響されることなく混練用水
及び骨材を常に最適温度に冷却し、良質なコンク
リートを得ることが可能となる。
また、前記第3図及び第4図に示す冷却技術で
は、混練用水18を冷却した液化冷媒ガスを、そ
のまま骨材24を冷却する冷媒ガス20として用
いているため、冷媒ガス20の流量を混練用水冷
却用の冷媒ガス流量より増すことができない。従
つて、例えば冷却しようとする混練用水18の温
度が既に充分低いとき、あるいは冷却しようとす
る混練用水18の分量が少ないときには熱交換器
への液化冷媒ガスの供給量を必要に応じて減少さ
せることになるが、この場合、骨材を冷却するに
十分な冷媒ガス20を骨材ホツパーに供給できな
いことがあつた。
しかし、本発明によれば、液化冷媒ガス供給源
から供給される液化冷媒ガスが熱交換器を通過す
る他、熱交換器を迂回するバイパス路を通過し、
熱交換器よりも流路下手位置の第2の液化冷媒ガ
ス送通路に送通され、第2の液化冷媒ガス送通路
先端から大量の冷媒ガスとして骨材ホツパに供給
される。従つて、冷却しようとする水の温度,量
にかかわらず、骨材が確実に冷却され、骨材の冷
却が不十分となる懸念を解消でき、コンクリート
生成時の水和熱を効率よく抑えることができる。
[実施例] 次に、本発明の好適な実施例を図面に基づき説
明する。なお前記第3図及び第4図に示す先行技
術と対応する部材には同一符号を付しその説明は
省略する。
第1実施例 第1図には本発明に係るコンクリート配合成分
の冷却装置の好適な一例が示されており、実施例
の冷却装置は、貯水槽16内の混練用水18を冷
却する第1の冷却手段100と、骨材ホツパ22
内の骨材24を冷却する第2の冷却手段200と
を含む。前記第1及び第2の冷却手段100,2
00には、各冷却媒体の流量を制御する第1の流
量制御弁110及び第2の流量制御弁210がそ
れぞれ設けられており、これら各流量制御弁11
0,210を制御することにより混練用水18及
び骨材24の冷却を行うことができる。
また、本実施例において、貯水槽16内の混練
用水18,骨材ホツパ22内の骨材24及びセメ
ントホツパ30内のセメント32は、それぞれ水
計量器26,骨材計量器28,セメント計量器3
4で計量され、各計量物はミキサ36内で混練さ
れコンクリートが生成される。
このミキサ36内には、その内部で混練生成さ
れるコンクリートの温度を検出する温度計300
が設けられており、この温度計300で検出され
た温度Tが冷却制御回路400へ向け出力され
る。
この冷却制御回路400は、検出されるコンク
リートの温度Tが所望の最適冷却温度となるよう
前記流量制御弁110,210をフイードバツク
制御する。これにより、ミキサ36内で混練生成
されるコンクリートの温度は、周囲の温度に影響
されることなく常に最適冷却温度に自動的に制御
されることになる。
従つて、例えば外気温や風等の気象の変化や、
構造物の形状や養生方法,セメント,骨材の種
類,配合等によつて最適冷却温度が異なる場合で
も、また第k回目と第(k+1)回目のコンクリ
ート打込みで最適冷却温度が異なる場合でも、こ
の最適冷却温度を冷却制御回路400に設定すれ
ば、混練生成されるコンクリートは常に設定され
た最適冷却温度に制御される。この結果、従来の
ように作業者の勘や経験に頼ることなく、冷却装
置の立上げを迅速かつ簡単に行うことができる。
さらに、冷却装置立上げ後においても、周囲の温
度環境等に影響されることなく、コンクリートを
常に最適冷却温度に制御しながらコンクリートの
混練生成を行うことが可能となる。
次に、前記第1の冷却手段100の具体的な構
成を説明する。
40は液化冷媒ガス供給源であり、液化冷媒ガ
スとしての液化窒素ガスを収容したタンクローリ
が用いられる。
液化冷媒ガス供給源40から第1の液化冷媒ガ
ス送通路112が導出され、この液化冷媒ガス送
通路112の中途部に熱交換器114が形成され
ている。そして、液化冷媒ガス供給源40から供
給される液化冷媒ガス42は、第1の液化冷媒ガ
ス送通路112を通過し、熱交換器114内では
熱冷媒として作用する。
熱交換器114は、冷却槽116内に設置され
ており、冷却槽116内の水と熱交換してこれを
冷却し冷水118を得る。冷却槽116内で得ら
れた冷水118は、冷水ポンプ120により逐次
貯水槽16に混練用水118として送水され、貯
水槽16内に貯水される。
貯水槽16への送水により冷却槽116内の冷
水118の水位が低下すると、フロート弁122
の作動により源水供給源124から源水126が
冷却槽116内に供給され、冷却槽116内の冷
水118の水位を一定に維持する。なお、この冷
却槽116内の冷水118の水位は水位計128
で測定されている。
また、前記第1の流量制御弁110は、第1の
液化冷媒ガス送通路112の中途部に、熱交換器
114より上流側に位置して設置されている。そ
して、この流量制御弁110は、並列に連なる5
個の冷水系電磁弁130を用いて構成されてい
る。従つて、冷却制御回路400から出力される
制御信号によりこれら各電磁弁130を制御すれ
ば、混練用水18を所定温度に冷却することがで
きる。
例えば、1個,2個,3個,4個,5個の各組
合せの順で各電磁弁13を開弁連動制御すること
により、熱交換器114への液化冷媒ガス42の
供給量が漸次増加され、冷水118に対する冷却
能力が高まる。また、これとは逆の組み合わせ
で、各電磁弁130を開弁連動制御すれば、熱交
換器114への液化冷媒ガス42の供給量は漸次
減少し冷水118に対する冷却能力が次第に低下
する。
次に、前記第2の冷却手段200の具体的な構
成を説明する。
実施例において、熱交換器114から導出され
た第1の液化冷媒ガス送通路112には、混合器
212を介して第2の液化冷媒ガス送通路214
が接続されており、この第2の液化冷媒ガス送通
路214の先端は骨材ホツパ22連通連結されて
いる。そして、熱交換器114を通過した液化冷
媒ガス42は、気化状態の冷媒ガス44となつて
骨材ホツパ22に供給され、骨材ホツパ22内の
骨材24を冷却する。
また、前記第1の流量制御弁110の上流側に
おいて、バイパス送通路216が第1の液化冷媒
ガス送通路112から分岐216bされ、このバ
イパス送通路216の先端216aは前記混合器
212を介して第2の液化冷媒ガス送通路214
に連通連結されている。
従つて、液化冷媒ガス供給源40から供給され
る液化冷媒ガス42は、熱交換器114を通過す
る他、熱交換器114を迂回するこのバイパス送
通路216を通過し、混合器212で合流する。
そして、混合器212から第2の液化冷媒ガス送
通路214を介して骨材ホツパ22へ向け気化し
た冷媒ガス44として送出されることになる。
また、実施例の装置には圧力空気供給源222
が設けられており、この圧力空気供給源222は
圧力空気受入弁224を介して混合器212に接
続されている。この圧力空気供給源222から混
合器212に圧力空気226が供給され、骨材冷
却用冷気が増量されて、骨材24が良好に冷却さ
れることになる。
この圧縮空気226の流量は、冷媒ガス44の
流量に対応して増減制御することが好ましい。こ
の流量制御は、作業者が圧縮空気受入弁224を
マニユアル操作して行つてもよい。また、後述す
るガス系温度制御部420から出力される制御信
号に基づき、図中鎖線で示すアクチユエータ23
0を駆動し、圧縮空気受入弁224を自動的に制
御して行つてもよい。
なお、この冷媒ガス44の温度は、冷媒ガス温
度センサ218で検出され、冷却制御回路400
へ向け出力されている。
また、前記第2の流量制御弁210はこのバイ
パス送通路216の中途部に設置されており、並
列に連なる3個の冷媒ガス系電磁弁220を用い
て構成されている。
従つて、冷却制御回路400から出力される制
御信号によりこれら各電磁弁220を制御すれ
ば、骨材ホツパ22内の骨材24を所定温度に冷
却することができる。例えば、この電磁弁220
を、1個,2個,3個の各組合せの順で開弁制御
することにより、第2の液化冷媒ガス送通路21
4への冷媒ガス44の供給量は高まり、骨材24
に対する冷却能力が高まる。また、これとは逆の
組合せの順で前記電磁弁220を開弁連動制御す
ることにより、冷却ガス44の供給量は減少し、
骨材24に対する冷却能力が低下する。
次に、前記冷却制御回路400の具体的構成を
説明する。
実施例の冷却制御回路400は、前記第1の流
量制御弁110を制御する冷水温度制御部410
と、前記第2の流量制御弁210を制御するガス
系温度制御部420とを含む。
そして、これら各制御部410,420には、
予め混練生成されるコンクリートの最適冷却温度
Tsが設定されており、温度計300を用いて検
出されるミキサ36内のコンクリート温度Tがこ
の最適温度Tsと一致するよう前記第1及び第2
の流量制御弁110,210をフードバツク制御
する。
すなわち、前記冷水温度制御部410は、コン
クリートの検出温度Tが最適温度Tsより高まる
に従つて、1個,2個,3個,4個,5個の各組
合せ順で前記電磁弁130を開弁連動制御し、熱
交換器114の冷却能力を順次増加させる。ま
た、これとは逆にコンクリートの検出温度Tが最
適温度Tsより低下すると、前述とは逆の組合せ
順で電磁弁130を開弁連動制御し、熱交換器1
14の冷却能力を低下させる。このようにするこ
とにより、貯水槽16からは、周囲の温度変化に
影響されることなくコンクリートの温度Tを最適
Tsに維持するよう冷却された混練用水18がミ
キサ36へ向け供給されることになる。
また、前記ガス系温度制御部420は、検出さ
れるコンクリート温度Tが最適温度Tsより漸次
高まるに従つて、電磁弁220を1個,2個,3
個の各組合せの順で順次開弁連動制御し、骨材2
4に対する冷却能力を高める。またこれとは逆に
検出されるコンクリート温度Tが最適温度Tsを
下まわると、逆の組合せの順で前記電磁弁220
を開弁連動制御し、骨材24に対する冷却能力を
低下させる。このようにして、周囲の温度変化に
影響されることなくミキサ36内のコンクリート
の温度が最適冷却温度Tsとなるよう冷却された
骨材24を、骨材ホツパ22からミキサ36へ向
け供給することができる。
また、このガス系温度制御部420は、冷媒温
度センサ218で検出される冷媒ガス44の温度
が、−20℃より低下した場合に、全ての冷媒ガス
系電磁弁220を閉成するよう制御し、過冷却に
よる骨材ホツパ22の損傷を防止している。
また、図中50及び52は電源、54はオーバ
ーフローパイプ、56はドレーンパイプ、58は
水流量計、60はガス流量計である。
本実施例は以上の構成からなり、次にその作用
を説明する。
液化冷媒ガス供給源40から供給される液化冷
媒ガス42は、第1の液化冷媒ガス送通路112
を通過し、冷却槽116内の水を冷却して冷水1
18とする。この冷水118は、冷水ポンプ12
0で貯水槽16内に送られ、混練用水18として
貯水される。
また、熱交換器114を通過した液化冷媒ガス
42は混合器212に至り、また一方熱交換器1
14を迂回しバイパス送通路216を通過した液
化冷媒ガス42も同様に混合器212に至り、こ
れらは混合器212内で合流する。そして、第2
の液化冷媒ガス送通路214内を気化状態の冷媒
ガス44として通過し、骨材ホツパ22に供給さ
れ、その骨材24を冷却する。
このように、本実施例によれば冷媒ガス44の
流量を冷媒ガス42の流量と別個独立に制御する
ため、必要に応じ冷媒ガス44の流量を冷媒ガス
42の流量より多く設定し骨材24を冷却するこ
とができる。
そして、冷却された混練用水18,骨材24
は、貯水槽16,骨材ホツパ22から対応する計
量器26,28へ送られ、ここで所定量計量され
た後ミキサ36へ送られる。また、セメントホツ
パ30内に収納されているセメント32は、同様
にしてセメント計量器34で所定量計量され、ミ
キサ36へ送られる。
そして、このようにして各計量器24,26,
28を介してミキサ36にコンクリートの各配合
成分が供給されると、供給されてセメント32,
骨材24は混練用水18で混練されコンクリート
が生成される。
このように、本実施例によれば、液化冷媒ガス
42により混練用水118を冷却し、かつ液化冷
媒ガス42が気化した冷媒ガス44により骨材2
4を冷却し、コンクリート配合成分であるセメン
ト32,混練用水18,骨材24のうち混練用水
18と骨材24とを各成分混練前に低温化してい
る。このため、コンクリート混練時における水和
熱が低く抑えられ、養生硬化後のコンクリートの
ヒビ割れ,強度の低下を防止することができる。
本発明の特徴は、単にこれら混練用水18及び
骨材24を事前に冷却するだけではなく、周囲の
温度変化に影響されることなく、ミキサ36内に
おいてコンクリートが最適冷却温度で混練生成さ
れるように前記混練用水18及び骨材24を冷却
することにある。
このため、本発明においては、ミキサ36内に
おいて混練生成されるコンクリートの温度Tが、
温度計300を用いて検出され、その検出温度T
が冷却温度制御部410及びガス系温度制御部4
20へ入力されている。
そして、これら各制御部410,420は、検
出温度Tが最適冷却温度Tsと一致するよう第1
の流量制御弁110及び第2の流量制御弁210
(電磁弁130,220)を別個独立に開閉制御
し、混練用水18及び骨材24を常に最適温度に
冷却する。
このようにして、本発明によれば、コンクリー
トの検出温度Tに基づき自動的に第1の流量制御
弁110及び第2の流量制御弁210を制御し、
混練用水18及び骨材21に対する冷却を行うこ
とができる。このため、従来の冷却装置に比べ冷
却装置の立上げをスムーズに行うことができる。
なお、前述したように、コンクリートを混練生
成する際の最適冷却温度は、構造物の形状や養生
方法,気象条件,セメント,骨材の種類,配合そ
の他の条件等によつて異なるが、本実施例では混
練生成中のコンクリート温度が常に25℃以下とな
るようその冷却制御を行つている。
さらに、本発明によれば、冷却装置立上げ後に
おいても常に温度計300を用いてミキサ36内
のコンクリート温度Tを監視し、第1及び第2の
流量制御部110,210をフイードバツク制御
している。このため、周囲温度に影響されること
なくミキサ36内におけるコンクリートの混練生
成を最適冷却温度で行うことが可能となる。従つ
て、温度変化の激しい使用環境下においてもこれ
に影響されることなく、コンクリート生成時の水
和熱を効果的に抑制し、養生硬化後のコンクリー
トのヒビ割れや強度硬化をより確実に防止するこ
とができる。
また、本実施例の装置では、熱交換器114を
通過した冷媒ガス42は水と直接接触しないの
で、この液化冷媒ガス42が気化して得られる冷
媒ガス44にも水分の含有がなく、この冷媒ガス
44で冷却される骨材24に水分の結露が生じる
ことがない。従つて、計量器28で骨材24を計
量するに際し、水分を含まない骨材24の実質的
な重量を正確に計量でき、正確な配合比率でコン
クリートを調整でき、養生硬化後のコンクリート
の強度低下を防止できる。
尚、本発明は前記実施例に限定されるものでは
なく、本発明の要旨の範囲内で各種の変形実施が
可能である。
例えば、前記実施例においては、ミキサ36で
混練生成されるコンクリートの温度Tを測定し、
この温度が最適冷却温度Tsになるよう、混練用
水冷却用の液化冷媒ガス42の流量と、骨材24
の冷却用冷媒ガス44の流量をフイードバツク制
御する場合に例にとり説明したが、本発明はこれ
に限らず、コンクリートの温度及び混練用水18
の温度を測定し、測定温度に基づきこれら各冷媒
ガス42,44の流量をフイードバツク制御する
よう形成してもよい。
第2実施例 第2図には、このような本発明の好適な第2実
施例が示されており、本実施例の特徴は、冷水1
18の水温を検出する冷水温度計310を設け、
この冷水温度計310の検出温度を冷水温度制御
部410にフイードバツク入力すると共に、前記
温度計300で測定されたコンクリート温度Tを
ガス系温度制御部420へフイードバツク入力す
るよう形成したことにある。
そして、冷水温度制御410は、検出された冷
水118(混練用水18)の温度が最適冷却温度
となるよう電磁弁130をフイードバツク制御
し、さらにガス系温度制御部420は、検出され
たコンクリートの温度Tが最適冷却温度となるよ
う電磁弁220をフイードバツク制御し骨材24
を冷却する。
このようにすることにより、冷却温度制御部4
10及びガス系温度制御部420は、それぞれ異
なる測定温度を制御対象とするため、例えば混練
用水18,骨材24及びセメント32の配合比が
異なるコンクリートを生成する場合においても、
この配合比に応じた割合で冷媒ガス42,44の
供給比を制御することができる。
なお、本実施例において前記冷水温度計310
は冷水槽116内に設けられているが、もちろん
この冷水温度計310は、貯水槽16内に設けて
もよく、また貯水槽16とミキサ36を結ぶ送通
路のいずれの位置に設けてもよい。
また、前記実施例においてはいずれもガス系温
度制御部420へのフイードバツク信号Tを、温
度計300で測定されるコンクリート温度Tとし
た場合にとり説明したが、本発明はこれに限ら
ず、例えば第2図において点線で示すように、骨
材24の温度を測定する骨材温度センサ320を
骨材ホツパ22に設けてもよい。
この場合には、冷水温度制御部410に冷水温
度計310から出力される冷水の温度Tを入力
し、ガス系温度制御部420へ骨材温度計320
で測定される骨材温度を入力し、電磁弁130及
び220をフイードバツク制御することにより、
前記第2実施例と同様に周囲の温度変化に影響さ
れることなく混練用水18及び骨材24を最適冷
却温度に冷却することができる。
また、前記実施例においては、いずれも冷媒ガ
スの有効利用を図るために、熱交換器114で使
用した冷媒ガスを骨材24の冷却用に用いる場合
にとり説明したが、本発明はこれに限らず、例え
ば混練用水冷却用の第1の冷却手段100と、骨
材24の冷却用の第2の冷却手段200を全く別
個独立のものとして形成してもよい。
また、前記実施例においては、液化冷媒ガス供
給源40にタンクローリを用いた場合を例にとり
説明したが、本発明はこれに限らずこのようなタ
ンクローリに代えて可搬式容器または定置式貯蔵
(タンク)を用いてもよく、また冷却冷媒として
は前記液化窒素ガス以外に各種の液化冷媒ガス、
例えば液体空気、液体アルゴンガス,液化炭酸ガ
ス等の液化冷媒ガスを用いてもよい。
さらに、前記実施例においては、第1の流量制
御弁110として5個の電磁弁130を用い、ま
た第2の流量制御弁210として3個の電磁弁2
20を用いた場合にとり説明したが、本発明はこ
れに限らず、必要に応じてこれら第1及び第2の
流量制御弁110,210を任意の個数の電磁弁
を用いて形成してもよく、さらに、必要に応じこ
れら電磁弁に代え各種タイプの制御弁を用いても
よい。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、コンクリ
ートの温度またはコンクリート若しくは骨材及び
混練用水の各温度を測定し、これら測定温度が最
適冷却温度となるよう混練用水及び骨材を冷却す
るため、冷却装置自体の立上げを迅速かつ簡単に
行うことができ、さらに周囲の温度変化が大きい
場合でも、これに影響されることなく混練用水及
び骨材を冷却し、コンクリートの生成を常に最適
冷却温度で行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るコンクリート配合成分の
冷却装置の好適な第1実施例の説明図、第2図は
本発明の好適な第2実施例の説明図、第3図は従
来技術の説明図、第4図は本出願の先行技術の説
明図である。 16…貯水槽、18…混練用水、22…骨材ホ
ツパ、24…骨材、30…セメントホツパ、32
…セメント、40…液化冷媒ガス供給源、42…
液化冷媒ガス、44…冷媒ガス、100…第1の
冷却手段、110…第1の流量制御弁、112…
第1の液化冷媒ガス送通路、114…熱交換器、
116…冷却槽、200…第2の冷却手段、21
0…第2の流量制御弁、214…第2の液化冷媒
ガス送通路、216…バイパス送通路、300,
310,320…温度計、400…冷却制御回
路、410…冷水温度制御部、420…ガス系温
度制御部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 セメントと、骨材とを混練用水で混練しコン
    クリートを生成する装置において、 前記混練用水を冷却する第1の冷却手段と、 前記骨材を冷却する第2の冷却手段と、 前記コンクリートの温度またはコンクリートと
    骨材及び/または混練用水との各温度を測定する
    温度測定手段と、 前記第1及び第2の冷却手段を用い、前記コン
    クリートの測定温度が最適温度となるよう前記混
    練用水及び骨材をフイードバツク冷却制御する冷
    却制御手段と、を含み、 前記第1の冷却手段は、 貯水された前記混練用水内に設置された熱交換
    器と、 液化冷媒ガス供給源から導出され前記熱交換器
    に向け液化冷媒ガスを供給する第1の液化冷媒ガ
    ス送通路と、 この第1の液化冷媒ガス送通路の途中に設けら
    れガス流量を制御する第1の流量制御部と、を含
    み、 前記第2の冷却手段は、 前記熱交換器から導出されその先端が骨材ホツ
    パーに連接された第2の液化冷媒ガス送通路と、 前記第1の流量制御部の上流で前記第1の液化
    冷媒ガス送通路から分岐し、前記第2の液化ガス
    送通路に連通連結される液化冷媒ガスのバイパス
    送通路と、 このバイパス送通路に設けられ、液化冷媒ガス
    の流量を制御する第2の流量制御部と、を含み、 混練中のコンクリートを最適温度にまで冷却す
    ることを特徴とするコンクリート配合成分の冷却
    装置。
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JP6504606B2 (ja) * 2016-01-29 2019-04-24 飛島建設株式会社 コンクリートの練り上がり温度制御システム
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