JP2001138319A - コンクリート用骨材の温度調整方法およびコンクリート用骨材の温度調整装置並びにコンクリート製造方法 - Google Patents

コンクリート用骨材の温度調整方法およびコンクリート用骨材の温度調整装置並びにコンクリート製造方法

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JP2001138319A
JP2001138319A JP32687199A JP32687199A JP2001138319A JP 2001138319 A JP2001138319 A JP 2001138319A JP 32687199 A JP32687199 A JP 32687199A JP 32687199 A JP32687199 A JP 32687199A JP 2001138319 A JP2001138319 A JP 2001138319A
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  • Preparation Of Clay, And Manufacture Of Mixtures Containing Clay Or Cement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 大量の水を安価に確保できると共に、適切な
温度調整時間で骨材を目標骨材温度に容易に調整でき、
コンクリートの製造時間を短縮できるコンクリート用骨
材の温度調整方法および温度調整装置並びにコンクリー
ト製造方法を提供する。 【解決手段】 河川Rから引き込んだ自然水に温度調整
水製造機6により製造された温度調整水を添加混合し
て、目標温度の冷水を製造し、その冷水を骨材貯蔵ビン
2内の骨材10に散水装置12により散水する。散水さ
れた冷水が骨材10の隙間を流下して、骨材貯蔵ビン2
内の骨材10を冷却する。そして、骨材貯蔵ビン2から
第2ベルトコンベア3により搬送される冷却後の骨材の
温度を赤外線温度センサ36により計測して、計測され
た骨材の温度が予め設定された目標骨材温度を越えると
きは、骨材貯蔵ビン2の骨材排出口15を閉めて、再び
冷水を骨材貯蔵ビン2の上部から散水する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ダム等の大規模
なコンクリート構造物の施工においてコンクリートを混
練する前に予め骨材を温度調整するコンクリート用骨材
の温度調整方法およびコンクリート用骨材の温度調整装
置並びにコンクリート製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従
来、ダム等の大規模なコンクリート構造物の施工におい
て、セメント,水,砂,砂利および混和剤等を所定の配合
で計量し、これをミキサーに投入した後に混練すること
によりコンクリートを製造するバッチャープラントが用
いられている。上記バッチャープラントへの砂,砂利等
の骨材の供給は、骨材を貯蔵する骨材ストックヤードか
らコンベア等の搬送装置を介して行われる。上記バッチ
ャープラントで製造されたコンクリートは、打設場所に
搬送されて打設されるが、特にダム等の大規模なコンク
リート構造物では、セメントが水和凝結するときに発生
する水和熱が大きく、セメント水和熱に伴って打設後の
コンクリートに大きな温度上昇が生じる。このため、暑
中の施工等によっては、このコンクリートの温度上昇に
起因する温度ひび割れが生じて、構造物の機能,耐久性
に支障を及ぼす恐れがある。また、上記コンクリートの
打設温度が25℃以上になると、ワーカービリティ(コ
ンクリートの流動性)が低下すると共に、凝結時間が早
くなって十分な締め固めが困難になるので、コンクリー
トの打設温度を25℃以下にする必要がある。
【0003】このような問題を解決する手段として、バ
ッチャープラントに供給される骨材やセメント,水等の
コンクリート材料を予め冷却して、コンクリートの練り
上がり温度を抑制するコンクリート用骨材の温度調整方
法がある。
【0004】従来、コンクリート用骨材の温度調整方法
として行われている主なものとしては、冷風冷却、
冷水冷却(冷水の散水または浸水による冷却)、液体窒
素冷却、真空冷却(骨材を充填した容器内の空気を真
空近くまで排出して、水の沸点を常温近くまで下げるこ
とにより、水の気化熱を利用する冷却)等がある。
【0005】このうち、必要な温度低下量が3〜4℃と
小さいコンクリートの場合には、混練水の冷却と粗骨材
の冷水散水の組み合わせによって、プレクーリングする
方法が好ましい。その理由として、冷水冷却は冷風冷却
に比べて冷却効率が高く、冷却に要する時間を大幅に短
縮できる点と、液体窒素冷却や真空冷却に比べて、高圧
処理,極低温処理または真空処理等の高度な技術や高価
で複雑な設備を必要とせず、経済的で取り扱いが容易で
あるという点が挙げられる。
【0006】しかしながら、上記冷水散水による骨材の
冷却においては、次の(a)〜(e)のような問題がある。
【0007】(a) ダム等の大規模なコンクリート構造
物の施工では、冷却する骨材の量は、数十万立方メート
ルになるのが常であり、そのような大量の骨材を冷却す
るためには、大量の冷水を要するため、十分な水量を確
保するのにコストが高くつく。
【0008】(b) また、構築するダム近傍の河川や湖
水に大量の冷水を求めることが考えられるが、これらの
水は自然水であり、天候等により水温が変動し、冷水の
温度管理が容易にできない。
【0009】(c) また、上記大量の骨材を冷水冷却す
る場合、従来、専有面積および骨材排出の関係から縦長
筒型の骨材容器が採用されており、冷却効率および経済
性を考えると、散水は上部から行われて、底部から排水
されるのが一般的である。そのため、骨材容器内の下部
になるほど、散水の影響が及びにくくなり、骨材容器内
の骨材が均一に冷却されているとは限らず、骨材の温度
管理が難しい。
【0010】(d) また、冷水冷却は、液体窒素冷却お
よび真空冷却に比べて時間がかかる。一方、ダムのよう
な大規模コンクリート構造物の施工では、一回のコンク
リート打設量と打設サイクルが決められており、骨材の
冷却量および冷却サイクルもそれに応じて設定しなけれ
ばならない。ところが、積算散水量,散水時間と冷却さ
れた骨材温度との関係が明らかでないと、打設サイクル
に適合した冷却時間がわからず、打設サイクルに骨材冷
却が間に合わなくなって、コンクリート打設に支障をき
たす場合がある。
【0011】(e) さらに、骨材に冷水を散水すると、
骨材の付着水量が増加し、所定強度のコンクリートを製
造するには、水セメント比が目標値になるように混練水
量を調整する必要がある。
【0012】また、寒中のコンクリート構造物の施工で
は、気温,構造物の種類および大きさ等によって異なる
が、一般に4℃以上の気温では、通常の施工方法でよ
く、0〜4℃では、簡単な保温で施工される。しかしな
がら、日平均気温が0℃以下の場合は、硬化前のコンク
リートが氷点下にさらされると、凍結して膨張し、初期
凍害を受けて、耐久性,水密性が著しく劣ったものとな
るという問題がある。また、コンクリートが凍結しない
までも、コンクリートが5℃以下の低温度にさらされる
と、凝結および硬化反応が著しく遅延し、施工時間が長
くなるという問題がある。
【0013】そこで、この発明の目的は、大量の水を安
価に確保できると共に、温度管理された冷水または温水
により適切な温度調整時間で骨材を目標骨材温度に容易
に温度調整でき、コンクリートの製造時間を短縮できる
コンクリート用骨材の温度調整方法およびコンクリート
用骨材の温度調整装置を提供することにある。
【0014】また、この発明のもう1つの目的は、上記
コンクリート用骨材の温度調整方法を用いて、適切な混
練水量で所定強度のコンクリートが得られるコンクリー
ト製造方法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1のコンクリート用骨材の温度調整方法は、
骨材ストックヤードから搬送された骨材を骨材容器に投
入し、自然水により温度調整した後、温度調整された上
記骨材を上記骨材容器から搬送装置に排出してミキサー
に搬送し、さらに、上記骨材を少なくともセメント,混
練水および混和剤と共にミキサーに投入して混練するコ
ンクリート製造プラントにおけるコンクリート用骨材の
温度調整方法において、上記自然水に温度調整水製造機
により製造された温度調整水を添加混合して、目標温度
の冷水または温水を製造し、上記冷水または温水を上記
骨材容器内の骨材に散水して、上記冷水または温水を上
記骨材の隙間を流下させることによって、上記骨材容器
内の骨材の温度を調整することを特徴としている。
【0016】上記請求項1のコンクリート用骨材の温度
調整方法によれば、河川,湖または地下水等の自然水に
温度調整水製造機により製造された温度調整水を添加混
合して、目標温度の冷水または温水を製造し、上記骨材
ストックヤードから搬送された骨材を骨材容器に投入
し、上記骨材容器内に投入された骨材に上記冷水または
温水を散水する。そうして散水された冷水または温水が
骨材の隙間を流下して、骨材を温度調整した後、温度調
整された骨材を骨材容器から搬送装置に排出してミキサ
ーに搬送し、その骨材を少なくともセメント,混練水お
よび混和剤と共にミキサーに投入して混練する。上記自
然水は気候等により水温が変動するが、その自然水温度
調整水製造機で製造した温度調整水を添加混合して、目
標温度の冷水または温水を製造するので、常に一定温度
の冷水または温水を骨材に散水できる。このように、河
川等からの自然水を利用するから、大量の水を安価に確
保できると共に、温度管理された冷水または温水により
適切な温度調整時間で骨材を温度調整でき、コンクリー
ト打設サイクルに適した骨材の冷却時間または温め時間
を設定できる。
【0017】また、請求項2のコンクリート用骨材の温
度調整方法は、骨材ストックヤードから搬送された骨材
を骨材容器に投入し、自然水により温度調整した後、温
度調整された上記骨材を上記骨材容器から搬送装置に排
出してミキサーに搬送し、さらに、上記骨材を少なくと
もセメント,混練水および混和剤と共にミキサーに投入
して混練するコンクリート製造プラントにおけるコンク
リート用骨材の温度調整方法において、上記搬送装置が
帯状コンベアであって、上記帯状コンベアを稼動させな
がら温度調整後の上記骨材を上記帯状コンベア上に排出
させると共に、上記帯状コンベア上に排出された上記骨
材を赤外線温度センサで連続して計測し、上記赤外線温
度センサにより計測された上記骨材の温度が予め設定さ
れた目標骨材温度を越えるとき、上記骨材容器からの上
記骨材の排出を止めて、上記冷水を上記骨材容器内の骨
材に散水して、上記骨材容器内の骨材の温度を調整する
ことを特徴としている。
【0018】上記請求項2のコンクリート用骨材の温度
調整方法によれば、稼動中の上記搬送装置である帯状コ
ンベア上に上記骨材容器から骨材を排出し、帯状コンベ
ア上に排出された上記骨材の温度を赤外線温度センサに
より計測し、上記赤外線温度センサにより計測された上
記骨材の温度が予め設定された目標骨材温度を越えると
き、再び上記冷水を上記骨材容器内の骨材に散水して、
上記骨材容器内の骨材を温度調整する。すなわち、上記
骨材容器内の骨材の温度が目標骨材温度以下になるま
で、冷水を散水して温度調整するのである。なお、上記
赤外線温度センサにより計測された上記骨材の温度が予
め設定された目標骨材温度以下のとき、上記ミキサーに
所定量の上記骨材を投入する。このように、上記赤外線
温度センサを用いて、温度調整された骨材の温度を管理
することによって、骨材容器内の骨材を確実に目標骨材
温度に温度調整できる。また、従来、温度調整された骨
材の温度を確認するため、骨材容器の骨材排出口から排
出された骨材をサンプリング(抽出)して、サンプルされ
た骨材の温度をプラントの製造ラインとは別に計測して
いたが、このコンクリート用骨材の温度調整方法によれ
ば、帯状コンベアを稼動させながら骨材を帯状コンベア
上に排出するので、骨材が帯状コンベア上に薄く一様な
厚さに分散され、この帯状コンベア上の骨材を赤外線温
度センサで連続的に計測するので、骨材温度のムラが分
かり、骨材容器内の骨材の冷却された状態(温度ムラの
程度)を確実に知ることができる。したがって、管理精
度が向上すると共に、計測時間が短縮化でき、品質管理
上、迅速な対応が可能となる。
【0019】また、請求項3のコンクリート用骨材の温
度調整方法は、請求項2のコンクリート用骨材の温度調
整方法において、上記骨材容器内の骨材の温度を上記冷
水により調整するときに上記冷水の温度,積算散水量,散
水時間を計測しておき、上記赤外線温度センサにより計
測された上記骨材の温度が上記目標骨材温度を越える場
合に、上記計測された冷水の温度,積算散水量,散水時間
に基づいて、上記骨材容器内の骨材を上記目標骨材温度
にするのに必要な散水時間を予測演算し、上記予測演算
された上記散水時間だけ、上記骨材容器内の骨材に上記
冷水を散水して、上記骨材容器内の骨材の温度を調整す
ることを特徴としている。
【0020】上記請求項3のコンクリート用骨材の温度
調整方法によれば、上記骨材容器内の骨材を冷水により
温度調整するときに冷水の温度,積算散水量,散水時間を
計測する。そして、上記赤外線温度センサにより計測さ
れた上記骨材の温度が目標骨材温度を越えるとき、上記
計測された冷水の温度,積算散水量,散水時間に基づい
て、上記骨材容器内の骨材を目標骨材温度にするのに必
要な散水時間を予測演算する。すなわち、計測された温
度,積算散水量,散水時間の冷水の散水により散水開始時
から連続的または断続的に計測された骨材の温度がどの
ように変化したかを考慮して、目標骨材温度にするため
の散水時間を予測するのである。そして、上記赤外線温
度センサにより計測された上記骨材の温度が目標骨材温
度を越えるときは、予測演算された散水時間だけ再び上
記骨材容器内の骨材に冷水を散水して、骨材容器内の骨
材を温度調整する。したがって、散水により温度調整し
ても骨材の温度が目標骨材温度より高い場合に、再度、
予測演算された温度調整時間で散水を繰り返すことによ
って、骨材を目標骨材温度に確実に温度調整できる。な
お、再度の散水でも上記赤外線温度センサにより計測さ
れた骨材容器内の骨材の温度が目標骨材温度よりも高い
場合は、散水を同様に繰り返してもよい。
【0021】また、請求項4のコンクリート用骨材の温
度調整方法は、請求項3のコンクリート用骨材の温度調
整方法において、上記骨材容器に投入する前の上記骨材
の温度を計測し、上記散水時間を予測演算するときに、
上記冷水の温度,積算散水量,散水時間および上記骨材容
器に投入する前の上記骨材の温度に基づいて、上記散水
時間を予測演算することを特徴としている。
【0022】上記請求項4のコンクリート用骨材の温度
調整方法によれば、上記骨材容器に投入される前の上記
骨材の温度を赤外線温度センサで計測して、その骨材の
温度を上記散水時間の予測演算に用いることによって、
より確実な散水時間の予測ができる。
【0023】また、請求項5のコンクリート用骨材の温
度調整方法は、骨材ストックヤードから搬送された骨材
を骨材容器に投入し、自然水により温度調整した後、温
度調整された上記骨材を上記骨材容器から搬送装置に排
出してミキサーに搬送し、さらに、上記骨材を少なくと
もセメント,混練水および混和剤と共にミキサーに投入
して混練するコンクリート製造プラントにおけるコンク
リート用骨材の温度調整方法において、上記搬送装置が
帯状コンベアであって、上記帯状コンベアを稼動させな
がら温度調整後の上記骨材を上記帯状コンベア上に排出
させると共に、上記帯状コンベア上に排出された上記骨
材を赤外線温度センサで計測し、上記赤外線温度センサ
により計測された上記骨材の温度が予め設定された目標
骨材温度未満のとき、上記骨材容器からの上記骨材の排
出を止めて、上記温水を上記骨材容器内の骨材に散水し
て、上記骨材容器内の骨材の温度を調整することを特徴
としている。
【0024】上記請求項5のコンクリート用骨材の温度
調整方法によれば、上記搬送装置である帯状コンベア上
に上記骨材容器から骨材を排出し、帯状コンベア上に排
出された上記骨材の温度を赤外線温度センサにより計測
し、上記赤外線温度センサにより計測された上記骨材の
温度が予め設定された目標骨材温度未満のとき、再び上
記温水を上記骨材容器内の骨材に散水して、上記骨材容
器内の骨材を温度調整する。すなわち、上記骨材容器内
の骨材の温度が目標骨材温度以上になるまで、温水を散
水して温度調整するのである。なお、上記赤外線温度セ
ンサにより計測された上記骨材の温度が予め設定された
目標骨材温度以上のとき、上記ミキサーに所定量の上記
骨材を投入する。このように、上記赤外線温度センサを
用いて、温度調整された骨材の温度を管理することによ
って、骨材容器内の骨材を確実に目標骨材温度に温度調
整できる。また、従来、温度調整された骨材の温度を確
認するため、骨材容器の骨材排出口から排出された骨材
をサンプリング(抽出)して、サンプルされた骨材の温度
をプラントの製造ラインとは別に計測していたが、この
コンクリート用骨材の温度調整方法によれば、帯状コン
ベアを稼動させながら骨材を帯状コンベア上に排出する
ので、骨材が帯状コンベア上に薄く一様な厚さに分散さ
れ、この帯状コンベア上の骨材を赤外線温度センサで連
続的に計測するので、骨材温度のムラが分かり、骨材容
器内の骨材の冷却された状態(温度ムラの程度)を確実に
知ることができる。したがって管理精度が向上すると共
に、計測時間が短縮化でき、品質管理上、迅速な対応が
可能となる。
【0025】また、請求項6のコンクリート用骨材の温
度調整方法は、請求項5のコンクリート用骨材の温度調
整方法において、上記骨材容器内の骨材の温度を上記温
水により調整するときに上記温水の温度,積算散水量,散
水時間を計測しておき、上記赤外線温度センサにより計
測された上記骨材の温度が上記目標骨材温度を未満の場
合に、上記計測された温水の温度,積算散水量,散水時間
に基づいて、上記骨材容器内の骨材を上記目標骨材温度
にするのに必要な散水時間を予測演算し、上記予測演算
された上記散水時間だけ、上記骨材容器内の骨材に上記
温水を散水して、上記骨材容器内の骨材の温度を調整す
ることを特徴としている。
【0026】上記請求項6のコンクリート用骨材の温度
調整方法によれば、上記骨材容器内の骨材を温水により
温度調整するときに温水の温度,積算散水量,散水時間を
計測する。そして、上記赤外線温度センサにより計測さ
れた上記骨材の温度が目標骨材温度未満のとき、上記計
測された温水の温度,積算散水量,散水時間に基づいて、
上記骨材容器内の骨材を目標骨材温度にするのに必要な
散水時間を予測演算する。すなわち、計測された温度,
積算散水量,散水時間の温水の散水により散水開始時か
ら連続的または断続的に計測された骨材の温度がどのよ
うに変化したかを考慮して、目標骨材温度にするための
散水時間を予測するのである。そして、上記赤外線温度
センサにより計測された上記骨材の温度が目標骨材温度
未満のときは、予測演算された散水時間だけ再び上記骨
材容器内の骨材に温水を散水して、骨材容器内の骨材を
温度調整する。したがって、散水により温度調整しても
骨材の温度が目標骨材温度より低い場合に、再度、予測
演算された温度調整時間で散水を繰り返すことによっ
て、骨材を目標骨材温度に確実に温度調整できる。な
お、再度の散水でも上記赤外線温度センサにより計測さ
れた骨材容器内の骨材の温度が目標骨材温度よりも低い
場合は、散水を同様に繰り返してもよい。
【0027】また、請求項7のコンクリート用骨材の温
度調整方法は、請求項6のコンクリート用骨材の温度調
整方法において、上記骨材容器に投入する前の上記骨材
の温度を計測し、上記散水時間を予測演算するときに、
上記温水の温度,積算散水量,散水時間および上記骨材容
器に投入する前の上記骨材の温度に基づいて、上記散水
時間を予測演算することを特徴としている。
【0028】上記請求項7のコンクリート用骨材の温度
調整方法によれば、上記骨材容器に投入される前の上記
骨材の温度を赤外線温度センサで計測して、その骨材の
温度を上記散水時間の予測演算に用いることによって、
より確実な散水時間の予測ができる。
【0029】また、請求項8のコンクリート用骨材の温
度調整装置は、骨材ストックヤードから搬送された骨材
を骨材容器に投入し、自然水により温度調整した後、温
度調整後の上記骨材を上記骨材容器から搬送装置に排出
してミキサーに搬送し、さらに、上記骨材を少なくとも
セメント,混練水および混和剤と共に投入して混練する
コンクリート製造プラントにおけるコンクリート用骨材
の温度調整装置において、上記自然水を冷却または加熱
して温度調整水を製造する温度調整水製造機と、上記自
然水に上記温度調整水製造機により製造された上記温度
調整水を添加混合して、目標温度の冷水または温水を製
造する散水用水製造機と、上記散水用水製造機により製
造された上記冷水または温水を上記骨材容器内の骨材に
散水する散水装置とを備えたことを特徴としている。
【0030】上記請求項8のコンクリート用骨材の温度
調整装置によれば、上記温度調整水製造機によって、河
川,湖または地下水等の自然水に上記温度調整水製造機
により製造された温度調整水を添加混合して、目標温度
の冷水または温水を製造すると共に、上記骨材ストック
ヤードから搬送された骨材を骨材容器に投入する。その
後、上記散水装置により上記冷水または温水を骨材容器
内の骨材に散水する。そうして散水された冷水または温
水が骨材の隙間を流下して、骨材容器内の骨材を温度調
整した後、温度調整された骨材を骨材容器から搬送装置
に排出してミキサーに搬送し、その骨材を少なくともセ
メント,混練水および混和剤と共にミキサーに投入して
混練する。上記自然水は気候等により水温が変動する
が、その自然水に温度調整水製造機で製造した温度調整
水を添加混合して、目標温度の冷水または温水を製造す
るので、常に一定温度の冷水または温水を骨材に散水で
きる。このように、河川等の自然水を利用するから、大
量の水を安価に確保できると共に、温度管理された冷水
または温水により適切な温度調整時間で骨材を温度調整
でき、コンクリートの製造時間を短縮できる。
【0031】また、請求項9のコンクリート用骨材の温
度調整装置は、請求項8のコンクリート用骨材の温度調
整装置において、上記散水用水製造機の上記冷水または
温水の温度を計測する散水用水温度センサと、上記散水
用水温度センサにより計測された上記冷水または温水の
温度が上記目標温度以下か否かを判定する温度判定手段
と、上記温度判定手段の判定結果に基づいて、上記冷水
または温水の温度が上記目標温度になるように、上記温
度調整水製造機からの上記温度調整水の供給を制御する
温度調整水供給制御手段とを備えたことを特徴としてい
る。
【0032】上記請求項9のコンクリート用骨材の温度
調整装置によれば、上記散水用水製造機の上記冷水また
は温水の温度を散水用水温度センサにより計測し、その
計測された冷水または温水の温度が目標温度以下か否か
を温度判定手段により判定する。そして、上記温度判定
手段の判定結果に基づいて、上記冷水または温水の温度
が目標温度になるように、上記温度調整水供給制御手段
により温度調整水製造機からの温度調整水の供給を制御
する。例えば、冷水による温度調整の場合、冷水の温度
が目標温度を越えているときは、冷水の温度が目標温度
になるまで温度調整水を供給することにより冷水の温度
を下げたり、冷水/自然水の混合割合を変えたりするこ
とによって、目標温度の冷水を製造する。また、温水に
よる温度調整の場合も同様にして、目標温度の温水を製
造する。したがって、常に安定した目標温度の冷水また
は温水を骨材に散水できる。
【0033】また、請求項10のコンクリート用骨材の
温度調整装置は、請求項8または9のコンクリート用骨
材の温度調整装置において、上記搬送装置が帯状コンベ
アであって、上記帯状コンベアを稼動させながら上記帯
状コンベア上に排出された温度調整後の上記骨材の温度
を計測する赤外線温度センサと、上記赤外線温度センサ
により計測された上記骨材の温度が予め設定された目標
骨材温度以下か否かを判定する骨材温度判定手段と、上
記骨材温度判定手段が上記赤外線温度センサにより計測
された上記骨材の温度が上記目標骨材温度を越えている
と判定すると、上記骨材容器の上記骨材排出口を閉じ
て、上記散水装置により上記冷水を上記骨材容器内の骨
材に散水するように、上記搬送装置,上記骨材排出口の
開閉および上記散水装置を制御する制御手段とを備えた
ことを特徴としている。
【0034】上記請求項10のコンクリート用骨材の温
度調整装置によれば、温度調整後、上記骨材容器から骨
材を上記搬送装置である帯状コンベア上に排出し、稼動
中の帯状コンベア上の上記骨材の温度を赤外線温度セン
サにより計測し、上記骨材温度判定手段が赤外線温度セ
ンサにより計測された上記骨材の温度が目標骨材温度を
越えていると判定すると、骨材容器の骨材排出口を閉じ
て、再び上記冷水を上記骨材容器内の骨材に散水するよ
うに、上記制御手段によって上記骨材排出口の開閉およ
び散水装置を制御する。すなわち、上記骨材容器内の骨
材の温度が目標骨材温度以下になるまで、冷水を散水し
て温度調整するのである。なお、上記骨材温度判定手段
が赤外線温度センサにより計測された上記骨材の温度が
目標骨材温度以下であると判定すると、上記ミキサーに
所定量の上記骨材を投入するように、上記制御手段によ
って搬送装置および骨材排出口の開閉を制御する。この
ように、上記赤外線温度センサを用いて温度調整された
骨材の温度を管理することによって、骨材容器内の骨材
を確実に目標骨材温度に温度調整できる。
【0035】また、請求項11のコンクリート用骨材の
温度調整装置は、請求項10のコンクリート用骨材の温
度調整装置において、上記赤外線温度センサにより計測
された上記骨材の温度が上記目標骨材温度を越えている
場合に、上記骨材容器内の骨材を上記冷水または温水に
より温度調整するときに計測された上記冷水または温水
の温度,積算散水量および散水時間に基づいて、上記骨
材容器内の骨材を上記目標骨材温度にするのに必要な散
水時間を予測演算する予測演算手段を備え、上記制御手
段は、上記予測演算手段により予測演算された上記散水
時間だけ、上記散水装置により上記骨材容器内の骨材に
上記冷水を散水するように、上記骨材排出口の開閉およ
び上記散水装置を制御することを特徴としている。
【0036】上記請求項11のコンクリート用骨材の温
度調整装置によれば、上記骨材容器内の骨材を冷水によ
り温度調整するときに冷水の温度,積算散水量,散水時間
を計測する。上記赤外線温度センサにより計測された上
記骨材の温度が目標骨材温度を越えるとき、上記計測さ
れた冷水の温度,積算散水量,散水時間に基づいて、上記
予測演算手段は、骨材容器内の骨材を目標骨材温度にす
るのに必要な散水時間を予測演算する。すなわち、計測
された温度,積算散水量,散水時間の冷水の散水により散
水開始時から骨材の温度がどのように変化したかを考慮
して、目標骨材温度にするための散水時間を予測するの
である。そして、上記赤外線温度センサにより計測され
た上記骨材の温度が目標骨材温度を越えるときは、上記
予測演算手段により予測演算された散水時間だけ、再び
上記骨材容器内の骨材に冷水を散水するように、上記制
御手段によって上記骨材排出口の開閉および散水装置を
制御する。したがって、散水により温度調整しても骨材
の温度が目標骨材温度より高い場合に、再度、予測演算
された温度調整時間で散水を繰り返し、骨材を目標骨材
温度に確実に温度調整できる。なお、再度の散水でも上
記赤外線温度センサにより計測された骨材容器内の骨材
の温度が目標骨材温度よりも高い場合は、散水を同様に
繰り返してもよい。
【0037】また、請求項12のコンクリート用骨材の
温度調整装置は、請求項8または9のコンクリート用骨
材の温度調整装置において、上記搬送装置が帯状コンベ
アであって、上記帯状コンベアを稼動させながら上記帯
状コンベア上に排出された温度調整後の上記骨材の温度
を計測する赤外線温度センサと、上記赤外線温度センサ
により計測された上記骨材の温度が予め設定された目標
骨材温度以上か否かを判定する骨材温度判定手段と、上
記骨材温度判定手段が上記赤外線温度センサにより計測
された上記骨材の温度が上記目標骨材温度未満であると
判定すると、上記骨材容器の上記骨材排出口を閉じて、
上記散水装置により上記温水を上記骨材容器内の骨材に
散水するように、上記搬送装置,上記骨材排出口の開閉
および上記散水装置を制御する制御手段とを備えたこと
を特徴としている。
【0038】上記請求項12のコンクリート用骨材の温
度調整装置によれば、温度調整後、上記骨材容器から骨
材を上記搬送装置である帯状コンベア上に排出し、稼動
中の帯状コンベア上の上記骨材の温度を赤外線温度セン
サにより計測し、上記骨材温度判定手段が赤外線温度セ
ンサにより計測された上記骨材の温度が目標骨材温度未
満であると判定すると、骨材容器の骨材排出口を閉じ
て、再び上記温水を上記骨材容器内の骨材に散水するよ
うに、上記制御手段によって上記骨材排出口の開閉およ
び散水装置を制御する。すなわち、上記骨材容器内の骨
材の温度が目標骨材温度以上になるまで、温水を散水し
て温度調整するのである。なお、上記骨材温度判定手段
が赤外線温度センサにより計測された上記骨材の温度が
目標骨材温度以上であると判定すると、上記ミキサーに
所定量の上記骨材を投入するように、上記制御手段によ
って搬送装置および骨材排出口の開閉を制御する。この
ように、上記赤外線温度センサを用いて温度調整された
骨材の温度を管理することによって、骨材容器内の骨材
を確実に目標骨材温度に温度調整できる。
【0039】また、請求項13のコンクリート用骨材の
温度調整装置は、請求項12のコンクリート用骨材の温
度調整装置において、上記赤外線温度センサにより計測
された上記骨材の温度が上記目標骨材温度未満の場合
に、上記骨材容器内の骨材を上記温水により温度調整す
るときに計測された上記温水の温度,積算散水量および
散水時間に基づいて、上記骨材容器内の骨材を上記目標
骨材温度にするのに必要な散水時間を予測演算する予測
演算手段を備え、上記制御手段は、上記予測演算手段に
より予測演算された上記散水時間だけ、上記散水装置に
より上記骨材容器内の骨材に上記温水を散水するよう
に、上記骨材排出口の開閉および上記散水装置を制御す
ることを特徴としている。
【0040】上記請求項13のコンクリート用骨材の温
度調整装置によれば、上記骨材容器内の骨材を温水によ
り温度調整するときに温水の温度,積算散水量,散水時間
を計測する。上記赤外線温度センサにより計測された上
記骨材の温度が目標骨材温度未満であるとき、上記計測
された温水の温度,積算散水量,散水時間に基づいて、上
記予測演算手段は、骨材容器内の骨材を目標骨材温度に
するのに必要な散水時間を予測演算する。すなわち、計
測された温度,積算散水量,散水時間の温水の散水により
散水開始時から骨材の温度がどのように変化したかを考
慮して、目標骨材温度にするための散水時間を予測する
のである。そして、上記赤外線温度センサにより計測さ
れた上記骨材の温度が目標骨材温度未満であるときは、
上記予測演算手段により予測演算された散水時間だけ、
再び上記骨材容器内の骨材に温水を散水するように、上
記制御手段によって上記骨材排出口の開閉および散水装
置を制御する。したがって、散水により温度調整しても
骨材の温度が目標骨材温度より低い場合に、再度、予測
演算された温度調整時間で散水を繰り返し、骨材を目標
骨材温度に確実に温度調整できる。なお、再度の散水で
も上記赤外線温度センサにより計測された骨材容器内の
骨材の温度が目標骨材温度よりも低い場合は、散水を同
様に繰り返してもよい。
【0041】また、請求項14のコンクリート製造方法
は、請求項1乃至7のいずれか1つのコンクリート用骨
材の温度調整方法を用いたコンクリート製造方法であっ
て、上記骨材容器から上記搬送装置に排出された上記骨
材の付着水量を反射式赤外線水分計で計測し、上記ミキ
サーに投入する混練水量を目標水量に調整するために、
上記反射式赤外線水分計により計測された上記骨材の付
着水量に基づいて、上記ミキサーに投入された所定量の
上記骨材に含まれる水量を算出することを特徴としてい
る。
【0042】上記請求項14のコンクリート製造方法に
よれば、上記骨材容器から搬送装置に排出された上記骨
材の付着水量を反射式赤外線水分計で計測し、その反射
式赤外線水分計により計測された上記骨材の付着水量に
基づいて、上記ミキサーに投入された所定量の骨材に含
まれる水量を算出する。そうして、算出された水量を用
いて、ミキサーに投入する混練水量を目標水量に調整す
る。つまり、ミキサーに投入される骨材に含まれる水量
と混練水量との和が所望の水セメント比の目標水量にな
るように、混練水量を調整するのである。そうすること
によって、上記コンクリート用骨材の温度調整方法を用
いても、適切な混練水量で所定強度のコンクリートを製
造できる。また、従来、骨材容器の骨材排出口から排出
された骨材をサンプリング(抽出)して、サンプリングさ
れた骨材の付着水量をプラントの製造ラインとは別に計
測していたが、このコンクリート製造方法によれば、反
射式赤外線水分計により測定付着水量のムラが減り、管
理精度を向上できると共に、計測時間を短縮化でき、品
質管理上、迅速な対応が可能となる。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、この発明のコンクリート用
骨材の温度調整方法およびコンクリート用骨材の温度調
整装置並びにコンクリート製造方法を図示の実施の形態
により詳細に説明する。
【0044】(第1実施形態)図1はこの発明の第1実
施形態のコンクリート用骨材の温度調整方法および温度
調整装置を用いたバッチャープラントの概略構成図であ
り、このバッチャープラントは、特に暑中のコンクリー
ト構造物の施工に用いられる。
【0045】図1において、1は図示しない骨材ストッ
クヤードから骨材を搬送する第1ベルトコンベア、2は
上記第1ベルトコンベア1により搬送された骨材が骨材
投入口13から所定量投入される骨材容器としての骨材
貯蔵ビン、3は上記骨材貯蔵ビン2の下部の骨材排出口
15から排出された骨材を搬送する搬送装置としての第
2ベルトコンベアである。上記第2ベルトコンベア3に
より搬送された骨材は、ミキサー4に投入される。ま
た、上記骨材貯蔵ビン2は、上部にホッパー11を有
し、ホッパー11下端の骨材投入口13にゲート14を
配設し、骨材排出口15にゲート16を配設している。
なお、上記第2ベルトコンベア3は、帯状ベルトコンベ
アである。
【0046】また、5は河川Rから引き込まれた自然水
で冷水を製造する散水用水製造機、6は上記散水用水製
造機5に供給するための温度調整水を製造する温度調整
水製造機、7は上記骨材貯蔵ビン2の下方から排出され
た流出水が貯められる沈殿槽、8は後述する各種センサ
からのセンサ信号を処理する信号処理装置、9は上記信
号処理装置8からのセンサ信号等に基づいて信号処理装
置8に制御信号を出力する制御装置である。
【0047】また、上記散水用水製造機5内に冷水の温
度を計測する散水用水温度センサとしての温度センサ3
1を配置し、信号処理装置8側に外気温度を計測する温
度センサ32を配置している。また、上記第1ベルトコ
ンベア1の上方に、搬送される骨材の温度を計測する赤
外線温度センサ33を配置し、骨材貯蔵ビン2内の上部
に冷水の温度を計測する温度センサ34を配置すると共
に、沈殿槽7内に流出水の温度を計測する温度センサ3
5を配置している。上記温度センサ31〜35を信号処
理装置8に接続している。なお、上記温度センサ34
は、後述する散水装置12の配管内に設けてもよい。
【0048】また、上記温度調整水製造機6から散水用
水製造機5に温度調整水を供給する配管L1にバルブ2
1を配設し、散水用水製造機5から骨材貯蔵ビン2に冷
水を供給する配管L2にバルブ22を配設している。上
記配管L2は、骨材貯蔵ビン2内に配置された散水装置
12に接続されている。上記散水装置12に散水量を積
算する積算水量計38を配設している。また、上記骨材
貯蔵ビン2の底部と沈殿槽7とを配管L3を介して接続
している。上記バルブ21,22を信号処理装置8を介
して制御装置9により制御する。なお、沈殿槽7内の流
出水を河川Rに流すための配管L4にバルブ23を配設
すると共に、配管L4に接続された分岐配管L5にバルブ
24を配設している。
【0049】また、上記第2ベルトコンベア3の上方
に、搬送される骨材の温度を計測する赤外線温度センサ
36を配置すると共に、搬送される骨材の付着水量を計
測する反射式赤外線水分計37を配置している。
【0050】上記制御装置9は、第1,第2ベルトコン
ベア1,3やゲート14,16および散水装置12等を制
御する温度調整制御手段9aと、冷却後の骨材の温度を
判定する骨材温度判定手段9bと、散水時間を予測演算
する予測演算手段9cと、ミキサー4に投入された所定
量の骨材に含まれる水量を算出する付着水量算出手段9
dと、上記散水用水製造機5の冷水温度を判定する温度
判定手段9eと、上記温度調整水製造機6の温度調整水
の供給を制御する温度調整水供給制御手段9fとを有し
ている。上記骨材貯蔵ビン2,散水用水製造機5,温度調
整水製造機6,沈殿槽7,信号処理装置8,制御装置9,散
水装置12,バルブ21,バルブ22,温度センサ31〜
35, 赤外線温度センサ36および反射式赤外線水分計
37でコンクリート用骨材の温度調整装置を構成してい
る。
【0051】なお、図1のコンクリート用骨材の温度調
整装置では、1つの骨材貯蔵ビン2のみを示したが、骨
材の粒径に応じて分類された骨材種別毎に複数の骨材貯
蔵ビンを備えている。例えば、ダムの施工に用いられる
コンクリートの骨材は、一般に粒径が、G1(150〜80m
m)、G2(80〜40mm)、G3(40〜20mm)、G4(20〜5m
m)、S1(荒め砂)、S2(細め砂)のものが用いられ、比
較的大きな粒径のものが主流をなす。上記骨材種別がG
4,S1,S2の粒径が小さいものは、冷水を散水する
と、付着水が多くなりすぎ、ミキサー4で混練するとき
に水セメント比が目標値よりも高くなって、所定のコン
クリート強度が得られなくなるので、これらには散水し
ない。
【0052】上記バッチャープラントにおいて、骨材ス
トックヤード(図示せず)から第1ベルトコンベア1によ
り搬送された骨材を骨材貯蔵ビン2のホッパー11に投
入し、上記制御装置9の温度調整制御手段9aにより骨
材投入口13のゲート14を開閉制御して、所定量の骨
材を骨材貯蔵ビン2内に投入する。このとき、上記制御
装置9の温度調整制御手段9aにより骨材排出口15の
ゲート16は閉じている。
【0053】また、河川Rから自然水を散水用水製造機
5に引き込んで、その散水用水製造機5内の自然水に、
温度調整水製造機6で製造された温度調整水を添加混合
して、目標温度の冷水を製造する。このとき、上記制御
装置9の温度判定手段9eが温度センサ31により計測
された冷水の温度が目標温度以下か否かを判定して、そ
の温度判定手段9eの判定結果に基づいて、制御装置9
の温度調整制御手段9aにより、冷水の温度が目標温度
になるように、温度調整水製造機6から添加する温度調
整水の添加量をバルブ21の開閉により制御する。な
お、上記温度調整水製造機6は、自然水を引き込んで温
度調整水を製造してもよいし、水道水を引き込んで温度
調整水を製造してもよい。
【0054】次に、上記温度調整制御手段9aによりバ
ルブ22を開いて、散水用水製造機5から供給された冷
水を散水装置12により骨材貯蔵ビン2の上部から散水
する。そうして散水された冷水が骨材貯蔵ビン2の骨材
10の隙間を流下して骨材10を冷却する。上記骨材貯
蔵ビン2の下部に溜まった水は、配管L3を介して沈殿
槽7に流出する。
【0055】そして、上記骨材貯蔵ビン2の骨材10の
温度が目標骨材温度になると、散水装置12による冷水
の散水を止め、骨材貯蔵ビン2内の水を十分排水した
後、骨材排出口15のゲート16を開いて、冷却された
骨材を排出する。上記骨材排出口15から第2ベルトコ
ンベア3上に排出された骨材は、第2ベルトコンベア3
によりミキサー4に搬送される。このとき、上記第2ベ
ルトコンベア3により搬送される骨材の温度を赤外線温
度センサ36により計測すると共に、骨材の付着水量を
反射式赤外線水分計37により計測する。
【0056】次に、上記制御装置9の骨材温度判定手段
9bは、赤外線温度センサ36により計測された骨材の
温度が予め設定された目標骨材温度以下か否かを判定し
て、計測された骨材の温度が予め設定された目標骨材温
度を越えていると判定すると、骨材貯蔵ビン2内の骨材
を冷水により冷却するときに冷水の温度,積算散水量,散
水時間を計測し、計測された冷水の温度,積算散水量,散
水時間に基づいて、制御装置9の予測演算手段9cは、
骨材貯蔵ビン2内の骨材を目標骨材温度にするのに必要
な散水時間を予測演算する。すなわち、上記冷水の温度
および単位時間当たりの散水量が同じ条件で散水した場
合に骨材の温度が目標骨材温度に達する散水時間を予測
するのである。そして、再び骨材貯蔵ビン2内の骨材に
上記散水時間だけ冷水を散水して、骨材貯蔵ビン2内の
骨材を冷却する。
【0057】一方、上記予測演算手段9cが赤外線温度
センサ36により計測された骨材の温度が上記目標骨材
温度以下であると判定すると、ミキサー4に所定量の骨
材を投入し、その骨材と所定量のセメント,混練水およ
び混和剤とを混練して、練り上がり温度が25℃以下の
コンクリートを製造する。このとき、上記制御装置9の
付着水量算出手段9dは、反射式赤外線水分計37によ
り計測された骨材の付着水量に基づいて、ミキサー4に
投入された骨材に含まれる水量を算出して、目標水量か
ら上記算出された水量を減らした量を、ミキサー4に投
入する混練水量とする。また、混練水には冷水を用い
る。
【0058】次に、骨材貯蔵ビン2内の骨材の温度を目
標骨材温度にするための1回目の散水時間の算出方法に
ついて以下に説明する。
【0059】(1) 冷水温度の算出 まず、冷水の温度を次の条件で求める。すなわち、骨材
種別(G1,G2,G3)毎の骨材が3つの骨材貯蔵ビンに
夫々貯蔵され、骨材貯蔵ビン1つ当たりの冷水の散水量
を70リットル/1分間、温度調整水の温度を5℃、温
度調整水の量を100リットル、自然水の温度を18℃
とすると、冷水温度T0は、 T0 = (100/3×5+(70−100/3)×18)/70 ≒ 12 [℃] となる。
【0060】(2) 骨材の実重量の算出 次に、骨材の散水前の温度を30℃、骨材貯蔵ビンの実
容積をV0とすると、骨材貯蔵ビン内の骨材の実容積V1
は、実績率58%より、 V1=V0×0.58 [m3] となり、骨材の比重を2.7t/m3とすると、骨材貯蔵
ビン内の骨材の実重量W1は、 実重量W1=V×0.58×2.7 [t] となる。
【0061】(3) 骨材冷却対象重量(1日当たり)の算
出次に、1日の予定最大打設量Ym3とすると、1日当
たりの骨材冷却対象重量W2は、 W2 = (1m3当たりの骨材重量)×Y [t] となり、W2<W1となるようにする。
【0062】(4) 骨材冷却時間の算出 次に、骨材温度をT1からT2に下げる場合、骨材比熱を
0.2とすると、骨材の放熱熱量X1は、 X1 = W2×(T1−T2)×0.2 [kcal] で表され、散水による吸収熱量X2は、散水時間をNと
すると、 X2 = (T2−T0)×60×70×N [kcal] で表される。したがって、上記放熱熱量X1と吸収熱量
X2とが等しいとき、骨材温度がT2となるので、X1=
X2とした場合の散水時間Nは、 N = (W2×(T1−T2)×0.2)/((T2−T0)×60×70) [時間] で求められる。
【0063】このようにして算出された散水時間Nで冷
水を散水しても、骨材貯蔵ビン内の骨材全体が均一に冷
却されるわけではないので、目標骨材温度とならない場
合がある。この場合、骨材温度が目標骨材温度よりも低
いときは、冷却は終了するが、骨材温度が目標骨材温度
よりも高い場合は、引き出し骨材温度を計測して、残り
の必要散水時間を予測して、再度散水する。
【0064】図2は上記バッチャープラントにおいて実
測された骨材貯蔵ビン内の骨材の温度経時変化を示して
いる。このときの骨材貯蔵ビンに投入された骨材の種別
はG2(粒径80〜40mm)であり、冷水(温度15℃)の散布
により骨材貯蔵ビンの上部から順に骨材を冷却する。図
2において、骨材貯蔵ビン内の貯蔵領域を高さ方向に3
等分して3つのブロックに分け、上部ブロックの中心を
「上部センター」とし、中央ブロックの側壁近傍を「中
部サイド」とし、下部ブロックの中心を「下部センタ
ー」として、各位置における温度を計測している。ま
た、「排水」の温度は、沈殿槽7(図1に示す)に配置さ
れた温度センサ35により計測し、「入水容器」の温度
は、散水装置12(図1に示す)の下方に配置された温度
センサ34により計測している。
【0065】図2に示す温度変化を表す曲線に基づい
て、骨材貯蔵ビン内の骨材の温度を目標骨材温度にほぼ
均一にする散水時間を、回帰分析等の計算により求める
ことが可能である。
【0066】このように、上記コンクリート用骨材の温
度調整方法および温度調整装置によれば、河川から引き
込んだ自然水を使用するので、大量の水を安価に確保で
きると共に、温度管理された冷水により適切な冷却時間
で骨材を冷却でき、温度ひび割れを防止して、コンクリ
ートの製造時間を短縮することができる。
【0067】また、上記赤外線温度センサ36により計
測された上記骨材の温度が予め設定された目標骨材温度
を越えるとき、再び冷水を骨材貯蔵ビン2内の骨材10
に散水して、骨材貯蔵ビン2内の骨材10の温度が目標
骨材温度以下になるまで、冷水を散水して冷却するの
で、骨材貯蔵ビン2内の骨材10を確実に目標骨材温度
に冷却することができる。また、上記赤外線温度センサ
36により骨材の温度測定のムラが減って管理精度が向
上すると共に、計測時間を短縮でき、品質管理上、迅速
な対応が可能となる。
【0068】また、上記赤外線温度センサ36により計
測された骨材の温度が目標骨材温度を越えるとき、計測
された冷水の温度,積算散水量,散水時間に基づいて、予
測演算手段9cにより骨材貯蔵ビン2内の骨材10を目
標骨材温度にするのに必要な散水時間を予測演算して、
その予測演算された散水時間だけ、再び骨材貯蔵ビン2
内の骨材10に冷水を散水し、赤外線温度センサ36に
より計測された骨材の温度が目標骨材温度以下になるま
で散水を繰り返すので、骨材を目標骨材温度に確実に冷
却することができる。なお、前回の散水条件と同じ冷水
の温度,散水量ではなく、冷水の温度または散水量の少
なくとも一方を変えた場合の散水時間を予測演算して、
その演算された散水時間だけ、変更後の冷水温度,散水
量で骨材貯蔵ビン2内の骨材10に冷水を散水して、骨
材を冷却してもよい。
【0069】また、上記骨材貯蔵ビン2に投入される前
の上記骨材の温度を赤外線温度センサ33で計測して、
その骨材の温度を上記予測演算手段9cの散水時間の予
測演算に用いることによって、より確実な散水時間の予
測を行うことができる。
【0070】また、上記第2ベルトコンベア3により搬
送される骨材の付着水量を反射式赤外線水分計37で計
測し、その反射式赤外線水分計37により計測された骨
材の付着水量に基づいて、付着水量算出手段9dにより
ミキサー4に投入された所定量の骨材に含まれる水量を
算出して、算出された水量を用いて、ミキサー4に投入
する混練水量を調整するので、適切な混練水量で所定強
度のコンクリートを製造することができる。また、上記
反射式赤外線水分計37により測定付着水量のムラが減
って管理精度を向上できると共に、計測時間を短縮で
き、品質管理上、迅速な対応が可能となる。
【0071】また、上記温度判定手段9eの判定結果に
基づいて、冷水の温度が目標温度になるように、温度調
整水供給制御手段9fにより温度調整水製造機6からの
温度調整水の供給を制御するので、散水用水製造機5か
ら常に安定した目標温度の冷水を骨材に散水できる。な
お、温度調整水供給制御手段は、これに限らず、人が手
動で開閉するバルブであってもよい。
【0072】(第2実施形態)この発明の第2実施形態
のコンクリート用骨材の温度調整方法および温度調整装
置を用いたバッチャープラントは、第1実施形態の図1
に示すバッチャープラントと同一の構成をしており、説
明を省略し、図1を援用する。なお、第1実施形態では
冷水を骨材に散水したが、この第2実施形態のバッチャ
ープラントは、寒冷期に温水を骨材に散水して、骨材を
温める。
【0073】上記バッチャープラントにおいて、骨材ス
トックヤード(図示せず)から第1ベルトコンベア1によ
り搬送された骨材を骨材貯蔵ビン2のホッパー11に投
入し、上記制御装置9の温度調整制御手段9aにより骨
材投入口13のゲート14を開閉制御して、所定量の骨
材を骨材貯蔵ビン2内に投入する。このとき、上記制御
装置9の温度調整制御手段9aにより骨材排出口15の
ゲート16は閉じている。
【0074】また、河川Rから自然水を散水用水製造機
5に引き込んで、その散水用水製造機5内の自然水に、
温度調整水製造機6で製造された温度調整水を添加混合
して、目標温度の温水を製造する。このとき、上記制御
装置9の温度判定手段9eが温度センサ31により計測
された温水の温度が目標温度以上か否かを判定して、そ
の温度判定手段9eの判定結果に基づいて、制御装置9
の温度調整制御手段9aにより、温水の温度が目標温度
になるように、温度調整水製造機6から添加する温度調
整水の添加量をバルブ21の開閉により制御する。な
お、上記温度調整水製造機6は、自然水を引き込んで温
度調整水を製造してもよいし、水道水を引き込んで温度
調整水を製造してもよい。
【0075】次に、上記温度調整制御手段9aによりバ
ルブ22を開いて、散水用水製造機5から供給された温
水を散水装置12により骨材貯蔵ビン2の上部から散水
する。そうして散水された温水が骨材貯蔵ビン2の骨材
10の隙間を流下して骨材10を温める。上記骨材貯蔵
ビン2の下部に溜まった水は、配管L3を介して沈殿槽
7に流出する。
【0076】そして、上記骨材貯蔵ビン2の骨材10の
温度が目標骨材温度になると、散水装置12による温水
の散水を止め、骨材貯蔵ビン2内の水を十分排水した
後、骨材排出口15のゲート16を開いて、温められた
骨材を排出する。上記骨材排出口15から第2ベルトコ
ンベア3上に排出された骨材は、第2ベルトコンベア3
によりミキサー4に搬送される。このとき、上記第2ベ
ルトコンベア3上の骨材の温度を赤外線温度センサ36
により計測すると共に、骨材の付着水量を反射式赤外線
水分計37により計測する。
【0077】次に、上記制御装置9の骨材温度判定手段
9bは、赤外線温度センサ36により計測された骨材の
温度が予め設定された目標骨材温度以上か否かを判定し
て、計測された骨材の温度が予め設定された目標骨材温
度未満であると判定すると、骨材貯蔵ビン2内の骨材を
温水により温めるときに温水の温度,積算散水量,散水時
間を計測し、計測された温水の温度,積算散水量,散水時
間に基づいて、制御装置9の予測演算手段9cは、骨材
貯蔵ビン2内の骨材を目標骨材温度にするのに必要な散
水時間を予測演算する。すなわち、上記温水の温度およ
び単位時間当たりの散水量が同じ条件で散水した場合に
骨材の温度が目標骨材温度に達する時間を予測するので
ある。そして、再び骨材貯蔵ビン2内の骨材に上記散水
時間だけ温水を散水して、骨材貯蔵ビン2内の骨材を温
める。
【0078】一方、上記予測演算手段9cが赤外線温度
センサ36により計測された骨材の温度が上記目標骨材
温度以上であると判定すると、ミキサー4に所定量の骨
材を投入し、その骨材と所定量のセメント,混練水およ
び混和剤とを混練して、練り上がり温度が5℃以上のコ
ンクリートを製造する。なお、寒さが厳しい場合や部材
厚がうすい場合には、練り上がり温度を10℃程度にし
てもよい。このとき、上記制御装置9の付着水量算出手
段9dは、反射式赤外線水分計37により計測された骨
材の付着水量に基づいて、ミキサー4に投入された骨材
に含まれる水量を算出して、目標水量から上記算出され
た水量を減らした量をミキサー4に投入する混練水量と
する。また、混練水には温水を用いる。
【0079】この第2実施形態において、骨材貯蔵ビン
2内の骨材の温度を目標骨材温度にするための1回目の
散水時間、および、骨材貯蔵ビン2内の骨材の温度を目
標骨材温度にほぼ均一にするための2回目以降の散水時
間は、第1実施形態と同様にして算出する。
【0080】このように、上記コンクリート用骨材の温
度調整方法および温度調整装置によれば、河川Rから引
き込んだ自然水を使用するので、大量の水を安価に確保
できると共に、温度管理された温水により適切な温め時
間で骨材を温めることができ、初期凍害を防止して、コ
ンクリートの製造時間を短縮することができる。
【0081】また、上記赤外線温度センサ36により計
測された上記骨材の温度が予め設定された目標骨材温度
未満であるとき、再び温水を骨材貯蔵ビン2内の骨材1
0に散水して、骨材貯蔵ビン2内の骨材10の温度が目
標骨材温度以上になるまで、温水を散水して温めるの
で、骨材貯蔵ビン2内の骨材10を確実に目標骨材温度
に温めることができる。また、上記赤外線温度センサ3
6により骨材の温度測定のムラが減って管理精度が向上
すると共に、計測時間を短縮でき、品質管理上、迅速な
対応が可能となる。
【0082】また、上記赤外線温度センサ36により計
測された骨材の温度が目標骨材温度未満であるとき、計
測された温水の温度,積算散水量,散水時間に基づいて、
予測演算手段9cにより骨材貯蔵ビン2内の骨材10を
目標骨材温度にするのに必要な散水時間を予測演算し
て、その予測演算された散水時間だけ、再び骨材貯蔵ビ
ン2内の骨材10に温水を散水し、赤外線温度センサ3
6により計測された骨材の温度が目標骨材温度以上にな
るまで散水を繰り返すので、骨材を目標骨材温度に確実
に温めることができる。
【0083】また、上記骨材貯蔵ビン2に投入される前
の上記骨材の温度を赤外線温度センサ33で計測して、
その骨材の温度を上記予測演算手段9cの散水時間の予
測演算に用いることによって、より確実な散水時間の予
測を行うことができる。
【0084】また、上記第2ベルトコンベア3により搬
送される骨材の付着水量を反射式赤外線水分計37で計
測し、その反射式赤外線水分計37により計測された骨
材の付着水量に基づいて、付着水量算出手段9dにより
ミキサー4に投入された所定量の骨材に含まれる水量を
算出して、算出された水量を用いて、ミキサー4に投入
する混練水量を調整するので、適切な混練水量で所定強
度のコンクリートを製造することができる。また、上記
反射式赤外線水分計37により測定付着水量のムラが減
って管理精度を向上できると共に、計測時間を短縮で
き、品質管理上、迅速な対応が可能となる。
【0085】また、上記温度判定手段9eの判定結果に
基づいて、温水の温度が目標温度になるように、温度調
整水供給制御手段9fにより温度調整水製造機6からの
温度調整水の供給を制御するので、散水用水製造機5か
ら常に安定した目標温度の温水を骨材に散水できる。
【0086】上記第1実施形態では、骨材貯蔵ビン2内
の骨材10に冷水を散水して、骨材を冷却し、第2実施
形態では、骨材貯蔵ビン2内の骨材10に温水を散水し
て、骨材を温めたが、暑中コンクリートおよび寒中コン
クリートの両方に対応するコンクリート用骨材の温度調
整方法および温度調整装置でもよいのは勿論である。
【0087】また、上記第1,第2実施形態では、上記
制御装置9の予測演算手段9cにより骨材貯蔵ビン内の
骨材を目標骨材温度にするのに必要な散水時間を回帰分
析等の計算により予測したが、散水時間の予測演算はこ
れに限らず、他の数値演算により予測してもよい。
【0088】また、上記第1,第2実施形態では、河川
Rから引き込んだ自然水を利用したが、湖から引き込ん
だ水や地下からくみ上げた水等の自然水を利用してもよ
い。
【0089】
【発明の効果】以上より明らかなように、この発明のコ
ンクリート用骨材の温度調整方法およびコンクリート用
骨材の温度調整装置によれば、河川等から引き込んだ自
然水に温度調整水製造機により製造された温度調整水を
添加混合して、目標温度の冷水または温水を製造するの
で、河川等の自然水を利用して、大量の水を安価に確保
できると共に、温度管理された冷水または温水により適
切な温度調整時間で骨材を温度調整でき、骨材の温度調
整時間を短縮して、コンクリート打設サイクルに適した
骨材の冷却時間または温め時間を設定できる。
【0090】また、赤外線温度センサにより計測された
温度調整後の骨材の温度が予め設定された目標骨材温度
を越えるとき(または目標骨材温度未満のとき)、再び冷
水(または温水)を骨材容器内の骨材に散布するので、骨
材容器内の骨材を確実に目標骨材温度に温度調整でき
る。また、上記赤外線温度センサにより帯状コンベア上
に排出された骨材の温度を連続して計測することによ
り、骨材容器内の骨材の温度のムラが分かるので、管理
精度が向上すると共に、計測時間を短縮でき、品質管理
上、迅速な対応が可能となる。
【0091】また、上記赤外線温度センサにより計測さ
れた骨材の温度が目標骨材温度を越えるとき(または目
標骨材温度未満のとき)、再度、冷水(または温水)の温
度,積算散水量,散水時間に基づいて予測演算された散水
時間予測演算された温度調整時間で散水を繰り返すこと
によって、骨材を目標骨材温度に確実に温度調整するこ
とができる。
【0092】また、赤外線温度センサにより計測された
投入前の骨材の温度を上記散水時間の予測演算に用いる
ことによって、より確実な散水時間の予測ができる。
【0093】また、この発明のコンクリート製造方法に
よれば、上記搬送装置により運搬される温度調整後の骨
材の付着水量を反射式赤外線水分計で計測し、その計測
された骨材の付着水量に基づいて、ミキサーに投入され
た所定量の骨材に含まれる水量を算出し、算出された水
量を用いて、ミキサーに投入する混練水量を調整するの
で、適切な混練水量で所定強度のコンクリートを製造す
ることができる。また、上記反射式赤外線水分計により
測定される付着水量のムラが減って、管理精度を向上で
きると共に、計測時間を短縮でき、品質管理上、迅速な
対応が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はこの発明の第1,第2実施形態のコン
クリート用骨材の温度調整方法を用いたバッチャープラ
ントの概略構成図である。
【図2】 図2は上記コンクリート用骨材の温度調整装
置による骨材の温度経時変化を示す図である。
【符号の説明】
1…第1ベルトコンベア、2…骨材貯蔵ビン、 3…第2ベルトコンベア、4…ミキサー、 5…散水用水製造機、6…温度調整水製造機、 7…沈殿槽、8…信号処理装置、 9…制御装置、9a…温度調整制御手段、 9b…骨材温度判定手段、9c…予測演算手段、9d…付
着水量算出手段、9e…温度判定手段、9f…温度調整水
供給制御手段、11…ホッパー、12…散水装置、21
〜24…バルブ、31,32,34,35…温度センサ、
33…赤外線温度センサ、36…赤外線温度センサ、3
7…反射式赤外線水分計。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石橋 則秀 大阪府大阪市阿倍野区松崎町2丁目2番2 号 株式会社奥村組内 (72)発明者 満田 守雄 大阪府大阪市阿倍野区松崎町2丁目2番2 号 株式会社奥村組内 Fターム(参考) 4G056 AA07 BA17 CA04 CB07 DA08

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 骨材ストックヤードから搬送された骨材
    を骨材容器に投入し、自然水により温度調整した後、温
    度調整された上記骨材を上記骨材容器から搬送装置に排
    出してミキサーに搬送し、さらに、上記骨材を少なくと
    もセメント,混練水および混和剤と共にミキサーに投入
    して混練するコンクリート製造プラントにおけるコンク
    リート用骨材の温度調整方法において、 上記自然水に温度調整水製造機により製造された温度調
    整水を添加混合して、目標温度の冷水または温水を製造
    し、 上記冷水または温水を上記骨材容器内の骨材に散水し
    て、上記冷水または温水を上記骨材の隙間を流下させる
    ことによって、上記骨材容器内の骨材の温度を調整する
    ことを特徴とするコンクリート用骨材の温度調整方法。
  2. 【請求項2】 骨材ストックヤードから搬送された骨材
    を骨材容器に投入し、自然水により温度調整した後、温
    度調整された上記骨材を上記骨材容器から搬送装置に排
    出してミキサーに搬送し、さらに、上記骨材を少なくと
    もセメント,混練水および混和剤と共にミキサーに投入
    して混練するコンクリート製造プラントにおけるコンク
    リート用骨材の温度調整方法において、 上記搬送装置が帯状コンベアであって、上記帯状コンベ
    アを稼動させながら温度調整後の上記骨材を上記帯状コ
    ンベア上に排出させると共に、上記帯状コンベア上に排
    出された上記骨材を赤外線温度センサで連続して計測
    し、 上記赤外線温度センサにより計測された上記骨材の温度
    が予め設定された目標骨材温度を越えるとき、上記骨材
    容器からの上記骨材の排出を止めて、上記冷水を上記骨
    材容器内の骨材に散水して、上記骨材容器内の骨材の温
    度を調整することを特徴とするコンクリート用骨材の温
    度調整方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のコンクリート用骨材の
    温度調整方法において、 上記骨材容器内の骨材の温度を上記冷水により調整する
    ときに上記冷水の温度,積算散水量,散水時間を計測して
    おき、 上記赤外線温度センサにより計測された上記骨材の温度
    が上記目標骨材温度を越える場合に、上記計測された冷
    水の温度,積算散水量,散水時間に基づいて、上記骨材容
    器内の骨材を上記目標骨材温度にするのに必要な散水時
    間を予測演算し、 上記予測演算された上記散水時間だけ、上記骨材容器内
    の骨材に上記冷水を散水して、上記骨材容器内の骨材の
    温度を調整することを特徴とするコンクリート用骨材の
    温度調整方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のコンクリート用骨材の
    温度調整方法において、 上記骨材容器に投入する前の上記骨材の温度を計測し、
    上記散水時間を予測演算するときに、上記冷水の温度,
    積算散水量,散水時間および上記骨材容器に投入する前
    の上記骨材の温度に基づいて、上記散水時間を予測演算
    することを特徴とするコンクリート用骨材の温度調整方
    法。
  5. 【請求項5】 骨材ストックヤードから搬送された骨材
    を骨材容器に投入し、自然水により温度調整した後、温
    度調整された上記骨材を上記骨材容器から搬送装置に排
    出してミキサーに搬送し、さらに、上記骨材を少なくと
    もセメント,混練水および混和剤と共にミキサーに投入
    して混練するコンクリート製造プラントにおけるコンク
    リート用骨材の温度調整方法において、 上記搬送装置が帯状コンベアであって、上記帯状コンベ
    アを稼動させながら温度調整後の上記骨材を上記帯状コ
    ンベア上に排出させると共に、上記帯状コンベア上に排
    出された上記骨材を赤外線温度センサで計測し、 上記赤外線温度センサにより計測された上記骨材の温度
    が予め設定された目標骨材温度未満のとき、上記骨材容
    器からの上記骨材の排出を止めて、上記温水を上記骨材
    容器内の骨材に散水して、上記骨材容器内の骨材の温度
    を調整することを特徴とするコンクリート用骨材の温度
    調整方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のコンクリート用骨材の
    温度調整方法において、 上記骨材容器内の骨材の温度を上記温水により調整する
    ときに上記温水の温度,積算散水量,散水時間を計測して
    おき、 上記赤外線温度センサにより計測された上記骨材の温度
    が上記目標骨材温度を未満の場合に、上記計測された温
    水の温度,積算散水量,散水時間に基づいて、上記骨材容
    器内の骨材を上記目標骨材温度にするのに必要な散水時
    間を予測演算し、 上記予測演算された上記散水時間だけ、上記骨材容器内
    の骨材に上記温水を散水して、上記骨材容器内の骨材の
    温度を調整することを特徴とするコンクリート用骨材の
    温度調整方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のコンクリート用骨材の
    温度調整方法において、 上記骨材容器に投入する前の上記骨材の温度を計測し、
    上記散水時間を予測演算するときに、上記温水の温度,
    積算散水量,散水時間および上記骨材容器に投入する前
    の上記骨材の温度に基づいて、上記散水時間を予測演算
    することを特徴とするコンクリート用骨材の温度調整方
    法。
  8. 【請求項8】 骨材ストックヤードから搬送された骨材
    を骨材容器に投入し、自然水により温度調整した後、温
    度調整後の上記骨材を上記骨材容器から搬送装置に排出
    してミキサーに搬送し、さらに、上記骨材を少なくとも
    セメント,混練水および混和剤と共に投入して混練する
    コンクリート製造プラントにおけるコンクリート用骨材
    の温度調整装置において、 上記自然水を冷却または加熱して温度調整水を製造する
    温度調整水製造機と、 上記自然水に上記温度調整水製造機により製造された上
    記温度調整水を添加混合して、目標温度の冷水または温
    水を製造する散水用水製造機と、 上記散水用水製造機により製造された上記冷水または温
    水を上記骨材容器内の骨材に散水する散水装置とを備え
    たことを特徴とするコンクリート用骨材の温度調整装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載のコンクリート用骨材の
    温度調整装置において、 上記散水用水製造機の上記冷水または温水の温度を計測
    する散水用水温度センサと、 上記散水用水温度センサにより計測された上記冷水また
    は温水の温度が上記目標温度以下か否かを判定する温度
    判定手段と、 上記温度判定手段の判定結果に基づいて、上記冷水また
    は温水の温度が上記目標温度になるように、上記温度調
    整水製造機からの上記温度調整水の供給を制御する温度
    調整水供給制御手段とを備えたことを特徴とするコンク
    リート用骨材の温度調整装置。
  10. 【請求項10】 請求項8または9に記載のコンクリー
    ト用骨材の温度調整装置において、 上記搬送装置が帯状コンベアであって、上記帯状コンベ
    アを稼動させながら上記帯状コンベア上に排出された温
    度調整後の上記骨材の温度を計測する赤外線温度センサ
    と、 上記赤外線温度センサにより計測された上記骨材の温度
    が予め設定された目標骨材温度以下か否かを判定する骨
    材温度判定手段と、 上記骨材温度判定手段が上記赤外線温度センサにより計
    測された上記骨材の温度が上記目標骨材温度を越えてい
    ると判定すると、上記骨材容器の上記骨材排出口を閉じ
    て、上記散水装置により上記冷水を上記骨材容器内の骨
    材に散水するように、上記搬送装置,上記骨材排出口の
    開閉および上記散水装置を制御する制御手段とを備えた
    ことを特徴とするコンクリート用骨材の温度調整装置。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載のコンクリート用骨
    材の温度調整装置において、 上記赤外線温度センサにより計測された上記骨材の温度
    が上記目標骨材温度を越えている場合に、上記骨材容器
    内の骨材を上記冷水または温水により温度調整するとき
    に計測された上記冷水または温水の温度,積算散水量お
    よび散水時間に基づいて、上記骨材容器内の骨材を上記
    目標骨材温度にするのに必要な散水時間を予測演算する
    予測演算手段を備え、 上記制御手段は、上記予測演算手段により予測演算され
    た上記散水時間だけ、上記散水装置により上記骨材容器
    内の骨材に上記冷水を散水するように、上記骨材排出口
    の開閉および上記散水装置を制御することを特徴とする
    コンクリート用骨材の温度調整装置。
  12. 【請求項12】 請求項8または9に記載のコンクリー
    ト用骨材の温度調整装置において、 上記搬送装置が帯状コンベアであって、上記帯状コンベ
    アを稼動させながら上記帯状コンベア上に排出された温
    度調整後の上記骨材の温度を計測する赤外線温度センサ
    と、 上記赤外線温度センサにより計測された上記骨材の温度
    が予め設定された目標骨材温度以上か否かを判定する骨
    材温度判定手段と、 上記骨材温度判定手段が上記赤外線温度センサにより計
    測された上記骨材の温度が上記目標骨材温度未満である
    と判定すると、上記骨材容器の上記骨材排出口を閉じ
    て、上記散水装置により上記温水を上記骨材容器内の骨
    材に散水するように、上記搬送装置,上記骨材排出口の
    開閉および上記散水装置を制御する制御手段とを備えた
    ことを特徴とするコンクリート用骨材の温度調整装置。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載のコンクリート用骨
    材の温度調整装置において、 上記赤外線温度センサにより計測された上記骨材の温度
    が上記目標骨材温度未満の場合に、上記骨材容器内の骨
    材を上記温水により温度調整するときに計測された上記
    温水の温度,積算散水量および散水時間に基づいて、上
    記骨材容器内の骨材を上記目標骨材温度にするのに必要
    な散水時間を予測演算する予測演算手段を備え、 上記制御手段は、上記予測演算手段により予測演算され
    た上記散水時間だけ、上記散水装置により上記骨材容器
    内の骨材に上記温水を散水するように、上記骨材排出口
    の開閉および上記散水装置を制御することを特徴とする
    コンクリート用骨材の温度調整装置。
  14. 【請求項14】 請求項1乃至7のいずれか1つに記載
    のコンクリート用骨材の温度調整方法を用いたコンクリ
    ート製造方法であって、 上記骨材容器から上記搬送装置に排出された上記骨材の
    付着水量を反射式赤外線水分計で計測し、 上記ミキサーに投入する混練水量を目標水量に調整する
    ために、上記反射式赤外線水分計により計測された上記
    骨材の付着水量に基づいて、上記ミキサーに投入された
    所定量の上記骨材に含まれる水量を算出することを特徴
    とするコンクリート製造方法。
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