JPH0439990Y2 - - Google Patents

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JPH0439990Y2
JPH0439990Y2 JP16073386U JP16073386U JPH0439990Y2 JP H0439990 Y2 JPH0439990 Y2 JP H0439990Y2 JP 16073386 U JP16073386 U JP 16073386U JP 16073386 U JP16073386 U JP 16073386U JP H0439990 Y2 JPH0439990 Y2 JP H0439990Y2
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JP
Japan
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shoji
space
window
gap
outdoor
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JP16073386U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、二枚の障子を斜交状態で突き合わせ
た開き窓に関する。
〔従来の技術〕
最近の住宅は外観デザインに欧米指向がみら
れ、建物のワンポイントアクセントとして障子を
斜交状態で突き合わせた窓、例えば三角出窓や台
形出窓が好んで用いられる傾向がある。また、出
窓の開閉パターンもバラエテイーに富み、片開き
や両開きとした例も多くみかけられる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
二枚の障子が斜交状態で突き合わされていても
一方の障子が固定障子の場合は比較的気密が得ら
れ易いが、両開きの場合は、障子が不安定となる
ため、突き合わせ位置で気密を保つことが非常に
困難となる。そこで、従来においては、突き合わ
せ位置に方立を設け、各障子との間で気密を図る
よう構成している。ところが、従来の構成だと、
窓を開けたときに、方立が視界に入り、非常に目
障りとなるばかりでなく、インテリア的な効果も
半減する。
そこで、本考案の目的は、方立を用いずとも気
密を十分保つことができる開き窓を提供すること
にある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本考案は、先端部が
斜交状態で突き合わされる二枚の障子がそれぞれ
基端がわにおいて窓枠に対して回動自在に枢着さ
れ、前記各障子の突き合せがわの框は相互に対向
的に開口して大きな空間が構成されるとともに、
各障子の室外がわ框片の先端間、ならびに室内が
わ框片の先端間にそれぞれ前記空間に連通する室
外がわ間隙および室内がわ間隙が形成され、前記
他方の障子に前期空間に臨んで室内がわ位置に固
定されたパツキンが、窓の閉止時において前期室
内がわ間隙を等圧空間がわから封止されるよう構
成され、前期空間は前期室外がわ間隙を通じて外
気と等圧に形成されていることを特徴とする。
〔作用〕
漏水は一般に雨水が毛再管現象等で突き合わせ
部に侵入する場合と、室内外の圧力差によつて侵
入する場合の二通りがある。前者の場合は、圧力
差にはあまり関係しないが、後者の場合は、室外
の圧力が室内の圧力よりも高いときに漏れが生じ
る。
本考案によれば、上記いづれの場合においても
次のようにして気密が確保される。すなわち、空
間内は外気と等圧に形成されているから、圧力差
による雨水の侵入は阻止される。又、毛細管、気
流、運動エネルギー等圧力差以外の条件により雨
水が室外がわ間隙を通過して空間内に侵入して
も、該空間は外気と等圧に形成されているから、
該空間から室内がわに侵入することなく直ちに外
部に排出される。
従つて、本考案の構成によれば方立を用いなく
ても気密を十分に保つことができる。
〔実施例〕
以下、図面を参照して実施例を説明する。
第4図及び第5図に示す例は、本考案の窓構成
を三角出窓に応用した例である。まず概要につい
て説明すると、窓開口部1には三角形状の基台2
と、図示されていないが同じく屋根が躯体3の外
側に張り出し、その間に、二枚の障子10,20
を両開きで支持する窓枠4が組み込まれている。
各障子10,20は第4図A矢視で示した位置で
先端部が斜交状態で突き合わされ、B矢視位置で
基端部が窓枠4に対し、回動自在に枢着されてい
る。それぞれの詳しい構成は第1図〜第3図に示
されている。
以下、順を追つて説明すると、窓枠4は上下左
右の枠4a〜4c(右枠は図示されてはいないが
左枠4cと対象である。)により構成されている
が、三角出窓として構成されているため、上下の
枠4a,4bは第1図に見られるように窓心にお
いて二枚の障子10,20の斜交角度と同じ角度
で屈曲している。
上記窓枠4の左右に建込まれる障子10,20
は第2図にみられるように左障子10の左框13
が左枠4cの上下の丁番30に回動自在に枢着さ
れ、また図示されてはいないが、右障子20も左
右対象形であるため同様に枢着されている。
本考案において各障子10,20の突き合わせ
先端部において方立を使用することなく相互に気
密が図られるようになつている。すなわち、突き
合わされる各障子10,20の框14,23は、
第1図にみられるように平行に延びる室外がわ框
片14a,23aと室内がわ框片14b,23b
とで形成され、相互に対向する側面が開放されて
いる。その開口の奥まつた位置にはそれぞれ側壁
14c,23cが設けられ、両障子10,20が
閉じられたとき、突き合わせ先端部には大きな空
間31が形成されるようになつている。また、室
外がわ框片14a,23aの先端間及び室内がわ
框片14b,23bの先端間は両障子10,20
が閉じられたとき、空間31に連通する室外がわ
間隙32及び室内がわ間隙33がそれぞれ形成さ
れるように隙間があけられている。特に室外がわ
間隙32においては雨水が直接侵入しないように
右障子20の室外がわ框片23aの先端が左障子
10の室外がわ框片14aの先端を外から抱え込
むように延長されている。それにひきかえ室内が
わ間隙33は後述するようにパツキンにより空間
31がわから封止されるようになつている。従つ
て空間31は室外がわ間隙32を通じて外気と等
圧に形成されている。次いで封止構成について説
明すると右障子20の開口内部には室内がわ框片
23bに沿つてパツキン嵌溝 23dが設けら
れ、そのパツキン嵌溝23dには、パツキン23
eの一部が室内がわ間隙33に臨むようにパツキ
ン23eが嵌め込まれている。パツキン23eが
当たる左障子10の室内がわ框片14bの先端は
アールで縁取られている。
以上は方立を用いない雨仕舞の構成であるが、
更に、両障子10,20の固定手段について述べ
ると、本考案においては、室外がわ框片14a,
23aのメタルタツチを避けるため、左障子10
が窓枠4に固定され、右障子20が左障子10に
連結固定されるようになつている。具体的に説明
すると、左障子10においては、第1図及び第3
図にみられるように右框14の密閉された空間内
部に二つのフランス落し15,15が上下に組み
込まれ、そのフランス落し15,15のピン15
a,15aがそれぞれ対応する上下枠4a,4b
の係合孔4a1,4b1に係脱自在に挿入できる
ようにされている。このフランンス落しの操作は
框14の開口あるいは室内がわから直接行えるよ
うにしてもよい。右障子20においては、左障子
10に連結するため、閉止金物25が用いられて
いる。閉止金物25は右障子20の左框23に取
り付けられる締り金具25aと、左障子10の左
框14に取り付けられる受け金具25bから構成
されている。締まり金具25aは回転式で内外い
ずれからも操作できるようにされている。
また、障子10,20を閉じたとき、障子1
0,20と窓枠4の隙間から雨水が侵入するのを
防止するため、障子10,20の側壁が当接する
窓枠4の内側側面には、第3図に見られるように
エンドレスシール4eが嵌め込まれている。
この開き窓においては、次のようにして開閉操
作が行われる。第1図の状態から換気等で窓を開
けるときは、まず、締り金具25aを回転させて
受け金具25bから外し、右障子20を外側に押
し、続いて左障子10のフランス落し15,15
を外して障子10を外側に押す。風雨等で閉じる
ときは、開操作の逆を行い、まず左障子10を窓
枠4の側面に引き寄せてフランス落し15,15
で上下枠4a,4bに固定し、続いて右障子20
を引き寄せ、締まり金具25aを回転させて受け
金具25bに係合し、右障子20を左障子10に
連結する。従つて本考案においては突き合わせ位
置に方立がないため窓の開閉操作も簡素化され、
非常に楽である。
しかし、方立がないと漏水対策が非常に面倒に
なるが、本考案においては次のようにして雨水の
侵入が喰い止められる。まず、空間31は室外が
わ間隙32を通じて外気と等圧に形成されている
から圧力差による雨水の侵入は阻止される。又右
障子20の室外がわ框片23aの先端によつて雨
水がはじかれ、直接の侵入が喰い止められる。次
いで、気流等により室外がわ間隙32を通つて来
た雨水は間隙32により勢いが削がれ、広い空間
31内で落下し排水される。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、次のよ
うな効果を有する。
障子突き合わせがわの框に等圧空間を形成し
たから、雨水の侵入を阻止することができる。
目障りとなる方立を使用しないため、インテ
リア的な効果が増し、十分な解放感が得られ
る。
両障子を方立に固定する必要もないから開閉
操作が簡素化し、開け閉めが楽に行える。
清浄の邪魔となる方立がないから、障子の外
面清浄が楽に行える。
実施例では出窓として用いたが、コーナーの
設置も可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示した要部の横断
面図、第2図は障子基端部と窓枠との取付け関係
を示した横断面図、第3図は左障子の縦断面図、
第4図は本考案が実施されている三角出窓の横断
面図、第5図は第4図の正面図である。 4……窓枠、4a……上枠、4b……下枠、4
a1,4b1……係合孔、10……左障子、14
……右框、14a,23a……室外がわ框片、1
4b,23b……室内がわ框片、15……フラン
ス落し、15a……ピン、20……左障子、23
……左框、23e……パツキン、25……閉止金
物、25a……締り金具、25b……受け金具、
30……丁番、31……空間、32……室外がわ
間隙、32室内がわ間隙。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 先端部が斜交状態で突き合わされる二枚の障子
    がそれぞれ基端がわにおいて窓枠に対して回転自
    在に枢着され、 前記各障子の突き合わせがわの框は相互に対向
    的に開口して大きな空間が構成されるとともに、
    各障子の室外がわ框片の先端間、ならびに室内が
    わ框片の先端間にそれぞれ前記空間に連通する室
    外がわ間隙および室内がわ間隙が形成され、 前記他方の障子に前記空間に臨んで室内がわ位
    置に固定されたパツキンが、窓の閉止時において
    前記室内がわ間隙を前記空間がわから封止される
    よう構成され、前記空間は前記室外がわ間隙を通
    じて外気と等圧に形成されている ことを特徴とする開き窓。
JP16073386U 1986-10-20 1986-10-20 Expired JPH0439990Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16073386U JPH0439990Y2 (ja) 1986-10-20 1986-10-20

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16073386U JPH0439990Y2 (ja) 1986-10-20 1986-10-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6367196U JPS6367196U (ja) 1988-05-06
JPH0439990Y2 true JPH0439990Y2 (ja) 1992-09-18

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ID=31086390

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