JPH04398A - 薄膜の形成方法、液晶装置用カラーフィルターおよび液晶装置 - Google Patents

薄膜の形成方法、液晶装置用カラーフィルターおよび液晶装置

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JPH04398A
JPH04398A JP2099535A JP9953590A JPH04398A JP H04398 A JPH04398 A JP H04398A JP 2099535 A JP2099535 A JP 2099535A JP 9953590 A JP9953590 A JP 9953590A JP H04398 A JPH04398 A JP H04398A
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Fumiaki Matsushima
文明 松島
Nariyuki Ogino
荻野 成幸
Kuniyasu Matsui
松井 邦容
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明の薄膜の形成方法はエレクトロニクスデバイス、
オプトエレクトロニクスデバイス、およびバイオデバイ
スなどの利用分野が期待できる。
[従来の技術] 電気化学的方法により水に不溶性の物質の薄膜を形成す
る方法が佐治等(J、Am、Chem。
Soc、、109.5881  (1987)など)に
よりミセル電解法として糸召介されている。我々はこの
方法を発展させ、様々な応用を見い出している。
中でも有機顔料については多種の材料について成膜可能
であることを見出し、その応用の一つとして、デイスプ
レィ装置用のカラーフィルターの新しい作成方法を発明
した(特願昭63−17561O)。
このカラーフィルターはITOなどの透明電極上に有機
顔料膜を形成したものである。このカラフィルタ−を液
晶デイスプレィ用として用いる場合法のような問題があ
った。
すなわち、我々の発明によるカラーフィルターは、顔料
膜形成に用いた透明電極をそのまま、液晶駆動電極とし
て用いると極めてコストメリットの高いものである。と
ころが、この場合には、透明電極と液晶間に抵抗率の高
い顔料膜が介在することにより、その顔料膜により印加
電圧のロスが生し液晶駆動性を低下させてしまうという
問題があった。特に単純マトリクスタイプの高デユーテ
ィ−駆動液晶パネルに適用した場合、この問題が顕著と
なった。従って、このような問題に対し顔料膜を導電化
もしくは低抵抗下する技術の開発が望まれていた。
[発明が解決しようとする課題] 上述のようにミセル電解法を用いて成膜する機能膜の応
用において、顔料膜については、導電性がないことによ
る問題が生じた。そこで本発明はこのような問題点を解
決するためのもので、その目的とするところは、ミセル
電解法による有機顔料膜を導電化もしくは低抵抗化する
方法を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 有機顔料微粒子と有機導電性物質の微粒子をレドックス
反応性を有する界面活性剤のミセル水溶液中に分散、コ
ロイド化した後、該水溶液中で電解を行ない電極基板上
に該有機顔料微粒子と該有機導電性物質微粒子を共析さ
せて成膜を行なうことを特徴とする。
有機導電性物質微粒子としては、電解合成できるポリピ
ロール及びその誘導体、ポリチオフェン及びその誘導体
、ポリアニリン及びその誘導体などを微粒子化したもの
や化学重合によるポリアセチレンなどを微粒子化したも
のを用いることができる。
[実 施 例] (実施例1) 導電性を有する赤色の顔料膜を形成する目的で有機顔料
としては、赤色であるアントラキノン系顔料(チバガイ
ギー社製、クロモフタールA3B)を用いた。有機導電
性物質としては、ポリピロールを用いた。ポリピロール
はITO電極上で電解合成した後乾燥して粉砕により微
粒子化した。
これらの微粒子材料を用いて次の手順で電解液を作成し
た。
1 純水500mn中に支持電解質として硫酸リチウム
を5.24g1解し、続いてレドックス反応性を有する
界面活性剤として疎水性末端基にフェロセンを導入した
同口化学製フェロセニルPEGを1g溶解し、そのミセ
ル水溶液を作成した。
2、上記ミセル水溶液中に前述したアントラキノン系顔
料3gとポリピロール粉末tgを投入し、超音波分散法
によりコロイド分散した。
3 この分散液を2時間静置した後、その上澄み液を分
散し電解液とした。
成膜基板としてITO膜を形成したガラス基板を用いた
。この基板をアノードとし、カリードとしてpt板を用
い+0. 6V  (us、 5CE)で30分間電解
を行なった。
この操作により赤色顔料とポリピロールの共析した薄膜
が10μmの膜厚で得られた。
抵抗率を測定したところI X 10’ΩCmであった
比較サンプルとしてポリピロールを含まない赤色顔料の
みの膜を成膜し、抵抗率を測定したところ1×1010
Ωcmであった。すなわち本発明により顔料膜の抵抗率
が大幅に低減されたことが確認できた。
さらに本実施例の共析膜を用い液晶セルを作成し液晶駆
動性を確認したところ、大幅な改善が認められ、顔料膜
が介在しないセル構造の場合にほぼ近い液晶駆動性を示
した。
(実施例2) 緑色の顔料膜を形成する目的で有機顔料としてはフタロ
シアニングリーン(BASF社製、パリオゲングリーン
D9140)を用い、実施例1と同様にしてポリピロー
ルとの共析膜を作成した。
その結果本実施例においても実施例1と同様の効果が得
られた。
(実施例3) 青色の顔料膜を形成する目的で有機顔料としてはフタロ
シアニンブルー(東洋インキ(株)製、ε型銅フタロシ
アニン)を用い、実施例1と同様にしてポリピロールと
の共析膜を作成した6その結果、本実施例においても実
施例1と同様の効果が得られた。
(実施例4) 実施例1.2.3で用いた電解液を用い、5インチ角で
、ITOを240本のストライブパターン状に形成した
ガラス基板を用い、赤、緑、青のストライブパターンか
らなるカラーフィルターを作成した6赤、緑、青の各顔
料膜ストライブパタンはそれぞれが交互に横ならびに繰
り返されるような配列になるようITOパターンを選択
的に通電し、赤、緑、青の順に電解成膜した。
このカラーフィルターを用い、S T N (Supe
rTwisted Nematic )型の単体マトリ
クス液晶パネルを作成した。
赤、緑、青の各顔料膜はポリピロールを共析した結果、
色純度的には若干低下したものの、液晶駆動性に関して
は1/240の高デユーティ−でも十分な駆動性を発現
した。
(実施例5) 有機導電製物質として、電解合成し微粒子化したポリア
ニリンを用い、実施例1と同様に赤色の顔料膜を形成し
た。その結果、実施例1とほぼ同様の結果が得られた。
[発明の効果] 以上のように本発明により、本来絶縁性の高い有機顔料
膜を大幅に低抵抗化することができ、液晶パネル用カラ
ーフィルターに適用した場合、その性能を向上させるこ
とができた。
また、本発明はその応用として、有機顔料を電荷発生層
とする太陽電池や電子写真感光体の製造に適用すること
も可能であり、特にそれらにおいて電荷発生層のキャリ
ア移動性に効果をもたらすと考えられる。
以上 出願人 セイコーエプソン株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 有機顔料微粒子と有機導電性物質の微粒子をレドックス
    反応性を有する界面活性剤のミセル水溶液中に分散、コ
    ロイド化した後、該水溶液中で電解を行ない電極基板上
    に該有機顔料微粒子と該有機導電性物質微粒子を共析さ
    せ成膜を行なうことを特徴とする薄膜の形成方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100305396B1 (ko) * 1998-04-03 2001-11-22 권 영 자 건축용금속재장식판의색상수지형성방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS63243298A (ja) * 1987-03-31 1988-10-11 Idemitsu Kosan Co Ltd 有機薄膜の製造方法
JPH0263730A (ja) * 1988-08-31 1990-03-05 Teijin Ltd 多孔質導電性複合体およびその製造方法

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