JPH0439843Y2 - - Google Patents

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JPH0439843Y2
JPH0439843Y2 JP19784587U JP19784587U JPH0439843Y2 JP H0439843 Y2 JPH0439843 Y2 JP H0439843Y2 JP 19784587 U JP19784587 U JP 19784587U JP 19784587 U JP19784587 U JP 19784587U JP H0439843 Y2 JPH0439843 Y2 JP H0439843Y2
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JP
Japan
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exhaust gas
tank
asphalt emulsion
emulsion
valve
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JP19784587U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は道路の舗装作業に使用されるアスフア
ルト乳剤散布装置の改良に関する。
(従来技術とその問題点) 従来、道路のアスフアルト舗装を行う場合、ア
スフアルトと水とを混合して乳化し、これを車両
に搭載されたタンク内に投入収蔵した後、車両を
低速走行させるなどしながら、ギヤポンプでタン
ク内のアスフアルト乳剤を吸引してこれを道路に
散布するという方法が一般的に採用されている。
しかしながら、従来のアスフアルト乳剤散布装
置では、ギヤポンプを駆動するための動力源が必
要であり、これは車両に搭載されかつ高粘性のア
スフアルト乳剤を吸引させるために、小型高出力
の動力源としなければならず、コスト高になると
とともに車両重量が増加するという問題点があつ
た。
(考案の目的) そこで、本考案は、かかる問題点に鑑み、低コ
スト化および軽量化を実現できるようにしたアス
フアルト乳剤散布装置を提供することを目的とす
る。
(考案の構成) 本考案者は上述の問題点を解消するために鋭意
研究した結果、次のような点に着目し、本考案を
完成したものである。
即ち、タンク内のアスフアルト乳剤を散布する
方法としては、上述のようにギヤポンプで吸引す
るのではなく、コンプレツサでタンク内に圧力を
かけてアスフアルト乳剤を吐出散布する方法も考
えられるが、この方法では、別途コンプレツサが
必要であり、やはりコスト的および重量的に好ま
しくない。
他方、このような散布装置は車両に搭載される
のが一般的であり、この車両においては散布作業
中は低速走行されるなどしてエンジンが作動して
おり、このエンジンをコンプレツサとしてその排
気ガス圧をうまく利用すれば、別途コンプレツサ
を設けることなく、タンク内のアスフアルト乳剤
を吐出散布することが可能であり、しかも排気ガ
ス熱によつてアスフアルト乳剤は加熱保温されて
粘度低下して流動し易くなることが期待される。
そこで、本考案は「車両に搭載され、アスフア
ルト乳剤を収蔵する密閉可能なタンクに対し、車
両用エンジンから排気ガスを案内導入する排気ガ
ス導入路を切換弁を介して排気ガス路より分岐し
て連通し、上記タンク内に導入された排気ガスに
よりタンク内のアスフアルト乳剤を加圧加熱さ
せ、該タンクに連通して設けられた散布器よりア
スフアルト乳剤を吐出散布させるように構成する
一方、上記排気ガス導入路の途中に圧力計及び圧
力調整弁とを設け、タンク内排気ガス圧を検知す
るとともに調節可能に構成した」ことを要旨とす
るアスフアルト乳剤散布装置を提供するに至つ
た。本考案においては、上記排気ガス導入路を分
岐し、上記散布器に開閉弁を介して連通して予備
吹き路を形成し、排気ガスを散布器に直接供給可
能に構成するのが好ましい。
上記考案によれば、エンジンをコンプレツサと
してその排気ガスを利用してタンク内のアスフア
ルト乳剤を吐出散布するようにしたことから、別
途散布用動力源を設けることなくアスフアルト乳
剤の散布が可能である。また、排気ガス熱によつ
てアスフアルト乳剤が加熱され、粘度が低下して
流動し易いので、散布が容易となる。また、タン
クは圧力容器となることから、安全確保の観点等
から、圧力計、圧力調整弁を設ける必要がある
が、タンク外の排気ガス導入路に圧力計及び圧力
調整弁を設けるようにしたことから、アスフアル
ト乳剤が圧力計および圧力調整弁に付着してこれ
らが故障したり、詰まつたりするおそれもなく、
排気ガス導入路を介してタンク内の圧力を検知す
るとともに圧力を調整することが可能である。
以下、本考案を添付図面に示す実施例に基づい
て説明する。
(実施例) 図面は本考案の一実施例によるアスフアルト乳
剤散布装置を示す。図において、1は車両の荷台
で、該荷台1上にはタンク2が搭載固定され、該
タンク2の上部にはアスフアルト乳剤3を投入す
るためのマンホール4が設けられ、又タンク2内
にはアスフアルト乳剤3が収蔵されている。
また車両用エンジン5には排気通路6が設けら
れており、該排気通路6の途中には排気ガス導入
路7が三方弁8を介して分岐され、他端はタンク
2の上部に導入管33を介して連通接続されてお
り、三方弁8の切り換えにより、エンジン5から
の排気ガスが排気ガス導入路7により導入管33
を介してタンク2内に案内導入されるようになつ
ている。
また上記排気ガス導入路7の途中には圧力予備
タンク9が介設され、該圧力予備タンク9はタン
ク2の外周面に固定され、又圧力予備タンク9に
は圧力計10及び圧力調整弁11が連通して設け
られている。
また上記タンク2の上部には乳剤吐出通路12
が取り付けられ、該乳剤吐出通路12の一端はタ
ンク2の底部にまで延びている。この乳剤吐出通
路12の他端は閉塞され、該他端側には乳剤送給
通路13,14,15,16の一端が接続され、
該乳剤送給通路13〜16の他端は各々メインス
プレーバー17、サイドスプレーバー18,19
及び一本撒きノズル20に接続されており、こう
してタンク2には散布器21が連通して設けられ
ている。
更に、上記乳剤吐出通路12及び乳剤送給通路
13〜16には各々開閉弁22,23,24,2
5,26,27が介設され、又上記乳剤吐出通路
12の開閉弁22下流側には上記排気ガス導入路
7から三方弁32を介して分岐した予備吹き路2
8の他端が連通接続され、該予備吹き路28の途
中には開閉弁29が介設されている。また、上記
タンク2の底部にはドレーンパイプ30の途中に
は開閉弁31が介設されている。
次に本装置の操作方法について説明する。
本装置においては、その使用前には三方弁8は
排気通路6を開いて排気ガス導入路7を閉じてお
り、又開閉弁22〜27,29,31は全て閉じ
られている。このような状態でアスフアルト乳剤
3をタンク2に収蔵する場合、マンホール4の蓋
を開いて、アスフアルト乳剤3をタンク2内に投
入し、マンホールの蓋を密閉すればよい。
次に散布作業を行う場合、ガスバーナで加熱し
てノズルの詰まりがないようにクリーンニングす
るが、本考案においては、まず三方弁8を切り換
えて排気通路6を閉じ、排気ガス導入路7を開く
とともに、三方弁32を切り換えて予備吹き路2
8を開く一方、開閉弁24〜27,29を開放す
ると、排気ガスは予備吹き路28および乳剤送給
通路13〜16を介して各々メインスプレーバー
17、サイドスプレーバー18,19及び一本撒
きノズル20に至り、噴出されるため、排気ガス
熱によつてメインスプレーバー17、サイドスプ
レーバー18,19及び一本撒きノズル20の内
部に付着するアスフアルト粒子が融け、排気ガス
の噴出とともにノズル孔から排出され、完全に清
掃されることになる。
かかる予備吹きが終了すると、三方弁32を切
り換え、エンジン5の排気ガスを排気ガス導入路
7、圧力予備タンク9及び排気ガス導入路7、導
入管33を経てタンク2内に案内導入する。これ
によりタンク2内の圧力が上昇する。なおその
際、圧力調整弁11については予め所定の排気ガ
ス圧が送給されるように調整しておくか、あるい
は圧力計10を見ながら所定の排気ガス圧が送給
されるように調整するのがよい。
こうしてタンク2の内圧が上昇し、メインスプ
レーバー17により散布を行う場合には、開閉弁
22及び開閉弁23を開く。するとタンク2内の
アスフアルト乳剤3はタンク2の内圧によつて押
圧され、乳剤吐出通路12内を押し上げられ、タ
ンク外に出て、乳剤送給通路13に入りメインス
プレーバー17に吐出送給され、これによりメイ
ンスプレーバー17による散布が可能となる。
また散布がほぼ終了すると、まず開閉弁22を
閉じるとともに、三方弁32を切り換え、開閉弁
29を開く。すると乳剤吐出通路12からのアス
フアルト乳剤3の吐出が停止されるとともに、乳
剤吐出通路12の開閉弁22下流側に排気ガス導
入路7及び予備吹き路28を経て排気ガスが直接
送給され、これにより乳剤送給通路13及びメイ
ンスプレーバー17内に残留するアスフアルト乳
剤3は全て排出されることとなる。
またメインスプレーバー17及びサイドスプレ
ーバー18,19によつて散布を行う場合には開
閉弁22及び開閉弁23に加え、開閉弁24,2
5を開く。すると上記と同様に乳剤吐出通路12
及び乳剤送給通路13を経てメインスプレーバー
17にアスフアルト乳剤3が吐出送給されるとと
もに、今度は乳剤吐出通路12及び乳剤送給通路
14,15を経てサイドスプレーバー18,19
にもアスフアルト乳剤3が送給され、これにより
メイン及びサイドのスプレーバー17,18,1
9によるアスフアルト乳剤3の散布が可能とな
る。散布が終了したときには上記と同様に開閉弁
22を閉じて開閉弁29を開き、乳剤送給通路1
3〜15及びスプレバー17〜19に残留するア
スフアルト乳剤3を排出する。
また一本撒きノズル20により散布を行う場合
には、開閉弁22及び開閉弁26,27を用いて
乳剤吐出通路12及び乳剤送給通路16を介して
ノズル20にアスフアルト乳剤3を吐出送給すれ
ばよく、又散布が終了したときには上記と同様に
開閉弁22を閉じて開閉弁29を開き、排気ガス
によつて乳剤送給通路16及びノズル20に残留
するアスフアルト乳剤3を排出すればよい。
また散布作業が全て終了し、タンク2内のアス
フアルト乳剤3を排出したい場合には、開閉弁2
2,29を閉じるとともに、開閉弁31を開き、
タンク2の内圧により残留アスフアルト乳剤3を
ドレーンパイプ30から排出すればよい。
なお上記実施例ではメイン及びサイドのスプレ
ーバー、一本撒きノズルを設けたが、これらは必
ずしも全て設ける必要はない。
(考案の効果) 以上のように、本考案に係るアスフアルト乳剤
散布装置によれば、エンジンをコンプレツサとし
てその排気ガスを利用してタンク内のアスフアル
ト乳剤を吐出散布するようにしたことから、別途
散布用動力源を設けることなくアスフアルト乳剤
の散布が可能となり、散布装置の低コスト化だけ
でなく、軽量化を図れる。
また、タンクは圧力容器となることから、安全
確保の観点等から、圧力計、圧力調整弁を設ける
必要があるが、タンク外の排気ガス導入路に圧力
計及び圧力調整弁を設けるようにしたことから、
アスフアルト乳剤が圧力計および圧力調整弁に付
着してこれらが故障したり、詰まつたりするおそ
れもなく、圧力計及び圧力調整弁の信頼性を保証
できる。
また、排気ガス熱によつてアスフアルト乳剤が
加熱され、粘度が低下して流動し易いので、散布
が容易となるとともに、上記排気ガス導入路を分
岐し、上記散布器に開閉弁を介して連通して予備
吹き路を形成し、排気ガスを散布器に直接供給可
能にすれば、排気ガス熱によつて内部に付着する
アスフアルト粒子が融け、予備吹きにより簡単に
清掃できるので、ノズルの目詰まりを完全に防止
できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るアスフアルト乳剤散布装
置の一実施例を示す一部破断概略構成図である。 1……車両荷台、2……タンク、3……アスフ
アルト乳剤、5……エンジン、7……排気ガス導
入通路、10……圧力計、11……圧力調整弁、
21……散布器。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車両に搭載され、アスフアルト乳剤を収蔵す
    る密閉可能なタンクに対し、車両用エンジンか
    ら排気ガスを案内導入する排気ガス導入路を切
    換弁を介して排気ガス路より分岐して連通し、
    上記タンク内に導入された排気ガスによりタン
    ク内のアスフアルト乳剤を加圧加熱させ、該タ
    ンクに連通して設けられた散布器よりアスフア
    ルト乳剤を吐出散布させるように構成する一
    方、上記排気ガス導入路の途中に圧力計及び圧
    力調整弁とを設け、タンク内排気ガス圧を検知
    するとともに調節可能に構成したことを特徴と
    するアスフアルト乳剤散布装置。 上記排気ガス導入路を分岐し、上記散布器に
    開閉弁を介して連通して予備吹き路を形成し、
    排気ガスを散布器に直接供給可能に構成した前
    記第項記載のアスフアルト乳剤散布装置。
JP19784587U 1987-12-25 1987-12-25 Expired JPH0439843Y2 (ja)

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JPH01102205U JPH01102205U (ja) 1989-07-10
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