JP2566870B2 - 二液混合噴霧装置 - Google Patents

二液混合噴霧装置

Info

Publication number
JP2566870B2
JP2566870B2 JP4215387A JP21538792A JP2566870B2 JP 2566870 B2 JP2566870 B2 JP 2566870B2 JP 4215387 A JP4215387 A JP 4215387A JP 21538792 A JP21538792 A JP 21538792A JP 2566870 B2 JP2566870 B2 JP 2566870B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
nozzle unit
flow path
mixing
main nozzle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP4215387A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0631211A (ja
Inventor
睦雄 中島
正美 小林
秀樹 辻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ebara Corp
Original Assignee
Ebara Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ebara Corp filed Critical Ebara Corp
Priority to JP4215387A priority Critical patent/JP2566870B2/ja
Publication of JPH0631211A publication Critical patent/JPH0631211A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2566870B2 publication Critical patent/JP2566870B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Nozzles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は二種類の液体を混合して
噴霧する二液混合噴霧装置に係り、特に発泡剤と固化剤
の二種類の液体を混合して噴霧するのに好適な二液混合
噴霧装置に関する。本発明に係る二液混合噴霧装置は、
特にゴミ埋立地におけるゴミの悪臭防止及び飛散防止等
を目的としたゴミの表面を覆う表面覆蓋マットを形成す
るために好適な装置である。
【0002】
【従来の技術】従来から液体を噴霧するために先端部に
ノズルを設けた噴霧装置が使用されている。斯かる噴霧
装置は液体をノズルから噴霧するという単一の機能しか
具備していないため、二種類の液体を混合して噴霧する
場合には噴霧装置の上流側に、別途、混合装置を設ける
ことによって行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
噴霧装置は液体をノズルから噴霧するという単一の機能
しか具備していないため、二種類の液体を混合して噴霧
する場合には噴霧装置の上流側に、別途、混合装置を設
ける必要があった。そのため、噴霧装置を含むシステム
全体が複雑になるという問題点があった。
【0004】また従来の噴霧装置によって発泡剤と固化
剤の二種類の液体を混合して噴霧しようとする場合、前
記混合装置において発泡剤と固化剤とを混合した後、噴
霧装置に導きここから噴霧するという方法をとっていた
ため、混合装置から噴霧装置によって噴霧するまでの間
に相当なタイムラグ(時間遅れ)があり、そのため、噴
霧装置内で混合液が固化してしまう場合があるという問
題点があった。
【0005】本発明は上述の事情に鑑みなされたもの
で、二液の混合と噴霧をほぼ同時に行うことにより混合
装置を別途設ける必要がなく、又、噴霧装置の内部で混
合液が固化することがない二液混合噴霧装置を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明の二液混合噴霧装置は、先端部に主ノズル
を具備し内部に発泡剤からなるA液の流路を形成した主
ノズルユニットと、この主ノズルユニット内に挿入され
るとともに先端部に補助ノズルを具備し内部に固化剤か
らなるB液の流路を形成した補助ノズルユニットとを備
え、前記補助ノズルは前記A液の流路に開口して設けら
れるとともに前記主ノズルユニットのA液供給口と前記
主ノズルとの間に位置し、前記補助ノズル内には螺旋体
が嵌装され、該螺旋体によってスピンがかけられたB液
が前記主ノズルユニットの軸線方向に流れる発泡したA
液中に噴出するようにしたことを特徴とするものであ
る。
【0007】
【作用】前述した構成からなる本発明によれば、補助ノ
ズルが主ノズルユニットのA液の流路に開口して設けら
れているため、主ノズルユニットの流路にA液を供給し
つつ補助ノズルユニットの流路にB液を供給すると、補
助ノズルユニットの先端部にある補助ノズルから主ノズ
ルユニットの流路内を流れるA液中にB液が噴霧され
る。そのため、B液は主ノズルユニットの流路内でA液
中に霧状に混入し、A液とB液の二液混合物が形成さ
れ、この二液混合物は主ノズルユニットの先端部にある
主ノズルから噴霧される。したがって、本装置によれ
ば、二液の混合と噴霧とをタイムラグなくほぼ同時に行
うことができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明に係る二液混合噴霧装置の一実
施例を図1乃至図4を参照して説明する。本発明に係る
二液混合噴霧装置は主ノズルユニット1と、補助ノズル
ユニット11とから構成されている。主ノズルユニット
1は分岐部2aを有した本体部2と、本体部2に接続さ
れたソケット3と、ソケット3に嵌合されたパイプ4
と、パイプ4の先端部に固定された主ノズル5とを備え
ている。前記本体部2の分岐部2aは主ノズルユニット
1の軸線に対して傾斜角(θ)=45゜に形成されてい
る。また本体部2にはブッシング6が螺合され、本体部
2の分岐部2aにはブッシング7が螺合されている。
【0009】また、主ノズルユニット1内には補助ノズ
ルユニット11が挿入されている。補助ノズルユニット
11はパイプ12と、パイプ12の先端部に固定された
補助ノズル13とを備えており、パイプ12が前記ブッ
シング6に螺合されることにより補助ノズルユニット1
1の全体が支持されている。前記主ノズル5は図2に示
されるように直径dを有した円形の噴出孔5aを具備す
るか、または図3に示されるようにスリット幅Wを有し
た矩形状の噴出孔5bを具備するようになっている。補
助ノズル13も図2又は図3と同様の形状である円形の
噴出孔又矩形状の噴出孔を具備している。図2及び図
3において、図2(a),図3(a)は断面図、図2
(b),図3(b)は側面図である。
【0010】一方、前記ブッシング7にはチューブ8が
取付けられており、主ノズルユニット1の内部に形成さ
れた流路1aにA液を供給するようになっている。ま
た、パイプ12の後端にはチューブ14が取付けられて
おり、補助ノズルユニット11の内部に形成された流路
11aにB液を供給するようになっている。ここで、本
実施例においては、A液はリン酸、炭化水素系アニオン
界面活性剤等を成分とする発泡剤であり、B液はアミノ
系樹脂を成分とする重縮合物水溶液からなる固化剤であ
る。また補助ノズル13内には必要により螺旋体15が
嵌装されている。なお、前記本体部2の分岐部2aに形
成された開口部2bがA液供給口を構成している。
【0011】次に、前述のように構成された二液混合噴
霧装置の作用を説明する。チューブ8より発泡剤からな
るA液を主ノズルユニット1の内部に形成された流路1
aに供給しつつチューブ14より固化剤からなるB液を
補助ノズルユニット11の内部に形成された流路11a
に供給すると、補助ノズルユニット11の先端部にある
補助ノズル13から主ノズルユニット1の流路1a内を
流れるA液中にB液が噴霧される。そのため、B液は主
ノズルユニット1の流路1a内でA液中に霧状に混入
し、A液とB液の二液混合物が形成される。そして、こ
の二液混合物は主ノズルユニット1内の流路1aを経て
更に混合液が促進され、その後主ノズルユニット1の先
端部にある主ノズル5から噴霧される。すなわち、本装
置によれば、A液およびB液を個別に装置に供給するこ
とにより、二液の混合と噴霧とをほぼ同時に行うことが
できる。なお、補助ノズル13内には螺旋体15が嵌装
されているため、補助ノズル13からB液が噴出する前
に螺旋体15によってB液はスピンがかけられ、この
後、噴出孔13aから噴出される。これによってB液は
霧状に均一に噴霧される。
【0012】本実施例においては、B液の噴霧ノズル口
(噴出孔13a)の向きをA液の流れの向きにすること
により、A液の液滴がノズル口に飛び込んでくることが
ほとんどなくなる。また分岐部2aによってA液の流路
を傾けることにより補助ノズルユニット11の箇処に流
入する際に、流路断面積が大きくなり、補助ノズルユニ
ット11との衝突時の流速が小さくでき、泡の消滅を防
ぐことができる。
【0013】次に、前述のように構成された二液混合噴
霧装置をゴミ埋立地におけるゴミの悪臭防止及び飛散防
止を目的とした表面覆蓋マットを形成するためのシステ
ムに適用した例を図4を参照して説明する。A液供給タ
ンク21はポンプ22を介して発泡器23に接続されて
いる。そして発泡器23は二液混合噴霧装置Mに接続さ
れている。また発泡器23にはコンプレッサ24が接続
されていて、このコンプレッサ24から供給された空気
を発泡器23内でA液と混ぜることによってA液を充分
に発泡させるようになっている。一方、B液供給タンク
25はポンプ26を介して二液混合噴霧装置Mに接続さ
れている。
【0014】しかして、発泡剤からなるA液はA液供給
タンク21からポンプ22によって発泡器23に供給さ
れ、ここで空気と混合されて発泡する。発泡器23によ
って充分に発泡したA液は、二液混合噴霧装置Mの主ノ
ズルユニット1の内部に形成された流路1a内に供給さ
れる。一方、固化剤からなるB液はB液供給タンク25
からポンプ26によって補助ノズルユニット11の内部
に形成された流路11a内に供給される。そして、前述
したようにB液は補助ノズル13からA液中に噴霧さ
れ、A液とB液は混合された後、主ノズル5から噴霧さ
れる。
【0015】次に本発明の他の実施例(第2〜第4実施
例)を図5乃至図7を参照して説明する。図5乃至図7
に示す実施例において、図1に示す実施例と同一の作用
及び機能を有する構成要素は同一符号を付し説明を省略
する。図5に示す第2実施例においては、補助ノズル1
3の位置が図1に示す実施例に比べてA液供給口(開口
部2b)に近くなった点を除いて図1に示す実施例と略
同様な構成になっている。本実施例においては、A液は
主ノズルユニット1の流路1aに供給された後、直ちに
B液と混合される。本実施例においても図1の実施例と
同様な作用結果が得られる。
【0016】図6は本発明の第3実施例を示す図であ
る。本実施例においては、軽量化を主眼としているた
め、主ノズルユニット1及び補助ノズルユニット11は
樹脂成形品によって形成されている。材料が樹脂材にな
った以外は図1に示す構成と略同一であり、また作用効
果も同様である。
【0017】図7は本発明の第4実施例を示す図であ
る。本実施例においては、A液を供給するために本体部
2に分岐部が形成されていないで、本体部2の後端部に
ブッシング6が取り付けられており、このブッシング6
にチューブ8及びチューブ14が取り付けられている。
本実施例によれば、A液の供給部が補助ノズルユニット
11に交差していないため、A液が主ノズルユニット1
の内部に導入される際に補助ノズルユニット11と衝突
することなく静かに導入され、泡が消滅することがな
い。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
補助ノズルが主ノズルユニットのA液の流路に開口して
設けられているため、主ノズルユニットの流路にA液を
供給しつつ補助ノズルユニットの流路にB液を供給する
と、補助ノズルユニットの先端部にある補助ノズルから
主ノズルユニットの流路内を流れるA液中にB液が噴霧
される。そのため、B液は主ノズルユニットの流路内で
A液中に霧状に混入し、A液とB液の二液混合物が形成
され、この二液混合物は主ノズルユニットの先端部にあ
る主ノズルから噴霧される。したがって、A液とB液と
を混合するための混合装置が不必要となり、二液混合噴
霧装置を使用したシステム全体が簡素になりコストの低
減を図ることができる。
【0019】また本発明によれば、A液として発泡剤
を、B液として固化剤を使用した場合、A液とB液の混
合と噴霧とをタイムラグなくほぼ同時に行うことができ
るため、噴霧装置の内部で混合液が固化することがな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る二液混合噴霧装置の一実施例を示
す断面図である。
【図2】本発明に係る二液混合噴霧装置のノズル部を示
す図であり、図2(a)は断面図、図2(b)は側面図
である。
【図3】本発明に係る二液混合噴霧装置のノズル部を示
す図であり、図3(a)は断面図、図3(b)は側面図
である。
【図4】本発明に係る二液混合噴霧装置を表面覆蓋マッ
トを形成するためのシステムに適用した例を示す説明図
である。
【図5】本発明に係る二液混合噴霧装置の第2実施例を
示す断面図である。
【図6】本発明に係る二液混合噴霧装置の第3実施例を
示す断面図である。
【図7】本発明に係る二液混合噴霧装置の第4実施例を
示す断面図である。
【符号の説明】
1 主ノズルユニット 2 本体部 4 パイプ 5 主ノズル 6,7 ブッシング 8 チューブ 11 補助ノズルユニット 12 パイプ 13 補助ノズル 14 チューブ 15 螺旋体

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部に主ノズルを具備し内部に発泡剤
    からなるA液の流路を形成した主ノズルユニットと、こ
    の主ノズルユニット内に挿入されるとともに先端部に補
    助ノズルを具備し内部に固化剤からなるB液の流路を形
    成した補助ノズルユニットとを備え、前記補助ノズルは
    前記A液の流路に開口して設けられるとともに前記主ノ
    ズルユニットのA液供給口と前記主ノズルとの間に位置
    し、前記補助ノズル内には螺旋体が嵌装され、該螺旋体
    によってスピンがかけられたB液が前記主ノズルユニッ
    トの軸線方向に流れる発泡したA液中に噴出するように
    したことを特徴とする二液混合噴霧装置。
JP4215387A 1992-07-21 1992-07-21 二液混合噴霧装置 Expired - Fee Related JP2566870B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4215387A JP2566870B2 (ja) 1992-07-21 1992-07-21 二液混合噴霧装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4215387A JP2566870B2 (ja) 1992-07-21 1992-07-21 二液混合噴霧装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0631211A JPH0631211A (ja) 1994-02-08
JP2566870B2 true JP2566870B2 (ja) 1996-12-25

Family

ID=16671467

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4215387A Expired - Fee Related JP2566870B2 (ja) 1992-07-21 1992-07-21 二液混合噴霧装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2566870B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101857226B1 (ko) * 2018-02-26 2018-05-11 박재현 기능성 믹스 분무기

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5252249A (en) * 1990-04-26 1993-10-12 Bridgestone Corporation Powder and electrorheological fluid

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0188753U (ja) * 1987-12-03 1989-06-12

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101857226B1 (ko) * 2018-02-26 2018-05-11 박재현 기능성 믹스 분무기
WO2019164150A1 (ko) * 2018-02-26 2019-08-29 박재현 기능성 믹스 분무기

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0631211A (ja) 1994-02-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH05115576A (ja) 消火方法及び消火ノズル
JP2001507267A (ja) 消火器
US4027822A (en) Attachment device for a shower unit
JPH0994494A (ja) 内部混合気の霧化噴霧用ノズル
JPH04271860A (ja) コーン形空気霧化ノズル アセンブリ
JPS626858B2 (ja)
JPH041666B2 (ja)
EP0896949A4 (en) AIR / OZONE MIXER AND OZONE NEBULATOR
US5702058A (en) Dual foamer nozzle assembly for trigger sprayer
JP2566870B2 (ja) 二液混合噴霧装置
JPH09220495A (ja) 流体噴出ノズル
KR102279187B1 (ko) 2유체 노즐
EP1234611B1 (en) Jetting apparatus for mixed flow of gas and liquid
JP2548635Y2 (ja) 浴室用シャワーヘッド
JPH04176352A (ja) スプレーノズル
KR20010070321A (ko) 노즐
JP3799514B2 (ja) 繊維補強固化材の吹き付け装置及び吹き付けノズル
KR20010070322A (ko) 노즐 조립체
JPH0327270B2 (ja)
JP3947616B2 (ja) 吹付ノズル
JP2700038B2 (ja) 吐水装置
JPH10267806A (ja) 超音波霧化装置
KR200181342Y1 (ko) 분사액 확산 방지용 스프레이 건
JP3313382B2 (ja) 噴霧器装着用発泡ノズル
JPS6359734B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees