JPH0439818A - 両端コネクタハーネス - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、自動車用ワイヤハーネス等に使用する「電線
端の端子群を共通のコネクタに挿着したコネクタつき電
線群とそれに用いるコネクタに関するものである。

「従来の技術」 自動車用ワイヤハーネスは、電装品の増加に伴って回路
数が増加し、数百回路に及ぶものがあり、膨大な電線群
とコネクタが使用されて単一のワイヤハーネスが構成さ
れている。

しかし、自動車用ワイヤハーネスは、ワイヤハーネスの
組立て成形時と実車への取付は時、および、使用中の車
体振動によってコネクタに接続した電線群に強い引き外
力が生じるので、コネクタに挿着する電線群の端子は、
電線の引き外方に対する強度が弱い圧接端子は使用し難
く、その強度が優れる圧着端子が多く使用されている。

一方、圧接端子の前記の欠点を補う意図から電線の引き
外力を担持させる電線のストレインリリーフを設けて補
強した圧接端子が提案され、ワイヤハーネスの従たるコ
ネクタとして使用されている。

即ち、このストレインリリーフを有する圧接端子５は、
第５図のように別体の押え部材１５によって圧接刃１７
後方の圧接電線１８を押え込み、こぶ状の曲げ配線部１
６を形成して電線の引き外力を担持させる構造になって
いる。

「発明が解決しようとする課題」 一般的に、電線群に端子を接続する場合、圧接端子は電
線被覆を剥がす必要がなく、その上、機械的な一括圧接
手段が容易なのに対し、圧着端子は電線被覆の剥離が必
要な上、機械的な一括圧着が困難であり、電線群への接
続性の点において圧接、端子は格段の優位性がある。

しかし、従来手段の自動車用ワイヤハーネスは、端子の
電線引き抗力の配慮から、圧着端子が主流をなしている
のでコネクタつき電線群の成形生産性が悪く、量産高生
産性が要求される自動車用ワイヤハーネスの成形性を低
下させる主要因の一つとなっている。

また、前記のストレインリリーフを有する圧接端子は、
押え部材による曲げ配線部をつくるので、コネクタが大
形化しコスト高となる不具合がある。

本発明は、以上の従来手段の難点を解決するコネクタつ
き電線群とそれに用いるコネクタを提供するものである
。

「課題を解決するための手段」 以上の技術課題を解決する本発明は、 「複数の端子収容室を有する対向一対のコネクタ間に１
両端の端子を挿着したコネクタつき電線群において、 前記コネクタは圧接端子収容室と圧着端子収容室を混設
して、電線両端の圧接端子を該圧接端子収容室に、電線
両端の圧着端子を該圧着端子収容室に挿着し、さらに「
圧接端子を取着した電線群のコネクタ間電線長〉圧着端
子を取着した電線群のコネクタ間電線長」の電線長構造
をなしたコネクタつき電線群」の第一発明と、 「複数の端子収容室を有するコネクタに端子を挿着し、
コネクタ近傍の若干部分を残して電線結束部になすコネ
クタつき電線群において、前記コネクタは圧接端子収容
室と圧着端子収容室を混設して、それぞれ圧接端子と圧
着端子を挿着し、さらに、「圧接端子を取着した電線群
の、コネクタと電線結束部間の電線長〉圧着端子を取着
した電線群の、コネクタと電線結束部間の電線長」の電
線長構造になしたコネクタつき電線群」の第二発明にな
っている。

さらに、以上の第一、二発明に使用するコネクタの態様
として、 「圧接端子収容室のハーフコネクタと圧着端子収容室の
ハーフコネクタとの合体コネクタになし、該圧接端子収
容室のハーフコネクタの前半を該圧着端子収容室のハー
フコネクタの前方に突き出して組合せ結合する結合構造
のコネクタ」になすことがある。

「作用」 以上の構成の本発明のコネクタつき電線群は、コネクタ
が圧接端子収容室と圧着端子収容室からなり、それ等に
挿着された端子つき電線群が前記の電線長構造を有する
ので、それ等電線群に生ずる引き外力は、コネクタとの
電線長が廻い圧着端子電線が緊締してその外力を担持す
るので、コネクタとの電線長が長い圧接端子電線は、引
き外力による張力の発生がなく、引き外力による張力負
担を回避することができる。そして、その引き外力張力
負担回避作用を享受する圧接端子は、従来構造のストレ
インリリーフが無用になる。さらに、前記実施態様の合
体コネクタによると、前記の有効な電線長差が存在しな
いとコネクタの結合合体が不能となるので、コネクタ合
体によって電線長差の存在確認ができる。

「実施例」 以下、実施例に基づいて詳しく説明する。まず、前記第
一発明の一実施例を示す第１図を参照して、図は自動車
用ワイヤハーネスを構成するコネクタつき電線群が示し
てあり、多数の端子収容室２を有する対向一対のコネク
タＩＡＩＢに、端部の端子を挿着したコネクタつき電線
群において、コネクタＩＡｉＢは、第１図（Ｂ）参照、
横一列配列した圧接端子収容室２Ａと、それ等の両端に
一体形成した圧着端子収容室２Ｂとの泥膜になっており
。

圧接端子収容室２Ａには電線３Ａの端部に圧接接続した
圧接端子５が挿着係止され（圧接端子５は電、１ｉａＡ
群を一括圧接するので、端子単体で圧接端子収容室２Ａ
に挿着係止され、その挿着姿勢の上から電線３Ａ群が一
括圧接さ九る接続手順となる）、圧着端子収容室２Ｂに
は電線３Ｂの端部に圧着した圧着端子６が挿着係止され
、その圧接端子型Ｊｉ３Ａと圧着端子電線３Ｂは両端と
も圧接端子５または圧着端子６に統一されている。

そして「圧接端子電線３ＡのコネクタＩＡＩＢ間の電線
長Ｌユ〉圧着端子電線３ＢのコネクタＩＡＩＢ間の電線
長り、Ｊの電線長条件を満している。なお、２本の圧着
端子電線３Ｂは同一の電線長Ｌ２を有し、多数の圧接端
子電線３Ａは同一の電線長Ｌ工を有している。なお１図
中の７は圧接端子収容室２Ａ群の開口部を閉鎖してコネ
クタＩＡＩＢに係止するカバ一体である。

以上の実施例のコネクタつき電線群４は、電線群４に引
き外力が加わると、電線長の短い圧着端子電線３Ｂが、
第１図（Ａ）のように、外力の負荷点とコネクタ間、ま
たはコネクタＩＡＩＢ間で緊締してその外力を担持する
。

つぎに、第２図を参照して前記第二発明の一実施例を説
明する。図は自動車用ワイヤハーネスを構成するコネク
タつき電線群が示してあり、複数の端子収容室を有する
対向一対のコネクタＩＡＩＢに、１！線端の端子を挿着
し、コネクタＩ　Ａ　Ｉ　Ｂの近傍を除く電線群の中間
を一体に結束して電線結束部８になしたコネクタつき電
線群４において、コネクタＩＡＩＢは、下段の横一列配
列の圧接端子収容室２Ａと、上段の２個の圧着端子収容
室２Ｂが一体泥膜されており、第１図実施例と同様に、
それぞ九両端に圧接端子５を有する圧接端子電線３Ａと
１、両端に圧着端子６を有する圧着端子電線３Ｂが挿着
係止されている。

そして「圧接端子電線３ＡのコネクタＩＡＩＢ間の電線
長Ｌ工〉圧着端子電線３ＢのコネクタＩＡＩＢ間の電線
長ＬｚＪの電線長要件を満たしている。そして、その電
線群の中間を電線結束部８になしたとき、コネクタＩＡ
ＩＢと電線結束部８の端部９との間に、前記「ＬニーＬ
　ｚ　Ｊの電線長差の約１／２づつが顕出して、圧接端
子電線３Ａに「電線たるみＪ　１０を生じさせる構造に
なっている。

この第２図実施例のものも、電線結束部８とコネクタＩ
Ａ４Ｂ間に引き外方が生じると、電線たるみ１０が存在
しない圧着端子電線３Ｂが緊締して外力負担し、圧接端
７−電４１Ｘ３　Ａの張力負担はない。

つぎに、第３．４図を参照して本発明の他の実施例を説
明する。まず、第３図のものは第１図実施例のコネクタ
ＩＡＩＢを前記第二発明の電線結束部８を有するコネク
タつき電線群に応用した実施例である。

また、第４図は前記第一第二発明のコネクタつき電線群
４に使用するコネクタＩＡＩＢの変形例であり、このコ
ネクタは圧接端子収容室２Ａのみを有する圧接端子用ハ
ーフコネクタ１１と、圧着端子収容室２Ｂのみを有する
圧着端子用ハーフコネクタ１２からなり、このハーフコ
ネクタ１１と１２を両者の接合面に設けた係止溝１３と
係止条１４によって結合して合体係止し、単一のコネク
タＩＣどなる形状を有している。そして、その合体は第
４図（Ｂ）のように、圧接端子用ハーフコネクタ１１の
前半を圧着端子用ハーフコネクタ１２の前へ突き出して
結合する構造になっている。

この第４図示のコネクタによると、前記の電線長差が存
在しないとコネクタ合体ができないので。

有効な電線長差の存在不存在の確認ができる。

「発明の効果」 以上の説明のとおり、本発明のコネクタつき電線群は、
圧接端子に加わる有害な引き外力を防止し、圧接端子の
強度弱点を補うので、自動車用ワイヤハーネスの構成電
線群として有効に使用し得る性能を有し、こ九等電線群
の使用によって端子と電線群の接続作業性が格段に向上
し、ワイヤハーネスの組立て成形性を向上する効果があ
る。

そして、従来の圧接端子のストレインリーフを無用にす
ることから、コネクタの大形化・複雑化を生ずることな
く前記の作用効果を達成する利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図：第一発明一実施例のコネクタつき電線群を示し
、（Ａ）はその斜視図、（Ｂ）はそのコネクタの斜視図
、第２図（Ａ）（Ｂ）：第二発明−実施例のコネクタつ
き電線群の斜視図、第３図：第二発明の他の実施例の斜
視図、第４図：本発明の他の実施例のコネクタを示し、
（Ａ）（Ｂ）はその正面図、（Ｃ）はその斜視図、第５
図：従来構造の圧接端子の正面図 主な符号、ＬＡＩＢＩＣ：コネクタ、２Ａ：圧接端子収
容室、２Ｂ二圧着端子収容室、３Ａ：圧接端子電線、３
Ｂ：圧着端子電線、４：コネクタつき電線群、５：圧接
端子、６：圧着端子、８：電線結束部、１０：電線たる
み部、１１．１２：ハーフコネクタ 特許出頴人

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）複数の端子収容室を有する対向一対のコネクタ間
   に、両端の端子を挿着したコネクタつき電線群において
   、前記コネクタは圧接端子収容室と圧着端子収容室を混
   設して、電線両端の圧接端子を該圧接端子収容室に、電
   線両端の圧着端子を該圧着端子収容室に挿着し、さらに
   「圧接端子を取着した電線群のコネクタ間電線長＞圧着
   端子を取着した電線群のコネクタ間電線長」の電線長構
   造をなしたことを特徴とするコネクタつき電線群。
2. （２）複数の端子収容室を有するコネクタに端子を挿着
   し、コネクタ近傍の若干部分を残して電線結束部になす
   コネクタつき電線群において、前記コネクタは圧接端子
   収容室と圧着端子収容室を混設して、それぞれ圧接端子
   と圧着端子を挿着し、さらに、「圧接端子を取着した電
   線群のコネクタと電線結束部間の電線長＞圧着端子を取
   着した電線群のコネクタと電線結束部間の電線長」の電
   線長構造になしたことを特徴とするコネクタつき電線群
   。
3. （３）圧接端子収容室のハーフコネクタと圧着端子収容
   室のハーフコネクタとの合体コネクタになし、該圧接端
   子収容室のハーフコネクタの前半を該圧着端子収容室の
   ハーフコネクタの前方に突き出して組合せ結合する結合
   構造からなる特許請求の範囲第（１）（２）項記載のコ
   ネクタつき電線群用コネクタ。