JPH0439716Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0439716Y2 JPH0439716Y2 JP1987066147U JP6614787U JPH0439716Y2 JP H0439716 Y2 JPH0439716 Y2 JP H0439716Y2 JP 1987066147 U JP1987066147 U JP 1987066147U JP 6614787 U JP6614787 U JP 6614787U JP H0439716 Y2 JPH0439716 Y2 JP H0439716Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- arm
- seat back
- frame
- lower frame
- floating lever
- Prior art date
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- Expired
Links
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 10
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 4
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 4
- 235000001270 Allium sibiricum Nutrition 0.000 description 1
- IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N Atomic nitrogen Chemical compound N#N IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 229910001873 dinitrogen Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Seats For Vehicles (AREA)
- Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
《産業上の利用分野》
この考案は、中折れシートバツクを備えた車両
用シートに関する。
用シートに関する。
《従来の技術》
中折れシートバツクは、シートバツクが上下に
2分割されて、上部シートバツクが下部シートバ
ツクに対し回動可能に連結されている。このよう
なシートバツクは、シートバツクをリクライニン
グさせた場合にも、上体を起こした状態で寄り掛
かることができるので、着座者の好みの姿勢をと
ることができる利点がある。
2分割されて、上部シートバツクが下部シートバ
ツクに対し回動可能に連結されている。このよう
なシートバツクは、シートバツクをリクライニン
グさせた場合にも、上体を起こした状態で寄り掛
かることができるので、着座者の好みの姿勢をと
ることができる利点がある。
《考案が解決しようとする問題点》
しかしながら、従来の中折れシートバツクは、
シートバツク全体の角度調整と上部シートバツク
のみの角度調整とを別々の位置で個別に行なう必
要があり、シートバツクを着座者の好みの姿勢に
合わせるためには何回かの調整を必要とし、時間
がかかつていた。
シートバツク全体の角度調整と上部シートバツク
のみの角度調整とを別々の位置で個別に行なう必
要があり、シートバツクを着座者の好みの姿勢に
合わせるためには何回かの調整を必要とし、時間
がかかつていた。
そこでこの考案の目的は、シートバツク全体の
角度調整と上部シートバツクのみの角度調整とを
同一位置で同時的に行なうことができる改良され
た車両用シートを提供することにある。
角度調整と上部シートバツクのみの角度調整とを
同一位置で同時的に行なうことができる改良され
た車両用シートを提供することにある。
《問題点を解決するための手段》
この考案による車両用シートは、シートクツシ
ヨンフレームにリクライニングデバイスを介して
連結されたシートバツクロアフレームと、前記シ
ートバツクロアフレームに前方に付勢されて回動
可能に連結されるとともに、その回動角をロツク
装置により固定されるシートバツクアツパフレー
ムと、前記ロツク装置のロツク解除を行うレリー
ズワイヤと、前記リクライリングデバイスのアー
ムをべースに対して回動可能に連結するシヤフト
に固着した操作ノブとを備え、前記操作ノブと前
記アームとの間にフローテイングレバーの後端部
を位置させ、この後端部を常態において前記操作
ノブの内側に当接させるとともに、その屈曲中間
部を前記アームの外側に当接させ、且つ前記フロ
ーテイングレバーの先端部を前記レリーズワイヤ
に連結させて、前記フローテイングレバーの後端
部を前記操作ノブと共に前記アームおよびベース
側に押し込むことによつて、前記フローテイング
レバーの前記屈曲中間部を支点として、前記フロ
ーテイングレバーの前記先端部を持ち上げて前記
レリーズワイヤをロツク解除方向に引くようにし
たことを特徴とする。
ヨンフレームにリクライニングデバイスを介して
連結されたシートバツクロアフレームと、前記シ
ートバツクロアフレームに前方に付勢されて回動
可能に連結されるとともに、その回動角をロツク
装置により固定されるシートバツクアツパフレー
ムと、前記ロツク装置のロツク解除を行うレリー
ズワイヤと、前記リクライリングデバイスのアー
ムをべースに対して回動可能に連結するシヤフト
に固着した操作ノブとを備え、前記操作ノブと前
記アームとの間にフローテイングレバーの後端部
を位置させ、この後端部を常態において前記操作
ノブの内側に当接させるとともに、その屈曲中間
部を前記アームの外側に当接させ、且つ前記フロ
ーテイングレバーの先端部を前記レリーズワイヤ
に連結させて、前記フローテイングレバーの後端
部を前記操作ノブと共に前記アームおよびベース
側に押し込むことによつて、前記フローテイング
レバーの前記屈曲中間部を支点として、前記フロ
ーテイングレバーの前記先端部を持ち上げて前記
レリーズワイヤをロツク解除方向に引くようにし
たことを特徴とする。
《作用》
リクライニングデバイスの操作ノブを操作する
と、シートバツク全体の角度調整と上部シートバ
ツクのみの角度調整とが同一位置で同時的に行な
われる。
と、シートバツク全体の角度調整と上部シートバ
ツクのみの角度調整とが同一位置で同時的に行な
われる。
《実施例》
第1図には、この考案の一実施例が示されてい
る。四角な枠状に形成されたシートクツシヨンフ
レーム1には、図示されない複数のSばねが張架
されている。シートバツクフレームは、パイプ材
を長四角に折曲形成したロアフレーム2と、コ字
形に折曲形成したアツパフレーム3とからなり、
それぞれ図示されないSばねが張架されている。
ロアフレーム2の両側部には側板4,5が溶接さ
れ、一方の側板4は、シートクツシヨンフレーム
1に軸6により回動可能に連結され、他方の側板
5には、リクライニングデバイス7のアーム8が
固定されている。リクライニングデバイス7のベ
ース9はシートクツシヨンフレーム1に固定され
ている。ロアフレーム2は、着座者の腰椎までを
支持する大きさに形成されている。
る。四角な枠状に形成されたシートクツシヨンフ
レーム1には、図示されない複数のSばねが張架
されている。シートバツクフレームは、パイプ材
を長四角に折曲形成したロアフレーム2と、コ字
形に折曲形成したアツパフレーム3とからなり、
それぞれ図示されないSばねが張架されている。
ロアフレーム2の両側部には側板4,5が溶接さ
れ、一方の側板4は、シートクツシヨンフレーム
1に軸6により回動可能に連結され、他方の側板
5には、リクライニングデバイス7のアーム8が
固定されている。リクライニングデバイス7のベ
ース9はシートクツシヨンフレーム1に固定され
ている。ロアフレーム2は、着座者の腰椎までを
支持する大きさに形成されている。
アツパフレーム3は、その下部両端部が板状に
押し潰されて、それぞれロアフレーム2の側板
4,5に10,11により回動可能に連結されて
いる。
押し潰されて、それぞれロアフレーム2の側板
4,5に10,11により回動可能に連結されて
いる。
ロアフレーム2の上部辺にはブラケツト12が
後方に向けて溶接され、アツパフレーム3の上部
辺には別のブラケツト13が前方に向けて溶接さ
れ、両ブラケツト12,13の間にロツク装置で
あるガススプリング14が、それぞれ軸15,1
6を介して回動可能に連結されている。
後方に向けて溶接され、アツパフレーム3の上部
辺には別のブラケツト13が前方に向けて溶接さ
れ、両ブラケツト12,13の間にロツク装置で
あるガススプリング14が、それぞれ軸15,1
6を介して回動可能に連結されている。
ガススプリング14は、第2図に示すように、
細長いチエーブシリンダ17内にピストンロツド
18を備えたピストン19を摺動可能に保持した
もので、内部にはオイルを含んだ窒素ガスが封入
されている。ピストンロツド18の先端部には、
上部ブラケツト13に軸16により枢着される連
結板20が固定され、連結板20とチユーブシリ
ンダ17上部との間に圧縮コイルばね21が介装
されて、ピストンロツド18を常に上方に付勢し
ている。連結板20には、レバー22の基端部が
軸23により回動可能に取り付けられ、レバー2
2の中間部の長穴24には、ピストンロツド18
内に摺動可能に挿入されたプツシユロツド25の
先端部が挿入されて、ストツプリング26により
抜け止めを施されている。またレバー22の先端
部にはレリーズワイヤ27の一端部が固定されて
いる。レバー22と連結板20との間には圧縮コ
イルばね28が介装されて、プツシユロツド25
を常に上方に付勢している。プツシユロツド25
の下端部にはバルブ29が固着され、圧縮コイル
ばね28によりプツシユロツド25が上方に付勢
されていることにより、ピストン19内に形成さ
れた流通穴30を平生において塞いでいる。そし
て、ピストン19には、流通穴30に通じるオリ
フイス31が形成され、流通穴30とともにピス
トン19の上下のガス室32,33が連通可能に
なつている。
細長いチエーブシリンダ17内にピストンロツド
18を備えたピストン19を摺動可能に保持した
もので、内部にはオイルを含んだ窒素ガスが封入
されている。ピストンロツド18の先端部には、
上部ブラケツト13に軸16により枢着される連
結板20が固定され、連結板20とチユーブシリ
ンダ17上部との間に圧縮コイルばね21が介装
されて、ピストンロツド18を常に上方に付勢し
ている。連結板20には、レバー22の基端部が
軸23により回動可能に取り付けられ、レバー2
2の中間部の長穴24には、ピストンロツド18
内に摺動可能に挿入されたプツシユロツド25の
先端部が挿入されて、ストツプリング26により
抜け止めを施されている。またレバー22の先端
部にはレリーズワイヤ27の一端部が固定されて
いる。レバー22と連結板20との間には圧縮コ
イルばね28が介装されて、プツシユロツド25
を常に上方に付勢している。プツシユロツド25
の下端部にはバルブ29が固着され、圧縮コイル
ばね28によりプツシユロツド25が上方に付勢
されていることにより、ピストン19内に形成さ
れた流通穴30を平生において塞いでいる。そし
て、ピストン19には、流通穴30に通じるオリ
フイス31が形成され、流通穴30とともにピス
トン19の上下のガス室32,33が連通可能に
なつている。
バルブ29が流通穴30を塞いでいるときは、
ガス室32,33内のガスは移動できないのでピ
ストンロツド18は動かず、ロツク状態となる。
また、レリーズワイヤ27が下方に引かれてレバ
ー22がプツシユロツド25を下方に押すと、バ
ルブ29が下がつて流通穴30を開放するので、
流通穴30およびオリフイス31を通つて上下の
ガス室内32,33内のガスが移動できるように
なり、ピストン19およびピストンロツド18が
自由に上下に移動可能になる。
ガス室32,33内のガスは移動できないのでピ
ストンロツド18は動かず、ロツク状態となる。
また、レリーズワイヤ27が下方に引かれてレバ
ー22がプツシユロツド25を下方に押すと、バ
ルブ29が下がつて流通穴30を開放するので、
流通穴30およびオリフイス31を通つて上下の
ガス室内32,33内のガスが移動できるように
なり、ピストン19およびピストンロツド18が
自由に上下に移動可能になる。
ピストンロツド18の先端部は、連結板20を
介してアツパフレーム3のブラケツト13に枢着
され、チユーブシリンダ17の下部は、キヤツプ
34を介してロアフレーム2のブラケツト12に
枢着されている。したがつて、バルブ29が開い
てピストンロツド18が圧縮コイルばね21の付
勢力により上昇すると、第1図においてアツパフ
レーム3が、軸10,11を介してロアフレーム
2に対して前方に回動するとともに、逆に着座者
が背中を押し付けることによつて後方にも回動さ
せることができ、所望の位置でバルブ29を閉じ
ることによりその位置をロツクすることができ
る。
介してアツパフレーム3のブラケツト13に枢着
され、チユーブシリンダ17の下部は、キヤツプ
34を介してロアフレーム2のブラケツト12に
枢着されている。したがつて、バルブ29が開い
てピストンロツド18が圧縮コイルばね21の付
勢力により上昇すると、第1図においてアツパフ
レーム3が、軸10,11を介してロアフレーム
2に対して前方に回動するとともに、逆に着座者
が背中を押し付けることによつて後方にも回動さ
せることができ、所望の位置でバルブ29を閉じ
ることによりその位置をロツクすることができ
る。
バルブ29の開閉は、レリーズワイヤ27を引
張ることにより行なわれ、この操作はリクライニ
ングデバイス7の操作ノブ35によつて行なわれ
る。リクライニングデバイス7は、無段階調整式
のもので、ロアフレーム2の側板5に固定される
アーム8と、シートクツシヨンフレーム1に固定
されるベース9とを備えている。アーム8とベー
ス9とは、第3図に示すように、操作ノブ3が固
着されるシヤフト36により回動可能に連結され
ている。アーム8およびベース9にはそれぞれ内
筒状の凸部8a,9aが形成され、その内周壁に
内歯ギヤ37,38が形成されている。シヤフト
36には、その中間部に太陽ギヤ39が固着さ
れ、この太陽ギヤ39は、4個の遊星ギヤ40を
介して内歯ギヤ37,38に噛み合つており、内
歯ギヤ37,38は同ピツチではあるが歯数が僅
かに異なつている。ベース9から突出するシヤフ
ト36の先端部には、2本の溝41,42が形成
され、常態において、先端側の溝41にベース9
に固定された係止ばね43が係合して、シヤフト
36の軸方向の位置決めがなされている。
張ることにより行なわれ、この操作はリクライニ
ングデバイス7の操作ノブ35によつて行なわれ
る。リクライニングデバイス7は、無段階調整式
のもので、ロアフレーム2の側板5に固定される
アーム8と、シートクツシヨンフレーム1に固定
されるベース9とを備えている。アーム8とベー
ス9とは、第3図に示すように、操作ノブ3が固
着されるシヤフト36により回動可能に連結され
ている。アーム8およびベース9にはそれぞれ内
筒状の凸部8a,9aが形成され、その内周壁に
内歯ギヤ37,38が形成されている。シヤフト
36には、その中間部に太陽ギヤ39が固着さ
れ、この太陽ギヤ39は、4個の遊星ギヤ40を
介して内歯ギヤ37,38に噛み合つており、内
歯ギヤ37,38は同ピツチではあるが歯数が僅
かに異なつている。ベース9から突出するシヤフ
ト36の先端部には、2本の溝41,42が形成
され、常態において、先端側の溝41にベース9
に固定された係止ばね43が係合して、シヤフト
36の軸方向の位置決めがなされている。
アーム8の凸部37の外側と操作ノブ35との
間にはフローテイングレバー44の後部が位置
し、その長穴45にシヤフト36の基部が挿入さ
れ、その後に操作ノブ35が取り付けられる。フ
ローテイングレバー44は、常態においては、そ
の後端部44aが操作ノブ35の内側に当接し、
その屈曲中間部44bがアーム凸部8aの外側に
当接し、その先端部44cに、アーム8の小穴4
6を通されたレリーズワイヤ27の他端部が連結
されている。符号47はストツパピンである。
間にはフローテイングレバー44の後部が位置
し、その長穴45にシヤフト36の基部が挿入さ
れ、その後に操作ノブ35が取り付けられる。フ
ローテイングレバー44は、常態においては、そ
の後端部44aが操作ノブ35の内側に当接し、
その屈曲中間部44bがアーム凸部8aの外側に
当接し、その先端部44cに、アーム8の小穴4
6を通されたレリーズワイヤ27の他端部が連結
されている。符号47はストツパピンである。
いま、操作ノブ35を軸方向に押し込むと、フ
ローテイングレバー44の後端部44aが同方向
に押され、先端部44cは、屈曲中間部44bを
支点として持ち上げられる。先端部44cがある
程度持ち上げられると、ストツパピン47に当る
ので、後端部44aに加えられる力の一部は、フ
ローテイングレバー44を先端部側へ移動する力
に変換され、フローテイングレバー44は、回動
とともに前進する。そして、第4図に示すよう
に、フローテイングレバー44の後部が、アーム
凸部8aと操作ノブ35との間に完全に挟まれた
ときに、シヤフト36先端の第2の溝42に係止
ばね43が係合してその位置が保持され、レリー
ズワイヤ27は完全に引かれた状態になる。この
状態で、前記したアツパフレーム3のロアフレー
ム2に対する角度調整が行なわれる。
ローテイングレバー44の後端部44aが同方向
に押され、先端部44cは、屈曲中間部44bを
支点として持ち上げられる。先端部44cがある
程度持ち上げられると、ストツパピン47に当る
ので、後端部44aに加えられる力の一部は、フ
ローテイングレバー44を先端部側へ移動する力
に変換され、フローテイングレバー44は、回動
とともに前進する。そして、第4図に示すよう
に、フローテイングレバー44の後部が、アーム
凸部8aと操作ノブ35との間に完全に挟まれた
ときに、シヤフト36先端の第2の溝42に係止
ばね43が係合してその位置が保持され、レリー
ズワイヤ27は完全に引かれた状態になる。この
状態で、前記したアツパフレーム3のロアフレー
ム2に対する角度調整が行なわれる。
一方、ロアフレーム2のシートクツシヨンフレ
ーム1に対する角度調整は、操作ノブ35を回す
ことにより行なわれる。操作ノブ35を回転させ
ると、シヤフト36に固着された太陽ギヤ39が
遊星ギヤ40を介して内歯ギヤ37,38の歯数
の相違分だけ内歯ギヤ37を回転させ、アーム8
を通じてロアフレーム2をシートクツシヨンフレ
ーム1に対し回動させる。
ーム1に対する角度調整は、操作ノブ35を回す
ことにより行なわれる。操作ノブ35を回転させ
ると、シヤフト36に固着された太陽ギヤ39が
遊星ギヤ40を介して内歯ギヤ37,38の歯数
の相違分だけ内歯ギヤ37を回転させ、アーム8
を通じてロアフレーム2をシートクツシヨンフレ
ーム1に対し回動させる。
操作ノブ35の回転操作は、第3図に示す常態
位置においても、第4図に示す押し込み位置にお
いても、太陽ギヤ39が遊星ギヤ40を介して両
内歯ギヤ37,38に常に噛み合つているので可
能である。したがつて、第3図に示す常態位置に
おいてロアフレーム2のクツシヨンフレーム1に
対する角度調整を行ない、その後に第4図に示す
押し込み位置でアツパフレーム3のロアフレーム
2に対する角度調整を行なつてもよく、始めから
第4図に示す位置で両方の角度調整を同時に行な
つてもよい。
位置においても、第4図に示す押し込み位置にお
いても、太陽ギヤ39が遊星ギヤ40を介して両
内歯ギヤ37,38に常に噛み合つているので可
能である。したがつて、第3図に示す常態位置に
おいてロアフレーム2のクツシヨンフレーム1に
対する角度調整を行ない、その後に第4図に示す
押し込み位置でアツパフレーム3のロアフレーム
2に対する角度調整を行なつてもよく、始めから
第4図に示す位置で両方の角度調整を同時に行な
つてもよい。
上記実施例では、アツパフレーム3のロアフレ
ーム2に対する回動を固定するためのロツク装置
としてガススプリング14を用いているが、本願
と同一出願人による実開昭60−121853号公報に記
載されたコイルばねを用いたロツク装置や他の構
造のロツク装置を用いてもよい。またリクライニ
ングデバイスは、上記のような無段階調整式の他
に、セクターギヤを用いた段階式のものでもよ
く、両者を合わせた混合式のものでもよい。さら
にロツク装置のロツク解除は、操作ノブを引くこ
とにより行なつてもよく、操作ノブがレバー式の
ものでは、操作ノブにレリーズワイヤに連結され
たロツク解除ボタンを設けたり、レバー操作に連
動してレリーズワイヤが引かれる構成にしてもよ
い。
ーム2に対する回動を固定するためのロツク装置
としてガススプリング14を用いているが、本願
と同一出願人による実開昭60−121853号公報に記
載されたコイルばねを用いたロツク装置や他の構
造のロツク装置を用いてもよい。またリクライニ
ングデバイスは、上記のような無段階調整式の他
に、セクターギヤを用いた段階式のものでもよ
く、両者を合わせた混合式のものでもよい。さら
にロツク装置のロツク解除は、操作ノブを引くこ
とにより行なつてもよく、操作ノブがレバー式の
ものでは、操作ノブにレリーズワイヤに連結され
たロツク解除ボタンを設けたり、レバー操作に連
動してレリーズワイヤが引かれる構成にしてもよ
い。
《考案の効果》
以上のように、この考案による車両用シート
は、シートバツクフレームをロアとアツパに2分
割して回動可能に連結し、ロツク装置でその回動
を固定できるようにするとともに、このロツク装
置のロツク解除を行なうレリーズワイヤを、ロア
フレームとシートクツシヨンフレームとを回動可
能に連結するリクライニングデバイスの操作ノブ
に連結したので、この操作ノブだけの操作によ
り、シートバツク全体の角度調整と上部シートバ
ツクだけの角度調整とを同一位置で同時的に行な
うことができる。
は、シートバツクフレームをロアとアツパに2分
割して回動可能に連結し、ロツク装置でその回動
を固定できるようにするとともに、このロツク装
置のロツク解除を行なうレリーズワイヤを、ロア
フレームとシートクツシヨンフレームとを回動可
能に連結するリクライニングデバイスの操作ノブ
に連結したので、この操作ノブだけの操作によ
り、シートバツク全体の角度調整と上部シートバ
ツクだけの角度調整とを同一位置で同時的に行な
うことができる。
第1図は、この考案の一実施例を示す車両用シ
ートの内部構造の概略を示す斜視図、第2図は、
第1図におけるガススプリングの拡大断面図、第
3図は、第1図におけるリクライニングデバイス
の拡大断面図、第4図は、同リクライニングデバ
イスの作動時における拡大断面図である。 1……シートクツシヨンフレーム、2……シー
トバツクロアフレーム、3……シートバツクアツ
パフレーム、7……リクライニングデバイス、1
4……ガススプリング(ロツク装置)、27……
レリーズワイヤ、35……操作ノブ、44……フ
ローテイングワイヤ、44a……後端部、44b
……屈曲中間部、44c……先端部。
ートの内部構造の概略を示す斜視図、第2図は、
第1図におけるガススプリングの拡大断面図、第
3図は、第1図におけるリクライニングデバイス
の拡大断面図、第4図は、同リクライニングデバ
イスの作動時における拡大断面図である。 1……シートクツシヨンフレーム、2……シー
トバツクロアフレーム、3……シートバツクアツ
パフレーム、7……リクライニングデバイス、1
4……ガススプリング(ロツク装置)、27……
レリーズワイヤ、35……操作ノブ、44……フ
ローテイングワイヤ、44a……後端部、44b
……屈曲中間部、44c……先端部。
Claims (1)
- シートクツシヨンフレームにリクライニングデ
バイスを介して連結されたシートバツクロアフレ
ームと、前記シートバツクロアフレームに前方に
付勢されて回動可能に連結されるとともに、その
回動角をロツク装置により固定されるシートバツ
クアツパフレームと、前記ロツク装置のロツク解
除を行うレリーズワイヤと、前記リクライリング
デバイスのアームをべースに対して回動可能に連
結するシヤフトに固着した操作ノブとを備え、前
記操作ノブと前記アームとの間にフローテイング
レバーの後端部を位置させ、この後端部を常態に
おいて前記操作ノブの内側に当接させるととも
に、その屈曲中間部を前記アームの外側に当接さ
せ、且つ前記フローテイングレバーの先端部を前
記レリーズワイヤに連結させて、前記フローテイ
ングレバーの後端部を前記操作ノブと共に前記ア
ームおよびベース側に押し込むことによつて、前
記フローテイングレバーの前記屈曲中間部を支点
として、前記フローテイングレバーの前記先端部
を持ち上げて前記レリーズワイヤをロツク解除方
向に引くようにしたことを特徴とする車両用シー
ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987066147U JPH0439716Y2 (ja) | 1987-04-30 | 1987-04-30 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987066147U JPH0439716Y2 (ja) | 1987-04-30 | 1987-04-30 |
Publications (2)
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---|---|
JPS63172350U JPS63172350U (ja) | 1988-11-09 |
JPH0439716Y2 true JPH0439716Y2 (ja) | 1992-09-17 |
Family
ID=30903881
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987066147U Expired JPH0439716Y2 (ja) | 1987-04-30 | 1987-04-30 |
Country Status (1)
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JP (1) | JPH0439716Y2 (ja) |
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Citations (1)
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JPS61176308A (ja) * | 1985-01-30 | 1986-08-08 | 株式会社 大井製作所 | リクライニングシ−トの位置決め装置 |
Family Cites Families (1)
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-
1987
- 1987-04-30 JP JP1987066147U patent/JPH0439716Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
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JPS61176308A (ja) * | 1985-01-30 | 1986-08-08 | 株式会社 大井製作所 | リクライニングシ−トの位置決め装置 |
Also Published As
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JPS63172350U (ja) | 1988-11-09 |
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