JPH0439534B2 - - Google Patents

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JPH0439534B2
JPH0439534B2 JP14973987A JP14973987A JPH0439534B2 JP H0439534 B2 JPH0439534 B2 JP H0439534B2 JP 14973987 A JP14973987 A JP 14973987A JP 14973987 A JP14973987 A JP 14973987A JP H0439534 B2 JPH0439534 B2 JP H0439534B2
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JP
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ground
anchor
tensile
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length
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JP14973987A
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JPS63312420A (ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、アンカーに働く荷重を深さ方向及び
外周方向に有効に伝達させるグランドアンカーに
関するものである。
〔従来の技術とその問題点〕
従来、引張材に加わつた力はグラウト材を介し
て地盤に伝達されるが、引張型と圧縮型のアンカ
ーのいずれにも第2図に示す様に応力集中が生
じ、地盤に有効に応力伝達がなされず、定着長と
アンカー耐力と比例関係に限界値が存在する欠点
があつた。
従来のアンカーとして特開昭62−82117号公報
に開示されるものが提案されている。これは引張
材の全長の周囲に、内外に凹凸を形成したコルゲ
ートシースを設け、引張材の自由長部をアンボン
ドタイプとし、これにより周辺地盤との付着を期
待し、緊張力に対し、グラウト材の破壊を防止す
るようにしている。
しかしこの発明ではアンカー基端のアンカー体
にて応力が集中する欠点がある。
本発明は、以上のような問題点を解決するため
になされたもので、定着長全体を有効に使つた性
能の高いアンカー効果が得られグランドアンカー
の信頼性を向上させることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
グランドアンカー定着部の引張材の周囲に、深
さ方向に数分割し、それぞれに変形特性の異なる
材質をもつて内外に係止部を形成した荷重伝達材
を嵌挿せしめ、引張材に働く荷重を各荷重伝達材
の変形特性の違いを利用して深さ方向及び外周方
向に伝達させる。
〔実施例〕
以下本発明を図示の実施例にもとづいて説明す
る。
まず所要地盤1に所定深度に達するボアホール
2を削孔し、このボアホール2の所定位置にほぼ
ホール底に達するように所要長、径、強度を有す
るグランドアンカーGを挿入し、グランドアンカ
ーGの少なくとも定着長部4のボアホール内にセ
メント系のグラウト材12を注入して固定するも
のである。
このグランドアンカーGはボアホール2内に順
次部品を挿入して組み立ててもよいが、施工性を
鑑みて地上で組み立てる。これは単材もしくは複
数材を一体にして成る所要強度を有する引張材6
の先端位置に底蓋10を配設するとともに引張材
6の外周に荷重伝達材9,9,9……を外嵌し、
各荷重伝達材9と引張材6との間に特殊グラウト
材11を充填して両者間を固定する。この荷重伝
達材9は定着長部4に所要数のものを引張材に嵌
挿する。すなわちボアホールの深さ方向に数個に
分割し、順次引張材に外嵌するものである。そし
て最深部になる荷重伝達材の下端面に上部底蓋1
0を当接し、必要に応じてこの両者間を接着もし
くは他の方向で固着する。
この荷重伝達材9は内周面及び外周面に凹凸・
粗面その他によりこの内外に注入充填されるグラ
ウト材11,12と力の伝達が容易に行える如く
係着する係着部を一体に形成する。図示の実施例
では内外周両面に凹凸を形成している。さらにこ
の荷重伝達材9はそれぞれ引張材の定着長部4に
外嵌される位置に応じてその弾性係数が異なるよ
うにする。例えば引張型のグランドアンカーにお
いては引張材の深い位置に配設するもの程弾性係
数の大きいものを、また圧縮型グランドアンカー
においてはその反対に浅い位置に配設するものほ
ど弾性係数の大きいものをそれぞれ使用する。こ
の荷重伝達材9は合成樹脂、セラミツク等その他
の材質を用いて形成する。
定着長部4の最上部(最浅部)に配設される荷
重伝達材9の先端面には上蓋8を配設し、底蓋1
0と同様にして設け、これにより引張材の定着長
部に外嵌した荷重伝達材内に注入充填した特殊グ
ラウト材11を閉塞するようになす。
このようにしてグランドアンカーGの定着長部
4を形成するとともにこれに続く自由長部3は引
張材6(例えばアンボンドケーブル等)の外周を
シース7で覆い保護する。このときシースと上蓋
とを気密状にするのが望ましい。そして必要によ
り引張材、シース間に潤滑油13を充填する。グ
ランドアンカーGのアンカー頭部5は従来のよう
にして定着する。
以上のとおり本発明によれば、引張材に加わつ
た力を荷重伝達体の変形特性の違いにより有効に
地盤に伝達させ、定着長全長にほぼ均等な応力状
態にならしめることができる。すなわち、引張型
のグランドアンカーの場合は荷重伝達体の材質は
深くなる程弾性係数の大きなものを使用し、変形
特性の違いにより荷重を分散伝達させるもので、
圧縮型のグランドアンカーの場合はこの逆の配置
により地盤に均等な荷重を伝達することができ
る。またアンカー定着長の摩擦抵抗が進行性破壊
により最大耐力が一定限界値であり、アンカーに
定着長を長くしても比例して耐力が向上しないと
いう従来の欠点を補うことができる。
〔発明の効果〕
本発明による時はグランドアンカーの定着長の
ほぼ全長に亘つて均等な応力状態にして有効に地
盤に力を伝達させることができ、しかも定着長部
を長くしても比例して耐力が向上する等の利点を
有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は断面図、第2図はグランドアンカーの
摩擦抵抗の分布を示す説明図でAは引張型を、B
は圧縮型を示す。 1は地盤、2はボアホール、3は自由長部、4
は定着長部、5はアンカー頭部、6は引張材、7
はシース、8は上蓋、9は荷重伝達材、10は底
蓋、11,12はグラウト材、13は潤滑油。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 地中に設けられた孔に引張り材を挿入し、こ
    の引張り材と孔との空隙にセメント系グラウト材
    等を注入して硬化させることに依つて、引張り材
    に加えられる引張り力を当該削孔周辺の地盤に伝
    達せしめるグランドアンカー工法において、定着
    部の引張り材の周辺に、内外に係止部を形成した
    二種類以上の弾性係数の異なる性質をもち、かつ
    互いに連結した荷重伝達材を深さ方向に設けるこ
    とを特徴とするグランドアンカー。
JP14973987A 1987-06-15 1987-06-15 グランドアンカ− Granted JPS63312420A (ja)

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JP14973987A JPS63312420A (ja) 1987-06-15 1987-06-15 グランドアンカ−

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JP14973987A JPS63312420A (ja) 1987-06-15 1987-06-15 グランドアンカ−

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Publication Number Publication Date
JPS63312420A JPS63312420A (ja) 1988-12-20
JPH0439534B2 true JPH0439534B2 (ja) 1992-06-29

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ID=15481738

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JP14973987A Granted JPS63312420A (ja) 1987-06-15 1987-06-15 グランドアンカ−

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JP4519083B2 (ja) * 2006-02-17 2010-08-04 住友電工スチールワイヤー株式会社 グラウンドアンカーテンドン

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JPS63312420A (ja) 1988-12-20

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