JPH0439349A - 難燃性樹脂組成物 - Google Patents

難燃性樹脂組成物

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JPH0439349A
JPH0439349A JP2147042A JP14704290A JPH0439349A JP H0439349 A JPH0439349 A JP H0439349A JP 2147042 A JP2147042 A JP 2147042A JP 14704290 A JP14704290 A JP 14704290A JP H0439349 A JPH0439349 A JP H0439349A
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Japan
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weight
flame
nuclear
resin
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JP2147042A
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Masanori Suzuki
昌則 鈴木
Hiroyuki Ito
博幸 伊藤
Masaaki Motai
政明 馬渡
Kenju Furuyama
古山 建樹
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JSR Corp
Original Assignee
Japan Synthetic Rubber Co Ltd
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    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K21/00Fireproofing materials
    • C09K21/14Macromolecular materials
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/0008Organic ingredients according to more than one of the "one dot" groups of C08K5/01 - C08K5/59
    • C08K5/0066Flame-proofing or flame-retarding additives
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/49Phosphorus-containing compounds
    • C08K5/51Phosphorus bound to oxygen
    • C08K5/52Phosphorus bound to oxygen only
    • C08K5/521Esters of phosphoric acids, e.g. of H3PO4
    • C08K5/523Esters of phosphoric acids, e.g. of H3PO4 with hydroxyaryl compounds

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 a、産業上の利用分野 本発明は、耐衝撃性および自己消火性に優れた難燃性樹
脂組成物に関する。
b、従来の技術 従来、ゴム状重合体によって耐衝撃性を付与された熱可
塑性樹脂は、ABS樹脂で総称される樹脂としてよく知
られているが、用途によっては難燃性を有していること
が必要条件となる。このことは、特に家庭用品、電気製
品、OA機器、自動車などの製品、あるいは建築材料と
して用いられる場合についていえる。
ABS樹脂をはじめとするゴム強化熱可塑性樹脂を難燃
性にする公知の方法は、難燃剤をブレンドすることから
なるが、多くの場合、このような難燃剤は臭素化ジフェ
ニルオキシド化合物や臭素化ポリカーボネート化合物な
どのハロゲン含有化合物を含んでいる。これらの難燃剤
は、三酸化アンチモンと−緒に配合すると、優れた難燃
化効果を示す。
ところが、上記のハロゲン含有化合物を樹脂組成物中に
添加すると、成形加工時および燃焼時に有害物質の発生
を引き起こす、なかでも、人体にとって猛毒となるダイ
オキシンやフランの発生は、大きな問題となっている。
このような欠点を取り除くための方法として、ハロゲン
含有化合物の代りに、リンおよび/または窒素を含む化
合物などを、ABS樹脂をはじめとするゴム強化熱可塑
性樹脂へ添加することが提案されている。しかしながら
、これらの化合物は難燃化効果の点でハロゲン含有化合
物に劣る。とりわけ、ABS樹脂をはじめとするスチレ
ン系ゴム強化熱可塑性樹脂に対する難燃化効果が低く、
このような樹脂を用いる場合は、リンおよび/または窒
素を含む化合物などを多量に添加しなければならず、こ
の場合、樹脂組成物の耐衝撃性などの物性が著しく損な
われるという問題点が残る。
C0発明が解決しようとする課題 本発明は、核置換メチルスチレンおよび核置換ヒドロキ
シスチレンを、ゴム強化熱可塑性樹脂中へ共重合体成分
として導入することによって、■ 低いハロゲン含有率
にて高い難燃性レベルを達成し、ダイオキシンやフラン
などの有害化合物の発生を低減化した難燃性樹脂組成物
、 あるいは ■ ハロゲン系難燃剤を使用しなくても、リン系難燃剤
によって高い難燃性レベルを達成することができ、しか
も耐衝撃性に優れた難燃性樹脂組成物、を提供しようと
するものである。
60課題を解決するための手段 本発明は、 下記(A)成分および(B)成分を、(A)/(B) 
=100/1〜40重量部の配合割合で含有しているこ
とを特徴とする難燃性樹脂組成物、 (A)成分 ゴム成分0〜70重量%と、核置換メチル化芳香族ビニ
ル、核置換ヒドロキシ芳香族ビニル、ならびに必要に応
じて用いられる上記以外の芳香族ビニル単量体、シアン
化ビニル単量体、(メタ)アクリル酸エステル、無水マ
レイン酸およびマレイミド系単量体から選ばれた単量体
からなる重合体成分100〜30重量%とからなる熱可
塑性樹脂であって、かつ、ゴム成分を用いたときのグラ
フト率が10〜150%である熱可塑性樹脂。
(B)成分 難燃剤; ならびに、 上記難燃性樹脂組成物5〜95重量%と、他の樹脂材料
95〜5重量%とをブレンドして得られることを特徴と
する難燃性樹脂組成物、 を提供するものである。
以下に、本発明をさらに詳しく説明する。
(A)成分中に用いられるゴム成分としては、ポリブタ
ジェン、ブタジェン−スチレン共重合体、ポリイソプレ
ン、ブタジェン−アクリロニトリル共重合体、エチレン
−プロピレン(−ジエンメチレン)共重合体、イソブチ
レン−イソプレン共重合体、アクリルゴム、スチレン−
ブタジェンブロック共重合体、スチレン−ブタジェン−
スチレンブロック共重合体、スチレン−ブタジェン−ス
チレンラジアルテレブロック共重合体、スチレン−イソ
プレン−スチレンブロック共重合ゴム、5EBSなどの
水素添加ジエン系(ブロック)共重合体、ポリクロロプ
レン、ポリウレタンゴム、シリコーンゴムなどが挙げら
れる。これらのなかで、ポリブタジェン、ブタジェン−
スチレン共重合体、エチレン−プロピレン(−ジエンメ
チレン)共重合体、シリコーンゴムおよび水素添加ジエ
ン系(ブロック)共重合体が好ましい。
核置換メチル化芳香族ビニルとしては、0−メチルスチ
レン、m−メチルスチレンおよびP−メチルスチレン、
およびこれらの2種以上からなる混合物、核置換ジメチ
ルスチレン、核置換トリメチルスチレン、核置換テトラ
メチルスチレン、核置換ペンタメチルスチレンなどが挙
げられる。さらに、核置換メチル化芳香族ビニルとして
は、α−位にメチル基が結合した誘導体も挙げられる。
これらのなかで、Oメチルスチレン、m−メチルスチレ
ン、P−メチルスチレン、およびこれらの2種以上から
なる混合物が好ましい。
核置換ヒドロキシ芳香族ビニルとしては、以下に示す構
造式(1)で表わされるものが挙げられる。
〔式中、R1−R4は水素原子、炭素数1〜5のアルキ
ル基、フェニル基、ハロゲン原子、ハロゲン化アルキル
基、シクロヘキシル基またはアルキルフェニル基を表わ
し、mは1〜5の整数を表わし、nは0〜4の整数を表
わす。〕 これらのなかで、〕0−ヒドロキシスチレンm −ヒド
ロキシスチレン、p−ヒドロキシスチレンおよびこれら
の2種以上からなる混合物が好ましい。
芳香族ビニル単量体としては、スチレン、α−メチルス
チレン、ブロモスチレン、ジプロモスチレン、トリブロ
モスチレン、クロロスチレン、ジクロロスチレン、α−
エチルスチレンなどが挙げられる。これらのなかで、ス
チレンおよびα−メチルスチレンが好ましい。
シアン化ビニル単量体としては、アクリロニトリル、メ
タクリロニトリルなどが挙げられ、これらのなかではア
クリロニトリルが好ましい。
(メタ)アクリル酸エステルとしては、アクリル酸メチ
ル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、メタクリル
酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチルな
どが挙げられるが、なかでもメタクリル酸メチルが好ま
しい。
マレイミド系単量体としては、マレイミド、N−メチル
マレイミド、N−エチルマレイミド、N−プロピルマレ
イミド、N−イソプロピルマレイミド、N−シクロへキ
シルマレイミド、N−フェニルマレイミド、N−(p−
ブロモフェニル)マレイミド、トリブロモフェニルマレ
イミド、N−(p−フロロフェニル)マレイミドなどが
挙げられるが、これらのなかでは、マレイミド、N−フ
ェニルマレイミド、N−シクロへキシルマレイミドおよ
びトリブロモフェニルマレイミドが好適である。
本発明の(A)成分は、ゴム成分0〜70重置%と、核
置換メチル化芳香族ビニル、核置換ヒドロキシ芳香族ビ
ニル、ならびに必要に応じて用いられる上記以外の芳香
族ビニル単量体、シアン化ビニル単量体、(メタ)アク
リル酸エステル、無水マレイン酸およびマレイミド系単
量体から選ばれた単量体からなる重合体成分30〜10
0重量%とからなる熱可塑性樹脂であって、かつ、ゴム
成分を用いたときのグラフト率が10〜150%である
熱可塑性樹脂である。
(A)成分中のゴム成分の含有量は0〜70重量%、好
ましくは0〜60重量%である。ゴム成分の添加効果を
得るためには、好ましくは5〜70重量%、さらに好ま
しくは10〜60重量%である。70重量%を超えると
、本発明の組成物の成形品の表面光沢および難燃性が低
下する。
ゴム成分を必須とする(A)成分のグラフト率は、10
〜150重量%、好ましくは20〜120%である。グ
ラフト率が10重量%未満であるとゴム成分の添加効果
が十分発揮さ−れす、例えば十分な耐衝撃性が得られな
い。一方150重量%を越えると難燃時のドリッピング
(溶融滴下)がおこりやすくなり、好ましくない。
(A)成分中の、核置換メチル化芳香族ビニル、核置換
ヒドロキシ芳香族ビニル、ならびに必要に応じて用いら
れる上記以外の芳香族ビニル単量体、シアン化ビニル単
量体、(メタ)アクリル酸エステル、無水マレイン酸お
よびマレイミド系単量体から選ばれた単量体の重合体成
分の含有量は、30〜100重量%、好ましくは40〜
100重量%である。ゴム成分を用いる場合には、好ま
しくは30〜95重量%、さらに好ましくは40〜90
重置%である0重合体酸分の含有量が30重量%未満で
あると、本発明の組成物の成形品の表面光沢および難燃
性が劣る。
(A)成分中の結合核置換メチル化芳香族ビニル含有量
は、好ましくは1〜99重量%、より好ましくは5〜9
0重量%、さらに好ましくは10〜85重量%、特に好
ましくは10〜60重置%である。結合核置換メチル化
芳香族ビニルの含有量が1重量%未満であると、難燃性
が低下し、99重量%を超えると、難燃性が劣る。
(A)成分中の結合核置換ヒドロキシ芳香族ビニルの含
有量は、好ましくは1〜99重量%、より好ましくは5
〜85重量%、さらに好ましくは10〜75重量%、特
に好ましくは10〜50重量%である。結合核置換ヒド
ロキシ芳香族ビニルの含有量が1重量%未満であると、
十分な難燃性が得られず、99重量%を超えると難燃性
および樹脂の熱安定性が劣る。
なお、本明細書において「結合核置換メチル化芳香族ビ
ニル」および「結合核置換ヒドロキシ芳香族ビニル」と
は、(A)成分中に、ホモポリマーの単量体成分として
、共重合体中の単量体成分として、あるいはゴム質重合
体にグラフト重合体成分として含有されている「核置換
メチル化芳香族ビニル」あるいは「核置換ヒドロキシ芳
香族ビニル」を意味している。
(A)成分のマトリックス樹脂の極限粘度〔η〕(メチ
ルエチルケトン中、30°Cで測定、以下同じ)は、好
ましくは0.1〜1.5 dl17gであり、さらに好
ましくは0.3〜1 、 Oa / gである。〔η〕
が0.In/g未満であると衝撃強度が十分に発現され
ず、〔η〕が1.54e/gを超えると成形加工性が低
下する。ここで、マトリックス樹脂とは、(A)成分中
のグラフト化ゴム成分以外の樹脂成分のことであり、上
記極限粘度〔η〕は、(A)成分のうちメチルエチルケ
トン溶解分を常法に従って測定することにより求めた値
である。
ゴム成分を必須とする(A)成分を製造する方法として
は、例えば、 ■ ゴム成分の存在下に重合体成分を重合してゴム強化
熱可塑性樹脂を得る方法; ■ ゴム成分の存在下に重合体成分の一部を重合し、残
りの重合体成分を別途重合し、これらをブレンドするグ
ラフト・ブレンド法; ■ 核置換メチル化芳香族ビニルおよび/または核置換
ヒドロキシ芳香族ビニルあるいは必要に応じて上述の単
量体を別途共重合し、それを上記■あるいは■の方法に
より得られたものにブレンドする方法; などが挙げられる。
ゴム成分を含まない(A)成分を製造する方法としては
、例えば、 ■ 上記■または■の方法においてゴム成分を使用しな
い製造方法; ■ 上記■の方法において、■または■の方法により得
られたものの代わりに■の方法により得られたものにブ
レンドする方法; が挙げられる。
上記(A)成分のなかで代表的な組成物としては、AB
S樹脂、p−メチルスチレン−スチレン−アクリロニト
リル共重合体およびP−ヒドロキシスチレンポリマーを
ブレンドしたゴム強化熱可塑性樹脂組成物を挙げること
ができ、各成分の好ましい組成は5〜50重量%、5〜
45重量%、および5〜30重量%である。
本発明の難燃性樹脂組成物中の(A)成分の重合方法と
しては、塊状重合法、溶液重合法、懸濁重合法、乳化重
合法および沈殿重合法が挙げられ、これらを組合せた方
法を用いることもできる。また、連続法、半連続法ある
い−は回分法を適用することもできる。
(B)成分である難燃剤としては、樹脂材料の難燃化の
ために一般に使用されているものを用いることができる
が、なかでも、臭素含有化合物、塩素含有化合物、リン
および/または窒素含有化合物が好ましく、さらにダイ
オキシンなどの有毒ガスの発生がない点で、リンおよび
/または窒素含有化合物が好ましく、特にトリフェニル
ホスフェートに代表されるホスフェート類、ポリリン酸
アンモニウム、赤リン、メラミンなどが好ましい。
本発明の難燃性樹脂組成物中の(B)成分の含有量は、
(A)成分100重量%に対して1〜40重量%、好ま
しくは5〜35重量%、さらに好ましくは5〜30重量
%である。(B)成分の含有量が1重量%未満であると
難燃性が低く、また、40重置%を超えると耐衝撃性の
低下、難燃剤のブリードアウトをきたす。
請求項(2)の発明において使用する他の樹脂材料とし
ては、ABS樹脂、ABS樹脂、ABS樹脂、旧PS、
ポリスチレン、MS樹脂、ポリカーボネート、ポリアミ
ド、PBT 、 PE!T 、 PPS 、、PPO、
POM 、ポリ7−t=タール、ポリエーテルエステル
アミド、ポリエーテルイミド、ポリイミド、PEEK、
ボリアリレート、ポリメタクリル酸メチル、シリコーン
樹脂、ポリ塩化ビニル、塩素含佇ポリマー、フッ素系ポ
リマー、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリウレタン
、(不飽和)ポリエステル、および熱可塑性エラストマ
ーから選ばれた、1種以上のポリマーが挙げられる。こ
れらのなかでは、ポリカーボネート、ポリアミド、PB
T、PET 、PPS 、 PPOおよびシリコーン樹
脂から選ばれた1種以上のポリマーが好ましい。
本発明の難燃性樹脂組成物は、(A)成分中に核置換メ
チル化芳香族ビニルおよび核置換ヒドロキシ芳香族ビニ
ルを含有しているため、従来の組成物に比ベハロゲン系
難燃剤の使用量を減少することができるばかりでなく、
ハロゲン系難燃剤を使用しなくてもリン系難燃剤によっ
て優れた難燃性を達成することができる。
すなわち、芳香核に結合しているメチル基は、加熱され
ると共鳴安定化してベンジルラジカルになる。
そして、このベンジルラジカルは再結合し、架橋体を形
成する。形成された架橋体は、樹脂の燃焼時における溶
融滴下(ドリップ)を防止するばかりでなく、不燃性の
炭化構造をもとり得るため、樹脂の燃焼を抑制する。一
方、芳香核に結合したヒドローヤ・′、・基(水酸基)
は、燃焼時にポリりん酸などの強酸が共存するとその脱
水作用によって脱離し、不燃性の炭化構造の形成を促進
する。これらの作用の相乗効果によって、本発明の目的
とする効果が得られる。
本発明の難燃性樹脂組成物を製造する際に用いる各成分
を溶融混合する装置としては、開放型ミキシングロール
、非開放型バンバリーミキサ−1押出機、ニーダ−1連
続ミキサーなどの公知のものを使用することができる。
本発明の難燃性樹脂組成物には、必要に応じて、酸化防
止剤、紫外線吸収剤などの安定剤、シリコンオイル、低
分子量ポリエチレンなどの滑荊、炭酸カルシウム、タル
ク、クレー、酸化チタン、シリカ、炭酸マグネシウム、
カーボンブラック、硫酸バリウム、酸化カルシウム、酸
化アルミニウム、マイカ1、ガラスピーズ、ガラス繊維
、金属フィラーなどの充てん剤、分散剤、発泡剤、着色
剤などを添加することができる。
本発明の難燃性樹脂組成物は、押出成形、射出成形、圧
縮成形などにより成形することにより成形品とされるが
、これらの成形品は、難燃性、耐衝撃性および実用成形
性に優れており、表面外観も良好であるので、家庭用品
、、電気機器、OA機器などの物品、自動車などの製品
、および建築材料として極めて有用である。
e、実施例 以下に、実施例によって本発明を具体的に説明するが、
本発明はこれらの実施例によって限定されるものではな
い。
(A)成分として、下記のものを用いた。
グーフト丑 人  a−1 還流冷却器、温度計および撹拌器を備えたセパラブルフ
ラスコに、イニシャル成分としてポリブタジェンゴムラ
テックスを固形分換算で40部、イオン交換水65部、
ロジン酸石けん0.35部、スチレン15部およびアク
リロニトリル5部を加え、次にピロリン酸ナトリウム0
.2部、硫酸第1鉄7水和物0601部およびぶどうI
io、4部をイオン交換水20部に溶解した溶液を加え
た。そしてキュメンハイドロパーオキシド0.07部を
加えて重合を開始し、1時間重合させたのち、インクレ
メント成分としてイオン交換水45部、ロジン酸石けん
0.7部、スチレン30部、アクリロニトリル10部お
よびキュメンハイドロパーオキシド0.01部を2時間
かけて連続的に添加し、そしてさらに1時間重合させて
反応を完結した。
得られた共重合体ラテックスに硫酸を加え凝固し、水洗
、乾燥してグラフト共重合体(a−1)を得た。
ブーツ 丑 ム  a−2 表−1に示した単量体を用いる以外はグラフト共重合体
(a −1)と同様の方法で重合を行ない反応を完結さ
せ、グラフト共重合体(a−2)を得た。
表 還流冷却器、温度計および撹拌器を備えたセパラブルフ
ラスコに、イオン交換水250部、ロジン酸カリウム3
.0部、p−メチルスチレン75部、アクリロニトリル
25部およびt−ドデシルメルカプタン0.1部を加え
、次にエチレンジアミン四酢酸ナトリウム0.05部、
硫酸第一鉄7水和物0.002部およびナトリウムホル
ムアルデヒドスルホキシレート0.1部をイオン交換水
8部に溶解した溶液を加えた。そして、ジイソプロピル
ベンゼンハイドロバーオキサイド0.1部を加えて重合
を開始し、約1時間重合させて反応を完結した。
得られた共重合体ラテックスに硫酸を加え凝固し、水洗
、乾燥して共重合体(b−1)を得た。
北ム b−2) p−メチルスチレンの代わりにスチレンを用いる以外は
共重合体(b−1)と同様の方法で共重合体(b−2)
を得た。なお反応は完結した。
■立生1±二上と 丸善石油化学■製のp−ヒドロキシスチレンホモポリマ
ーのマルカリンカーMを用いた。
〔実施例1〜4、比較例1,2〕 表−2に示した成分および割合で配合し、次いでヘンシ
ェル型ミキサーによって混合し、さらにベンド付押出機
により220℃で溶融混練して、ベレット化された難燃
性樹脂組成物を得た。
得られた難燃性樹脂組成物を、シリンダー温度を230
℃にセットした射出成形機にて成形することにより、試
験片を作製した。得られた難燃性樹脂組成物の評価結果
を表−2に示す。
なお、得られた組成物についての各物性は、次の方法に
よって評価した。
(1)難燃性 a、o、1.(酸素指数)。
試験片:  1/8’ X 1/2″×5#b、  U
L−94に準拠した燃焼性テスト。
試験片: 1/16’ X 1/2“×5#(2)アイ
ゾツト衝撃強度 ASTM D2561/4’ 、23°C1ノツチ付(
kg−cm/cm)表−2 注)y−x グラフト率(知−□×1■ X:A成分1g中のゴム成装置 y:4部戊分1gのメチルエチルケトンイS刊1*) 
 Burning 表−2に示す結果から明らかなように、実施例1〜4の
組成物は、本発明の難燃性樹脂組成物であり、本発明の
目的とするものが得られている。
比較例1および2の組成物は、結合p−メチルスチレン
または結合ヒドロキシスチレンの含有量が、本発明の範
囲未満の難燃樹脂組成物であり、目的とする難燃性が得
られない。
f6本発明の効果 本発明の難燃性樹脂組成物は、低ハロゲン含有率、ある
いは、ハロゲン含有難燃剤未使用にて優れた難燃性を有
しており、しかも成形加工時および燃焼時にダイオキシ
ンなどの有害物質の発生が起こりに(く、さらに実用レ
ベルの高度な耐衝撃性をも有している。
したがって、OA機器などの事務機器や電気機器などの
大型成形品や複雑な成形品の成形が可能で、実用上価れ
た材料であり、工業的価値が極めて大きく、産業上極め
て有用なものである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記(A)成分および(B)成分を、(A)/(
    B)=100/1〜40重量部の配合割合で含有してい
    ることを特徴とする難燃性樹脂組成物。 (A)成分 ゴム成分0〜70重量%と、核置換メチル化芳香族ビニ
    ル、核置換ヒドロキシ芳香族ビニル、ならびに必要に応
    じて用いられる上記以外の芳香族ビニル単量体、シアン
    化ビニル単量体、(メタ)アクリル酸エステル、無水マ
    レイン酸およびマレイミド系単量体から選ばれた単量体
    からなる重合体成分100〜30重量%とからなる熱可
    塑性樹脂であって、かつ、ゴム成分を用いたときのグラ
    フト率が10〜150%である熱可塑性樹脂。 (B)成分 難燃剤。
  2. (2)請求項(1)記載の難燃性樹脂組成物5〜95重
    量%と、他の樹脂材料95〜5重量%とをブレンドして
    なることを特徴とする難燃性樹脂組成物。
JP2147042A 1990-06-05 1990-06-05 難燃性樹脂組成物 Pending JPH0439349A (ja)

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JP2147042A JPH0439349A (ja) 1990-06-05 1990-06-05 難燃性樹脂組成物
EP91201664A EP0520096B1 (en) 1990-06-05 1991-06-28 Flame retardant resin composition
US07/728,223 US5302647A (en) 1990-06-05 1991-07-12 Flame resistant resin composition

Applications Claiming Priority (2)

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