JPH0439247A - 給送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、例えばプリンタなどに設けられ、読取原稿
や記録用紙などの給送を行う給送装置に関するものであ
る。

［従来の技術］ 第４図は例えば実開平１−９７９５５号公報に示された
従来の分離給送装置の断面図、第５図は第４図の分離給
送装置を有するプリンタを示す概略の構成図である。

図において、符号（１）は上部に開口部（１ａ）を有す
る収納カセット、（２）は収納カセット（１）の底部に
複数個設けられているスプリング、（３）はスプリング
（２）上に設けられている積載板、（４）は積載板（３
）上に多数枚積層されている被給送体としての用紙であ
り、この用紙（４）はスプリング（２）により所定のば
ね力て上方へ付勢されている。（５）は収納カセット（
１）内に設けられ、一番上の用紙（４）の先端部の両角
に係合している分離爪である。

（６）は開口部（１ａ）上に設けられ用紙（４）の幅方
向に延びる回転軸、（７）は回転軸（６）に間隔をおい
て２個固定され、回転軸（６）とともに図の矢印Ａ方向
に回転するフィードローラであり、これらのフィードロ
ーラ〈７）は、図のような略半月状（欠円状〉の断面に
なっており、かつそれぞれの最大径が互いに等しくされ
ている。

上記のように構成された従来の分離給送装置においては
、スタート信号により回転＠（６）に回転力が伝達され
ると、フィー１〜ローラ（７）が矢印Ａ方向に回転する
。これにより、２個のフィードローラ（７）のエツジ部
がほぼ同時に用紙く４）上に接触し、用紙（４）が摩擦
搬送力を受ける。

このとき、用紙（４）は、分離爪（５）によりさばかれ
、最上位にある１枚だけが弾き出されて図の矢印Ｂ方向
に給送されることになる。

［発明が解決しようとする課題］ 上記のように構成された従来の分離給送装置においては
、各フィードローラ（７）の所定のエツジ部を起点とし
て、用紙（４）に対して給送力を同時に与えなければ、
用紙（４）が斜行してしまうので、各フィードローラ（
７）の形状や回転軸（６）への装着位置を高精度に管理
しなければならないという問題点があった。

この発明は、上記のような問題点を解決することを課題
としてなされたものであり、フィードローラの形状や装
置位置を高精度に管理することなく、斜行補正を容易に
行うことができ、安価て高精度にすることができる給送
装置を得ることを目的とする。

［ｙ題を解決するための手段］ この発明に係る給送装置は、外径が順次異なる複数個の
フィードローラを回転軸に取り付けるとともに、被給送
体の給送路の側部にガイド体を設けたものである。

［作用コ この発明においては、外径が順次異なっているフィート
ローラにより、被給送体をＷ！極的に一方の側へ斜行さ
せ、この斜行した被給送体の側部をガイド体に当接させ
ることにより、この被給送体の進行方向を修正する。

［実施例コ 以下、この発明の実施例を図について説明する。

第１図はこの発明の一実施例による分離給送装置の一部
を示す平面図、第２図は第１図の斜視図、第３図は第１
図の装置の断面図であり、第４図と同−又は相当部分に
は同一符号を付し、その説明を省略する。

図において、符号（１１）は回転軸（６）に取り付けら
れている断面略半月状の第１のフィートローラであり、
この第１のフィートローラ（１１）の最大径はａである
。　　（１２）は回転軸（６）に第１のフィードローラ
（１１）と間隔をおいて取り付けられている断面略半月
状の第２のフィードローラであり、この第２のフィード
ローラ（１２）の最大径はｂであり、ａ＜ｂの関係が成
り立っている。

（１３）は用紙（４）の給送路の一方の側部に設けられ
、用紙（４）の進行方向を修正するガイド体としての搬
送ガイド板である。

上記のように構成された分離給送装置においては、外径
の互いに異なる第１及び第２のフィードローラ（１１）
　、（１２）により用紙（４）を給送することにより、
用紙（４）は外径の小さい第１のフィードローラ（１１
）側へ斜行する。即ち、第１及び第２のフィードローラ
（１１）　、（１２）の用紙（４）への接触部の周速度
差により、用紙（４）は常に第２図の矢印Ｃ方向に斜行
する。この後、用紙（４）は、その−側部が搬送ガイド
板（１３）に当接することにより、その進行方向を矢印
り方向、矢印Ｅ方向へと徐々に修正され、最終的には斜
行が完全に補正され片寄せされた状態で直進する。

なお、他の動作は従来例と同様である。

このように、各フィードローラ（１１）　、（１２）の
外径を不均一にして、給送力のバランスを故意に狂わせ
ることにより、用紙（４）を積極的に一方の側へ斜行さ
せ、かつこの斜行を利用して用紙（４）を搬送ガイド板
（１３）で片寄せすることにより、斜行補正を容易に行
うことができる。また、各フィードローラ＜１１）　、
（１２）は、ａ＜ｂの関係が成り立っていればよく、そ
れらの形状や装着位置を高精度に管理する必要もない。

また、従来装置では、用紙（４）のフィードローラ（７
）への押付力の不均一や、分離爪（５）と用紙く４）と
の位置関係等によっても斜行量が変化するため、例えば
シャッターに用紙（４）の先端を当接させて、斜行を修
正した後にシャッターを開放するような複雑な斜行補正
装置を新たに追加しなければならず、全体のコストアッ
プを招いたり、全体が大形化したりしていた。しかし、
上記実施例の装置ではＩＩ雑なフ゛）行補正装置を具備
することなく、斜行補正を容易に行うことができ、これ
によりコストアップや大形化が防止されている。

なお、上記実施例では各フィードローラ（１１）（１２
）の断面形状を略半月形にしたが、断面円形でもよい。

また、上記実施例では２個のフィードローラ（１１）　
、（１２）を用いたが、３個以上であってもよく、この
場合、それぞれの外径を回転軸（６）の方向に沿って順
次階段状に変えていけばよい。

さらに、上記実施例では用紙（４）を−枚ずつ分離して
給送する分離給送装置を示したが、最初から一枚ずつ給
送する給送装置や、プリンタ内の搬送路の途中に設けら
れるものなどでもよい。

さらにｔた、上記実施例では被給送体として用紙（４）
を示したが、例えばＯＨＰシートなど、他のものであっ
てもよい。

また、上記実施例ではガイド体として搬送カイト板（１
３）を示したが、ガイド体はこれに限定されるものでは
なく、被給送体の斜行を直すことができれば、他の形状
のものなどでもよい。

さらに、この発明は、プリンタの他に、複写機やＯＣＲ
（光学的読取装置）などの給送装置にも適用でき、上記
実施例と同様の効果を奏する。

［発明の効果コ 以上説明したように、この発明の給送装置は、外径が順
次異なる複数個のフィードローラを回転軸に取り付ける
とともに、被給送体の給送路の側部に、斜行した被給送
体の側部が当接するようにガイド体を設け、被給送体を
Ｗ！極的に一方の側へ斜行させ、この後被給送体の進行
方向を修正するようにしたので、フィートローラの形状
や装置位置を高精度に管理することなく、斜行の補正を
簡単な精成で容易に行うことができ、これによって安価
で高精度にすることができるなどの効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示す平面図、第２図は第
１図の斜視図、第３図は第１０の装置の断面図、第４１
２は従来例を示す断面図、第５図は第４図の装置を有す
るプリンタを示す構成図である。 図において、（４）は用紙（被給送体）、（６）は回転
軸、（１１）は第１のフィードローラ、（１２）は第２
のフィードローラ、（１３）は搬送ガイド板（ガイド体
）である。 なお、各図中、同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 回転軸に取り付けられているとともに、それぞれの外径
   が順次異なっており、シート状の被給送体を一方の側へ
   斜行させて摩擦給送する複数個のフィードローラと、前
   記被給送体の給送路の側部に設けられ、被給送体の進行
   方向を修正するガイド体とを備えている給送装置。