JPH0439238Y2 - - Google Patents

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JPH0439238Y2
JPH0439238Y2 JP11714488U JP11714488U JPH0439238Y2 JP H0439238 Y2 JPH0439238 Y2 JP H0439238Y2 JP 11714488 U JP11714488 U JP 11714488U JP 11714488 U JP11714488 U JP 11714488U JP H0439238 Y2 JPH0439238 Y2 JP H0439238Y2
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arm
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hose
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、各種建築物やトンネル内の壁面等に
設置されるホースリール型の消火栓装置に適用さ
れるものであり、ホースリールを回転自在に支持
するホースリール用支持アームの取付け構造に関
する。
(従来の技術) 一般に、ホースリールを水平回動自在な支持ア
ームに取付けたホースリール型の消火栓装置は、
櫛型のホース掛けを使用した消火栓装置に比較し
て緊急時にホースを迅速且つ円滑に引き伸ばすこ
とができる為、トンネル内の防火設備等に於いて
広く利用されている。
従来、この種ホースリール型の消火栓装置とし
ては、例えば実開昭57−87766号公報及び実開昭
57−165154号公報に開示された構造のものが知ら
れている。
即ち、前記各消火栓装置は、手前方向へ水平回
動自在に設けた支持アームの先端部に、ホースを
巻き回したホースリールを鉛直回転自在に軸支
し、ホースの基端部を高圧水源に接続すると共
に、その先端部にノズルを接続して構成されて居
り、火災等の発生時にノズル及びホースの先端部
を持つてこれらを所定の方向へ引つ張ると、支持
アームが手前方向へ回動すると共に、ホースリー
ルが鉛直回転し、ホースがホースリールから迅速
且つ円滑に引き出されるようになつている。
(考案が解決しようとする課題) 然し乍ら、前記各消火栓装置にあつては、支持
アームの基端部が蝶番を介して消火栓箱内に取付
けられたり、或は支持アームの基端部つまり回転
部分に導水管が通つていたりする為、支持アーム
を消火栓箱等の固定側部材に取付ける場合にはそ
の作業が煩雑になると云う問題がある。又、支持
アームの基端部に導水管が通つている場合には支
持アームの取付け部分の構造も極めて複雑になる
と云う問題がある。
本考案は、上記の問題点を解消する為に創案さ
れたものであり、その目的は支持アームの取付け
を簡単且つ容易に行えると共に、支持アームの取
付け部分の構造も極めて簡単になるホースリール
用支持アームの取付け構造を提供するにある。
(課題を解決する為の手段) 上記目的を達成する為に、本考案のホースリー
ル用支持アームの取付け構造は、消火栓箱内に取
付けられ、上下方向へ所定間隔だけ離間すると共
に、対向する位置に夫々支持穴が穿設された上部
支持板及び下部支持板から成るアーム受け具と、
先端部側にホースリールが回転自在に支持され、
基端部側に上部支持板の支持穴へ嵌脱自在に遊嵌
される上部軸部及び下部支持板の支持穴へ回転且
つ嵌脱自在に嵌合される下部軸部を設けたホース
リール用支持アームと、上部支持板の支持穴内周
面と上部軸部との間に挿入されるブツシユとから
構成したものである。
(作用) 支持アームを消火栓箱内に取付ける場合には、
支持アームの基端部側に設けた上部軸部及び下部
軸部を傾斜状態にしたままアーム受け具の上部支
持板と下部支持板との間に挿入し、上部軸部を上
部支持板の支持穴へ、又、下部軸部を下部支持板
の支持穴へ夫々順次挿入する。
そして、上部支持板の支持穴内周面と上部軸部
との間にブツシユを差込む。
このように、支持アームを消火栓箱内に取付け
る際には支持アームの基端部とブツシユをアーム
受け具に差込むだけで良く、支持アームの取付け
作業や支持アームの取付け部分の構造が極めて簡
単になる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
第1図乃至第3図は本考案の実施例に係るホー
スリール用支持アームの取付け構造を示し、これ
はアーム受け具1、支持アーム2及びブツシユ3
から構成されている。
前記アーム受け具1は、消火栓箱4の内壁面の
適所に固定した取付け台5に固定されて居り、上
下方向へ所定間隔だけ離間し、対向する位置に
夫々支持穴6,7が穿設された水平な上部支持板
1a及び下部支持板1bから成る。本実施例に於
いては、アーム受け具1は、第1図に示す如く、
コ字状を呈し、矩形状の垂直板1cと、垂直板1
cの上端部に水平姿勢で連設され、支持穴6が穿
設された上部支持板1aと、垂直板1cの下端部
に上部支持板1aに対向すべく連設され、前記支
持穴6に対向する位置に支持穴7が穿設された下
部支持板1bとから成り、消火栓箱4内の取付け
台5に溶接によつて固着されている。又、上部支
持板1aの支持穴6は、下部支持板1bの支持穴
7より大径に形成され、ばか穴となつている。
尚、1dは、後術する支持アーム2の回動量を規
制するストツパー片である。
前記支持アーム2は、その先端部側にホースリ
ール8が回転自在に設けられて居り、その基端部
側がアーム受け具1に着脱自在且つ水平回動自在
に取付けられている。
具体的には、支持アーム2は、第1図に示す如
く、長方形状のアーム部2aと、アーム部2aの
先端部に溶接により固着され、ホースリール8を
水平揺動自在に支持し得る支持筒2bと、アーム
部2aの基端部に溶接により固着され、アーム受
け具1の上部支持板1aの支持穴6に嵌脱自在に
遊嵌される上部軸部2c及び下部支持板1bの支
持穴7に回転且つ嵌脱自在に嵌合される下部軸部
2dとから構成されて居り、前記上部軸部2c及
び下部軸部2dはアーム部2aの幅よりも長く且
つ上部支持板1aと下部支持板1bの距離よりも
長い棒状をアーム部2aの基端部に上方へ偏倚し
た状態で固着することにより形成されている。
前記ブツシユ3は、アーム受け具1の上部支持
板1aの支持穴6内周面と上部軸部2cとの間に
上方から挿入され、上部軸部2cの振れを防止す
ると共に、上部軸部2cを回転自在に支持するも
のであり、その上端部には上部支持板1aの上面
に当接する脱落防止用の鍔が形成されている。
而して、アーム受け具1の上部支持板1aと下
部支持板1bとの距離、各支持穴6,7の内径、
上部軸部2c及び下部軸部2dのアーム部2aか
らの突出長さ、各軸部2c,2dの外径等の各寸
法は、上部軸部2c及び下部軸部2dを傾け、こ
の状態で上部軸部2cを上部支持板1aと下部支
持板1bとの間から上部支持板1aの支持穴6に
挿入でき、その後各軸部2c,2dを垂直姿勢に
変位できて下部軸部2dを下部支持板1bの支持
穴7に挿入できると共に、下部軸部2dを支持穴
7に挿入したときには上部軸部2cも支持穴6に
挿入された状態になるように適宜の値に定められ
ている。
次に、支持アーム2を消火栓箱4内に取付ける
場合について説明する。
消火栓箱4内に取付け台5を介して取付けられ
たアーム受け具1の下部支持板1bの上面に座金
9を置く。
次に、支持アーム2の基端部側に設けた上部軸
部2c及び下部軸部2dを傾け、この状態で上部
軸部2c側からアーム受け具1の上部支持板1a
と下部支持板1bとの間に挿入する。
その後、上部軸部2cを傾斜姿勢で上部支持板
1aの支持穴6に挿入し、支持アーム2全体を上
方へ持ち上げつつ各軸部2c,2dを垂直状態に
する。このとき、上部支持板1aの支持穴6は、
ばか穴になつている為、軸部2c,2dの長さが
支持板1a,1b間の距離より長くても、上部軸
部2cを傾斜姿勢にすればこれを支持穴6に容易
に挿入することができる。
そして、支持アーム2全体を下方へ下げ、下部
軸部2dを座金9及び下部支持板1bの支持穴7
に挿入する。このとき、アーム部2aの基端部下
面が座金9に当合し、上部軸部2cは上部支持板
1の支持穴6へ、又、下部軸部2dは下部支持板
1bの支持穴7へ夫々挿入された状態となる。
最後に、上部支持板1aの支持穴6内周面と上
部軸部2cとの間にブツシユ3を嵌込む。
このようにして、支持アーム2を消火栓箱4内
のアーム受け具1に取付ける。
一方、支持アーム2を取外す場合には前記と逆
の操作を行えば良い。
尚、上記実施例に於いては、アーム受け具1の
上部支持板1aと下部支持板1bとを一体的に形
成し、これを消火栓箱4内の取付け台5に溶接に
より固着したが、他の実施例に於いては、アーム
受け具1の上部支持板1aと下部支持板1bとを
別体に形成し、これらを取付け台5に取付けた
り、或は消火栓箱4内に直に取付けたりしても良
く、その取付け手段も溶接に限定されるものでは
なく、任意である。
又、上記実施例に於いては、上部支持板1aの
支持穴6を下部支持板1bの支持穴7よりも大径
に形成し、上部支持板1aの支持穴6のみにブツ
シユ3を嵌め込むようにしたが、他の実施例に於
いては、下部支持板1bの支持穴7もばか穴に
し、ここにもブツシユ3を嵌込むようにしても良
い。
更に、上記実施例に於いては、上部軸部2cと
下部軸部2dとを一体的に形成したが、他の実施
例に於いては、これらを別体に形成し、アーム部
2aの基端部に夫々固着するようにしても良い。
第4図及び第5図は本考案のホースリール用支
持アームの取付け構造を採用した消火栓装置であ
つて、4は消火栓箱、10は消火栓弁、2は支持
アーム、11はリール軸、8はホースリール、1
2はホース、13はブレーキ機構である。
前記消火栓箱4は、前面が開放された箱型の本
体と、本体の前面にその開口を開閉すべく回動自
在に取付けられた前扉(図示省略)等から構成さ
れて居り、建築物の壁面等に設置されている。こ
の消火栓箱4の本体後壁には消火栓弁10並びに
ノズル掛け14が夫々固定されて居り、消火栓弁
10の吸入口は配管等を介して高圧水源に接続さ
れている。又、本体の側壁には取付け台5が固定
されている。
前記支持アーム2は、消火栓箱4内の取付け台
5にアーム受け具1を介して手前方向へ水平回動
自在に取付けられ、その先端部が消火栓箱4外へ
突出可能となつている。
前記リール軸11は、筒形状を呈し、流体が通
過する通路を備えて居り、支持アーム2の先端部
に水平姿勢で且つ水平揺動自在に支持されてい
る。即ち、リール軸11は、その基端部にエルボ
15と支持アーム2の支持筒2bに回転自在に挿
通される給水管16とを順次螺着し、該給水管1
6を支持アーム2の支持筒2bに挿通することに
より、支持アーム2の先端部に水平揺動自在に支
持される。
又、リール軸11の通路は、給水管16の一端
と消火栓弁10の吐出口とを接続する適宜の長さ
を有する可撓性のパイプ17(ゴムホース等)に
よつて消火栓弁10に接続されている。
前記ホースリール8は、対向する一対の円板状
の側板8aと、側板8a間に介設された複数のブ
リツジ8b等から構成されて居り、リール軸11
に鉛直回転自在に片持ち支持されている。その結
果、ホースリール8は、リール軸11が水平揺動
することと相俟つて支持アーム2の先端部に鉛直
回転自在且つ水平揺動自在に取付けられることに
なる。尚、ホースリール8の外周位置にはホース
12の引き出し及びホース12の巻取りを円滑且
つ良好に行えるようにガイドローラ18が配設さ
れて居り、これはエルボ15に固定した支持杆1
9に回転自在に支持されている。
前記ホース12は、保形性を有し、ホースリー
ル8のブリツジ8bに巻回されて居り、その基端
部がリール軸11の通路に接続されていると共
に、その先端部にノズル20が連結されている。
前記ブレーキ機構13は、リール軸11に設け
られて居り、リール軸11の通路への通水によつ
て作動し、ホース12への通水時並びにホース1
2の引き伸し中にホースリール8に適宜の制動力
を付与し得るものである。このブレーキ機構13
には実願昭63−89404号に開示された構造のもの
が使用されている。
而して、消火栓装置は、非使用時には支持アー
ム2及びホースリール8が消火栓箱4内に収納さ
れていると共に、消火栓弁10が全閉状態になつ
ている。
火災発生時に、消火栓箱4の前扉を開け、消火
栓弁10を開放してから操作者がノズル20及び
ホース12の先端部を持つてこれらを所定の方向
へ引つ張ると、支持アーム2が各軸部2c,2d
を中心に手前方向へ水平回動すると共に、ホース
リール8が給水管16を中心に水平揺動してリー
ル軸11がホース12の引き伸し方向と直交する
状態になる。その結果、ホース12をホースリー
ル8から良好且つ確実に引き伸ばすことができ
る。このように、ホース12の引き伸し時にはホ
ースリール8が水平揺動する為、支持アーム2の
回動量に拘らず、ホース12を任意の方向へ良好
且つ確実に引き伸すことができる。
又、ホース12の引き伸し時にはブレーキ機構
13によりホースリール8に制動力が付与される
為、ホースリール8が慣性によつて回転すると云
うこともない。その結果、ホース12の引き伸し
中にこれがホースリール8からほどけると云うこ
ともなく、ホース12の引き伸ばしを円滑に行え
る。
(考案の効果) 上述の通り、本考案のホースリール用支持アー
ムの取付け構造は、支持アームの基端部側に上部
軸部及び下部軸部を設け、これらを消火栓箱内に
取付けたアーム受け具に差込むと共に、上部軸部
とアーム受け具との間にブツシユを嵌込む構成と
した為、支持アームの消火栓箱内への取付け時に
は支持アームの各軸部とブツシユをアーム受け具
に差込むだけで良い。その結果、従来のように支
持アームを蝶番によつて消火栓箱等へ取付けたり
する構造のものや支持アームの基端部に導水管が
通つている構造のものに比較して支持アームの取
付けを極めて簡単且つ容易に行えるうえ、支持ア
ームの取付け部分の構造も極めて簡単になる。
延いては、消火栓装置の組立を簡単且つ迅速に
行え、消火栓装置の保守、点検時にはこれを簡単
に分解することもでき、至極便利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係るホースリール用
支持アームの取付け構造を示す分解斜視図、第2
図はホースリール用支持アームの取付け構造を示
す縦断面図、第3図は同じく平面図、第4図はホ
ースリール用支持アームの取付け構造を採用した
消火栓装置の一部切欠正面図、第5図は同じく一
部を省略した消火栓装置の横断面図である。 1はアーム受け具、1aは上部支持板、1bは
下部支持板、2は支持アーム、2cは上部軸部、
2dは下部軸部、3はブツシユ、4は消火栓箱、
6,7は支持穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 消火栓箱4内に取付けられ、上下方向へ所定間
    隔だけ離間すると共に、対向する位置に夫々支持
    穴6,7が穿設された上部支持板1a及び下部支
    持板1bから成るアーム受け具1と、先端部側に
    ホースリール8が回転自在に支持され、基端部側
    に上部支持板1aの支持穴6へ嵌脱自在に遊嵌さ
    れる上部軸部2c及び下部支持板1bの支持穴7
    へ回転且つ嵌脱自在に嵌合される下部軸部2dを
    設けたホースリール用支持アーム2と、上部支持
    板1aの支持穴6内周面と上部軸部2cとの間に
    挿入されるブツシユ3とから構成したことを特徴
    とするホースリール用支持アームの取付け構造。
JP11714488U 1988-09-06 1988-09-06 Expired JPH0439238Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11714488U JPH0439238Y2 (ja) 1988-09-06 1988-09-06

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11714488U JPH0439238Y2 (ja) 1988-09-06 1988-09-06

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Publication Number Publication Date
JPH0237172U JPH0237172U (ja) 1990-03-12
JPH0439238Y2 true JPH0439238Y2 (ja) 1992-09-14

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ID=31360328

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JP11714488U Expired JPH0439238Y2 (ja) 1988-09-06 1988-09-06

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