JPH0438681Y2 - - Google Patents

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JPH0438681Y2
JPH0438681Y2 JP1986147389U JP14738986U JPH0438681Y2 JP H0438681 Y2 JPH0438681 Y2 JP H0438681Y2 JP 1986147389 U JP1986147389 U JP 1986147389U JP 14738986 U JP14738986 U JP 14738986U JP H0438681 Y2 JPH0438681 Y2 JP H0438681Y2
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JP
Japan
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paddy
holding frame
leakage prevention
paddy leakage
sorting
Prior art date
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JP1986147389U
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JPS6353227U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は脱穀機の籾漏れ防止装置に関するもの
である。
従来の技術 脱穀機の受網下方に配設されている揺動選別体
は一定範囲内で常時揺動し、その揺動運動により
受網から漏下した扱卸物等を揺動選別体上で層状
に分散させながら選別作用を行うものであつて、
その機能上、揺動選別体の側板(揺動側板)と脱
穀機の機枠内壁間及び揺動選別体始端部と機枠内
壁間等にはある程度の空〓を必要とするが、その
空〓をそのままにしておくと籾等が該部から漏れ
て穀粒損失となつたり選別風路内に溜まつて風選
不良をきたしたりするため、従来スポンジや薄く
柔軟なゴム板からなる籾漏れ防止体を揺動選別体
の側壁又は機枠内壁にビス止めやカシメ又はのり
付等の方法で固定し、それにより前記空〓を覆う
ようにしているのが通例である。
考案が解決しようとする問題点 しかし、籾漏れ防止体は揺動選別体の揺動運動
に伴つて常に摺擦作用を受けるため摩耗し易く、
しかも、水分や藁屑が付着したり芒等がささつた
りし易いため(スポンジだと特に芒等がささり易
い)、変質・損傷が激しいものである。そのため
籾漏れ防止体は摩耗・損傷等に強く、しかも摺動
面になじみよく弾性変形するものであるものが好
ましいものであるが、籾漏れ防止体をある程度固
いゴム等により単に肉厚のブロツク状に形成した
ものでは耐摩耗性が向上する反面、摺動面等に対
する追従性・屈曲性が悪くなり籾漏れ防止体本来
のシール作用を充分果たさなくなる欠点があり、
また、あまり屈曲性が良過ぎると籾漏れ防止体の
先端がめくれ易くなり、該めくれ部から穀粒や屑
が漏れたりする不都合が生ずる。更にビス止め等
の籾漏れ防止体では、籾漏れ防止体の交換時(摩
耗・変形時や鼠にかじられた場合には交換する必
要がある。)、揺動選別体を取外さなければならな
いが、その前にカバー、排塵室及び揺動駆動軸等
を分解する必要があるため、その作業が面倒で多
くの時間を要する等の欠点があつた。
問題点を解決するための手段 そこで本考案は、ゴム等の弾性部材により基端
側が厚く先端側が薄い略楔形状の籾漏れ防止体を
設け、該籾漏れ防止体の基端寄り側を中空状に形
成すると共に、揺動選別体側には略コ字形状の保
持枠を固着し、該保持枠に対し籾漏れ防止体の基
端側を側方から抜差し自在に弾発係合させたこと
により上記の問題点を解消しようとするものであ
る。
作 用 籾漏れ防止体を基端側が厚く先端側が薄い略楔
形状に、しかも基端寄り側を中空状に形成したの
で、籾漏れ防止体が弾性変形し易くなるため、あ
る程度固くしかも比較的肉厚のゴムを使用するこ
とが可能となり、脱穀機内壁等の摺動面や接触面
に対する追従性が良好に保持されるうえ、籾漏れ
防止体を保持枠に着脱する際、中空部が圧縮さ
れ、籾漏れ防止体が一層偏平状態となるので保持
枠に対する抜差しが容易となる一方、セツト後に
おいては保持枠に確実に密着係合する。
実施例 1は機の扱室受網(図示せず)下方の選別室2
内に配設された揺動選別体で、揺動アーム3,3
aを介して常時矢印方向に揺動し、扱室の受網か
ら漏下した籾や藁屑等の扱卸物の選別作用を果た
すようになつている。4は唐箕、5は1番螺施、
6は2番螺施である。2aは選別風路2′の側板
で、該側板2aは脱穀機の機壁を構成するもので
ある。7,8,9は籾漏れ防止体であつて、該籾
漏れ防止体7,8,9はある程度固く、しかも比
較的厚手の弾性部材、例えば比較的厚手のゴムに
より基端側が厚く先端側が薄い略楔形状に成形さ
れている。そして籾漏れ防止体7,8,9には基
端寄り側に先端方向に向う中途部にかけて順次狭
幅となる側面略3角形状の穴が抜取られて中空a
に形成されている。10,11,12は夫々籾漏
れ防止体7,8,9の保持枠で、左右の側部保持
枠10、後部保持枠11及び前部保持枠12と各
シール個所に対応して夫々別々に設けられてい
る。そして各保持枠10,11,12は籾漏れ防
止体7,8,9の基端側断面形状に合せて先狭の
略コ字形状に形成され、このコ字状溝bに対し、
各籾漏れ防止体7,8,9を夫々対応する保持枠
10,11,12の左右いずれの開口部からも抜
差し得るようになつている。
ところで側部保持枠10は第1図に示すように
揺動側板1a,1aの上端部に溶接されたプレー
ト10a,10bにより構成され、側部保持枠1
0に装着された籾漏れ防止体7は先端側が選別風
路側板2aの内壁面に弾発的に接触している。な
お籾漏れ防止体7は左右兼用できるようになつて
いる。
また後部保持枠11は揺動前面プレート2bと
該揺動前面プレート2bに溶接されたプレート2
cにより構成され、後部保持枠11に装着された
籾漏れ防止体8は選別風路側板2a,2a間に横
架された仕切板12の下面に接触していて、主と
して該部から籾や屑等が選別風路2′内に落下し
て風路2′に詰まりをきたすのを防止するように
なつている。
次に前部保持枠12は揺動底板2dの裏面に溶
接されたプレート2e,2fにより構成され、該
前部保持枠12に装着された籾漏れ防止体9は2
番底板13の傾斜上端縁に接触しており、これに
より該部からの3番飛散や風(選別風)抜けを防
止するようになつている。なお各籾漏れ防止体
7,8,9は夫々同一形状に成形されていて極力
部品の兼用化を図り得るようになつており、また
各保持枠10,11,12の取付構造により揺動
選別体1自体が補強され堅牢な枠組構成になつて
いる。
第5図には側部保持枠10の一部を揺動側板1
aで兼用した構成のものが示されており、また第
6図には側部保持枠10を略C型状に形成すると
共に中空aの基端側を開放した構造のものが示さ
れている。
上記の構成において、いま便宜上側部保持枠1
0に装着された籾漏れ防止体7についてその作用
を説明する。籾漏れ防止体7は基端側が厚く先端
側が薄い略楔形状に、しかも基端寄り側の内部に
中空部aを設けて中空状に形成したので、ある程
度固いゴムを使用したものでありながら弾性変形
し易くなるため籾漏れ防止体7を保持枠10に着
脱する際には、中空部aが圧縮されて籾漏れ防止
体7の基端部側がよい偏平状態に変姿するので保
持枠に対する抜差しが容易となる。
一方、籾漏れ防止体7のセツト後においては、
中空部aが元の状態に弾性復帰しようとするため
保持枠10に密着係合すると共に、籾漏れ防止体
7が楔形状となつているため保持枠10が先狭に
形成されていることと相俟つて、籾漏れ防止体7
が保持枠10から抜落ちるのが防止され適正セツ
ト位置に確実に係合保持される。
また、籾漏れ防止体7はある程度固いゴムの成
形品なので、従来のスポンジ製や柔軟な薄いゴム
製のものに比較して摩耗しにくいうえ、芒等のさ
さりもなくしかも楔形により腰が強い形状となつ
ていることと相俟つて選別通路側板2aに常時接
触する籾漏れ防止体7の先端部が下方へめくれた
りすることが防止され、従つて籾漏れ防止体7の
めくれによる穀粒の損失や藁屑等の選別風路2内
への侵入が解消される。
以上、側部保持枠10に装着される籾漏れ防止
体7について説明したが、前部保持枠11及び後
部保持枠12に夫々装着される籾漏れ防止体8,
9の場合も略同様である。
考案の効果 上記したように本考案は、選別室に揺動自在に
装着された揺動選別体と脱穀機内壁面間等の空間
部を覆つて籾漏れ等を防止するようにした籾漏れ
防止装置において、ゴム等の弾性部材により基端
側が厚く先端側が薄い略楔敬称の籾漏れ防止体を
設け、該籾漏れ防止体の基端寄り側を中空状に形
成すると共に、揺動選別体側には略コ字形状の保
持枠を固着し、該保持枠に対し籾漏れ防止体の基
端側を側方から抜差し自在に弾発係合させたか
ら、籾漏れ防止体を、ある程度固いゴム等により
肉厚を厚く構成することが可能となり、もつて、
摩耗・損傷に強く、耐久性を大巾に高めることが
できるものでありながら、籾漏れ防止体の基端寄
り側を中空状に形成したことより、外力に対して
弾性変形し易く、摺動面に対する追従性を常に良
好に保持でき、しかも、保持枠に対する抜差しが
容易となり、組立や交換を容易に行なうことがで
きると共に、セツト後においては籾漏れ防止体が
保持枠に密着係合するため位置ずれしたり抜けた
りすることが阻止され、また、籾漏れ防止体先端
部のめくれが解消されるので穀粒の損失や屑等の
選別風路内への侵入を防止し得てシール効果を一
層高めることができる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を装備した揺動選別体の縦断背
面図、第2図は同じく縦断側面図、第3図は前部
保持枠に装着された籾漏れ防止体の取付状態を示
す拡大側面図、第4図は後部保持枠に装着された
籾漏れ防止体の取付状態を示す拡大側面図、第5
図及び第6図は夫々側部保持枠の他の実施例を示
す背面図である。 図中1は揺動選別体、2は選別室、7,8,9
は籾漏れ防止体、10,11,12は保持枠、a
は中空部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 選別室に揺動自在に装着された揺動選別体と脱
    穀機内壁面間等の空間部を覆つて籾漏れ等を防止
    するようにした籾漏れ防止装置において、ゴム等
    の弾性部材により基端側が厚く先端側が薄い略楔
    形状の籾漏れ防止体を設け、該籾漏れ防止体の基
    端寄り側を中空状に形成すると共に、揺動選別体
    側には略コ字形状の保持枠を固着し、該保持枠に
    対し籾漏れ防止体の基端側を側方から抜差し自在
    に弾発係合させたことを特徴とする脱穀機の籾漏
    れ防止装置。
JP1986147389U 1986-09-26 1986-09-26 Expired JPH0438681Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986147389U JPH0438681Y2 (ja) 1986-09-26 1986-09-26

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JPS6353227U JPS6353227U (ja) 1988-04-09
JPH0438681Y2 true JPH0438681Y2 (ja) 1992-09-10

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ID=31060704

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Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5579852U (ja) * 1978-11-28 1980-06-02
JPS55136235U (ja) * 1979-03-20 1980-09-27
JPS6189233U (ja) * 1984-11-19 1986-06-10

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6353227U (ja) 1988-04-09

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