JP2597834Y2 - 除貝機能を有するバタフライ弁 - Google Patents

除貝機能を有するバタフライ弁

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JP2597834Y2
JP2597834Y2 JP1993038528U JP3852893U JP2597834Y2 JP 2597834 Y2 JP2597834 Y2 JP 2597834Y2 JP 1993038528 U JP1993038528 U JP 1993038528U JP 3852893 U JP3852893 U JP 3852893U JP 2597834 Y2 JP2597834 Y2 JP 2597834Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、弁体の表面に硬質ゴム
ライニングを施すとともに、弁箱の内面に軟質ゴムライ
ニングを施したオールゴムライニングバタフライ弁に係
り、弁体の外周弁シ−ト部の損傷と、該外周弁シ−ト部
が摺動して接離する弁箱シート部の損傷を防止する技術
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、海水との接触による金属製弁
母材および弁箱母材の腐食を防止するために、図およ
び図に示すように、弁体1の表面に硬質ゴムライニン
グ2を施すとともに、弁箱3の内面に軟質ゴムライニン
グ4を施したオールゴムライニングバタフライ弁があ
る。ところが、この種のオールゴムライニングバタフラ
イ弁では、軟質ゴムライニング4によって形成される
箱シート部4Aに貝などの異物が付着すると、この異物
が弁体1の開閉時に互いに摺動して接離する弁シート部
2Aと弁箱シート部4Aの間に噛み込まれて両者2A,
4A損傷され、バタフライ弁のシ−ル性を低下させる
ことになる。特に、弁シート部2Aの損傷が進行すると
金属製シ−ト母材5を露出させることになり、経時的に
金属製シート母材5が腐食され、バタフライ弁の信頼性
低下する。
【0003】一方、常時は弁体1の全閉状態で使用され
るバタフライ弁において、弁シート部2Aに前記異物が
付着すると、この異物が弁体1を全開させる場合の摺動
時に軟質の弁箱シート部3を損傷させ、シール性を低下
させることになり、このことによってもバタフライ弁の
信頼性低下する
【0004】
【考案が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、貝などの異物が弁箱シート部や弁シート部などに
付着して弁体の開閉動作時にそれらシート部を損傷さ
、シール性を低下させるとともに、弁シート部の損傷
が進行すると、経時的に金属製シート母材が露出して腐
食させるおそれがあり、バタフライ弁の信頼性が早期に
低下される点である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、弁体の表面に
硬質ゴムライニングを施すとともに、弁箱の内面に軟質
ゴムライニングを施し、弁体の開閉に伴って硬質ゴムラ
イニングによって形成された弁シート部を軟質ゴムライ
ニングによって形成された弁箱シート部に摺動させて接
離させるようにしたバタフライ弁において、弁体の正面
側の全周および背面側の全周の弁シ−ト部の近傍それぞ
れに、耐食性材料により形成された除貝用のスクレーパ
を突設したことを特徴とし、貝などの異物の弁シート部
への付着防止および弁箱シート部に付着した異物による
シート部の損傷を防止して、シール性の低下および金属
製シ−ト母材や弁母材の腐食を回避し、オールゴムライ
ニングバタフライ弁の信頼性を向上させる目的を達成し
た。
【0006】
【作用】本考案によれば、弁体の正面側の全周および背
面側の全周の弁シ−ト部の近傍それぞれに除貝用のスク
レーパが突設されていて、弁体の全閉時に弁シート部の
両側をスクレーパが覆い、貝などの異物が弁シート部お
よび両スクレーパ間の弁 箱シート部に付着することを防
げる。また、弁体の開き時に弁箱シート部に貝などの異
物が付着したり、弁体の全閉時にスクレーパよりも弁体
の開き方向側の弁箱シート部分に貝などの異物が付着し
たりしも、この異物弁体の開閉作動時において、弁
シ−ト部が弁箱シート部に摺動して接離する直前にスク
レーパによって強制的に除去し、両シート部間に異物が
噛み込まれることによるシート部の損傷が防止される。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本考案を適用したオールゴムライニングバ
タフライ弁の正面図、図2は図1のA−A線断面図、図
3は要部の拡大断面図である。なお、前記図および図
と同一もしくは相当部分には同一符号を付して説明す
る。図1ないし図3において、弁体1は弁棒6を介して
弁箱3に回転可能に取り付けられ、弁棒6の上端部は弁
体開閉機構7に結合されている。弁体1は、その表面に
硬質ゴムライニング2が施され、この硬質ゴムライニン
によって形成された弁シート部2Aで金属製シ−ト
母材を覆っている。弁箱3は、その内面に軟質ゴムラ
イニング4が施され、この軟質ゴムライニングによっ
て形成された弁箱シート部4Aで金属製弁箱母材8を覆
っている。
【0008】弁体1における弁シ−ト部2Aの近傍両側
に除貝用のスクレーパ9,9が突設されている。すなわ
ち、弁体1の正面側の全周と背面側の全周(ただし、図
1では弁体1の正面側のみを示している)の弁シ−ト部
2Aの近傍それぞれに除貝用のスクレーパ9,9を突設
してある。これらスクレーパ9,9は、強化プラスチッ
ク(FRP)やセラミックスなどの耐食性材料によって
形成され、複数のビスまたはボルトによってなる締結部
材10により弁体1に固着されている。
【0009】このような構成であれば、弁体1を図2の
仮想線で示す全開状態から閉じ方向に回転させて、図4
仮想線で示す開度まで閉じられると、閉じ方向側の
クレーパ9が弁箱シート部4Aに対応し、それ以後の閉
方向回転によって図4の実線で示す全閉状態まで移動す
る間に、弁箱シート部4Aに付着している貝などの異物
をスクレーパ9によって強制的に除去する。つまり、弁
体1の弁シ−ト部2Aが弁箱シート部4Aに摺動して接
触する直前に、スクレーパ9によって貝などの異物が強
制的に除去される。したがって、異物が弁シート部2A
と弁箱シート部4Aの間に噛み込まれることがなくな
り、両者2A,4Aの損傷を防止して、シール性の低下
および金属製シ−ト母材の腐食を回避して、オールゴ
ムライニングバタフライ弁の信頼性を向上させることが
できる。
【0010】また、弁体1の全閉時には、図4の実線
示すように、弁シート部2Aの両側がスクレーパ9,9
によって覆われることになるので、常時、弁体1を全閉
状態で使用しても、弁シ−ト部2Aに貝などの異物が付
着することはない。そのために、弁体1を全閉状態から
開き方向に回転させる場合に生じる弁シ−ト部2Aの摺
動時に、軟質の弁箱シート部4Aを損傷させることはな
い。また、弁体1を全閉状態から開き方向に回転させた
場合には、スクレーパ9,9によって、該スクレーパ
9,9よりも開き方向側の弁箱シート部4Aに付着して
いる異物を強制的に除去することもできる。すなわち、
弁体1の正面側の全周と背面側の全周の弁シ−ト部2A
の近傍それぞれに除貝用のスクレーパ9,9を突設した
構成によって、異物が弁シート部2Aと弁箱シート部4
Aの間に介在しなくなり、両者2A,4Aの損傷を防止
して、シール性の低下を回避し、オールゴムライニング
バタフライ弁の信頼性を向上させることができる。
【0011】前記実施例では、強化プラスチックやセラ
ミックスなどの耐食性材料によって形成したスクレーパ
9を、複数のビスまたはボルトによってなる締結部材1
0により弁体1に固着した構成で説明しているが、弁体
1を鋳造品とする場合、鋳造によってスクレーパ9,
を一体成形して、その表面に硬質ゴムライニング2を施
してもよい。このように構成しても、前記実施例と同様
の作用・効果を奏することができる。なお、経時的に
クレーパ9を覆っている硬質ゴムライニング2が局部的
に損傷しても、オールゴムライニングバタフライ弁のシ
ール性には影響をおよぼさない。
【0012】
【考案の効果】以上説明したように、本考案は、弁体の
全閉時に弁シート部の両側をスクレーパで覆わせて、貝
などの異物が弁シート部および両スクレーパ間の弁箱シ
ート部に付着することを防止できる。また、弁体が開い
ている時に弁箱シート部に貝などの異物が付着したり、
あるいは、弁体が全閉している時に弁体開き方向側の弁
箱シート部分に異物が付着したりしても、この異物
体の開閉作動時において、弁シ−ト部が弁箱シート部に
摺動して接離する直前にスクレーパによって強制的に除
することが可能で、異物が弁シート部と弁箱シート部
の間に噛み込まれることによる両シート部の損傷を防止
することができる。したがって、貝などの異物の噛み込
みによるシール性の低下および金属製シ−ト母材の腐食
を回避し、バタフライ弁の信頼性の著しい向上を図る
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を適用したオールゴムライニングバタフ
ライ弁の正面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】要部の拡大断面図である。
【図4】全閉付近から全閉状態までの弁体の作動状態を
示す拡大断面図である。
【図5】従来のバタフライ弁を示す正面図である。
【図6】図5のB−B線断面図である。
【符号の説明】
1 弁体 2 硬質ゴムライニング(ゴムライニング) 2A 弁シ−ト部3 弁箱 4 軟質ゴムライニング 4A 弁箱シート部 9 スクレーパ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁体の表面に硬質ゴムライニングを施
    とともに、弁箱の内面に軟質ゴムライニングを施し、弁
    体の開閉に伴って硬質ゴムライニングによって形成され
    た弁シート部を軟質ゴムライニングによって形成された
    弁箱シート部に摺動させて接離させるようにしたバタフ
    ライ弁において、弁体の正面側の全周および背面側の全
    周の弁シ−ト部の近傍それぞれに、耐食性材料により形
    成された除貝用のスクレーパを突設したことを特徴とす
    る除貝機能を有するバタフライ弁。
JP1993038528U 1993-07-14 1993-07-14 除貝機能を有するバタフライ弁 Expired - Fee Related JP2597834Y2 (ja)

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JP6025020B2 (ja) * 2012-05-17 2016-11-16 株式会社栗本鐵工所 内面ゴムライニングバタフライ弁の補修方法
KR102125943B1 (ko) * 2020-01-21 2020-06-23 주식회사 현대밸브 침전지 플러싱 버터플라이밸브

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