JPH0438615B2 - - Google Patents

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JPH0438615B2
JPH0438615B2 JP58020364A JP2036483A JPH0438615B2 JP H0438615 B2 JPH0438615 B2 JP H0438615B2 JP 58020364 A JP58020364 A JP 58020364A JP 2036483 A JP2036483 A JP 2036483A JP H0438615 B2 JPH0438615 B2 JP H0438615B2
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parking brake
brake
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motor
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T8/00Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
    • B60T8/18Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to vehicle weight or load, e.g. load distribution

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Hydraulic Control Valves For Brake Systems (AREA)
  • Braking Systems And Boosters (AREA)
  • Regulating Braking Force (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、車両の駐車ブレーキの作動および解
除を車両の運転状態に応じて自動制御するように
した電動駐車ブレーキ装置に関し、詳しくは、車
両の傾斜状態に応じて駐車ブレーキの作動力及び
その解除タイミングを可変制御するようにしたも
のに関する。
(従来の技術) 近年、従来周知の手動駐車ブレーキ装置に代わ
るこの種電動ブレーキ装置として、車両の駐車ブ
レーキを作動および解除制御する電磁手段と、車
両の運転状態を検出するセンサ群と、該センサ群
からの信号により上記電磁手段にブレーキ作動指
令信号およびブレーキ解除指令信号を発するコン
トローラとを備えて、車両の運転状態に応じて駐
車ブレーキの作動および解除を自動制御するよう
にしたものが種々提案されている。例えば、実開
昭48−21329号公報には、フツトブレーキの踏込
み信号と停車信号との両信号により駐車ブレーキ
を自動作動させ、アクセルペダルの踏込み信号に
より駐車ブレーキを自動解除させるようにしたも
のが開示されている。また、実開昭54−105429号
公報には、フツトブレーキの踏込み信号と押ボタ
ンの操作信号との両信号により駐車ブレーキを自
動作動させ、アクセルペダル又はクラツチペダル
踏込み信号により駐車ブレーキを自動解除させる
ようにしたものが開示されている。また、特開昭
55−140634号公報には、アクセルペダルの踏込み
信号と変速機のシフトレンジ信号により駐車ブレ
ーキの自動解除を可能にしたものが開示されてい
る。
(発明が解決しようとする課題) ところで、このような電動駐車ブレーキ装置に
より車両停停止時に駐車ブレーキを自動的に停止
させる場合、駐車ブレーキの作動力を予め平担路
に対応させて所定値に設定しておくと、急な坂道
での停止時には駐車ブレーキの作動力不足によつ
て車両が下降移動するという危険性がある。この
ため、逆に、急な坂道に対応させて設定しておく
と、平担路での駐車ブレーキ作動力が強くなり過
ぎ、機構上好ましくないという問題がある。ま
た、駐車ブレーキの解除タイミングは急な坂道に
対して車両の駆動力が十分に得られた段階でない
と車両が下降移動してしまうという問題が生じ
る。
そこで、本発明は斯かる点に鑑み、駐車ブレー
キ作動力及びブレーキ解除タイミングを車両の傾
斜状態に応じて可変制御するようにすることによ
り、常に適切な駐車ブレーキ作動力及びブレーキ
解除タイミングを得て、停止時における車両の安
全性を確保することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) この目的の達成のため、本発明の解決手段は、
上記の如く、車両の駐車ブレーキを作動および解
除制御する電磁手段と、車両の運転状態を検出す
るセンサ群と、該センサ群からの信号を受け、上
記電磁手段にブレーキ作動指令信号およびブレー
キ解除指令信号を発するコントローラとからなる
構成に加えて、車両の傾斜状態を検出する斜度セ
ンサと、エンジンの回転数を検出するエンジン回
転数センサと、上記斜度センサ及びエンジン回転
数センサからの信号を受け、駐車ブレーキ作動制
御時上記電磁手段のブレーキ作動力を斜度に応じ
て可変制御する一方、駐車ブレーキ解除制御時上
記電磁手段のブレーキ解除タイミングを少なくと
もエンジン回転数の信号によつて設定しかつ斜度
に応じて上記ブレーキ解除に必要なエンジン回転
数の設定値を変えるように制御する駐車ブレーキ
作動力可変制御手段とを備えるものとする。
(作 用) このことにより、停車時、上記駐車ブレーキ作
動力可変制御手段による駐車ブレーキ作動力の斜
度に応じた可変制御により、車両を傾斜状態に応
じた駐車ブレーキ作動力でもつて制止させること
ができる。一方、上記駐車ブレーキの解除は斜度
に応じてブレーキ解除に必要なエンジン回転数の
設定値を変えて行われるので、十分な駆動録画力
が得られるエンジン回転数になつてはじめて車両
の駐車ブレーキを解除させることができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図は本発明の実施例の基本構成を示し、1
は左右後輪に設けられたリヤデイスクブレーキ、
2は該リヤデイスクブレーキ1,1に連結された
駐車ブレーキケーブルであつて、該駐車ブレーキ
ケーブル2の吸引およびその解除により上記リヤ
デイスクブレーキ1,1を作動および解除するよ
うにした駐車ブレーキAが構成されている。ま
た、3は上記リヤデイスクブレーキ1,1に圧油
を供給するフレキシブルホースであつて、ブレー
キペダル(図示せず)の踏込みによつて発生する
圧油をフレキシブルホース3を介してリヤデイス
クブレーキ1,1に供給してその作動および解除
を行う主ブレーキ(フツトブレーキ)4を構成し
ている。
Bは上記駐車ブレーキAを作動および解除制御
する電磁手段である。該電磁手段Bは、正逆回転
可能なモータ5と、該モータ5の回転軸に設けら
れたウオーム6と、該ウオーム6に噛合するウオ
ームギア7と、該ウオームギア7と同軸に一体に
設けられた減速ギア8と、該減速ギア8に噛合し
かつ上記駐車ブレーキケーブル2の一端が連結さ
れたセクタギア9とを備えてなり、上記モータ5
の正回転により各ギア7〜9を介して駐車ブレー
キケーブル2を吸引して駐車ブレーキAを作動さ
せる一方、モータ5の逆回転により各ギア7〜9
を介して駐車ブレーキケーブル2の吸引を解除し
て駐車ブレーキAを解除させるように制御するも
のである。また、上記セクタギア9にはその回転
中心(枢支点)を通る位置を思案点として該セク
タギア9を図で時計回り方向又は反時計回り方向
に回転付勢するスプリング10が連結されてお
り、上記モータ5の駆動による駐車ブレーキAの
作動および解除をアシストするようにしている。
さらに、Cは上記電磁手段B(モータ5)にブレ
ーキ作動指令信号およびブレーキ解除指令信号を
発するコントローラ、Dは車両の各種運転状態を
検出してその検出信号を上記コントローラCに出
力するセンサ群であつて、該センサ群Dからの信
号に基づく車両の運転状態に応じてコントローラ
Cにより電磁手段Bを作動制御(モータ5の正転
又は逆転制御)するようにしている。また、Eは
上記コントローラCの出力状態を表示するインジ
ケータである。
上記コントローラCによる制御システム構成の
詳細を第2図に示す。第2図において、先ずセン
サ群Dについて述べるに、11は車速を検出して
車速信号を発する車速センサであつて、90゜の位
相差を持つ2相のパルス信号を出力し、両パルス
信号の位相のズレつまり一方のパルス信号が他方
のパルス信号よりも位相が進んでいるか遅れてい
るかによつて前進方向の車速か後退方向の車速か
を検出できるようにしたものである(実開昭55−
71962号公報参照)。12はフツトブレーキ4の踏
込み状態を検出判別するフツトブレーキセンサで
あつて、該フツトブレーキセンサ12は、ストツ
プランプ12aをON−OFFするストツプランプ
スイツチ12bと専用のブレーキスイツチ12c
とを並設してなり、フツトブレーキ4の踏込みに
より両スイツチ12b,12cがON作動してフ
ツトブレーキ信号を発するものである。また、1
3はアクセルペダルの踏込みによりON作動する
アクセルスイツチ13aによつてアクセル踏込み
状態を検出するアクセルセンサ、14はエンジン
の作動状態をレギユレータのL端子により検出す
るエンジン作動状態センサ、15は変速機のDレ
ンジ、第1速レンジ、第2速レンジおよびリバー
スレンジの各変速位置のときにON作動するギヤ
ポジシヨンスイツチ15aにより変速位置を検出
する変速位置センサ、16は車両の傾き状態(斜
度)を検出する斜度センサであつて、車両の上り
坂での斜度を“+(プラス)”とし、下り坂での斜
度を“−(マイナス)”とし、斜度θが増大するに
従つて大きな電圧を出力する特性を有するもので
ある。また、17はエンジンの回転数をイグニツ
シヨンパルスにより検出するエンジン回転数セン
サ、18はエンジンのアイドルアツプ状態を検出
するアイドルアツプセンサ、19はブレーキ液の
異常状態を検出するブレーキフルードレベルセン
サ、20は車両の重量を検出する荷重センサ、2
1はフツトブレーキ4の異常状態を検出するマス
タバツクセンサである。
さらに、Fは手動操作される操作スイツチであ
る。該操作スイツチFは、乗員のON−OFF操作
によりコントローラCの自動制御を行う自動制御
操作スイツチ22と、乗員のON−OFF操作によ
りコントローラCのマニユアル制御を行うマニユ
アルブレーキ作動操作スイツチ23およびマニユ
アルブレーキ解除操作スイツチ24とからなり、
各スイツチ22〜24の信号はコントローラCに
入力されている。
一方、コントローラCは、マイクロコンピユー
タからなるCPU25を有するとともに、上記車
速センサ11の出力を受けてCPU25に前進車
速信号または後退車速信号を入力する車速センサ
インタフエース26と、上記フツトブレーキセン
サ12(ストツプランプスイツチ12bおよび専
用ブレーキスイツチ12c)の出力を受けて
CPU25にフツトブレーキ信号を入力するフツ
トブレーキセンサインタフエース27と、上記ア
クセルセンサ13の出力を受けてCPU25にア
クセル信号を入力するアクセルセンサインタフエ
ース28と、上記エンジン作動状態センサ14の
出力を受けてCPU25にエンジン作動状態信号
を入力するエンジン作動状態センサインタフエー
ス29と、上記変速位置センサ15の出力(各変
速位置検出信号)を受けてCPU25に前進変速
位置信号または後退変速位置信号を入力する変速
位置センサインタフエース30と、上記斜度セン
サ16の出力を受けてCPU25に斜度+θ1,+θ2
−θ1,−θ2信号(|θ2|>|θ1|)のいずれかを
入力する斜度センサインタフエース31と、上記
エンジン回転数センサ17およびアイドルアツプ
センサ18の各出力を受けてCPU25にエンジ
ン回転数信号およびアイドルアツプ信号を入力す
るエンジン回転インタフエース32と、上記ブレ
ーキフルードレベルセンサ19の出力を受けて
CPU25にブレーキ液異常検出信号を入力する
ブレーキフルードレベルセンサインタフエース3
3と、上記荷重センサ20の出力を受けてCPU
25に車両重量信号を入力する荷重センサインタ
フエース34と、上記マスタバツクセンサ21の
出力を受けてCPU25にフツトブレーキ異常検
出信号を入力するマスタバツクセンサインタフエ
ース35とを有している。
また、上記コントローラCは、上記操作スイツ
チF(自動制御操作スイツチ22、マニユアルブ
レーキ作動操作スイツチ23およびマニユアルブ
レーキ解除操作スイツチ24)の出力を受けて
CPU25に自動制御信号、マニユアルブレーキ
作動信号またはマニユアルブレーキ解除信号を入
力する操作スイツチインタフエース36を有して
おり、CPU25において上記自動制御信号の入
力如何に拘らずマニユアルブレーキ作動信号また
はマニユアルブレーキ解除信号を優先して処理す
るようしている。また、コントローラCには、上
記変速位置センサインタフエース30からの前進
および後退変速位置信号と斜度センサインタフエ
ース31からの斜度+θ2および−θ2信号とを受け
てCPU25に自動制御禁止信号を入力する自動
制御禁止回路37が具備されており、車両の後退
時および車両の急な下り坂又は上り坂での発進時
等には自動制御を禁止するようにしている。
さらに、上記コントローラCには、上記CPU
25からの自動制御状態信号および駐車ブレーキ
作動状態信号を受けてインジケータEに設けた自
動制御状態表示器38および駐車ブレーキ作動状
態表示器39を表示作動させるインジケータ駆動
回路40と、上記CPU25からのブレーキ作動
指令信号またはブレーキ解除指令信号を受けて上
記電磁手段Bのモータ5を正回転または逆回転駆
動させるモータ駆動回路41とが具備されてい
る。また、コントローラCには、後に詳述するよ
うに上記CPU25の出力(斜度信号および車両
重量信号に応じた駐車ブレーキ作動力信号)に応
じてモータ5のロツク状態に相当する基準電圧を
設定するモータロツク検出制御回路42が具備さ
れているとともに、該モータロツク検出制御回路
42からの基準電圧と上記モータ駆動回路41か
らの出力電圧とを受けてモータ5のロツク状態を
判別してモータロツク検出信号をCPU25に発
するモータロツク検出回路43が具備されてお
り、モータ5がロツク状態になるとCPU25か
らの駐車ブレーキ作動指令信号の出力を停止する
ようにしている。
次に、上記CPU25の作動のメインフローを
第3図により述べるに、先ず、フツトブレーキ4
が正常であるか否かが判別される。この判別はブ
レーキフルードレベルセンサインタフエース33
からのブレーキ液異常検出信号およびマスタバツ
クセンサインタフエース35からのフツトブレー
キ異常検出信号の有無によつて行われる。そし
て、フツトブレーキ4が正常であるYESの場合、
車速センサインタフエース26からの車速信号に
より車速が所定値vkm/h以下であるか否かお
よび車速の減速率が正常であるか否かが判別さ
れ、共にYESの場合に駐車ブレーキAを作動で
きる車速であると判断する。一方、各々NOの場
合にはスタートに戻る。
次いで、駐車ブレーキAを作動できる車速の場
合には、イグニツシヨン電源IgがON状態である
か否か、およびエンジン作動状態センサインタフ
エース29からのエンジン作動状態信号の有無に
よりレギユレータのL端子がON状態であるか否
かが判別され、共にYESの場合にはエンジン作
動状態と判断し、さらに車速センサインタフエー
ス26からの前進又は後退車速信号と変速位置セ
ンサインタフエース30からの前進又は後退変速
位置信号とにより車両の実際の進行方向と意志方
向とが一致しているか否かが判別される。そし
て、YESの場合には、上記フツトブレーキ4の
異常時の場合と共に、マニユアルブレーキ作動操
作スイツチ23がON操作されているか否かが操
作スイツチインタフエース36からのマニユアル
ブレーキ作動信号の有無によつて判別される。
続いて、上記マニユアルブレーキ作動操作スイ
ツチ23がON操作されたYESの場合には、上記
エンジン作動停止状態(イグニツシヨン電源Igの
OFF状態およびレギユレータのL端子のOFF状
態)の場合および車両の進行方向と意志方向とが
不一致の場合と共に、ブレーキ作動指令信号を発
して後に詳述するような駐車ブレーキAの作動制
御が行われる。
一方、上記マニユアルブレーキ作動操作スイツ
チ23がOFF操作されているNOの場合には、今
度はマニユアルブレーキ解除操作スイツチ24が
ONされているか否かが操作スイツチインタフエ
ース36からのマニユアルブレーキ解除信号の有
無によつて判別され、YESの場合には解除指令
信号を発して後に詳述ような駐車ブレーキAの解
除制御が行われる。
また一方、上記マニユアルブレーキ解除操作ス
イツチ24もOFF操作されているNOの場合に
は、自動制御禁止回路37から自動制御禁止信号
が発信されていないか否か、および操作スイツチ
インタフエース36からの自動制御信号の有無に
よつて自動制御操作スイツチ22がON操作され
ているか否かが判別され、共にYESの場合には
自動制御状態になつていると判断する。一方、
NOの場合にはそれぞれスタートに戻る。
次いで、上記自動制御状態時において、先ず車
速信号により車速が略零であるか否かが判別さ
れ、NOの場合にはスタートに戻る。一方、YES
の場合には、アクセル踏込み状態をアクセルセン
サインタフエース28からのアクセル信号の有無
によつて判別され、アクセル踏込み状態でない
NOであると、さらにフツトブレーキ4の踏込み
状態をフツトブレーキセンサインタフエース27
からのフツトブレーキ信号の有無によつて判別さ
れ、フツトブレーキ4が踏込み状態であるYES
の場合にはフツトブレーキ4が踏込まれ車両停止
とみなし得る車速と判別してブレーキ作動指令信
号を発し、上記と同様、駐車ブレーキAの作動制
御が行われる。尚、フツトブレーキ4が踏込み状
態でないNOの場合にはスタートに戻る。
これに対し、アクセル踏込み状態であるYES
の場合には、前進変速位置であるか否かが変速位
置センサインタフエース30から前進変速位置信
号の有無によつて判別され、NOの場合にはスタ
ートに戻る。一方、YESの場合には、さらにフ
ツトブレーキ4が踏込み状態であるか否かがフツ
トブレーキ信号の有無によつて判別され、フツト
ブレーキ4が踏込み状態でないNOであるとブレ
ーキ解除指令信号を発して、上記と同様、駐車ブ
レーキAの解除制御が行われる。尚、フツトブレ
ーキ4が踏込み状態であるYESの場合にはスタ
ートに戻る。
次に、第3図における駐車ブレーキAの作動制
御のサブフローを第4図に示す。該駐車ブレーキ
作動制御サブフローにおいては、先ず、斜度セン
サインタフエース31からの斜度信号により斜度
θを計測するとともに、荷重センサインタフエー
ス34からの車両重量信号により車両重量Wを計
測し、該車両重量Wと斜度θの正接(tanθ)との
積W・tanθを演算して駐車ブレーキ作動力を設定
したのち、モータロツク検出制御回路42でモー
タ5のロツク状態(すなわちモータ5のトルク力
が上記設定駐車ブレーキ作動力値に等しくなる状
態)に相当する基準電圧を設定するとともに、ブ
レーキ作動指令信号を電磁手段B(モータ5)に
発して該モータ5を正回転作動させる。そして、
モータロツク検出回路43で第8図に示すような
モータ5のトルク力に対応する電圧(モータ5へ
の給電電流により生じる電圧)を上記モータロツ
ク検出制御回路42の基準電圧と比較し、該基準
電圧値以上になるまで上記モータ5の作動を継続
し、基準電圧値以上になるとモータ5がロツク状
態になつたと判断して上記ブレーキ作動指令信号
の発信を停止し、モータ5の作動を停止して駐車
ブレーキAを作動ロツク状態にするようになされ
ている。
また、第5図は上記第3図における駐車ブレー
キAの解除制御のサブフローを示す。該駐車ブレ
ーキ解除制御サブフローは、先ず、斜度を斜度信
号により計測し、この斜度に応じて駐車ブレーキ
Aの解除に必要なエンジン回転数を可変設定し、
さらにエンジン回転数信号により実際のエンジン
回転数が上記設定値以上になつたことを判別した
のち、上記斜度に応じて駐車ブレーキAの解除速
度を設定するとともに、ブレーキ解除指令信号を
電磁手段B(モータ5)に発して該モータ5を上
記設定解除速度でもつて逆回転作動させ、駐車ブ
レーキAの解除が完全に行われるまでモータ5の
作動を継続し、完全に解除されると上記ブレーキ
解除指令信号の発信を停止してモータ5の作動を
停止し、駐車ブレーキAの解除制御を行うもので
ある。
以上により、駐車ブレーキAの作動制御時には
電磁手段B(モータ5)のブレーキ作動力を斜度
および車両重量に応じて可変制御する一方、駐車
ブレーキAの解除制御時には電磁手段B(モータ
5)のブレーキ解除タイミングを少なくともエン
ジン回転数の信号によつて設定しかつ斜度に応じ
て上記ブレーキ解除に必要なエンジン回転数の設
定値を変えるように制御する駐車ブレーキ作動力
可変制御手段Gを構成している。
次に、本発明の構成上重要な上記第3図のモー
タ駆動回路41、モータロツク検出制御回路42
およびモータロツク検出回路43の具体的回路を
第7図に示す。第7図において、モータ駆動回路
41は、CPU25からの「L」レベルのブレー
キ作動指令信号をインバータI1を介して受信して
ON作動する作動制御用トランジスタTr1と、該
作動制御用トランジスタTr1のON作動によりON
作動する作動制御用リレー44と、CPU25か
らの「L」レベルのブレーキ解除指令信号をイン
バータI2を介して受信してON作動する解除制御
用トランジスタTr2と、該解除制御用トランジス
タTr2のON作動によりON作動する解除制御用リ
レー45とを備え、該両リレー44,45の切換
接点44a,45aはそれぞれモータ5の給電回
路5aに直列に介設されている。そして、CPU
25からのブレーキ作動指令信号発信時には、作
動制御用トランジスタTr1のON作動による作動
制御用リレー44のON作動によりその切換接点
44aがON側に切換わることにより、バツテリ
電源Batからモータ5に給電して該モータ5を正
転作動させる。一方、CPU25からのブレーキ
解除指令信号発信時には、解除制御用トランジス
タTr2のON作動による解除制御用リレー45の
ON作動によりその切換接点45aがON側に切
換わることにより、イグニツシヨン電源Igからモ
ータ5に給電して該モータ5を逆転作動させるよ
うにしている。また、モータロツク検出制御回路
42は、CPU25のA〜D端子からの斜度およ
び車両重量に応じたブレーキ作動力信号(デジタ
ル値)を抵抗R1〜R8よりなるはしご回路46で
D−A変換してモータ5のロツク状態に相当する
基準電圧を設定するD−A変換器より成る。さら
に、モータロツク検出回路43は、上記モータ5
の正転又は逆転作動時に抵抗R9の両端に発生す
る電圧を上記ロツク検出制御回路42の基準電圧
と比較し、該基準電圧以上の時には出力が「H」
レベルとなる比較器47と、該比較器47の
「H」レベル出力時にインバータI3を介してCPU
25のa端子に「H」レベルのモータロツク検出
信号を入力するレベル変換器48とからなる。よ
つて、モータロツク検出回路43の比較器47の
基準電圧をモータロツク検出制御回路42により
CPU25からの斜度および車両重量に応じた設
定駐車ブレーキ作動力信号に基いて変化させるこ
とにより、モータ5への給電電流の上限値を規制
してモータ5のトルクすなわち駐車ブレーキ作動
力を斜度および車両重量に応じて可変制御するよ
うにしている。
尚、上記実施例では、駐車ブレーキAのマニユ
アル作動制御を第4図に示すサブフローに基いて
行い、自動による作動制御と同一方法としたが、
その他の方法により作動制御することも可能であ
る。例えば第6図のサブフローに示す如く、駐車
ブレーキ作動力をマニユアルブレーキ作動操作ス
イツチ23のON操作時間の長短に基いて可変制
御し、ON操作時間が所定時間tより短い場合に
は平担路に対応する駐車ブレーキ作動力を設定す
る一方、ON操作時間が所定時間t以上の長い場
合には平坦路よりも高い所定の駐車ブレーキ作動
力を設定するようにしてもよい。すなわち、第6
図に示す駐車ブレーキのマニユアル制御サブフロ
ーにおいては、先ずマニユアルブレーキ作動操作
スイツチ23がON操作されているか否かを判別
し、ONの場合には所定時間tの計測を行うカウ
ンタをクリアしたのちリターンする。一方、ON
操作されているYESの場合には、上記カウンタ
が動作中か否かを判別し、動作中のYESの場合
には直ちに、また動作中でないNOの場合にはカ
ウンタを動作させたのちブレーキ作動指令信号を
出力してモータ5を正転作動させる。そして、モ
ータ5のトルク力が設定駐車ブレーキ作動力値に
達するまでモータ5を正転作動させ、該設定値に
達すると、上記カウンタによる所定時間tの計測
完了の有無により所定時間tが経過したか否かを
判別し、経過していないNOの場合にはブレーキ
作動指令信号の発信を停止してモータ5の作動を
停止したのち、リターンして駐車ブレーキの作動
制御を完了する。一方、所定時間tが経過してい
るYESの場合には設定駐車ブレーキ作動力値が
上限値に等しいか否かを判別し、上限値より小さ
いNOの場合には設定駐車ブレーキ作動力を新た
に平坦地よりも所定量だけ高く設定することによ
りトルク力がさらに所定量だけ大きくなるまでモ
ータ5の正回転作動を続行し、上記所定量だけ高
い設定駐車ブレーキ作動力値に達すると再び設定
駐車ブレーキ作動力を新たに所定量だけ高く設定
することを繰返してモータ5の駐車ブレーキ作動
力を増大させる。この設定駐車ブレーキ作動力値
が上限値に達するとブレーキ作動指令信号の発信
を停止してモータ5の作動を停止したのち、リタ
ーンして駐車ブレーキAの作動制御を完了するも
ので、駐車ブレーキ作動力を可変制御するように
している。
また、上記実施例では、駐車ブレーキ作動力の
可変制御方法として、モータ5の出力トルク自体
を可変制御する方法を採つたが、本発明はその他
種々の方法が採用可能である。例えば、モータ5
と駐車ブレーキケーブル2との間にらせん歯車や
偏心円形歯車を介設して第10図に示すような歯
車回転角θの増大に応じて駐車ブレーキ作動力が
漸次増大する特性を得るようにすれば、モータ5
の出力トルクを一定にしながら駐車ブレーキ作動
力の可変制御が可能である。この場合、第10図
の特性は第9図に示す駐車ブレーキケーブル引き
代に対する駐車ブレーキ作動力特性にほぼ合致さ
せることができ、合理的である。また、第11図
に示すようにモータ5とセクタギア9との間に変
速機構49を介設してモータ5の出力トルクを増
減変化させることにより駐車ブレーキ作動力を可
変制御するようにしてもよい。
さらに、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、その他種々の変形例をも包含するもの
である。例えば、上記実施例では駐車ブレーキA
として、駐車ブレーキケーブル2の吸引およびそ
の解除によりリヤデイスクブレーキ1,1を作動
および解除させるようにしたものについて述べた
が、その他、変速機のギア同志の噛合いおよびそ
の解除によるものなど種々の型式の駐車ブレーキ
に対しても適用可能である。
また、上記駐車ブレーキAを作動および解除制
御する電磁手段Bとしては、上記実施例の如くモ
ータ5の駆動力によるものの他、電磁弁等種々の
電磁式アクチユエータが採用可能である。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、センサ
群からの信号に基づく運転状態に応じてコントロ
ーラから駐車ブレーキ作動および駐車ブレーキ解
除指令信号を発して駐車ブレーキを自動的に作動
および解除制御するようにした電動駐車ブレーキ
装置において、駐車ブレーキ作動制御時には駐車
ブレーキの作動力を斜度に応じて可変制御する一
方、駐車ブレーキ解除制御時には駐車ブレーキの
解除タイミングを少なくともエンジン回転数の信
号によつて設定しかつ斜度に応じて上記ブレーキ
解除に必要なエンジン回転数の設定値を変えるよ
うに制御したので、停車時、車両の傾斜状態に応
じた適切な駐車ブレーキ作動力及びその解除タイ
ミングを得ることができ、車両の安全性に優れた
電動駐車ブレーキ装置の提供を可能とするもので
ある。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を例示し、第1図は全体
概略構成図、第2図は全体システム構成の詳細
図、第3図はコントローラにおけるCPUの作動
のメインフローを示すフローチヤート図、第4図
は駐車ブレーキ作動制御サブフローを示すフロー
チヤート図、第5図は駐車ブレーキ解除制御サブ
フローを示すフローチヤート図、第6図は駐車ブ
レーキマニユアル作動制御サブフローの変形例を
示すフローチヤート図、第7図はモータ駆動回
路、モータロツク検出制御回路およびモータロツ
ク検出回路の具体的構成を示す電子回路図、第8
図はモータの給電電流により生じる電圧に対する
モータのトルク力特性を示す図、第9図は駐車ブ
レーキケーブル引き代に対する駐車ブレーキ作動
力特性を示す図、第10図は歯車回転角に対する
駐車ブレーキ作動力特性の一例を示す図、第11
図は駐車ブレーキ作動力を可変にする手段として
変速機構を用いた場合の側面図である。 A…駐車ブレーキ、B…電磁手段、C…コント
ローラ、D…センサ群、G…駐車ブレーキ作動力
可変制御手段、5…モータ、16…斜度センサ、
17…エンジン回転数センサ、20…荷重セン
サ、25…CPU、31…斜度センサインタフエ
ース、34…荷重センサインタフエース、41…
モータ駆動回路、42…モータロツク検出制御回
路、43…モータロツク検出回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 車両の駐車ブレーキを作動および解除制御す
    る電磁手段と、少なくとも車両の傾斜状態を検出
    する斜度センサ及びエンジンの回転数を検出する
    エンジン回転数センサを含み、車両の運転状態を
    検出するセンサ群と、該センサ群からの信号を受
    け、上記電磁手段にブレーキ作動指令信号および
    ブレーキ解除指令信号を発するコントローラと、
    上記センサ群のうち斜度センサ及びエンジン回転
    数センサからの信号を受け、駐車ブレーキ作動制
    御時上記電磁手段のブレーキ作動力を斜度に応じ
    て可変制御する一方、駐車ブレーキ解除制御時上
    記電磁手段のブレーキ解除タイミングを少なくと
    もエンジン回転数の信号によつて設定しかつ斜度
    に応じて上記ブレーキ解除に必要なエンジン回転
    数の設定値を変えるように制御する駐車ブレーキ
    作動力可変制御手段とを備えてなることを特徴と
    する電動駐車ブレーキ装置。
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