JPH0438489Y2 - - Google Patents

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JPH0438489Y2
JPH0438489Y2 JP1987103620U JP10362087U JPH0438489Y2 JP H0438489 Y2 JPH0438489 Y2 JP H0438489Y2 JP 1987103620 U JP1987103620 U JP 1987103620U JP 10362087 U JP10362087 U JP 10362087U JP H0438489 Y2 JPH0438489 Y2 JP H0438489Y2
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sliding
case
click spring
reinforcing plate
slider
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、スライド式可変抵抗器等に用いて好
適な電子部品の摺動子に関するものである。
〔従来の技術〕
ラジオ等の電気機器には、スライド式可変抵抗
器やスライド式スイツチ等のように、摺動子を具
備する電子部品が多く使用されている。
第6図はこのような従来のスライド式可変抵抗
器を示す要部側断面図である。
同図に示すように、このスライド式可変抵抗器
は、ケース110と基板120の間に摺動子Sを
配置して構成されている。
この摺動子Sは、摺動基部101と該摺動基部
101の上面から突設されたレバー103からな
る摺動型物100と、該摺動基部101の下面に
取り付けられた金属製の摺動接点105、105
とからなる。
なお同図において、130はクリツクバネ、1
40は合成樹脂製のスライド板である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら上記のような従来のスライド式可
変抵抗器にあつては、摺動型物100に摺動接点
105を取り付けたり、クリツクバネ130を取
り付けたりする必要があり、その組立て工数が多
くなるばかりか、クリツクバネ130や摺動接点
105を独立に設ける必要から部品点数が多くな
るとい問題点があつた。
またケース110と基板120の間に摺動子
S、クリツクバネ130、スライド板140を重
ねて配置するため、各部品の寸法誤差が大きくな
り、完成品の性能にバラツキが生じるばかりか、
ケース110と基板120の間隔が大きくなり、
スライド式可変抵抗器の小型化が図れないという
問題点もあつた。
また従来のスライド式可変抵抗器の中には、ク
リツクバネを金属板でなく、摺動型物の摺動基部
と一体に合成樹脂で形成したものもある。このよ
うに構成すれば、摺動子の摺動は滑らかとなる。
しかしながら、このようなクリツクバネにあつ
ては高温時にいわゆるヘタリが生じるという問題
点があつた。
本考案は上述の点に鑑みてなされたもので、上
記問題点を除去し、部品点数が少なく、その小型
化が図れ、その組立ても容易な電子部品の摺動子
を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決するため本考案は、ケースと
基板の間に配置され該ケース内を移動する合成樹
脂製の摺動型物に、前記基板上に形成したパター
ン上を摺動する金属製の摺動接点をインサート成
形するとともに、先端に前記ケースの所定位置に
設けたクリツク穴に係合・離脱する突起を設けた
クリツクバネを前記摺動型物と一体に合成樹脂で
成形し、且つ該クリツクバネには前記摺動接点と
一体の金属製の補強板をインサート成形し、該補
強板により前記クリツクバネをケース方向に付勢
せしめて該クリツクバネの突起をケース裏面に弾
接せしめて構成した。
〔作用〕
上記の如く、ケースと摺接するクリツクバネの
突起は合成樹脂で形成されているので両者の摺接
状態は滑らかであり、これによつて摺動子のケー
ス内での移動は滑らかとなり、またケースのクリ
ツク穴との係合・離脱も滑らかに行えるようにな
る。
また摺動接点を合成する金属板と一体に補強板
を形成したので、補強板のみを単独で合成樹脂製
の摺動基部にはインサートして固定する場合に比
べて、そのバネ強度を非常に大きくできる。
なおケースと摺接するクリツクバネの突起は合
成樹脂製であり、金属製の補強板はケースには直
接触れない。このためたとえケースが金属製であ
つても該ケースと補強板が導通することはなく
(即ち補強板と一体の摺動接点とケースが導通す
ることはなく)、従つてケースは金属ケースでも、
絶縁性のある樹脂モールドケースでもかまわな
い。
また、クリツクバネを摺動型物と一体に成形
し、且つ補強板を摺動接点と一体に形成し、この
摺動型物に摺動接点と補強板をインサート成形し
て両者を一体としたので、部品点数が少なく小型
化が図れ、またその組立ても容易であり、また各
部品間のガタを全く無くすことができる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
第1図は本考案に係る摺動子Kを示す斜視図で
ある。
同図に示すように、本考案に係る摺動子Kは、
合成樹脂で形成された摺動型物1と、該摺動型物
1にインサート成形された金属製の摺動接点2と
を有する。
ここで摺動型物1は下記するケース5と基板6
との間に配置される摺動基部11と、該摺動基部
11から上方へ突設され下記するケース5の長穴
51に沿つて摺動するレバー12とを一体に形成
して構成されている。本実施例においてはこの摺
動基部11は横長に構成されている。
また該摺動基部11には、前記摺動接点2の他
に、該摺動基部11と一体に成形されたクリツク
バネ3と、該クリツクバネ3の裏面に該クリツク
バネ3と一体になるように該クリツクバネ3にイ
ンサート成形された金属性の補強板4とが取り付
けられている。該クリツクバネ3は補強板4によ
つて上方向に附勢されている。
摺動接点2は摺動基部11の裏面側に折り曲げ
られ、下記する基板6上の各種パターン61上を
摺接する。
次にこの摺動子Kの製造方法を説明する。
第2図a,bは摺動子Kの製造方法を説明する
ための図である。
摺動子Kを製造するには、まず同図aに示すよ
うに帯状の金属板8からプレス加工によつて斜線
部分を取り除く。これによつて摺動接点素子2′
が形成される。この摺動接点素子2′は2つの接
点素子2′−1,2′−2からなり、一方の接点素
子2′−2にはその接点素子2′−2と一体に補強
板4が形成されている。
次に同図bに示すようにインサート成形によつ
てこの摺動接点素子2′に合成樹脂からなる摺動
型物1を形成する。このとき摺動型物1は摺動基
部11上にレバー12を一体に載置して構成され
るが、さらに補強板4の部分には摺動基部11と
一体にクリツクバネ3が形成される。
このクリツクバネ3の先端部分は、第2図bの
紙面表側に向けて突起31が形成され、該突起3
1の裏面側は前記補強板4の先端に形成された穴
4a(同図a参照)を介して該補強板4の裏面側
まで合成樹脂が流し込まれており、これによつて
補強板4とクリツクバネ3との固定が確実となつ
ている。
次に第2図bのA−A線、B−B線上で摺動接
点素子2′を切断し、且つ2つの接点素子2′−
1,2′−2の両先端を摺動基部11の裏側に折
り曲げ、且つクリツクバネ3と共に補強板4を紙
面手前側に折り曲げる。これによつて第1図に示
すような本考案に係る摺動子Kが完成する。
このときの第2図bのC−C線断面同矢視図を
第3図に示す。同図に示すように、摺動接点2の
先端には下記する基板6上を摺接する接点21が
形成されている。
次にこの摺動子Kを利用したスライド式可変抵
抗器の組み立て方法を第4図を用いて説明する。
このスライド式可変抵抗器を組み立てるには、
摺動子Kの摺動基部11を、合成樹脂製のスペー
サ7の所定位置に載置し、次に摺動子Kのレバー
12を金属製のケース5に形成した長穴51に挿
入しつつ、該ケース5の所定位置に形成した突起
52によつて、該ケース5を基板6に固定する。
このとき摺動子Kの摺動接点2の接点21(第3
図参照)は、基板6上の抵抗パターン、集電パタ
ーン等の各種パターン61上に接している。
なお第4図において53は前記摺動子Kの突起
31(第3図参照)が係合するクリツク穴であ
る。
そして第5図に示すように、ケース5と基板6
によつて支持された摺動子Kをレバー12によつ
て同図に示す矢印方向に移動させれば、この摺動
子Kの接点21は基板6のパターン61(第4図
参照)上を摺接する。これによつて該パターン6
1から引き出した各端子(図示せず)間の抵抗値
が変化する。
このとき摺動子Kのクリツクバネ3は補強板4
によつて上方向に折り曲げられているので、該ク
リツクバネ3の突起31は、ケース5の裏面を弾
発しながら移動する。そして該突起31がケース
5に形成したクリツク穴53に係合したとき、該
摺動子Kからクリツク感覚が生じる。
ここでクリツクバネ3の突起31は合成樹脂で
形成されているので、ケース5内での移動は滑ら
かであり、またクリツクバネ3の突起31とケー
ス5のクリツク穴53の係合も滑らかとなる。特
に第5図に示すように、ケース5のクリツク穴5
3の下面に面取りを施した場合は特にクリツク感
覚を滑らかとなり好適である。
また補強板4を、摺動接点2を構成する金属板
と一体に構成したので、該補強板4のみを単独で
合成樹脂製の摺動基部11に固定する場合に比較
し、その強度は非常に大きくなる。なおここでい
ずれか一方の摺動接点2と補強板4とが電気的に
導通することとなるが、たとえケース5が金属製
であつても該補強板4の上面には合成樹脂からな
るクリツクバネ3が形成されているので、該摺動
接点2とケース5とが導通するようなことはな
い。
また補強板4を前記クリツクバネ3にインサー
ト成形し両者を一体としたので、合成樹脂からな
るクリツクバネ3のみの場合に比べ、たとえ高温
時であつてもその強度が小さくなることはない。
以上本考案に係る電子部品の摺動子の一実施例
を詳細に説明したが、本考案はこれに限定される
ものではなく。例えば、 ケース5は金属製である必要はなく、合成樹
脂製であつてもよい。
また、摺動子Kの形状は上記実施例の形状に
限定されるものでないことは当然であり、例え
ばレバー12は摺動基部11の端に形成する必
要はなく摺動基部11の中央部や他の部分に形
成してもよい。またレバー12、摺動接点2、
クリツクバネ3、補強板4等の形状や数につい
ても種々の変形が可能である。
また、補強板4は必ずしもクリツクバネ3の
裏面にインサート成形する必要はなく、クリツ
クバネ3の内部にインサート成形してもよく、
要はケース5に触れる部分を合成樹脂製のクリ
ツクバネ3とするものであれば補強板4はクリ
ツクバネ3のどの部分にインサート成形しても
よい。
等種々の変形が可能である。
即ち、本考案に係る電子部品の摺動子は、合成
樹脂製の摺動型物に、金属製の摺動接点をインサ
ート成形するとともに、先端に前記ケースの所定
位置に設けたクリツク穴に係合・離脱する突起を
設けたクリツクバネを前記摺動型物と一体に合成
樹脂で成形し、且つ該クリツクバネには前記摺動
接点と一体の金属製の補強板をインサート成形
し、該補強板により前記クリツクバネをケース方
向に付勢せしめて該クリツクバネの突起をケース
裏面に弾接させるものであれば、どのような摺動
子であつても良いのである。
〔考案の効果〕
以上詳細に説明したように、本考案に係る電子
部品の摺動子によれば、 (1) ケースと摺接するクリツクバネの突起は合成
樹脂で形成されているので両者の摺接状態は滑
らかであり、これによつて摺動子のケース内で
の移動は滑らかとなり、またケースのクリツク
穴との係合・離脱も滑らかに行えるようにな
る。
(2) 摺動接点を構成する金属板と一体に補強板を
形成したので、補強板のみを単独で合成樹脂製
の摺動基部にインサートして固定する場合に比
べて、そのバネ強度は非常に大きくなる。
(3) ケースと摺接するクリツクバネの突起は合成
樹脂製であり、金属製の補強板はケースには直
接触れない。このためたとえケースが金属製で
あつても該ケースと補強板が導通することはな
く(即ち補強板と一体の摺動接点とケースが導
通することはなく)、従つてケースは金属ケー
スでも、絶縁性のある樹脂モールドケースでも
かまわなくなり、ケースの設計に自由度が増
す。
(4) また、補強板をクリツクバネにインサート成
形し両者を一体としたので、合成樹脂からなる
クリツクバネのみの場合に比べ、たとえ高温時
であつてもその強度が小さくなることはない。
(5) また、クリツクバネを摺動型物と一体に成形
し、且つ補強板を摺動接点と一体に形成し、こ
の摺動型物に摺動接点と補強板をインサート成
形して両者を一体としたので、部品点数が少な
く小型化が図れ、またその組立ても容易であ
り、また各部品間のガタを全く無くすことがで
きる。
等の優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る摺動子Kを示す斜視図、
第2図a,bは摺動子Kの製造方法を説明するた
めの図、第3図は第2図bのC−C線断面同矢視
図、第4図は摺動子Kを利用したスライド式可変
抵抗器の組み立て方法を説明するための図、第5
図は摺動子Kの動作を説明するための図、第6図
は従来のスライド式可変抵抗器を示す要部側断面
図である。 図中、1……摺動型物、2……摺動接点、3…
…クリツクバネ、4……補強板、5……ケース、
53……クリツク穴、6……基板、61……パタ
ーン、である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ケースと基板の間に配置され該ケース内を移
    動する合成樹脂製の摺動型物に、前記基板上に
    形成したパターン上を摺動する金属製の摺動接
    点をインサート成形するとともに、先端に前記
    ケースの所定位置に設けたクリツク穴に係合・
    離脱する突起を設けたクリツクバネを前記摺動
    型物と一体に合成樹脂で成形し、且つ該クリツ
    クバネには前記摺動接点と一体の金属製の補強
    板をインサート成形し、該補強板により前記ク
    リツクバネをケース方向に付勢せしめて該クリ
    ツクバネの突起をケース裏面に弾接せしめたこ
    とを特徴とする電子部品の摺動子。 (2) 前記摺動接点は複数あり、前記補強板は該複
    数の摺動接点の内の少なくとも1つの摺動接点
    と一体であることを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第(1)項記載の電子部品の摺動子。
JP1987103620U 1987-07-06 1987-07-06 Expired JPH0438489Y2 (ja)

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JPS61140101A (ja) * 1984-12-13 1986-06-27 アルプス電気株式会社 可変抵抗器用摺動体の製造方法

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