JPH0438366A - 押し入れ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明は移動可能な収納ケースが設置された押し入れに
関する。

［従来の技術］ 押し入れの収納空間４中には、第９図に示すように通常
、その高さ方向に上下２段の収納空間５０．５１に分け
る棚５３が設けられ、湿気の少ない上段の収納空間５０
にふとん５５を入れ、下段の収納空間５１には収納ケー
ス５’７．５９にふとん以外の小物などを入れて収納す
る使い方がされる場合が多い。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、第９図に示すように、ふとん以外のもの
を下段空間５１の奥部にまで一杯に収納した場合は、そ
の奥に収納したものが出しにくくなり、それを出すため
には手前のものをすべて出してからでないと行なえず、
大変面倒であった。

本発明は前記従来の技術の問題点に鑑みなされたもので
、押入れの下段空間の奥部への収納物の出し入れが簡単
にできる押し入れを提供することにある。

［課顧を解決するための手段］ 上記の目的を達成するため、本発明の押し入れは、高さ
方向に複数段の収納空間に分けられその下段側収納空間
中の手前側に左右方向に移動可能な収納ケースが設置さ
れた構成とした。

なお、前記下段側収納空間とは棚によって作られる複数
の空間のうち、最上段の収納空間以外の収容空間をいう
。

［作用コ 下段側収納空間中の奥部への収納物の出し入れはその手
前側に設置された収納ケースを左右いずれかの側に寄せ
ることによって簡単に行なうことができる。

［第１実施例コ 以下、本発明の押し入れについて具体的な実施例に基づ
いて説明する。

本発明の押し入れには、第９図に示した従来のものと同
様に、全収納空間４を、高さ方向に複数段の収納空間、
例えば上下２つの収納空間５０゜５１に分ける棚５３が
設けられている。

第１図はその下側収納空間における高さ方向の断面図で
ある。

同図において、符号５１は押入れの下段側収納空間を示
し、該下段側収納空間５１は板等の構成部材５により囲
まれた状態で画成されている。収納空間４の手前側には
戸３ａ、３ｂが左右方向に移動開閉自在に設置されてい
る。戸３ａ、３ｂの内側の下側収納空間５１中の手前側
半部には、収納ケース１．２ａ、２ｂが奥行き方向に２
列それぞれ左右方向に移動自在に設置されている。手前
側の収納ケース］の横幅〜・ｖ、は下側収納空間５コの
横幅Ｗ１の略１／２程度になっている。奥側の収納ケー
ス２ａ、２ｂの横幅Ｗ、、　Ｗ、はその２つを合わせた
横幅（Ｗ、＋Ｗ、）が下側収納空間５１の横幅Ｗ１の略
１／２程度となっている。

第２図は第１図の状態の収納ケース１，２．ａ。

２ｂの斜視図である。

収納ケース］、２ａ、２ｂは同図に示すようにそれぞれ
手前側に開口部を有し、奥側に背板２２が張られたもの
で、左右方向に移動させる力をかける取っ手１０がそれ
ぞれ収納ケースｌ、２ａ。

２ｂの左右両側に設けられている。収納ケース１゜２ａ
、２ｂの内部構造は各種の形態をとることが可能である
。例えば、収納ケース１に示したように左右の側板の内
側に棚取付用突起１７を設けておいてそれら左右の突起
１７上に棚（図示省略）を横架させるようにすることも
できる。また、１個の収納ケース内を縦横に細かい収納
領域に分けることも可能である。

第３図は第２図に示した収納ケース１のＡ−Ａ線断面図
である。

各収納ケース１　　（２ａ、２ｂも同様）の低部２０に
は固定軸２６に回転自在に取り付けられたローラ２５が
一部下方に突出した状態で取り付けられており、これら
ローラ２５が下段側収納空間５１の底面３３に左右方向
に真直ぐ（第４図）形成されたローラ溝１５中を移動す
るようになっている。但し、収納ケース１，２ａ、２ｂ
の移動手段は上記ローラ２５とローラ溝１５の組み合わ
せに限らず、障子のような凸部を具えていて溝に沿って
滑るものも採用できるが、第３図に示した方法によると
摩擦が少なくできるため収納ケースｌ。

２ａ、２ｂに収納可能な重量を大きくできる。又、ロー
ラ溝１５の深さを小さくすることにより、押し入れ中の
物の出し入れを円滑に行うことができる。

第５図は収納ケース１．２ａ、２ｂを下側収納空間５１
中の左側の空間４ａに移動させた状態を示した図である
。

この実施例の押し入れは上記のように構成されていて、
同図に示すように、右側の戸２ｂを左に移動させて開け
てから、収納ケース１．２ａ、２ｂを全て下側収納空間
５１中の左側に寄せると、右側の空間４ｂの手前側のス
ペースが大きく開くため、右側の空間４ｂの奥側の収納
物を簡単に取り出すことができる。

逆に、左側の戸２ａを右に移動させて開けてから、収納
ケース１．２ａ、２ｂをすべて下側空間５１中の右側に
寄せると、左側の空間４ａの手前側のスペースが大きく
開いて、左側の空１７ｉ４ａの奥側の収納物を簡単に取
り出すことができる。

［第２実施例］ 第６図は収容空間４の奥側に比較的大きな収納ケース３
６ａ、３６ｂをｎ（ｊ後方向にスライド自在に設置した
第２の実施例を示した平断面図である。

この実施例では、第６図に示すように、下段側収納空間
５１中の奥側の左右に収納ケース３６ａ。

３６ｂが設置されている。

これら収納ケース３６ａ、３６ｂの横幅Ｗ、。

Ｗ、はそれぞれ下段側押入れ空間５１の横幅Ｗの略１／
２の幅に作られている。そして、これら収納ケース３６
ａ、３６ｂの底部の前後位置には、それぞれ、これら収
納ケース３６ａ、３６ｂを前後に移動させるローラ（図
示は省略するが、第３図に示したローラ２５と同じ）が
左右一対ずつ取り付けられている。

一方、下段側収納空間５１中の底部には、第８図に示す
ように、前記収納ケース３６ａ、３６ｂの底部のローラ
（図示省略）を案内するローラ溝３０がその奥側から手
前側にかけて真直ぐ設けられている。

他の構成は上記第１実施例と同様であるので、その同じ
構成部分には第１実施例で用いたと同じ符号を付してそ
の重複説明は避ける。

この実施例の押し入れは上記のように構成されているの
で、奥側の収納ケース３６ａ又は３６ｂへの収納物の出
し入れは次のようにして簡単に行うことができる。

即ち、右側奥部の収納ケース３６ｂへの収納物の出し入
れを行いたいときには、第７図に示すように、右側の戸
３ｂを左に寄せて開けてから、手前側の収納ケース１．
２ａ、２ｂを全て左側に寄せる。その後、右側奥部の収
納ケース３６ｂを手前側に引き出すことによって、該収
納ケース３６ｂ中への収納物の出し入れを簡単に行うこ
とができる。

左側奥部の収納ケース３６ａへの収納物の出し入れを行
いたいときにはその逆に行えば良い。

本実施例によれば、下段側収納空間５１中への収納物の
出し入れをより簡単に行うことができる。

本発明は前記実施例に限らず、本発明の要旨の範囲内に
おいて種々の変形が可能である。

例えば、収納ケースの配列数や収納ケース自体の数も必
要に応じて増減できる。又、各収納ケースの横軸、奥行
き長さなとも上記実施例の構成に限定されることなく、
各種の用途に合わせて適宜設計変更できる。

［発明の効果］ 以上、説明したように本発明の押し入れによれば、押し
入れ手前側の収納ケースを左右方向下段側収納空間中の
手１ｉｉＪ側に入っている物を押し入れから出すことな
く、移動させることにより、下段側収納室間中奥部の物
を簡単に取り出すことができる。また本発明のように構
成すれば、下段側収納空間中の手前側部分の横幅の半分
の空間を空けておくたけで下段側収納室間中奥部への収
納物の出し入れを簡単に行うことができる。

【図面の簡単な説明】 第１図〜第８図はこの発明の第１実施例を示す図で、そ
れらのうち、 第１図は押し入れの平断面図、 第２図は第１図の状態における収納ケースの斜視図、 第３図は第２図のＡ−Ａ線断面図、 第４図は収納ケースを除去した時のローラ溝を示す押し
入れの平断面図、 第５図は押し入れの平断面図、 第６図〜第８図はこの発明の第２の実施例を示すもので
、それらのうち、 第６図および第７図はそれぞれ押し入れの平断面図、 第８図は収納ケースを除去した時のローラ溝を示す押し
入れの平断面図、 第９図は従来の押し入れの正面図を示す図である。 ４　・押し入れ収納空間、１．２ａ、２ｂ・・・収納ケ
ース、１５．３０・・・・ローラ溝、２５・ローラ。 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 ３６゜

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 高さ方向に複数段の収納空間に分けられその下段側収納
   空間中の手前側に左右方向に移動可能な収納ケースが設
   置されていることを特徴とする押し入れ。