JPH0438323Y2 - - Google Patents

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JPH0438323Y2
JPH0438323Y2 JP1987087700U JP8770087U JPH0438323Y2 JP H0438323 Y2 JPH0438323 Y2 JP H0438323Y2 JP 1987087700 U JP1987087700 U JP 1987087700U JP 8770087 U JP8770087 U JP 8770087U JP H0438323 Y2 JPH0438323 Y2 JP H0438323Y2
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optical fiber
groove
holding
holding piece
tip
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JP1987087700U
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JPS6338104U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は光フアイバを嵌めこみ保持するための
光フアイバ保持部材に関する。
【従来の技術】
周知のとおり、光フアイバには、石英系、プラ
スチツク系、これらの複合系があり、一般的な光
フアイバの場合は、二次被覆までが旋されて心線
化され、その心線を主体にユニツト化、ケーブル
化が行なわれている。 かかる光フアイバは、自動車内装備の計器類の
高性能化にともない、機器制御、機器相互の配線
設備などに多用されている。 自動車内装備の光フアイバ配線においては、曲
げに起因した伝送ロスよりも、曲げ破断に対処す
ることが重要である。 このような配線に適用できる公知例として、実
開昭54−53449号公報の考案をあげることができ
る。 かかる公知例の場合、バンドの表面に開口部を
有する割型の円筒部が設けられたものであり、そ
の円筒部内に嵌めこまれた光フアイバを弾力的に
保持して、配線状態の光フアイバに無理な外力が
作用しないようにしている。 このほか、実開昭50−147641号公報、特開昭51
−109847号公報、特開昭55−95905号公報、実公
昭55−43721号公報には、それぞれ、薄型の保持
構造をもつ光フアイバ保持部材が開示されてお
り、さらに、実開昭57−25312号公報にも、これ
と同種の光フアイバ保持部材が開示されている。
【考案が解決しようとする課題】
上述した光フアイバ配線において、光フアイバ
の保持機能を高めることと、光フアイバの破断を
回避することとは、技術的に対立している。 たとえば、光フアイバの保持力を強めた場合、
保持箇所から光フアイバが脱出することはないと
しても、配線の融通性がなくなるので、外力が作
用したとき、保持箇所に応力が集中して光フアイ
バの破断が起こりやすくなり、逆に、光フアイバ
の保持力を弱めて配線に融通性をもたせた場合、
光フアイバが保持箇所から脱出しやすくなる。 ちなみに、前記公知例の一つであるバンド型保
持構造の場合は、割型の円筒部により光フアイバ
を弾力的に保持しているだけであるから、これに
外力が作用したときに円筒部が変形し、光フアイ
バが円筒部外に脱出するおそれがある。 さらに、その他の前記公知例では、溝の内部に
おいて光フアイバを保持することができるが、溝
を主体にした保持構造の工夫が足りないために、
光フアイバを構内に嵌めやすくすること、光フア
イバを構内から抜けがたくすること、溝内におけ
る光フアイバの安定を高めることなど、これらを
同時に満足させることができない。 本考案はこのような技術的課題に鑑み、光フア
イバ配線時の融通性と光フアイバの保持機能、溝
に対する光フアイバの嵌めやすさと抜けにくさ、
溝内における光フアイバの安定性などを確保する
ことのできる光フアイバ保持部材を提供しようと
するものである。
【課題を解決するための手段】
本考案は所期の目的を達成するため、可撓性を
有する基体が光フアイバを嵌めこみ保持するため
の凹溝を備えており、かつ、一つの凹溝が一本の
光フアイバと対応している光フアイバ保持部材に
おいて、光フアイバの外径をd、凹溝の溝幅をW
とした場合、d×1<W、d×2>Wを満足させ
る溝幅の凹溝が、上記基体の表面から内部に向け
て形成されており、当該凹溝の出入口側における
一方の内側面には、その溝内に向けて下り勾配で
突入する保持片が設けられており、当該凹溝内に
おける保持片の先端と他方の内側面との間隔が光
フアイバ外径よりも小さく、かつ、当該凹溝内に
おける保持片の先端が、その溝内に嵌めこまれた
光フアイバの上部外周面に当接する高さを有して
いることを特徴とする。
【作用】 本考案に係る光フアイバ保持部材の場合、基体
に形成された凹溝内に光フアイバを嵌めこみ、光
フアイバが不本意に凹溝外へ脱出するのを保持片
にて抑制する。 かかる光フアイバの嵌めこみから保持に至るま
での状況、および、光フアイバの保持状態は、以
下のとおりである。 凹溝内において保持片が所定の方向へ傾斜して
いるので、光フアイバを凹溝の出入口にあてがつ
たとき、光フアイバは、テーパ形状をなす出入口
の空間内に安定して銜えこまれ、かつ、これの両
側部が保持片の先端側、保持片をもたない凹溝内
側面にそれぞれ当接しする。 この状態で光フアイバを凹溝内に押しこんだと
き、凹溝は殆ど変形せず、撓みの生じやすい保持
片のみが積極的に変形するので、光フアイバは、
保持片をもたない凹溝内側面をガイドにして難な
く凹溝内に嵌まりこむ。 かくて、凹溝内へ嵌めこまれた光フアイバは、
凹溝の内部に介在する保持片により抑制されるの
で、妄りに動くことがない。 凹溝内から脱出させる方向の力が光フアイバに
作用したとき、光フアイバを介してその脱出方向
へ持ち上げられる保持片が凹溝の出入口側へ向け
て逆反り状態となるので、この際の反力が大きく
なり、かつ、逆反りした保持片の先端がこれと対
向する凹溝内側面へより接近するので、凹溝内に
おける光フアイバの脱出路がさらに狭くなる。 したがつて、光フアイバは、凹溝内から脱出し
がたい状態に保持される。 このようにして光フアイバを凹溝内に保持して
いる基体が外力を受けたとき、光フアイバが弾力
的に動くので、光フアイバの破断が起こりがた
く、配線時における光フアイバの融通性も確保す
ることができる。
【実施例】
本考案に係る光フアイバ保持部材の実施例につ
いて、図面を参照して説明する。 第1図、第2図に例示されている保持部材は、
ホリエチレン、ポリプロピレン、ナイロンなど、
可撓性を有する合成樹脂からなる。 第1図、第2図において、基体20には、その
長さ方向に沿い、かつ、その表面から内部に向け
て、一本のみの光フアイバAを嵌めこむことので
きる凹溝21が形成されている。 第2図を参照して明らかなように、凹溝21と
凹溝21内に嵌めこまれる光フアイバAとは、つ
ぎのような相対関係を満足させている。 すなわち、光フアイバAの外径をd、凹溝21
の溝幅をWとした場合、d×1<W、d×2>W
なる関係を満足させている。 凹溝21の出入口23側における一方の内側面
には、その溝内に向けて下り勾配で突入する保持
片22が設けられている。 第2図を参照して明らかなように、凹溝21内
における保持片22の先端と、このような保持片
22をもたない凹溝内側面との間隔は、光フアイ
バAの外径dよりも小さく、かつ、凹溝21内に
おける保持片22の先端は、その溝内に嵌めこま
れた光フアイバAの上部外周面に当接する高さを
有している。 図示例において、光フアイバAを凹溝21内に
嵌めこみ保持するとき、光フアイバAを凹溝21
の出入口23にあてがい、かつ、その内部へ押し
こめばよい。 かかる押しこみにより、光フアイバAは、保持
片22を一時的に押し開けながら凹溝21内に嵌
まりこみ、その後、保持片22が復元したとき、
保持片22が光フアイバAの上部外周面に当接し
てこれを凹溝21内に抑えこむ。 かくて、第2図のごとき光フアイバ保持状態が
得られる。 図示例の場合、基体20には、保持片22を備
えた凹溝21が一組だけ設けられているが、この
ような凹溝21は、基体20の大きさに応じて、
複数組、平行状に設けられるとがある。
【考案の効果】
本考案に係る光フアイバ保持部材の場合、基体
に設けられた凹溝、保持片が、光フアイバに対応
して巧みに構成されているので、つぎのような効
果が得られる。 光フアイバを凹溝の出入口にあてがつたとき、
光フアイバは出入口に安定して銜えこまれ、この
状態で光フアイバを凹溝内に押しこんだとき、光
フアイバは、撓みの生じやすい保持片のみを積極
的に変形させつつ、保持片をもたない凹溝内側面
をガイドにして難なく凹溝内に嵌まりこみ、さら
に、凹溝内へ嵌めこまれた光フアイバは、これの
上部外周面な当接した保持片により抑えられの
で、妄りに動くことがない。 光フアイバを凹溝内から脱出させる力が作用し
たとき、保持片が凹溝の出入口側へ逆反りして大
きな反力を発揮し、かつ、逆反りした保持片の先
端が凹溝内の光フアイバ脱出路をより狭くするの
で、光フアイバが凹溝内から脱出しがたくなり、
凹溝内での光フアイバ保持機能が高まる。 凹溝内で光フアイバを保持している基体が外力
を受けたとき、凹溝および保持片との相対関係で
光フアイバが弾力的に動くので、光フアイバ破断
を回避することができ、光フアイバ配線時の融通
性も確保することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る光フアイバ保持部材の一
実施例を示した断面図、第2図はその光フアイバ
保持部材により光フアイバを保持した状態の断面
図である。 20……基体、21……凹溝、22……保持
片、23……凹溝の出入口、A……光フアイバ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 可撓性を有する基体が光フアイバを嵌めこみ保
    持するための凹溝を備えており、かつ、一つの凹
    溝が一本の光フアイバと対応している光フアイバ
    保持部材において、光フアイバの外径をd、凹溝
    の溝幅をWとした場合、d×1<W、d×2>W
    を満足させる溝幅の凹溝が、上記基体の表面から
    内部に向けて形成されており、当該凹溝の出入口
    側における一方の内側面には、その溝内に向けて
    下り勾配で突入する保持片が設けられており、当
    該凹溝内における保持片の先端と他方の内側面と
    の間隔が光フアイバ外径よりも小さく、かつ、当
    該凹溝内における保持片の先端が、その溝内に嵌
    めこまれた光フアイバの上部外周面に当接する高
    さを有していることを特徴とする光フアイバ保持
    部材。
JP1987087700U 1987-06-06 1987-06-06 Expired JPH0438323Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1987087700U JPH0438323Y2 (ja) 1987-06-06 1987-06-06

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JP1987087700U JPH0438323Y2 (ja) 1987-06-06 1987-06-06

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Publication Number Publication Date
JPS6338104U JPS6338104U (ja) 1988-03-11
JPH0438323Y2 true JPH0438323Y2 (ja) 1992-09-08

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JPS6338104U (ja) 1988-03-11

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