JPH0438167Y2 - - Google Patents

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JPH0438167Y2
JPH0438167Y2 JP1984194998U JP19499884U JPH0438167Y2 JP H0438167 Y2 JPH0438167 Y2 JP H0438167Y2 JP 1984194998 U JP1984194998 U JP 1984194998U JP 19499884 U JP19499884 U JP 19499884U JP H0438167 Y2 JPH0438167 Y2 JP H0438167Y2
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heater
pipe
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roasting chamber
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はオーブントースタに係り、焙焼室の焼
網の下方に設けられたヒータから放射される熱線
を拡散する構造に関する。
(従来の技術) 第6図および第7図に示すように、トースタ本
体1の焙焼室2に焼網3を配設し、この焙焼室2
には前記焼網3の下方に位置してヒータ4を配設
し、このヒータ4によつて焼網3上の被焙焼物5
を焙焼するオーブントースタでは、ヒータ4の直
上の温度が高くなり、焼網全体を均一温度にする
ことができず、被焙焼物5に焼むらが生じる問題
があつた。このため、従来、第6図および第7図
に示すように、ヒータ4と焼網3との間に多数の
通穴6を形成した拡散板7を配設した構造が知ら
れている。
しかしながら、上記従来のオーブントースタの
構造では、ヒータ4と別体の拡散板7を用いてい
るので、拡散板7がヒータ4からの熱を吸収する
ことにより、ヒータ4の直上のみが高温になるこ
とを防止して焼網3に加わる熱を均一化すること
ができるが、ヒータとは別に拡散板を焙焼室内に
取付けなければならず、組立て性が悪いという問
題があつた。
そこで、実開昭56−126792号公報に記載されて
いるように、ヒータの電熱線を挿通した管体に法
線方向に突出する肉厚部を形成し、この肉厚部に
対し、最短距離で対向する部分の最大にし、均一
に焼くことができるようにした構造のオーブント
ースタが提案されている。
(考案が解決しようとする課題) 上記実開昭56−126792号公報に記載の構造のオ
ーブントースタでは、肉厚部は管体と一体のた
め、焼網から下方に落下したパン屑などの掃除に
際し焼網を外すと、ヒータが露出され、ヒータを
破損し易く、またヒータからの熱が管体の肉厚部
に吸収されるまでの時間が短く、ヒータの直上の
温度が高くなり、焼き具合の均一化が図れないと
いう問題がある。また、焼具合の均一化を図るた
めに、肉厚部をかなり厚くしなくてはならず、不
要なスペースが増え、オーブントースタ全体が大
形化してしまうという問題がある。
本考案は上記問題点に鑑みなされたもので、熱
効率がよく、また、掃除時などにおいて焼網を外
してヒータを露出させてもヒータを保護でき、組
立て性を向上したオーブントースタを提供するも
のである。
(問題点を解決するための手段) 本考案のオーブントースタは、前面に開閉自在
の扉体を有する焙焼室を形成したトースタ本体
と、この本体の焙焼室に配設された焼網と、この
焼網の下方に設けられたヒータとを具備し、前記
ヒータはヒータパイプとこのヒータパイプに挿通
した電熱線とにて構成し、このヒータパイプの上
部には金属材料にて形成した熱線拡散棒をこのヒ
ータパイプの長手方向に沿つて近接または接触し
て配設し、この拡散棒は、前記ヒータのヒータパ
イプを支持する碍子に形成した保持凹部にて係合
保持したものである。
(作用) 本考案のオーブントースタは、トースタ本体の
焙焼室に配設した焼網の下方のヒータから放射さ
れる熱線は拡散棒にて拡散され、ヒータの直上の
熱線量が多くなることなく、焼網全体に均等に熱
線が放射され、また、拡散棒はヒータとは別体の
ため、ヒータからの熱が吸収されるまでの時間を
かせぐことができ、熱線の拡散が適度に行なわ
れ、さらに、拡散棒は金属材料にて形成されてい
るため、ヒータパイプに比して強度を有し、ヒー
タが露出されても保護でき、また、ヒータはヒー
タパイプを支持する碍子に保持したため、拡散棒
の取付けも容易にできる。
(実施例) 本考案の一実施例の構成を図面第1図ないし第
5図について説明する。
第1図、第2図および第5図において、11は
オーブントースタ本体で、この本体11は、金属
板にて成型した左右一対の主枠12,13と、上
部反射板14と、下部反射板15および底板16
とにて構成され、その本体11にて、前面に開口
した焙焼室17が形成され、この本体11の前部
上側に左右に延びる細長状の枠板18が設けられ
ている。そして、前記底板16の左右に主枠1
2,13がビスなどにて垂直状に固定されてい
る。また。この主枠12,13の間に上部反射板
14と下部反射板15とがビスおよび係合爪と係
合穴との係合で固定され、さらに、前記枠板18
は、ビスにて前記主枠12,13の前部に外方に
向つて折曲げ形成した縁部19の上側に固定され
ている。さらに、前記上部反射板14は、上部ヒ
ータ22または焼網23の略中心位置を境とし
て、前側を焙焼室17の前側開口部の上部まで順
次下方に向けて折曲げた複数の角度の異なる傾斜
反射面24に形成して前記上部ヒータ22から放
射された熱線を焼網23の前半部に向けて一次反
射させるようになつており、また、上部ヒータ2
2または焼網23の略中心位置を境として、後側
を焙焼室17の後側下部まで順次下方に向けて折
曲げた複数の異なる角度の傾斜反射面24に形成
して前記上部ヒータ22から放射された熱線を焼
網23の後半部に向けて一次反射させるようにな
つている。
次に25は扉体で、扉枠26と、この扉枠26
の窓穴27に位置して内面側から嵌合されるガラ
ス板28と、前記扉枠26に内面側から嵌合され
てビスにて固定されガラス板28を保持する押え
板29とにて構成されている。また、この押え板
29は前記ガラス板28の位置に対応して窓穴3
5が形成されており、この窓穴35の角部は弧状
に形成されガラス板28の角部を係合保持するよ
うになつており、この扉体25の下部両側は、軸
38にて前記本体11の主枠12,13の前側突
片部39に回動自在に軸支され、この扉体25の
回動で前記焙焼室17は開閉されるようになつて
おり、この扉体25を閉じた際に扉体26が本体
11の枠板18に当接する。
また、前記本体11の主枠12,13の下部に
はそれぞれ前後方向に案内穴40が形成され、こ
の案内穴40に前記焙焼室17に進退自在に設け
た焼網23の後部両側に突出させた係合軸41が
摺動自在に係合されている。そして、この焼網2
3は前記扉体25にアーム(図示せず)にて連結
され、扉体25の閉じた際には焼網23は焙焼室
17内に配置され、扉体25を開いた際には焼網
23は焙焼室17の開口から前方に突出されるよ
うになつている。なお、前記主枠12,13の前
部には焼網23の進退時に焼網23の下部を案内
する突起42が設けられている。
また、前記焙焼室17の焼網23の下部には、
下部ヒータ43が前記上部ヒータ22の中心位置
よりやや後方に位置して取付けられている。この
上部および下部ヒータ22,43は前記本体11
の主枠12,13に取付けた碍子44,45に嵌
合支持されたヒータパイプ46と、このヒータパ
イプ46に挿通したコイル状の電熱線47とにて
それぞれ形成されている。そして、この電熱線4
7の両端は碍子44,45の端子に接続され、こ
の各碍子44,45は電熱線のばね性により互い
に引寄せられて第2図乃至第4図に示す係合突起
48,49が主枠12,13の各係合穴50の縁
部に係止されるようになつている。
また、前記下部ヒータ43の上部には熱線拡散
棒51がヒータパイプ46の長手方向に沿つて配
設され、この拡散棒51はヒータパイプ46に接
触または近接して取付けられている。この拡散棒
51は、第3図および第4図に示すように両端が
前記碍子45のヒータパイプ支持凹部52に連続
して形成した保持凹部53に係合保持される。こ
の拡散棒51は両碍子45が電熱線47のばね性
により引寄せられて主枠12,13に係合される
ため、組立て性が良く、また拡散棒51は、容易
にヒータパイプ46に接触または近接される。
また、この拡散棒51はヒータパイプの径の1/
5乃至1/3の太さとすることにより、熱吸収が少な
くなり、熱線の拡散が適度に行なわれる。この拡
散棒51は、ヒータパイプ46の径の1/3より太
くすると熱線の吸収が大きく熱損失が多くなり、
また、ヒータパイプ46の径の1/5より細くする
と熱線の拡散効果が低く、さらに拡散棒51が外
れ易くなることが実験上確認された。
なお、この拡散棒51は、パイプにて成型する
ことにより熱吸収が少なくなる。
さらに、この拡散棒51はヒータパイプ46と
は別体で外周とは1mm以下の間隔となるように近
接させることにより焼具合を均一化される。
また、この拡散棒51は、鉄材を用い、浸炭焼
入れによつて黒色とし、或いは焼入れステンレス
を用い黒色とすることにより拡散棒51の熱吸収
が迅速となり、焼きむらがなくなり、さらに、高
温度となるヒータ43によつて変色されることも
ない。この拡散棒51を亜鉛またはクロームメツ
キなどの表面処理をした材料では、700乃至800℃
程度に温度上昇されるヒータパイプ46によつて
変色される。
次に55はくず受け皿で、本体11の前側下部
の下部反射板15の下部に開口されている開口部
68から挿入すると、このくず受け皿55は前記
底板16上を摺動して焙焼室17の下部に配設さ
れる。
次に第2図、第5図において、77,78は合
成樹脂にて成型された側ケース部材で、この側ケ
ース部材77,78は前記底板16の両端係止片
にビスにて固定される。また、前記本体11の外
ケース部材79は金属板にて成型されており、前
記本体11の上部と後部を覆う上面部82と後面
部83とが一体に略逆L字状に形成されている。
また、他方の主枠13の側ケース部材78との
間に空間部が形成され、この空間部にタイマスイ
ツチなどが収納され前面には合成樹脂にて成型し
たパネル87が設けられ、このパネル87には各
種のスイツチなどの操作部が設けられている。
次にこの実施例の作用について説明する。
焙焼室17の前面開口を扉体25で閉じた際に
は、扉体25の扉枠26が本体11の枠板18に
当接される。
そして、両ヒータ22,43への通電で、電熱
線47が加熱され、上部ヒータ22から放射され
る熱線は上部反射板14の各反射面24にて焼網
23に向けて一次反射され、この反射熱線は焼網
23の前半部と後半部とに向けて一次反射させる
ため、熱源の無駄がなく、熱効率が高められる。
また、下部ヒータ43のヒータパイプ46に接
触または近接して別体に設けた拡散棒51によ
り、ヒータ43からの熱線は拡散され、焼網23
上の被焙焼物の直上の部分が強く焼かれることが
なく、ヒータパイプ43からの熱が拡散棒51に
吸収されるまでの時間がかかり、焼むらが生じる
ことがない。
さらに、掃除時に、焼網を外したとき、ヒータ
が露出されても、ヒータは拡散棒51により保護
され、破損されることがない。
また、拡散棒51は黒色とすることにより熱吸
収が迅速で、焼きむらをなくし、また高温のヒー
タ43によつて変色することもない。
さらに、拡散棒51は下部ヒータ43のヒータ
パイプ46径の1/3乃至1/5とすることにより熱線
の拡散効果を保持して熱吸収も適度に行なわれ
る。
また、拡散棒51は、パイプにて成型すること
により拡散棒51の熱吸収が大きくならず、効率
が向上される。
さらには、拡散棒51の組立ては、下部ヒータ
43の電熱線47のばね効果により互いに引寄せ
られる碍子45の保持凹部53に係合保持させる
ことにより容易に取付けられ、また、拡散棒51
はヒータパイプ46の径の1/3乃至1/5としたの
で、細すぎず外れることもなく確実に保持され
る。
(考案の効果) 本考案によれば、トースタ本体の焙焼室に配設
した焼網の下方のヒータから放射される熱線は拡
散棒にて拡散され、ヒータの直上の熱線量が多く
なることなく、焼網全体に均等に熱線が放射さ
れ、また、拡散棒は棒体でヒータパイプに近接ま
たは接触させたため小形にでき、この拡散棒によ
りヒータパイプからの熱を吸収するまでの時間を
多少かせげ、焼網に加わる熱を均一にできるオー
ブントースタにおいて、焼網を外して掃除などを
するような場合、ヒータの上方に配設された金属
材料にて形成した拡散棒がヒータを保護し、ヒー
タを破損することがなく、また、拡散棒の取付け
も容易にでき、組立性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すオーブントー
スタの焙焼室部の断面図、第2図は同上分解斜視
図、第3図は同上下部ヒータの斜視図、第4図は
同上ヒータ碍子の斜視図、第5図は同上トースタ
本体の斜視図、第6図は従来のオーブントースタ
の焙焼室部の断面図、第7図は同上一部の斜視図
である。 11……トースタ本体、17……焙焼室、23
……焼網、43……下部ヒータ、44,45……
碍子、46……ヒータパイプ、47……電熱線、
51……拡散棒。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 前面に開閉自在の扉体を有する焙焼室を形成
    したトースタ本体と、この本体の焙焼室に配設
    された焼網と、この焼網の下方に設けられたヒ
    ータとを具備し、 前記ヒータはヒータパイプとこのヒータパイ
    プに挿通した電熱線とにて構成し、このヒータ
    パイプの上部には金属材料にて形成した熱線拡
    散棒をこのヒータパイプの長手方向に沿つて近
    接または接触して配設し、 この拡散棒は、前記ヒータのヒータパイプを
    支持する碍子に形成した保持凹部にて係合保持
    したことを特徴とするオーブントースタ。 (2) 前記拡散棒は、黒色にしたことを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1項記載のオーブン
    トースタ。 (3) 前記拡散棒は、パイプにて形成したことを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第1項また
    は、第2項に記載のオーブントースタ。
JP19499884U 1984-12-22 1984-12-22 オ−ブント−スタ Granted JPS6139045U (ja)

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JPS6134709Y2 (ja) * 1980-02-28 1986-10-08

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