JPH0438127Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0438127Y2 JPH0438127Y2 JP1985128356U JP12835685U JPH0438127Y2 JP H0438127 Y2 JPH0438127 Y2 JP H0438127Y2 JP 1985128356 U JP1985128356 U JP 1985128356U JP 12835685 U JP12835685 U JP 12835685U JP H0438127 Y2 JPH0438127 Y2 JP H0438127Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- sub
- spring washer
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- spring
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- Expired
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- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 101150071927 AANAT gene Proteins 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
- Gears, Cams (AREA)
- Bolts, Nuts, And Washers (AREA)
- Springs (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、バツクラツシユを零とした無背隙歯
車装置に関する。
車装置に関する。
一般に、通常のかみ合い歯車においては歯車の
製作上の公差や運転中における歯の変形、熱膨
脹、油膜の確保などの理由から、噛み合つている
歯に遊び、すなわち背隙(バツクラツシユ)が与
えられているが、一方ではそのために却つて回転
速度の変動等に基く振動が生じて、その歯車系に
よつて作動する装置の不具合の原因となることも
多い。
製作上の公差や運転中における歯の変形、熱膨
脹、油膜の確保などの理由から、噛み合つている
歯に遊び、すなわち背隙(バツクラツシユ)が与
えられているが、一方ではそのために却つて回転
速度の変動等に基く振動が生じて、その歯車系に
よつて作動する装置の不具合の原因となることも
多い。
例えば内燃機関の動弁機構において2本以上の
カム軸をタイミングギヤを介して同期駆動するよ
うな場合にはタイミングギヤは無背隙であること
が望まれる。
カム軸をタイミングギヤを介して同期駆動するよ
うな場合にはタイミングギヤは無背隙であること
が望まれる。
そこで、従来から背隙を零とした歯車装置が多
数提案されている。
数提案されている。
斯かる無背隙歯車装置は一般的には相互に僅か
に歯数の異なるメインギヤとサブギヤとから構成
される。メインギヤとサブギヤとは同軸上に重ね
合わせるようにして取り付けられる。サブギヤは
スプリングワツシヤによりメインギヤに相対すべ
り回転自在に押し付けられる。スプリングワツシ
ヤはメインギヤに固設されるスナツプリング等の
止め具により抜け止め固定される。
に歯数の異なるメインギヤとサブギヤとから構成
される。メインギヤとサブギヤとは同軸上に重ね
合わせるようにして取り付けられる。サブギヤは
スプリングワツシヤによりメインギヤに相対すべ
り回転自在に押し付けられる。スプリングワツシ
ヤはメインギヤに固設されるスナツプリング等の
止め具により抜け止め固定される。
しかるに上述の如き従来の無背隙歯車装置にお
いては、スプリングワツシヤは通常の皿ばねであ
るためサブギヤと皿ばねとの接触部位は皿ばねの
底部外径に対応する真円形状を呈し、いわば単一
の円周に沿つた線接触にすぎない。そのため相対
すべり回転をするサブギヤと皿ばねとの間の接触
面積が極端に小さく圧力が非常に大きくなる。そ
の結果、接触部位での摩耗が激しいという問題を
惹起していた。また以上のことは皿ばねとスナツ
プリングとの間の接触部位についても全く同様に
当て嵌まる。皿ばねあるいはサブギヤが摩耗する
と皿ばねのばね力が低下し、延いてはメインギヤ
とサブギヤとの間にがたが生じがた打ち音が増加
する等の問題につながる。
いては、スプリングワツシヤは通常の皿ばねであ
るためサブギヤと皿ばねとの接触部位は皿ばねの
底部外径に対応する真円形状を呈し、いわば単一
の円周に沿つた線接触にすぎない。そのため相対
すべり回転をするサブギヤと皿ばねとの間の接触
面積が極端に小さく圧力が非常に大きくなる。そ
の結果、接触部位での摩耗が激しいという問題を
惹起していた。また以上のことは皿ばねとスナツ
プリングとの間の接触部位についても全く同様に
当て嵌まる。皿ばねあるいはサブギヤが摩耗する
と皿ばねのばね力が低下し、延いてはメインギヤ
とサブギヤとの間にがたが生じがた打ち音が増加
する等の問題につながる。
本考案の目的は上述の如き問題点を解決すべく
スプリングワツシヤと、サブギヤ及びスナツプリ
ングとの接触面積を増やして摩耗を低減し、スプ
リング力の低下を抑えることである。
スプリングワツシヤと、サブギヤ及びスナツプリ
ングとの接触面積を増やして摩耗を低減し、スプ
リング力の低下を抑えることである。
上記目的を達成するため、本考案の無背隙歯車
装置は、相互に歯数の異なるメインギヤとサブギ
ヤとを重ね合わせ、サブギヤとメインギヤに取付
けた止め具との間にスプリングワツシヤを介挿し
てサブギヤをメインギヤに相対すべり回転自在に
押し付けて成る無背隙歯車装置において、止め具
並びにサブギヤに接するスプリングワツシヤの端
面部分の形状は、スプリングワツシヤの回転方向
の全周にわたつた部分が止め具並びにサブギヤへ
の接触を途切れることなく維持すると同時に、回
転方向に沿つて止め具並びにサブギヤに対するス
プリングワツシヤの接触位置は半径方向に位置が
変化する形状であることを特徴とする。
装置は、相互に歯数の異なるメインギヤとサブギ
ヤとを重ね合わせ、サブギヤとメインギヤに取付
けた止め具との間にスプリングワツシヤを介挿し
てサブギヤをメインギヤに相対すべり回転自在に
押し付けて成る無背隙歯車装置において、止め具
並びにサブギヤに接するスプリングワツシヤの端
面部分の形状は、スプリングワツシヤの回転方向
の全周にわたつた部分が止め具並びにサブギヤへ
の接触を途切れることなく維持すると同時に、回
転方向に沿つて止め具並びにサブギヤに対するス
プリングワツシヤの接触位置は半径方向に位置が
変化する形状であることを特徴とする。
スプリングワツシヤの端面部分の平面形状が円
形の場合には同一円周が常に接触し接触部位は変
化しないが本考案においてはスプリングワツシヤ
の平面形状はスプリングワツシヤの回転方向の全
周にわたつた部分が止め具並びにサブギヤへの接
触を途切れることなく維持すると同時に、回転方
向に沿つて止め具並びにサブギヤに対するスプリ
ングワツシヤの接触位置は半径方向に位置が変化
する形状であるのでスプリングワツシヤとサブギ
ヤあるいは止め具との相対すべり回転接触面が全
周に沿つて接触部が途切れることなく回転に伴つ
て絶えず半径方向に変化し、従つて1ケ所のみが
局部的に摩耗することはなく結果として接触面積
を増大したのと等価となる。
形の場合には同一円周が常に接触し接触部位は変
化しないが本考案においてはスプリングワツシヤ
の平面形状はスプリングワツシヤの回転方向の全
周にわたつた部分が止め具並びにサブギヤへの接
触を途切れることなく維持すると同時に、回転方
向に沿つて止め具並びにサブギヤに対するスプリ
ングワツシヤの接触位置は半径方向に位置が変化
する形状であるのでスプリングワツシヤとサブギ
ヤあるいは止め具との相対すべり回転接触面が全
周に沿つて接触部が途切れることなく回転に伴つ
て絶えず半径方向に変化し、従つて1ケ所のみが
局部的に摩耗することはなく結果として接触面積
を増大したのと等価となる。
以下、本考案の好ましい実施例につき図面を参
照して詳細に説明する。
照して詳細に説明する。
第1図は本考案に係る無背隙歯車装置を有する
平歯車伝達装置の要部を示すもので、 1は駆動軸(図示せず)に軸支される外歯1a
を有する駆動歯車、3はこれに噛合う外歯3aを
有する従動歯車である。従動歯車3は本考案にお
けるメインギヤを構成する。メインギヤ3は軸5
に一体的に軸支されこれと共に回転自在である。
メインギヤ3は軸方向に延びるボス部4を有し、
該ボス部4上にサブギヤ7がメインギヤ3に重ね
合わせるようにして取付けられる。サブギヤ7の
歯7aの歯数はメインギヤ3の歯3aの歯数より
も僅かに多く、メインギヤ3と同様に駆動ギヤ1
に噛み合う。サブギヤ7は例えば皿ばね状のスプ
リングワツシヤ9によりメインギヤ3に押し付け
られるが、サブギヤ7はメインギヤ3に対し相対
すべり回転できる。スプリングワツシヤ9はメイ
ンギヤ3のボス部4に固設されるスナツプリング
11により抜け止め防止されかつサブギヤ7に押
し付けられる。
平歯車伝達装置の要部を示すもので、 1は駆動軸(図示せず)に軸支される外歯1a
を有する駆動歯車、3はこれに噛合う外歯3aを
有する従動歯車である。従動歯車3は本考案にお
けるメインギヤを構成する。メインギヤ3は軸5
に一体的に軸支されこれと共に回転自在である。
メインギヤ3は軸方向に延びるボス部4を有し、
該ボス部4上にサブギヤ7がメインギヤ3に重ね
合わせるようにして取付けられる。サブギヤ7の
歯7aの歯数はメインギヤ3の歯3aの歯数より
も僅かに多く、メインギヤ3と同様に駆動ギヤ1
に噛み合う。サブギヤ7は例えば皿ばね状のスプ
リングワツシヤ9によりメインギヤ3に押し付け
られるが、サブギヤ7はメインギヤ3に対し相対
すべり回転できる。スプリングワツシヤ9はメイ
ンギヤ3のボス部4に固設されるスナツプリング
11により抜け止め防止されかつサブギヤ7に押
し付けられる。
いま駆動歯車1が回転して従動歯車(メインギ
ヤ)3にトルクを伝達するとき、両歯車の歯1
a,3aはその歯面1b,3bで当接し、この歯
面の反対側歯面間には背隙Bが生じる。
ヤ)3にトルクを伝達するとき、両歯車の歯1
a,3aはその歯面1b,3bで当接し、この歯
面の反対側歯面間には背隙Bが生じる。
ここで駆動歯車1が一定速度で回転し、従動歯
車3側にも負荷の変動がなければ、図において駆
動歯車1の右側歯面1bと従動歯車3の左側歯面
3bとが常に当接し、両歯車1,3はピツチ円
C1,C2上において同一周辺速度で回転するが、
通常はしばしば種々の原因から急激な回転ムラが
生じるため、上記歯面1b,3bの反対側歯面に
接触面が瞬間的に移つたりして、両歯車の歯面間
の衝突が繰返されることになる。
車3側にも負荷の変動がなければ、図において駆
動歯車1の右側歯面1bと従動歯車3の左側歯面
3bとが常に当接し、両歯車1,3はピツチ円
C1,C2上において同一周辺速度で回転するが、
通常はしばしば種々の原因から急激な回転ムラが
生じるため、上記歯面1b,3bの反対側歯面に
接触面が瞬間的に移つたりして、両歯車の歯面間
の衝突が繰返されることになる。
しかし駆動歯車1はサブギヤ7とも噛合つてい
るので、サブギヤ7はメインギヤ3よりも歯数の
多い分だけ回転速度が遅くなり、その速度の差は
駆動歯車1側からみれば、歯面1bの反対側歯面
がサブギヤ7の歯面7bを前記摩擦力に抗して押
し戻すことによつて生じることになる。すなわち
駆動歯車1は歯面1bにおいて従動側メインギヤ
3を駆動方向Aに押しつつ、作用反作用的にはサ
ブギヤ7の歯面7bによつて歯面1bの反対側歯
面を押される結果、この歯車系は無背隙で回転を
つづけることになる。(第2図参照) 以上の如き無背隙歯車装置においては、従来は
スプリングワツシヤ9の平面形状は円形であるた
めにスプリングワツシヤ9はその外周縁部31の
真円輪郭33(第3、4図)によりサブギヤ(ス
ナツプリング11についても同様)7に線接触
(実際は一定の小幅を有する面接触)するに過ぎ
ない(スナツプリング11に対しては真円輪郭3
5)すなわち、スプリングワツシヤ9とサブギヤ
7とがその接触面で相対すべり回転するとき該両
者は常に真円輪郭33で接触し続け、その接触位
置が変化することはない。従つて、真円輪郭33
のみで激しく摩耗し前述の如き問題を呈してい
た。
るので、サブギヤ7はメインギヤ3よりも歯数の
多い分だけ回転速度が遅くなり、その速度の差は
駆動歯車1側からみれば、歯面1bの反対側歯面
がサブギヤ7の歯面7bを前記摩擦力に抗して押
し戻すことによつて生じることになる。すなわち
駆動歯車1は歯面1bにおいて従動側メインギヤ
3を駆動方向Aに押しつつ、作用反作用的にはサ
ブギヤ7の歯面7bによつて歯面1bの反対側歯
面を押される結果、この歯車系は無背隙で回転を
つづけることになる。(第2図参照) 以上の如き無背隙歯車装置においては、従来は
スプリングワツシヤ9の平面形状は円形であるた
めにスプリングワツシヤ9はその外周縁部31の
真円輪郭33(第3、4図)によりサブギヤ(ス
ナツプリング11についても同様)7に線接触
(実際は一定の小幅を有する面接触)するに過ぎ
ない(スナツプリング11に対しては真円輪郭3
5)すなわち、スプリングワツシヤ9とサブギヤ
7とがその接触面で相対すべり回転するとき該両
者は常に真円輪郭33で接触し続け、その接触位
置が変化することはない。従つて、真円輪郭33
のみで激しく摩耗し前述の如き問題を呈してい
た。
そこでこのような問題を解決するために本考案
によればスプリングワツシヤ9の平面形状は非円
形となつている。つまり、スプリングワツシヤ9
とスナツプリング11あるいはサブギヤ7相対回
転が軸5の軸心を中心とする回転であるというこ
とを考慮して、スプリングワツシヤ9の端面形状
を非円形とすることによりサブギヤ7あるいはス
ナツプリング11との接触部位を回転に伴つて絶
えず変化させようというものである。非円形の例
としては例えば第3図に示す如きだ円形(輪郭線
のみ41,43で示す)、あるいは第4図に示す
如き略三角形(輪郭線のみ51,53で図示)、
あるいはその他の多角形状、星形等が考えられ
る。要は真円33,35に内接する非円形形状で
あればどのような形状でもよい。
によればスプリングワツシヤ9の平面形状は非円
形となつている。つまり、スプリングワツシヤ9
とスナツプリング11あるいはサブギヤ7相対回
転が軸5の軸心を中心とする回転であるというこ
とを考慮して、スプリングワツシヤ9の端面形状
を非円形とすることによりサブギヤ7あるいはス
ナツプリング11との接触部位を回転に伴つて絶
えず変化させようというものである。非円形の例
としては例えば第3図に示す如きだ円形(輪郭線
のみ41,43で示す)、あるいは第4図に示す
如き略三角形(輪郭線のみ51,53で図示)、
あるいはその他の多角形状、星形等が考えられ
る。要は真円33,35に内接する非円形形状で
あればどのような形状でもよい。
第3図において、好ましくはだ円はサブギヤ7
に接する端面においては真円輪郭33に内接し、
またスナツプリング11に接する端面においては
同様に真円輪郭35に内接する。以上の如く構成
することにより、スプリングワツシヤ9とサブギ
ヤ7あるいはスナツプリング11との接触部位は
両者の相対回転に伴つて絶えず変化し、従つて特
定の部位が局部的に摩耗することはなくなる。つ
まり、接触部位は従来の真円に沿つた線接触から
第3図に示す斜線部範囲に増大することになる。
斜線部はだ円の大径円と小径円とによつて囲まれ
る部分に等しい。
に接する端面においては真円輪郭33に内接し、
またスナツプリング11に接する端面においては
同様に真円輪郭35に内接する。以上の如く構成
することにより、スプリングワツシヤ9とサブギ
ヤ7あるいはスナツプリング11との接触部位は
両者の相対回転に伴つて絶えず変化し、従つて特
定の部位が局部的に摩耗することはなくなる。つ
まり、接触部位は従来の真円に沿つた線接触から
第3図に示す斜線部範囲に増大することになる。
斜線部はだ円の大径円と小径円とによつて囲まれ
る部分に等しい。
尚、第3図に示すだ円輪郭の場合にはスプリン
グワツシヤ9がメインギヤ3のボス部4に対して
長円方向に僅かに動き得るのでがたつきを起こす
恐れがある。即ち、だ円の場合にはスプリングワ
ツシヤ9の内径部が第3図に点P1,P2で示す2
点でのみしかボス部4に接触しないからそれと直
交する方向(即ち、長円方向)には長円半径と短
円半径との差分だけ相対的に可動となる。このが
たつきは第4図に示す略三角形ないしはその他の
多角形輪郭の場合には解消される。つまり、第4
図においてはスプリングワツシヤ9の内径部はメ
インギヤ3のボス部4に3点P1,P2,P3で接触
するからボス部4に対して一義的に位置決めされ
る。スプリングワツシヤとサブギヤあるいはスナ
ツプリングとの接触部位が相対回転に伴つて変化
し、結果的に接触面積(第4図に斜線で示す領
域)が増大することは第3図の実施例と全く同様
である。
グワツシヤ9がメインギヤ3のボス部4に対して
長円方向に僅かに動き得るのでがたつきを起こす
恐れがある。即ち、だ円の場合にはスプリングワ
ツシヤ9の内径部が第3図に点P1,P2で示す2
点でのみしかボス部4に接触しないからそれと直
交する方向(即ち、長円方向)には長円半径と短
円半径との差分だけ相対的に可動となる。このが
たつきは第4図に示す略三角形ないしはその他の
多角形輪郭の場合には解消される。つまり、第4
図においてはスプリングワツシヤ9の内径部はメ
インギヤ3のボス部4に3点P1,P2,P3で接触
するからボス部4に対して一義的に位置決めされ
る。スプリングワツシヤとサブギヤあるいはスナ
ツプリングとの接触部位が相対回転に伴つて変化
し、結果的に接触面積(第4図に斜線で示す領
域)が増大することは第3図の実施例と全く同様
である。
以上の説明においては無背隙歯車装置を被動歯
車としたがこれとは逆に無背隙歯車装置を駆動歯
車として使用することも可能である。
車としたがこれとは逆に無背隙歯車装置を駆動歯
車として使用することも可能である。
以上に記載した如く本考案によれば、サブギヤ
をメインギヤに押し付けるスプリングワツシヤの
接触端面形状をスプリングワツシヤの回転方向の
全周にわたつた部分が止め具並びにサブギヤへの
接触を途切れることなく維持すると同時に、回転
方向に沿つて止め具並びにサブギヤに対するスプ
リングワツシヤの接触位置は半径方向に位置が変
化する形状とすることにより該両者間の接触部位
を変化させ、その結果接触面積を増大することが
できるので接触部位での摩耗低減、スプリング力
の低下防止が計れる。そして、スプリングワツシ
ヤの寸法精度及び取り付け寸法の誤差の影響を受
けることがなく前記磨耗低減作用を達成すること
ができる。
をメインギヤに押し付けるスプリングワツシヤの
接触端面形状をスプリングワツシヤの回転方向の
全周にわたつた部分が止め具並びにサブギヤへの
接触を途切れることなく維持すると同時に、回転
方向に沿つて止め具並びにサブギヤに対するスプ
リングワツシヤの接触位置は半径方向に位置が変
化する形状とすることにより該両者間の接触部位
を変化させ、その結果接触面積を増大することが
できるので接触部位での摩耗低減、スプリング力
の低下防止が計れる。そして、スプリングワツシ
ヤの寸法精度及び取り付け寸法の誤差の影響を受
けることがなく前記磨耗低減作用を達成すること
ができる。
第1図は本考案に係る無背隙歯車装置の横断面
図、第2図は第1図の歯車かみ合い部分の拡大正
面図、第3図及び第4図は本考案において用いら
れるスプリングワツシヤの端面形状の2つの実施
例を示す正面図。 3……メインギヤ、7……サブギヤ、9……ス
プリングワツシヤ、11……スナツプリング、4
1,43……だ円輪郭、51,53……略三角輪
郭。
図、第2図は第1図の歯車かみ合い部分の拡大正
面図、第3図及び第4図は本考案において用いら
れるスプリングワツシヤの端面形状の2つの実施
例を示す正面図。 3……メインギヤ、7……サブギヤ、9……ス
プリングワツシヤ、11……スナツプリング、4
1,43……だ円輪郭、51,53……略三角輪
郭。
Claims (1)
- 相互に歯数の異なるメインギヤとサブギヤとを
重ね合わせ、サブギヤとメインギヤに取付けた止
め具との間にスプリングワツシヤを介挿してサブ
ギヤをメインギヤに相対すべり回転自在に押し付
けて成る無背隙歯車装置において、止め具並びに
サブギヤに接するスプリングワツシヤの端面部分
の形状は、スプリングワツシヤの回転方向の全周
にわたつた部分が止め具並びにサブギヤへの接触
を途切れることなく維持すると同時に、回転方向
に沿つて止め具並びにサブギヤに対するスプリン
グワツシヤの接触位置は半径方向に位置が変化す
る形状であることを特徴とする無背隙歯車装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985128356U JPH0438127Y2 (ja) | 1985-08-24 | 1985-08-24 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985128356U JPH0438127Y2 (ja) | 1985-08-24 | 1985-08-24 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6237657U JPS6237657U (ja) | 1987-03-05 |
JPH0438127Y2 true JPH0438127Y2 (ja) | 1992-09-07 |
Family
ID=31023949
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985128356U Expired JPH0438127Y2 (ja) | 1985-08-24 | 1985-08-24 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0438127Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104204600A (zh) * | 2012-03-23 | 2014-12-10 | 日本发条株式会社 | 盘簧 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5654320B2 (ja) * | 1975-12-29 | 1981-12-24 | ||
JPS5712766U (ja) * | 1980-06-24 | 1982-01-22 | ||
JPS5834247A (ja) * | 1981-01-13 | 1983-02-28 | カ−ル・アイクマン | デイスクばね対 |
JPH062666U (ja) * | 1992-06-12 | 1994-01-14 | 株式会社安川電機 | コンデンサの取付装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5929173Y2 (ja) * | 1979-04-17 | 1984-08-22 | 富士重工業株式会社 | 歯車のバツクラツシユ防止装置 |
JPS5654320U (ja) * | 1979-10-02 | 1981-05-12 |
-
1985
- 1985-08-24 JP JP1985128356U patent/JPH0438127Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5654320B2 (ja) * | 1975-12-29 | 1981-12-24 | ||
JPS5712766U (ja) * | 1980-06-24 | 1982-01-22 | ||
JPS5834247A (ja) * | 1981-01-13 | 1983-02-28 | カ−ル・アイクマン | デイスクばね対 |
JPH062666U (ja) * | 1992-06-12 | 1994-01-14 | 株式会社安川電機 | コンデンサの取付装置 |
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CN104204600A (zh) * | 2012-03-23 | 2014-12-10 | 日本发条株式会社 | 盘簧 |
US9400027B2 (en) | 2012-03-23 | 2016-07-26 | Nhk Spring Co., Ltd. | Coned disc spring |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6237657U (ja) | 1987-03-05 |
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