JPH0437984Y2 - - Google Patents

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JPH0437984Y2
JPH0437984Y2 JP1984137523U JP13752384U JPH0437984Y2 JP H0437984 Y2 JPH0437984 Y2 JP H0437984Y2 JP 1984137523 U JP1984137523 U JP 1984137523U JP 13752384 U JP13752384 U JP 13752384U JP H0437984 Y2 JPH0437984 Y2 JP H0437984Y2
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drainage
wastewater
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outlet
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JP1984137523U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、排水の横向流を縦向流に転向させる
地点に設置させる排水ますに関する。
(従来の技術) この種の排水ますはドロツプますと通称される
ことが多いので、以下の説明ではドロツプますと
称する。
第4図に例示したように、ドロツプますAには
起点ますBや集合ますCのような排水ますで集め
られた排水が流れ勾配を有する排水管100を通
つて横向流として流入され、流入した排水は立ち
下がり管110を通つて縦向流として流出され
る。こうして流出した排水は立ち下がり管110
にエルボ120を介して接続された排水管130
を通して下水管へ導かれる。このような配管施工
は段状の造成宅地に建てられた家屋から出る排水
を下水管等へ導くときに必要である。
ところで従来のドロツプますAは第5図から明
らかなように、有底円筒体1の底壁11の中心部
に排水出口2を備えるとともに、その周壁12に
該周壁12の中心側へ向く排水入口3を備えてい
た。
このような排水ますにあつては、横向流として
排水入口3から流入した排水が底壁11に落下し
激しい乱れを生じながら排水出口2より縦向流と
して流出する。そのため、排水の流速や水量によ
つては排水が一度に排水出口2に到達してこの排
水出口2を全面的或は部分的に塞ぎ、排水出口2
に接続されている立ち下がり管110(第4図参
照)の内部通路にある空気を閉じ込めたり、その
排水出口2からの抜気を妨げたりすることになつ
て排水が円滑に流出しなくなることがあつた。ま
た、排水ますAに流入した排水が激しく飛びはね
るから、排水中に汚物が混ざつている場合にはそ
の汚物が底壁11や周壁12の内面に付着して有
底円筒体1の内部を汚すことになる上、流入した
排水の底壁や周壁12の内面に対する掃流性が乏
しいから上記のように付着した汚物が堆積し、度
度の掃除を余儀なくされ、また排水性能を損なわ
せることもあつた。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は、排水が流速が速かつたり水量が多く
ても排水が円滑に排水出口から流出するようにす
ること、有底円筒体の内部で排水ができるだけ飛
びはねないようにすることによつて排水に混ざつ
ている汚物を底壁や周壁の内面に付着しにくくす
ること、及び流入した排水の掃流性を高めて上記
のように付着した汚物があつてもそれを洗い流せ
るようにすることを解決課題としている。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するための手段は、排水の横
向流を周壁の接線方向から滑かに流入させ、流入
した排水を旋回流させて排水出口に到達させるこ
とである。
(作用) 上記手段によると、有底円筒体に横向流として
流入した排水はその内部で飛びはねることなく周
壁及び底壁の内面を洗いながら旋回して排水出口
に達するから、排水の流速が比較的速く水量が比
較的多くても排水出口の中心部には常に抜気に役
立つ空間が確保される。また、排水に汚物が混ざ
つていてもその汚物が飛びはねて周壁や底壁の内
面に付着して有底円筒体の内部を汚すことを最少
限度に抑えられ、しかも汚物が付着したとしても
その汚物は排水の旋回流によつて洗い流される。
(実施例) 第1図、第2図に例示したドロツプますAは有
底円筒体1の周壁12の上端部に円環溝4が設け
られており、この円環溝4にアンホール蓋又は埋
設深さ調節用の筒状のアジヤスタが装着されるよ
うになつている。また、周壁12の一箇所に排水
入口3が具備されている。第3図明示のように、
排水入口3が開設された箇所には排水管の接続口
部5が設けられ、この接続口部5の通路壁51の
一部が周壁12の内面121と滑らかに連続する
構成となつている。即ち、内面121の接線が通
路壁51の一部となつている。他方、第2図に示
したように、有底円筒体1の底壁11は平面視円
形の漏斗状に形成されており、その中心部に排水
出口2が設けられている。6は立ち下がり管の接
続口部を示す。
このようなドロツプますAによると、排水管を
流れてきた排水の横向流が排水管の接続口部5及
び排水入口3を通つて有底円筒体1に流入する。
その際、第3図明示のように、排水は周壁12に
おける接続口部5との境界部分イの接線方向から
流入(矢印F1)するから、流入後は矢印F2で示
す方向に周壁12の内面121上並びに底壁11
の内面111(第2図参照)上を旋回しながら流
下して排水出口2に到達し、この排水出口2内の
外周部分に水流層を形成しつつ立ち下がり管内を
流下する。従つて、有底円筒体1の周壁12の内
面121及び底壁11の内面111は排水の旋回
流によつて絶えず洗われ、また、排水出口2に形
成される水流層の中心部に確保される空間を通し
て立ち下がり管の内部通路の抜気がなされるから
常に円滑な排水が行われる。
この実施例では、排水入口を周壁の一箇所に開
設したものを説明したが、この排水入口は周壁の
二箇所或は二箇所以上の複数箇所に開設して多方
向からの排水の横向流を周壁の接線方向から流入
させ得るようにしてもよい。
(考案の効果) 実施例についての説明から明らかなように、本
考案によると、有底円筒体に流入した排水が旋回
流となつて排水出口に到達し、排水出口ではその
中心部に空間を確保しながら流下するので、立ち
下がり管内の抜気が無理なく行われることにな
り、排水の流速が比較的速く水量が比較的多くて
も常に円滑な排水が行われる。また、排水は周壁
の接線方向の排水入口から流入された後旋回流と
なつて有底円筒体の内部を流下し、その旋回中に
おいて大きな掃流性を発揮する。従つて、流入し
た排水が従来のように激しくとびはねることがな
くなつて、排水に汚物が混ざつていてもその汚物
が周壁や底壁の内面に付着して有底円筒体の内部
を汚すことを最少限度に抑えられ、たとえ汚物が
上記箇所に付着してもその汚物は旋回流の掃流性
によつて直ちに洗い流されることになるから、付
着した汚物が堆積して排水性能を損なうことはな
く、かつ、内部が常にきれいに保たれる。特に本
考案においては有底円筒体の底壁が漏斗状になつ
ているから、排水の旋回流が無理なく周壁から底
壁へ移行して排水出口に到達することになり、円
滑な排水性能を特に良好に保ち得る利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例によるドロツプますの平
面図、第2図は同垂直断面図、第3図は第2図の
−線に沿う水平断面図、第4図は配管施工例
を示す説明図、第5図は従来のドロツプますの水
平断面図である。 A……ドロツプます(排水ます)、1……有底
円筒体、11……底壁、12……周壁、2……排
水出口、3……排水入口、F1……排水の流入方
向、F2……排水の旋回方向。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 漏斗状の底壁の中心部に排水出口を備えた有底
    円筒体の周壁にその接線方向から排水を流入させ
    る排水入口が設けられ、この排水入口から流入し
    た排水が上記有底円筒体の内部で旋回流となつて
    流下して排水出口に到達するように構成されてな
    る排水ます。
JP1984137523U 1984-09-11 1984-09-11 Expired JPH0437984Y2 (ja)

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JP1984137523U JPH0437984Y2 (ja) 1984-09-11 1984-09-11

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JP1984137523U JPH0437984Y2 (ja) 1984-09-11 1984-09-11

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JPS6154090U JPS6154090U (ja) 1986-04-11
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS511226U (ja) * 1974-06-18 1976-01-07

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JPS511226U (ja) * 1974-06-18 1976-01-07

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JPS6154090U (ja) 1986-04-11

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