JPH0437973A

JPH0437973A - 用紙搬送装置

Info

Publication number: JPH0437973A
Application number: JP2143631A
Authority: JP
Inventors: Yasuhiro Shimanoe; 安弘島ノ江
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1990-06-01
Filing date: 1990-06-01
Publication date: 1992-02-07

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的コ（産業上の利用分野）本発明は、光学的文字読取装置等において用いられる用
紙搬送装置に関する。

（従来の技術）一般に、光学的文字読取装置等において用いられる用紙
搬送装置は、ホッパテーブルに積載された用紙（帳票）
を１枚毎に搬送して、文字読取り処理に供するものであ
る。このような用紙搬送装置は、ホッパテーブルに積載
された最上部の用紙と当接する例えばフィーダローラを
回転させ、その摩擦力によってホッパテーブルから用紙
を取出している。そして、取出された用紙を所定の給紙
光、例えば光学的文字読取装置の読取部まで搬送する構
成となっている。

この種、用紙搬送装置においては、ホッパテーブルに積
載されている複数の用紙（用紙束）から、１枚毎に分離
して給紙することが要求される。ところが、複数の用紙
をホッパテーブルに積載すると、用紙間の摩擦力によっ
て給紙すべき用紙に連なって（重なって）、他の用紙も
ホッパテーブルから取出される場合がある。このため、
ホッパテーブルから取出された用紙を給紙先に搬送させ
るための給紙ローラに当接するように、摩擦係数の高い
材質からなるセパレータが設けられている。

すなわち、取出された用紙を、給紙ローラとセパレータ
との間を通過させることにより、用紙が重なって取出さ
れた場合に、セパレータと接する用紙が搬送されずに、
給紙ローラと接する用紙のみを給紙されようにするもの
である。

このような目的で設けられたセパレータは、ローラ式、
ベルト式、ブロック式等が用いられている。通常、これ
らのセパレータの用紙と接する部分は一つの材質によっ
て構成されている。

ホッパテーブルから取出された重なった用紙を分離する
ためのセパレート力は、セパレータの材質に応じた用紙
間での摩擦係数と、セパレータとフィーダとの接触圧力
によって決定される。このセパレート力は、一般の用紙
に対応した値に設定されている。すなわち、フィーダと
接する用紙か給紙先に搬送され、セパレータと接する用
紙か搬送されないようにするものである。

一般の用紙の場合、用紙を搬送するための力と用紙を搬
送させないような力が与えられるが、用紙の強さ（腰の
強さ）がある程度あるため、給紙先に搬送させる力によ
って用紙が送られる。しかしながら、腰の弱い薄紙の場
合、セパレート力か一般の用紙に対応するものであると
、その位置で座屈し易くなってしまう。このため、ジャ
ムか発生してしまうことがある。

（発明が解決しようとする課題）このように、従来の用紙搬送装置では、一般の用紙に対
応したセパレート力が設定されているため、腰の弱い薄
紙が座屈し易く、ジャムが発生してしまうという問題が
あった。

本発明は前記のような点に鑑みてなされたもので、十分
なセパレート力を有しながら、薄紙を座屈させることな
くホッパテーブルから取出して給紙先に搬送させること
が可能な用紙搬送装置を提供することを目的とする。

［発明の構成］（課題を解決するための手段）本発明は、ホッパテーブルに積載された用紙を搬送する
用紙搬送装置において、用紙をホッパテーブルから取出
し、所定の方向に搬送する給紙手段と、低摩擦部と高摩
擦部とが設けられ、低摩擦部及び高摩擦部のそれぞれが
、前記給紙手段に所定の圧力で当接される用紙分離手段
とを備え、ホッパテーブルに積載された用紙を１枚毎に
分離して搬送させるように構成するものである。

（作用）このような構成によれば、セパレータの高摩擦部分にお
いて、重なって取出された用紙を分離させるために十分
なセパレート力を得て、また低摩擦部分において、用紙
が座屈しないように補強（ガイド）することができる。

（実施例）以下、図面を参照して本発明の一実施例を説明する。第
１図は同実施例に係わる用紙搬送装置の給紙機構部分の
概略構成を示す側面図であり、第２図は第１図中のフィ
ーダ１４とセパレータローラ１６（後述する）とが当接
する部分の正面図である。第１図において、１０はホッ
パテーブルである。

ホッパテーブル１０には、複数の用紙１２（用紙束）が
載置される。ホッパテーブル１０は、図示せぬ機構部に
よって下部から上方に押上られており、載置された用紙
１２をフィーダ１４に圧接させている。

フィーダ１４は、ホッパテーブル上の位置に設けられた
フィーダローラ１４ａ、Ｗｌｌ送主上設けられたフィー
ダローラ１４ｂ、及び各フィーダローラ１４ａ１４ｂを
動力的に結合するフィードベルト１４ｃによって構成さ
れている。フィーダローラ１４ｂと対向する搬送面下に
は、セパレータローラ１６が設けられている。セパレー
タローラ１６は、第２図に示すように、高摩擦部１［ｉ
ａと低摩擦部１６ｂとが設けられている。高摩擦部１６
ａは、ローラ面（外周面）の中央部に設けられ、低摩擦
部１６ｂは、高摩擦部１６ａの両側に設けられている。

また、高摩擦部ＩＥｔａにおけるローラの径は、低摩擦
部１６ｂにおける径より、わずかに大きくなっている（
フィーダ１４と未接触時）。セパレータローラ１６は、
適宜上方に押し上げられ（図中矢印Ｆ）、フィーダ１４
と圧接される。この時、セパレータローラ１６の高摩擦
部１６ａ１低摩擦部１６ｂの両方がフィーダ１４に当接
される。また、セパレータローラ１６は、図中破線矢印
で示す方向にわずかに回転される。給紙先方向の搬送面
の下には、駆動ローラ１８が設けられている。この駆動
ローラ１８に対向して搬送面上にアイドラローラ２０が
設けられている。

次に、同実施例の動作について説明する。

光学的文字読取装置等において用紙に記入された文字に
ついての読取処理を行なう場合、処理対象とする複数の
用紙がホッパテーブル１０上に載置される。　ここで、
文字読取処理を起動すると、用紙搬送装置は、載置され
た用紙束から１枚毎に用紙を取出し、光学的文字読取装
置の読取部に給紙する。

まず、ホッパテーブル１０が上方に押し上げられ用紙束
の最上部の用紙がフィーダ１４に圧接される。

フィーダ１４の各フィードローラ１４ａ　、　　１４ｂ
は、図中矢印方向に回転し、用紙との間の摩擦力によっ
てホッパテーブル１０に載置された用紙１２を取り出す
。

ここで、本来給紙すべき用紙に連なって（重なって）、
他の用紙もホッパテーブルから取り出される場合がある
。このような用紙は、セパレータ１６によって給紙すべ
き用紙と分離される。

すなわち、セパレータローラ１Ｂは、上方に押し上げら
れフィーダ１４と当接しながら、わずかに破線矢印方向
に回転する。これにより、重なった用紙は、セパレータ
ローラ１６との摩擦力によって、給紙すべき用紙と分離
される。

セパレータローラ１Ｂは、高摩擦部ｌｅａと低摩擦部１
６ｂが設けられている。高摩擦部ｌｅａは、高摩擦力を
得るために柔らかい材質によって構成される。一方、低
摩擦部１６ｂは、高摩擦部ｌｅａに使用された材質より
も通常堅い材質によって構成される。同実施例において
使用されるセパレータローラ１６は、高摩擦部ｌｅａに
おける径を低摩擦部１６ｂよりも大きくしている。この
ため、矢印Ｆの力によってフィーダ１４に押し当てられ
た際、高摩擦部１６ａ、低摩擦部１６ｂのそれぞれにお
いて、十分に圧力か付加される（径が同一である場合、
高摩擦部１６ａに十分な圧力が付加されない）。従って
、高摩擦部１［ｉａにおいては、フィーダ１４との間で
強力なセパレート力を得ることかできる。また、低摩擦
部１６ｂにおいては、フィーダ１４との間で弱いセパレ
ート力を得ることができる。

このため、フィーダ１４によってホッパテーブルｌＯか
ら取出された用紙が重なって（連なって゛）いる場合に
、１枚毎に分離させることができる。

この際、一般の用紙の場合、セパレータローラ１６との
摩擦力によって搬送が停止、または搬送速度が減速され
た際、ある程度腰の強さがあるため、座屈することなく
分離される。

一方、腰の弱い薄い紙の場合に、従来のような一般の用
紙に対して十分なセパレート力があると座屈していたも
のが、座屈しにくくな・る。すなわち、用紙か低摩擦部
１６ｂとフィーダ１４によって補強（ガイド）されるた
め、十分なセパレート力に対して、座屈か発生しにくく
なる。このため、セパレータ部分での、ジャムの発生を
低減させることができる。

また、用紙を低摩擦部１６ｂとフィーダ１４によって補
強（ガイド）するため、スキューの発生も低減させるこ
とができる。

なお、前記実施例においては、セパレータをローラ式（
セパレータローラ１６）としているが、ベルト式、ブロ
ック式に構成することも可能である。

［発明の効果］以上のように本発明によれば、セパレータに低摩擦部と
高摩擦部とを設け、高摩擦部と低摩擦部とがそれぞれに
十分な摩擦力が得ることができるような形状としたので
、十分なセパレート力を何し、かつ薄い紙であっても座
屈しないように用紙を補強するので、ホッパテーブルに
載置された用紙束から１枚毎に給紙光に搬送させること
が可能となるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係わる用紙搬送装置の給紙
機構部分の概略構成を示す側面図、第２図は第１図中の
フィーダとセパレータローラとが当接する部分の正面図
である。ｌＯ・・・ホッパテーブル、１２・・・用紙、１４・・
・フィーダ（給紙手段）　　１４ａ、　１４ｂ・・・フ
ィーダローラ、１４ｃ・・・フィーダベルト、１６・・
・セパレータローラ（用紙分離手段）　、ｌｅａ・・・
高摩擦部、１８ｂ・・・低摩擦部、１８・・・駆動ロー
ラ、２０・・・アイドラローラ。出願人代理人　弁理士　鈴江武彦

Claims

【特許請求の範囲】

（１）ホッパテーブルに積載された用紙を搬送する用紙
搬送装置において、前記用紙を前記ホッパテーブルから取出し、所定の方向
に搬送する給紙手段と、低摩擦部と高摩擦部とが設けられ、前記低摩擦部及び前
記高摩擦部のそれぞれが、前記給紙手段に所定の圧力で
当接される用紙分離手段と、を具備し、前記ホッパテーブルに積載された用紙を１枚毎に分離し
て搬送させることを特徴とする用紙搬送装置。
（２）前記用紙分離手段は、ローラ状の低摩擦部と、同
低摩擦部よりも径が所定量大きいローラ状の高摩擦部と
が設けられたローラであることを特徴とする第１請求項
記載の用紙搬送装置。