JP3338512B2 - 重合紙片の製造装置 - Google Patents
重合紙片の製造装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、伝達情報を隠蔽した
葉書やカードとして利用する重合紙片の製造装置に関す
る。
葉書やカードとして利用する重合紙片の製造装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、葉書やカードには、伝達情報を
隠蔽し得る重合紙片を用いて構成されたものがある。こ
の重合紙片は、二つ折りに重合されて一体的に接着され
る重合用紙片の接着面に、個人情報等の隠蔽すべき伝達
情報を記載し、重合用紙片の表面に宛名等の隠蔽不要な
情報を記載し、上記接着面を剥離可能に接着して構成さ
れる。
隠蔽し得る重合紙片を用いて構成されたものがある。こ
の重合紙片は、二つ折りに重合されて一体的に接着され
る重合用紙片の接着面に、個人情報等の隠蔽すべき伝達
情報を記載し、重合用紙片の表面に宛名等の隠蔽不要な
情報を記載し、上記接着面を剥離可能に接着して構成さ
れる。
【0003】このような重合紙片は、従来、葉書やカー
ドに必要な所定面積の重合用紙片を、フィーダを用いて
紙折機へ送って二つ折りにし、この二つ折りにされた重
合用紙片を搬送コンベアを用いて圧着ローラ部へ送り、
二つ折りにされた重合用紙片の接着面を接着して一体化
し製造される。
ドに必要な所定面積の重合用紙片を、フィーダを用いて
紙折機へ送って二つ折りにし、この二つ折りにされた重
合用紙片を搬送コンベアを用いて圧着ローラ部へ送り、
二つ折りにされた重合用紙片の接着面を接着して一体化
し製造される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の重合
紙片の製造装置では、所定面積の重合用紙片を折り畳み
圧着して製造するものであるため、製造能力が低い。こ
の製造能力を向上させるためには、フィーダ、紙折機及
び搬送コンベア等の処理速度を増大させなければなら
ず、装置の寿命を低下させてしまう虞れがある。
紙片の製造装置では、所定面積の重合用紙片を折り畳み
圧着して製造するものであるため、製造能力が低い。こ
の製造能力を向上させるためには、フィーダ、紙折機及
び搬送コンベア等の処理速度を増大させなければなら
ず、装置の寿命を低下させてしまう虞れがある。
【0005】この発明は、上述の事情を考慮してなされ
たものであり、装置の寿命を低下させることなく、重合
紙片の製造能力を向上させることができる重合紙片の製
造装置を提供することを目的とする。
たものであり、装置の寿命を低下させることなく、重合
紙片の製造能力を向上させることができる重合紙片の製
造装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、所定面積の
整数倍の大きさの重合用紙片を折り畳む折畳機と、この
折り畳んだ重合用紙片を所定面積の大きさに切断するス
リッタと、このスリッタにて所定面積に切断された複数
枚の重合用紙片を並列に同時に搬送する搬送コンベア
と、この搬送コンベアにて搬送された重合用紙片を一列
に整列させて搬送する整列コンベアと、この整列コンベ
アからの重合用紙片を接着させて重合紙片とする圧着機
と、を有するものである。
整数倍の大きさの重合用紙片を折り畳む折畳機と、この
折り畳んだ重合用紙片を所定面積の大きさに切断するス
リッタと、このスリッタにて所定面積に切断された複数
枚の重合用紙片を並列に同時に搬送する搬送コンベア
と、この搬送コンベアにて搬送された重合用紙片を一列
に整列させて搬送する整列コンベアと、この整列コンベ
アからの重合用紙片を接着させて重合紙片とする圧着機
と、を有するものである。
【0007】
【作用】従って、この発明に係る重合紙片の製造装置に
よれば、所定面積の整数倍の大きさの重合用紙片を折畳
機にて折り畳んだ後、スリッタで所定面積に切断し、こ
の所定面積に切断された重合用紙片を搬送コンベアにて
並列に同時に搬送し、この搬送コンベアからの重合用紙
片を整列コンベアにて一列に整列させて圧着部へ導くこ
とから、所定面積の重合用紙片を折り畳み一列に整列さ
せて圧着部へ導く従来の場合に比較し、折畳機や搬送及
び整列コンベア等の処理速度を上昇させてこれらの機器
の寿命を低下させることなく、重合紙片の製造能力を上
記整数倍に向上させることができる。
よれば、所定面積の整数倍の大きさの重合用紙片を折畳
機にて折り畳んだ後、スリッタで所定面積に切断し、こ
の所定面積に切断された重合用紙片を搬送コンベアにて
並列に同時に搬送し、この搬送コンベアからの重合用紙
片を整列コンベアにて一列に整列させて圧着部へ導くこ
とから、所定面積の重合用紙片を折り畳み一列に整列さ
せて圧着部へ導く従来の場合に比較し、折畳機や搬送及
び整列コンベア等の処理速度を上昇させてこれらの機器
の寿命を低下させることなく、重合紙片の製造能力を上
記整数倍に向上させることができる。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1は、この発明に係る重合紙片の製造装置の
第一実施例を示す平面図である。図5は、重合用紙片か
ら二つ折りの重合紙片が製造される過程を示す工程図で
ある。
明する。図1は、この発明に係る重合紙片の製造装置の
第一実施例を示す平面図である。図5は、重合用紙片か
ら二つ折りの重合紙片が製造される過程を示す工程図で
ある。
【0009】図5に示すように、重合紙片1は、葉書あ
るいはカードに必要な所定面積の整数倍、例えば2倍の
大きさの重合用紙片2(図5(A)及び(E))を、折
れ線4で折り畳み(図5(B)及び(F))、切断線5
にて切断して所定面積の重合用紙片3とし(図5(C)
及び(G))、内側の接着面6を接着して構成される
(図5(D)及び(H))。この重合紙片1が、葉書あ
るいはカードとして利用される。
るいはカードに必要な所定面積の整数倍、例えば2倍の
大きさの重合用紙片2(図5(A)及び(E))を、折
れ線4で折り畳み(図5(B)及び(F))、切断線5
にて切断して所定面積の重合用紙片3とし(図5(C)
及び(G))、内側の接着面6を接着して構成される
(図5(D)及び(H))。この重合紙片1が、葉書あ
るいはカードとして利用される。
【0010】所定面積の2倍の重合用紙片2には、その
外面7に、宛名αや隠蔽不要な一般的記載事項βが予め
記載されている。また、重合用紙片2の内面(接着面
6)には、隠蔽を必要とする個人情報等の伝達情報γが
予め記載され、この接着面6に剥離可能な擬似接着剤が
塗布されている。この折り畳み前の重合用紙片2が、図
1に示す重合紙片の製造装置10におけるホッパ11に
複数枚収納される。
外面7に、宛名αや隠蔽不要な一般的記載事項βが予め
記載されている。また、重合用紙片2の内面(接着面
6)には、隠蔽を必要とする個人情報等の伝達情報γが
予め記載され、この接着面6に剥離可能な擬似接着剤が
塗布されている。この折り畳み前の重合用紙片2が、図
1に示す重合紙片の製造装置10におけるホッパ11に
複数枚収納される。
【0011】上記重合紙片の製造装置10は、上記ホッ
パ11の他、フィードローラ12、折畳機としての紙折
機13、スリッタ14、搬送コンベア15、整列コンベ
ア16、圧着機17及びスタッカ18を有して構成され
る。
パ11の他、フィードローラ12、折畳機としての紙折
機13、スリッタ14、搬送コンベア15、整列コンベ
ア16、圧着機17及びスタッカ18を有して構成され
る。
【0012】ホッパ11は、上述のように、所定面積の
2倍の大きさの重合用紙片2(図5(A)及び(E))
を、図2(A)に示すように、複数枚積層状態で収納す
る。また、フィードローラ12は、ホッパ11に収納さ
れた重合用紙片2を最上層にあるものから1枚ずつ順次
紙折機13へ搬出する。
2倍の大きさの重合用紙片2(図5(A)及び(E))
を、図2(A)に示すように、複数枚積層状態で収納す
る。また、フィードローラ12は、ホッパ11に収納さ
れた重合用紙片2を最上層にあるものから1枚ずつ順次
紙折機13へ搬出する。
【0013】紙折機13は、図3にも示すように、1対
の紙折ローラ19A及び19Bと、他の一対の紙折ロー
ラ20A及び20Bと、紙折ローラ19A及び20A間
に配置されたストッパ21と、紙折ローラ19B及び2
0B間に配置されたトレー22と、を有して構成され
る。
の紙折ローラ19A及び19Bと、他の一対の紙折ロー
ラ20A及び20Bと、紙折ローラ19A及び20A間
に配置されたストッパ21と、紙折ローラ19B及び2
0B間に配置されたトレー22と、を有して構成され
る。
【0014】図3(A)に示すように、フィードローラ
12から送られた重合用紙片2が紙折ローラ19A及び
19B間に搬入されると、まず、この重合用紙片2の先
端がストッパ21に当接して方向変換され、紙折ローラ
19B及び20A間へ送り出されて、トレー22内へ進
入する。その後、重合用紙片2は、その先端がトレー2
2の底面に当接するものの、紙折ローラ19B及び20
Aによって更に送り出されるので、図3(B)に示すよ
うに、重合用紙片2の折れ線4が紙折ローラ20A及び
20B間に挟み込まれる。こうして、重合用紙片2は、
紙折ローラ20A及び20Bによって、搬送方向に対し
直角方向の折れ線4を境に折り畳まれて、図3(C)に
示すように紙折機13から搬出される。
12から送られた重合用紙片2が紙折ローラ19A及び
19B間に搬入されると、まず、この重合用紙片2の先
端がストッパ21に当接して方向変換され、紙折ローラ
19B及び20A間へ送り出されて、トレー22内へ進
入する。その後、重合用紙片2は、その先端がトレー2
2の底面に当接するものの、紙折ローラ19B及び20
Aによって更に送り出されるので、図3(B)に示すよ
うに、重合用紙片2の折れ線4が紙折ローラ20A及び
20B間に挟み込まれる。こうして、重合用紙片2は、
紙折ローラ20A及び20Bによって、搬送方向に対し
直角方向の折れ線4を境に折り畳まれて、図3(C)に
示すように紙折機13から搬出される。
【0015】スリッタ14は、図2(A)に示すよう
に、略上下に配置されたスリッタロール14A及び14
B間に、紙折機13にて折り畳まれた重合用紙片2を挿
入可能に構成される。更に、このスリッタ14は、紙折
機13にて折り畳まれた重合用紙片2を、搬送方向と一
致した方向の切断線5(図5(A))にて切断可能に構
成される(図5(C))。このスリッタ14によって、
重合用紙片2は、互いに等しい所定面積の重合用紙片3
に二分割される。
に、略上下に配置されたスリッタロール14A及び14
B間に、紙折機13にて折り畳まれた重合用紙片2を挿
入可能に構成される。更に、このスリッタ14は、紙折
機13にて折り畳まれた重合用紙片2を、搬送方向と一
致した方向の切断線5(図5(A))にて切断可能に構
成される(図5(C))。このスリッタ14によって、
重合用紙片2は、互いに等しい所定面積の重合用紙片3
に二分割される。
【0016】搬送コンベア15は、図1及び図2(A)
に示すように、2組の搬送コンベア機構15A及び15
Bが並置されて構成される。これらの搬送用コンベア機
構15A及び15Bのそれぞれは、搬送コンベアロール
23、搬送コンベアベルト24及び押えローラ25を有
してなる。
に示すように、2組の搬送コンベア機構15A及び15
Bが並置されて構成される。これらの搬送用コンベア機
構15A及び15Bのそれぞれは、搬送コンベアロール
23、搬送コンベアベルト24及び押えローラ25を有
してなる。
【0017】一対の搬送コンベアロール23に搬送コン
ベアベルト24が巻き掛けられて、この搬送コンベアベ
ルト24が駆動され、走行方向Aへ走行される。搬送コ
ンベアベルト24の幅は、切断された重合用紙片3の長
手方向長さと略同寸法に設定される。2組の搬送コンベ
ア機構15A及び15Bの搬送コンベアベルト24によ
って、1枚の重合用紙片2から切断された2枚の重合用
紙片3が、切断前の方向に並列に並べられ、同速度で同
時に搬送される。また、押えローラ25は、搬送コンベ
アベルト24の上方に配置されて、搬送コンベアベルト
24との間で重合用紙片3を押圧し、確実に搬送させる
ものである。
ベアベルト24が巻き掛けられて、この搬送コンベアベ
ルト24が駆動され、走行方向Aへ走行される。搬送コ
ンベアベルト24の幅は、切断された重合用紙片3の長
手方向長さと略同寸法に設定される。2組の搬送コンベ
ア機構15A及び15Bの搬送コンベアベルト24によ
って、1枚の重合用紙片2から切断された2枚の重合用
紙片3が、切断前の方向に並列に並べられ、同速度で同
時に搬送される。また、押えローラ25は、搬送コンベ
アベルト24の上方に配置されて、搬送コンベアベルト
24との間で重合用紙片3を押圧し、確実に搬送させる
ものである。
【0018】整列コンベア16は、図1並びに図2
(A)及び(B)に示すように、整列コンベアロール2
6、整列コンベアベルト27、押えボール28及び整列
用ガイド29を有して構成される。一対の整列コンベア
ロール26間に整列コンベアベルト27が巻き掛けられ
て、整列コンベアベルト27が駆動され、走行方向Bへ
走行される。
(A)及び(B)に示すように、整列コンベアロール2
6、整列コンベアベルト27、押えボール28及び整列
用ガイド29を有して構成される。一対の整列コンベア
ロール26間に整列コンベアベルト27が巻き掛けられ
て、整列コンベアベルト27が駆動され、走行方向Bへ
走行される。
【0019】整列用ガイド29は、搬送コンベア15に
おける搬送コンベアベルト24の搬送方向Aに対し直角
に設置される。また、整列コンベアベルト27は、上記
整列用ガイド29に対し水平方向に斜めに構成される。
更に、整列コンベアベルト27は、特に図2(A)に示
すように、搬送コンベア15の搬送コンベアベルト24
上面よりも下方に配置されて、搬送コンベア機構15A
及び15Bからの重合用紙片3が、整列コンベアベルト
27上に落下するよう設けられる。また、押えボール2
8は、重合用紙片3の落下部を除く整列コンベアベルト
27上方に複数個配置されて、この整列コンベアベルト
27に載置された重合用紙片3を押圧し、これらの重合
用紙片3を確実に搬送するものである。
おける搬送コンベアベルト24の搬送方向Aに対し直角
に設置される。また、整列コンベアベルト27は、上記
整列用ガイド29に対し水平方向に斜めに構成される。
更に、整列コンベアベルト27は、特に図2(A)に示
すように、搬送コンベア15の搬送コンベアベルト24
上面よりも下方に配置されて、搬送コンベア機構15A
及び15Bからの重合用紙片3が、整列コンベアベルト
27上に落下するよう設けられる。また、押えボール2
8は、重合用紙片3の落下部を除く整列コンベアベルト
27上方に複数個配置されて、この整列コンベアベルト
27に載置された重合用紙片3を押圧し、これらの重合
用紙片3を確実に搬送するものである。
【0020】整列コンベアベルト27が整列用ガイド2
9に対し水平方向に傾斜して配置されたので、整列コン
ベアベルト27上の重合用紙片3は、搬送中に整列用ガ
イド29に摺接し、これにより、整列用ガイド29に沿
って1列に整列される。また、整列コンベアベルト27
の走行速度は、整列コンベアベルト27上の重合用紙片
3が、整列コンベアベルト27の走行方向B方向に隙間
なく並べられるように、搬送コンベア機構15A及び1
5Bにおける搬送コンベアベルト24の走行速度に対し
設定される。
9に対し水平方向に傾斜して配置されたので、整列コン
ベアベルト27上の重合用紙片3は、搬送中に整列用ガ
イド29に摺接し、これにより、整列用ガイド29に沿
って1列に整列される。また、整列コンベアベルト27
の走行速度は、整列コンベアベルト27上の重合用紙片
3が、整列コンベアベルト27の走行方向B方向に隙間
なく並べられるように、搬送コンベア機構15A及び1
5Bにおける搬送コンベアベルト24の走行速度に対し
設定される。
【0021】圧着機17は、図1及び図2(B)に示す
ように、上下一対の圧着送りローラ30A及び30B
と、上下一対の圧着ローラ31A及び31Bと、を有し
て構成される。圧着送りローラ30A及び30Bによっ
て、整列コンベア16の整列コンベアベルト27から搬
出された重合用紙片3が、圧着ローラ31A及び31B
間へ供給される。そして、これらの圧着ローラ31A及
び31Bの押圧により、重合用紙片3の接着面6(図5
(C)及び(G))が擬似接着剤により接着されて、重
合紙片1が製造される。
ように、上下一対の圧着送りローラ30A及び30B
と、上下一対の圧着ローラ31A及び31Bと、を有し
て構成される。圧着送りローラ30A及び30Bによっ
て、整列コンベア16の整列コンベアベルト27から搬
出された重合用紙片3が、圧着ローラ31A及び31B
間へ供給される。そして、これらの圧着ローラ31A及
び31Bの押圧により、重合用紙片3の接着面6(図5
(C)及び(G))が擬似接着剤により接着されて、重
合紙片1が製造される。
【0022】ここで、圧着送りローラ30A及び30B
並びに圧着ローラ31A及び31Bの回転速度は、整列
コンベア16における整列コンベアベルト27の走行速
度よりも 1.2〜 1.5倍に設定される。これにより、圧着
ローラ31A及び31Bにおいて、整列コンベア27上
で隙間なく隣接した重合用紙片3間に隙間が形成され、
この状態でそれぞれの重合用紙片3が圧着される。
並びに圧着ローラ31A及び31Bの回転速度は、整列
コンベア16における整列コンベアベルト27の走行速
度よりも 1.2〜 1.5倍に設定される。これにより、圧着
ローラ31A及び31Bにおいて、整列コンベア27上
で隙間なく隣接した重合用紙片3間に隙間が形成され、
この状態でそれぞれの重合用紙片3が圧着される。
【0023】スタッカ18は、図1に示すように、2組
のスタッカコンベア32A及び32Bと、スタッカガイ
ド33とを有してなる。スタッカコンベア32A及び3
2Bは並設され、これらのスタッカコンベア32A及び
32Bの後部上にスタッカガイド33が設置される(図
2(B))。従って、圧着機17にて製造された重合紙
片1が、スタッカコンベア32A及び32B上に順次送
り込まれ、このスタッカコンベア32A及び32Bの走
行により、これらスタッカコンベア32A及び32B上
の重合紙片1がスタッカガイド33に集積される。
のスタッカコンベア32A及び32Bと、スタッカガイ
ド33とを有してなる。スタッカコンベア32A及び3
2Bは並設され、これらのスタッカコンベア32A及び
32Bの後部上にスタッカガイド33が設置される(図
2(B))。従って、圧着機17にて製造された重合紙
片1が、スタッカコンベア32A及び32B上に順次送
り込まれ、このスタッカコンベア32A及び32Bの走
行により、これらスタッカコンベア32A及び32B上
の重合紙片1がスタッカガイド33に集積される。
【0024】上記実施例によれば、所定面積の2倍の大
きさの重合用紙片2を、紙折機13にて二つ折りに折り
畳んだ後、スリッタ14にて所定面積の2枚の重合用紙
片3に切断し、この所定面積に切断された重合用紙片3
を搬送コンベア15にて並列に同時に搬送し、この搬送
コンベアからの重合用紙片3を整列コンベア16にて一
列に整列させて圧着部へ導くものである。このため、こ
の実施例では、所定面積の重合用紙片を折り畳み、一列
に整列させて圧着ローラ部へ導く従来の場合に比較し、
紙折機13並びに搬送コンベア15及び整列コンベア1
6等の処理速度を上昇させてこれらの機器の寿命を低下
させることなく、重合紙片1の製造能力を従来例に比べ
2倍に向上させることができる。
きさの重合用紙片2を、紙折機13にて二つ折りに折り
畳んだ後、スリッタ14にて所定面積の2枚の重合用紙
片3に切断し、この所定面積に切断された重合用紙片3
を搬送コンベア15にて並列に同時に搬送し、この搬送
コンベアからの重合用紙片3を整列コンベア16にて一
列に整列させて圧着部へ導くものである。このため、こ
の実施例では、所定面積の重合用紙片を折り畳み、一列
に整列させて圧着ローラ部へ導く従来の場合に比較し、
紙折機13並びに搬送コンベア15及び整列コンベア1
6等の処理速度を上昇させてこれらの機器の寿命を低下
させることなく、重合紙片1の製造能力を従来例に比べ
2倍に向上させることができる。
【0025】また、圧着機17における圧着送りローラ
30A及び30B並びに圧着ローラ31A及び31Bの
速度が、整列コンベア16における整列コンベアベルト
27の速度よりも 1.2〜 1.5倍大きく設定されたので、
整列コンベアベルト27上に隙間なく隣接された重合用
紙片3に、隙間を与えて圧着させることができる。この
ため、重合紙片1の圧着性を良好にすることができる。
30A及び30B並びに圧着ローラ31A及び31Bの
速度が、整列コンベア16における整列コンベアベルト
27の速度よりも 1.2〜 1.5倍大きく設定されたので、
整列コンベアベルト27上に隙間なく隣接された重合用
紙片3に、隙間を与えて圧着させることができる。この
ため、重合紙片1の圧着性を良好にすることができる。
【0026】図4は、図1に示す重合紙片の製造装置1
0の変形例を示す平面図である。この変形例では、搬送
コンベア15の搬送コンベア機構15Bにおける搬送コ
ンベアベルト24の走行速度が、搬送コンベア機構15
Aにおける搬送コンベア24よりも速く設定されてい
る。このため、整列コンベア16の整列コンベアベルト
27上において、重合用紙片3は隙間を有して搬送され
る。この結果、圧着機17の圧着送りローラ30A及び
30B並びに圧着ローラ31A及び31Bの処理速度を
整列コンベアベルト27の走行速度と同一にしても、圧
着ローラ31A及び31B間において、隣接した重合用
紙片3どうしが重なり合うことがなく、重合紙片1の圧
着性を良好にすることができる。
0の変形例を示す平面図である。この変形例では、搬送
コンベア15の搬送コンベア機構15Bにおける搬送コ
ンベアベルト24の走行速度が、搬送コンベア機構15
Aにおける搬送コンベア24よりも速く設定されてい
る。このため、整列コンベア16の整列コンベアベルト
27上において、重合用紙片3は隙間を有して搬送され
る。この結果、圧着機17の圧着送りローラ30A及び
30B並びに圧着ローラ31A及び31Bの処理速度を
整列コンベアベルト27の走行速度と同一にしても、圧
着ローラ31A及び31B間において、隣接した重合用
紙片3どうしが重なり合うことがなく、重合紙片1の圧
着性を良好にすることができる。
【0027】尚、上記実施例では、重合紙片1が二つ折
りの場合を述べたが、図6に示すように三つ折りの重合
紙片101であっても良い。図示例の場合には更に、1
枚の重合用紙片102を3つの重合用紙片103に分割
するものであるため、重合用紙片102は所定面積の3
倍の大きさを有する。この重合用紙片102の表面10
4において、折れ線105及び106に囲まれた部分
に、隠蔽を必要とする個人情報等の伝達情報γが記載さ
れ、この伝達情報γ記載部分の両側の部分に、宛名α及
び一般的記載事項βがそれぞれ記載される。この場合、
一般的記載事項βの記載部分に隠蔽を必要とする伝達情
報が記載されても良い。また、重合用紙片102には、
宛名α記載部分及び伝達情報γ記載部分に対応する裏面
107に、剥離不可能な接着力の強い接着剤が塗布され
る。更に、重合用紙片102の表面104には伝達情報
γ記載部分及び一般的記載事項β記載部分に、剥離可能
な接着力の弱い接着剤が塗布される。
りの場合を述べたが、図6に示すように三つ折りの重合
紙片101であっても良い。図示例の場合には更に、1
枚の重合用紙片102を3つの重合用紙片103に分割
するものであるため、重合用紙片102は所定面積の3
倍の大きさを有する。この重合用紙片102の表面10
4において、折れ線105及び106に囲まれた部分
に、隠蔽を必要とする個人情報等の伝達情報γが記載さ
れ、この伝達情報γ記載部分の両側の部分に、宛名α及
び一般的記載事項βがそれぞれ記載される。この場合、
一般的記載事項βの記載部分に隠蔽を必要とする伝達情
報が記載されても良い。また、重合用紙片102には、
宛名α記載部分及び伝達情報γ記載部分に対応する裏面
107に、剥離不可能な接着力の強い接着剤が塗布され
る。更に、重合用紙片102の表面104には伝達情報
γ記載部分及び一般的記載事項β記載部分に、剥離可能
な接着力の弱い接着剤が塗布される。
【0028】上記重合用紙片102は、紙折機にて折れ
線105及び106を境に三つ折にされ(図6(B)及
び(F))、2個のスリッタによって、搬送方向に延び
た2本の切断線108に沿って3つに切断されて、所定
面積の重合用紙片103に三分割され(図6(C)及び
(G))、更に、搬送コンベア及び整列コンベアを用い
て圧着機へ搬送され、この圧着機にて圧着されて重合紙
片101が製造される。
線105及び106を境に三つ折にされ(図6(B)及
び(F))、2個のスリッタによって、搬送方向に延び
た2本の切断線108に沿って3つに切断されて、所定
面積の重合用紙片103に三分割され(図6(C)及び
(G))、更に、搬送コンベア及び整列コンベアを用い
て圧着機へ搬送され、この圧着機にて圧着されて重合紙
片101が製造される。
【0029】また、上記重合紙片1あるいは101に
は、開封用のミシン目が形成されていても良く、更に重
合紙片1あるいは101は、内部に1枚ないし複数枚の
紙片が封入されたものであっても良い。
は、開封用のミシン目が形成されていても良く、更に重
合紙片1あるいは101は、内部に1枚ないし複数枚の
紙片が封入されたものであっても良い。
【0030】
【発明の効果】以上のように、この発明に係る重合紙片
の製造装置によれば、装置の寿命を低下させることな
く、重合紙片の製造能力を向上させることができる。
の製造装置によれば、装置の寿命を低下させることな
く、重合紙片の製造能力を向上させることができる。
【図1】この発明に係る重合紙片の製造装置の一実施例
を示す平面図。
を示す平面図。
【図2】(A)及び(B)は、図1のそれぞれIIA 矢視
図及びIIB 矢視図である。
図及びIIB 矢視図である。
【図3】図2(A)の紙折機の作動を示す作動図。
【図4】図1に示す重合紙片の製造装置の変形例を示す
平面図。
平面図。
【図5】重合用紙片から二つ折りの重合紙片が製造され
る過程を示す工程図。
る過程を示す工程図。
【図6】重合用紙片から三つ折りの重合紙片が製造され
る過程を示す工程図。
る過程を示す工程図。
1 重合紙片 2、3 重合用紙片 10 重合紙片の製造装置 13 紙折機 14 スリッタ 14A、14B スリッタロール 15 搬送コンベア 15A、15B 搬送コンベア機構 16 整列コンベア 17 圧着機 24 搬送コンベアベルト 27 整列コンベアベルト 29 整列用ガイド 31A、31B 圧着ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−34835(JP,A) 実開 平3−129478(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 39/06 B42D 15/02 B42D 15/04 B65H 45/16
Claims (3)
- 【請求項1】 所定面積の整数倍の大きさの重合用紙片
を折り畳む折畳機と、 この折り畳んだ重合用紙片を所定面積の大きさに切断す
るスリッタと、 このスリッタにて所定面積に切断された複数枚の重合用
紙片を並列に同時に搬送する搬送コンベアと、 この搬送コンベアにて搬送された重合用紙片を一列に整
列させて搬送する整列コンベアと、 この整列コンベアからの重合用紙片を接着させて重合紙
片とする圧着機と、 を有することを特徴とする重合紙片の製造装置。 - 【請求項2】 上記搬送コンベアは、並列搬送させる複
数枚の重合用紙片を同一速度で搬送させるものである請
求項1に記載の重合紙片の製造装置。 - 【請求項3】 上記搬送コンベアは、並列搬送させる複
数枚の重合用紙片を異なった速度で搬送させるものであ
る請求項1に記載の重合紙片の製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13506993A JP3338512B2 (ja) | 1993-05-14 | 1993-05-14 | 重合紙片の製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13506993A JP3338512B2 (ja) | 1993-05-14 | 1993-05-14 | 重合紙片の製造装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06321414A JPH06321414A (ja) | 1994-11-22 |
JP3338512B2 true JP3338512B2 (ja) | 2002-10-28 |
Family
ID=15143136
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13506993A Expired - Fee Related JP3338512B2 (ja) | 1993-05-14 | 1993-05-14 | 重合紙片の製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3338512B2 (ja) |
-
1993
- 1993-05-14 JP JP13506993A patent/JP3338512B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06321414A (ja) | 1994-11-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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