JPH0437644A - セラミック組成物及びその製造法 - Google Patents

セラミック組成物及びその製造法

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JPH0437644A
JPH0437644A JP2139283A JP13928390A JPH0437644A JP H0437644 A JPH0437644 A JP H0437644A JP 2139283 A JP2139283 A JP 2139283A JP 13928390 A JP13928390 A JP 13928390A JP H0437644 A JPH0437644 A JP H0437644A
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JP2139283A
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Kyoichi Ayama
亨一 阿山
Norio Noaki
野明 周夫
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JNC Corp
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Chisso Corp
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L83/00Compositions of macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon only; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L83/16Compositions of macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon only; Compositions of derivatives of such polymers in which all the silicon atoms are connected by linkages other than oxygen atoms
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B35/00Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products
    • C04B35/01Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on oxide ceramics
    • C04B35/10Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on oxide ceramics based on aluminium oxide
    • C04B35/111Fine ceramics
    • C04B35/117Composites
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C08K3/18Oxygen-containing compounds, e.g. metal carbonyls
    • C08K3/20Oxides; Hydroxides
    • C08K3/22Oxides; Hydroxides of metals

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  • Structural Engineering (AREA)
  • Ceramic Products (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、高温強度に優れた新規セラミック組成物及び
その製造法、成形助剤に関する。
[従来技術及び発明が解決しようとする問題壱]アミナ
買セラミックスは、現在もつとも応用の進んでいる高強
度セラミッスであり、機械的強度、耐摩耗性、耐化学的
安定性に優れており、今後更に用途拡大が期待されてい
るセラミックスの1っである。
セラミックスは、他の材料に比較して耐熱性、機械的強
度に優れるが、成形性に6占かよ)ることは周知の事実
であり、アルミナ買セラミクスもその例外でない。その
ため、セラミックス粉体に成形性を付与し、成形体に強
度を持たせるために成形助剤が必要とされている。
従来の技術てはこれらに成形助剤としてポリビニルブチ
ラールやポリビニルアルコール等をバインダーとし、こ
れに剥離側や解こう剤等を添加して使用されている。こ
れら成形助剤は、成形方法、技術によりその使用量は異
なるが、一般に複雑形状物はど成形助剤の使用量が増加
する傾向にある。
更に成形助剤を用いて成形されたものは、焼結前に使用
した成形助剤を除去しなけらばならず、般的には脱脂と
呼ばれる加熱分解除去が施さノ〕る。脱脂工程は、使用
したバインダーの量が多くまた複雑形状物であるほど工
程時間か長く必要とされ、また肛らみや亀裂等の欠陥か
頻繁に発生する。
更に、アルミナ貿セラミックスは上述したように機械的
強度に(会ね構造2! Llとしても期待か持たれてい
るが、近年、高温高強度材料が要求されてきており、現
実にはより高価な窒化珪素や炭化珪素、更には複合材料
がその対象となっている。アルミナ貿セラミックスは、
常温においては強度は高いが、1000℃以上では著し
い強度低下を示し、1200℃では常温における強度の
I/3−1/4程度に低下する。
本発明者等は、前記のごと籾実悄に鑑み、鋭意研究をし
た結果脱脂工程を必要とせず、更に、高温強度の高い新
規セラミック組成物を、しかもコストの低いアルミナ質
原料を用いて出来る発明を完成するに至った。
[問題点を解決する為の手段]゛ 本発明は、下記(1)ないしく8)の構成を有する。
(1)アルミナ粉末とポリシラザンとからなる成形体を
、不活性ガスたとえばアルゴン窒素またはアンモニア、
或はそれらの混合7囲気下において、または加圧下に8
00−1950℃の温度で焼成してなることを特徴とす
るセラミック組成物の製造方法。
(2)式(イ)のポリシラザンとして、の繰返し単位か
らなる骨格構造を有し、式:R4 −Si −N  − H なる単位を有する複数の先駆体残基が、部は なる構造単位となり、一部は なる構造単位により互いに連結しているポリシラザンを
用いる前記第(1)項記載の組成物。
[式中、R1、R2、R8、R4は、水素(但し、水素
はR1、R2、R3に含まれることができ、R4には含
まれない。以下同じ。)、メチル基、エチル基、n−プ
ロピル基、イソプロピル基て例示される1から6侶まで
の炭素原子を有する低級アルキル基、置換または非置換
のビニル基、置換または非置換のアリル基、フェニル基
、トリル基、キシリル基で例示される6から10個まで
の炭素原子を有するMj灸または非置換の低級アリール
基、トリノチルージメチルー、メチルエチル−、トリエ
チル−シリル基等のトリ(低級)アルキル−またはジ(
低級)アルキルシリル基、若しくはジメチル−ジエチル
−、メチルエチル−、ジイソプロピル−アミノ基で例示
されるジ(低級)アルキルアミノ基(但し、ジ(低級)
アルキルアミノ基はR1、R2、R3は含まれることが
でき、R4は含まない。以下同し、)であって、しかも
R1、R2、R2、R4は同しでも異なっていても良い
ものである]。
(3)式(ロ)のポリシラザンとして、の繰返し単位か
らなる骨格構造を有し、先駆体における式:RlH 5i−N− なる単位の繰返しである残基が、 式・ Si −N  − −N−5i−RH なる構造単位により互いに連結してなるポリシラザンで
あって、前記先駆体は、 式: %式% および式:85 なる単位から構成されていることを特徴とするポリシラ
ザンを用いる前記第(1)項記載の組成物。
[式中、R1については前2第(1)項に記載されたも
のに準し、またR3、R6については、メチル基、エチ
ル基、n−プロピル基、イソプロピル基で例示さねる1
から6個までの炭素原子を有する低級アルキル基、置換
または非置換のビニル基、置換または非a tAのアリ
ル基、フェニル基、トリル基、キシリル基で例示される
6から10個までの炭素原子を有する置換または非Fl
 )Aの低級アリール基、トリメチル−、ジメチル−、
メチルエチル−トリエチル−シリル基等のトリ(低級)
アルキル−またはジ(低級)アルキルシリル基、苦しく
はジメチル−、ジエチル−、メチルエチル−、ジイソプ
ロピル−アミノ基で例示されるジ(低級)アルキルアミ
ノ基であって、しかもR1、R5、R6は同しでも異な
っていても良いものである]。
(4)式(ハ)のポリシラザンとして、の繰返し単位か
らなる骨格構造を有し、式:  R 5i −N  − H なる単位を有する複数の先駆体残基が、一部は式: %式% なる構造単位となり、一部は 式 %式% なる構造単位により互いに連結してなるポリシラザンで
あって、さらそのに先駆体の一部は、式 %式% および式、R5 5i−N− R,H なる単位から構成されていることを特徴とするポリシラ
ザンを用いる前記第(1)項記載の組成物。
し式中、R,については前記第(1)項に記載されたも
のに準し、またR5、R6については、メチル基、エチ
ル基、ロープロピル基、イソプロピル基て例示される1
から6侶まての炭素原子を有する低級アルキル基、置換
または非置換のビニル基、置換または非置換のフリル基
、フェニル基、トリル基、キシリル基で例示される6か
ら10個までの炭素原子を有する置換または非置換の低
級アリール基、トリメチル−、ジメチル−、メチルエチ
ル−1[・リエチルーシリル基等のトリ(低級)アルキ
ルまたはジ(低級)アルキルシリル基、若しくはジメチ
ル−、ジエチル−、メチルエチル−、ジイソプロピル−
アミン基で例示されるジ(低級)アルキルアミノ基であ
って、しかもR1、R5、R6は同しても異なフていて
も良いものであるコ。
(5)アルミナ粉末と窒素またはアンモニア雰囲気下或
は加圧下において、800−1950度の温度で窒素珪
素またはサイアロンまたはそれらの混合物になるポリシ
ラザンとからなる成形体を、焼結して成形されることを
特徴とする新規セラミック組成物。
(6)前記第(5)項のポリシラザンは、前記第(2)
〜(4)項に記載される式(イ)(ロ)または(ハ)て
示されるポリシラザンであることを特徴とする新規セラ
ミック組成物。
(7)アルミナ粉末と混練され、熱可塑成形法、泥しよ
う鋳込み成形法、圧粉成形法等の各成形法を可能とする
ために用いる成形助剤であって、該成形助剤は、窒素あ
るいはアンモニア雰囲気下或は加圧下に800−195
0℃の焼成雰囲気にて窒素珪素、炭化珪素またはサイア
ロンまたはそれらの混合物になるポリシラザンであるこ
とを特徴とする新規セラミック組成物の成形助剤。
(8)前記第(7)項に記載されるポリシラザンは、前
記第 (2)〜(4)項に記載される式(イ)(ロ)ま
たは(ハ)て示されるポリシラザンであることを特徴と
する新規セラミック組成物。
本発明は、アルミナ粉末と、不活性ガス、アルゴンある
いは窒素または/及びアンモニア雰囲気或いは加圧状態
で800−1000℃の煩結温度下にて窒化珪素或いは
炭化珪素或いはサイアロンあるいはそれらの混合物を生
成するポリシラザンを/!1糾させて成形体を形成し、
該成形体を焼成してなることを特徴とするセラミ・ツク
組成物の製造方法に関するものである。そしてこの様な
ポリシラザンとしては、式(イ)(ロ)(ハ)で示され
るポリシラザンがある。
また本発明は、アルミナ粉末と、不活性ガス窒素アルゴ
ンまたは/及びアンモニア7囲気或は加圧状態で、80
0−1950℃の焼結温度下にて窒化珪素或は炭化珪素
或はサイアロンあるいはそれらの混合物を生成するポリ
シラザンを混練させて成形体を形成し、該成形体を焼成
してなることを特徴とするセラミック組成物に関するも
のである。
この場合に用いられるポリシラザンとしては、前記式(
イ)(ロ)(ハ)て示されるポリシラザンのうち少なく
ともlf!類を含んだものがあげられる。
また本発明は、アルミナ粉末と混練され、脱脂工程のな
い状態で製造を可能とするために用いる成形助剤であっ
て、該成形助剤は、不活性ガス窒素、アルゴンまたは/
及びアンモニア7囲気或は加圧下に800−1950℃
の焼結温度にて窒化珪素或は炭化珪素或はサイアロン或
はそれらの混合物を生成するポリシラザンであることを
特徴とするセラミック組成物の成形助剤に関するもので
ある。
この場合のポリシラザンとしても、前記式(イ)(ロ)
(ハ)で示されるポリシラザンのうち少なくとも1種類
を含んだものが挙げられる。
このポリシラザンをアルミナ粉末に成形助剤として混練
することにより、良好な成形性を付与し、また充分な成
形体強度を与え脱脂工程が不要でしかも高温強度の高い
アルミナ貿セラミックスを得ることが出来るものである
前記ポリシラザンは窒素または/及びアンモニア雰囲気
で800−1950℃の温度でアルミナ粉末存在下に焼
成すると高収率で窒化珪素または炭化珪素またはサイア
ロンを生成するため、一般に使用されている有機成形助
剤のように、成形後脱脂除去する必要がなく、焼成中に
分解気化するガスも少ないので膨らみや亀裂等の欠陥も
生しにくい。
また窒化珪素あるいは炭化珪素あるいはサイアロンある
いはそれらの混合物として成形体中に残るため、これら
成形体を焼成することにより、アルミナと窒化珪素ある
いは炭化珪素あるいはサイアロンあるいはそれらの混合
物との複合体としてのセラミックスが得られる。
尚、本発明を実施するにあたり、反応雰囲気として、窒
素または/及びアンモニアにアルゴン、ヘリウム等の不
活性ガスを混在させても良いことは言うまでもない。
しかも本発明におけるポリシラザンは一般の有機高分子
と同様に有機溶媒に可溶であり、また加熱軟化するなど
の性質を併せ持っており、他の有機物を添加することな
しにセラミックスの一般的成形法、例えば押し出し成形
、射出成形、イ尼しよう鋳込み成形、ドクターブレード
等の一般的な成形法を用いて、脱脂工程をなくして焼結
体を製造することが可能であり、また得られたセラミッ
クスは、一般的なアルミナ貿セラミックスのオニな高温
での強度低下はみられず、結果的に高温高強度のセラミ
ックスが得られる0反応主剤として用いるアルミナ粉末
は従来使用しているものでよいが、粒か小さく粒径が揃
っているものが好ましい、焼成昇温速度は700℃まで
は5℃/min以下が好ましく 1950℃までは20
℃/min以下が好ましい。焼成温度は800−195
0℃であり、 +100−1850℃がより好ましい。
本発明に使用されるポリシラザンは主鎖骨格がStとN
からなる重合体であって、分子式あるいは分子構造は製
造方法により異なり、またセラミック収率も標々である
6本発明においては以下に示すセラミック収率が高く加
熱軟化性のものが好適に使用できる。これら本発明のポ
リシラザンのΦ加重は、成形方法により異なるが、概略
1〜65wt%である。
本発明に用いるポリシラザンの製造方法についてである
が、前記各ポリシラザンの製造方法には次のようなもの
がある0例えば式(イ)のポリシラザンについては、無
水アンモニアを、オルガノジハロシランRISiHXz
と溶液中で反応させて環状または直鎖状のシラザン先駆
体を形成させ、該先駆体混合物に対、し、式: で表されるシラザンまたはシリルアミン化合物を先駆体
中に共存させつつ、珪素原子に隣接する窒素原子から水
素を脱プロトン化する能力のある塩基性触媒の存在下で
反応させ、脱水素環化架橋せしめることにより高分子量
化すること得ることができる。ここでXは塩素、臭素等
のハロゲンである(以下同じ)。
また式(ロ)のポリシラザンについては、無水アンモニ
アを、RISiH)hおよびRISIHX2(7)オル
ガノへロシラン混合物と溶媒中で反応させ、これによっ
て環状または直鎮状のシラザン先駆体を形成させ、該先
駆体を、珪素原子に隣接する窒素原子から水素を脱プロ
トン化する能力を有する塩基性触媒の存在下で脱プロト
ン環化架橋せしめることにより重合体を製造することか
できる。
さらに式(ハ)のポリシラザンについては、無水ア’)
 −f: ニー 7を、R15iHX2およびR5R8
5I HX2’)オルガノへロシラン混合物と溶媒中で
反応させて環状または直鎮状のシラザン先駆体を形成さ
せ、該先駆体混合物に対し、式 で表されるシラザンまたはシリルアミン化合物を先駆体
中に共存させつつ、珪素原子に隣接する窒素原子から水
素を脱プロトン化する能力のある塩基性触媒の存在下で
反応させ、脱水素環化架橋せしめることにより高分子量
化すること得ることができる。
そしてこのものいおいて、特に前記(ニ)の含有率は1
〜60モル%、R5R85IX2の含有率は1〜60モ
ル%、であって(ニ)とR5R85IX2を加えた含有
率は2〜60モル%であることが好ましい。
[作用効果コ 以上要するに、本発明は叙述の如く構成されたものであ
るから、アルミナ粉末を用いてセラミック組成物を成形
する場合に、不活性ガス窒素アルゴンまたは/およびア
ンモニア雰囲気あるいは加圧状状態で800−1950
℃の焼結温度にて窒化珪素または炭化珪素またはサイア
ロンまたはそれらの混合物を生しるポリシラザンを成形
助剤として混練させることになる。そしてこの焼結工程
において、上記ポリシラザンから高収率で上記生成物が
生成するため、一般に使用されている有機成形助剤のよ
うに、成形後脱脂除去する必要が全くなく、しかも上記
生成物として成形体中にそのまま残ることになって、従
来のように有機成形助剤を除去することによって発生す
る亀裂、膨れ等の欠陥も生しにくい。
しかもこのポリシラザンを用いてセラミクス組成物を成
形する場合に一般的に使用される成形方法、例えば熱可
望成形、泥しよう鋳込み成形、フレス成形、ドクターブ
レード等の成形方法が使用できる。さらに上記ポリシラ
ザンから上記生成物が成形体中に残ることになり、得ら
れるセラミック組成物は、アルミナと窒化珪素あるいは
炭化珪素あるいはサイアロンあるいはそれらの混合物と
の複合体であり、一般的なアルミナ貿セラミックスのよ
うに高温で著しく強度低下を引き起こすことはない。
次に発明の実施例について述べる。
実施例1 α−アルミナ粉末(中心粒径0.4ミクロン、純度99
8%、住友化学製^ES−12)と(ロ)に記載するR
1、R3、R6が何れもメチル基で数平均分子ah<1
200のポリシラザンを表1の割合で分散させつつ混練
した。これを真空乾燥後粉砕して、アルミナ粉末とポリ
シラザンが均一に分11シした粉末を得た。そしてこの
粉末を50X60mmの鉄製金型にいれ約30kg/c
m’で一軸加圧成形しその後3000kg/cm’の静
水圧プレスをして成形体を得た。
焼成は1気圧窒素雰囲気で3℃/minで700℃まで
昇温し、その後15℃/minで1100℃まで昇温し
、その後lO℃/minで表1に示した最終焼結温度ま
で昇温し、圧力を9.5atmに加圧した。
そして温度、圧共にこの状態で2時間保持し、自然4却
して焼結体を得た。得られた焼結体の密度、常温曲げ強
度ならびに1200℃曲げ強度は表(1)に示した。
実施例2 α−アルミナ粉末(中心粒径0.4ミクロン、純度99
.9%、住友化学製AES−11E )を用いた他は実
施例1と同一条件で焼結体を作成し、表(+)の結果が
得られた。
実施例5 ポリシラザンが上記(ハ)に記載するR1、R2゜R5
、R6、R6がメチル基でR4がジメチルシリル基で、
数平均分子量が1300のものを用いた以外は実施例1
(8)と同一条件で焼結体を作製し、表(1)の結果を
得た。
実施例3 焼結時の圧力を終始1 stmに保持した以外は実施例
1(2)と同一条件で焼結体を作製し、表(1)の結果
を得た。
実施例4 ポリシラザンを上記(イ)に記載するR1、R2、R3
がメチル基でR4がジメチルシリル基で、数平均分子量
力筒100のものを用いた以外は実施例1(2)と同一
条件で焼結体を作製し、表(1)の結果を得た。
表(1) 実施例6 住友電工製アルミナ、(八ML−41) 106gに、
(ロ)に記載のポリシラザン184gとトルエン/アセ
トン(50150vo1%)混合溶液100gを混合し
、30m1n超音波分散を行った。こうして得られたス
ラリーをドクタブレード成形に使用し、厚さ0.25m
mの均一なシートを作成した。
このシートを、窒素雰囲気下、常圧で、 500℃まで
1℃/minで昇温し、3℃/ll1nで700’Cま
で昇温し、その後15℃/minで1100℃まで昇温
し、その後lO℃/minで1600℃まで昇温し、圧
力を9.5atmに加圧した。
そして温度、圧共にこの状態で2h保持し、自然冷却し
て焼結体を得た。得られた焼結体の密度は2.91であ
った。
実施例7 住友電工製アルミナ (八ML−41) 、76.41
量%、マグネシャ50重量%に上記(ロ)に記載のポリ
シラザン18.2重量%及びパラフィンワックス0.4
1i量%の混合物をニーダ−にて熔融混練しコンパウン
ドを得、射出成形法で5 mmx 5 sex 50m
mの柱状体を成形し、これを3℃/winで700℃ま
で昇温し、更に15℃/winで1100℃まで昇温後
、1000℃の窒素ガス中9.5kg/cm2の加圧下
で焼成して成形体を得た。この成形体の曲げ強度は20
.2kg/cm’であった。
以  上

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)アルミナ粉末とポリシラザンとからなる成形体を
    、不活性ガスたとえばアルゴン窒素またはアンモニア、
    或はそれらの混合雰囲気下において、または加圧下に8
    00−1950℃の温度で焼成してなることを特徴とす
    るセラミック組成物の製造方法。
  2. (2)式(イ)のポリシラザンとして、 式:▲数式、化学式、表等があります▼ の繰返し単位からなる骨格構造を有し、 式:▲数式、化学式、表等があります▼ なる単位を有する複数の先駆体残基が、一部は▲数式、
    化学式、表等があります▼ なる構造単位となり、一部は 式:▲数式、化学式、表等があります▼ なる構造単位により互いに連結しているポリシラザンを
    用いる特許請求の範囲第(1)項記載の組成物。 [式中、R_1、R_2、R_3、R_4は、水素(但
    し、水素はR_1、R_2、R_3に含まれることがで
    き、R_4には含まれない。以下同じ。)、メチル基、
    エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基で例示され
    る1から6個までの炭素原子を有する低級アルキル基、
    置換または非置換のビニル基、置換または非置換のアリ
    ル基、フェニル基、トリル基、キシリル基で例示される
    6から10個までの炭素原子を有する置換または非置換
    の低級アリール基、トリメチル−、ジメチル−、メチル
    エチル−、トリエチル−シリル基等のトリ(低級)アル
    キル−またはジ(低級)アルキルシリル基、若しくはジ
    メチル−、ジエチル−、メチルエチル−、ジイソプロピ
    ル−アミノ基で例示されるジ(低級)アルキルアミノ基
    (但し、ジ(低級)アルキルアミノ基はR_1、R_2
    、R_3は含まれることができ、R_4は含まない。以
    下同じ。)であって、しかもR_1、R_2、R_3、
    R_4は同じでも異なっていても良いものである]。
  3. (3)式(ロ)のポリシラザンとして、 式:▲数式、化学式、表等があります▼ の繰返し単位からなる骨格構造を有し、先駆体における
    式:▲数式、化学式、表等があります▼ なる単位の繰返しである残基が、 式:▲数式、化学式、表等があります▼ なる構造単位により互いに連結してなるポリシラザンで
    あって、前記先駆体は、 式:▲数式、化学式、表等があります▼ および式:▲数式、化学式、表等があります▼ なる単位から構成されていることを特徴とするポリシラ
    ザンを用いる特許請求の範囲第(1)項記載の組成物。 [式中、R_1については特許請求の範囲第(1)項に
    記載されたものに準じ、またR_5、R_6については
    、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル
    基で例示される1から6個までの炭素原子を有する低級
    アルキル基、置換または非置換のビニル基、置換または
    非置換のアリル基、フェニル基、トリル基、キシリル基
    で例示される6から10個までの炭素原子を有する置換
    または非置換の低級アリール基、トリメチル−、ジメチ
    ル−、メチルエチル−、トリエチル−シリル基等のトリ
    (低級)アルキル−またはジ(低級)アルキルシリル基
    、若しくはジメチル−、ジエチル−、メチルエチル−、
    ジイソプロピル−アミノ基で例示されるジ(低級)アル
    キルアミノ基であって、しかもR_1,R_5、R_6
    は同じでも異なっていても良いものである]。
  4. (4)式(ハ)のポリシラザンとして、 式:▲数式、化学式、表等があります▼ の繰返し単位からなる骨格構造を有し、 式:▲数式、化学式、表等があります▼ なる単位を有する複数の先駆体残基が、一部は式:▲数
    式、化学式、表等があります▼ なる構造単位となり、一部は 式:▲数式、化学式、表等があります▼ なる構造単位により互いに連結してなるポリシラザンで
    あって、さらそのに先駆体の一部は、式:▲数式、化学
    式、表等があります▼ および式:▲数式、化学式、表等があります▼ なる単位から構成されていることを特徴とするポリシラ
    ザンを用いる。 [式中、R_1については特許請求の範囲第(1)項に
    記載されたものに準じ、またR_5、R_6については
    、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル
    基等の1から6個までの炭素原子を有する低級アルキル
    基、置換または非置換のビニル基、置換または非置換の
    アリル基、フェニル基、トリル基、キシリル基で例示さ
    れる6から10個までの炭素原子を有する置換または非
    置換の低級アリール基、トリメチル−、ジメチル−、メ
    チルエチル−、トリエチル−シリル基で例示されるトリ
    (低級)アルキル−またはジ(低級)アルキルシリル基
    、若しくはジメチル−、ジエチル−、メチルエチル−、
    ジイソプロピル−アミノ基で例示されるジ(低級)アル
    キルアミノ基であって、しかもR_1、R_5、R_6
    は同じでも異なっていても良いものである]。
  5. (5)アルミナ粉末と窒素またはアンモニア雰囲気下或
    は加圧下において、800−1950度の温度で窒素珪
    素またはサイアロンまたはそれらの混合物になるポリシ
    ラザンとからなる成形体を、焼結して成形されることを
    特徴とする新規セラミック組成物。
  6. (6)特許請求の範囲第(5)項のポリシラザンは、特
    許請求の範囲第(2)〜(4)項に記載される式(イ)
    (口)または(ハ)で示されるポリシラザンであること
    を特徴とする新規セラミック組成物。
  7. (7)アルミナ粉末と混練され、熱可塑成形法、泥しょ
    う鋳込み成形法、圧粉成形法で例示される成形法を可能
    とするために用いる成形助剤であって、該成形助剤は、
    窒素あるいはアンモニア雰囲気下或は加圧下に800−
    1950℃の焼成雰囲気にて窒素珪素、炭化珪素または
    サイアロンまたはそれらの混合物になるポリシラザンで
    あることを特徴とする新規セラミック組成物の成形助剤
  8. (8)特許請求の範囲第(7)項に記載されるポリシロ
    ザンは、特許請求の範囲第(2)〜(4)項に記載され
    る式(イ)(ロ)または(ハ)で示されるポリシラザン
    であることを特徴とする新規セラミック組成物。
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