JPH0437616B2 - - Google Patents

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JPH0437616B2
JPH0437616B2 JP57195351A JP19535182A JPH0437616B2 JP H0437616 B2 JPH0437616 B2 JP H0437616B2 JP 57195351 A JP57195351 A JP 57195351A JP 19535182 A JP19535182 A JP 19535182A JP H0437616 B2 JPH0437616 B2 JP H0437616B2
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JP
Japan
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signal
ccd
light
ccd chip
color
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Application number
JP57195351A
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JPS5986362A (ja
Inventor
Yasuo Hosaka
Tsuneo Yoneyama
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Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority to JP19535182A priority Critical patent/JPS5986362A/ja
Publication of JPS5986362A publication Critical patent/JPS5986362A/ja
Publication of JPH0437616B2 publication Critical patent/JPH0437616B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/024Details of scanning heads ; Means for illuminating the original
    • H04N1/028Details of scanning heads ; Means for illuminating the original for picture information pick-up
    • H04N1/03Details of scanning heads ; Means for illuminating the original for picture information pick-up with photodetectors arranged in a substantially linear array

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Facsimile Heads (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は画像等の読み取り装置に係わり、特
にカラー原稿を読み取るカラー密着センサに関す
る。 〔発明の技術的背景とその問題点〕 情報を含んだ原稿の読み取り装置に対して、高
分解能、小型化、カラー化等が要求されている。 このような要求に対する技術として固体走査方
式がある。 例えば、光電変換用のオートダイオードアレイ
とMOSスイツチとを組み合わせたもの、又は、
デバイス自身で画素分解機能と光情報蓄積機能を
兼ね備えた半導体機能素子を用いたもの等があ
る。このような固体撮像素子は、高集積化されて
いるので1チツプの大きさが原稿よりも非常に小
さくなつてしまい、縮小光学系を用いなければな
らなかつた。特に特開昭54−79511号公報の第2
頁左欄下段には、「市販の光ダイオードアレイや
CCDセンサは集積化されているため原稿の読取
には縮小光学系を使わなければならない。このた
めに光学系部分が大型化することはさけられず、
これは小型の原稿読取装置を作るためには極めて
都合の悪いことである。それでは1:1の原稿結
像光学系、具体的にはセルフオツクレンズを使え
るような原稿幅大の受光素子アレイを採用しさえ
すれば小型にできるかと言うとそうではない。市
販の単品半導体スイツチを使つて読取回路を作ろ
うとすれば、部品の大きさ、個数から判断してか
なり大型且つ高価なものになつてしまう。」とい
う記載がなされている。この記載は、この分野に
おける状況を端的に表わしており、このような認
識の上に密着センサが開発されつつある。 一方、カラー原稿の読み取りは、ダイクロイツ
クミラー(dichroic mirror)を用いて実現され
ていた。周知のようにダイクロイツクは、屈折率
の異なる層を重ね合わせたもので、所望の波長領
域の反射率が大きくなる性質を用いて、R、G、
B3色の色分離を行い、レンズ系により縮小した
像を異なる光電変換装置によつて同時に読み取る
ものである。概ね、白黒原稿の読み取り装置の3
倍の大きさとなつてしまつた。又、この場合の解
像度は、レンズ系により像を縮小するので、セン
サの大きさと、その素子数により限定されてしま
つた。 これに対し密着センサのカラー化としては、田
尻等により発表されたCd−Seセンサを用いたも
のがある。(昭和57年度 画像電子学会全国大会
“密着型センサ用カラー光電変換回路の検討”)こ
の方式は、密着センサのカラー化として、注目す
べきものである。しかし、Cd−Seの光応答速度
に限界があり、画像読み取り時間は、単色当り、
20msec/lineが限界である。 又、この方式では、フイルターを用いることな
く、赤(R)および緑(G)の光源としてR、GのLED
(Light Emitting Diode)、青(B)の光源として螢
光表示管を用い、一走査ごとに、光源の切り換え
を行ない、カラー画像についてのR、G、Bの出
力を得ている。従つて、3色の色分離画像を得る
には、単色画像走査時間の3倍の走査時間を要
し、ほぼ60msec/lineの読み取り時間が必要で
あつた。 更に、解像度については、cd−Seを用いたセ
ンサの製作上の制約から8本/mmと限定されてい
た。 〔発明の目的〕 本発明は、以上の欠点を解消した高速かつ高分
解能な密着センサで、特に、複数のイメージセン
サを設置する際の機械誤差を吸収し、原稿の1ラ
イン分の読取信号を抜け落ちや重複なくきれいに
得ることのできる密着センサを提供することを目
的とする。 〔発明の概要〕 本発明は、光源と、光学系と、複数のイメージ
センサを千鳥状に並べて成るセンサパツケージと
を備えた密着センサであり、上記の複数のイメー
ジセンサはその各読取領域が配列方向に沿つて互
いに重なり部を有するよう配列されるものであつ
て、その重なり量を予め記憶しておくことによ
り、記憶された重なり量に基づいて、重なり合つ
たイメージセンサのどちらかの出力信号から重な
り部に対応する信号を除去して、1ラインの画像
情報を得ることを特徴とするものである。 〔発明の実施例〕 次に、この発明の実施例を図面に従つて説明す
る。本発明は密着センサに関するものであるが、
実施例においてはカラー密着センサについて、本
発明の周辺技術も含めて詳しく説明する。この実
施例でのカラー密着センサは、A4判の大きさの
カラー原稿を読み取り可能なものである。 このカラー密着センサは、第1図に示されるよ
うに、複数のCCDチツプ(第1図には図示しな
い)を塔載したセンサパツケージ11と、このセ
ンサパツケージ11上に配列された2本の集束性
ロツドレンズアレイ12と、この集束性ロツドレ
ンズアレイ12の側面付近に設けられた線状の光
源13とが一体構造をなして成る。但し、第1図
では、線状の光源13が1本しか示されていない
が、実際には、集束性ロツドレンズアレイ12を
挾むように、もう1本設けられている。 このカラー密着センサの機能は、概略を述べる
と、光源13からの光が、図示しない原稿に照射
され、その反射光が集束性ロツドレンズアレイ1
2により、センサパツケージ11上のCCDチツ
プに照射される。ここで重要な点は、集束性ロツ
ドレンズアレイ12が原稿からの反射光を何等縮
小させることなく、1対1の関係で、複数の
CCDチツプ上に結像させることである。 こうしてCCDチツプ上に結像された光学像は、
CCDの光電変換能力により電荷に変換される。
この電荷は、CCDの電荷伝送能力により順位転
送され画像信号となる。このような信号変換が、
カラー密着センサの原稿に対する移動と共に行わ
れる。 さて、各部を詳細に説明していく。センサパツ
ケージ11は、第2図に示されるように、千鳥状
に並べられた8個のCCDチツプ21a乃至21
hが設けられたセラミツク基板22と、このセラ
ミツク基板22を覆う容器23とから成る。 CCDチツプ21a乃至21hは、東京芝浦電
気株式会社製のTCD102C−1を用いている。こ
のCCDチツプ21a乃至21hの受光部は、P
−nフオトダイオードから成る。この受光部の1
ビツトの大きさは、14μ×14μである。1個の
CCDチツプ21a乃至21hは、2048ビツト
(約28.7mm)の受光部から成る。 この発明では、このようなCCDチツプ21a
乃至21hを第2図に示されるように千鳥状に2
列に配列している。この時2列のCCDチツプ2
1a乃至21hは、第3図に示されるように、受
光部の中心間距離mをもつて、略平行に設けられ
る。又、これらのCCDチツプ21a乃至21h
は配列方向に沿つて互いに重なりdを許して配列
される。 但し、重なりdは、無制限に許されるのではな
く、CCDチツプ21aの先端から、CCDチツプ
21hの後端までの長さlが、読み取り原稿幅に
相当するように設定される。この実施例では、
A4判の幅である210mmに相当する。 又、CCDチツプ21a乃至21hの受光部の
全ては、画像の読み取りに用いない。前述のよう
に、1個のCCDチツプ21a乃至21hは、
2048ビツトの受光部から成る。これらの受光部
は、左端から、ダミー領域41、1908ビツトの読
取有効領域42、次段CCDチツプとの重なり許
容領域43とから成る。読取有効領域42を
CCDチツプの個数分足し合わせた長さは、A4判
の幅210mm強である。 後に詳述するように、集束性ロツドレンズアレ
イ12によつて、原稿上の1ラインが、縮小され
ることなく、1対1で、CCDチツプ21a乃至
21h上に結像される。すなわち、同一ライン上
の画像情報が、第3図に示されるCCDチツプ2
1a,21c,21e,21gの列及びCCDチ
ツプ21b,21d,21f,21hの列上に結
像される。 原稿の同一ライン上の画像情報を再生するには
全CCDチツプ21a乃至21hからの全出力が
必要であるが、前述のように重複を許して千鳥状
に配列されるため、CCDチツプ21a乃至21
hからの情報にも重複がある。これを反映したの
が、ダミー領域41、重なり許容領域43の存在
である。但し、ダミー領域41、読取有効領域4
2、重なり許容領域43は、CCDチツプ21a
乃至21hの受光部上で、目印がある訳ではな
く、後述する信号処理での相違を意味するものに
すぎない。 このようなCCDチツプ21a乃至21hの受
光部には、ガラスフイルタを設置する。ガラスフ
イルタを設置するには機械的精度が重要である。
この実施例では、実装時の位置精度の点から、重
なり領域43は、1.3mm幅迄許容した。 色フイルタを取り付けるには、受光部に直接フ
イルタを焼き付けることも可能である。この方法
によると、フイルタが非常に精度良く、しかも受
光部のみに焼き付けることが可能となる。この方
法に於いては焼き付け技術がポイントである。 次にフイルタ配列について説明する。この実施
例では、ホワイト(W)、イエロー(Y)、シアン(C)のフ
イルタ配列とした。1つのフイルタを、2ビツト
の受光部に貼り付け、3色6ビツトとした。後述
するように、6ビツトで、読み取り時の1画素と
した。 次にフイルタの分光特性について説明する。こ
こで言う分光特性は、波長と透過率との関係であ
る。第5図の曲線51で示されるように、Wのフ
イルタは全波長にわたつて、透光率がほぼ100%
近い。Cのフイルタの透過率は、曲線52で示さ
れるように500nm付近でピークを示し700nm付
近で再び増加状態となつている。Yのフイルタの
透過率は、曲線53で示されるように、500nm
付近から急増している。これらのフイルタの分光
特性において重要な点は、人間の視感度領域外の
700nm程度の波長に対しても、透過率が零にな
らない点である。 ここでのフイルタはこのような特性を有する
が、フイルタとCCDチツプ21a乃至21hと
で、人間の目と同様な機能を果たすことになる。
CCDチツプ21a乃至21hの受光部の分光特
性については第6図に示されるように、700nm
程度の波長で最大となり1000nm以上まで有限な
相対感度を有する。 結局、この実施例での色フイルタが貼り付けら
れたCCDチツプ21a乃至21hの受光部は、
700nm以上の波長に対しても応答が存在するこ
とになる。これに対し、よく知られているように
人間の目の視感度は700nm以上の波長に対して
は零である。従つて、単に、CCDチツプ21a
乃至21hとW、Y、Cのフイルタとの組み合わ
せでは、人間の目と同一機能とはならない。これ
を解決するために、この実施例では、後述するよ
うに、光源を特定としている。 このような色フイルタが設けられたCCDチツ
プ21a乃至21hはセラミツク基板22の上に
配列された後、容器23で被れる。この容器23
は、底面がない箱であり、CCDチツプ21a乃
至21hを埃等から保護している。ただし、
CCDチツプ21a乃至21hには光が照射され
る必要があるので、装着状態においてCCDチツ
プ21a乃至21hに対応する箇所に窓が設けら
れている。この窓が設けられた面を、更にカバー
ガラスで覆う。このようにして、CCD21a乃
至21hには光のみが供給され、埃等は付着する
ことがない。 次に、集束性ロツドレンズアレイ12について
説明する。 集束性ロツドレンズアレイ12は、商品名セル
フオツクレンズ(日本板硝子製)として広く販売
されており容易に入手可能である。この実施例で
の集束性ロツドレンズアレイ12は、光の入射
側、出射側の焦点間距離、すなわち、共役長Tc
が54mmで、等価Fナンバがほぼ3.15のものを使用
した。 更に、第7図に示されるように、集束性ロツド
レンズアレイ12の光軸のなす角は、ほぼ15°で
あり、光軸の一致する箇所に、原稿面71が位置
する。この原稿面71と反射方向にCCDチツプ
21a乃至21hを2分するCCDチツプ列72
が存在する。 このような設定により、原稿面71とCCDチ
ツプ列72上が結像関係にある。すなわち、原稿
面71上の画像が1対1の正立像として、CCD
チツプ列72上に結像される。しかしながら、原
稿面71は、通常の使用において、凹凸が生じて
いることが多く、所謂原稿の浮上りが生じるとこ
ろが、集束性ロツドレンズアレイ12は焦点深度
が深く、原稿の位置変動に対して強い。すなわ
ち、原稿71とCCDチツプ72との結像関係は
くずれにくい。 又、集束性ロツドレンズアレイ12の傾き誤
差、集束性ロツドレンズアレイ12の長手方向の
平行度のずれ等は結像関係に重要な影響を与え
る。 言い換えると、集束性ロツドレンズアレイ12
の位置を正確に設定することが、読み取り精度に
多大な影響を与える。1つの調整手段を示す。こ
の調整手段は概略、第8図及び第9図に示される
ように、集束性ロツドレンズアレイ12を沿わせ
るように設けられた板状の角度調整用板81と、
この角度調整用板81と集束性ロツドレンズアレ
イ12との間の距離を規制し、角度調整用板81
に対して集束性ロツドレンズアレイ12を固定す
るネジ82とから成る。 更に詳述する。この調整手段は、一対をなし
て、集束性ロツドレンズアレイ12を狭むように
して設けられる。この調整手段は、角度調整用板
81の傾きが微調整できるように次の構造をと
る。 基板83の上に、角度調整用板81を保持する
狭持部84が両端に固定して設けられる。しか
し、角度調整用板81は、狭持部84による保持
点を中心にして回動可能とする。但し、この保持
点は、角度調整用板81の両端面の略中心に位置
する。 この保持部84に平行で、かつ基板83の中央
寄りに、規制用突起85を設ける。 一方、角度調整用板81の側面の両端付近に
は、第8図bで示されるような、略L字状の調整
部材86が固着される。この調整部材86のう
ち、角度調整用板81に固着されていない調整部
材86の端の下部には水平突起87が設けられ
る。この調整部材86は、水平突起87が設けら
れた面の反対面の規制用突起85の側面に接して
いる。 調整部材86は、角度調整用板81に固着され
一体となつて動く。従つて保持部84の保持点中
心にして、角度調整用板81を回動させると、調
整部材86も動く。特に、水平突起87は、略上
下移動を行う。逆に、水平突起87を上下に動か
すと、角度調整用板81は、垂直方向に対する傾
きが変化する。この水平突起を上下に動かすの
が、角度調整ネジ88である。この角度調整ネジ
88は次のようにも設定される。保持部84およ
び規制用突起85は略同一の高さであり、これら
に規制用部材89をわたす。この規制用部材89
は、保持部84、規制用突起85とに固着され
る。 この規制用部材89は、水平突起87の上側に
迄延びている。この部分は、ねじ切りされてお
り、角度調整ネジ88が設けられている。この角
度調整ネジ88の下端は、水平突起87に接して
いる。 従つて、角度調整ネジ88を下側に進ませる
と、水平突起87が下向きに押され、第9図の矢
印90で示される方向から見て、時計方向に、角
度調整用板81が回動する。角度調整ネジ88を
上側に進ませると、水平突起87はバネ89aに
より常に上向きの力が与えられており、上向きに
動く。すると、角度調整用板81は、反時計方向
に回動する。 このように角度調整ネジ88を用いて、角度調
整用板81の角度が決定したなら、調整ネジ82
によつて集束性ロツドレンズアレイ12を固定す
る。 角度調整用板81には、中央付近に、等間隔で
孔90a乃至90fが設けられている。これらの
孔90a乃至90fのうち、孔90b,90a,
90fにはタツプを施す。孔90a,90c,9
0eには、タツプは施さない。 一方、集束性ロツドレンズアレイ12には、角
度調整用板81の孔90a,90c,90eに対
応した位置に、孔91a,91b,91cを設け
る。この孔91a,91b,91cにはタツプを
施す。 ここで注意するのは、孔91a,91b,91
cが設けられた箇所には、CCDチツプ21a乃
至21hが位置しておらず、孔91a,91b,
91c、の中間にのみ、CCDチツプ21a乃至
21hが位置している点である。すなわち、第3
図bに示されるように、集束性ロツドアレイ12
は全て有効に用いるのではなく、CCDチツプ2
1a乃至21hが位置する箇所のみであることを
利用し、CCDチツプ21a乃至21hに光を供
給しない箇所には、調整用の孔91a,91b,
91cを設けたのである。 このような構成において、孔90a,90c,
90eに調整ネジ82を貫通させ、孔91a,9
1b,91cにおいて、螺合させる。ここで、例
えば、孔90aと孔91bとの距離は、孔91a
での螺合量によつて調整される。孔90cと孔9
1bとの距離、孔90eと孔91cとの距離も同
様である。 又、孔90b,90d,90fに調整ネジ82
が挿入されると、調整ネジ82と角度調整用板8
1とが螺合される。この時、調整ネジ82の他端
は、集束性ロツドレンズアレイ12の側面に達
し、孔90b,90d,90fにおける集束性ロ
ツドレンズアレイ12と、角度調整用板81との
距離が規定される。 集束性ロツドレンズアレイ12は熱に弱く、非
常にたわみやすいが、このように、複数の点で、
角度調整用板81と集束性ロツドレンズアレイ1
2との距離を規定するので、このたわみは補正さ
れる。しかも、この距離の規定の際に、孔91
a,91b,91cの点では、集束性ロツドレン
ズアレイ12から角度調整用板81に向かう力を
生じさせ、孔90b,90d,90fに対応する
位置では、角度調整用板81から集束性ロツドレ
ンズアレイ12へ向かう力を生じさせているの
で、より完全に補正される。 又、調整ネジ82の個々を調整することによつ
て、集束性ロツドレンズアレイ12と再度調整用
板81とを平行に、すなわち、2個の集束性ロツ
ドレンズアレイ12とを平行にすることができ
る。 次に、光源13について説明する。この実施例
での光源13は、螢光灯で構成される。この実施
例において、螢光灯の選択は、重要である。 読み取り装置としての密着センサに要求される
機能は、人間の目と同一感覚で画像、特に色を読
み取る機能である。密着センサで得られた画像情
報を用いて、表示装置で視覚化するからである。 密着センサにとつて、人間が黒いと感じる色
は、やはり黒と読み取る必要がある。色の読み取
りに関して、密着センサは、人間の目より優れて
いても、劣つていてもいけない。 第10図は、ThomsonとWrightの求めたgi曲
線を示す。この曲線は、色に応じた人間の目の視
感度特性を示し、視感度特性とは、色光に対する
明るさ感覚と光の波長との関係をいう。g1,g2
g3の曲線はそれぞれR、G、Bに対応している。
この曲線からも明らかなように、人間の目は、
700nm以上の長波長の光には感じない。 一方、CCDチツプ21a乃至21hの受光部
及び色フイルタの分光特性は、前述のように、
700nm以上の長波長の光に対しても有限な感度
値を有している。従つて、このような色フイル
タ、CCDチツプ21a乃至21hの受光部に対
し、白色光が入射されると、700nm以上の長波
長の光にさえ感じてしまう。 そこで、この実施例では、螢光灯の螢光体を選
択することによつて、人間の目の視感度特に一致
させることとした。 この実施例では、異なる分光波長の2本の螢光
灯を使用し、その螢光体の組み合わせは、White
とBlueである。 () White+Blue(全体としてSPD−11J) これらの螢光体の分光特性を第11図及び第1
2図に示す。Whiteの螢光体は3Ca3(PO42・Ca
(F、Cl)2:Sb、Mnその分光特性は、第11図
に示されるように、700nmに近い波長領域(こ
の領域は、今必要とされる700nm以下の波長領
域では、長波長領域と呼べる。)にピークを有す
る。 Blueの螢光灯は、3Sr3(PO42・CaCl2:Euで
あり第12図に示されるように、450nmに近い
波長領域(短波長領域と呼べる。)にピークを有
する。 このように、これらの螢光体は、短波長領域に
ピークを有する螢光体が2種類、長波長領域にピ
ークを有する螢光体であり、前者の量を多くする
ことによつてCCDチツプ21a乃至21hの受
光部の感度が短波長領域で少ないこと、及びフイ
ルタ自身の光量減少を補つている。 このような螢光体を有する螢光灯は、一種の線
状光線であるが、フイラメントの影響により管路
長方向に、輝度の不均一が生じる。 この実施例では、A4判の幅にわたつて一様な
照度を得るために、螢光灯13の管路長を、第1
4図に示されるように、長くとり、フイラメント
間隔の距離を269mmとした。これによつて、A4判
内では、±5%以内の照度の均一性が実現された。 又、この実施例での螢光灯は、反射膜付き螢光
灯であり、開口を有する。 但し、第7図に示されるように、2個の集束性
ロツドレンズアレイ12の光軸の一致点Pと螢光
灯13の中心的Q・とのなす角を45°と設定した。 以上の構造により、集束性ロツドレンズアレイ
12は、原稿面71上の画像を正立で、かつ、1
対1の大きさでCCDチツプ21a乃至21h上
に結像させる。 すなわち、CCDチツプ21a乃至21h上に
は原稿71上の画像がそのまま写される。CCD
チツプ21a乃至21hの受光部は、約14μmの
ピツチで、1mm当り72ビツトに相等する。 従つて、白黒で読み取るなら、原稿面71上の
画像を72本/mmで読み取り可能となる。 この実施例は、カラー密着センサであり、第1
4図に示されるように、2ビツトの受光部に同一
の色フイルタを設け、これをW、C、Yについて
行つている。結局、6ビツトで1画素を形成する
ことになり、分解能は、白黒対応36本/mm、三色
分解時12本/mm(1画素は84μm)に相等する。 次に電気系統について説明する。電気系統は
CCDを動作させる駆動回路と、CCDからの出力
信号を画像情報に適した形に変換するアナログ処
理回路系と、このアナログ処理回路系からの信号
を記録装置の記録形態に適した信号に変換するデ
イジタル処理回路系とから成る。 まず、駆動回路から説明する。但し、以下の説
明では、CCDチツプ21aの駆動回路とする。
この駆動回路は、第15図に示されるように、2
相クロツクφ1,φ2、走査同期信号SH、リセツト
信号RS、出力信号OS、サンプリングホールド信
号SPのみを扱う。 クロツク信号φ1の入力端子には、インバータ
171が接続される。このインバータ171の出
力端子には、抵抗172及びスピードアツプ用コ
ンデンサ173と並列に接続される。この並列素
子の端子は、インバータ174の入力端子に接続
される。このインバータ174の出力端子は、抵
抗175に接続される。抵抗175は更に、
CCDチツプ21aのφ1端子に接続される。 クロツク信号φ2の入力端子と、CCDチツプ2
1aのφ2端子間の接続は、φ1の場合と同一であ
る。 走査同期信号SHの入力端子にも、インバータ
171、抵抗172、コンデンサ173、インバ
ータ174が接続される。このインバータ174
には、抵抗176が接続される。この抵抗176
は、CCDチツプ21aのSH端子に接続される。 出力信号OSの端子はPnPトランジスタ178
のエミツタ及び負荷抵抗179に接続される。
PnPトランジスタ178のコレクタは、抵抗18
0に接続される。この抵抗180の他端は接地さ
れる。PnPトランジスタ178のベースは、
CCDチツプ21aのOS端子に接続される。 又、CCDチツプ21aの動作電源Vを端子1
81から供給する。この端子181は、接地され
たコンデンサ182の一端と接続される。このコ
ンデンサ182の一端は、前述の抵抗179及び
CCDチツプ21aのOD端子に接続される。 以上の構成において、インバータ171は、
SN7104を使用し、インバータ174は、2個で
1組となり、DS0026を用いた。 このDS0026動作電源は、端子181から供給
される。すなわち、コンデンサ182の一端に抵
抗183を介し、供給される。 2相クロツクφ1,φ2は、CCDチツプ21aの
各ビツトに生じた電荷を転送するのに必要な信号
である。この電荷の転送は高速に行うので、波形
歪みが生じる可能性がある。この対策として、抵
抗175,176の抵抗値を実験より最適値に設
定した。 走査同期信号SHは、CCDチツプ21aの電荷
の転送上、1走査の区別をつける信号である。リ
セツト信号RSは、電荷が転送された後のビツト
を消去する信号である。 信号OSは、CCDチツプ21aからの出力信号
である。このCCDチツプ21aは、仕様より、
有効信号が2048ビツト分あり、ダミー信号と
CCDから出力される基準黒レベル信号とを出力
する。これらの信号は、ビツト位置が正確に設定
されている。基準黒レベル信号は、後述するよう
に、受光部の暗信号であり、色に応じた真の出力
を得るために用いる。 次にアナログ処理回路について説明する。この
アナログ処理回路は、各CCDチツプ21a乃至
21h毎に設けられる。ここでは代表として
CCDチツプ21aに対する回路を説明する。 この回路は、第16図に説明するようにCCD
チツプ21aからの信号を光に応じた真の出力と
する補正部161と、この補正部161からの信
号を色毎に分離積分する積分部162と、この積
分部162からの信号を色毎に増幅して調整する
増幅部163と、この増幅部163からの色毎の
出力をデイジタル信号に変換するA−D変換部
64と、このA−D変換部164からの信号を記
憶する記憶部165とから成る。 補正部161は、零クランプ回路1611と、
増幅部1612とから成る。 積分部162は、増幅器162の出力を色毎に
分離するマルチプレクサ1621と、このマルチ
プレクサ1621からの色毎の出力信号を積分す
る積分回路1622a乃至1622cとから成
る。 増幅部163は、積分回路1622a乃至16
22c毎に設けられた増幅器1631a乃至16
31cとから成る。 A−D変換部164は、色毎に増幅された信号
を切り換えて出力するセレクタ1641と、この
セレクタ1641からの出力をデイジタル信号に
変換するA−D変換器1642とから成る。 記憶部165は、W、Y、C毎に設けられた記
憶領域1651,1652,1653とから成
る。 以上が、CCDチツプ21aに対応して設けら
れたアナログ処理回路の主構成であるが、これら
の要素に加えて、いくつかの制御要素が設けられ
ている。これらについては、回路の動作と共に説
明する。 まず、CCDチツプ21aは、発振器166の
パルス信号を適宜調整するCCD用パルス発生器
167からの信号群の供給を受ける。この信号群
は、CCDを動作させる駆動回路の説明で述べた
走査同期信号SH、リセツト信号RS、2相クロツ
クφ1,φ2である。 このような信号群の供給を受けるCCDチツプ
21aからの出力信号は、前述のように、受光部
を構成する各ビツトからの信号である。この信号
がどのような種類の信号であるかは、CCDチツ
プによつて決まつている。 この実施例で用いたCCDチツプは、TCD102C
−1であり、このCCDチツプの受光部の各ビツ
トの構成は、端からダミー領域、6ビツトの黒基
準用遮光領域、1908ビツトの有効読取領域、そし
て重なり許容領域となつている。 ここで、遮光領域は、受光部を遮光したビツト
であり、この領域からの出力は、暗電流に伴う電
圧を有する。この電圧を基準電圧と呼ぶ。有効読
取領域の出力信号は、この基準電圧に対して微小
量である。例えば、TCD102C−1では基準電圧
が6乃至8ボルト、有効読取領域の出力信号は、
この基準電圧に対して100WVのオーダである。 従つて、有効読取領域の出力信号を直接扱うこ
とは、信号処理上好ましくない。そこで、この信
号から基準電圧を除去し、W、C、Yのフイルタ
に応じた出力をすることが望ましい。 この実施例では、これを実現するために、零ク
ランプ回路1611を設けている。零クランプ回
路1611は、基準電圧を基準にして、この値か
らの差異を出力する。 このクランプ回路1611の出力信号は、微小
信号であるが、増幅器1612によつて一定数だ
け増幅される。この出力信号は、読取有効領域の
出力信号とそれに続くダミー領域の出力信号が含
まれる。 有効読取領域は、第15図に示されるように、
W、Y、Cのフイルタの各々が2つのビツトに連
続して貼り付けられている。 従つて、原稿が白紙で、反射光も白色光のとき
クランプ回路1611又は増幅器1612の出力
は、第17図に示されるように、2ビツト分のW
に応じた信号181W、2ビツト分のYに応じた
信号181Y、2ビツト分のCに応じた信号18
1Cが連続している。但し、第17図中では、各
転送信号の分離間隔は無視した。以下の図面でも
同様とする。 増幅器1612の出力信号は、マルチプレクサ
1621に供給される。このマルチプレクサ16
21には、A/D用パルス発生器168からの制
御信号が供給され、入力関係を切り替えている。 この制御信号は、CCD用パルス発生器167
からの2相クロツクφ1,φ2に関連した信号であ
り、CCDチツプ21aからの信号の転送と同期
している。最初から2ビツトの信号に対しては、
信号線169aに「1」が出力される。次に2ビ
ツトの信号に対しては、信号線1696に「1」
が出力される。更に、次の2ビツトの信号に対し
ては信号線169cに「1」が出力される。 信号線109aに「1」が入力すると、増幅器
1612の出力信号が、積分回路1622a(W
のフイルタに対応した積分回路である。)に入力
される。信号線169bに「1」が入力すると、
積分回路1612(Yのフイルタに対応した積分
回路である。)の出力信号が積分回路1622b
(Cのフイルタに対応した積分回路である。)に入
力される。信号線169cに「1」が入力する
と、積分回路1612の出力信号が、積分回路1
622cに入力される。 すなわち、マルチプレクサ1621の3端子か
らの出力は、第18図a,b,cに示されるよう
に、フイルタの色に応じた信号となる。 積分回路1622a,1622b,1622c
では、このような信号を時間t0の間積分してい
く。すると、第19図に示されるように、実線2
01で示されるような一定電圧Vを生じさせる電
荷が、コンデンサ中に保持される。 次に、積分回路1622a,1622b,16
22cに2ビツト分の信号が入力してから、次の
信号が入力する間に、A/D用パルス発生器16
8から、積分回路1622a,1622b,16
22cに放電を指示する制御信号が供給される。
例えば、Wのフイルタに対応した積分回路162
2aにおいて、一定時間経過した時刻t1に(積分
によつて一定値が実現された後、)A/D用パル
ス発生器168から信号線182aを介して信号
「1」が供給され、積分回路1622a内のスイ
ツチが開状態となる。すると、コンデンサに蓄積
された電荷が放電し、積分回路1622aが初期
化される。 このような積分回路1622a,1622b,
1622cは、次のような効果を有する。例え
ば、第21図に示されるように、CCDチツプ2
1aから転送された信号に、ノイズが乗つてしま
つた場合を考える。 CCDのノイズ源としては、デバイスへの電荷
注入によるノイズ、電荷を転送するときの電荷量
のゆらぎによるノイズ、電荷検出のときのノイズ
が存在する。又、ここでのアナログ処理回路のう
ち、補正部161は、CCDチツプ21aと共に
セラミツク基板22上に設けられている。これ以
外は、本体側に設置され信号線で結ばれる。この
信号線は、ノイズを拾いやすい。これらのノイズ
は、画像情報に重大な影響を与える。 ところが、積分という処理が時間的に点の処理
ではなく、時間的に一次元の処理なので、第20
図の破線202で示されるように、平均化され、
影響がほとんどなくなる。但し、各積分回路16
22a,1622b,1622cからの出力は一
致していない。 このようにノイズの影響が除去された信号の
各々が、増幅器1631a,1631b,163
1cによつて個々の増幅率で増幅される。ここで
第21図a,b,cに示されるように各増幅器1
631a,1631b,1631cからの出力が
同一値V2となるように、各増幅率が設定される。 ここで、注意する点は、第22図a,b,cに
示されるように、各増幅器1631a,1631
b,1631cからの信号は、完全に異なる時間
に出力されている点である。 このような信号が、セレクタ1641に入力さ
れる。このセレクタ1641には、A/D用パル
ス発生器168から、信号線183を介して、制
御信号が供給される。この制御信号は、CCDチ
ツプ21aからの信号が2ビツト分出力されるの
に同期している。 この制御信号が供給されると、セレクタ164
1は、入力と出力との関係を切り換える。例え
ば、ある時刻に、増幅器1631aの出力と、セ
レクタ1641の出力とが対応付けられている時
に、セレクタ1641に、制御信号が供給される
と、増幅器1631bの出力が、セレクタ164
1の出力となる。次に、セレクタ1641に制御
信号が供給されると、増幅器1631cの出力
が、セレクタ1641の出力となる。 すなわち、セレクタ1641の出力としては、
W、Y、Cのフイルタに応じた出力信号が交替に
表われている。このような信号は6ビツトのA−
D変換器1642でデイジタル信号に変換され
る。この変換するタイミングは、信号線184を
介してA/D用パルス発生器168から供給され
るA−D変換スタート信号により決定される。 以上より、A−D変換器1642の出力信号と
して、W、Y、Cのフイルタに応じた4ビツトの
デイジタル信号が交替に表われる。 ここで、このデイジタル信号の信号数を評価し
てみる。この実施例では、連続したCCDチツプ
21aからの信号を、マルチプレクサ1621に
よつて2ビツトづつに3色に分離している。更
に、積分回路1622a乃至1622cによつて
各色の信号を2ビツトづつ積分している。従つ
て、各色毎の信号数は、CCDチツプ21aから
の信号数に対し6分の1となつている。 例えば、CCDチツプ21a内の読取有効領域
は1908ビツトであつたが、1つのフイルタに応じ
た出力信号としては、その6分の1、すなわち、
318ビツトとなる。 このような信号が記憶部165に記憶される。
記憶部165は、各CCDチツプ21a乃至21
hに対応し、かつ、W、Y、Cに応じて記憶領域
が設定されている。CCDチツプ21aに対して
は、記憶領域1651,1652,1653が設
定されている。 ここで、各記憶領域1651,1652,16
53はスタテイツクRAM(andom ccess
Memory)でありその容量は、それぞれ324×6
ビツトである。A−D変換器1642の出力信号
が6ビツトであるから、各記憶領域1651,1
652,1653は、324個の色信号を記憶しう
る。従つて、アドレスは、0乃至323番地迄を設
定している。ここで、色信号とは、W、Y、Cが
貼り付けられた受光部からの信号に起因する信号
である。 以下、この記憶領域1651,1652,16
53への情報の書き込み、読み出しについて説明
するが、留意するのは、CCDチツプ21a乃至
21hの配置と集束性ロツドレンズアレイ12に
よる信号の重なり除去である。以下に説明するこ
の信号の重なり除去が、本発明の特徴部分をなす
ものである。 さて、記憶領域1651,1652,1653
に対して、A−D変換器1642からは、デイジ
タル信号が絶えず流入しようとしている。そこ
で、どこに記憶させるかという制御が必要にな
る。 この実施例では、この制御を行うためにメモリ
コントロール185、アドレスカウンタ186、
アドレスデコーダ187、オア回路188、リー
ド/ライトコントロール189を設けている。 リード/ライトコントロール189から書き込
み命令「1」が出ると、メモリコントロール18
5は、A−D変換スタート信号と同期した書き込
みパルスをW、Y、Cに応じて記憶領域165
1,1652,1653に供給する。この信号に
よつて、記憶領域1651,1652,1653
を構成するスタテイツクRAMは、情報の書き込
みの禁止状態が解ける。言い換えると、記憶領域
1651,1652,1653には略連続してデ
イジタル信号が供給されるが、A−D変換器16
42の出力信号に応じて書き込み可能な記憶領域
1651,1652,1653が選択される。 更に、A−D用パルス発生器168からクロツ
クパルスが、メモリコントロール185に供給さ
れる。この状態では、メモリコントロール185
は、このクロツクパルスを、アドレスカウンタ1
86に供給する。 このアドレスカウンタ186は、通常のカウン
タであり、その出力は、全てのCCDチツプ21
a乃至21hに対応した記憶部165に同時に供
給され、アドレスとして用いられる。 一方、リード/ライトコントロール189から
の書き込み命令「1」は、オア回路188に供給
される。オア回路188の出力は、チツプセレク
タとして用いられる。すなわち、記憶部165
オア回路188から信号「1」が供給されると同
時に、書き込み信号が供給されると、書き込み
が、読み出し信号が供給されると、読み出しが、
アドレス指定に従つて行われる。 この実施例での書き込み時には、同時に全ての
記憶部165にオア回路188からの信号「1」
が供給される。従つて、8個のA−D変換器16
42からの出力はパラレルに記憶部165に供給
され、同時に記憶されていく。この時、1個の記
憶領域1651,1652,1653に対して、
0乃至323番地迄情報を収納可能である。 この記憶領域1651,1652,1653に
対して入力されるデイジタル信号は、CCDチツ
プ21aの有効読取領域からの転送信号ばかりで
なく、CCDチツプ21a上で読取有効領域に続
く重なり許容領域からの転送信号も含まれる。こ
の中で、有効読取領域からの転送信号のうち、単
一色に対する色信号は、318個であり、すべて6
ビツトのデイジタル信号となつている。 従つて、各々0番地から323番地迄収納可能な
記憶領域1651,1652,1653の全番地
に情報を収納すると、書き込みが終了する。この
とき、記憶領域1651,1652,1653に
は有効読取領域に起因する色信号と重なり許容領
域からの信号とが同居している。 こうして、記憶部165への情報収納が終了す
ると、メモリコントロール185から、リード・
ライトコントロール189に知らせる。すると、
リード・ライトコントロール189は書き込み命
令の選出を中止する。 一方、メモリコントロール185は、記憶領域
1651,1652,1653に対して読み出し
パルスを送出する。これによつて、記憶領域16
51,1652,1653を構成するスタテイツ
クRAMは、読み出し禁止状態を解かれる。 又、アドレスカウンタ186には、メモリコン
トロール185からクロツクパルスが与えられ、
クロツクパルスが与えられる度に、アドレスカウ
ンタ186の出力は1づつ加算されていく。そし
て設定数A(318A324)に達すると、内容を
クリアし、アドレスデコーダ187にこれを知ら
せる。 アドレスデコーダ187では、アドレスカウン
タ186の内容が設定数Aに一度も達していない
場合には、CCDチツプ21aに対応する記憶部
165を選択する。一旦設定数Aに達したなら、
CCDチツプ21bに対応する記憶部165を選
択する。更にもう一度設定数に達するとCCDチ
ツプ21cに対応する記憶部165を選択する。
以下同様にしてCCDチツプ21hに対応する記
憶部165を選択する。 記憶部165からの読み出しは、このようなア
ドレスデコーダ187からのチツプセレクト信号
と、アドレスデコーダそして、メモリコントロー
ル185からの読み出しパルスの供給によつて行
われる。 すなわち、情報の読み出しはCCDチツプ21
aに対応する記憶部165から順次、CCDチツ
プ21hに対応する記憶部165迄行われる。但
しW、Y、Cのフイルタに応じた情報は、同時に
読み出される。 ここで重要な点は、前述の設定数Aである。こ
の設定数Aは重なり許容領域の重なり量を表す。
厳密に言うと本実施例での設定数Aは重なつてい
ない部分の量を表しているが、重なり部分の量を
設定してその分を除去することと、重なつていな
い部分の量を設定してその分を採用することとは
同じことを意味することは言うまでもない。この
設定数Aは、各記憶領域1651,1652,1
653内のどこ迄の番地を読み出すかを決めてい
る。前述のように、CCDチツプ21a乃至21
hの受光部は、互いに、重なり許しながら配列さ
れているので、この重なりを除去する必要があ
る。 この実施例では、各記憶領域1651,165
2,1653に対し、CCDチツプ21aの有効
読取領域の先頭から収納しているので、読取有効
領域以外が、重なり領域であり、除去する必要が
ある。 そこで、フイルタの貼り付け誤差及びCCDチ
ツプ21a乃至21hを設置する際の機械誤差を
考慮して、一旦、装置を完成させた後、設定数A
を決めないで記憶部165からの情報を全て読み
出してみる。すると、有効読取領域と重なり領域
とが容易に見分けられる。そこで、この結果より
Aを決定する。従つて、記憶部165によつて、
Aは変化する可能性がある。 このようにして読み取られた画像情報は、原稿
71上の同一線上の画像を忠実に伝えるものであ
る。 線状の光源は、螢光灯ばかりでなく、LED
(Light Emitting Diode)でも構わない。 光学系は、集束性ロツドレンズアレイでなく、
樹脂から成る微小レンズを多数並べても構わな
い。このレンズは、設けられた領域(微小領域)
での画像を正立で、かつ、略等寸大で結像させ
る。 イメージセンサは、CCDばかりでなく、入手
しうるあらゆるイメージセンサが適用される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、一実施例に係る密着センサの概観斜
視図、第2図は、センサパツケージを示す斜視
図、第3図および第4図は、CCDチツプの配列
を示す図、第5図は、CCDチツプの受光部に貼
り付けられたフイルタの分光特性図、第6図は、
CCDチツプの受光部の分光特性図、第7図は、
密着センサの側面図、第8図および第9図は、集
束性ロツドレンズアレイの調整手段を示し、第8
図、その斜視図、第9図は、上面図、第10図
は、ThomsonとWrightの求めたgi曲線を示す
図、第11図および第12図は、光源としての螢
光灯の各螢光体の分光特性図、第13図は、螢光
灯の各部の相対輝度を示す図、第14図は、
CCDチツプの受光部におけるフイルタの配列を
示す図、第15図は、CCDチツプの駆動回路を
示す図、第16図は、アナログ処理回路を示す
図、第17図乃至第21図は、アナログ処理回路
における各部での信号を示す図である。 12……集束性ロツドレンズアレイ、13……
光源、21a,21b,21c,21d,21
e,21f,21g,21h……CCDチツプ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 光源と、 この光源の光が照射される読取対象物体からの
    反射光を正立かつ略等寸大で結像させる光学系
    と、 第1列及び第2列のイメージセンサ各々の読取
    領域が互いに重なり部を有するよう千鳥状に配列
    され、かつ、前記光学系を介し前記読取対象物体
    からの反射光を光電変換するためのセンサパツケ
    ージと、 このセンサパツケージの第1列及び第2列のイ
    メージセンサの各読取領域の前記重なり部の重な
    り量を記憶する記憶手段と、 この記憶手段に記憶された重なり量に基づい
    て、前記第1列または第2列のイメージセンサの
    一方の出力信号から前記読取領域の重なり部に対
    応する信号を除去する手段とを具備したことを特
    徴とする密着センサ。
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