JPH0437523A - 乗物用の合成樹脂製燃料タンクの製造方法 - Google Patents

乗物用の合成樹脂製燃料タンクの製造方法

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JPH0437523A
JPH0437523A JP14495890A JP14495890A JPH0437523A JP H0437523 A JPH0437523 A JP H0437523A JP 14495890 A JP14495890 A JP 14495890A JP 14495890 A JP14495890 A JP 14495890A JP H0437523 A JPH0437523 A JP H0437523A
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JP
Japan
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parison
core
mold
tank
molds
Prior art date
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JP14495890A
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English (en)
Inventor
Yoji Araki
洋治 荒木
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ARAKI KANAGATA SEISAKUSHO KK
Original Assignee
ARAKI KANAGATA SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自動車に搭載されるガソリンタンク等の乗物
用の合成樹脂製燃料タンク(以下、単にタンクともいう
)の製造方法に関する。
(従来の技術) 一発明の背景− この種のタンクは薄鋼板製と合成樹脂製のものに大別さ
れるが、いずれもその内部には、第6図に示すよう、例
えば、タンクTの底面に対し、下方を開口する櫛歯状で
壁様の波除板(バッフル)Hが設けられている。これは
、コーナリング時の遠心力によって少ない燃料が片寄り
し、−時的な燃料切れ及びそれに基づくエンジンストッ
プが生ずることを未然に防止するためや、燃料の振動音
の発生を防止するため等のものである。
ところで近時は、こうしたタンクについても、軽量化や
生産性向上の要請により合成樹脂製のものが普及しつつ
あり、その製法は通常ブロー成形によるが、次のようで
ある(第6図参照)。
−従来例− 一つの方法は、まず、別工程で波除板Hを予め製造して
おく。この一方、公知のブロー成形法により、パリソン
を一対の成形型(金型)の間に入れて型閉じし、圧縮空
気のような加圧流体を吹き込んで所定の形状に成形し、
冷却、固化させた後において型開きをし、所要とするタ
ンク(中空体)Tを取り出す。こうして得られたタンク
Tに対し、切断等の手段により所定の開口を設け、そこ
から別の工程で製造した波除板Hを挿入し、適所に配置
し、接着等の固定手段を介して取付けるというものであ
る。
また、別の方法としては、別工程で製造された波除板H
を、タンク成形用の金型内の所定位置に対し適宜の手段
により一時的に支持しておき、そして、これを包み込む
形でパリソンを成形型内に繰出し、タンクTの成形と同
時に波除板を所定の箇所に接合して成形するというもの
である。
(発明が解決しようとする課題) 上記の前者の技術においては、波除板Hを製造する工程
とタンク(本体)Tを製造する工程が分離するので、製
造ラインが個々に独立のものとなる。その上、タンクT
を切断して開口部を設け、そこから取り付けるというも
のであるから、生産効率が極めて悪いという問題がある
。また、切断した開口部はその後破棄することとなるが
ら、その分、原材料が無駄となり、材料の歩留まりを悪
くする。
しかも、その構造上、波除板Hの取付は強度ないし、耐
久性に不安がある。
また、後者の技術においても波除板Hを製造する工程が
別に必要であり、したがって、それを製造した後でなけ
ればタンクTを製造することができなかった。その上、
タンクTの成形に際し、その都度、波除板Hを成形型内
の空間の所定位置に保持しておく工程及び手段が必要と
なるため、その分、生産工程及び設備が複雑化するとい
う問題がある。
本発明は、こうした従来技術に鑑み、波除板の成形工程
を別に要すること無く、タンクのブロー成形工程におい
て、単一のパリソンで波除板とタンクを一体的に成形す
る技術を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、本発明は、パリソンを成
形型の間に入れて型閉じし、このパリソンの内部に空気
のような流体を加圧下のもとに吹込んで乗物用の合成樹
脂製燃料タンクを製造する方法において、成形型に対し
、成形しようとする波除板に応じた形状を有するととも
に、その成形型の成形面側に対し前進および後退のでき
るコアを装着しておき、このコアを前記成形面側に前進
して突出させた状態のもとで前記パリソンの内部に前記
流体を吹込み、その後、前記コアを後退させることとし
たのである。
(作用) この構成により、パリソンを成形型内に導入して型閉じ
した後、パリソンの内部に前記の流体が吹込まれると、
パリソンは成形型およびコアの表面に密着し、波除板の
部分を除き、はぼ製品の形状を呈する。
そして、この状態のもとで、コアを後退させると、それ
を包み込む形で密着している固化前の合成樹脂は、その
後退に従い流体の圧力によって圧着され、一体上される
カくシテ、単一のパリソン及び工程において、波除板を
一体的に備えたタンクが製造される。
(実施例) 次に本発明に係る製法を具体化した一実施例について、
第1図ないし第5図を参照して詳細に説明する。
まず、本例における成形型1を図示しないブロー成形機
に取り付けて使用する場合について説明する。
この成形型1は、左右一対の金型1a、1bより成り、
図示左の金型1aの適所(本例ではほぼ中央)には次記
するコア2の挿通用の挿通穴3が開口して設けられてい
る。そして、この挿通穴3に対し、成形しようとするタ
ンクTの波除板H2S応して平面が矩形に形成された板
状のコア2がスライド方式による進退(出し入れ)自在
の可動式で挿通され、成形型1の内側に突出状態におい
て適数個(本例では3個)装着されている。ただし、各
々のコア2は、基本的に同じであるので、第5図を除き
図面上においては、その内の1個のみを示し、残部につ
いては省略しである。また、金型1a背面には、コア2
の進退駆動手段として、スペーサブロック4を介し、取
付は板5に固着されたその進退用の油圧シリンダー6を
備えており、そのロッド7の端部に対しコア2の外方(
図示左側)端部が接続されている。これにより、油圧シ
リンダー6を作動することで、コア2を前進または後退
させるよう構成されている。なお、このコア2の突出量
は、成形しようとするタンクTの波除板Hの高さから成
形時におけるパリソンの厚さを、はぼ差し引いた大きさ
に設定されるが、本例では50曹璽の突出量としている
また、成形型1の内面は、所定のタンク形状に設定され
ている。なお、8は、図示右の金型1bのスペーサブロ
ックである。
さて、上記の成形型1を用いる本例の製法は、次のよう
である。
まず、第1図に示すように、互いに向かい合う左右一対
の金型1a、lbの内側に対し、クロスヘツド9のダイ
(図示しない)から下方に繰り出される所定のパリソン
(本例では超高密度ポリエチレン)Pを所定量導入する
。この際、金型1a内側にはコア2を所定量突出させて
おく。なお、パリソンPのサイズ(周長、厚さ、及び長
さ)は製造しようとするタンクの大きさや形状により適
宜に選定されることとなる。
その後、この状態において、パリソンPの内部に対しい
わゆる予備ブローとして若干の圧力の流体、本例ではエ
アを、図示はしないが、吹込みノズルから吹込み、油圧
シリンダ等により構成される型閉装置を介し型閉じする
。このときパリソンPは、第2図中2点鎖線で示すよう
、両金型1a。
1bのピンチオフによりその両端部が切断されるととも
にシール状態とされ、同時に予備ブローの圧力によって
膨出され、その結果、スライドコア2を概略包み込む形
に保持される。
そして、型閉じの完了後、さらに所定の圧力(本例では
約6 )cg / cj )の圧縮空気を吹き込むこと
で、第2図に示すように、パリソンPは、金型la、l
bの内面およびコア2に対し隅々までびったりと押し付
けられる形で密着し、この段階で、成形型1の内面の形
状に成形され、波除板Hの部分を除き、はぼタンクTの
形状が形成される。
続いて、所定時間の経過後、パリソンPを形成する合成
樹脂の固化前に、油圧シリンダー6を作動し、コア2を
所定量、本例においてはその自由(先)端部2aが成形
型1の内面(成形面)と面一となるまで、つまりコア2
のキャビティー内への突出量分後退させる(第3図、第
4図参照)。
このとき、コア2に密着していたパリソン(合成樹脂)
Pは、第4図中2点鎖線で示すようにコア2の後退に応
し、吹込まれている空気の圧力によって、外側から押し
潰され、自由端部2aから圧着され、その後退の完了と
同時に融着により根元まで一体化される。つまり、コア
2が後退することで形成されることとなる空間は内圧に
より押し潰され、この結果、本例においてはタンクTの
一側に、この一体上された厚さの波除板Hが突出状に形
成される。
そして、所定時間の経過後における合成樹脂の冷却、固
化後において、型開きをし、全体を取り出せば、所望と
する、波除板H付のがタンクTが得られる(第5図参照
)。なお、この段階ではタンクTは、まだ素材の段階で
あるが、この後、従来同様、必要に応じて、フエルフィ
ラチューブやアウトレットチューブの取り付は等の所定
の加工や表面処理を施すことで、完成品としてのタンク
が得られる。
本例においては、波除板Hは底面に起立状態で設ける場
合で例示したが、コア2を成形型2の適宜の部位、例え
ばタンクのコーナーの曲面部となる部位に、任意の突出
方向で設けておけば、それらに応じた位置や突出方向の
波除板を形成することができるし、その配列も平面上V
字型とする等、タンクに応し任意の波除板を形成するこ
とができる。なお、これらの場合には、コアの進退駆動
手段(油圧シリンダー等)は適宜、その進退方向に対応
するよう設けることとなる。また、この進退駆動手段は
、油圧シリンダーによる直動式のものを例示したが、空
圧シリンダを用いることもてきるし、トラブル機構等の
リンク装置を介在させた手段とすることもできる。なお
、本例では、図示はしないが、一つの油圧シリンダー6
のシリンダロッド7の端部に3個のコア2が接続された
構成とされている。
なお本例のように、コア2が水平方向に偏平状態で突出
していると波除板Hは固化前に自重により幾分垂れ下が
りがちとなるから、なるべく、こうした成形時の影響を
受けないよう、成形型および波除板の設定をするとよい
また、波除板の高さ、つまりコアの突出量を過度に大き
くすると、その箇所の樹脂が薄くなったりして、均一な
肉厚が得られないこととなったり、製造過程においてパ
ンクを生じることがあるので、その高さは、タンクの大
きさにもよるが一応、80〜50mmを基準に設定する
とよい。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、本発明のタンクの製法
によれば、波除板の製造工程とタンクの製造工程とが別
工程になることなく、単一の工程で波除板を一体的に備
えたタンクが製造できる。
したがって、製造工程を削減できる分、生産性を高めら
れるし、製造コストの低減が期待できる。
また、単一のパリソンによって、波除板とタンクが一体
的に製造できるから、従来におけるような、波除板の取
り付けに起因する強度不足といったことを招くことがな
く、耐久性の向上にも有効である。
さらに、コアは成形型の適所に適数個、しかも適宜の方
向に設けることができるから、タンクの形状等に応じ、
大きな自由度をもって配置することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は、本発明に係る製法を具体化した
一実施例を説明するための工程図で、第1図はパリソン
を成形型の内側に導入する工程を示す成形型装置の要部
の概略縦断正面図、第2図は型閉じ後の同概略縦断正面
図、第3図は型閉じ後においてコアを後退させた状態を
示す同概略縦断正面図、第4図は第3図におけるA部拡
大図、第5図は本例において成形されたタンクの一部破
断概略断面図、第6図は従来のタンクおよびその製造工
程の説明用の一部破断概略断面図である。 第3図 1・・・成形型 2・・・コア P・・・パリソン T・・・タンク H・・・波除板 ゝ4

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)パリソンを成形型の間に入れて型閉じし、このパ
    リソンの内部に空気のような流体を加圧下のもとに吹込
    んで乗物用の合成樹脂製燃料タンクを製造する方法にお
    いて、成形型に対し、成形しようとする波除板に応じた
    形状を有するとともに、その成形型の成形面側に対し前
    進および後退のできるコアを装着しておき、このコアを
    前記成形面側に前進して突出させた状態のもとで前記パ
    リソンの内部に前記流体を吹込み、その後、前記コアを
    後退させることを特徴とする、乗物用の合成樹脂製燃料
    タンクの製造方法。
JP14495890A 1990-06-01 1990-06-01 乗物用の合成樹脂製燃料タンクの製造方法 Pending JPH0437523A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57118965A (en) * 1981-01-10 1982-07-24 Showa Denko Kk Synthetic resin automobile dashboard and its construction method
JPS58126121A (ja) * 1982-01-22 1983-07-27 Nippon Plast Co Ltd デフロスタノズルの製造方法

Patent Citations (2)

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