JPH043741Y2 - - Google Patents

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JPH043741Y2
JPH043741Y2 JP1987064125U JP6412587U JPH043741Y2 JP H043741 Y2 JPH043741 Y2 JP H043741Y2 JP 1987064125 U JP1987064125 U JP 1987064125U JP 6412587 U JP6412587 U JP 6412587U JP H043741 Y2 JPH043741 Y2 JP H043741Y2
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carriage
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pusher
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【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野〕 本考案はワーク搬送装置を備えた熱切断加工装
置に関する。
(従来の技術) 一般に、熱切断加工装置としてのレーザ加工機
は、ワークを固定しレーザビームの光軸を移動さ
せるタイプのものがよく知られている。すなわ
ち、固定されたワークテーブル上にワークを載置
し加工ヘツドをX軸、Y軸およびZ軸に移動して
ワークに所望の熱切断加工を施すものである。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、上述したタイプのレーザ加工機にお
いては、固定されたワークテーブル上に加工すべ
きワークを熱切断加工の度毎にいちいちその都度
載置している。したがつて、熱切断加工時におけ
るサイクルタイムとしは、ワークテーブル上にワ
ークを取付け、取外す時間がかなり大きなウエイ
トを占めているという問題がある。
また、熱切断加工を施して発生したスラグは、
固定されたワークテーブル内に一旦収納されるた
め、ワークテーブル内に収納されたスラグを除去
するのが大変面倒であると共に、熱切断加工をや
めて除去しなければならなかつた。
本考案の目的は、上記問題点を改善するため、
熱切断加工時のサイクルタイムを大巾に短縮させ
ると共に、熱切断加工によつて発生したスラグ
を、機械自体を停止させることなく容易にかつ簡
単に除去可能なワーク搬送装置を備えた熱切断加
工装置を提供することにある。
〔考案の構成〕
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案は、ベース
上に支承されたXキヤリツジをX軸方向へ移動自
在に設け、上記ベースの上方に設けたフレームに
Y軸方向へ移動自在に支承されたY軸キヤリツジ
に加工ヘツドを上下動自在に備えてなり、かつ上
記加工ヘツドによつて加工されるワークを支持し
たパレツトを前記Xキヤリツジに着脱交換自在に
載置してなる熱切断加工装置にして、前記Xキヤ
リツジに対してパレツトの着脱交換を行なう第1
搬送装置を前記ベースの一側方に配置して設ける
と共に第2搬送装置を前記ベースの他側方に配置
して設け、上記第1、第2の搬送装置にそれぞれ
設けたエンドレス状のチエンを、前記Xキヤリツ
ジに対してパレツトの搬入、搬出を行なう方向へ
移動自在に設け、上記各チエンに設けた各プツシ
ヤーに、前記パレツトの端部に設けた係合ピンと
係脱自在なU字形状の溝を上方に開口して備えて
なるものである。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
第1図および第2図を参照するに、熱切断加工
装置としてのレーザ加工機1におけるベース3上
には、第2図において上下方向(以下、X軸方向
という。)へ延伸した互いに平行な複数のガイド
レール5が設けられている。その複数のガイドレ
ール5に案内されてX軸方向へ移動自在なX軸キ
ヤレツジ7が設けられている。そのキヤレツジ7
上にはワークWを載置するためのパレツト9が設
けられている。
前記ベース3上の第2図において上部には、サ
ーボモータの如きX軸用モータ11が取付けられ
ており、そのX軸用モータ11にはボールねじ1
3がX軸方向へ延伸して設けられている。そのボ
ールねじ13には前記X軸キヤレツジ7の下部に
取付けられたナツト部材15が螺合されている。
上記構成により、X軸用モータ11を駆動させ
ると、ボールねじ13が回転されることにより、
ナツト部材15を介してX軸キヤレツジ7が複数
のガイドレール5に案内されてX軸方向に移動さ
れることになる。X軸キヤレツジ7が移動される
ことにより、パレツト9に載置されたワークWが
X軸方向に移動されることとなる。
前記X軸キヤレツジ7にまたがつて門型形状の
フレーム17が立設されている。そのフレーム1
7には、第1図において左右方向(以下、Y軸方
向という。)へ案内ガイド19に案内されて移動
自在なY軸キヤレツジ21が設けられている。フ
レーム17の一部第1図において右側壁には、Y
軸用モータ23が取付けられている。
上記構成により、Y軸用モータ23を駆動させ
ると、Y軸キヤレツジ21が案内ガイド19に案
内されてY軸方向に移動されることとなる。
前記Y軸キヤレツジ21内には第1図において
上下方向(以下、Z軸方向という。)へ移動自在
な加工ヘツドが設けられており、その加工ヘツド
の先端部にはレーザビームLBを照射するための
ノズル25が設けられている。
レーザ加工機1の後方部第2図において上方斜
め部にはレーザ発振装置27が配置されており、
そのレーザ発振装置27では例えばHe,N2
CO2の混合気体よりなるレーザビームLBが発振
されて、第1図、第2図に矢印で示した経路で加
工ヘツドのノズル25に送られる。
上記構成により、ワークWがX軸キヤレツジ7
によりX軸方向へ移動されると共に、Y軸キヤレ
ツジ21がY軸方向に移動されて、加工ヘツドの
下部に装着され、Z軸方向へ移動自在なノズル2
5からレーザビームLBがワークWに照射されて
所望の切断加工が施されることになる。
前記パレツト9に加工すべきワークWが載置さ
れる。すなわち、第2図に示されている如く、パ
レット9にはX軸方向に延伸した複数のワーク支
持バー29がY軸方向へ適宜な間隔で取付けられ
ている。その各ワーク支持バー29にはX軸方向
へ適宜な間隔で複数の支持ピン31が立設されて
いる。その複数の支持ピン31上にワークWが支
持される。
前記フレーム17の前部第2図において下部に
おける左右方向のY軸方向にはワークWを載置し
たパレツト9の搬送ラインが設けられている。よ
り詳細には、フレーム17の前部第2図において
下部のX軸キヤレツジ7が搬送ライン上の加工ス
テーシヨンSに相当し、その加工ステーシヨンS
の第2図において左右には例えばそれぞれ第1搬
送装置33、第2搬送装置35が設置されてい
る。
第1搬送装置33にはパレツト9を載置するベ
ース37とパレツト9を加工ステーシヨンSへ搬
送するためのローダ・アンローダの一部であるプ
ツシヤー39およびプツシヤー39を移動させる
ための駆動装置41などが設けられている。
ベース37は複数の支持フレーム43を立設
し、その支持フレーム43の上面には、四辺を枠
組した枠フレーム45A,45Bが取付けられて
いる。その各枠フレーム45AにはY軸方向へ適
宜な間隔で前記パレツト9を搬送する際に、ガイ
ドの役目を果す案内ローラ47を備えた案内ガイ
ド49が複数設けられている。前記枠フレーム4
5BのX軸方向におけるほぼ中央部には、前記プ
ツシヤー39を案内する案内カイド51がY軸方
向に延伸して設けられている。
その案内ガイド51の第2図において右側にお
いて前記パレツト9の側壁にプツシヤー39を係
合するために突出部材53が突出して取付けられ
ており、その突出部材53には下方へ向けて係合
ピン55が装着されている。その係合ピン55に
は前記プツシヤー39の係合部材57が第3図に
示す如く係合されている。係合部材57は例えば
U字形状の溝59とその溝59を形成する側面部
61,63と底面部65とからなつている。その
溝59に前記係合ピン55が係合される。側面部
61の高さは側面部63の高さより高く、かつ側
面部63の高さは溝59に係合ピン55を係合し
プツシヤー39で押圧して移動し、プツシヤー3
9が詳細を後述する如く回動した際に係合ピン5
5が側面部63から外れる高さに設定されてい
る。
前記プツシヤー39を第3図において左右方向
に移動させるための駆動装置41は、例えばチエ
ン67、2個のスプロケツト69,71および駆
動モータ73などからなつている。すなわち、第
3図において駆動装置41の駆動モータ73は前
記ベース37の一部であるフレームに取付けられ
ている。その駆動モータ73の出力軸にはプーリ
75が、前記スプロケツト69の軸にプーリ77
が回転自在に支承されている。しかもプーリ75
とプーリ77とにはベルト79が掛回されてい
る。さらに、前記スプロケツト69とスプロケツ
ト71とには前記チエン67が掛回され、そのチ
エン67には前記プツシヤー39が一体的に固定
されている。
上記構成により、駆動モータ73を駆動させる
と、プーリ75、ベルト79およびプーリ77を
介してスプロケツト69が回転される。スプロケ
ツト69が回転されると、スプロケツト69とス
プロケツト71とに掛回されたチエン67が左右
方向に移動する。チエン67にはプツシヤー39
が一体化されているので、チエン67の移動と共
にチエン67の移動方向と同方向にプツシヤー3
9が移動されることとなる。
プツシヤー39における係合部材57の溝59
にパレツト9における突出部材53に装着された
係合ピン55が係合されているので、プツシヤー
39の移動によつてパレツト9が第3図において
左右方向に押圧移動されることになる。例えば、
第3図においてプツシヤー39が左側に示した状
態までチエン67により移動すると、係合ピン5
5が係合部材57の側面部63から外れて前記加
工部にパレツト9が位置した状態となる。
また、駆動モータ73を逆方向に駆動させる
と、チエン67が第3図において右方向に移動す
るに際し、左側の状態にある係合部材57の溝5
9に係合ピン55が係合されて、プツシヤー39
を介してパレツト9が元の状態に戻されるとにな
る。
係合ピン55が係合部材57の溝59から係脱
される手段として、係合部材57の側面部61,
63の高さを変えて行なう例を示したが、係合ピ
ン55を溝59からエアシリンダあるいはカムな
どを用いて係脱させるようにしても一向に構わな
い。
前記第1搬送装置33のベース37内には、ワ
ークWをパレツト9の支持ピン31上に上方から
一気に載置せずに、まずワークWを支持するため
支持装置81が設けられている。その支持装置8
1は上下方向に伸縮自在なリフタ83と、リフタ
83の上面に前記複数の支持ピン31と干渉しな
いよう設けられた複数のフリーベアリング85と
からなつている。
上記構成により、ワークWをパレツト9の支持
ピン31上に上方から載置する場合、リフタ83
を上昇せしめ、複数のフリーベアリング85の高
さ位置が前記複数の支持ピン31より突出した位
置となるようにする。そのような状態において、
例えば図示省略してあるが第2図の下側に設けら
れたワーク積載台に積載されたワークを例えばバ
キユーム装置で吸着し、パレツト9の上方に搬送
する。さらにバキユーム装置からワークWが離れ
て前記フリーベアリング85に支持される。リフ
タ83が下降せしめてフリーベアリング85が支
持ピン31より没すると、ワークWは支持ピン3
1上に支持されることとなる。
支持ピン31上に支持されたワークWは前記パ
レツト9の第2図において上辺部に設けられた位
置決めピン87とパレツト9の右辺に設けられた
複数のクランプ装置89に突当てることによつて
位置決めされる。
位置決めピン87はパレツト9が第1搬送装置
33から加工ステーシヨンSに搬送され加工ステ
ーシヨンSに到達すると、カムなどによりパレツ
ト9の上面より没するようになつている。
ワークWがパレツト9上に位置決めされた際
に、ワークWがパレツト9からずれないように、
前記クランプ装置89でクランプされる。クラン
プ装置89は例えば第4図に示されているよう
に、固定クランプ部材91と可動クランプ部材9
3などからなつている。すなわち、パレツト9の
右端部に固定クランプ部材91が固定されてお
り、その固定クランプ部材91に対して可動クラ
ンプ部材93がピン95で枢支されている。固定
クランプ部材91と可動クランプ93との間の後
部側に上方へ付勢されたスプリング97が取付け
られている。
固定クランプ部材91と可動クランプ部93の
後部に前記ピン95を支点として可動クランプ部
材93を揺動させるための揺動片99が上下方向
へ装着されている。揺動片99は可動クランプ部
材93に固定され、固定クランプ部材91に対し
ては摺動自在となつている。
前記支持フレーム45Bの一部には例えばエア
シリンダ101が取付けられており、そのシリン
ダ101には上方へ向けてピストンロツド103
が装着されている。そのピストンロツド103の
先端部には前記揺動片99が上下に昇降させるた
めの昇降部材105が設けられており、その昇降
部材105は前記揺動片99の後部を挾み込んだ
状態となつている。
上記構成により、エアシリンダ101を作動さ
せると、ピストンロツド103が例えば下降する
ことにより昇降部材105を介して揺動片99が
下降する。揺動片99が下降すると、ピン95を
支点として可動クランプ部材93が時計方向回り
に揺動してワークWがアンクランプされる。
ピストンロツド103を上昇させると、昇降部
材105を介して揺動部材99が上昇する。揺動
部材99が上昇すると共にスプリング97の付勢
力も加味されて可動クランプ部材93がピン95
を支点として反時計方向回りに揺動してワークW
がクランプされることになる。
クランプ装置89の一例を上述したが、クラン
プ装置89の構造は、その他すでに知られている
クランプ装置を用いても構わない。
今まで第1搬送装置33の具体的な構造を詳細
に説明したが、第2搬送装置35の構造は第1搬
送装置33のものとほぼ同じであるので、詳細な
説明を省略するが、第2搬送装置35において同
一部品には同一符号が付してある。
パレツト9が第1搬送装置33あるいは第2搬
送装置35から加工ステーシヨンSに搬送された
際に、加工ステーシヨンSにおいてパレツト9は
位置決め調整される。すなわち、加工ステーシヨ
ンSにおけるX軸キヤレツジ7の第2図において
上下部には、前記複数の案内ローラ47を備えた
案内ガイド49とほぼ同じ複数の案内ローラ10
7を備えた案内ガイド107が設けられている。
而して、パレツト9が第1搬送装置33あるいは
第2搬送装置35から加工ステーシヨンSに搬送
される際、複数の案内ローラ105を備えた案内
ガイド107に案内されて加工ステーシヨンSに
移動される。その加工ステーシヨンSにパレツト
9が移動されてくると、パレツト9はその案内ガ
イド107に設けられた複数の位置決めピン10
9,111によつてX軸、Y軸方向に位置決めさ
れる。位置決めピン109が第5図において下方
へ例えばエアシリンダ113などにより基準面ま
で移動し停止する。次いで位置決めピン111が
例えばエアシリンダ113などにより上方へ移動
してパレツト9を上方へ移動させてパレツト9の
一辺第5図において上辺が前記位置決めピン10
9に当接する。さらに位置決めピン111がパレ
ツト9の一辺第5図において下辺に押圧当接する
ことによつてパレツト9が加工ステーシヨンSに
おいてX軸、Y軸方向に移動されることとなる。
以上のごとき説明より、ワークWの搬送から熱
切断加工までの全体的な動作を説明すると、例え
ば第1搬送装置33におけるパレツト9の支持ピ
ン31より上方へリフタ83の上昇で突出したフ
リーベアリング85上に機外の上方からワークW
が載置される。リフタ83の下降でフリーベアリ
ング85が前記支持ピン31より没してワークW
が支持ピン31上に支持される。支持ピン31上
に支持されたワークWは位置決めピン87に当接
されると共にクランプ装置89にも当接されてX
軸、Y軸方向に位置決めされる。
ワークWが位置決めされた後、ワークWはクラ
ンプ装置89を作動させることにより、パレツト
9にクランプされる。ワークWがパレツト9にク
ランプされると、クランプ9の突出部材53に装
着された係合ピン55がプツシヤー39における
係合部材57の溝59に係合されているから、プ
ツシヤー39が駆動装置41の駆動により第2図
において左方向へ移動される。プツシヤー39の
移動によりパレツト9が加工ステーシヨンSに案
内ガイド49,107に案内されて加工ステーシ
ヨンSに搬送される。
パレツト9が加工ステーシヨンSに到達する
と、位置決めピン109,111の作動でパレツ
ト9がX軸、Y軸方向に位置決めされる。
而して、パレツト9の支持ピン31上に支持さ
れたワークWが加工ステーシヨンSにおいてX
軸、Y軸方向に位置決めされたことになる。
この状態でワークWがX軸キヤレツジ7の移動
によりX軸方向に移動すると共に、加工ノズル2
5がY軸、Z軸方向に移動して所望の切断加工が
施される。
ワークWに所望の切断加工が施された後は、パ
レツト9を加工ステーシヨンSから第1搬送装置
33に搬送されると共に、第2搬送装置35のパ
レツト9が加工ステーシヨンSに搬送されて、上
述した要領で所望の切断加工がなされると、さら
に加工ステーシヨンSから第2搬送装置35に戻
される。
このように加工ステーシヨンSの両側に第1搬
送装置33、第2搬送装置35を設けたことによ
り、加工ステーシヨンSでワークWを切断加工す
るサイクルタイムが従来に比べて大巾に短縮され
ると共に、加工ステーシヨンSでワークWに切断
加工を施している間に、他のパレツト9は第1搬
送装置33あるいは第2搬送装置35にあるた
め、パレツト9内に溜つたスラグをレーザ加工機
1を停止することなく簡単かつ容易に除去するこ
とができる。
ワークWを載置したパレツト9が加工ステーシ
ヨンSと第1搬送装置33との間、あるいは加工
ステーシヨンSと第2搬送装置35との間を往復
動する例で説明したが、パレツト9の突出部材5
3に装着された係合ピン55が第1搬送装置3
3、第2搬送装置35にそれぞれ設けたプツシヤ
ー39における係合部材57の溝59に係合する
ようにしておけば、パレツト9は第1搬送装置3
3、加工ステーシヨンSおよび第2搬送装置35
へと順次、切断加工が施される度毎に搬送させる
こともできる。また、第2搬送装置35、加工ス
テーシヨンSおよび第1搬送装置33へと順次搬
送させることも可能である。
なお、本考案は前述した実施例に限定されるこ
となく、適宜な変更を行なうことにより、その他
の態様で実施し得るものである。
〔考案の効果〕
以上のごとき実施例の説明より理解されるよう
に、要するに本考案は、ベース3上に支承された
Xキヤレツジ7をX軸方向へ移動自在に設け、上
記ベース3の上方に設けたフレーム17にY軸方
向へ移動自在に支承されたY軸キヤリツジ21に
加工ヘツド25を上下動自在に備えてなり、かつ
上記加工ヘツド25によつて加工されるワークW
を支持したパレツト9を前記Xキヤリツジ7に着
脱交換自在に載置してなる熱切断加工装置にし
て、前記Xキヤリツジ7に対してパレツト9の着
脱交換を行なう第1搬送装置33を前記ベース3
の一側方に配置して設けると共に第2搬送装置3
5を前記ベース3の他側方に配置して設け、上記
第1、第2の搬送装置33,35にそれぞれ設け
たエンドレス状のチエン67を、前記Xキヤリツ
ジ7に対してパレツト9の搬入、搬出を行なう方
向へ移動自在に設け、上記各チエン67に設けた
各プツシヤー39に、前記パレツト9の端部に設
けた係合ピン55と係脱自在なU字形状の溝59
を上方に開口して備えてなるものである。
上記構成より明らかなように、本考案において
は、Xキヤリツジ7に対してワークWを支持した
パレツト9の着脱交換を行なう第1、第2の搬送
装置33,35が設けてあるから、Xキヤリツジ
7に対するパレツト9の搬入、搬出を交互に行な
うことにより、ワークWの加工を能率よく行なう
ことができるものである。
特に本考案においては、第1、第2の搬送装置
33,35に設けたチエン67には、パレツト9
の端部に設けた係合ピン55と係脱自在なU字形
状の溝59を上方に開口して備えたプツシヤー3
9が設けてあるから、このプツシヤー39の上記
溝59のパレツト9の係合ピン55を係合してパ
レツト9をXキヤリツジ7の方向へ移動し、パレ
ツト9がXキヤリツジ7に搬入されるとプツシヤ
ー39がスプロケツトを回る下方向へ指向され、
係合ピン55からプツシヤー39の溝59が自然
に離脱するものである。逆に、パレツト9をXキ
ヤリツジ7から搬出するときには、前記チエン6
7を逆方向へ移動することにより、スプロケツト
を回るとき、前記プツシヤー39が下降した状態
の位置から上昇されることとなり、溝59が係合
ピン55と自然に係合してパレツト9の搬出作用
を行なうものである。
すなわち本考案によれば、第1、第2の搬出装
置33,35によりXキヤリツジ7に対してパレ
ツト9の搬入搬出を行なうとき、パレツト9とチ
エン67の連結、解除が自然に行なわれることと
なり、連結、解除のためのアクチユエータ等が不
要であり、構成が簡単になるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を実施した一実施例のワーク搬
送装置を備えたレーザ加工機の正面図、第2図は
第1図の平面図である、第3図は本実施例におけ
るパレツトをプツシヤーに係合させる部分の一例
を示す説明図、第4図はワークをパレツトにクラ
ンプするクランプ装置の一例を示す説明図、第5
図はパレツトを加工ステーシヨンに位置決めする
位置決め装置の一例を示す説明図である。 図面の主要な部分を表わす符号の説明、1……
レーザ加工機、7……X軸キヤレツジ、17……
フレーム、21……Y軸キヤレツジ、27……レ
ーザ発振装置、31……支持ピン、33……第1
搬送装置、35……第2搬送装置、39……プツ
シヤー、53……突出部材、55……係合ピン、
59……溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ベース3上に支承されたXキヤリツジ7をX軸
    方向へ移動自在に設け、上記ベース3の上方に設
    けたフレーム17にY軸方向へ移動自在に支承さ
    れたY軸キヤリツジ21に加工ヘツド25を上下
    動自在に備えてなり、かつ上記加工ヘツド25に
    よつて加工されるワークWを支持したパレツト9
    を前記Xキヤリツジ7に着脱交換自在に載置して
    なる熱切断加工装置にして、前記Xキヤリツジ7
    に対してパレツト9の着脱交換を行なう第1搬送
    装置33を前記ベース3の一側方に配置して設け
    ると共に第2搬送装置35を前記ベース3の他側
    方に配置して設け、上記第1、第2の搬送装置3
    3,35にそれぞれ設けたエンドレス状のチエン
    67を、前記Xキヤリツジ7に対してパレツト9
    の搬入、搬出を行なう方向へ移動自在に設け、上
    記各チエン67に設けた各プツシヤー39に、前
    記パレツト9の端部に設けた係合ピン55と係脱
    自在なU字形状の溝59を上方に開口して備えて
    なることを特徴とするワーク搬送装置を備えた熱
    切断加工装置。
JP1987064125U 1987-04-30 1987-04-30 Expired JPH043741Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987064125U JPH043741Y2 (ja) 1987-04-30 1987-04-30

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JP1987064125U JPH043741Y2 (ja) 1987-04-30 1987-04-30

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JPS6030596A (ja) * 1983-07-28 1985-02-16 Shibuya Kogyo Co Ltd レ−ザ加工装置

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