JPH04373200A - 電子部品の実装方法及びその装置 - Google Patents

電子部品の実装方法及びその装置

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JPH04373200A
JPH04373200A JP3177395A JP17739591A JPH04373200A JP H04373200 A JPH04373200 A JP H04373200A JP 3177395 A JP3177395 A JP 3177395A JP 17739591 A JP17739591 A JP 17739591A JP H04373200 A JPH04373200 A JP H04373200A
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JP
Japan
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printed board
electronic component
suction nozzle
mounting
guide block
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JP3177395A
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Inventor
Yoshio Isogai
磯貝 良雄
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(目次) 産業上の利用分野(図7) 従来の技術(図8乃至図9) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1) 作用 実施例 (a) 一実施例の説明(図2乃至図6)(b) 他の
実施例の説明 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、トレーやエンボステー
プ等に収納されている電子部品を吸着取り出し、プリン
ト板に実装する電子部品の実装方法及びその装置に関す
る。
【0003】装置の小型化の要請に伴い、LSI等の電
子部品も小型化の傾向にあり、PGA(Pin Gri
d Array)やバンプ付ベアチップが用いられてい
る。
【0004】このような電子部品のプリント板への実装
は、図7の電子部品の実装方法の説明図に示すように、
エンボステープ30やトレイ等に電子部品4が収納され
ており、このエンボステープ30の電子部品4をロボッ
トのハンドとしての吸着ノズル10で吸着し、ピックア
ップし、図示しないテーブル(基台)に搭載されたプリ
ント板6の所望位置に搬送し(ハンドリング動作という
)、電子部品4のピン40をプリント板6のパッド60
に対応させ、吸着ノズル10の吸着を解除し、電子部品
4をプリント板6に実装する。
【0005】この時、プリント板6のパッド60にフラ
ックス7が塗布されており、このフラックス7の溶剤を
揮発させ粘度を上げて、電子部品4の仮固定を行い、そ
の後、プリント板6をベーパー槽に流し、電子部品4の
ピン40に予め設けた半田と、プリント板6のパッド6
0に予め設けた半田とで本固定を行う。
【0006】このような電子部品の実装においては、近
年ピン間隔、パッド間隔が小さくなり、吸着ノズル10
における電子部品4の吸着位置誤差やプリント板6のソ
リによる傾き、浮き上がりが実装精度に大きく影響し、
その対策が望まれている。
【0007】
【従来の技術】図8は従来の部品ハンドリング動作の説
明図、図9は従来の部品実装法の説明図である。
【0008】従来の部品ハンドリング技術は、■吸着ノ
ズル10で部品を吸着した後、センタリング・位置決め
専用ステーションに移載し、部品の位置(X−Y−θ)
を修正後、吸着ノズル10で再吸着し、プリント板6上
に搬送・位置決めする第1の方法と、■図8に示すよう
に、吸着ノズル10に電子部品4を吸着した後、エアー
シリンダ25によってスライダ26を移動し、スライダ
26に直結されている4本のリンク27を介して4本の
グリッパー28をピン29を中心に回動し、グリッパー
28の先端が電子部品4の側面を4方向から押して、吸
着ノズル10面を電子部品4を滑らすことにより、電子
部品4を吸着ノズル10に対し、センタリング・位置決
めする第2の方法とがあった。
【0009】又、従来の部品実装技術は、■図9に示す
ように、吸着ノズル10に、ヨー・ピッチ方向に回動可
能とするコンプライアンス(フローティング)機構8を
設け、プリント板6の傾きに倣って電子部品4を傾け、
電子部品4をプリント板6に実装する第1の方法と、■
電子部品4の実装前に、電子部品4とプリント板6との
相対位置(平行度)を計測し、プリント板6の搭載ステ
ージの制御(傾き、ピッチとヨー)を行い、電子部品4
とプリント板6の平行度出しを行った後に電子部品4を
実装する第2の方法とがあった。
【0010】更に、従来の部品仮固定技術は、■電子部
品4の実装前に、プリント板6上の部品実装位置近傍へ
加熱ガス(空気、窒素ガス等)を吹きつけ、フラックス
7の粘度を上げた後に、電子部品4を実装し、仮固定を
行う第1の方法と、■電子部品4の実装前に、プリント
板6上の部品実装位置に接着剤を塗布し、電子部品4の
実装後、紫外線照射や加熱により仮固定を行う第2の方
法とがあった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
部品ハンドリング技術では、次の問題があった。■第1
の方法では、部品センタリング・位置決めステーション
を必要とし、装置価格が高価になり、エンボステープ3
0から部品センタリング・位置決めステーションへハン
ドリングし、その後プリント板6へハンドリングするた
め、2回のハンドリングが必要となり、実装速度が低下
する。
【0012】■第2の方法では、グリッパー28の閉動
作時の衝撃により、電子部品4に傷がつき、外観上問題
となる他に、電子部品4がセラミック等では、クラック
が生じるとともに、グリッパー28がプリント板6の大
型部品(例えば、コネクター)と干渉することもあり、
電子部品の実装できるエリアが制限される。
【0013】又、従来の部品実装技術では、次の問題が
あった。■第1の方法では、コンプライアンス機構8を
必要とするため、部品実装ヘッド1の構成が複雑となる
とともに、平面倣い動作のため、電子部品4がプリント
板6とコンタクトした瞬間に、特定のピンやバンプに荷
重が集中し易く、接合不良や電子部品のピン、プリント
板のパッドを損傷することがある。
【0014】■第2の方法では、電子部品4とプリント
板6との相対位置(平行度)の計測・制御のために、高
価な光学系、複雑な機構のプリント板搭載ステージが必
要となるとともに、係る計測・制御に時間を要し、実装
時間が長くなる。
【0015】更に、従来の部品仮固定技術では、次の問
題があった。■第1の方法では、大型のガスの加熱・供
給システムを必要とするとともに、フラックス7の溶剤
が揮発し粘度があがった後、電子部品を実装するため、
実装時間が長くなる。
【0016】■第2の方法では、紫外線照射やプリント
板の局部加熱システムを必要とするとともに、接着剤で
は、電子部品の仮固定に時間を要する。
【0017】従って、本発明は、実装速度を向上すると
ともに、実装動作により電子部品を損傷することを防止
することができる電子部品の実装方法及びその装置を提
供することを目的とする。
【0018】又、本発明は、容易に且つ実装時間を短縮
して、仮固定することができる電子部品の実装方法及び
その装置を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理図で
ある。本発明の請求項1は、部品収容部30の電子部品
4を部品実装ヘッド1の吸着ノズル10で吸着し、ピッ
クアップし、プリント板6上の所定位置に搬送し、該吸
着ノズル10の吸着を解除して、該電子部品4を該プリ
ント板6に実装する電子部品の実装方法において、該部
品実装ヘッド1の該吸着ノズル10の外側に、該吸着部
品4を機械的にセンタリング・位置決めするためのガイ
ドブロック11を設け、該吸着ノズル10で該電子部品
4を吸着後、該吸着ノズル10を該ガイドブロック11
に対し、上下方向に相対的にスライド移動させて、該吸
着した電子部品4を該ガイドブロック11の内面11a
,11bに沿って位置決めすることを特徴とする。
【0020】本発明の請求項2は、部品収容部30の電
子部品4を部品実装ヘッド1の吸着ノズル10で吸着し
、ピックアップし、プリント板6上の所定位置に搬送し
、該吸着ノズル10の吸着を解除して、該電子部品4を
該プリント板6に実装する電子部品の実装方法において
、該部品実装ヘッド1の該吸着ノズル10の外側に、ガ
イドブロック11を設け、該電子部品4を該プリント板
6に実装するに際し、該ガイドブロック11の下面で該
プリント板6を基台5に加圧して、矯正した後、該吸着
ノズル10が該電子部品4の吸着を解除することを特徴
とする。
【0021】本発明の請求項3は、請求項1及び請求項
2において、前記電子部品4を前記プリント板6に実装
するに際し、前記ガイドブロック11に設けた加熱源2
1により前記プリント板6を加熱し、前記プリント板6
に設けた仮固定材7により、前記電子部品4を前記プリ
ント板6に仮固定することを特徴とする。
【0022】本発明の請求項4は、吸着ノズル10を備
えた部品実装ヘッド1を有し、部品収容部30の電子部
品4を該吸着ノズル10で吸着し、ピックアップし、プ
リント板6上の所定位置に搬送し、該吸着ノズル10の
吸着を解除して、該電子部品4を該プリント板6に実装
する電子部品の実装装置において、該部品実装ヘッド1
の該吸着ノズル10の外側に、該吸着部品4を機械的に
センタリング・位置決めするためのガイドブロック11
を設けるとともに、該吸着ノズル10を該ガイドブロッ
ク11に対し、上下方向に相対的にスライド移動させる
スライド機構13を設け、該吸着ノズル10で該電子部
品4を吸着後、該吸着ノズル10を該ガイドブロック1
1に対し、上下方向に相対的にスライド移動させて、該
吸着した電子部品4を該ガイドブロック11の内面に沿
って位置決めすることを特徴とする。
【0023】本発明の請求項5は、吸着ノズル10を備
えた部品実装ヘッド1を有し、部品収容部30の電子部
品4を該吸着ノズル10で吸着し、ピックアップし、プ
リント板6上の所定位置に搬送し、該吸着ノズル10の
吸着を解除して、該電子部品4を該プリント板6に実装
する電子部品の実装装置において、該部品実装ヘッド1
の該吸着ノズル10の外側に、下面に、該プリント板6
を加圧するための加圧面11cを有するガイドブロック
11を設けるとともに、該吸着ノズル10を該ガイドブ
ロック11に対し、上下方向に相対的にスライド移動さ
せるスライド機構13を設け、該電子部品4を該プリン
ト板6に実装するに際し、該ガイドブロック11の加圧
面11cで該プリント板6を基台5に加圧して、矯正す
ることを特徴とする。
【0024】本発明の請求項6は、請求項4又は請求項
5において、前記ガイドブロック11に、前記プリント
板6を加熱する加熱源21を設け、前記電子部品4を前
記プリント板6に実装するに際し、前記ガイドブロック
11の前記加熱源21により前記プリント板6を加熱し
、前記プリント板6に設けた仮固定材7により、前記電
子部品4を前記プリント板6に仮固定することを特徴と
する。
【0025】
【作用】本発明の請求項1では、吸着ノズル10で電子
部品4を吸着後、吸着ノズル10をガイドブロック11
に対し、上下方向に相対的にスライド移動させて、吸着
した電子部品4をガイドブロック11の内面11a,1
1bに沿って位置決めするので、吸着後に吸着ノズル1
0とガイドブロック11の相対的動作によって、電子部
品4を吸着ノズル10を滑らせて、センタリング・位置
決めすることができ、部品ハンドリング・位置決めステ
ーションを必要とせず、1回のハンドリングで済むため
、実装速度が向上するとともに、グリッパーを用いた時
のような衝撃が生じないので、電子部品4に傷をつけず
に、センタリング・位置決めが可能となる。
【0026】本発明の請求項2では、電子部品4をプリ
ント板6に実装するに際し、ガイドブロック11の下面
でプリント板6を基台5に加圧して、矯正した後、吸着
ノズル10が電子部品4の吸着を解除するので、複雑な
コンプライアンス機構、プリント板搭載ステージ等を必
要とせず、プリント板6が傾いても実装でき、しかも電
子部品4のプリント板6への実装時間が短縮できる。
【0027】本発明の請求項3では、ガイドブロック1
1に設けた加熱源21によりプリント板6を加熱し、プ
リント板6に設けた仮固定材7により、電子部品4をプ
リント板6に仮固定するので、仮固定に大型の加熱等の
システムを必要とせず、しかも実装と同時に加熱できる
ので、仮固定に要する時間も短くて済む。
【0028】本発明の請求項4では、部品実装ヘッド1
の吸着ノズル10の外側に、吸着部品4を機械的にセン
タリング・位置決めするためのガイドブロック11を設
けるとともに、吸着ノズル10をガイドブロック11に
対し、上下方向に相対的にスライド移動させるスライド
機構13を設けているので、吸着ノズル10で電子部品
4を吸着後、吸着ノズル10をガイドブロック11に対
し、上下方向に相対的にスライド移動させて、吸着した
電子部品4を該ガイドブロック11の内面に沿って位置
決めでき、部品ハンドリング・位置決めステーションを
必要とせず、1回のハンドリングで済むため、実装速度
が向上するとともに、グリッパーを用いた時のような衝
撃が生じないので、電子部品4に傷をつけずに、センタ
リング・位置決めが可能となる。
【0029】本発明の請求項5では、部品実装ヘッド1
の該吸着ノズル10の外側に、下面に、該プリント板6
を加圧するための加圧面11cを有するガイドブロック
11を設けるとともに、吸着ノズル10を該ガイドブロ
ック11に対し、上下方向に相対的にスライド移動させ
るスライド機構13を設けているので、電子部品4をプ
リント板6に実装するに際し、ガイドブロック11の加
圧面11cでプリント板6を基台5に加圧して、矯正す
ることができ、複雑なコンプライアンス機構、プリント
板搭載ステージ等を必要とせず、プリント板6が傾いて
も実装でき、しかも電子部品4のプリント板6への実装
時間が短縮できる。
【0030】本発明の請求項6では、ガイドブロック1
1に、プリント板6を加熱する加熱源21を設け、電子
部品4をプリント板6に実装するに際し、ガイドブロッ
ク11の加熱源21によりプリント板6を加熱し、プリ
ント板6に設けた仮固定材7により、電子部品4をプリ
ント板6に仮固定するので、仮固定に大型の加熱等のシ
ステムを必要とせず、しかも実装と同時に加熱できるの
で、仮固定に要する時間も短くて済む。
【0031】
【実施例】(a) 一実施例の説明 図2は本発明の一実施例部品実装ヘッドの構成図、図3
は図2の部品実装ヘッドの拡大図である。
【0032】図2において、10は吸着ノズルであり、
先端で電子部品4を吸着し、把持するもの、11はガイ
ドブロックであり、中央に吸着ノズル10を上下方向に
スライド移動可能に保持するもの、12はレバーであり
、吸着ノズル10をガイドブロック11に対し、上下方
向にスライド移動させるためのもの、13はエアーシリ
ンダであり、ガイドブロック11に設けられ、レバー1
2を動作し、吸着ノズル10をスライド移動させるもの
、14は圧縮バネであり、吸着ノズル10をガイドブロ
ック11に対し、図の上方向に付勢力を与えるもの、1
5はバキュームチューブであり、吸着ノズル10と図示
しない真空機器とを接続するものである。
【0033】16はガイドレールであり、図示しないロ
ボットのヘッドアーム18に設けられ、ガイドブロック
11に設けたスライダ17に係合し、ヘッドアーム18
に対し、ガイドブロック11を上下方向に移動可能とす
るためのもの、19は引張バネであり、ヘッドアーム1
8に設けられ、ガイドブロック11をヘッドアーム18
に対し、上下方向にスライド移動させるためのもの、2
0はエアーシリンダであり、ヘッドアーム18に設けら
れ、ガイドブロック11をヘッドアーム18に対し、上
下方向に駆動するものである。
【0034】図3において、ガイドブロック11の下部
には、吸着すべき電子部品4に対応する形状の位置決め
部11bと、下部ほど開孔の大きく、位置決め部11b
に連続する四角錐形状のテーパ面11aと、下端の両側
に平らな加圧面11cとが設けられている。
【0035】又、ガイドブロック11には、加熱のため
のヒータ21と、ガイドブロック11の温度検出のため
の熱電対22とが設けられている。
【0036】この吸着ノズル10の先端には、電子部品
4に滑り傷が発生しないように、ガイドブロック11に
は、吸着ノズル10の焼き付けとフラックスの付着を防
止するために、それぞれテフロンコーティングを施して
ある。
【0037】尚、部品実装ヘッド1の下部には、電子部
品(PGA)4が部品収納・供給用のエンボステープ3
0に収納されている。
【0038】従って、部品実装ヘッド1は、図示しない
周知のロボット(搬送機構系)のアーム18に設けられ
、ロボットにより平面方向に移動され、エアーシリンダ
20で上下動し、エアーシリンダ13で、吸着ノズル1
0が上下動する。
【0039】図4は本発明の一実施例部品ハンドリング
動作説明図である。■図4(A)に示すように、エンボ
ステープ30上に、部品実装ヘッド1が搬送・位置決め
される。
【0040】■図4(B)に示すように、エアーシリン
ダ20により、部品実装ヘッド1が、吸着ヘッド10が
電子部品4と接触する位置まで下降し、吸着ヘッド10
が電子部品4を吸着・把持する。
【0041】■図4(C)に示すように、エアーシリン
ダ13により、吸着ヘッド10のみを上昇させ、電子部
品4のセンタリング・位置決めを行う。
【0042】この時、吸着ノズル10に吸着された電子
部品4は、ガイドブロック11の四角錐状のテーパー溝
(壁)11aに押されて、吸着ノズル10の先端面を滑
りながら、ガイドブロック11の位置決め部(ポケット
)11b内に、収納・位置決めされる。
【0043】■図4(D)に示すように、エアーシリン
ダ20により、部品実装ヘッド1がホームポジション(
Z軸)まで上昇し、電子部品4のハンドリング(吸着把
持)とセンタリング・位置決めが完了し、ロボットによ
りプリント板6まで搬送される。
【0044】このようにして、ガイドブロック11のテ
ーパー溝11aと位置決め部11bを用いて、吸着ノズ
ル10の上昇により、電子部品4を、センタリング・位
置決めするため、電子部品4に衝撃を与えずにセンタリ
ング・位置決めできる。又、センタリング・位置決めの
ためのハンドリングを必要としないため、ハンドリング
速度を低下することもなく、実装の高速化が可能となる
【0045】図5は本発明の一実施例部品実装動作説明
図、図6は本発明の一実施例部品仮固定動作説明図であ
る。■図5(A)に示すように、前述の図4(D)に示
したように、電子部品4を吸着した部品実装ヘッド1が
、プリント板6上の部品実装位置に搬送・位置決めされ
る。尚、プリント板6は、X−Y−(θ)テーブル(基
台)5に搭載されている。
【0046】■図5(B)に示すように、エアーシリン
ダ20により、部品実装ヘッド1が下降し、ガイドブロ
ック11の加圧面11cにより、プリント板6を加圧し
、ソリの矯正を行うとともに、ガイドブロック11のヒ
ータ21により、プリント板6を加熱する。
【0047】この時、プリント板6は、テーブル5に密
着し、吸着された電子部品4との平行度が維持されると
ともに、ガイドブロック11からの熱伝導と輻射熱によ
り、図6に示すように、プリント板6のパッド60上に
予め塗布されているフラックス7の溶剤が揮発し、粘度
があがり始める。
【0048】■図5(C)に示すように、エアーシリン
ダ13により、吸着ノズル10のみを下降し、電子部品
4をプリント板6上に押し付け、吸着を解除し、実装す
る。
【0049】この時、電子部品4は、吸着ノズル10に
よりプリント板6上に平行に接触・加圧されるとともに
、ガイドブロック11からの熱伝導と輻射熱により、フ
ラックス7の粘度が更にあがり、電子部品4は確実に仮
固定される。
【0050】■図5(D)に示すように、エアーシリン
ダ20により、部品実装ヘッド1がホームポジション(
Z軸)まで上昇し、電子部品の実装(搭載と仮固定)が
完了する。
【0051】このようにして、ガイドブロック11の加
圧面11cにより、プリント板6を加圧し、ソリの矯正
を行って電子部品4を搭載するので、複雑な平行度機構
を用いずに、且つ電子部品4のピン40やプリント板6
のパッド60を損傷することなく、プリント板6への搭
載が可能となり、実装速度も向上する。
【0052】又、ガイドブロック11のヒータ21によ
り、プリント板6を加熱して仮固定するので、複雑な加
熱システム等を必要とせず、しかも実装とともに瞬時に
仮固定が可能となり、実装速度も向上できる。
【0053】(b) 他の実施例の説明上述の実施例の
他に、本発明は次の変形が可能である。 ■電子部品4をPGAタイプのもので説明したが、ベア
チップ等他の周知の電子部品にも適用できる。
【0054】■部品実装ヘッド1として、ガイドブロッ
ク11に対し、吸着ヘッド10がスライド可能に構成し
たが、逆に吸着ヘッド10に対し、ガイドブロック11
をスライド可能に構成しても良い。
【0055】以上、本発明を実施例により説明したが、
本発明の主旨の範囲内で種々の変形が可能であり、これ
らを本発明の範囲から排除するものではない。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
及び4によれば、次の効果を奏する。■吸着ノズル10
で電子部品4を吸着後、吸着ノズル10をガイドブロッ
ク11に対し、上下方向に相対的にスライド移動させて
、吸着した電子部品4をガイドブロック11の内面11
a,11bに沿って位置決めするので、吸着後に吸着ノ
ズル10とガイドブロック11の相対的動作によって、
電子部品4を吸着ノズル10を滑らせて、センタリング
・位置決めすることができ、部品ハンドリング・位置決
めステーションを必要とせず、1回のハンドリングで済
み、実装速度が向上する。
【0057】■グリッパーを用いた時のような衝撃が生
じないので、電子部品4に傷をつけずに、センタリング
・位置決めが可能となる。
【0058】本発明の請求項2及び5では、次の効果を
奏する。■電子部品4をプリント板6に実装するに際し
、ガイドブロック11の下面でプリント板6を基台5に
加圧して、矯正した後、吸着ノズル10が電子部品4の
吸着を解除するので、複雑なコンプライアンス機構、プ
リント板搭載ステージ等を必要とせず、プリント板6が
傾いても、電子部品を傷つけることなく実装できる。
【0059】■しかも、平行度制御に時間がかからない
ため、電子部品4のプリント板6への実装時間が短縮で
きる。
【0060】本発明の請求項3及び6では、次の効果を
奏する。■ガイドブロック11に設けた加熱源21によ
りプリント板6を加熱し、プリント板6に設けた仮固定
材7により、電子部品4をプリント板6に仮固定するの
で、仮固定に大型の加熱等のシステムを必要としない。
【0061】■しかも実装と同時に加熱できるので、仮
固定に要する時間も短くて済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の一実施例部品実装ヘッドの構成図であ
る。
【図3】本発明の一実施例部品実装ヘッドの拡大図であ
る。
【図4】本発明の一実施例部品ハンドリング動作説明図
である。
【図5】本発明の一実施例部品実装動作説明図である。
【図6】本発明の一実施例部品仮固定動作説明図である
【図7】電子部品の実装方法の説明図である。
【図8】従来の部品ハンドリング動作の説明図である。
【図9】従来の部品実装法の説明図である。
【符号の説明】
1  部品実装ヘッド 4  電子部品 5  基台 6  プリント板 7  フラックス 10  吸着ノズル 11  ガイドブロック 11a  テーパー溝 11b  位置決め部 11c  加圧面 21  ヒータ 30  部品収容部(エンボステープ)40  ピン 60  パッド

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  部品収容部(30)の電子部品(4)
    を部品実装ヘッド(1)の吸着ノズル(10)で吸着し
    、ピックアップし、プリント板(6)上の所定位置に搬
    送し、該吸着ノズル(10)の吸着を解除して、該電子
    部品(4)を該プリント板(6)に実装する電子部品の
    実装方法において、該部品実装ヘッド(1)の該吸着ノ
    ズル(10)の外側に、該吸着部品(4)を機械的にセ
    ンタリング・位置決めするためのガイドブロック(11
    )を設け、該吸着ノズル(10)で該電子部品(4)を
    吸着後、該吸着ノズル(10)を該ガイドブロック(1
    1)に対し、上下方向に相対的にスライド移動させて、
    該吸着した電子部品(4)を該ガイドブロック(11)
    の内面(11a,11b)に沿って位置決めすることを
    特徴とする電子部品の実装方法。
  2. 【請求項2】  部品収容部(30)の電子部品(4)
    を部品実装ヘッド(1)の吸着ノズル(10)で吸着し
    、ピックアップし、プリント板(6)上の所定位置に搬
    送し、該吸着ノズル(10)の吸着を解除して、該電子
    部品(4)を該プリント板(6)に実装する電子部品の
    実装方法において、該部品実装ヘッド(1)の該吸着ノ
    ズル(10)の外側に、ガイドブロック(11)を設け
    、該電子部品(4)を該プリント板(6)に実装するに
    際し、該ガイドブロック(11)の下面で該プリント板
    (6)を基台(5)に加圧して、矯正した後、該吸着ノ
    ズル(10)が該電子部品(4)の吸着を解除すること
    を特徴とする電子部品の実装方法。
  3. 【請求項3】  前記電子部品(4)を前記プリント板
    (6)に実装するに際し、前記ガイドブロック(11)
    に設けた加熱源(21)により前記プリント板(6)を
    加熱し、前記プリント板(6)に設けた仮固定材(7)
    により、前記電子部品(4)を前記プリント板(6)に
    仮固定することを特徴とする請求項1又は請求項2の電
    子部品の実装方法。
  4. 【請求項4】  吸着ノズル(10)を備えた部品実装
    ヘッド(1)を有し、部品収容部(30)の電子部品(
    4)を該吸着ノズル(10)で吸着し、ピックアップし
    、プリント板(6)上の所定位置に搬送し、該吸着ノズ
    ル(10)の吸着を解除して、該電子部品(4)を該プ
    リント板(6)に実装する電子部品の実装装置において
    、該部品実装ヘッド(1)の該吸着ノズル(10)の外
    側に、該吸着部品(4)を機械的にセンタリング・位置
    決めするためのガイドブロック(11)を設けるととも
    に、該吸着ノズル(10)を該ガイドブロック(11)
    に対し、上下方向に相対的にスライド移動させるスライ
    ド機構(13)を設け、該吸着ノズル(10)で該電子
    部品(4)を吸着後、該吸着ノズル(10)を該ガイド
    ブロック(11)に対し、上下方向に相対的にスライド
    移動させて、該吸着した電子部品(4)を該ガイドブロ
    ック(11)の内面に沿って位置決めすることを特徴と
    する電子部品の実装装置。
  5. 【請求項5】  吸着ノズル(10)を備えた部品実装
    ヘッド(1)を有し、部品収容部(30)の電子部品(
    4)を該吸着ノズル(10)で吸着し、ピックアップし
    、プリント板(6)上の所定位置に搬送し、該吸着ノズ
    ル(10)の吸着を解除して、該電子部品(4)を該プ
    リント板(6)に実装する電子部品の実装装置において
    、該部品実装ヘッド(1)の該吸着ノズル(10)の外
    側に、下面に、該プリント板(6)を加圧するための加
    圧面(11c)を有するガイドブロック(11)を設け
    るとともに、該吸着ノズル(10)を該ガイドブロック
    (11)に対し、上下方向に相対的にスライド移動させ
    るスライド機構(13)を設け、該電子部品(4)を該
    プリント板(6)に実装するに際し、該ガイドブロック
    (11)の加圧面(11c)で該プリント板(6)を基
    台(5)に加圧して、矯正することを特徴とする電子部
    品の実装装置。
  6. 【請求項6】  前記ガイドブロック(11)に、前記
    プリント板(6)を加熱する加熱源(21)を設け、前
    記電子部品(4)を前記プリント板(6)に実装するに
    際し、前記ガイドブロック(11)の前記加熱源(21
    )により前記プリント板(6)を加熱し、前記プリント
    板(6)に設けた仮固定材(7)により、前記電子部品
    (4)を前記プリント板(6)に仮固定することを特徴
    とする請求項4又は請求項5の電子部品の実装装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009231825A (ja) * 2008-02-26 2009-10-08 Panasonic Electric Works Co Ltd 実装方法および吸着コレット
JP2012069730A (ja) * 2010-09-24 2012-04-05 Hitachi High-Tech Instruments Co Ltd ダイボンディング装置及びボンディング方法
JP2013043231A (ja) * 2011-08-23 2013-03-04 Ihi Corp ロボットとそのワーク把持方法

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