JPH0437212A - Firディジタルフィルタ装置 - Google Patents

Firディジタルフィルタ装置

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JPH0437212A
JPH0437212A JP14301090A JP14301090A JPH0437212A JP H0437212 A JPH0437212 A JP H0437212A JP 14301090 A JP14301090 A JP 14301090A JP 14301090 A JP14301090 A JP 14301090A JP H0437212 A JPH0437212 A JP H0437212A
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JP
Japan
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digital
input
digital data
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JP14301090A
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Yoshiaki Tanaka
美昭 田中
Yasuo Sato
康夫 佐藤
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Victor Company of Japan Ltd
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Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、対称係数形又は反対称係数形のFIRディジ
タルフィルタ装置に関し、PCMオーディオ信号等のデ
ィジタルオーディオ信号の信号処理に使用されるFIR
ディジタルフィルタ装置に関する。
(従来の技術) オーディオ信号を記録又は再生する場合に、オーディオ
信号の信号処理にディジタル技術を用いることにより、
高品質な記録再生が実現できる口とは周知の通りである
このようなオーディオ信号の信号処理にディジタル技術
を用いる従来例として例えば、オーディオ信号の再生に
当ってプログラム・ソースの違いやりスニング・ルーム
の状態などに応じて、適切な音質調整を施すためにディ
ジタルオーディオ信号の状態でトーン・コントロールを
行うようにしたトーン・コントロール装置が知られてい
る。
このトーン・コントロール装置は、トーン・コントロー
ルの対象にされているオーディオ信号の周波数−振幅特
性を所要のように変化させる。
しかし、トーン・コントロールによるオーディオ信号の
周波数−振幅特性の変更に伴ってオーディオ信号の位相
に変化が生じる場合には、立体再生音場における音像の
定位がトーン・コントロールによるオーディオ信号の周
波数−振幅特性の変更に伴って変化することになるため
に、オーディオ信号の周波数−振幅特性の変更に際して
も信号に位相の変化が生じないような構成のトーン・コ
ントロール装置が必要とされる。
それで、前記のような条件を満たし得るようなトーン・
コントロール装置としては、リニアー・フェーズ特性を
有するディジタルフィルタ、すなわち、周波数−振幅特
性の変化とは無関係に一定な群遅延量を有する有限イン
パルス応答(FIR)ディジタルフィルタを用いた構成
態様のものB@目されている。
(発明が解決しようとする課題) 上記したFIRディジタルフィルタは、所定の周波数−
振幅特性が得られるようにするためのディジタルフィル
タ演算を、ディジタル・シグナル・プロセッサ(以下、
DSPと記す)で行なう構成とされている。DSPによ
るディジタルフィルタ演算の演算回数は、得ようとする
周波数−振幅特性によって決まり、オーディオ信号に対
して低い周波数帯域まで高精度で所定の周波数−振幅特
性を得る場合には、極めて多くの演舞回数(又はタップ
数)を必要としていた。
このため、従来のFIRディジタルフイルりにおいては
、演算時間が長く、必要なサンプリング周期内で所要回
数のディジタルフィルタ演算を行なってリアルタイム動
作するためには、東先器やメモリが各々複数必要であっ
た。
しかし、これらの乗算器やメモリを1つのDSPに内蔵
すると、DSPのチップサイズの信号を乗算器やメモリ
が占めることから、チップサイズがかなり人きくなって
しまう。他方、乗算器やメモリの個数を最小にした、小
なるチップサイズのDSPを用いる場合には、リアルタ
イム動作のために多数個のDSPを並列動作させな(J
ればならず、極めて不経済であった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、経済性を損
わずにリアルタイムでディジタルオーディオ信号の信号
処理動作可能なFIRディジタルフィルタ装置を提供す
ることを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上述した課題を解決するために、本発明は下記の構成に
なるFIRディジタルフィルタ装置を提供する。
入力ディジタルデータに対しサンプリング周期の自然数
倍の遅延時間をもち、互いに遅延時間が異なるM個の遅
延ディジタルデータを生成し、該M個の遅延ディジタル
データと前記入力ディジタルデータに夫々係数を実質的
に乗じ、得られた乗算結果を累積加算して出力ディジタ
ルデータとする対称係数形又は反対称係数形FIRディ
ジタルフィルタ装置であって、 遅延手段と、乗算器と、代数的加算を行なう第1の演算
部と、累積加算を行なう第2の演算部とを有するディジ
タル・シグナル・プロセッサを複数個縦続接続して、前
記入力ディジタルデータを該複数個のディジタル・シグ
ナル・プロセッサのうち最前段から最終段までの前記各
遅延手段を通して順次正方向へ転送した後、該最終段か
ら上記最前段まで前記各遅延手段を通して順次逆方向へ
転送すると共に、前記最終段のディジタル・シグナル・
プロセッサを除くディジタル・シグナル・プロセッサに
おいては、前記入力ディジタルデータに対し前記正方向
の転送時と逆方向の転送時とで互いに等しい遅延時間を
付与することにより、前記M個の遅延ディジタルデータ
を生成し。
各ディジタル・シグナル・プロセッサはサンプリング周
期のM/2倍の遅延時間を対称の中心として、互いに対
称的な遅延時間を有する夫々対のディジタルデータ同士
の代数的加算を前記第1の演算部で行なって得た演算結
果に前記係数を前記乗算器により乗算すると共に、前記
最終段のディジタル・シグナル・プロセッサは前EMの
値が偶数のときは前記乗算器によりサンプリング周期の
M/2倍の遅延時間をもつ遅延ディジタルデータに所定
の係数を乗算し、 これらの乗算結果を最前段のディジタル・シグナル・プ
ロセッサでは前記第2の演算部で累積加算して得たデー
タを繰越しデータとして次段へ転送し、 2段目以時の各段のディジタル・シグナル・プロセッサ
では前記第2の演算部で累積加算して得たデータに、前
段のディジタル・シグナル・プロセッサから繰越しデー
タを加算したデータを繰越しデータとして次段へ転送し
、 最終段のディジタル・シグナル・プロセッサで生成され
た繰越しデータを出力ディジタルデータとして出力する
と共に、少なくとも入出力ポートの前半と後半を時分割
的に切換えるように構成することにより、該入出力ポー
トの数を減らすことを特徴とするFI’Rディジタルフ
ィルタ装置。
〈実施例) 本発明になるFIRディジタルフィルタ装置は、概略、
ディジタル・シグナル・プロセッサを多段カスケード接
続して同装置を構成する場合、2系統の入出力ポートを
時分割的に一部切換える切換手段を設けることにより、
従来に比較して半分の乗算回路でこれを実現できるよう
構成したものである。
第1図は本発明になるFIRディジタルフィルタ装置の
一実施例ブロック構成図、第2図(A)〜(H)は第1
図に示すFIRディジタルフィルタ装置のタイミングチ
ャーi〜、第3図はFIRディジタルフィルタ装置のブ
ロック図、第4図はディジタル・シグナル・プロセッサ
のブロック図、第5図は本発明を説明するディジタル・
シグナル・プロセッサの接続を示す図、第6図はディジ
タル・シグナル・プロセッサのフローチャート、第7図
は従来のFIRディジタルフィルタ装置の接続状態を示
す図である。
本発明になるFIRディジタルフィルタ装置は、第1図
に示すように、後述する構成のディジタル・シグナル・
プロセッサ<DSP)1A1o。
1 B +c 、 1 C+a 、 −1N toを多
段カスケード接続して構成されており、2系統の入出力
ポートa 10 ”−’ f ′10を時分割的に一部
切換える切換手段2A1o、2B+o、2C+oを設け
たものである。
h 10は切換制御信号である。
さて、第2図に示す繰越しデータはDSPlAIoの入
力ディジタルデータの前半を出力するポート(以下、図
中で(前半)と記す場合がある)CTo 、同データの
後半を出力するポート(以下、図中で(後半)と記す場
合がある) d Toから、それぞれデータの上位と下
位に分けて圧力され、その精度を確保される。
こうして、D S P 1 A toのポートC,10
’ 、 d IQから出力された繰越しデータは、DS
P1B+oのポートelo、floにそれぞれ入力され
た後、所要の演算をなされた後、新たな繰越しデータと
して、DSP1B+oの入力ディジタルデータの前半を
出力するポートg+o 、同データの後半を出力するボ
h h 1oから、それぞれデータの上位と下位に分け
て出力され、次段のDSP1C+oのポートに入力され
、同様な手順を経て、DSPIN+oへと繰越しデータ
は順次転送された後、D S P 1 N toから出
力ディジタルデータとして出力される。
このような切換手段2 A to 、 2 B to 
、 2 Ctoを介してのDSP1A+o、1 Boo
、1 Coo、−1N toの接続状態において、繰越
しデータのデータの前半を出力するDSP1C+oのポ
ートi toから切換手段2 A toを介して繰越し
データのデータの後半を入力するD S P 1 B 
toのポートe 10へ繰越しデータが導かれることに
よって、DSPIC+oのポートi toとDSP1B
+oのポートe IC間を直結する信号線は不要となる
から、DSPlCloのポートi to側に接続する信
号線は3本でなくて2本で済み、またDSP1B+oの
ポートe IC側に接続する信号線も3本でなくて2本
で済む。
もし、これらDSPの入出力ポートが2つ構成であると
、第5図に示すように、切換手段なしではDSPの個数
を半分にする構成をとることはできない。つまり、第5
図に示すようなカスケード接続は2個までとなる。
しかしながら、本発明になるFIRディジタルフィルタ
装置は、上記した切換手段を用いているから、3個以上
の任意の個数のカスケード接続が可能となる特徴がある
第3図において、入力端子11は所定の周波数−振幅特
性が付与されるべき所定のフォーマットのディジタルオ
ーディオ信号が入力される。このディジタルオーディオ
信号、すなわちディジタルデータは受信部12に入力さ
れ、ここで復調される。
フェーズ・ロックド・ループ(PLL)13は受信部1
2で復調して得たディジタルデータ中のクロックと、受
信部12中で発生されたクロックとの位相を同期させる
ために用いられる。なお、装置の構成に応じて、入力信
号がシリアル信号となされたり、あるいはパラレル信号
となされたりされるものであることはいうまでもない。
前記受信部12で復調されたディジタルデータ(例えば
、NRZ信号)は、ディジタル・シグナル・プロセッサ
(DSP> 141 +及び14Rに夫々供給される。
このDSP14L+及び14R)と後述するDSP14
L2及び14R2としては、例えば第4図に示されてい
るような構成態様のものを使用することができる。
なお、第4図中に示されているディジタル・シグナル・
プロセッサ(DSP>14L+、14R1,1412及
び14R2と、第4図に具体的にホされているDSPと
は、両者の対応関係が明らかとなるように、両者におけ
る対応する入出力端子について同一の符号または信号名
を付しである。
縦続的に接続されているDSP14L+と14L2は、
ステレオ信号における左チX・ンネル信号に対して操作
部15に設定された所定の特性(例えば、周波数−振幅
特性)を実現すべくFIRディジタルフィルタ演藝を行
ってFIRディジタルフィルタとして機能するような動
作を行う。また縦続的に接続されているDSP14R+
と14R2は、ステレオ信号における右チャンネル信号
に対して操作部15に設定された所定の特性(例えば、
周波数−振幅特性)を実現すべ(FIRディジタルフィ
ルタ演算を行ってFIRディジタルフィルタとして機能
するように動作するものである。
そして、DSP14Ll、14L2,14R及び14R
2等は同じ構成で、かつ、動作態様も同じものが使用さ
れるから、以下の説明において前記した各DSP14L
l、14m2,14RI及び14R2等に共通な事項に
ついて記述される場合に、それぞれのものの区別をしな
いでDSP14のように添字のLl、L2.R1,R2
を省いた状態で説明を行う。
所望の周波数−振幅特性を指定するための操作部15は
、例えば、それぞれ所定の周波数−振幅特性を個別に指
定できる入力部として用いられる図示されていない多数
の押釦スイッチS、j(i=1.2.・・・、j=1.
2.・・・)が設けられている。
表示部16は、前記した操作部15で所望の周波数−振
幅特性を指定するための入力部として用いられる多数の
押釦スイッチS、(i=1.2゜・・・、j=1.2.
・・・)の内で操作されたものに対応して周波数帯域に
おける振幅を表示させることができるようにするための
複数個の表示素子(例えば、発光ダイオード)を配列さ
せておき、前記した操作部15で操作された押釦スイッ
チS ・とJ 対応して定められる周波数特性が表示できるようにする
中央処理装置(以下CPUと記す)17はリード・オン
リー・メモリ(以下ROMと記す)18とランダム・ア
クセス・メモリ(以下RA〜1と記す)19とを備えて
おり、ROM18に予め格納されているプログラムを読
み出し、このプログラムに基づいて入力ディジタルデー
タに前記した操作部15に設定された周波数−振幅特性
に従った振幅変化を生じさせうるように、前記したDS
P14で所定のiRディジタルフィルタ演算が行われる
ように制御したり、RA〜119に必要なデータを書き
込んだり読み出す。また、CPU17は表示部16に所
定の表示がなされるようにしたり、その他、ディジタル
フィルタ装置の各部の動作の制御を行う。
DSPにより所定のFIRディジタルフィルタ演算がさ
れたディジタルデータは、DSP14し2及び14R2
の各出力端子dからシリアルに取り出されて送信部20
に入力される。送信部20は入力ディジタルデータを再
びディジタル伝送に適した変調形式(例えばパイフェー
ズ変調)で変調して出力端子21を介して例えばディジ
タルアンプ(図示せず)へシリアルに出力される。
次にDSP14の具体的構成について第4図と共に説明
する。入力端子a+、a2(又はC)からの入力ディジ
タルデータは直並列変換器25】252で己卯列変換さ
れて例えば24ビット並列データとされて出力される。
直並列変換器25及び252は夫々前記した受信部12
からの同期信号5yncの例えば立ち上がりでデータを
取り込み、かつ、並列に出力する。同期信号5yncは
入力ディジタルデータのサンプリング周期と同一周期で
ある。
直並列変換器25+、252の各並列出力ディジタルデ
ータは、入力バッフ1F26+、262を別々に通して
RAM27及び乗幹器28に夫々供給される。ここで、
RAM27はデータ用のダイナミック・ランダム・アク
セス・メモリ(DRAM)である。
他方、パラメータ制御部29は前記したCPU17から
切換信号AD、チップセレクト信号C8、書込みイネー
ブル信号WE及びデータDが夫々入力され、切換信号A
Dで指定されたRAM30、転送バッファ31及び係数
メモリ32のいずれか一つにデータDを送ると共に、転
送バッファ31から転送タイミングと転送数とを指定す
る制御信号を出力する。
ここで、RAM30はプログラム用のスタティックRA
Mで、初期設定後にCPU17がら送られてくるプログ
ラムデータを格納する。また、係数メモリ32は乗算器
28で入力ディジタルデータを乗剪すべき係数α1〜α
nが格納されるスタティックRAMである。切換信号A
Dは転送バッファ31から係数メモリ32への係数の転
送を可能にする信号で、この係数転送を指示する切換信
号ADが入力されると、次の同期信号S  がらnC のサンプリング明間中に係数の転送とアクセスとが行な
われる。
プログラムカウンタ33は受信部12からのシステムク
ロックXCLKを計数し、また同期信号S、。。でリセ
ットされる構成とされており、その計数出力をRAM3
0へ供給する。この計数出力に基づ< RA M 30
のアドレスから読み出されたプログラムデータ(命令)
は、デコーダ34により解読された後DSP14内の各
回路部へ制御信号として出力される。
従って、上記のシステムクロックXC[にはプログラム
を構成するインストラクションのサイクルタイムを決定
し、1サンプリング周期内にに回(ただし、Kは64.
256など)のインストラクションを実行しようとする
と、システムクロックXCLKの周波数はサンプリング
周波数fSのに倍の周波数に設定される。
データ用RAM27は入力ディジタルデータをサンプリ
ング周期の自然数倍の時間遅延して出力するが、その遅
延出力データは後述する如く、所定の遅延時間を中心と
して互いに対称的な遅延時間を有する一対のディジタル
データである。この一対のディジタルデータは夫々演算
部35へ供給される。
演算部35はこのFIRディジタルフィルタ装置が対称
係数形のときは#i装加算を行ない、反対称係数形のと
きは前置減粋を行なう回路で、その演算結果を乗算器2
8に供給し、ここで係数メモリ32から32ビツトのパ
ラレルデータである所定の係数と乗算させる。
乗算器28の出力乗算結果は、48ビツトのパラレルデ
ータで、このデータはシフト付レジスタ36を通して演
算部37へ供給され、ここで後述する如く累積加粋7さ
れる。演算部37から取り出されたディジタルデータは
出力バッフ7381及び382に夫々供給される。また
、出力バッフ7381及び382にはRAM27からの
遅延ディジタルデータも入力される。
出力バッファ381及び382の各出力ディジタルデー
タは24ビツトパラレルデータであり、次の並直列変換
器391及び392に供給されてパラレル−シリアル変
換された後、出力端子b+。
b2(又はd)へ出力される。
なお、入力端子a2とC及び出力端子b2とdとは時分
υfで使い分けられる。入力端子Cの後述の入力繰越し
データは直並列変換器252、入力バッファ262及び
バスワイヤを介して演算部37に入力され、そこで、累
積値に加算された後、バスワイヤ、出力バッフ7382
、並直列変換器392を介して出力端子dから出力され
る。
第4図中のfはシリアルデータ入力およびパラレルデー
タ出力のタイミングをきめるために、直並列変換器25
1.252と並直列変換器391゜392とに供給する
データ・クロック信号BCLKとチャンネル識別信号L
RCKとの入力端子である。
次に、本発明の要部をなす、データ用RAM27、演算
部35、乗算器28及び演算部37からなる回路部によ
るディジタルフィルタ演紳動作の実施例について、等測
的なハード回路と共に説明する。
第5図中、第1図、第3図及び第4図と同一構成部分に
は同一符号を付し、その説明を省略する。
また、第5図中、−点鎖線枠Fは縦続的に接続される2
個のDSP14のうち、前段のDSPの機能ブロックを
示し、−点鎖線枠Bは後段のDSPの嶺能ブロックを示
す。すなわち、前段のDSPブロックFは前記DSP1
4L+又は14R1の機能ブロックに相当し、DSPブ
ロックBは前記DSP14L2又は14R2の機能ブロ
ックに相当する。
第5図は対称係数形FIRディジタルフィルタ装置にお
けるディジタルフィルタ演算を小すハード回路構成ブロ
ック図で、遅延器45は入力ディジタルデータを1サン
プリング周期遅延する回路で、ブロックF中には入力端
子a1と出力端子b1との間にn個、並びに入力端子a
2と出力端子b2との間にn個縦続接続されている。従
って、前段のDSPブロックF中の遅延器45の総個数
は2n個で偶数個となる。この遅延器45による遅延動
作は前記データ用RAM27により実現される。また、
後段のDSPブロックB中の入力端子a1と出力端子b
1との間には2m個の遅延器45が縦続接続されている
従って、このディジタルフィルタ装置中には、全部でM
 (=2n+2m)個の遅延器45があるから、前段の
ブロックFの入力端子a1に入力された入力ディジタル
データは、1サンプリング周期からMサンプリング周期
まで互いに遅延時間の異なるM個の遅延時間を有するデ
ィジタルデータとされる。
加算器46は入力ディジタルデータに対してサンプリン
グ周期のM/2倍の遅延時間を対称の中心として、互い
に対称的な遅延時間を有する一対のディジタルデータ同
士を加算合成する。この加算器46による加算動作は前
記演算部35で実現される。
本実施例のディジタルフィルタ装置は対称係数形であり
、上記の一対のディジタルデータは符号及び値が夫々同
一の乗算係数を乗ぜられる。そこで、本実施例は予め上
記の一対のディジタルデータを加算器46で加算してか
ら乗算器47へ供給して乗算係数との乗算を行わせる。
この乗算器47は実際のハードウェア構成では第4図に
示したように一個の乗算器28で実現できる。
加算器48は乗算器47の出力型締結果を累積加算して
出力端子dへ出力する。この累積加算は前記演算部37
により実現できる。、前段DSPブロックFの出力端子
dから取り出された累積加算データは繰越しデータとし
て後段のDSPブロックBの入力端子Cに入力され、こ
の後段のDSPブロックBの累積加算データに加算され
る。
前段のDSPブロックFの入力端子a1に入力された入
力ディジタルデータはn個の遅延器45を通してnサン
プリング周期遅延されて出力端子b1へ出力され、更に
後段のDSPブロックBの入力端子a1へ正方向に転送
され、このブロックB内の2m個の遅延器45により更
に2mサンプリング周期遅延されてから出力端子b1か
ら前段のDSPブロックFの入力端子a2へ逆方向に転
送され、このブロックF内のn個の遅延器45により更
にnサンプリング周期遅延されてから加算器46に入力
されて入力ディジタルデータと加算される。
従って、最終段である後段のDSPブロックBを除く前
段のDSPブロックFでディジタルデータに付加される
遅延時間は正方向の転送時と、逆方向の転送時と等しく
なる。
後段のDSPブロックBの出力端子dから取り出された
繰越しデータがFIRディジタルフィルタの出力として
第3図に示した送信部20へ出力される。
なお、前段のDSPブロックFは出力端子b2及び入力
端子Cは使用されない。ただし、後述のようにDSPブ
ロックFが3個以上のDSPを用いて構成されるFIR
ディジタルフィルタの中間段として用いられる場合は、
これらの端子b2及びCは使用される。
反対称係数形FIRディジタルフィルタ装置では入力デ
ィジタルデータに対するM/2サンプル周期の遅延的間
を対称の中心として互いに対称的な遅延時間を有する一
対のディジタルデータの乗算係数は絶対値は同じである
が符号が異なる。このため、本実施例では減算器49に
より算術的減算(実質的な代数的加締)を行なう。
このように、上記した実施例のディジタルフィルタ演算
に際して使用されるべきディジタルフィルタ係数の個数
が本来9個であっても1本発明のFIRディジタルフィ
ルタにおいては必要な係数の個数は約J)、/2個とな
り、ディジタルフィルタの係数設定に要する時間の短縮
が達成されうる。
また、本発明のディジタルフィルタ装置では、各段のD
SP14において各サンプリング周期毎にデータに対す
る演算が並ケ]的に分散して行なわれる。
次に上記のディジタルフィルタ演算を行なうDSP14
により実質上構成されているFIRディジタルフィルタ
装置による入力ディジタルデータの周波数−振幅特性の
調整動作について説明する。この調整動作の制御は第3
図に示したCPU17によって、FIRディジタルフィ
ルタ装置のプログラムを切換えたり、乗算係数用データ
を切換えることによって行なわれる。
上記の調整動作の制御が型締係数用データを切換えるこ
とにより行なわれる場合のCPU17の動作について第
6図のフローチャートと共に説明する。
まず、第6図(△)に示されているフローチャートにお
いて、スタートするとステップ101で初期設定が行わ
れ、−次いで、ステップ102でDSPl4の初期設定
が行われ、次いで、ステップ103では操作部15にお
ける押釦スイッチS1.がオンの状態になされているか
否かをみて、オフならばステップ104で一定時間持っ
てからステップ103に戻り、オンならばステップ10
5に進む。
ステップ105では操作部15における押釦スイッチS
−4の設定値を読む。続いてCPU17はステップ10
6で乗算係数の組(S・・の各組合せJ に対応した乗算係数の各組は、ROM18に予め記憶さ
れている)の選択を行った後に、ステップ107でDS
Pl 4内の係数メモリ32に乗算係数用データを書込
む。次いで、CPU17はステップ108で切換信号を
発生し、ステップ109で表示部16にデータを送り、
ステップ103に戻る。
第6図(B)に示されているフローチャートは、第1図
中に示されているCPU17から受信部12に対して所
定の時間間隔毎に送られるパルスC8dを発生させるた
めの割込みルーチンを示しており、割込みが発生すると
ステップ201でパルスC8dを発生してメインルーチ
ンへリターンする。
なお、本発明のFIRディジタルフィルタ装置は、必要
に応じて任意の個数のDSPを使用して構成することも
できる。
第7図は対称係数形又は反対称係数形のFIRディジタ
ルフィルタ装置をN@(ただし、Nは3以上の自然数)
のDSP14+〜14!llを用いて構成した場合のD
SP14+〜14Nの接続関係を示す。
第7図中、DSP 14 +〜14Nの入力端子al、
a2及びCと出力端子す、、b2及びdは第3図、第4
図及び第5図に示した同一符号の端子に相当する。
第7図において、DSP14+〜ospi<N−1の夫
々は第3図、第4図及び第5図に示したDSPブロック
Fと同一構成であり、最終段のDSP14Nは前記DS
PブロックBと同一構成である。ただし、最前段のDS
Pl4:は端子b2及びCは使用しない。
また第5図に示した実施例は対称係数形FIRディジタ
ルフィルタ装置を構成しているが、DSPl[」ツクF
及びBの各加算器46を減筒器とすることにより、反対
称係数形FIRディジタルフィルタ装欝の構成とするこ
ともでさるし、第5図中の後段のDSPブロックBの遅
延器45の個数を奇数個とすることもできる。
(発明の効果) 以上のように、本発明によれば、少なくとも絶対値が等
しい係数と乗算されるべき一対のディジタルデータ同士
を加算してから乗算し、その型筒結果を累積加算するよ
うにしたので、従来に比べて演算回数を略平分に低減で
き、またディジタルデータを複数個のD S P(7)
Ivj段から後段へ転送してから後段から前段へ転送す
るようにしているので、従来に比べてDSPの個数を削
減でき、経済性に優れる。
更に311!II以上のDSPを縦続接続して同様にし
てディジタルフィルタ演算を行なうことかできるから、
その場合は更に演斡時間を短縮することができ、経済性
を損わずにリアルタイムでディジタルオーディオ信号の
信号処理ができる。さらにデータ用RAMはすべて各サ
ンプル毎にアクセスされるので、リフレッシュ回路を省
略したダイナミックRAMが使用できるので、この面か
らもチップ面積の縮小が達成され、極めて経済性の高い
ディジタルフィルタ装置を提供することが可能になり、
特に、最終段のDSPで生成された繰越しデータを出力
ディジタルデータとして出力すると共に、少なくとも入
出力ポートの前半と後半を時分割的に切換えるように構
成することにより、該入出力ポートの数を減らすことが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明になるFIRディジタルフィルタ装置の
一実施例ブロック購成図、第2図<A)〜(H)は第1
図に示すFIRディジタルフィル夕装置のタイミングチ
ャート、第3図はFIRディジタルフィルタ装置のブロ
ック図、第4図はディジタル・シグナル・プロセッサの
ブロック図、第5図は本発明を説明するディジタル・シ
グナル・プロセッサの接続を示す図、第6図はディジタ
ル・シグナル・プロセッサのフローチャート、第7図は
従来のFIRディジタルフィルタ装置の接続状態を示す
図である。 14m+、14L2.14R1,14R2・・・ディジ
タル・シグナル・プロセッサ(DSP>、28・・・乗
口器、35.37・・・演算部。 特 許 出願人 日本ビクター株式会社代表壱 増水 
邦夫 第 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 入力ディジタルデータに対しサンプリング周期の自然数
    倍の遅延時間をもち、互いに遅延時間が異なるM個の遅
    延ディジタルデータを生成し、該M個の遅延ディジタル
    データと前記入力ディジタルデータに夫々係数を実質的
    に乗じ、得られた乗算結果を累積加算して出力ディジタ
    ルデータとする対称係数形又は反対称係数形FIRディ
    ジタルフィルタ装置であって、 遅延手段と、乗算器と、代数的加算を行なう第1の演算
    部と、累積加算を行なう第2の演算部とを有するディジ
    タル・シグナル・プロセッサを複数個縦続接続して、前
    記入力ディジタルデータを該複数個のディジタル・シグ
    ナル・プロセッサのうち最前段から最終段までの前記各
    遅延手段を通して順次正方向へ転送した後、該最終段か
    ら上記最前段まで前記各遅延手段を通して順次逆方向へ
    転送すると共に、前記最終段のディジタル・シグナル・
    プロセッサを除くディジタル・シグナル・プロセッサに
    おいては、前記入力ディジタルデータに対し前記正方向
    の転送時と逆方向の転送時とで互いに等しい遅延時間を
    付与することにより、前記M個の遅延ディジタルデータ
    を生成し、各ディジタル・シグナル・プロセッサはサン
    プリング周期のM/2倍の遅延時間を対称の中心として
    、互いに対称的な遅延時間を有する夫々対のディジタル
    データ同士の代数的加算を前記第1の演算部で行なって
    得た演算結果に前記係数を前記乗算器により乗算すると
    共に、前記最終段のディジタル・シグナル・プロセッサ
    は前記Mの値が偶数のときは前記乗算器によりサンプリ
    ング周期のM/2倍の遅延時間をもつ遅延ディジタルデ
    ータに所定の係数を乗算し、 これらの乗算結果を最前段のディジタル・シグナル・プ
    ロセッサでは前記第2の演算部で累積加算して得たデー
    タを繰越しデータとして次段へ転送し、 2段目以降の各段のディジタル・シグナル・プロセッサ
    では前記第2の演算部で累積加算して得たデータに、前
    段のディジタル・シグナル・プロセッサから繰越しデー
    タを加算したデータを繰越しデータとして次段へ転送し
    、 最終段のディジタル・シグナル・プロセッサで生成され
    た繰越しデータを出力ディジタルデータとして出力する
    と共に、少なくとも入出力ポートの前半と後半を時分割
    的に切換えるように構成することにより、該入出力ポー
    トの数を減らすことを特徴とするFIRディジタルフィ
    ルタ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1408419A2 (en) 2002-09-30 2004-04-14 Fujitsu Ten Limited Digital signal processor system
EP3032743A1 (en) 2014-12-09 2016-06-15 Rohm Co., Ltd. Audio signal processing circuit, car audio apparatus, audio component apparatus, and electronic device

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EP1408419A2 (en) 2002-09-30 2004-04-14 Fujitsu Ten Limited Digital signal processor system
EP1408419A3 (en) * 2002-09-30 2005-08-24 Fujitsu Ten Limited Digital signal processor system
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