JPH0437136Y2 - - Google Patents

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JPH0437136Y2
JPH0437136Y2 JP4922687U JP4922687U JPH0437136Y2 JP H0437136 Y2 JPH0437136 Y2 JP H0437136Y2 JP 4922687 U JP4922687 U JP 4922687U JP 4922687 U JP4922687 U JP 4922687U JP H0437136 Y2 JPH0437136 Y2 JP H0437136Y2
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JP
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roofing material
roof
stems
synthetic resin
layer
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JP4922687U
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、たとえば、庭園の休憩所として利
用される、側壁を有さない小屋、特に、その屋根
材に関するものである。
[従来の技術] 一般に、この種の小屋は、庭園の雰囲気によく
馴染んで、雰囲気をより深めるようなものが望ま
れる。
そこで、小屋の屋根材としては、木製の板の上
面および下面に杉に皮を貼り付けたものが多く採
用されており、これによつて、小屋が、古風で、
かつ、重厚な外観を呈するようにしていた。
[考案が解決しようとする問題点] ところが、木製の板の上面および下面に杉の皮
を貼り付けてなる従来の屋根材は、重量が重く、
かつ、高価であるという問題点があつた。
この考案は上記のような問題点を解決するため
になされたもので、重厚で古風な外観を呈すると
ともに、重量が軽く、安価な屋根材を備えた小屋
を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] この考案にかかる小屋は、透光性の合成樹脂板
の上面および下面に植物の茎でなる層が設けられ
てなる屋根材により、屋根が形成されている。こ
こで、上記植物の茎でなる層は、細長い植物の茎
がその長さ方向を屋根の棟から軒への方向に沿わ
せて、桁行方向に多数連結されたものである。
[作用] この考案において、屋根材は、合成樹脂板の上
面および下面に、多数の細長い植物の茎でなる層
が設けられたものであるので、重厚で古風な外観
を呈するにもかかわらず、木製の板に杉の皮を貼
り付けたものに比べて、重量が軽く、かつ、安価
である。
さらに、合成樹脂板が透光性のものであり、ま
た、合成樹脂板の上面および下面に設けられた層
が、隣接する茎のすきまから光を通すので、小屋
内は、屋根材を通して採光が期待できる。
また、植物の茎が、その長さ方向を屋根の棟か
ら軒への方向に沿わせているので、雨水が停滞す
ることなく茎に沿つて流れるから、屋根財の水切
性が良好である。
さらに、上記植物の茎でなる層としては、多数
の茎があらかじめめ連結されているすだれを用い
ることができるので、上記層を合成性樹脂板に容
易に固定することができる。
[実施例] 以下、この本考案の一実施例を図面にしたがつ
て説明する。
第1図において、小屋1は、2つの屋根材2
が、柱3、棟木4、梁5、軒桁6でなる小屋組上
に取り付けられてなる。ここで棟木4と梁5とが
柱3に固定され、軒桁6が梁5に固定されてい
る。第2図のように、柱3は2本である。
第1図の柱3と棟木4とは、第3図のように、
柱3のV字状の切り込み7に棟木4が係合した状
態で、釘8によつて固定されている。
第2図の柱3と梁5とは、第4図のように、柱
3のV字状の切り溝9に梁5が係合した状態で、
ボルト10、ナツト11によつて固定されてい
る。
第1図の梁5と軒桁6とは、第5図のように、
梁5のV字形の切り込み12に軒桁6が係合した
状態で、ボルト10,ナツト11によつて固定さ
れている。
第1図の屋根材2は、透光性の合成樹脂板13
の上面および下面に、葦の茎14でなる層が設け
られたものである。ここで、合成樹脂板13は、
−断面、つまり、桁行方向22(第2図)に
沿う断面が、第6図のように、波形であり、屋根
の棟15(第2図)から軒16(第2図)へ向か
う溝13aを多数有している。また、葦の茎14
でなる層は、第2図のように、茎14がその長さ
方向を屋根の棟15から軒16への方向23(第
1図)に沿わせて、桁行方向22に多数連結され
たものであり、一般に市販されているすだれが利
用されている。
第1図の小屋の屋根は、棟15から一方の軒1
6までが1つの屋根材2で形成され、棟15から
他方の軒16までが1つの屋根材2で形成されて
いる。
屋根材2は、第7図のように、釘17で棟木4
に複数個所固定されるとともに、第8図のよう
に、竹でなる押え材18を用いて、釘19で軒桁
6に複数個所固定されている。上記釘17,19
によつて、合成樹脂板13と、その上、下面の茎
14でなる層との固定も同時に行なわれる。な
お、上記押え材18は用いても用いなくてもよ
い。
第1図の2つの屋根材2,2の端部が突き合わ
されている棟15を覆うために、屋根材2,2の
上から棟15に沿つて、半割りの竹でなる棟押え
20が設けられており、この棟押え20は、第7
図のように、釘21で、複数個所棟木4に固定さ
れている。なお、上記釘17,21および釘19
(第8図)は頭部に大形の傘状のキヤツプを有す
るものである。
上記構成において、第1図の屋根材2は、合成
樹脂板13の上面および下面に、葦の茎14でな
る層を設けたものであるので、重厚で、かつ、古
風な外観を呈するにもかかわらず重量が軽い。こ
のため、屋根材2を支える小屋組の構造が簡単な
ものでよく、また、柱3は2本で十分である。柱
3が2本である小屋は、柱が4本あるのもに比べ
て、屋根下空間が柱から受ける制約が少ないの
で、屋根下空間の有効な利用が図れる。
また屋根材2は、葦の茎14を用いているの
で、杉の皮を用いるものに比べて安価である。
さらに、合成樹脂板13が透光性のものであ
り、かつ、合成樹脂板13の上面および下面に設
けられた層が、隣接する茎14のすきまから光を
通すので、小屋内は、屋根材2を通しての採光が
期待できる。
また、層を形成する茎14は、その長さ方向が
棟15から軒16への方向23に沿つているの
で、雨水が停滞することなく茎14に沿つて流れ
るから、屋根材2の水切性が良好である。この実
施例では、合成樹脂板13が波形のものであるの
で、屋根材2がその内部に棟15から軒16への
下り勾配の溝13a(第6図)を有することにな
る。このため、隣接する茎14のすきまから、い
つたん屋根材2内部に侵入した雨水が、茎14に
触れずに溝13a内を流れるので、屋根材2の水
切性がさらに良好である。
さらに、葦の茎14でなる層として、すだれを
利用しているので、上記層を合成樹脂板13に容
易に固定することができる。
上記実施例では、合成樹脂板13の上面および
下面に設けられる植物の茎でなる層の材料とし
て、葦を使用したが、この考案はこれに限られる
ものではない。上記層の材料としては、たとえ
ば、竹を用いて、合成樹脂板13の上面および下
面に竹の層を設けたり、上面に竹の層、下面に葦
の層を設けたり、また、上面に葦の層、下面に竹
の層を設けてもよい。
また、屋根材2は、第9図のように、片流れの
屋根で、柱3を4本有する小屋にも適用できるこ
とはいうまでもない。
[考案の効果] 以上のようにこの考案によれば、屋根材は、古
風で、かつ、重厚な外観を呈するにもかかわら
ず、重量が軽いので、小屋の構造が簡単なもので
よく、また、屋根材は安価である。さらに、小屋
内は、屋根材を通しての採光が期待できるので明
るくなる。また、屋根材は、水切性が良好であ
り、さらに、植物の茎でなる層として、すだれを
利用することができるので、上記層を合成樹脂板
に容易に固定することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例による小屋の正面
図、第2図は第1図の小屋の側面図、第3図は棟
木と柱との固定状態を示す断面図、第4図は梁と
柱との固定状態を示す断面図、第5図は梁と軒桁
との固定状態を示す断面図、第6図は第1図の
−断面図、第7図は屋根材と棟木との固定状態
を示す断面図、第8図は屋根材と軒桁との固定状
態を示す断面図、第9図はこの考案の他の実施例
による小屋の斜視図である。 1……小屋、2……屋根材、13……合成樹脂
板、14……植物の茎、15……棟、16……
軒、22……桁行方向、23……棟から軒への方
向。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 透光性の合成樹脂板の上面および下面に植物の
    茎でなる層が設けられてなる屋根材により屋根が
    形成され、上記植物の茎でなる層は、細長い植物
    の茎がその長さ方向を屋根の棟から軒への方向に
    沿わせて、桁行方向に多数連結されたものである
    小屋。
JP4922687U 1987-03-31 1987-03-31 Expired JPH0437136Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4922687U JPH0437136Y2 (ja) 1987-03-31 1987-03-31

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4922687U JPH0437136Y2 (ja) 1987-03-31 1987-03-31

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63156337U JPS63156337U (ja) 1988-10-13
JPH0437136Y2 true JPH0437136Y2 (ja) 1992-09-01

Family

ID=30871481

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4922687U Expired JPH0437136Y2 (ja) 1987-03-31 1987-03-31

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JPS63156337U (ja) 1988-10-13

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