JPH04370562A - イジェクト禁止機構 - Google Patents

イジェクト禁止機構

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Publication number
JPH04370562A
JPH04370562A JP3173436A JP17343691A JPH04370562A JP H04370562 A JPH04370562 A JP H04370562A JP 3173436 A JP3173436 A JP 3173436A JP 17343691 A JP17343691 A JP 17343691A JP H04370562 A JPH04370562 A JP H04370562A
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JP
Japan
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prohibition
eject
ejection
latching solenoid
state
Prior art date
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Pending
Application number
JP3173436A
Other languages
English (en)
Inventor
Yusuke Watanabe
渡辺 雄祐
Kazuhiro Senboku
和宏 千北
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH04370562A publication Critical patent/JPH04370562A/ja
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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、媒体交換型のディスク
記憶装置のイジェクト禁止機構に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、媒体交換型の磁気ディスク装置
では、磁気ディスクを収納しているディスクカートリッ
ジが装着されていて、磁気ディスクをアクセスしている
とき、あるいは、電源がオフされたのちに磁気ディスク
の回転が完全に停止するまでの間、ディスクカートリッ
ジを排出するイジェクト機構が作用しないように、イジ
ェクト機構の動作を禁止している。
【0003】このようなイジェクト禁止機構としては、
従来、例えば、図10(a),(b)に示すようなもの
があった。
【0004】図において、ディスクカートリッジ(図示
略)を、その駆動部(図示略)に対して着脱するための
ディスクローディング機構1には、装着されているディ
スクカートリッジの排出を操作するためのイジェクトボ
タン2が配設されている。
【0005】このイジェクトボタン2を押し込んで、ロ
ーディング機構1を後退させることで、ローディング機
構1に装着されているディスクカートリッジを排出させ
ることがきる。
【0006】一方、イジェクトボタン2とローディング
機構1の結合部には、係合孔3が穿設されており、この
係合孔3の直下にはソレノイド4が配設されている。そ
して、ソレノイド4のプランジャ4aを係合孔3に挿入
することでイジェクトボタン2の押し込み動作を禁止す
るようにしている。
【0007】すなわち、このソレノイド4をオフしてい
るときには、そのプランジャ4aが係合孔3に挿入され
ないので(図10(a)参照)、イジェクトボタン2を
押し込むことができるので、ローディング機構1に装着
されているディスクカートリッジを排出することができ
る。
【0008】ソレノイド4をオンすると、プランジャ4
aが係合孔3に挿入されるので(図10(b)参照)、
イジェクトボタン2を押し込むことができず、それによ
って、ローディング機構1に装着されているディスクカ
ートリッジを排出することができない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来装置では、次のような不都合を生じていた。
【0010】すなわち、磁気ディスク装置の電源がオフ
されたとき、ソレノイド4が直ちにオフするために、イ
ジェクトボタン2の押し込み動作が常に可能な状態とな
るが、例えば、データ保守などのために磁気ディスク装
置からディスクカートリッジを排出不能な状態に保持し
ておきたい場合があり、上述した従来装置では、かかる
場合に対処することができないという不都合を生じてい
た。
【0011】なお、かかる場合に対処できるように、電
源オフ状態でイジェクト禁止状態に設定する装置も実用
されているが、かかる装置では、電源オフ状態でイジェ
クト可能に設定したい場合に対処することができないと
いう不都合を生じる。
【0012】本発明は、このような従来装置の問題を解
決し、電源オフ状態でのイジェクト禁止状態/禁止解除
状態を任意に設定することができるイジェクト禁止機構
を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、媒体交換型の
ディスク記憶装置のイジェクト禁止機構において、イジ
ェクト機構の動作を禁止するラッチングソレノイドと、
電源停止後一定時間を経過した時点でラッチングソレノ
イドによるイジェクト機構の動作禁止を解除する禁止解
除手段と、この禁止解除手段の動作を禁止する禁止解除
禁止手段と、常時は充電されるとともに上記ラッチング
ソレノイドおよび禁止解除手段に電源を供給する蓄電池
を備えたものである。
【0014】また、媒体交換型のディスク記憶装置のイ
ジェクト禁止機構において、イジェクト機構の動作を禁
止するラッチングソレノイドと、電源停止後一定時間を
経過した時点でラッチングソレノイドによるイジェクト
機構の動作禁止を解除する禁止解除手段と、この禁止解
除手段の動作を禁止する禁止解除禁止手段と、上記イジ
ェクト機構の動作禁止状態を表示するイジェクト禁止表
示手段と、常時は充電されるとともに上記ラッチングソ
レノイドおよび禁止解除手段に電源を供給する蓄電池を
備えたものである。
【0015】また、前記イジェクト禁止表示手段は、イ
ジェクト禁止表示内容が付されている可動片と、前記ラ
ッチングソレノイドに連動して上記可動片のイジェクト
禁止表示内容を媒体挿入口を通して認識可能にする駆動
手段を備えてなるものである。
【0016】また、前記イジェクト禁止表示手段は、前
記可動片を媒体挿入口の開口部から退避させる手動操作
手段を備え、収容された媒体を手動で取り出すことが可
能にされているものである。
【0017】
【作用】したがって、電源オフ状態でのイジェクト禁止
/禁止解除状態を任意に設定することができるので、媒
体交換型のディスク記憶装置の使い勝手が向上する。ま
た、イジェクト禁止状態であることを表示するようにし
たので、イジェクト禁止状態になっているのか、あるい
は、イジェクト解除状態になっているのかをユーザが明
確に知ることができる。
【0018】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本発明の実
施例を詳細に説明する。
【0019】図1は、本発明の一実施例にかかる磁気デ
ィスク装置のローディング機構を示している。
【0020】この機構は、主として、ディスクカートリ
ッジ5を保持するためのレシーバ10、および、このレ
シーバ10を上下方向に移動するためのキャリア11か
らなる。
【0021】キャリア11において、前方両端に設けら
れた長穴12,13には、ディスクカートリッジ5の基
準位置を設定するために磁気ディスク装置のフレーム1
4に設けられている基準ピン15,16が挿通される。
【0022】また、基準ピン15,16よりもフレーム
14の後方位置には、キャリア11の高さを設定するた
めの高さ基準ピン17,18が配設されており、この高
さ基準ピン17,18は、キャリア11に穿設されてい
る図示しない長孔に挿通されている。これにより、キャ
リア11の運動が、その長穴12,13の長手方向のみ
に制限されている。
【0023】キャリア11と、フレーム14の高さ基準
ピン17の近傍に設けられているピン19の間には、ス
プリング20が張設されており、これによって、キャリ
ア11には矢印R1方向、すなわち、ディスクカートリ
ッジ挿入方向の付勢力が作用する。この付勢力は、ディ
スクカートリッジ非装着時には、フレーム14の高さ基
準ピン18の後方位置に設けられているキャリアラッチ
機構21とキャリア11との係合により、係止されてい
る。
【0024】キャリア11の立ち上げられた側端部22
,23には、レシーバ10を案内するための略への字状
の案内孔24,25および案内孔26,27が、それぞ
れ形成されている。
【0025】レシーバ10は、ディスクカートリッジを
上方および両脇から抱え込むように概略形成され、その
ディスクカートリッジ収納口の下部両側部は、下方に屈
曲形成されている。
【0026】レシーバ10の上面には、レシーバ10を
フレーム14に支持するための支持部材28が取り付け
られており、また、レシーバ10の両側部にはキャリア
10の側端部22,23に形成された案内孔24〜26
に係合するピン29〜32(ピン29,30は図示され
ない)が配設されている。これにより、レシーバ10は
上下方向にのみ運動するようにその運動方向が規制され
る。
【0027】フレーム14には、キャリアラッチ機構2
1に近接して、スプリング33によりディスクカートリ
ッジ排出方向に付勢されているイジェクトプレート34
が配設されている。このイジェクトプレート34は、デ
ィスクカートリッジ非装着時には、キャリアラッチ機構
21に係合しないためにスプリング33の付勢方向に移
動しており、ディスクカートリッジ装着時には、キャリ
アラッチ機構21と係合して、スプリング33の付勢力
が係止される。
【0028】前面パネル35から突出するように配設さ
れているイジェクトボタン36は、イジェクトレバー3
7の一端に連結されており、イジェクトレバー37の他
端は、キャリア11の前端部に穿設されている長孔38
に一端が挿通されるとともに他端がラッチングソレノイ
ド39のプランジャ39aに取り付けられているイジェ
クトピン40に係合可能な態様に配置されている。また
、プランジャ39aには、ラッチングソレノイド39の
プランジャ39aを突き出す解除方向に付勢するコイル
スプリング39bが配設されている。
【0029】また、ドア41は、ディスクカートリッジ
5を挿入する窓35aを閉塞するためのものである。ま
た、フレーム14の後部14aには、磁気ディスクヘッ
ド機構などの機構部が収納されており、適宜な位置に、
ディスクカートリッジ5に収納されている磁気ディスク
(図示略)を回転駆動するためのスピンドルモータSS
およびターンテーブルTTが配設されている。
【0030】以上の構成で、ディスクカートリッジ5を
装着していないときには、キャリア12が排出方向に移
動した状態でキャリアラッチ機構21にラッチされてお
り、スプリング20は伸びた状態でその付勢力が係止さ
れている。また、このときには、イジェクトプレート3
4は排出方向に移動している。
【0031】この状態で、ドア41を押し開けてディス
クカートリッジ5をレシーバ10に挿入すると(図2(
a)参照)、ディスクカートリッジ5は、レシーバ10
に一定量押し込まれたときから、イジェクトプレート3
4に押し当たり、スプリング33の付勢力に抗してイジ
ェクトプレート34がディスクカートリッジ5の挿入に
伴って後退していく。
【0032】ディスクカートリッジ5が限界位置まで挿
入される少し前のタイミングで、イジェクトプレート3
4がキャリアラッチ機構21とキャリア11との係合を
解除し、これにより、スプリング20の付勢力が作用し
て、キャリア11がディスクカートリッジ挿入方向に移
動し、レシーバ10のピン29〜32がキャリア10の
案内孔24〜27に沿って移動することにより、レシー
バ10が下降する(図2(b)参照)。
【0033】それによって、ディスクカートリッジ5の
基準孔(図示略)に基準ピン15,16が挿入されてデ
ィスクカートリッジ5が基準位置に位置決めされながら
、ターンテーブルTTの方向に下降し、磁気ディスク2
がターンテーブルTTに結合してチャッキングが完了す
る。
【0034】この後は、磁気ディスク1を適宜にアクセ
スすることができる。
【0035】また、ディスクカートリッジ5を排出する
ために、イジェクトボタン36を押し込むと、イジェク
トレバー37のイジェクトピン40との係合端が、ディ
スクカートリッジ排出方向に移動する。
【0036】このとき、図3(a)に示すように、ラッ
チングソレノイド39が解除状態にあり、そのプランジ
ャ39aが突き出されていて、イジェクトピン40がイ
ジェクトレバー37と係合可能な状態になっているとき
には、イジェクトレバー37の力がイジェクトピン40
に伝達され、それによって、イジェクトピン40がディ
スクカートリッジ排出方向に移動し、スプリング20の
付勢力に抗してキャリア10がディスクカートリッジ排
出方向に移動する。
【0037】これにより、レシーバ10が徐々に上昇す
るとともにイジェクト方向に移動する。また、そのとき
には、ターンテーブルTTと磁気ディスクとのチャッキ
ングは解除される。
【0038】そして、イジェクトボタン36の押し込み
量がほぼ限界位置にまで達したタイミングで、キャリア
ラッチ機構21とイジェクトプレート34との係合が解
除され、スプリング33の付勢力によりイジェクトプレ
ート34がディスクカートリッジ排出方向に移動する。
【0039】それにより、イジェクトプレート34にデ
ィスクカートリッジ5が押されるので、ディスクカート
リッジ5は窓35aより排出される。
【0040】また、イジェクトプレート34とキャリア
ラッチ機構21との係合が解除された後で、キャリアラ
ッチ機構21によりキャリア11がラッチされる。
【0041】このようにして、ディスクカートリッジ5
がこのローディング機構により、磁気ディスク駆動装置
に対して着脱される。
【0042】一方、図3(b)に示すように、ラッチン
グソレノイド39がプランジャ39aを吸引する状態に
なっているときには、イジェクトピン40がイジェクト
レバー37と係合しない態位に移動するので、イジェク
トボタン36を押し込んでも、イジェクトレバー37の
力がイジェクトピン40に伝達されず、それによって、
ディスクカートリッジ5の排出動作が行なわれない。
【0043】すなわち、ラッチングソレノイド39を吸
引状態に動作することで、イジェクト動作を禁止するこ
とができ、また、ラッチングソレノイド39を吸引解除
状態(以下、単に解除状態という)に動作することで、
イジェクト動作の禁止を解除することができる。
【0044】ここで、ラッチングソレノイド39の動作
について説明する。
【0045】ラッチングソレノイド39を吸引する磁気
回路がプランジャ39aに作用する磁気的吸引力と、プ
ランジャ39aに配設されているコイルスプリング39
bが作用する解除方向への付勢力は、プランジャ39a
のストロークに応じて、それぞれ第4図に示したグラフ
L1,L2のように変化する。
【0046】したがって、ラッチングソレノイド39に
吸引方向の駆動電流を十分な期間印加し、プランジャ3
9aが吸引方向に移動すると、そのストロークでは磁気
回路の磁気的吸引力がコイルスプリング39bの付勢力
に打ち勝つので、駆動電流の印加を停止したときには、
ラッチングソレノイド39は、吸引方向にプランジャ3
9aを移動した状態で保持される。
【0047】一方、ラッチングソレノイド39に解除方
向の駆動電流を十分な期間印加し、プランジャ39aが
解除方向に移動すると、そのストロークではコイルスプ
リング39bの付勢力が磁気回路の磁気的吸引力に打ち
勝つので、駆動電流の印加を停止したときには、ラッチ
ングソレノイド39は、解除方向にプランジャ39aを
移動した状態で保持される。
【0048】このように、ラッチングソレノイド39は
、駆動電流を印加していない状態で、吸引方向か解除方
向のいずれか一方の状態を保持する。
【0049】したがって、イジェクト禁止状態にすると
きには、ラッチングソレノイド39に吸引方向の駆動電
流を一定期間印加すればよく、また、イジェクト可能状
態にするときには、ラッチングソレノイド39に解除方
向の駆動電流を一定期間印加すればよい。
【0050】図5および図6は、イジェクト禁止表示機
構の一例を示している。
【0051】図において、イジェクト禁止表示機構は、
磁気ディスク装置の前面パネル35の内側に設けられて
おり、上述したラッチングソレノイド39と同様に動作
位置を保持できるロータリラッチングソレノイド42と
、このラッチングロータリソレノイド42の回転軸(プ
ランジャ)42aに取り付けられている円盤43と、こ
の円盤43の一端部に回動自在に設けられている可動片
44からなる。
【0052】また、可動片44の上部には、イジェクト
禁止状態を表示する「LOCK」なる文字列が印刷され
ている。また、前面パネル35には、円盤43を露出す
るための手動操作窓45が設けられており、円盤43の
中央部には、手動操作の手がかりとなる係合部46が設
けられている。
【0053】以上の構成で、ロータリラッチングソレノ
イド42を吸引状態に動作すると、円盤43が反時計回
り方向に所定角度回転し、それによって、可動片44が
上昇し、可動片44の上部に印刷されている文字列が、
ドア41の開口部より外部に表示される(図7参照)。
【0054】この状態から、ロータリラッチングソレノ
イド42を解除状態に動作すると、円盤43が時計回り
方向に所定角度回転し、それによって、可動片44が下
降し、可動片44の上部に印刷されている文字列が隠れ
る。
【0055】したがって、磁気ディスク装置がイジェク
ト禁止状態になっているときには、ロータリラッチング
ソレノイド42を吸引状態に動作し、また、磁気ディス
ク装置がイジェクト可能な状態になっているときには、
ロータリラッチングソレノイド42を解除状態に動作す
ることで、磁気ディスク装置のイジェクト禁止状態/イ
ジェクト禁止解除状態の別を表示することができる。
【0056】また、この場合、可動片44が上昇してい
る状態では、可動片44がドア41の開口部に出てくる
ため、磁気ディスク装置に収容されているディスクカー
トリッジ5を手動排出するときに可動片44が邪魔にな
り、手動排出することができないので、かかる状態での
ディスクカートリッジ5の排出が不可能な状態となる。
【0057】この状態でディスクカートリッジ5を排出
しようとするときには、手動操作窓45からドライバな
どを挿入して、円盤43の係合孔46にドライバの先端
を挿入し、ドライバを動かして円盤43を時計回り方向
に移動し、ロータリラッチングソレノイド42の回転軸
42aを回転し、それによって、ロータリラッチングソ
レノイド42の動作状態を解除状態に設定する。
【0058】図8は、ラッチングソレノイド39の駆動
制御部を示している。
【0059】同図において、磁気ディスク駆動制御部5
0は、ラッチングソレノイド39の動作制御を含み、ス
ピンドルモータ、磁気ヘッド、および、ヘッドアクセス
機構など、磁気ディスク駆動部の動作を制御するもので
あり、磁気ディスク装置を制御する磁気ディスク制御部
と種々の情報をやりとりしている。
【0060】トランジスタ51およびトランジスタ52
は、ラッチングソレノイド39およびロータリラッチン
グソレノイド42に吸引方向の駆動電流I1を印加する
ためのものであり、トランジスタ53およびトランジス
タ54はラッチングソレノイド39に解除方向の駆動電
流I2を印加するためのものである。
【0061】吸引回路55は、磁気ディスク駆動制御部
50より吸引信号S1が出力されると、トランジスタ5
1およびトランジスタ52をオンする一定パルス幅のオ
ン信号P1,P2を出力するものである。
【0062】解除回路56は、磁気ディスク駆動制御部
50より解除信号S2が出力されると、トランジスタ5
3およびトランジスタ54をオンする、一定パルス幅の
オン信号P3,P4を出力するものである。
【0063】電源監視回路57は、電源がオフ状態にな
っていることを検出するものであり、電源オフを検出す
ると、電源オフ信号S3を形成して、タイマ回路58に
出力する。
【0064】スイッチングトランジスタ59は、タイマ
回路58の時定数を設定するコンデンサ60に、タイマ
回路58から印加される充電電流を接地にバイパスする
ためのものであり、磁気ディスク駆動制御装置50から
出力される解除禁止信号S5が出力されている状態でオ
ンする。
【0065】タイマ回路58は、電源監視回路57より
電源オフ信号S3が出力されるとトリガされ、コンデン
サ60により設定されている磁気ディスクの惰走時間よ
りも若干長い時間TAを経過した時点で、解除タイマ信
号STを出力するものであり、その解除タイマ信号ST
は、解除信号S2とワイヤードオア61されて解除回路
56に加えられている。
【0066】ただし、解除禁止信号S5が出力されてい
てコンデンサ60がバイパスされているときには、コン
デンサ60に電荷が充電されないので、この場合には、
タイマ回路58の計時動作が行われず、解除タイマ信号
STが出力されない。
【0067】したがって、解除回路56は、磁気ディス
ク駆動制御部50から解除信号S2が出力されたとき、
および、タイマ回路58からタイマ解除信号STが出力
されたときに、その動作を行なう。
【0068】コンデンサ62は、磁気ディスク駆動制御
部50、ラッチングソレノイド39およびロータリラッ
チングソレノイド42に駆動電流を印加するトランジス
タ51,52,53,54、吸引回路55、解除回路5
6、および、タイマ回路58、に電源を供給するための
ものであり、常時は、抵抗63およびダイオード64の
直列回路を介して電源電圧Vdが印加されて、充電され
ている。
【0069】以上の構成で、上述したように、ディスク
カートリッジ5が磁気ディスク装置に装着されると、磁
気ディスク駆動制御部50は、図示しないセンサにより
その装着を検出し、それにより、ディスクカートリッジ
5が装着されたことを磁気ディスク制御部に通知すると
ともに、イジェクト動作を禁止するために吸引信号S1
を出力する(図9(a)参照)。また、スピンドルモー
タSPの回転を開始して磁気ディスクを回転駆動すると
ともに、磁気ヘッドアクセス機構を待機位置にまで移動
する。
【0070】これにより、磁気ディスク制御部は、この
磁気ディスク装置を使用するホスト装置(図示略)にデ
ィスクカートリッジ5が装着されたことを通知して、ア
クセス待機状態に移行する。
【0071】また、このとき、電源オフ時におけるディ
スクカートリッジ5のイジェクトを可能に設定する動作
が指令されると、かかる動作モードが磁気ディスク制御
部から磁気ディスク駆動制御部50に通知され、これに
より、磁気ディスク駆動制御部50は、解除禁止信号S
5を出力しない状態に設定する。その結果、この動作モ
ードでは、タイマ回路58が動作可能な状態となる。
【0072】また、吸引回路55は、吸引信号S1を入
力すると、パルス幅TPのオン信号P1,P2(図8(
f),(g)参照)を出力して、トランジスタ51,5
2をパルス幅TPの期間オンする。
【0073】これにより、ラッチングソレノイド39お
よびラッチングロータリソレノイド42にパルス幅TP
の期間駆動電流I1が印加され、それによって、ラッチ
ングソレノイド39およびラッチングロータリソレノイ
ド42が吸引方向に移動する(図9(j)参照)。そし
て、オン信号P1,P2が出力されなくなり、駆動電流
I1の印加が停止しても、ラッチングソレノイド39お
よびラッチングロータリソレノイド42の吸引状態が保
持される。
【0074】したがって、ディスクカートリッジ5が磁
気ディスク装置に装着されて、磁気ディスクをアクセス
可能な状態になっているときには、ラッチングソレノイ
ド39およびラッチングロータリソレノイド42が吸引
状態になっているので、上述したように、ディスクカー
トリッジ5のイジェクト動作が禁止されとともに、イジ
ェクト禁止状態が表示される。
【0075】この状態から、例えば、使用している磁気
ディスクを交換する場合などで、ホスト装置から磁気デ
ィスクのイジェクトが指令されると、磁気ディスク制御
部は、その旨を磁気ディスク駆動制御部50に通知する
【0076】これにより、磁気ディスク駆動制御部50
は、磁気ヘッドを退避するとともに、スピンドルモータ
SPの回転を停止し、磁気ディスクが完全に停止するタ
イミングで、イジェクト禁止状態を解除するために解除
信号S2を出力する(図9(b)参照)。
【0077】この解除信号S2は、ワイヤードオア61
を介して解除回路56に入力され(第6図(e)参照)
、それにより、解除回路56は、パルス幅TPのオン信
号P3,P4(図9(h),(i)参照)を出力して、
トランジスタ53,54をパルス幅TPの期間オンする
【0078】これにより、ラッチングソレノイド39お
よびラッチングロータリソレノイド42にパルス幅TP
の期間駆動電流I2が印加され、それによって、ラッチ
ングソレノイド39およびラッチングロータリソレノイ
ド42が解除方向に移動する。そして、オン信号P3,
P4が出力されなくなり、駆動電流I2の印加が停止し
ても、ラッチングソレノイド39およびラッチングロー
タリソレノイド42の解除状態が保持される。
【0079】したがって、この場合、ラッチングソレノ
イド39およびラッチングロータリソレノイド42が解
除状態になるので、上述したように、ディスクカートリ
ッジ5のイジェクト動作が可能な状態となるとともに、
イジェクト禁止状態が表示されなくなる。
【0080】これにより、オペレータは、イジェクトボ
タン36を押し込んで装着しているディスクカートリッ
ジ5を排出することができ、新たなディスクカートリッ
ジ5を装着することができる。
【0081】また、例えば、オペレータがディスクカー
トリッジ5を装着したままの状態で、磁気ディスク装置
の電源をオフすると、その電源断が、電源監視回路57
により検出され、それにより、電源監視回路57は電源
オフ信号S3を出力する(図9(c)参照)。
【0082】この電源オフ信号S3は、タイマ回路58
に入力され、それにより、タイマ回路58は、一定時間
TAを経過したタイミングで、タイマ解除信号STを出
力する(図9(d)参照)。
【0083】このタイマ解除信号STは、ワイヤードオ
ア61を介して解除回路56に入力され、それにより、
解除回路56は、上述と同様にして、パルス幅TPのオ
ン信号P3,P4を出力する。
【0084】その結果、上述と同様にして、ラッチング
ソレノイド39およびラッチングロータリソレノイド4
2が解除方向に移動し、ディスクカートリッジ5のイジ
ェクト動作が可能な状態となるとともに、イジェクト禁
止状態が表示されなくなる。
【0085】また、電源がオフされてから、ラッチング
ソレノイド39およびラッチングロータリソレノイド4
2が解除状態に動作完了するまでの期間では、コンデン
サ62から供給される電源によって、磁気ディスク駆動
制御部50、トランジスタ53,54、解除回路56、
電源監視回路57、および、タイマ回路58が駆動され
る。
【0086】したがって、磁気ディスク装置の電源がオ
フされると、その時点でスピンドルモータSPに電源が
印加されなくなるので、徐々に磁気ディスクの回転が停
止するが、その回転が完全に停止するまでの時間より若
干長い期間TAは、ラッチングソレノイド39およびラ
ッチングロータリソレノイド42が吸引状態に動作して
いるので、イジェクト動作が禁止されている。
【0087】そして、電源がオフされてから期間TAを
経過した時点で、上述したように、ラッチングソレノイ
ド39およびラッチングロータリソレノイド42が解除
状態に動作するので、イジェクト動作を行なうことがで
きる。
【0088】すなわち、電源がオフされてから磁気ディ
スクの回転が完全に停止するまでの間は、ディスクカー
トリッジ5のイジェクト動作が禁止され、磁気ディスク
の回転が完全に停止した後で、始めてディスクカートリ
ッジ5のイジェクト動作を行なうことができるので、磁
気ディスクの破損や、磁気ヘッドの破損を防止すること
ができる。
【0089】また、イジェクト動作の禁止/禁止解除お
よびその表示をラッチングソレノイド39およびラッチ
ングロータリソレノイド42を用いて行なっているため
、イジェクト動作の禁止/禁止解除およびその表示のた
めに必要な電力が少なくてすみ、したがって、イジェク
ト動作の禁止/禁止解除およびその表示のための回路に
供給する電源をコンデンサ62により実現することがで
きる。
【0090】なお、磁気ヘッドは、電源がオフされると
、一定時間内にディスクカートリッジ5から退避するよ
うに構成されている。
【0091】一方、電源オフ状態でイジェクト禁止状態
に設定する動作モードがホスト装置から、指令されてい
る場合には、磁気ディスク駆動制御部50は、禁止解除
信号S5を出力する。
【0092】したがって、例えば、オペレータがディス
クカートリッジ5を装着したままの状態で磁気ディスク
装置の電源をオフしたとき、その電源断が、電源監視回
路57により検出され、それにより、電源監視回路57
は電源オフ信号S3を出力し、これによって、タイマ回
路58が動作を開始するが、このときには、タイマ回路
58は、一定時間TAを経過したタイミングでもタイマ
解除信号STを出力しないので、解除回路56がラッチ
ングソレノイド39およびラッチングロータリソレノイ
ド42を解除状態に動作しない。
【0093】その結果、このときには、電源オフ状態で
のディスクカートリッジ5のイジェクトが禁止される。
【0094】このようにして、本実施例では、電源オフ
状態でのディスクカートリッジ5のイジェクト禁止/禁
止解除状態を任意に設定することができるので、ホスト
装置のユーザの使用目的によって、それらの動作状態を
適宜に設定することができ、磁気ディスク装置の使い勝
手が向上する。
【0095】また、ディスクカートリッジ5のイジェク
ト禁止/禁止解除状態の区別を表示するようにしている
ので、例えば、磁気ディスク装置がイジェクト禁止状態
であるにもかかわらずユーザがディスクカートリッジ5
をイジェクトする動作を行なうような誤動作を防止する
ことができる。
【0096】ところで、上述した実施例では、媒体交換
型の磁気ディスク装置に本発明を適用しているが、例え
ば、光ディスク装置などのそれ以外の媒体交換型のディ
スク装置にも、本発明を同様にして適用することができ
る。
【0097】また、上述した実施例では、イジェクト禁
止/禁止解除およびその表示のための駆動装置としてラ
ッチングソレノイドおよびラッチングロータリソレノイ
ドを用いているが、同等の機能を実現できる他の装置要
素を用いることもできる。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電源オフ状態でのイジェクト禁止/禁止解除状態を任意
に設定することができるので、媒体交換型のディスク記
憶装置の使い勝手が向上する。また、イジェクト禁止状
態であることを表示するようにしたので、イジェクト禁
止状態になっているのか、あるいは、イジェクト解除状
態になっているのかをユーザが明確に知ることができる
という効果を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる磁気ディスク装置の
概略構成を示す分解斜視図。
【図2】ディスクカートリッジを装着する前および装着
完了の状態を示す概略側面図。
【図3】イジェクト可能な状態およびイジェクト禁止状
態を示す概略断面図。
【図4】ラッチングソレノイドの動作を説明するための
グラフ図。
【図5】イジェクト禁止表示機構を例示した概略斜視図
【図6】イジェクト禁止表示機構を例示した概略斜視図
【図7】イジェクト禁止表示機構の動作を説明するため
の概略部分断面図。
【図8】ラッチングソレノイドおよびラッチングロータ
リソレノイドの駆動回路の一例を示す回路図。
【図9】図8の装置の動作を説明するための動作波形図
【図10】イジェクト禁止機構の従来例を示す概略図。
【符号の説明】
36  イジェクトボタン 37  イジェクトレバー 39  ラッチングソレノイド 39a  プランジャ 39b  コイルスプリング 40  イジェクトピン 42  ラッチングロータリソレノイド42a  回転
軸 43  円盤 44  可動片 45  手動操作窓 46  係合部 50  磁気ディスク駆動制御部 51,52,53,54  トランジスタ55  吸引
回路 56  解除回路 58  タイマ回路 59  スイッチングトランジスタ 60,62  コンデンサ 61  ワイヤードオア

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  媒体交換型のディスク記憶装置のイジ
    ェクト禁止機構において、イジェクト機構の動作を禁止
    するラッチングソレノイドと、電源停止後一定時間を経
    過した時点でラッチングソレノイドによるイジェクト機
    構の動作禁止を解除する禁止解除手段と、この禁止解除
    手段の動作を禁止する禁止解除禁止手段と、常時は充電
    されるとともに上記ラッチングソレノイドおよび禁止解
    除手段に電源を供給する蓄電池を備えたことを特徴とす
    るイジェクト禁止機構。
  2. 【請求項2】  媒体交換型のディスク記憶装置のイジ
    ェクト禁止機構において、イジェクト機構の動作を禁止
    するラッチングソレノイドと、電源停止後一定時間を経
    過した時点でラッチングソレノイドによるイジェクト機
    構の動作禁止を解除する禁止解除手段と、この禁止解除
    手段の動作を禁止する禁止解除禁止手段と、上記イジェ
    クト機構の動作禁止状態を表示するイジェクト禁止表示
    手段と、常時は充電されるとともに上記ラッチングソレ
    ノイドおよび禁止解除手段に電源を供給する蓄電池を備
    えたことを特徴とするイジェクト禁止機構。
  3. 【請求項3】  前記イジェクト禁止表示手段は、イジ
    ェクト禁止表示内容が付されている可動片と、前記ラッ
    チングソレノイドに連動して上記可動片のイジェクト禁
    止表示内容を媒体挿入口を通して認識可能にする駆動手
    段を備えてなることを特徴とする請求項2記載のイジェ
    クト禁止機構。
  4. 【請求項4】  前記イジェクト禁止表示手段は、前記
    可動片を媒体挿入口の開口部から退避させる手動操作手
    段を備え、収容された媒体を手動で取り出すことが可能
    にされていることを特徴とする請求項3記載のイジェク
    ト禁止機構。
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