JPH04370349A - 多気筒エンジンのノック検出方法 - Google Patents

多気筒エンジンのノック検出方法

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JPH04370349A
JPH04370349A JP14887691A JP14887691A JPH04370349A JP H04370349 A JPH04370349 A JP H04370349A JP 14887691 A JP14887691 A JP 14887691A JP 14887691 A JP14887691 A JP 14887691A JP H04370349 A JPH04370349 A JP H04370349A
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knock
engine
sensor
knocking
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Takayuki Sogawa
能之 十川
Yasunori Kikazawa
気賀沢 庸徳
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Fuji Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ノックセンサからの検
出出力に基づいてノック発生の有無を判定するエンジン
のノック検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、エンジンの混合気の異常
燃焼により発生するノックは、燃焼圧力振動として、あ
るいは、シリンダブロックなどに伝達する機械的振動と
して、ノックセンサにより検出することができる。
【0003】このノックセンサからの信号処理に関して
は、本出願人は、先に提出した特開平2−272327
号公報及び特開平2−272328号公報において、ノ
ックセンサからの信号を燃焼サイクルの特定期間内で連
続して高速にアナログ/デジタル(A/D)変換する、
いわゆるデジタルノック検出処理の技術を提案しており
、この技術により、アナログ波形処理の経年変化による
信頼性低下を伴うことなく、正確にノック発生の有無を
判定することができるようになった。
【0004】一般に、このデジタルノック検出処理にお
いては、所定のサンプル区間でノックセンサからの信号
を高速にA/D変換し、このA/D変換データからノッ
クセンサ信号の振幅の区間内平均値を求める。この区間
内平均値は、ノイズの大きさやノックの有無により変化
し、サイクル間で変動するため、通常、加重平均してエ
ンジン回転数などの運転条件に応じた係数を乗じ、比較
基準レベルであるバックグランドレベルが安定した値と
なるようにしている。
【0005】そして、上記バックグランドレベルを越え
る振幅のA/D変換データを抽出してバックグランドレ
ベルとの差を積分し、この積分値とノック判定レベルを
比較してノック発生の有無を判定するようにしており、
このノック判定レベルは、聴覚や筒内圧センサなどで確
認してノックの大きさが一定になるように設定している
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、多気筒
エンジンで複数のノックセンサを使用するシステムにお
いては、ノックセンサ検出出力中のノイズは、気筒やノ
ックセンサ毎に大きさが異なり、また、バックグランド
レベルは、エンジンが高回転、高負荷のとき大きくなり
、過渡運転時などバックグランドレベルの要求値が急変
する。
【0007】このため、加重平均後のバックグランドレ
ベルが要求値に追いつかなくなるばかりでなく、1つの
気筒で発生したノックにより、他の気筒のバックグラン
ドレベル演算値が変化してしまう。さらに、加重平均を
エンジンサイクル毎に行なうと、低回転時の応答性が著
しく悪化し、逆に、ノックが起こった次のサイクルには
、振幅の区間内平均値が大きくなるため、バックグラン
ドレベル演算値が要求値よりも大きくなってしまう。
【0008】従って、すべての気筒から得たノックセン
サの信号あるいはすべてのノックセンサの信号による1
つのバックグランドレベル、1つのノック判定レベルで
は、すべてのエンジンの運転状態、すべての気筒に対し
て、必ずしもノック発生の有無を的確に判定することが
できず、ノック誤検出やノック検出不良を生じるおそれ
があった。
【0009】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
、すべてのエンジンの運転状態、すべての気筒に対して
ノック発生の有無を的確に判定することができ、ノック
誤検出やノック検出不良を防止してノック検出精度を向
上させることのできるエンジンのノック検出方法を提供
することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の発明によるエンジ
ンのノック検出方法は、ノックセンサからの検出出力に
基づいてノック発生の有無を判定するエンジンのノック
検出方法において、ノック発生の有無を判定するための
ノック判定レベルを、ノック検出位置毎に、エンジン運
転状態に応じて設定することを特徴とする。
【0011】第2の発明によるエンジンのノック検出方
法は、ノックセンサからの検出出力に基づいてノック発
生の有無を判定するエンジンのノック検出方法において
、上記ノックセンサの検出出力によるバックグランドレ
ベルを、ノック検出位置毎に、エンジン運転状態に応じ
て設定することを特徴とするエンジンのノック検出方法
【0012】第3の発明によるエンジンのノック検出方
法は、第1の発明または第2の発明におけるノック検出
位置を、エンジンの各気筒あるいは気筒群とすることを
特徴とする。
【0013】第4の発明によるエンジンのノック検出方
法は、第1の発明または第2の発明におけるノック検出
位置を、ノックセンサの取付位置とすることを特徴とす
る。
【0014】第5の発明によるエンジンのノック検出方
法は、ノックセンサからの検出出力に基づいてノック発
生の有無を判定するエンジンのノック検出方法において
、上記ノックセンサの検出出力によるバックグランドレ
ベルの統計処理における加重平均率を、エンジン運転状
態に応じて設定することを特徴とする。
【0015】
【作用】第1の発明によるエンジンのノック検出方法で
は、ノック発生の有無を判定するためのノック判定レベ
ルを、ノック検出位置毎に、エンジン運転状態に応じて
設定し、ノック発生の有無を判定する。
【0016】第2の発明によるエンジンのノック検出方
法では、ノックセンサの検出出力によるバックグランド
レベルを、ノック検出位置毎に、エンジン運転状態に応
じて設定する。
【0017】第3の発明によるエンジンのノック検出方
法では、第1の発明のノック判定レベルまたは第2の発
明におけるバックグランドレベルを、エンジンの各気筒
毎あるいは気筒群毎にエンジン運転状態に応じて設定し
、ノック発生の有無を判定する。
【0018】第4の発明によるエンジンのノック検出方
法では、第1の発明のノック判定レベルまたは第2の発
明におけるバックグランドレベルを、ノックセンサの取
付位置毎にエンジン運転状態に応じて設定し、ノック発
生の有無を判定する。
【0019】第5の発明によるエンジンのノック検出方
法では、ノックセンサの検出出力によるバックグランド
レベルを、エンジン運転状態に応じて設定した加重平均
率により統計処理する。
【0020】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図面は本発明の一実施例を示し、図1〜図3はノ
ック判定レベル、バックグランドレベル加重平均率、及
び、バックグランド係数の設定ルーチンのフローチャー
ト、図4はエンジン制御系の概略図、図5はクランクロ
ータとクランク角センサの正面図、図6は図5の側面図
、図7は第1のクランクロータと第1のクランク角セン
サの正面図、図8は第2のクランクロータと第2のクラ
ンク角センサの正面図、図9はカムロータとカム角セン
サの正面図、図10は制御装置の回路構成図、図11は
サンプル開始設定ルーチンのフローチャート、図12及
び図13はノック検出及びバックグランドレベル設定ル
ーチンのフローチャート、図14はメインコンピュータ
における処理ルーチンのフローチャート、図15はノッ
ク検出の時系列を示す説明図、図16はノック信号の処
理を示す説明図である。
【0021】[エンジン制御系の構成]図4において、
図中の符号1はエンジン本体であり、図においては6気
筒水平対向型エンジンを示す。このエンジン本体1は、
シリンダブロック2がクランクシャフト1aを中心とし
て両側のバンク(図の右側が左バンク、左側が右バンク
)に2分割されており、例えば、右バンクに#1,#3
,#5気筒の気筒群が配置され、左バンクに#2,#4
,#6気筒の気筒群が配置されている。
【0022】上記各バンクの各シリンダヘッド3には、
それぞれ吸気ポート4が形成され、各吸気ポート4にイ
ンテークマニホルド5が連通されている。また、上記イ
ンテークマニホルド5の上流に、各バンクに対応してス
ロットルチャンバ6a,6bが連通され、さらに、各ス
ロットルチャンバ6a,6bが合流して上流側にエアチ
ャンバ7が連通されている。
【0023】上記エアチャンバ7上流側には、吸気管8
を介してエアクリーナ9が取付けられており、このエア
クリーナ9の直下流に吸入空気量センサ(図においては
、ホットフィルム式エアフローメータ)10が介装され
ている。
【0024】また、上記各スロットルチャンバ6a,6
bと上記エアチャンバ7との間に、それぞれ、スロット
ルバルブ11a,11bが介装され、一方のスロットル
バルブ11bに、スロットル開度センサ12aとスロッ
トルバルブ全閉を検出するアイドルスイッチ12bとが
連設されている。
【0025】さらに、各スロットルチャンバ6a,6b
を連通する通路6cに可変吸気バルブ11cが介装され
、各スロットルバルブ11a,11bの直下流側が通路
6dによって連通され、この通路6dと上記エアチャン
バ7との間に、アイドルスピードコントロールバルブ(
ISCV)13が介装されている。
【0026】また、上記インテークマニホルド5の各気
筒の各吸気ポート4の直上流側にインジェクタ14が配
設され、さらに、上記各シリンダヘッド3の各気筒毎に
、その先端を燃焼室に露呈する点火プラグ15が取付け
られている。この点火プラグ15の端子部には、点火コ
イル15aが直接取付けられ、イグナイタ16に接続さ
れている。
【0027】上記インジェクタ14には、燃料タンク1
7内に設けられたインタンク式の燃料ポンプ18から燃
料フィルタ19を経て燃料が圧送され、プレッシャレギ
ュレータ20にて調圧される。
【0028】また、上記シリンダブロック2に形成され
た冷却水通路(図示せず)に冷却水温センサ21が臨ま
されるとともに、上記シリンダブロック2の各バンクに
、それぞれ、右バンクノックセンサ22a、左バンクノ
ックセンサ22bが取付けられており、上記各シリンダ
ヘッド3の各排気ポート23から、各バンク毎に設けた
各排気管24a,24bが連通されている。
【0029】上記各排気管24a,24bには、それぞ
れ、右バンクO2 センサ25a,左バンクO2センサ
25bが臨まされ、各O2 センサ25a,25bの下
流側に、それぞれ、触媒コンバータ26a,26bが介
装され、さらに、各触媒コンバータ26a,26bの下
流側合流部に、触媒コンバータ27が介装されている。
【0030】一方、上記エンジン本体1のクランクシャ
フト1aには、クランクスプロケット1bが軸着され、
このクランクスプロケット1bにタイミングベルト28
が張設されている(図6参照)。そして、上記クランク
シャフト1aの回転が上記タイミングベルト28を介し
てカムシャフト1cに伝達され、このカムシャフト1c
が上記クランクシャフト1aに対し1/2 回転する。
【0031】また、上記クランクシャフト1aにクラン
ク角検出用の第1のクランクロータ29とグループ気筒
判別用の第2のクランクロータ30とが軸着され、第1
,第2のクランクロータ29,30の外周に、被検出体
である突起を検出する電磁ピックアップなどからなる第
1,第2のクランク角センサ31,32が、それぞれ対
設されている。また、上記カムシャフト1cにカムロー
タ33が軸着され、このカムロータ33の外周に電磁ピ
ックアップなどからなるカム角センサ34が対設されて
いる。
【0032】図6に示すように、上記各クランクロータ
29,30は、所定の間隔L2 をもって互いに近接し
て軸着され、各クランクロータ29,30の外周に、上
記各クランク角センサ31,32が所定のクリアランス
Sを介して対設されている。
【0033】また、上記各クランクロータ29,30の
間隔L2 は、各クランク角センサ31,32の間隔L
1 ( 上記クランクシャフト1aの軸方向の間隔)よ
りも小さく、従って、上記第1のクランク角センサ31
の軸中心は、上記第1のクランクロータ29(クランク
角検出用クランクロータ)の板厚中心に対して上記クラ
ンクスプロケット1b側へ僅かにオフセットしており、
また、上記第2のクランク角センサ32の軸中心は、上
記第2のクランクロータ30(グループ気筒判別用クラ
ンクロータ)の板厚中心に対して上記エンジン本体1側
へ僅かにオフセットしている。
【0034】さらに、図5に示すように、上記各クラン
ク角センサ31,32は、上記クランクシャフト1aの
軸中心に対して所定の開き角θ0 (例えば25°)で
配置され、上記各クランク角センサ31,32を被検出
体が通過する際に生じる磁束変化により互いに影響を受
けてノイズが発生しないよう所定の空間的距離が保たれ
る。
【0035】すなわち、上記各クランクロータ29,3
0の軸方向の取付け長さが最小にされるとともに上記ク
ランク角センサ31,32の相互干渉が防止されてコン
パクト化を図ることができ、上記各クランクロータ29
,30の構成を簡単にすることができる。
【0036】また、上記クランク角検出用の第1のクラ
ンクロータ29は、図7に示すように、その外周に突起
29aが形成されており、また、上記グループ気筒判別
用の第2のクランクロータ30は、図8に示すように、
その外周にグループ気筒判別用の突起30aが形成され
ている。
【0037】そして、上記各クランク角センサ31,3
2を上記各突起29a,30aが通過する際に磁束を変
化させ、その結果、電磁誘導により上記各クランク角セ
ンサ31,32から交流電圧の信号列が出力され、それ
ぞれ、クランクパルス、グループ判別パルスに変換され
る。
【0038】上記クランク角検出用の第1のクランクロ
ータ29は、詳細には、突起29aが、例えば、各気筒
の圧縮上死点前(BTDC)10°を起点として30°
間隔で等間隔に形成され、この突起29aを検出する上
記第1のクランク角センサ31からの信号が波形整形さ
れ、クランク角30°毎のクランクパルスが得られるよ
うになっている。
【0039】例えば、BTDC70°を示すクランクパ
ルスは、エンジン回転数NEを算出する際の基準クラン
ク角であり、また、点火時期設定、燃料噴射時期設定の
際の基準クランク角となる。さらに、BTDC10°を
示すクランクパルスは、始動時の固定点火時期のクラン
ク角となる。
【0040】また、上記グループ気筒判別用の第2のク
ランクロータ30の突起30aは、例えば、#1,#2
気筒のBTDC55°の位置に1個形成され、#3,#
4気筒のBTDC55°の位置から30°毎に2個、#
5,#6気筒のBTDC55°の位置から30°毎に3
個形成されており、上記突起30aを検出する上記第2
のクランク角センサ32からの信号が同様に波形整形さ
れ、グループ判別パルスが得られる。
【0041】図15に示すように、上記グループ判別パ
ルスは、30°CA毎のクランクパルス間に0個ないし
1個出力され、BTDC100°とBTDC70°との
間には、いずれの気筒においてもグループ判別パルスは
存在せず、上記グループ判別パルスが、無し、有りのパ
ターンの後のクランクパルスは、常にBTDC40°を
示し、次のクランクパルスはBTDC10°を示す。
【0042】一方、図9に示すように、上記カムロータ
33には、特定気筒の圧縮上死点を判別するため、例え
ば#1気筒の圧縮上死点後(ATDC)43.2°の位
置に、突起33aが1個形成されており、カム角センサ
34からのカムパルスと上記グループ判別パルスとによ
り、個々の気筒を判別することができる。
【0043】尚、上記第1,第2のクランクロータ29
,30、あるいは、上記カムロータ33の外周には、突
起の代わりにスリットを設けても良く、さらには、上記
第1,第2のクランク角センサ31,32、及び、カム
角センサ34は、電磁ピックアップなどの磁気センサに
限らず、光センサなどでも良い。
【0044】[制御装置の回路構成]一方、図10にお
いて、符号40は、マイクロコンピュータからなる制御
装置(ECU)であり、このECU40は、点火時期制
御、燃料噴射制御などを行なうメインコンピュータ41
と、ノック検出処理を行なう専用のサブコンピュータ4
2との2つのコンピュータから構成されている。
【0045】また、上記ECU40内には定電圧回路4
3が内蔵され、この定電圧回路43から各部に安定化電
圧が供給されるようになっている。この定電圧回路43
は、ECUリレー44のリレー接点を介してバッテリ4
5に接続され、上記ECUリレー44のリレーコイルが
キースイッチ46を介して上記バッテリ45に接続され
ている。また、上記バッテリ45に、燃料ポンプリレー
47のリレー接点を介して燃料ポンプ18が接続されて
いる。
【0046】上記メインコンピュータ41は、メインC
PU48、ROM49、RAM50、タイマ51、シリ
アルインターフェース(SCI)52、及び、I/O 
インターフェース53がバスライン54を介して互いに
接続されている。
【0047】上記I/O インターフェース53の入力
ポートには、吸入空気量センサ10、スロットル開度セ
ンサ12a、冷却水温センサ21、右バンクO2センサ
25a、及び、左バンクO2センサ25bが、A/D変
換器55aを介して接続されるとともに、アイドルスイ
ッチ12b、第1,第2のクランク角センサ31,32
、カム角センサ34が接続され、さらに、上記バッテリ
45が接続されてバッテリ電圧がモニタされる。
【0048】また、上記I/O インターフェース53
の出力ポートには、イグナイタ16が接続され、さらに
、駆動回路55bを介して、ISCV13、インジェク
タ14、燃料ポンプリレー47のリレーコイルが接続さ
れている。
【0049】一方、サブコンピュータ42は、サブCP
U56、ROM57、RAM58、タイマ59、SCI
60、及び、I/Oインターフェース61がバスライン
62を介して互いに接続されて構成されている。
【0050】上記I/Oインターフェース61の入力ポ
ートには、第1,第2のクランク角センサ31,32、
及び、カム角センサ34が接続されるとともに、右バン
クノックセンサ22a、左バンクノックセンサ22bが
、それぞれ、アンプ63、周波数フィルタ64、A/D
変換器65を介して接続されている。
【0051】上記各ノックセンサ22a,22bは、例
えばノック振動とほぼ同じ固有周波数を持つ振動子と、
この振動子の振動加速度を検知して電気信号に変換する
圧電素子とから構成される共振形のノックセンサであり
、エンジンの爆発行程における燃焼圧力波によりシリン
ダブロックなどに伝わる振動を検出し、その振動波形を
ノック信号として出力する。
【0052】このノック信号は上記アンプ63により所
定のレベルに増幅された後、上記周波数フィルタ64に
より必要な周波数成分が抽出され、A/D変換器65で
アナログデータからデジタルデータに変換される。
【0053】上記メインコンピュータ41と上記サブコ
ンピュータ42とは、SCI52,60を介したシリア
ル回線により接続されるとともに、上記サブコンピュー
タ42のI/Oインターフェース61の出力ポートが、
上記メインコンピュータ41のI/Oインターフェース
53の入力ポートに接続されている。
【0054】上記メインコンピュータ41では、クラン
クパルスに基づいて点火時期などを演算し、所定の点火
時期に達すると、該当気筒に点火信号を出力し、一方、
上記サブコンピュータ42では、クランクパルスの入力
間隔からエンジン回転数を算出し、このエンジン回転数
とエンジン負荷(メインコンピュータ41から読込んだ
データ)とに基づいて各ノックセンサ22a,22bか
らのノック信号のサンプル区間を設定し、このサンプル
区間で各ノックセンサ22a,22bからのノック信号
を高速にA/D変換して振動波形を忠実にデジタルデー
タに変換し、ノック発生の有無を判定する。
【0055】このノック発生の有無の判定結果は、サブ
コンピュータ42のI/Oインターフェース61に出力
され、ノック発生の場合には、SCI60,52を介し
たシリアル回線を通じてサブコンピュータ42から上記
メインコンピュータ41にノックデータが読込まれ、上
記メインコンピュータ41では、このノックデータに基
づいて直ちに該当気筒の点火時期を遅らせ、ノックを回
避する。
【0056】[動  作]まず、サブコンピュータ42
におけるノック判定処理について説明する。サブコンピ
ュータ42では、ノック発生の有無の判定に先立ち、図
1〜図3に示すルーチンが実行される。このルーチンは
、ノック判定レベル、バックグランドレベル加重平均率
、及び、バックグランド係数を設定するルーチンであり
、所定時間あるいは所定周期毎に実行される。
【0057】ステップS101で第1のクランク角セン
サ31からのクランクパルス入力間隔時間T0 をタイ
マ59により計測し、この入力間隔時間T0 から求ま
る周期によりエンジン回転数NEを算出する。
【0058】次いで、ステップS102へ進み、上記ス
テップS101で算出したエンジン回転数NEに基づき
、右バンクノックセンサ用ノック判定レベル基本データ
テーブルを参照して右バンクノックセンサ用ノック判定
レベル基本データKNLVLB1を設定すると、ステッ
プS103で、エンジン回転数NEに基づき、左バンク
ノックセンサ用ノック判定レベル基本データテーブルを
参照して左バンクノックセンサ用ノック判定レベル基本
データKNLVLB2を設定する。
【0059】上記右バンクノックセンサ用ノック判定レ
ベル基本データKNLVLB1及び左バンクノックセン
サ用ノック判定レベル基本データKNLVLB2は、予
めノックセンサ22a,22bの特性及び取付位置を考
慮し、ステップS102,S103に図示されるように
、それぞれ、エンジン回転数NEをパラメータとして実
験などにより求められてROM57のテーブルにストア
されており、エンジン低回転時はノック以外の振動が大
きいため、大きい値とされ、ノックの誤判定を回避する
ようになっている。
【0060】尚、エンジン低回転時を除く他の領域では
、エンジン特性によって基本データの傾向が異なり、一
概にはいえない。
【0061】その後、ステップS104へ進むと、SC
I60,52を介したシリアル回線によりメインコンピ
ュータ41にエンジン負荷としての基本燃料噴射量Tp
のデータを要求し、ステップS105で基本燃料噴射量
Tpのデータを受信し、ステップS106で、基本燃料
噴射量Tpに基づいてテーブルを参照し、上記基本デー
タを補正するための補正係数KTPを設定する。
【0062】尚、上記補正係数KTPは、基本燃料噴射
量Tp(エンジン負荷)に応じて上記各ノック判定レベ
ル基本データKNLVLB1,KNLVLB2を補正す
るためのものであり、予め基本燃料噴射量Tpをパラメ
ータとして実験などにより最適値を求め、ROM57に
テーブルとしてストアされており、例えば、基本燃料噴
射量Tpに応じ0.5〜2.0に設定されている。
【0063】そして、ステップS107へ進み、上記右
バンクノックセンサ用ノック判定レベル基本データKN
LVLB1に上記補正係数KTPを乗算し、右バンク用
ノック判定レベルKNLVL1を設定して(KNLVL
1←KNLVLB1×KTP)RAM58の所定アドレ
スにストアすると、ステップS108で、上記左バンク
ノックセンサ用ノック判定レベル基本データKNLVL
B2に上記補正係数KTPを乗算し、左バンク用ノック
判定レベルKNLVL2を設定して(KNLVL2←K
NLVLB2×KTP)RAM58の所定アドレスにス
トアする。
【0064】次いで、ステップS109へ進み、エンジ
ン回転数NEに加重平均回転数比例係数K0(一定値;
例えば、K0=1/6.25)を乗算して変数Aとして
ストアすると、ステップS110で、シリアル回線を通
して加速判定結果データをメインコンピュータ41に要
求し、ステップS111で、加速判定結果データを受信
する。
【0065】そして、ステップS112で、加速中か否
かを判別し、加速中でないと判別した場合には、ステッ
プS114へジャンプし、加速中と判別した場合には、
ステップS113へ進んで変数Aを加重平均率加速時係
数K1(一定値;但し、K1<1.0)を乗算した値に
更新し(A←K1×A)、ステップS114で、ノック
判定フラグFLAGKNが”1”にセットされているか
否かを判別する。
【0066】このノック判定フラグFLAGKNは、後
述するノック検出及びバックグランドレベル設定ルーチ
ンにてセット、クリアされるものであり、FLAGKN
=1のときノック発生有り、FLAGKN=0のときノ
ック発生無しを示し、その値がノック判定データとして
I/Oインターフェース61の出力ポートに出力される
【0067】上記ステップS114でFLAGKN≠1
の場合には、ノック発生無しのため、ステップS116
へジャンプし、FLAGKN=1の場合には、ノック発
生有りのため、変数Aに加重平均率ノック発生時係数K
2(一定値;但し、K2>1.0)を乗算して値を更新
し(A←K2×A)、ステップS116で変数Aをバッ
クグランドレベル加重平均率(加重平均の重み)Xとす
る(X←A)。
【0068】すなわち、バックグランドレベル加重平均
率Xは、エンジン回転数NEに比例するとともに、加速
時には値が小さく、さらに、ノック発生時には値が大き
くなるよう、エンジン運転状態に応じて設定されるため
、低回転時、加速時のバックグランドレベルの応答性悪
化を防止することができ、また、ノック発生時のバック
グランドレベルの安定性を向上することができるのであ
る。
【0069】次に、ステップS117へ進むと、エンジ
ン回転数NEに基づき、右バンクノックセンサバックグ
ランド係数テーブルを参照し、右バンクノックセンサ2
2aに対する右バンクノックセンサバックグランド係数
KBG1を設定し、また、ステップS118で、エンジ
ン回転数NEに基づき、左バンクノックセンサバックグ
ランド係数テーブルを参照し、左バンクノックセンサ2
2bに対する左バンクノックセンサバックグランド係数
KBG2を設定してルーチンを抜ける。
【0070】上記右バンクノックセンサバックグランド
係数KBG1及び左バンクノックセンサバックグランド
係数KBG2は、それぞれ、ステップS117,S11
8に図示されるように、エンジン形式毎に異なる適正値
が予め実験などにより求められ、ROM57のテーブル
にストアされている。尚、これらのバックグランド係数
KBG1,KBG2は、後述するバックグランドレベル
設定の際に用いられる。
【0071】一方、基準クランクパルスが入力される度
に、図11に示すサンプル開始設定ルーチンが割込みス
タートし、右バンクノックセンサ22aあるいは左バン
クノックセンサ22bからの信号のサンプル開始タイミ
ングが設定される。
【0072】この基準クランク角は、例えば、BTDC
10°であり、BTDC10°のクランクパルスがサブ
コンピュータ42に入力され、割込み処理が起動される
と、ステップS201で、気筒#iを判別し、判別した
気筒#iに応じてノックセンサを選択する。例えば、判
別した気筒#iが、#1,#3,#5の場合には右バン
クノックセンサ22aを選択し、判別した気筒#iが、
#2,#4,#6の場合には左バンクノックセンサ22
bを選択する。
【0073】この気筒判別は、第2のクランク角センサ
32からのグループ判別パルスが、BTDC100°と
BTDC70°との間には、いずれの気筒においても存
在しないことから、例えば、ある気筒のBTDC100
°を起点として次の気筒のBTDC100°までの間に
存在するグループ判別パルスのパターンを調べることに
より行なうことができ、#1,#2気筒、#3,#4気
筒、#5,#6気筒の各グループに対し、グループ毎の
気筒判別を行ない、さらに、カム角センサ34からのカ
ムパルスにより、個々の気筒を判別する(図15参照)
【0074】次いで、ステップS202へ進み、クラン
クパルス入力間隔時間T0 にサンプル開始角θSTA
 を乗算した値をクランクパルス間の角度θ(例えば、
30°)で除算することにより、サンプル開始角θST
Aを基準クランク角からのサンプル開始時間TSTA 
に変換する(TSTA ←T0 ×θSTA /θ)。
【0075】上記サンプル開始角θSTA は、予めR
OM57に最適な値がストアされている。すなわち、ノ
ック発生位置は点火時期により影響され、この点火時期
は、エンジン回転数NE、エンジン負荷Lをベースとし
た運転条件によって設定されるため、ノック検出の適正
なサンプル開始角θSTA を、例えば、エンジン回転
数NE、エンジン負荷Lなどを考慮して実験などにより
求め、予め、ROM57にストアしておくのである。
【0076】その後、ステップS203へ進み、上記ス
テップS202で変換したサンプル開始時間TSTA 
をサンプル開始タイマTM1 にセットすると、ステッ
プS204で、このサンプル開始タイマTM1 による
割込みを許可し、ルーチンを抜ける。
【0077】このサンプル開始設定ルーチンによりセッ
トされたサンプル開始タイマTM1の計時がサンプル開
始時間TSTA になると、図12及び図13に示すノ
ック検出及びバックグランドレベル設定ルーチンがタイ
マ割込みにより起動する(図15参照)。
【0078】そして、ステップS301で、後述する振
幅データ積分値P1及びノック積分値P2の前回のルー
チン実行時における値をクリアすると(P1←0、P2
←0)、ステップS302で、サンプル区間内でのサン
プリング回数をカウントするためのカウント値Nをクリ
アし(N←0)、ステップS303で、エンジン回転数
NEをパラメータとしてサンプル区間終了時刻をタイマ
セットする。
【0079】次いで、前述のサンプル開始設定ルーチン
にて設定した該当バンクのノックセンサからの出力をA
/D変換し、全波整流したデータを読込み、このA/D
変換データを、ステップS304でノック判定用データ
KNADとしてRAM58の所定アドレスにストアする
とともに、ステップS305でバックグランドレベル設
定用データBGADとしてRAM58の所定アドレスに
ストアする。
【0080】そして、ステップS306で、バックグラ
ンドレベル設定用データBGADとノックセンサ中心電
圧ADCNTとの差(絶対値)を振幅データ積分値P1
に加算し(P1←P1+|BGAD−ADCNT|)、
ステップS307で、カウント値Nをカウントアップし
(N←N+1)、ステップS308で、ノック判定用デ
ータKNADとノックセンサ中心電圧ADCNTとの差
(絶対値)を、前回までの該当気筒に対するバックグラ
ンドレベルBGLiと比較し、バックグランドレベルB
GLiに対して所定量を越えているか否かを判別する。
【0081】上記ステップS308で、|KNAD−A
DCNT|<BGLiの場合には、上記ステップS30
8からステップS311へジャンプし、|KNAD−A
DCNT|≧BGLiの場合には、上記ステップS30
8からステップS309へ進んで、ノック判定用データ
KNADとノックセンサ中心電圧ADCNTとの差(絶
対値)から、バックグランドレベルBGLiを減算した
値を変数Kとしてストアし(K←|KNAD−ADCN
T|−BGLi)、ステップS310で、この変数Kの
値をノック積分値P2に加算する(P2←P2+K)。
【0082】次いで、ステップS311で、サンプル区
間が終了したか否かを判別し、サンプル区間が終了して
いない場合には、前述のステップS304へ戻ってノッ
ク信号のA/D変換を継続し、サンプル区間が終了した
場合には、ステップS312へ進んで、積分値P2をノ
ック強度データKNPとする(KNP←P2)。
【0083】次に、ステップS313へ進み、該当バン
クに対するノック判定レベルKNLVLjをRAM58
から読出し、このノック判定レベルKNLVLjとノッ
ク強度データKNPとを比較してノック判定を行なう。 すなわち、図16に示すように、ノックセンサからのノ
ック信号データを中心電圧に対して全波整流した振幅デ
ータ|KNAD−ADCNT|のうち、バックグランド
レベルBGLiを越えるデータを積分し、このノック積
分値P2をノック判定レベルKNLVLjと比較するこ
とによってノック発生の有無を判別するのである。
【0084】その結果、上記ステップS313で、KN
P≧KNLVLjの場合には、ノック発生と判別し、ス
テップS314へ進んで、ノック判定フラグFLAGK
Nをセットして(FLAGKN←1)ステップS316
へ進み、KNP<KNLVLjの場合には、ノック発生
無しと判別して、ステップS315で、ノック判定フラ
グFLAGKNをクリアする(FLAGKN←0)。
【0085】その後、ステップS316へ進み、振幅デ
ータ積分値P1をカウント値Nで除算してサンプル区間
内での平均値BGAVEを算出し(BGAVE←P1/
N)、ステップS317で、このサンプル区間内での平
均値BGAVEを、前述のルーチンにて設定したバック
グランドレベル加重平均率Xにより加重平均し、RAM
58の所定アドレスにストアされている該当気筒の加重
平均後振幅期間内平均値BGAVEiを更新する(BG
AVEi←(BGAVE+(X−1)×BGAVEi)
/X)。
【0086】そして、上記ステップS317からステッ
プS318へ進み、上記加重平均後振幅期間内平均値B
GAVEiに該当バンクのバックグランド係数KBGj
(右バンクノックセンサバックグランド係数KBG1、
あるいは、左バンクノックセンサバックグランド係数K
BG2)乗算して該当気筒のバックグランドレベルBG
Liを設定し(BGLi←KBGj×BGAVEi)、
RAM58の所定アドレスにストアしてルーチンを抜け
る。
【0087】このように、バックグランドレベルがバン
ク毎にエンジン運転状態に応じて設定され、ノック判定
レベルがノックセンサ毎にエンジン運転状態に応じて設
定されているため、ノックの発生した気筒に影響される
ことなく、すべてのエンジンの運転状態、すべての気筒
に対してノック発生の有無を的確に判定することができ
、ノック誤検出やノック検出不良を防止してノック検出
精度を向上させることができるのである。
【0088】一方、メインコンピュータ41においては
、図14に示す処理手順により、ノック発生の有無に応
じて点火時期を制御する。
【0089】すなわち、図14のステップS401で、
サブコンピュータ42のI/Oインターフェース61の
出力ポートからノック判定フラグFLAGKNのデータ
を読込み、ステップS402で、ノック発生有りか否か
を判別する。
【0090】上記ステップS402で、FLAGKN=
0、すなわちノック発生無しの場合には、そのままルー
チンを抜け、FLAGKN=1、すなわちノック発生有
りの場合には、上記ステップS402からステップS4
03へ進んで、サブコンピュータ42へシリアル回線を
通してノックデータ送信を要求し、ステップS404で
、ノックデータKNPを受信してルーチンを抜ける。
【0091】その結果、上記メインコンピュータ41か
ら出力される該当気筒の点火時期が、上記サブコンピュ
ータ42にてノック発生なしの判定結果が出力されるま
で遅角化される。
【0092】尚、本発明は上述した実施例に限定される
ものではなく、ノックセンサを気筒毎に設け、各ノック
センサに対してノック判定レベル、バックグランドレベ
ルを設定するようにしても良い。
【0093】また、メインコンピュータ41にてノック
判定処理を行っても良く、ノック検出用のECUと点火
時期・燃料噴射制御用のECUと別にしても良い。さら
に、ノックセンサ22a,22bは、共振型のセンサに
限定されることなく、シリンダブロックなどに伝達され
るエンジンの機械的振動のみならず、燃焼圧力、振動音
などを、振動波形として検出するものでも良い。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、す
べてのエンジンの運転状態、すべての気筒に対してノッ
ク発生の有無を的確に判定することができ、ノック誤検
出やノック検出不良を防止してノック検出精度を向上さ
せることができるなど優れた効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ノック判定レベル、バックグランドレベル加重
平均率、及び、バックグランド係数の設定ルーチンのフ
ローチャート
【図2】ノック判定レベル、バックグランドレベル加重
平均率、及び、バックグランド係数の設定ルーチンのフ
ローチャート
【図3】ノック判定レベル、バックグランドレベル加重
平均率、及び、バックグランド係数の設定ルーチンのフ
ローチャート
【図4】エンジン制御系の概略図
【図5】クランクロータとクランク角センサの正面図

図6】図5の側面図
【図7】第1のクランクロータと第1のクランク角セン
サの正面図
【図8】第2のクランクロータと第2のクランク角セン
サの正面図
【図9】カムロータとカム角センサの正面図
【図10】
制御装置の回路構成図
【図11】サンプル開始設定ルーチンのフローチャート
【図12】ノック検出及びバックグランドレベル設定ル
ーチンのフローチャート
【図13】ノック検出及びバックグランドレベル設定ル
ーチンのフローチャート
【図14】メインコンピュータにおける処理ルーチンの
フローチャート
【図15】ノック検出の時系列を示す説明図
【図16】
ノック信号の処理を示す説明図
【符号の説明】
22a   右バンクノックセンサ 22b   左バンクノックセンサ KNLVL1  右バンク用ノック判定レベルKNLV
L2  左バンク用ノック判定レベルX       
加重平均率

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ノックセンサからの検出出力に基づい
    てノック発生の有無を判定するエンジンのノック検出方
    法において、ノック発生の有無を判定するためのノック
    判定レベルを、ノック検出位置毎に、エンジン運転状態
    に応じて設定することを特徴とするエンジンのノック検
    出方法。
  2. 【請求項2】  ノックセンサからの検出出力に基づい
    てノック発生の有無を判定するエンジンのノック検出方
    法において、上記ノックセンサの検出出力によるバック
    グランドレベルを、ノック検出位置毎に、エンジン運転
    状態に応じて設定することを特徴とするエンジンのノッ
    ク検出方法。
  3. 【請求項3】  上記ノック検出位置を、エンジンの各
    気筒あるいは気筒群とすることを特徴とする請求項1ま
    たは2記載のエンジンのノック検出方法。
  4. 【請求項4】  上記ノック検出位置を、ノックセンサ
    の取付位置とすることを特徴とする請求項1または2記
    載のエンジンのノック検出方法。
  5. 【請求項5】  ノックセンサからの検出出力に基づい
    てノック発生の有無を判定するエンジンのノック検出方
    法において、上記ノックセンサの検出出力によるバック
    グランドレベルの統計処理における加重平均率を、エン
    ジン運転状態に応じて設定することを特徴とするエンジ
    ンのノック検出方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016079840A (ja) * 2014-10-14 2016-05-16 株式会社デンソー 制御装置
CN114320598A (zh) * 2021-12-27 2022-04-12 重庆长安汽车股份有限公司 一种发动机气门组异常敲击声的分析方法

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