JPH0437005Y2 - - Google Patents

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JPH0437005Y2
JPH0437005Y2 JP7328787U JP7328787U JPH0437005Y2 JP H0437005 Y2 JPH0437005 Y2 JP H0437005Y2 JP 7328787 U JP7328787 U JP 7328787U JP 7328787 U JP7328787 U JP 7328787U JP H0437005 Y2 JPH0437005 Y2 JP H0437005Y2
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wiper arm
wiper
rotating body
pivot shaft
arm
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JP7328787U
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案はワイパーアームを中間部で折曲げ可
能になして広い拭き取り面積を確保すると共にコ
ンパクトに収容できるようにした折畳み式ワイパ
ー装置に関するものである。
従来の技術 自動車のフロントウインドにはウインドガラス
に付着した雨や雪、霧、泥等を拭き取つて運転者
の視界を確保するためにワイパー装置が設けられ
ている。
前記ワイパー装置は、通常実開昭69−186159号
公報にて開示されているように、運転者と助手席
の前方に夫々ピボツト軸を設け、各ピボツト軸に
ワイパーアームを取付け、ワイパーアームにワイ
パーブレードを取付け、各ピボツト軸をリンク機
構やカム機構を介してワイパーモータにて往復回
転させてワイパーアームを旋回させ、両ワイパー
アームに設けたワイパーブレードにてウインドガ
ラスの表面を払拭するようになつている。
また他のワイパー装置として、車輛中央部に一
本のワイパーアームを配設し、このワイパーアー
ムを大きく揺動させてワイパーアームに設けたワ
イパーブレードにてウインドガラスを払拭するよ
うにしたものがある。
前者のものは、払拭面積が広いが、高速走行時
に、ワイパーブレードが浮き上がつて払拭能力が
低下するといつた問題があつた。また後者のもの
は、高速走行時の安定性は良いが、払拭面積が狭
いといつた問題があつた。
そこで、本出願人は、払拭面積が広く、しかも
コンパクトに収納できる一本アーム方式の折畳み
式ワイパー装置を提案した。これは第4図に示す
様に、車体側に固定されるベース1にピボツト軸
2を回転可能に設け、ピボツト軸2に第1ワイパ
ーアーム3の基部を一体に取付け、第1ワイパー
アーム3の先端に第2ワイパーアーム4の基部を
揺動可能に取付け、第1ワイパーアーム3に第1
ワイパーブレード5を設け、第2ワイパーアーム
4に第2ワイパーブレード6を設ける。そしてベ
ース1にメインモータ6を設け、ピボツト軸2と
メインモータ6との間に回転を往復直線運動に変
換して伝達する旋回機構7を設け、ピボツト軸2
に回転体8を回転可能に設け、ベース1に回転体
8を回転させるサブモータ9を設け、第2ワイパ
ーアーム4と回転体8との間に回転体8上を公転
及び自転し乍ら第2ワイパーアーム4へ回転を伝
達する歯車式揺動機構10を設けたものである。
前記ワイパー装置は、ウインドガラスの払拭
時、サブモータ9を一定時間回転させて回転体8
を回転させ、回転体8にて揺動機構10を自転さ
せて第2ワイパーアーム4を伸ばし、続いてメイ
ンモータ6を回転させて旋回機構7にてピボツト
軸2を所定範囲内で旋回させ、第1ワイパーアー
ム3を旋回させると共に回転体8の周りで揺動機
構10を公転させ乍ら自転させ、第2ワイパーア
ーム4を第1ワイパーアーム3の先端を支点とし
て揺動させて第2ワイパーアーム4を平行移動さ
せ、第2ワイパーアーム3及び第2ワイパーアー
ム4に設けた第1ワイパーブレード5及び第2ワ
イパーアーム6にてウインドガラスを払拭する。
そして収納時は、サブモータ9を逆回転させ、回
転体8を逆転させて揺動機構10にて第2ワイパ
ーアーム4を第1ワイパーアーム3の隣りへ折畳
むものである。
考案が解決しようとする問題点 従来のワイパー装置は、回転体8を回転させる
手段として回転体8にウオーム歯車11を形成
し、サブモータ9に前記ウオーム歯車11と噛合
うウオーム12を設けている。
ところで、第2ワイパーアーム4の折畳み時、
或いは伸ばし時には、サブモータ9を逆回転或い
は正回転させて回転体8を逆転或いは正転させて
行つているが、停止制御は第2ワイパーアーム4
が所定位置まで来るとサブモータ9を停止させて
行つており、前記サブモータ9を第2ワイパーア
ーム4の位置と関連させて電気的に回転制御せね
ばならず、制御が面倒で、制御機器が複雑になつ
ていた。
またウインドガラスの払拭時、ウオーム歯車1
1とウオーム12とのバツクラツシユにより第2
ワイパーアーム4が僅かにビビリを生じるといつ
た問題があつた。
問題点を解決するための手段 この考案は第2ワイパーアームの停止位置制御
を簡単に行えるようにしたワイパー装置であつ
て、車体に回転可能に支持させたピボツト軸と、
ピボツト軸に基部を一体結合した第1ワイパーア
ームと、第1ワイパーアームの先端に基部を揺動
可能に設けた第2ワイパーアームと、第1ワイパ
ーアームに設けた第1ワイパーブレードと、第2
ワイパーアームに設けた第2ワイパーブレード
と、メインモータ及びメインモータの回転を往復
直線運動に交換させてピボツト軸を所定角度内で
旋回させる旋回機構と、ピボツト軸に回転可能に
装着した回転体と、回転体を歯車機構を介して回
転させるサブモータと回転体の周囲に固定され、
前記回転体を所定位置で停止させるストツパと、
前記回転体上で公転及び自転して第2ワイパーア
ームを揺動させる揺動機構とで構成したものであ
る。
作 用 この考案は第2ワイパーアームの伸ばし時、或
いは折畳み時、回転体がストツパに当つて停止す
るまでサブモータを正回転或いは逆回転させて第
2ワイパーアームの位置制御を行い、回転体をス
トツパに押当てた状態でメインモータを回転させ
て第1ワイパーアーム及び第2ワイパーアームを
動かせて第1ワイパーアーム及び第2ワイパーア
ームに設けた第1ワイパーブレード及び第2ワイ
パーブレードにてウインドガラスを払拭するもの
である。
実施例 第1図及び第2図は本考案の一実施例を示す図
面で、同図において、15は車体の外板、16は
内板である。17は内板16に組付けたベース
で、2枚の支持プレート18,19と両支持プレ
ート18,19を適当な間隔を持たせて支持する
支柱20,20……とで構成してある。
21はピボツト軸で、ベース17の支持プレー
ト18,19を貫通させ、ブツシユ22,23に
て回転可能に支持させてあり、上端を外板15か
ら外方へ突出させてある。
24は第1ワイパーアームで、基部のボス部2
5をピボツト軸21の上端に嵌合させ、ピボツト
軸21の突出端にナツト26を締付けて一体結合
してある。この第1ワイパーアーム24の下面の
前後部に支持ブラケツト27,28を設けてあ
る。29は第2ワイパーアームで、その基部を第
1ワイパーアーム10の先端に設けた枢軸30に
揺動可能に枢着してある。31は第1ワイパーア
ーム24に取付けた第1ワイパーブレード、32
は第2ワイパーアーム29に取付けた第2ワイパ
ーブレードである。
33は払拭用メインモータで、ベース17の支
持プレート18上に固設してあり、その出力軸に
ウオーム34を取付けてある。35はピボツト軸
21を旋回させる旋回機構で、ピボツト軸21の
下部周面に半径方向に延びる連結腕36を一体に
設け、ベース17の支持プレート18上に、メイ
ンモータ33に近接させてウオームホイール37
を回転可能に設け、当該ウオームホイール37の
周縁部と連結腕36とをリンク38で連結してあ
る。前記ウオームホイール37はメインモータ3
3に設けたウオーム34に噛合わせてある。
39は回転体で、上面に傘歯車40を形成し、
下部周面一部に扇形の突起41を形成し、突起4
1の外周面にウオーム歯車42を刻設してある。
この回転体39はピボツト軸21に回転可能に装
着してある。43は折畳み用サブモータで、ベー
ス17の支持プレート19上に、回転体39に近
接させて固設してあり、その出力軸に取付けたウ
オーム44を前記ウオーム歯車42に噛合わせて
ある。45は回転体39の回転角を設定するスト
ツパで、扇形に形成してあり、ベース17の支持
プレート19上に、回転体39に近接させて固設
してあり、ストツパ45の両側面を回転体39に
設けた突起41と対向させ、突起41がストツパ
45に当ると回転体39は停止する。回転体39
の回転角は突起41とストツパ45の大きさで設
定される。46は第2ワイパーアーム29を揺動
させる揺動機構で、第2ワイパーアーム29の基
部に、枢軸30を中心として回転するように第2
傘歯車47を一体に取付け、第1ワイパーアーム
24に設けた支持ブラケツト27,28間に跨が
つて回転軸48を回転可能に設け、回転軸48の
両端に第3傘歯車49及び第4傘歯車50を固着
し、前記第3傘歯車49を回転体29の傘歯車4
0に噛合わせ、且つ第4傘歯車50を第2傘歯車
47に噛合わせてある。
上記構造のワイパー装置は、非使用時、第1ワ
イパーアーム24を水平状態になし、且つ第2ワ
イパーアーム29を第1ワイパーアーム24の側
方へ折畳んでおく。使用時は、先ず、サブモータ
43を正回転させ、ウオーム44及びウオーム歯
車42にて回転体39を回転させ、回転体39の
傘歯車40にて第3傘歯車49を回転させ、さら
に回転軸48及び第4傘歯車50を回転させ、第
4傘歯車50にて第2傘歯車47を回転させて、
第3図に示す様に、第2ワイパーアーム29を伸
ばす。そして第2ワイパーアーム29が所定位置
まで伸び、回転体39に設けた突起41がストツ
パ45に当り、サブモータ43に過電流が流れる
とサブモータ43を停止させ、続いてメインモー
タ33を回転させ、その出力軸に設けたウオーム
34にてウオームホイール37を回転させ、ウオ
ームホイール37に連結したリンク38にて連結
腕36を押し引きしてピボツト軸21を所定角度
内で旋回させ、ピボツト軸21に結合した第1ワ
イパーアーム24を旋回させ、同時に第1ワイパ
ーアーム24の旋回により第3傘歯車49を回転
体39の傘歯車40上で正逆方向に公転させ乍ら
自転させ、これにより回転軸48及び第4傘歯車
50を正逆回転させ、さらに第2傘歯車47を正
逆回転させて第2ワイパーアーム29を第1ワイ
パーアーム24を揺動させ、これにより第2ワイ
パーアーム29を平行移動させ乍ら第1ワイパー
アーム24を旋回させ、両ワイパーアーム24,
29に設けた第1ワイパーブレード31及び第2
ワイパーブレード32にてウインドガラスの表面
を払拭する。
収納時は、第1ワイパーアーム24が所定の水
平位置に来ると、メインモータ33を停止させ、
続いてサブモータ43を逆回転させ、ウオーム4
4及びウオーム歯車42を介して回転体39を逆
転させ、さらに第3傘歯車49及び回転軸48、
第4傘歯車50、第2傘歯車47を逆転させ、第
2ワイパーアーム29を折畳む。そして第2ワイ
パーアーム29が所定位置まで折畳まれ、回転体
39に設けた突起41がストツパ45に当り、サ
ブモータ43に過電流が流れると、サブモータ4
3を停止させる。
考案の効果 この考案は第1ワイパーアームの先端に第2ワ
イパーアームを揺動可能に設け、収容時には第2
ワイパーアームを第1ワイパーアームの側方に折
畳み、払拭時は第2ワイパーアームを伸ばして両
ワイパーアームに設けた第1・第2ワイパーブレ
ードにてウインドガラスを払拭するので、コンパ
クトで、しかも払拭面積の大きいワイパー装置を
提供でき、さらに第2ワイパーアームの折畳み位
置や伸ばし位置を回転体とストツパとで機械的に
設定するので、停止位置を正確に合わせることが
できる。また回転体の停止時、回転体に回転を伝
達する歯車機構にはストツパの作用によりバツク
ラツシユが除去されので、払拭時に第2ワイパー
アームにビビリを生じることがなく、安定した動
作を行う。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るワイパー装置の断面図、
第2図はワイパー装置の回転体とストツパとの関
係を示す要部横断平面図、第3図は動作状態を示
す概略正面図、第4図は従来のワイパー装置の断
面図である。 17……ベース、21……ピボツト軸、24…
…第1ワイパーアーム、29……第2ワイパーア
ーム、31……第1ワイパーブレード、32……
第2ワイパーブレード、33……メインモータ、
35……旋回機構、39……回転体、43……サ
ブモータ、45……ストツパ、46……揺動機
構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体に回転可能に支持させたピボツト軸と、ピ
    ボツト軸に基部を一体結合した第1ワイパーアー
    ムと、第1ワイパーアームの先端に基部を揺動可
    能に設けた第2ワイパーアームと、第1ワイパー
    アームに設けた第1ワイパーブレードと、第2ワ
    イパーアームに設けた第2ワイパーブレードと、
    メインモータ及びメインモータの回転を往復直線
    運動に交換させてピボツト軸を所定角度内で旋回
    させる旋回機構と、ピボツト軸に回転可能に装着
    した回転体と、回転体を歯車機構を介して回転さ
    せるサブモータと回転体の周囲に固定され、前記
    回転体を所定位置で停止させるストツパと、前記
    回転体上で公転及び自転して第2ワイパーアーム
    を揺動させる揺動機構とで構成したことを特徴と
    する折畳み式ワイパー装置。
JP7328787U 1987-05-15 1987-05-15 Expired JPH0437005Y2 (ja)

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JP7328787U JPH0437005Y2 (ja) 1987-05-15 1987-05-15

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JP7328787U JPH0437005Y2 (ja) 1987-05-15 1987-05-15

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JPS63181573U JPS63181573U (ja) 1988-11-24
JPH0437005Y2 true JPH0437005Y2 (ja) 1992-09-01

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