JPH04369882A - 半導体レーザの製造方法 - Google Patents
半導体レーザの製造方法Info
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- JPH04369882A JPH04369882A JP14614491A JP14614491A JPH04369882A JP H04369882 A JPH04369882 A JP H04369882A JP 14614491 A JP14614491 A JP 14614491A JP 14614491 A JP14614491 A JP 14614491A JP H04369882 A JPH04369882 A JP H04369882A
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Links
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- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 6
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- 238000005530 etching Methods 0.000 abstract description 7
- 229910001218 Gallium arsenide Inorganic materials 0.000 abstract description 5
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液相成長法を用いる半導
体レーザの製造方法に関する。
体レーザの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体レーザの構造の1つに、図
2に示すVSIS(V−channeled subs
trate inner laser)レーザがあり、
例えばJournal Applied Physic
s,53(11),1982,P.7224〜7234
に記載されている。
2に示すVSIS(V−channeled subs
trate inner laser)レーザがあり、
例えばJournal Applied Physic
s,53(11),1982,P.7224〜7234
に記載されている。
【0003】斯る半導体レーザは以下のように製造され
る。
る。
【0004】先ず、p型GaAsからなる基板(1)上
にn型GaAsからなるブロック層(2)が積層される
とともに、斯るブロック層(2)に基板(1)まで達す
る深さのストライプ溝(3)がエッチング形成される。
にn型GaAsからなるブロック層(2)が積層される
とともに、斯るブロック層(2)に基板(1)まで達す
る深さのストライプ溝(3)がエッチング形成される。
【0005】次に、ストライプ溝(3)内を含んで、ブ
ロック層(2)上に、p型AlyGa1−yAsからな
るp型クラッド層(4)、アンドープAlxGa1−x
As(x<y)からなる活性層(5)、n型AlyGa
1−yAsからなるn型クラッド層(6)、n型GaA
sからなるキャップ層(7)が、順次液相成長される。
ロック層(2)上に、p型AlyGa1−yAsからな
るp型クラッド層(4)、アンドープAlxGa1−x
As(x<y)からなる活性層(5)、n型AlyGa
1−yAsからなるn型クラッド層(6)、n型GaA
sからなるキャップ層(7)が、順次液相成長される。
【0006】最後に、キャップ層(7)上にn側電極(
8)、基板(1)裏面にp側電極(9)が夫々形成され
る。
8)、基板(1)裏面にp側電極(9)が夫々形成され
る。
【0007】実際の製造においては、上述のように、基
体ウェハ上に各層及び電極を形成した後、斯る基体ウェ
ハを分割することによって、図2に示される半導体レー
ザを1枚の基体ウェハから複数個得ている。
体ウェハ上に各層及び電極を形成した後、斯る基体ウェ
ハを分割することによって、図2に示される半導体レー
ザを1枚の基体ウェハから複数個得ている。
【0008】近年、基体ウェハを大型化して半導体レー
ザの量産性を向上させることが行われている。この場合
、均一で良質な半導体層の液相成長のため、基体ウェハ
と原料メルトとのぬれ性を良くする意味で、通常800
℃程度で行われている液相成長温度をさらに高くする必
要がある。
ザの量産性を向上させることが行われている。この場合
、均一で良質な半導体層の液相成長のため、基体ウェハ
と原料メルトとのぬれ性を良くする意味で、通常800
℃程度で行われている液相成長温度をさらに高くする必
要がある。
【0009】そこで、ストライプ溝(3)が形成された
ブロック層(2)上に、例えば820℃以上でp型クラ
ッド層(4)を液相成長すると、斯る成長時に、ブロッ
ク層(2)の表面、特にストライプ溝(3)から離れた
平坦部分が熱的にエッチングされ、最終的には図2に示
すように、ストライプ溝(3)の両側の肩の部分(図中
A)が盛り上がった形状となる。このため、この上に形
成されるp型クラッド層(4)は肩部A上で薄くなる。
ブロック層(2)上に、例えば820℃以上でp型クラ
ッド層(4)を液相成長すると、斯る成長時に、ブロッ
ク層(2)の表面、特にストライプ溝(3)から離れた
平坦部分が熱的にエッチングされ、最終的には図2に示
すように、ストライプ溝(3)の両側の肩の部分(図中
A)が盛り上がった形状となる。このため、この上に形
成されるp型クラッド層(4)は肩部A上で薄くなる。
【0010】このように、ブロック層(2)に肩部Aに
盛り上がりが形成された半導体レーザでは、活性層(5
)で生じたレーザ光が肩部A上のp型クラッド層(4)
の薄くなった部分から多く滲みだし、ブロック層(2)
の肩部Aで吸収される。このため、この肩部Aで局所的
に発熱が大きくなり、斯る発熱により肩部A直上の活性
層(5)部分が熱的に劣化しやすくなる。このことは、
特に高出力用のレーザにおいて、素子寿命を低下させる
大きな原因となっていた。
盛り上がりが形成された半導体レーザでは、活性層(5
)で生じたレーザ光が肩部A上のp型クラッド層(4)
の薄くなった部分から多く滲みだし、ブロック層(2)
の肩部Aで吸収される。このため、この肩部Aで局所的
に発熱が大きくなり、斯る発熱により肩部A直上の活性
層(5)部分が熱的に劣化しやすくなる。このことは、
特に高出力用のレーザにおいて、素子寿命を低下させる
大きな原因となっていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、ス
トライプ溝の肩部の盛り上がりを防止し、高出力動作時
においても、肩部の盛り上がりに起因する熱劣化を起こ
すことがなく、素子寿命の長い半導体レーザの製造方法
を提供するものである。
トライプ溝の肩部の盛り上がりを防止し、高出力動作時
においても、肩部の盛り上がりに起因する熱劣化を起こ
すことがなく、素子寿命の長い半導体レーザの製造方法
を提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、一導電型の基板上に形成された逆導電型の
ブロック層に、上記基板まで達する深さを有する主スト
ライプ溝と、該主ストライプ溝から夫々3.5〜8μm
離隔して上記主ストライプ溝の両側に平行に配され、上
記基板まで達しない深さを有する2本の副ストライプ溝
を形成した後、上記主ストライプ溝内及び上記副ストラ
イプ溝内を含んで、上記ブロック層上に活性層を含む発
振層を液相成長することを特徴とする。
決するため、一導電型の基板上に形成された逆導電型の
ブロック層に、上記基板まで達する深さを有する主スト
ライプ溝と、該主ストライプ溝から夫々3.5〜8μm
離隔して上記主ストライプ溝の両側に平行に配され、上
記基板まで達しない深さを有する2本の副ストライプ溝
を形成した後、上記主ストライプ溝内及び上記副ストラ
イプ溝内を含んで、上記ブロック層上に活性層を含む発
振層を液相成長することを特徴とする。
【0013】
【作用】本発明方法によれば、ブロック層に、主ストラ
イプ溝から1〜6μm離隔して、これと平行に副ストラ
イプ溝を形成することによって、この上に半導体層を液
相成長した際、主ストライプ溝と副ストライプ溝の間の
平坦部は熱的にエッチングにされ、主ストライプ溝方向
へわずかに下る傾斜が形成される。
イプ溝から1〜6μm離隔して、これと平行に副ストラ
イプ溝を形成することによって、この上に半導体層を液
相成長した際、主ストライプ溝と副ストライプ溝の間の
平坦部は熱的にエッチングにされ、主ストライプ溝方向
へわずかに下る傾斜が形成される。
【0014】
【実施例】図1(a)〜(c)を参照して本発明の一実
施例を説明する。
施例を説明する。
【0015】図1(a)は第1の工程を示し、p型Ga
Asからなる基板(1)上に厚さ1.1μmのn型Ga
Asからなるブロック層(2)が積層された基体ウェハ
(10)を準備し、ブロック層(2)に、レーザ共振器
方向(図面垂直方向)に延在する、幅2.8μm、深さ
1.6μmの主ストライプ溝(3a)、及び主ストライ
プ溝(3a)の両側に夫々5μm離して平行に延在する
、幅1.6μm、深さ0.8μmの副ストライプ溝(3
b)(3b)をエッチング形成する。
Asからなる基板(1)上に厚さ1.1μmのn型Ga
Asからなるブロック層(2)が積層された基体ウェハ
(10)を準備し、ブロック層(2)に、レーザ共振器
方向(図面垂直方向)に延在する、幅2.8μm、深さ
1.6μmの主ストライプ溝(3a)、及び主ストライ
プ溝(3a)の両側に夫々5μm離して平行に延在する
、幅1.6μm、深さ0.8μmの副ストライプ溝(3
b)(3b)をエッチング形成する。
【0016】斯るエッチングは、主ストライプ溝(3a
)と副ストライプ溝(3b)(3b)を別々に行う。即
ち、先ず周知のフォトリソ技術を用い、溝中心の間隔を
10μmとして副ストライプ溝(3b)(3b)を形成
した後、再度フォトリソ技術を用いて、その中央に主ス
トライプ溝(3a)を形成する。具体的には、エッチャ
ントとして、リン酸:過酸化水素:メタノール=1:1
:2からなる混合液を用い、副ストライプ溝(3b)(
3b)形成のエッチング時間を11秒、主ストライプ溝
(3a)形成時のエッチング時間を24秒とした。
)と副ストライプ溝(3b)(3b)を別々に行う。即
ち、先ず周知のフォトリソ技術を用い、溝中心の間隔を
10μmとして副ストライプ溝(3b)(3b)を形成
した後、再度フォトリソ技術を用いて、その中央に主ス
トライプ溝(3a)を形成する。具体的には、エッチャ
ントとして、リン酸:過酸化水素:メタノール=1:1
:2からなる混合液を用い、副ストライプ溝(3b)(
3b)形成のエッチング時間を11秒、主ストライプ溝
(3a)形成時のエッチング時間を24秒とした。
【0017】図1(b)は第2の工程を示し、溝が形成
されたブロック層(2)上に、周知の液相成長方法を用
いて、層厚0.35μmのp型AlGaAsからなるp
型クラッド層(4)、層厚0.06μmのアンドープA
lGaAsからなる活性層(5)、層厚2.5μmのn
型AlGaAsからなるn型クラッド層(6)、層厚3
.5μmのn型GaAsからなるキャップ層(7)を順
次液相成長する。
されたブロック層(2)上に、周知の液相成長方法を用
いて、層厚0.35μmのp型AlGaAsからなるp
型クラッド層(4)、層厚0.06μmのアンドープA
lGaAsからなる活性層(5)、層厚2.5μmのn
型AlGaAsからなるn型クラッド層(6)、層厚3
.5μmのn型GaAsからなるキャップ層(7)を順
次液相成長する。
【0018】この液相成長では、成長開始温度を820
℃、冷却速度を0.5℃/minとして、p型クラッド
層(4)を80秒間、活性層(5)を1秒間、n型クラ
ッド層(6)を17分間、キャップ層(7)を15分間
成長させた。
℃、冷却速度を0.5℃/minとして、p型クラッド
層(4)を80秒間、活性層(5)を1秒間、n型クラ
ッド層(6)を17分間、キャップ層(7)を15分間
成長させた。
【0019】このとき、特にp型クラッド層(4)の液
相成長時に、ブロック層(2)表面の平坦部は熱的にエ
ッチングされ、図1(b)に示すように、主ストライプ
溝(3a)と副ストライプ溝(3b)との間には主スト
ライプ溝(3a)の方向にわずかに下る傾斜が形成され
る。即ち、本実施例においては、主ストライプ溝(3a
)の肩部に盛り上がりは形成されない。
相成長時に、ブロック層(2)表面の平坦部は熱的にエ
ッチングされ、図1(b)に示すように、主ストライプ
溝(3a)と副ストライプ溝(3b)との間には主スト
ライプ溝(3a)の方向にわずかに下る傾斜が形成され
る。即ち、本実施例においては、主ストライプ溝(3a
)の肩部に盛り上がりは形成されない。
【0020】図1(c)は第3の工程を示し、キャップ
層(7)上にn側電極(8)、基板(1)裏面にp側電
極(9)を夫々形成する。
層(7)上にn側電極(8)、基板(1)裏面にp側電
極(9)を夫々形成する。
【0021】このようにして製造された半導体レーザの
共振器長を600μmとし、レーザ共振器端面の前後面
に反射率が夫々4%、80%の反射膜を形成して、周囲
温度50℃における100mW動作時の平均故障時間を
調べたところ、副ストライプ溝(3b)(3b)を形成
しないこと以外は本実施例と同じ条件で製造した比較装
置の平均故障時間が200時間程度であったのに対し、
本実施例装置の平均故障時間は2000時間であった。 これは、本実施例装置では、主ストライプ溝(3a)の
肩部に盛り上がりが形成されないため、この上に十分な
厚さのp型クラッド層(4)が形成でき、レーザ光の不
所望な滲みだしによる局所的な発熱が生じないからであ
る。
共振器長を600μmとし、レーザ共振器端面の前後面
に反射率が夫々4%、80%の反射膜を形成して、周囲
温度50℃における100mW動作時の平均故障時間を
調べたところ、副ストライプ溝(3b)(3b)を形成
しないこと以外は本実施例と同じ条件で製造した比較装
置の平均故障時間が200時間程度であったのに対し、
本実施例装置の平均故障時間は2000時間であった。 これは、本実施例装置では、主ストライプ溝(3a)の
肩部に盛り上がりが形成されないため、この上に十分な
厚さのp型クラッド層(4)が形成でき、レーザ光の不
所望な滲みだしによる局所的な発熱が生じないからであ
る。
【0022】以上、本実施例では、p型クラッド層(4
)の成長開始温度を820℃としたが、820℃以上で
も肩部の盛り上がりは形成されないことが確認された。 但し、成長開始温度を高くすると、基体と原料メルトと
のぬれ性は改善されるが、高すぎると成長層の結晶性が
損なわれるため、成長開始温度は820〜850℃程度
が好ましい。
)の成長開始温度を820℃としたが、820℃以上で
も肩部の盛り上がりは形成されないことが確認された。 但し、成長開始温度を高くすると、基体と原料メルトと
のぬれ性は改善されるが、高すぎると成長層の結晶性が
損なわれるため、成長開始温度は820〜850℃程度
が好ましい。
【0023】また、本実施例では、第1の工程において
、副ストライプ溝(3b)(3b)の中心間の距離を1
0μm、主ストライプ溝(3a)の幅を2.8μm、副
ストライプ溝(3b)の幅を1.4μm、即ち主ストラ
イプ溝(3a)と副ストライプ溝(3b)との距離(2
つの溝の間に形成される平坦部の幅)を2.8μmとし
たが、主ストライプ溝(3a)と副ストライプ溝(3b
)との距離は1〜6μmであれば本実施例と同様の効果
が得られ、主ストライプ溝(3a)の肩部に盛り上がり
は形成されない。
、副ストライプ溝(3b)(3b)の中心間の距離を1
0μm、主ストライプ溝(3a)の幅を2.8μm、副
ストライプ溝(3b)の幅を1.4μm、即ち主ストラ
イプ溝(3a)と副ストライプ溝(3b)との距離(2
つの溝の間に形成される平坦部の幅)を2.8μmとし
たが、主ストライプ溝(3a)と副ストライプ溝(3b
)との距離は1〜6μmであれば本実施例と同様の効果
が得られ、主ストライプ溝(3a)の肩部に盛り上がり
は形成されない。
【0024】即ち、主ストライプ溝(3a)と副ストラ
イプ溝(3b)との距離が6μmより大きくなると、主
ストライプ溝(3a)の肩部の盛り上がりが生じ、1μ
mより小さくなると、主ストライプ溝(3a)と副スト
ライプ溝(3b)との間の平坦部が熱的にエッチング除
去され、主ストライプ溝(3a)と副ストライプ溝(3
b)(3b)とが1つの溝になるため、実質的に導波路
幅が広がり、レーザ光の横モードが不安定になるからで
ある。
イプ溝(3b)との距離が6μmより大きくなると、主
ストライプ溝(3a)の肩部の盛り上がりが生じ、1μ
mより小さくなると、主ストライプ溝(3a)と副スト
ライプ溝(3b)との間の平坦部が熱的にエッチング除
去され、主ストライプ溝(3a)と副ストライプ溝(3
b)(3b)とが1つの溝になるため、実質的に導波路
幅が広がり、レーザ光の横モードが不安定になるからで
ある。
【0025】
【発明の効果】本発明方法によれば、ブロック層に、主
ストライプ溝から1〜6μm離隔して、これと平行に副
ストライプ溝を形成することによって、この上に半導体
層を液相成長した際、主ストライプ溝と副ストライプ溝
の間に主ストライプ溝方向へわずかに下る傾斜が形成さ
れ、主ストライプ溝の肩部に盛り上がりが生じない。従
って、この上に形成されるクラッド層の層厚がこの部分
で薄くなることはなくなるので、レーザ光の不所望な滲
みだしによる局所的な発熱が抑えられ、半導体レーザの
寿命が向上する。
ストライプ溝から1〜6μm離隔して、これと平行に副
ストライプ溝を形成することによって、この上に半導体
層を液相成長した際、主ストライプ溝と副ストライプ溝
の間に主ストライプ溝方向へわずかに下る傾斜が形成さ
れ、主ストライプ溝の肩部に盛り上がりが生じない。従
って、この上に形成されるクラッド層の層厚がこの部分
で薄くなることはなくなるので、レーザ光の不所望な滲
みだしによる局所的な発熱が抑えられ、半導体レーザの
寿命が向上する。
【図1】本発明方法の一実施例を示す工程別断面図であ
る。
る。
【図2】従来装置を示す断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 一導電型の基板上に形成された逆導電
型のブロック層に、上記基板まで達する深さを有する主
ストライプ溝と、該主ストライプ溝から夫々1〜6μm
離隔して上記主ストライプ溝の両側に平行に配され、上
記基板まで達しない深さを有する2本の副ストライプ溝
を形成した後、上記主ストライプ溝内及び上記副ストラ
イプ溝内を含んで、上記ブロック層上に活性層を含む発
振層を液相成長することを特徴とする半導体レーザの製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14614491A JPH04369882A (ja) | 1991-06-18 | 1991-06-18 | 半導体レーザの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14614491A JPH04369882A (ja) | 1991-06-18 | 1991-06-18 | 半導体レーザの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04369882A true JPH04369882A (ja) | 1992-12-22 |
Family
ID=15401139
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14614491A Pending JPH04369882A (ja) | 1991-06-18 | 1991-06-18 | 半導体レーザの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04369882A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5516723A (en) * | 1993-06-04 | 1996-05-14 | Sharp Kabushiki Kaisha | Semiconductor light-emitting device capable of having good stability in fundamental mode of oscillation, decreasing current leakage, and lowering oscillation threshold limit, and method of making the same |
-
1991
- 1991-06-18 JP JP14614491A patent/JPH04369882A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5516723A (en) * | 1993-06-04 | 1996-05-14 | Sharp Kabushiki Kaisha | Semiconductor light-emitting device capable of having good stability in fundamental mode of oscillation, decreasing current leakage, and lowering oscillation threshold limit, and method of making the same |
US5717709A (en) * | 1993-06-04 | 1998-02-10 | Sharp Kabushiki Kaisha | Semiconductor light-emitting device capable of having good stability in fundamental mode of oscillation, decreasing current leakage, and lowering oscillation threshold limit, and method of making the same |
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