JPH0521906A - 半導体レーザの製造方法 - Google Patents

半導体レーザの製造方法

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JPH0521906A
JPH0521906A JP3176840A JP17684091A JPH0521906A JP H0521906 A JPH0521906 A JP H0521906A JP 3176840 A JP3176840 A JP 3176840A JP 17684091 A JP17684091 A JP 17684091A JP H0521906 A JPH0521906 A JP H0521906A
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JP
Japan
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layer
groove
stripe groove
block layer
stripe
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Application number
JP3176840A
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English (en)
Inventor
Koji Yoneda
幸司 米田
Norio Tabuchi
規夫 田渕
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

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  • Photovoltaic Devices (AREA)
  • Semiconductor Lasers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、液相成長時の熱的なエッチングに
起因する、レーザ光の不所望な滲みだしによる局所的な
発熱を防止し、半導体レーザの寿命を向上させることが
できる製造方法を提供することを目的とする。 【構成】 本発明の半導体レーザの製造方法は、一導電
型の基板上に積層された逆導電型のブロック層に、上記
基板まで達する深さを有するストライプ状の溝を形成す
る第1の工程と、レジストを、上記溝内を含んで上記ブ
ロック層上に、上記ストライプ溝の肩の部分で途切れる
程度に薄く塗布する第2の工程と、上記レジストをマス
クとして、上記溝の肩の部分をエッチングし、段差を有
するストライプ溝を形成する第3の工程と、上記段差を
有するストライプ溝の溝内を含んで上記ブロック層上
に、活性層を含む発振層を液相成長する第4の工程と、
を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液相成長法を用いる半導
体レーザの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体レーザの構造の1つに、図
6に示すVSIS(V-channeled Substrate Inner Strip
e)レーザがあり、例えばJournal Applied Physics,53(1
1),1982,P.7224〜7234に記載されている。
【0003】斯る半導体レーザは以下のように製造され
る。
【0004】先ず、p型GaAsからなる基板(1)上に
n型GaAsからなるブロック層(2)が積層されるとと
もに、斯るブロック層(2)に基板(1)まで達する深さの
ストライプ溝(3)がエッチング形成される。
【0005】次に、ストライプ溝(3)内を含んで、ブロ
ック層(2)上に、p型AlyGa1-yAsからなるp型ク
ラッド層(4)、アンドープAlxGa1-xAs(x<y)か
らなる活性層(5)、n型AlyGa1-yAsからなるn型
クラッド層(6)、n型GaAsからなるキャップ層(7)
が、順次液相成長される。
【0006】最後に、キャップ層(7)上にn側電極
(8)、基板(1)裏面にp側電極(9)が夫々形成される。
【0007】実際の製造においては、上述のように、基
体ウェハ上に各層及び電極を形成した後、斯る基体ウェ
ハを分割することによって、図2に示される半導体レー
ザを1枚の基体ウェハから複数個得ている。
【0008】近年、基体ウェハを大型化して半導体レー
ザの量産性を向上させることが行われている。この場
合、均一で良質な半導体層の液相成長のため、基体ウェ
ハと原料メルトとのぬれ性を良くする意味で、通常80
0℃程度で行われている液相成長温度をさらに高くする
必要がある。
【0009】そこで、ストライプ溝(3)が形成されたブ
ロック層(2)上に、例えば820℃以上でp型クラッド
層(4)を液相成長すると、斯る成長時に、ブロック層
(2)の表面、特にストライプ溝(3)から離れた平坦部分
が熱的にエッチングされ、最終的には図2に示すよう
に、ストライプ溝(3)の両側の肩の部分(図中A)が盛り
上がった形状となる。このため、この上に形成されるp
型クラッド層(4)は肩部A上で薄くなる。
【0010】このように、ブロック層(2)に肩部Aに盛
り上がりが形成された半導体レーザでは、活性層(5)で
生じたレーザ光が肩部A上のp型クラッド層(4)の薄く
なった部分から多く滲みだし、ブロック層(2)の肩部A
で吸収される。このため、この肩部Aで局所的に発熱が
大きくなり、斯る発熱により肩部A直上の活性層(5)部
分が熱的に劣化しやすくなる。このことは、特に高出力
用のレーザにおいて、素子寿命を低下させる大きな原因
となっていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、ス
トライプ溝の肩部の盛り上がりを防止し、高出力動作時
においても、肩部の盛り上がりに起因する熱劣化を起こ
すことがなく、素子寿命の長い半導体レーザの製造方法
を提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明方法は、一導電型
の基板上に積層された逆導電型のブロック層に、上記基
板まで達する深さを有するストライプ状の溝を形成する
第1の工程と、レジストを、上記溝内を含んで上記ブロ
ック層上に、上記ストライプ溝の肩の部分で途切れる程
度に薄く塗布する第2の工程と、上記レジストをマスク
として、上記溝の肩の部分をエッチングし、段差を有す
るストライプ溝を形成する第3の工程と、上記段差を有
するストライプ溝の溝内を含んで上記ブロック層上に、
活性層を含む発振層を液相成長する第4の工程と、を備
えることを特徴とする。
【0013】
【作用】本発明によれば、ストライプ溝に段差が設けら
れ、溝上部における溝幅が広くなるため、ストライプ溝
の肩部に盛り上がりが生じ、クラッド層の層厚が薄くな
る部分が形成されても、その部分が溝中央部、即ち発光
領域から離れることとなり、このクラッド層の薄い部分
から滲みだすレーザ光量は減少する。
【0014】
【実施例】図1〜図5を参照して本発明の一実施例を説
明する。
【0015】図1は第1の工程を示し、p型GaAsか
らなる基板(1)上に厚さ1.1μmのn型GaAsから
なるブロック層(2)が積層された基体ウェハ(10)を準備
し、周知のフォトリソ技術を用いて、ブロック層(2)
に、レーザ共振器方向(図面垂直方向)に延在する、幅
2.8μm、深さ1.6μmのストライプ溝(3)をエッ
チング形成する。
【0016】斯るエッチングは、エッチャントとして、
リン酸:過酸化水素:メタノール=1:1:2からなる
混合液を用い、エッチング時間を24秒として行う。
【0017】図2は第2の工程を示し、ストライプ溝
(3)内を含んでブロック層(2)上に、レジスト(10)を、
ストライプ溝(3)の肩部でレジスト(10)が途切れ、ブロ
ック層(2)が露出する程度に薄く塗布する。
【0018】このように、肩部で途切れる程度のレジス
ト(10)形状は、一例として、富士ハント製のレジスト、
IC43T−3を用い、スピンナーの回転数を5000
rpmとして、ブロック層(2)の平坦部での厚さが15
00Å以下、例えば1000Åとなる程度にレジスト(1
0)を塗布することによって得られる。これらの数値はレ
ジスト(10)の粘度、溝深さ等を考慮して適宜選べば良
い。
【0019】図3は第3の工程を示し、上述のエッチャ
ントを用い、レジスト(10)をマスクとして、露出したブ
ロック層(2)を10秒間エッチングする。これにより、
ストライプ溝(3)は、その肩部が除去され、上部におけ
る幅が3.6μmに広がり、図3に示すような段差形状
となる。
【0020】図4は第4の工程を示し、段差形状のスト
ライプ溝(3)が形成されたブロック層(2)上に、周知の
液相成長方法を用いて、層厚0.32μmのp型AlG
aAsからなるp型クラッド層(4)、層厚0.06μm
のアンドープAlGaAsからなる活性層(5)、層厚
2.5μmのn型AlGaAsからなるn型クラッド層
(6)、層厚3.5μmのn型GaAsからなるキャップ
層(7)を順次液相成長する。
【0021】この液相成長では、成長開始温度を820
℃、冷却速度を0.5℃/min、成長前の過飽和度を
0.5℃として、p型クラッド層(4)を70秒間、活性
層(5)を1秒間、n型クラッド層(6)を17分間、キャ
ップ層(7)を15分間成長させる。
【0022】図5は第5の工程を示し、キャップ層(7)
上にn側電極(8)、基板(1)裏面にp側電極(9)を夫々
形成する。
【0023】このようにして製造された半導体レーザの
共振器長を600μmとし、レーザ共振器端面の前後面
に反射率が夫々8%、80%の反射膜を形成して、周囲
温度50℃における100mW動作時の平均故障時間を
調べたところ、第2,第3の工程を省略したこと以外は
本実施例と同じ条件で製造した、ストライプ溝に段差が
設けられていない比較装置の平均故障時間が200時間
程度であったのに対し、本実施例装置の平均故障時間は
2000時間であった。
【0024】これは以下の理由によるものである。
【0025】本実施例においても、図4及び図5に示す
ように、p型クラッド層(4)の液相成長時にストライプ
溝(3)の肩部Aに盛り上がりが形成され、p型クラッド
層(4)は肩部A上で薄くなる。しかし、本実施例装置に
おける肩部Aは、比較装置よりも、溝中央部、即ち発光
領域から離れているため、肩部A上のp型クラッド層
(4)から滲みだすレーザ光量は減少する。従って、本実
施例装置では、比較装置に比べ、p型クラッド層(4)を
滲みだすレーザ光による局所的な発熱が減少するため、
素子の熱的劣化が抑制される。
【0026】以上、本実施例では、p型クラッド層(4)
の成長開始温度を820℃としたが、820℃以上でも
肩部の盛り上がりは形成されないことが確認された。但
し、成長開始温度を高くすると、基体と原料メルトとの
ぬれ性は改善されるが、高すぎると成長層の結晶性が損
なわれるため、成長開始温度は820〜850℃程度が
好ましい。
【0027】また、本実施例方法は、斯るVSISレー
ザにおいて、レーザ共振器端面近傍でストライプ溝の深
さを浅くすることによって電流非注入領域を設けた端面
非注入型の半導体レーザ(特開平2−224288号公
報参照)にも適用できる。この場合、レーザ共振器端面
近傍においては、溝の深さが浅いため、レジストは溝の
肩部で途切れず、従ってレーザ共振器中央部分の電流注
入領域のみが段差ストライプ形状となる。
【0028】
【発明の効果】本発明方法によれば、ストライプ溝に段
差が設けられ、溝上部における溝幅が広くなるため、ス
トライプ溝の肩部に盛り上がりが生じ、クラッド層の層
厚が薄くなる部分が形成されても、その部分が溝中央
部、即ち発光領域から離れることとなり、このクラッド
層の薄い部分から滲みだすレーザ光量は減少する。これ
によって、クラッド層の薄い部分から滲みだすレーザ光
による局所的な発熱が減少するため、素子の熱的劣化が
抑制され、半導体レーザの寿命が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の一実施例を示し、第1の工程を説
明するための断面図である。
【図2】本発明方法の一実施例を示し、第2の工程を説
明するための断面図である。
【図3】本発明方法の一実施例を示し、第3の工程を説
明するための断面図である。
【図4】本発明方法の一実施例を示し、第4の工程を説
明するための断面図である。
【図5】本発明方法の一実施例を示し、第5の工程を説
明するための断面図である。
【図6】従来装置を示す断面図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 一導電型の基板上に積層された逆導電型
    のブロック層に、上記基板まで達する深さを有するスト
    ライプ状の溝を形成する第1の工程と、 レジストを、上記溝内を含んで上記ブロック層上に、上
    記ストライプ溝の肩の部分で途切れる程度に薄く塗布す
    る第2の工程と、 上記レジストをマスクとして、上記溝の肩の部分をエッ
    チングし、段差を有するストライプ溝を形成する第3の
    工程と、 上記段差を有するストライプ溝の溝内を含んで上記ブロ
    ック層上に、活性層を含む発振層を液相成長する第4の
    工程と、 を備えることを特徴とする半導体レーザの製造方法。
JP3176840A 1991-07-17 1991-07-17 半導体レーザの製造方法 Pending JPH0521906A (ja)

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