JPH0436960B2 - - Google Patents

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JPH0436960B2
JPH0436960B2 JP60255072A JP25507285A JPH0436960B2 JP H0436960 B2 JPH0436960 B2 JP H0436960B2 JP 60255072 A JP60255072 A JP 60255072A JP 25507285 A JP25507285 A JP 25507285A JP H0436960 B2 JPH0436960 B2 JP H0436960B2
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JP
Japan
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speed
slave
phase
mode
machine
Prior art date
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JP60255072A
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JPS62122986A (ja
Inventor
Hiroharu Kato
Hirofumi Ito
Ichiro Oohashi
Juji Sawa
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP25507285A priority Critical patent/JPS62122986A/ja
Publication of JPS62122986A publication Critical patent/JPS62122986A/ja
Publication of JPH0436960B2 publication Critical patent/JPH0436960B2/ja
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  • Filling Of Jars Or Cans And Processes For Cleaning And Sealing Jars (AREA)
  • Sealing Of Jars (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は主機と従機の同期制御装置に関するも
ので、例えば充填装置、キヤツパ及びこの間をつ
なぐスクリユコンベアの同期制御方法に関する。
[従来の技術] 従来、この種、主機と従機の同期駆動機構とし
て、例えば特開昭59−209596号公報(主機と従機
の同期運転方法)がある。この装置の構成を第4
図に示す。
第4図において、1は主機としての回転式充填
装置、2は従機としての回転式キヤツパで、3は
充填装置1とキヤツパ2との間に配設されたタイ
ミングスクリユウ3である。このタイミングスク
リユウ3は充填装置1と機械的に連動されて、更
にはキヤツパ2と機械的に連動されて作動される
ものである。
充填装置1に供給された空の容器内には充填液
等の充填物が充填され、充填物の充填された容器
はタイミングスクリユウ3を介して充填装置1と
同期状態を保つて作動されているキヤツパ2内に
導入され、このキヤツパ2でキヤツピングされた
後、キヤツパ2から排出される。
上記充填装置1とキヤツパ2とは第1モータ4
と第2モータ5とによつてそれぞれ独立して回転
駆動できるようにしている。この第1モータ4に
は第1ロータリーエンコーダ6を取付てあり、こ
のロータリーエンコーダ6から第1モータ4の回
転に伴なつて発生されるステツプパルスを第1カ
ウンタ7にカウントさせる。
また第1モータ4が1回転した際にはロータリ
ーエンコーダ6からゼロポイントパルスを出力さ
せて、そのゼロポイントパルスの入力を一条件と
して上記第1カウンタ7をリセツトさせることが
できるようにしている。
また上記充填装置1には第1検出器8を設け、
この第1検出器8で充填装置1の一動作が終了し
たことを検出できるようにしている。ここにおけ
る一動作とは、充填装置1が例えば20本の充填ノ
ズル(図示せず)を有すると仮定した場合には、
充填装置1が1/20だけ回転したこと、つまり1本
の容器を充填装置1内に導入若しくは排出して1
本の容器に対する処理が終了したことを意味して
おり、そのような検出は、例えば、充填装置1の
図示しない各充填ノズルが上記第1検出器8の前
方を通過したことをその第1検出器8で検出させ
ることによつて行なうことができる。
上記第1検出器8が検出したタイミング信号は
上述の第1モータ4が1回転した際のゼロポイン
トパルスとともに第1アンドゲート9に入力され
る。第1アンドゲート9はゼロポイントパルス信
号の入力をラツチするようになつており、ゼロポ
イントパルス信号をラツチした状態で上記第1検
出器8からのタイミング信号を入力した瞬間に上
記第1カウンタ7をリセツトするようになつてい
る。この際、ゼロポイントパルス信号は第1検出
器8の検出信号の検出回数に対して複数回発生す
るように、つまり上記充填装置1が1/20だけ回転
する間に第1モータ4が複数回回転するように設
定している。
第2モータ5側には上記と同様に第2ロータリ
ーエンコーダ10、第2カウンタ11を設けてあ
り、さらにキヤツパ2の一動作を検出する第2検
出器12、並びに第2アンドゲート13を設けて
いる点も同様である。
上記各カウンタ7,11のカウント値は制御装
置15に入力され、その演算結果に基づいてイン
ターフエース16および17を介して上記第1モ
ータ4と第2モータ5の運転速度を制御させて、
主機としての充填装置1の作動に同期して従機と
してのキヤツパ2を運転させることができるよう
にしている。
以上の構成において、制御装置15に運転開始
指令を入力すると、この制御装置15はインター
フエース16を介し第1モータ4を起動させて充
填装置1の運転を開始させるとともに、インター
フエース17を介してキヤツパ2の第2モータ5
をその第1モータ4の運転速度に比例した速度で
運転させる(第1モード)。この運転開始直後に
おいては充填装置1とキヤツパ2との相互の回転
角度位置つまり位相の同期状態が不明であるの
で、制御装置15は第1モータ4を予め定められ
た所定の低速度で、運転速度は同期した状態で運
転させるようになる。
この間、各カウンタ7,11は各ロータリーエ
ンコーダ6,10からのステツプパルスを入力し
てカウントを計数しており、各アンドゲート9,
13は各ロータリーエンコーダ6,10からのゼ
ロポイントパルスをラツチした状態で各検出器
8,12からの検出信号を受けると各カウンタ
7,11をリセツトする。最も単純には、各カウ
ンタ7,11が同時にリセツトされることによつ
て上記充填装置1とキヤツパ2との同期がとれて
いるとするときで、この場合には、カウンタ7が
リセツトされたと同時にカウンタ11がリセツト
されないときには充填装置1とキヤツパ2との位
相の同期がとれていないこととなるので、上記制
御装置15はその同期のずれ量に応じてキヤツパ
2の第2モータ5の運転速度を制御する。
このように、上記カウンタ7,11がそれぞれ
最初にリセツトされることによつて速度だけ同期
していた第1モードから位相を同期させるように
作動する第2モードへと移行する。この第2モー
ドでは、制御装置15には各カウンタ7,11が
リセツトされる直前の最大カウント値、つまり充
填装置1とキヤツパ2との各一動作に対応したカ
ウント値が予め記憶されているので、制御装置1
5は現在の充填装置1のカウント値を基準として
それに対応したキヤツパ2のカウント値を演算
し、その演算されたカウント値と現在のキヤツパ
2のカウント値との間に差があるときは、充填装
置1とキヤツパ2との位相がずれていると判断す
る。
演算されたカウント値と現在のキヤツパ2のカ
ウント値との間に差があるときは、制御装置15
は、そのカウント値の差と、現在の充填装置1の
カウント値と最大カウント値との差との比から、
均等に第2モータの運転速度を増大又は減少させ
て、充填装置1のカウント値が最大カウント値と
なつた瞬間にキヤツパ2のカウント値が最大カウ
ント値となるような補正値を算出し、この補正値
に基づいて上記インターフエース17を介してキ
ヤツパ2の第2モータ5を制御する。
このような制御は充填装置1のカウンタ7がリ
セツトされてから再びリセツトされるまでの間に
複数回繰返して行なわれる。そして、充填装置1
のカウンタ7がリセツトされた瞬間にキヤツパ2
のカウンタ11がリセツトされなかつたときに
は、制御装置15はカウンタ7がリセツトされた
時とカウンタ11がリセツトされた時との間のカ
ウンタ11側のカウント値を誤差として記憶し、
この誤差をカウンタ11側の最大カウント値に算
入して、充填装置1のカウント値が最大カウント
値となつた瞬間にキヤツパ2のカウント値が最大
カウント値となるような修正を行なう。そしてこ
れによつて、再び上述した補正の制御が行なわれ
る。
このような制御によつて充填装置1とキヤツパ
2との同期状態が所要の許容範囲となると、制御
装置15はインターフエース16を介して第1モ
ータ4の運転速度を増大させるとともに、上記同
期状態の監視を継続しつつインターフエース17
を介して第2モータ5の運転速度も増大させる。
そして第1モータ4の運転速度が所定の高速運転
速度となつたら第1モータ4の運転速度の増大を
停止させてその正規の高速運転状態を維持させる
ようにし、かつ上記同期状態の監視により充填装
置1に完全に同期させてキヤツパ2を運転させる
(第3モード)。
上記通常の運転状態である第3モードで運転中
に、制御装置15に運転停止指令が与えられる
と、制御装置3は第2モードに移行して第1モー
タ4を減衰させるとともにこれに追従して第2モ
ータ5を減速させ、最終的に両モータ4,5を停
止させる。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら上記した従来の装置に於ける同期
制御手段には以下のような問題がある。
[] 即ち、上記した従来の同期方法に於いて
は、運転開始時に、検出器8,12によりカウ
ンタ7,11をリセツトしなければ、カウンタ
7,11より正しい出力が得られないため、主
機と従機の位相関係が判らず、従つて、低速度
にて同期状態となるまで運転(第1モード)し
なければならない。
このため、以下のような問題点がある。
(1) 位相が合う迄の間、位相がずれているの
で、破壜が起らない様にするため、機械から
壜を取り去り運転を開始しなければならな
い。運転途中で停止した場合などでは停止時
間の増大などの不具合いがある。
(2) ビールなど炭酸ガスの含有量がその味を支
配する飲物にあつては、充填後の王冠などの
キヤツプをする迄の間に炭酸ガスが一部抜け
るため、短時間にキヤツプをすることが品質
を安定にするための必須条件である。
(3) 第1モードに於いては、位相が合つていな
い状態から、同期状態に移行するため、急激
な加速や減速が行なわれ、駆動系に大きいシ
ヨツクが加わり、寿命を短くするだけでな
く、口の大きい容器にあつては、シヨツクに
よる液こぼれの原因ともなる。
[] 加減速状態(第2モード)では速度の同調
はせず、位相の制御だけを行なつている。主機
と従機の速度差を積分したものが位相であり、
この位相に比例した速度指令がインターフエー
ス17に与えられるため、位相が零では従機の
速度は零となり、しかも加速時には位相の補正
により従機の速度の補正をも含めて行なわなく
てはならないため、更に位相が大きくなる。こ
の様に位相は運転速度が速くなると大きく、
又、加速時には位相が大きくなるため、加速を
早くしたり、又、高速運転が不可能となる。
[] 高速運転(第3モード)では上記[]項
に示した理由により位相が大きくなる。
[問題点を解決するための手段及び作用] 本発明に於いては、上記第4図に示す、ロータ
リエンコーダ、カウンタ、検出器、アンドゲート
等の構成要素に代え、絶対値エンコーダを用いた
構成としたもので、第1モードでは主機を停止し
た状態で、従機を低速で位相が零となる迄駆動
し、第2モード、第3モードに於いては、主機の
運転速度に比例した速度演算結果と、エンコーダ
の出力から得られた位相制御演算結果との和を従
機の速度指令として与えるようにしたものある。
実施例 構成 第1図は本発明による一実施例(実施例1)の
構成を示すブロツク図である。
第1図に於いて、21は主機として作用する回
転式充填装置である。22Aは充填装置21に決
められたピツチで容器を送り込む、入口側スター
ホイールであり、容器は矢印方向に供給される。
22Bは充填装置21から充填完了した容器を取
り出し、タイミングスクリユウ23に受け渡す出
口側スターホイールである。
上記した充填装置21、入口側スターホイール
22A、出口側スターホイール22Bは出力軸2
7により同期して駆動される。
23は入口側スターホイール25Aへ容器を移
送すると共に、これに容器を供給するスクリユで
あり、出力軸28により駆動され、1回転で1ピ
ツチ分移送される。
24は従機として作用する回転式キヤツパであ
る。25Aはキヤツパ24に決められたピツチで
容器を送り込む、入口側スターホイールであり、
25Bは、キヤツパ24で蓋をされた容器を取り
出し、矢印方向に排出する出口側スターホイール
である。26は出力軸27,28を有する減速機
構であり、可変速電動機29により駆動される。
27及び28は出力軸であり、出力軸27が1回
転した時、出力軸28がスターホイール22A,
22Bの歯数分だけ回転する関係にある。29は
第1の可変速電動機である。
30は制御装置43によつて行なわれた各種演
算結果に基づいて可変速電動機29の速度制御を
行なうインターフエースである。31は出力軸2
8により駆動される絶対値エンコーダであり、容
器が送られる方向に回転して出力データが増加
し、1回転で零から最大値まで変化する。32は
絶対値エンコーダ31の出力を制御装置43に与
えるインターフエースである。36は出力軸3
7,38を有する減速機構であり、可変速電動機
39により駆動される。37及び38は出力軸で
あり、出力軸37が1回転したとき、出力軸38
がスターホイール25A,25Bの歯数分だけ回
転する関係にある。39は第2の可変速電動機で
ある。
40は制御装置43によつて行なわれた各種演
算結果に基づいて可変速電動機39の速度制御を
行なうインターフエースである。41は出力軸3
8により駆動される絶対値エンコーダであり、容
器が送られる方向に回転して出力データが増加
し、1回転で零から最大値まで変化する。42は
絶対値エンコーダ41の出力を制御装置43に与
えるインターフエースである。
43はインターフエース32,42,44から
取り込んだデータを演算し、その結果をインター
フエース30,40,48へ出力するマイクロコ
ンピユータ等から成る制御装置である。
44は押釦スイツチ45,46,47の信号を
制御装置43へ与えるインターフエースである。
45は第1モード(位相合せ制御)に入るための
入力をする押釦スイツチである。46は第1モー
ド完了後、第2モード、第3モードへ入るための
入力をする押釦スイツチであり、本システムの同
期運転押釦スイツチである。47は本システムの
停止押釦スイツチである。
48は制御装置43の出力を受けて、表示灯4
9,50の点灯、消灯を行なうインターフエース
である。49は第1モード実行中を示す表示灯で
あり、第1モード完了後に消灯する。50は位相
が許容値を越えた場合、同期異常として点灯する
表示灯である。
作用 以下、実施例について、その作用を説明する。
第1図で容器は矢印方向に入口側スターホイー
ル22Aに供給され、充填装置21、出口側スタ
ーホイール22B、スクリユ23と通過する間は
可変速電動機29から与えられる駆動力により減
速機構26、出力軸27,28を介して駆動され
る。更に入口側スターホイール25A、キヤツパ
24、出口側スターホイール25Bを経由して矢
印方向に排出されるが、この間は可変速度電動機
39から与えられる駆動力により減速機構36、
出力軸37を介して駆動される。前者(可変速電
動機29を駆動源とした機構)は主機、後者(可
変速電動機39を駆動源とした機構)は従機とし
て作動する。
主機に属するスクリユ23、従機に属するスタ
ーホイール25Aの噛合部に於いては各々の谷で
容器を抱える形となるため、これら両者は常時速
度及び位相が合う様に制御されなければならな
い。
このため、出力軸28,38に絶対値エンコー
ダ31,41を結合し、停止状態及び運転状態に
於ける時々刻々のスクリユ23、入口側スターホ
イール25Aの位置データは、インターフエース
32,42を介して制御装置43に与えられる。
押釦スイツチ45,46,47より与えられる運
転条件データもインターフエース44を介して制
御装置43へ与えられる。これらデータを制御装
置43で演算し、インターフエース30には時々
刻々の速度指令を与えると共に、インターフエー
ス48を介して運転状態を示す表示灯49,50
を制御する。
主機と従機の位相を合わせる制御を行なう第1
モード、主機の増減速に追従して、位相及び速度
を合わせながら従機を増減速する制御を行なう第
2モード、主機が増減速を完了し、一定速度を維
持する第3モードの3モードにより運転される。
第1モードは、組を完了時や何らかの原因で位
相が許容値を越えている場合に、同期異常として
表示灯50を点灯し、オペレータに本モードの運
転を促す。これによりオペレータは押釦スイツチ
45を押すことにより本モードの運転を行なう。
ここで第2図を参照して上記本モードにつき詳
述する。
主機用エンコーダ31は容器を送る方向に回転
して、データとして左から右へ移動する鋸歯状波
を発生する。従機用エンコーダ41についても同
様であり、各エンコーダ31,41の出力はイン
ターフエース32,42を介して停止中、運転中
に拘らず制御装置43に入力される。主機、従機
共に停止していて、位相の許容範囲をεと想定
し、この時のエンコーダ31の出力はA点で、デ
ータはPmであるとする。又、エンコーダ41は
二点鎖線で示す出力のB点で、データはPsであ
るとする。制御装置43は設定器(図示せず)よ
り設定された許容値εとの間に次の関係式(
式)が成立するかを演算する。
|Pm−Ps|≦ε … 式が成立する場合は、位相が許容範囲に入つ
ているとして、押釦スイツチ46の入力を待つて
第2モードへ移行する。
式が成立しない場合は、位相が許容範囲に入
つていないとして、インターフエース48を介し
て同期異常を示す表示灯50を点灯する。
ここで、押釦スイツチ45を押し、インターフ
エース44を介し、制御装置43に位相合わせ信
号を入力すると、制御装置43はインターフエー
ス30に零の速度指令を与え、式が成立するま
でインターフエース40には低速の速度指令を与
え、インターフエース48には第1モードである
ことを示す表示灯49を点灯する指令を与える。
これにより、主機は停止したままで、従機は低速
にて、(Pm−Ps)が−εと−180゜の間にある場
合、即ち、−ε<(Pm−Ps)<−180を満足する場
合は、容器を送り出す方向に、又、(Pm−Ps)
がεと180゜の間にある場合は、即ちε<(Pm−
Ps)≦180゜を満足する場合は容器を戻す方向に駆
動され、第1モードを示す表示灯49は点灯した
状態となる。式が成立すると、即ち、位相が許
容値ε以内になつたことにより、従機は停止し、
表示灯49は消灯する。
第2図で2点鎖線で示すエンコーダ41の出力
は、前者の場合は→印方向に、又、後者の場合は
方向に移動し、式が成立する状態、即ち実線
で示す状態まで移動し、位相合わせ制御が完了す
る。
式が成立した状態で押釦スイツチ46が押さ
れたとき、第2モードになり、式で示す速度指
令NMを逐次インターフエース30を介して主機
速度指令として与える。
NM=NMO+ατ … α:加速度(加速時は正、減速時は負) τ:第2モードに入つてからの経過時間 NMO:第2モードになる直前の速度で、停止して
いるときは零。
第3図で示す様に、C,D,E,Fとt秒間隔
で主機用エンコーダ31の出力Pmと、従機用エ
ンコーダ41の出力Psを夫々インターフエース
32,42を介して制御装置43が読み込む。制
御装置43では従機の速度演算NSS、位相補正演
算ΔNφS、速度補正演算ΔNSSを実施し、その和を
速度指令NSとしてインターフエース30に出力
する(NS=NSS+ΔNφS+ΔNSS)。
速度演算NSSは式によつて与えられる。
NSS=RM/RSNM … RM:主機の電動機29からエンコーダ31迄の
減速比 RS:従機の電動機39からエンコーダ41迄の
減速比 又、位相補正演算ΔNφSは式によつて与えら
れる。
ΔN〓S=Kp/tKn(Pn−Ps) … Kn:エンコーダの出力を回転量に変える係数 Kp:位相補正量を調整する係数で設定器(図示
せず)から入力される。
速度補正演算ΔNSSは式によつて与えられる。
C点での位相はKI(Pm−Ps)で表わされ、これ
をΔφ1と置くと−1式で表される。
Δφ1=KI(Pm−Ps) …−1 同様にD点では位相Δφ2は−2式で表わされ
る。
Δφ2=KI(Pm−Ps) …−2 同様にn番目の位相Δφnは−n式で表わされ
る。
Δφn=KI(Pm−Ps) …−n nt秒経過後速度の調整量は式で与えられる。
ΔNSS=KI/ntoi=1 Δφi … KI:速度補正量を調整する係数で設定器(図示
せず)から入力される。
速度演算NSSは主機と従機が同速で運転される
よう電動機29の速度に合わせ電動機39に速度
指令NSを与える。この様に従機に速度指令NS
与えても、次の原因で速度のずれを生じ、これが
積分されて位相ずれとなつて現われる。
(1) 主機が式で示す様に直線的に加速し、従機
はこれに追従するが位相のオフセツトが生ず
る。
(2) インターフエース40、電動機39で速度制
御されているが、電源変動、温度変動によりド
リフトが生ずる。
(3) 式の演算は制御装置43で行なわれるが、
計算誤差により速度のずれが生ずる。
このため位相補正、及び速度補正が必要とな
る。
位相補正は主機側エンコーダ31の出力Pmと
従機側エンコーダ41の出力Psの差を取りこれ
にKnを掛け、従機の回転量のずれを算出し、こ
れを位相補正周期tで割ることにより次のt秒間
で補正する速度を演算し出力する。これをt秒毎
に順次繰返し演算出力して、位相補正を行なう。
速度補正はn回分の位相量Δφを加え、これを
ntで割ることによつて、速度の補正量を与えるこ
とにより、積分動作として作用し、位相のオフセ
ツトを零にする様に作用する。
何らかの原因で位相が許容限界を越えた場合、
上記式により判定を行ない、インターフエース
48を介して同期異常を示す表示灯50を点灯す
る。
第3モードは加速が終了した後、高速を維持す
る高速運転である。
式のNMが設定された値に到達した後、第3
モードに移行して、NMが一定に保持された値を
出力し、主機はその速度を維持する。
前記NMにより式の演算を行ない、KSSを求
め、第2モードと同様に式、式の結果との和
を取り、インターフエース40に従機の速度指令
NSとして与える。
第3モードに於いて、押釦スイツチ47を押し
た場合、再度第2モードに移行しインターフエー
ス44を介して、停止信号が入力され、式のα
を負とし、NM=0となる迄演算が行なわれ、逐
次インターフエース30を介して主機速度指令と
して与えられる。、、の演算結果の和をイ
ンターフエース40に従機の速度指令NSとして
与える。
上記した動作説明では、停止から高速運転、又
その逆といつた主要な運転について記載したが、
生産を円滑に行なうため、第1定速運転(低速)、
第2定速運転(高速)を設け、停止状態を含め
て、3状態の間を自由に加減速を行なつて移行す
る必要がある。この際の第1、第2の定速運転の
速度は設定器(図示せず)により設定される。
停止状態と、第1、第2定速運転間の移行は前
述と全く同じであるため省略し、両定速運転間の
移行だけについて記載する。
今、仮に第1定速運転がNMOの速度であるとす
ると、インターフエース44に接続された押釦ス
イツチ(図示せず)を押すと、第2モードにな
り、式の演算を行なつて、逐次インターフエー
ス30に出力し、主機はNMOから増速を行ない、
第2定速運転速度(図示していない設定器により
速度が設定されている)まで増速する。、、
の演算結果の和をインターフエース40へ出力
することにより、従機は主機と同期して増速され
る。第2定速運転速度に到達して第3モードに切
り変える、又はその逆に第2定速運転から第1定
速運転に移行する場合は前記と同様であるので省
略する。
以上のように本発明は、主機と従機の位相が許
容範囲に入つていない場合、主機を停止した状態
で、容器が移送方向又は逆方向になる様、従機を
駆動し、位相が許容範囲に入つて停止する第1モ
ードと、位相が許容範囲に入つていることを条件
に同期運転押釦スイツチ46を押し、主機には加
速指令を出力し、従機には速度演算、位相補正演
算、速度補正演算の結果の和又は、速度演算、位
相演算の結果の和を出力して、主機と従機を同期
運転を行なう第2モードと、予め設定した高速運
転速度に到達した場合に主機の加速を止め、その
速度を保ち、従機は第2モードと同様に、速度演
算、位相補正演算、速度補正演算の結果の和、又
は速度演算、位相補正演算の結果の和を出力し
て、主機と従機を同期運転を行なう第3モードを
備えている。減速、停止については、停止用押釦
スイツチ47を押すことにより、第3モードから
第2モードに移行し、主機には減速指令を出力
し、従機には前記演算結果の和を出力して主機と
従機が同期運転を行ないつつ停止に至る。この様
に運転を開始から、加速、高速運転、停止まで、
終始円滑な同期運転が出来る効果が得られる。
これまでの説明では移送補正周期tで割つた
が、割込処理などでtが一定の場合は固定の定数
として扱いKpKn/tを一つの定数として扱うこと が出来る。又tが一定とならない場合は式処理
の時間間隔を位相補正処理毎に計測して使用する
必要があり、式のntは、n間の処理時間間隔の
和をもつて代えなければならない。
第1モードから第2モードへの移行は押釦スイ
ツチ46を押す記述をしたが、第1モード完了で
第2モードへ直接移行してもよい。
又、従機は1台に限らず複数台であつてもよ
い。更に主機と従機は互に独立した構成である必
要はない。
次に他の実施例(実施例2、実施例3)につき
説明する。
実施例 2 この実施例は、オフセツトが支障ない程度に小
さいシステムに適用可能であり、上記した[実施
例1]では速度補正を含めた同期制御であつた
が、以下に示す(1)〜(3)項の配慮をシステムに行な
つた場合、オフセツトが支障がない程度に小さい
ため、速度補正を要せず、このため式と式だ
けの和をインターフエース40から出力して同期
運転を行なうことが出来る。
(1) 主機の加速が緩やかで、追従する従機の位相
のオフセツトが支障がない程に小さい。
(2) 電源変動や温度変動に対しドリフトが支障が
ない程度小さい速度制御を行なう。
(3) 式の計算誤差が充分に無視出来る精度で計
算を行なう。
尚、上記[実施例2]は、前述の[実施例1]
に比して、「速度補正演算」を除いた、「速度演
算」と「位相補正演算」の演算結果の和により従
機を制御しており(即ち[実施例1]では制御装
置43より「速度演算」と「位相補正演算」と
「速度補正演算」との演算結果の和をインターフ
エース40を介し従機に出力しているのに対し、
[実施例2]では速度補正演算を除いた「速度演
算」と「位相補正演算」の演算結果の和をインタ
ーフエース40を介し従機に出力する)その他の
構成及び作用は上記[実施例1]の構成及び作用
と同様であるので、ここではその説明を省略す
る。
実施例 3 上記した実施例1、実施例2では主機と従機が
位相零で同期運転をする場合について述べたが、
任意の値に設定された位相で運転したい場合があ
り、これを次に示す。
胴径の太い容器と細い容器を同じスクリユ23
で移送した場合、スクリユ23のフライトで押し
て移送するため、入口側スターホイール25Aと
の位相は、胴径の太い容器と細い容器では位相が
異なり、このため、設定された位相をもつて同期
運転をする必要がある。この様に、任意の値に設
定された位相を初期位相と呼ぶことにする。初期
位相は設定器(図示せず)から入力され、その値
をPiとする。式に初期位相を導入した式を式
とし、 ΔN〓S=Kp/tKn(Pi+Pn+Ps) … 上記実施例1、2で述べたと同様に、主機には
式の演算結果を逐次インターフエース30を介
して出力し、従機には式、式、式の演算結
果の和を逐次インターフエース40を介して出力
する。この様にして主機と従機に初期位相をもた
せた運転が可能となる。
[発明の効果] 1 第1モードでは、主機を停止した状態で、従
機だけ容器等の被移送物をゆつくり移送方向又
は逆方向に駆動され、両者の位相を合せること
が出来、且つ位相が合つているときは、第1モ
ードをスキツプすることから、 (1) スクリユとスターホイールの噛合部にある
容器等を取り除かなくてよい。
(2) 従機をゆつくり駆動することから駆動系及
び容器等に与えるシヨツクが極めて小さい。
2 第2、第3モードでは主機の運転速度に比例
した速度演算結果と位相制御演算結果との和を
従機に速度指令として与えているため、位相ず
れが殆んど生じないため、安定した同期制御が
可能となり、容器等の移送がスムーズとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に於けるシステム構
成図、第2図は上記実施例に於ける位相合せ制御
の動作を説明するための図、第3図は上記実施例
に於ける位相制御の動作を説明するための図、第
4図は従来のシステム構成図である。 21……充填装置(主機)、24……キヤツパ
(従機)、22A,22B,25A,25B……ス
ターホイール、29,39……電動機、30,4
0……速度制御を行なうインターフエース、3
1,41……絶対値エンコーダ、32,42……
エンコーダ用インターフエース、43……制御装
置、44,48……インターフエース、45〜4
7……押釦スイツチ、49,50……表示灯。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 主機と従機の各回転軸に、それぞれ絶対値エ
    ンコーダを設け、これら各絶対値エンコーダの出
    力をもとに、主機と従機の位相を合わせる制御を
    行なう第1モード、主機の増減速に追従して位相
    及び速度を合わせながら従機を増減速する制御を
    行なう第2モード、主機が増減速を完了して一定
    速度を維持する制御を行なう第3モードの各運転
    制御を行なう主機と従機の同期制御方法であつ
    て、主機と従機の位相が許容範囲を越えている際
    に、主機を停止した状態で従機を位相が許容範囲
    に入る迄駆動する第1モードと、主機と従機の位
    相が許容範囲に入つているとき、同期運転信号に
    より主機には加速指令を出力すると共に、従機に
    は主機と従機の絶対値エンコーダが略同速で回転
    するように演算をする速度演算と上記各絶対値エ
    ンコーダの出力値の差から位相を求めこれを位相
    補正周期で割つた値に比例した演算をする位相補
    正演算との演算結果の和を出力して、主機と従機
    を予め設定された高速運転速度に到達する迄、主
    機と従機が同じ速度で、且つ、一定の位相を保つ
    同期運転を行なう第2モードと、主機と従機が同
    速度に到達後、主機にはその速度を指令し、従機
    には上記第2モードと同じく速度演算と位相補正
    演算の演算結果の和を出力して、主機と従機の同
    期運転を行なう第3モードとを備えたことを特徴
    とする主機と従機の同期制御方法。
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Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57163620A (en) * 1981-03-30 1982-10-07 Toyo Shokuhin Kikai Kk Intermittent driving device
JPS59209595A (ja) * 1983-04-30 1984-11-28 渋谷工業株式会社 主機と従機の同期装置

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