JP2586175B2 - 搬送装置の同期運転制御装置 - Google Patents

搬送装置の同期運転制御装置

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、複数の搬送機を用いている搬送装置の同期
運転制御装置に係るものであり、特に小型パイプ等の単
品を、複数の搬送機を乗り継いで搬送させるための搬送
装置の同期運転制御装置に関するものである。
[従来の技術] 従来、この種の搬送装置においては、一般に駆動減速
機構と駆動伝達機構との間に機械的クリアランスの大き
い場合が多く、検出機の検出精度を高めることが困難で
あるから、放置しておくとそれぞれの搬送機間で相対的
な遅れ又は進みが生じてしまっていた。
従って、起動時にそれぞれの搬送機の駆動を同期調節
した後も、駆動中に操作員が搬送機を目視により監視し
て、搬送機間の同期外れが生じた場合はそれを解消する
ように位相調整及び速度調整を実行していた。
このため、自動的に搬送機間の位相調整及び速度調整
ができる制御装置を搬送機に適用する事が考えられてい
る。
例えば、本出願人は、駆動系が相違する基準反転機と
追従反転機との同期外れを自動的に監視してそれを自動
的に調整し、基準及び追従反転機を同期して駆動させる
ことにより、これらをあたかも単一の反転機として利用
できるようにした鋼板反転機の制御装置を特願平2−32
230号(特開平2−291339号公報参照)として既に提案
したが、この鋼板反転機の制御方式を、上記のような搬
送装置の同期運転制御に応用することが考えられてい
る。
なお、この鋼板反転機の制御方式は鋼板反転機の特性
上、微小時間毎にモータの回転速度及び位相を測定し、
それらの演算結果に基づき速度調整を行うものであり、
微妙な調整を必要とすることから駆動モータとしては直
流モータを用いる必要があるものである。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、搬送装置においては上記鋼板反転機に
おいて必要とされるほどの高精度の同期制御が必要でな
いと共に、どちらか一方に駆動モータとしてインバータ
等による速度制御可能なモータを用いていない搬送機が
装置に含まれている場合は、本出願人が提案した上記鋼
板反転機の制御方式を搬送装置の同期駆動制御な適用す
ることができなかった。
従って、簡単な制御方式で同期駆動ができる制御装置
の開発が求められていた。
本発明は、従来技術の有するこのような問題点に鑑み
なされたものであり、その目的とする所は、簡単な構成
によりクリアランスの大きい複数の搬送機の同期駆動制
御を自動的に行うことができる同期運転制御装置を提供
しようとするものである。
[課題を解決するための手段] 上記目的を解決するために、本発明における搬送装置
の同期駆動制御装置は、基準となる搬送機及びその他の
追従搬送機の機械軸にシンクロ発信機を設け、該発信機
からの回転角度信号に基づいてそれぞれの搬送機に対応
する速度及び位相を演算し、次に、得られた位相差が少
なくなるように調整した速度で追従搬送機を所定時間駆
動し、その後、基準搬送機の速度と等しい速度で追従搬
送機を所定時間駆動し、これを繰り返して追従搬送機の
駆動速度及び位相を基準搬送機に一致させるように制御
することを特徴とするものである。
[実施例] 実施例について図面を参照して説明する。
第1図には本発明の同期駆動制御装置の一実施例が示
されており、図において1A、1Bは上流側の搬送機(基準
搬送機A)、下流側搬送機(追従搬送機B)にそれぞれ
具備され、物品の搬送サイクルに同期した角度信号を発
生するシンクロ発信機、2A、2Bはそれぞれシンクロ発信
機1A、1Bからの角度信号を変換するシンクロ変換器であ
り、該変換器は例えばシンクロ発信機の出力が0゜に対
応するとき0ボルトの出力を発生し、360゜に対応する
とき10ボルトの出力を発生するよう、シンクロ発信機の
出力に比例する電圧出力を発生する。3Bは追従搬送機の
駆動用モータであり、インバータ回路4Bによって速度制
御されて駆動されるものである。また5はシーケンサで
あり、それぞれの変換器からの出力が入力されて所定の
角度偏差を演算し、その偏差に応じて追従搬送機の駆動
モータの回転速度調整信号をインバータ回路4Bに出力す
る。
シーケンサ5は、基準搬送機回転角演算回路51A、追
従搬送機回転演算回路51B、回転角偏差演算回路52、現
在速度及び調整目標速度演算回路53、追従搬送機速度指
令回路54、及びタイミング信号発生回路55から構成され
ている。
以下、第2図を参照して上記実施例の動作について説
明する。なお、説明を省略するが、シーケンサ5内の各
回路の動作はタイミング信号発生回路からのタイミング
信号により制御されるものである。
I.測定時間(T0〜T1) 回転角演算回路51A、51Bは、第2図に示されるような
シンクロ変換器2A、2Bの出力を検知して、それぞれの時
点T0〜T1での基準及び追従搬送機の回転角度信号YA0、Y
B0及びYA1、YB1を回転角偏差演算回路52に供給する。
該演算回路52においては、角度偏差 △YAB0=YA0−YB0 △YAB1=YA1−YB1 △YA =YA1−YA0 △YB =YB1−YA0 をそれぞれ演算し、かつそれぞれを速度演算回路53に供
給する。
速度演算回路53においては、上記角度偏差に基づいて
それぞれの搬送機の搬送速度に対応する回転角速度VA
VB vA=△YA/(T1−T0) =△YA/△T vB=△YB/△T を演算する。
更に速度演算回路53は、次に続く調整時間(T1〜T2
中に(ただしT2=2T1−T0であり、調整時間と測定時間
は時間差が等しい)、追従搬送機が角度△YA+△YAB1
移動するために必要な調整目標速度を演算する。即ち、
追従搬送機の調整速度をvB′とすると、 vB′=(△YA+△YAB1)/△T また、搬送機の駆動モータのパワーにより上限速度が
限られていると共に、急激のモータの回転速度を大幅に
変更することのデメリット等を考慮して、上記設定され
た調整目標速度vB′と基準速度となる基準搬送機の速度
vAの間の調整素度vB″を決定する。
そして速度演算回路は、得られた速度vA及びvB″を速
度指令回路54に供給する。
II.調整時間(T1〜T2) 速度指令回路54から調整速度vB″が速度指令信号とし
てインバータ回路4Bに供給され、それに応じて追従搬送
機のモータ3Bが調整速度vB″で駆動されることになる。
調整速度が基準速度vA以上であるから、両搬送機の角度
偏差、即ち位相差が少なくなるよう調整駆動されること
になる。
この間は検出動作は行われず、従ってそれに基づくフ
ィードバック動作も行われない。
III.安定時間(T2〜T3) 速度指令回路54は、基準速度vAを速度指令信号として
出力し、基準搬送機と同じ速度で追従搬送機を駆動する
よう制御し、これにより駆動系を安定させて制御ハンチ
ングを防止する。この期間もフィードバック動作が行わ
れない。
上記I〜IIIを1サイクルとして同期調整動作が繰り
かえされ、数サイクルの調整後に最終的に基準及び追従
搬送機の搬送速度及び位相が一致される。
そして、所定時間が経過する毎(シンクロ発信機1A
所定回数の回転に対応する出力を出力する毎)に上記制
御が実行され、その都度、追従搬送機が基準搬送機に同
期駆動されるよう制御される。
なお、演算回路はそれぞれの演算動作に所定の時間を
必要とするものであるが、上記説明においては説明の都
合上これらの時間を考慮していないものであり、実際に
おいては測定時間から調整時間に移行する時点で所定の
遅延時間が導入されるものである。また、調整目標速度
は調整時間が測定時間と等しいものとして計算される
が、追従搬送機を調整速度で実際に駆動する調整時間
を、測定時間と全く等しい時間幅とする必要がないこと
は勿論であり、適宜必要に応じて設定されるものであ
る。
更に、基準搬送機を上流側搬送機に限定する必要もな
く、インバータ制御モータを用いていない搬送機、又は
搬送速度があまり変化しない搬送機を基準搬送機とすれ
ばよい。また、追従搬送機として、インバータ制御のモ
ータまたは非インバータ制御のモータのいずれによって
駆動されるものでもよい。したがって、上記した従来例
として示した装置は、追従搬送機がインバータ制御のモ
ータにより駆動されている場合には適用できなかった
が、本発明においてはこのような従来例の問題点を解決
することができる。
第3図には、本発明の同期運転制御装置を適用した搬
送装置が記載され、該搬送装置は、上流側の基準搬送機
としてスクリュー式コンベア(スキュー)Aを用い、下
流側の追従搬送機として可変速度チェーン式コンベアB
を用い、小径パイプpを面取機(図示せず)から出荷ラ
イン(結束及び梱包ライン)に順次搬送するよう構成さ
れている。
面取機で面取りがなされたパイプpは、旋回アーム式
の移載機Cによりスクリュー式コンベアAに移され、そ
の後所定ピッチでパイプpを搬送するチェーン式コンベ
アBに移される。
コンベアAにはシンクロ発信機1A、駆動モータ3A、減
速機6Aが設けられ、またコンベアBにはシンクロ発信機
1B、駆動モータ3B、インバータ回路4B、減速機6Bが設け
られている。それぞれの減速機は、コンベアAが1回転
する毎にコンベアBが1ピッチ進むよう初期設定され、
またそれぞれのシンクロ発信機は、パイプ1本の搬送、
即ちコンベアAにおいては1回転、コンベアBにおいて
は1ピッチの移動で、0〜360゜角度信号を出力するよ
う設定されている。
各シンクロ発信機の出力は、第1図に示されたシーケ
ンサ5に変換器2A、2Bを介して供給され、第2図に基づ
いて説明したような制御が実行されてコンベアBの駆動
がコンベアAに同期するように制御される。
この搬送装置においては、例えばパイプの搬送ピッチ
は2秒/本、上記測定時間及び調整時間は1.5秒、上記
安定時間は1.0秒に設定される。このように設定された
搬送装置において、コンベアA、Bの位相角度がT1の時
点で15゜ずれていた場合、約4〜5ピッチ(8〜9秒)
後にほぼ同位相、同速度に制御することができた。
[効果] 本発明は以上のように構成されているので、簡単な制
御装置で複数の搬送機を自動的に同期して駆動すること
ができ、したがって従来のように操作員が所定時間毎に
見回って同期調整をする必要がなくなる。
また、基準となる搬送機は、駆動モータとしてインバ
ータで速度制御可能なものを用いる必要がないので、既
設搬送装置等において、搬送機の一方がインバータ制御
のできないものであっても適用可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す回路図、第2図は本発
明の制御動作を説明するためのシンクロ変換器出力を示
す波形図、第3図は本発明の同期運転制御装置を適用し
た搬送装置の概略を示す概略図である。 1A、1B……シンクロ発信機 2A、2B……シンクロ変換器 3A、3B……駆動モータ 4B……インバータ回路 5……シーケンサ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】連携して動作する基準搬送機及び追従搬送
    機を用いて物品を周期的に搬送する搬送装置の同期運転
    を制御するための同期運転制御装置において、 同期運転装置の動作を制御するためのタイミング信号発
    生手段であって、あらかじめ設定された期間である測定
    時間(T0〜T1)、調整時間(T1〜T2)、及び安定時間
    (T2〜T3)からなるサイクルを規定する信号を反復出力
    するタイミング信号発生手段(55)と、 基準搬送機の機械軸の回転に対応する第1の角度信号を
    発生する第1の角度信号発生手段(1A)と、 追従搬送機の機械軸の回転に対応する第2の角度信号を
    発生する第2の角度信号発生手段(1B)と、 タイミング信号発生手段の制御の下に、第1及び第2の
    角度信号に基づいて、測定時間終了時における基準搬送
    機及び追従搬送機の間の第1の角度偏差(△YAB1)と、
    測定時間中に回転された基準搬送機の第2の角度偏差
    (△YA)を演算する回転度演算手段(52)と、 タイミング信号発生手段の制御の下に、第2の角度偏差
    (△YA)に基づいて、基準搬送機の基準速度(VA)を演
    算し、第1及び第2の角度偏差に基づいて追従搬送機の
    調整目標速度(VB′)を演算し、かつ基準速度(VA)と
    調整目標速度(VB′)との間である調整速度(VB″)を
    決定し、基準速度(VA)と調整速度(VB″)とを出力す
    る速度演算手段(53)と、 タイミング信号発生手段の制御の下に、調整時間におい
    ては追従搬送機を調整速度(VB″)で駆動し、安定時間
    においては追従搬送機を基準速度(VA)で搬送するため
    の速度指令信号を出力する速度指令手段(54)と からなり、追従搬送機の速度及び回転位相が基準搬送機
    のそれに一致するまで上記サイクルを反復実行すること
    を特徴とする同期運転制御装置。
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