JPH04368107A - 平板型ロータリートランスコア - Google Patents

平板型ロータリートランスコア

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JPH04368107A
JPH04368107A JP3169461A JP16946191A JPH04368107A JP H04368107 A JPH04368107 A JP H04368107A JP 3169461 A JP3169461 A JP 3169461A JP 16946191 A JP16946191 A JP 16946191A JP H04368107 A JPH04368107 A JP H04368107A
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JP
Japan
Prior art keywords
rotary transformer
transformer core
sintered body
sintering
present
Prior art date
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Pending
Application number
JP3169461A
Other languages
English (en)
Inventor
Junji Takeda
淳二 武田
Koichi Takayama
幸一 高山
Kenji Takemura
竹村 憲二
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
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Publication date
Application filed by Showa Denko KK filed Critical Showa Denko KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、焼結性フェライト粉末
とバインダーとの混合物を射出成形して造られる反りや
曲がり等の変形の発生を抑制した平板型ロータリートラ
ンスコアに関する。
【0002】
【従来の技術】平板型ロータリートランス焼結体を造る
方法は、焼結性フェライト粉末原料に適量のバインダー
、潤滑剤等を混合して粉末状の原材料をピレット状に造
粒し、それを加熱混練して所定の金型内に射出し成形体
を得て後、脱脂後焼結する方法が一般的である。
【0003】回転ヘッド型VTRの回転ドラム装置には
、回転部と静止部との相互間の電気信号伝達手段として
、ロータリートランスが使用されていて、ロータリート
ランスは、フェライト焼結体よりなる円環板状の回転部
のローターコアと静止部のステーターコアを有している
。ロータリートランスはローターコアとステーターコア
との相対位置関係を厳密に規制、保持する必要があり、
従って、コアの各溝の底面、上下の面等の平面度、平行
度には高い精度が要求される。そのために加工手順とし
ては、まず平行度を出す研削を行ないその後コイル溝面
の反対側の面に別の研削機でコネクターの端子等が取り
つけられる空間を図2のように1ヶ所研削加工で設けて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のものは研削工程
が複雑になるとともに時間と人手を要する不都合がある
ばかりでなく、空間を設ける加工時に欠け、クラック等
が発生したり、極端な場合には、コイル溝面、底面の平
面度が異なり、またうねりを生じ、各溝ごとの磁気特性
が異なる欠点があった。
【0005】そのため、焼結性フェライトとポリエチレ
ン、ポリスチレン等の熱可塑性バインダーとの混合物を
射出成形法によってグリーン体を成形し、これを脱脂、
焼結する試みもなされている。この方法によって成形さ
れたグリーン体は、寸法精度がよく、研削しろを減少さ
せることは出来るが、これを脱脂、焼結した場合、溝面
および裏面の平行度を保ちながら、コイル溝面の裏面に
成形時から段差を付けることはできなかった。
【0006】本発明者は、このような問題点すなわち、
円環板状焼結体の変形や反りを極力防止するか皆無にし
、二次的な加工をせずして上記のような高度な平面度を
有し、コイル溝面の反対側平面に空間を設けた平板型ロ
ータリートランスコアを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記の目的を
達成すべく種々検討した結果、片側平面には同心円状の
複数の溝(コイル溝)3と外周方向に放射状の複数の溝
4,4aとを有し、反対側平面には段差付きの空間5を
対称に偶数個設け、かつ最外周部には外周縁2aが設け
られていることを特徴とする円環板状の平板型ロータリ
ートランスコアを見出した。
【0008】本発明のものを造るための焼結性フェライ
ト粉末は、ニッケル−亜鉛系、マグネシウム−亜鉛系、
マンガン−亜鉛系のフェライト仮焼粉で、その平均粒径
は0.1〜200μm のものが使用できるが、0.1
〜150μm のものが好ましく、特に0.1〜100
μm のものが好適である。平均粒径が0.1μm 未
満では、混練する際の均一分散が困難となり、200μ
m を超えると焼結の際の保形性が悪く、焼結後の密度
が低下し、磁性特性、機械的強度が低下する。
【0009】射出成形法で本発明品を造るには、バイン
ダーとしては、エチレン系重合体、スチレン系重合体、
プロピレン系重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、
アルキル(炭素数6以下)メタアクリレートを主成分(
50wt%以上)とする共重合体(例えば、ポリメチル
メタアクリレート、ポリエチルメタアクリレート、ポリ
ブチルメタアクリレート)、アルキル(炭素数6以下)
アクリレートを主成分(50wt%以上)とする共重合
体(例えば、ポリメチルアクリレート、ポリエチルアク
リレート、ポリブチルアクリレート)があげられる。但
し、「系重合体」とは、該モノマーの単独重合体、およ
び上記モノマーを主成分(少なくとも50wt%)とし
た、他のモノマーとの共重合体を意味する。これら合成
樹脂バインダーの数平均分子量[蒸気浸透圧法(vap
or  pressure  osmometer)に
よって測定]は通常2000〜10万、特に4000〜
30万が好ましい。
【0010】上記の焼結性フェライト粉末およびバイン
ダーを用いて円環板状成形体を射出成形法にて製造する
には、先ず、焼結性フェライト粉末とバインダーを所定
の割合(通常セラミックスの粉末100重量部に対して
バインダー5〜40重量部)で溶融混練し、ペレット状
に成形する。このペレットを射出成形機に入れ、金型に
射出して成形するが、金型は、上記の板状体の中央を打
抜くスライドピンが挿入、抜出し自在に取りつけられた
、この分野において広く使用されている金型を一般的に
は用いる。
【0011】この金型に上記ペレットを溶融充填し、ス
ライドピンをキャビティ内に挿入し、固化した後これを
抜き出す。次いで、金型より成形体を取り外すことによ
り、円環板状成形体(グリーン体)が得られる。この成
形体は、内径部よりリングゲート方式によって成形され
、射出後、スライドピンを挿入して内径部のゲートを切
断するので、ウエルドラインの発生もなく、ゲートカッ
トの工程も不要である。
【0012】成形法は上記の射出成形法の他に金型プレ
ス法によっても本発明品は造れるが、圧力ムラが発生し
易く焼結時に収縮差ができ、反りやすい。これらの成形
法で一度に本発明の形状の成形体を造ることも可能であ
るが、二次的に加工して本発明の成形形状の成形体を造
ることも可能であり、二次的に加工して本発明の形状の
成形体にしてもよい。
【0013】本発明品は上記形状の成形体を不活性ガス
雰囲気、あるいは大気中で加圧または常圧下で、600
℃まで昇温することによって脱脂し、その後、焼結性フ
ェライトの種類により最高焼結温度および雰囲気は異な
るが、従来行なわれている条件でそれぞれの成形体を焼
結する。通常、大気中あるいは不活性ガス雰囲気中で1
000〜1400℃で2時間程度の条件で焼結する。脱
脂工程と焼結工程とを分離して行なっても、連続して行
なってもどちらでもよい。成形体を脱脂、焼結すること
により円環板状焼結体であるロータリートランスコアが
得られるが、成形体が焼結体になると線収縮率として、
金型成形体の場合、12〜18%、射出成形体の場合9
〜17%収縮する。
【0014】また、焼結後、更に研削してコアが得られ
るのが通常である。
【0015】本発明の焼結体であるロータリートランス
コアの形状は、成形体の場合と同じで、図1に表面およ
び裏面のそれぞれの一実施例として示したようなもので
、表面は図3のような放射状溝4が最も内側の同心円状
溝3まで通じていない放射状溝4aとなる場合や放射状
溝4,4aの外周縁2に引出し溝7がある場合もあり、
同心円状溝3に円環板の厚さ方向に貫通孔がある場合も
ある。
【0016】また、裏面は図4のように、きりかき6が
ある場合もある。このきりかき6は幅1〜4mm、深さ
は0.5〜2mm程度が普通であり、何個も設ける場合
もある。また、円環板状の焼結体のそれぞれの個所の寸
法は、目的、性能によっても異なるが、板の厚さについ
ては、ロータリートランスコアの場合通常0.5〜8m
m程度であり、直径は10〜150mmφ、内径は2〜
50mmφである。また、ロータリートランスコアの放
射状溝4の本数は通常2〜9本である。
【0017】本発明の焼結体であるロータリートランス
コアのもとになる成形体(グリーン体)も、上記のよう
な形状であるため、研削時の煩雑さや人手を要すること
が解消され、またコイル溝面の裏面内に段差付きの空間
を対称に偶数個設けているので、図2のようなコネクタ
ーの端子等を取りつけるだけの意味で空間を1個、非対
称に設けている従来品に比べて研削時に溝面および裏面
の平行度を保つことができ、かつ研削工程が1段ですみ
、脱脂、焼結時の反り、曲がり等の変形が抑制されると
ともに、段差付きの空間を対称に偶数個裏面に設けてい
るので、その空間をコネクターの端子等の取りつけ用に
使用することができる。
【0018】
【実施例】以下、実施例にて本発明を詳細に説明する。 実施例1 平均粒径2μm のフェライトをバインダーと混合した
。 バインダーとしてはエチレン重合体、ポリメチルメタア
クリレートおよびポリブチルアクリレートを1:1:1
に混合したものを使用し、添加混合量は11wt%であ
った。この混合物を170℃にて射出成形し外径69m
mφ、内径23mmφ、厚さ5.75mmの図1に示す
形状に相当する成形体を得た。その後、350℃で2時
間、N2雰囲気中で行ない、大気中で1100℃、2時
間焼結した。
【0019】そして図1に示すロータリートランスコア
を得た。外径は60mmφ、内径20mmφ、厚さ5.
0mmであった。焼結体の平面度を平面の凹凸の差で表
わすと得られたものは25μm であった。
【0020】
【発明の効果】本発明に係る平板型ロータリートランス
コアは、その特殊な形状のため、脱脂、焼結中に反った
り変形したりするのが阻止され、焼結後の研削、研磨も
軽減でき、高度な平面度を有するロータリートランスコ
アを提供するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る平板型ロータリートランスコアの
一実施例で、(A)はその表面(コイル溝面)、(B)
はその裏面のそれぞれの斜視図である。
【図2】従来のロータリートランスコアの裏面の斜視図
である。
【図3】本発明に係るロータリートランスコアの図1(
A)と異なる一実施例の平面図である。
【図4】本発明に係るロータリートランスコアの裏面の
図1(B)と異なる一実施例の斜視図である。
【符号の説明】
1  内周縁 2  外周縁 2a  裏面の外周縁 3  同心円状溝 4  放射状溝 4a  放射状溝 5  段差付きの空間 6  きりかき 7  引出溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  片側平面には同心円状の複数の溝と外
    周方向に放射状の複数の溝とを有し、反対側平面には段
    差付きの空間を対称に偶数個設け、かつ最外周部には外
    周縁が設けられていることを特徴とする円環板状の平板
    型ロータリートランスコア。
JP3169461A 1991-06-14 1991-06-14 平板型ロータリートランスコア Pending JPH04368107A (ja)

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JP3169461A JPH04368107A (ja) 1991-06-14 1991-06-14 平板型ロータリートランスコア

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JP3169461A JPH04368107A (ja) 1991-06-14 1991-06-14 平板型ロータリートランスコア

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JPH04368107A true JPH04368107A (ja) 1992-12-21

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JP3169461A Pending JPH04368107A (ja) 1991-06-14 1991-06-14 平板型ロータリートランスコア

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012118112A1 (ja) * 2011-03-01 2012-09-07 Tdk株式会社 ワイヤレス給電装置、ワイヤレス受電装置、ワイヤレス電力伝送システムおよびコイル
US8922064B2 (en) 2011-03-01 2014-12-30 Tdk Corporation Wireless power feeder, wireless power receiver, and wireless power transmission system, and coil

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JP5994771B2 (ja) * 2011-03-01 2016-09-21 Tdk株式会社 ワイヤレス給電装置、ワイヤレス受電装置、ワイヤレス電力伝送システムおよびコイル

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