JPH04368058A - 自動濃度測定方法 - Google Patents

自動濃度測定方法

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JPH04368058A
JPH04368058A JP3143383A JP14338391A JPH04368058A JP H04368058 A JPH04368058 A JP H04368058A JP 3143383 A JP3143383 A JP 3143383A JP 14338391 A JP14338391 A JP 14338391A JP H04368058 A JPH04368058 A JP H04368058A
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JP3143383A
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Inventor
Takashi Toyofuku
豊 福 貴 司
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Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、走査子を用いる画像読
取装置の原稿台上に載置された原稿の濃度、特に原稿の
ハイライト部の濃度とシャドウ部の濃度を自動的に測定
する自動濃度測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、原稿台上に載置された原稿の画像
の走査読取を行う画像読取装置が、印刷製版装置や複写
装置等の各種の画像形成装置に用いられている。
【0003】このような画像読取装置は、一次元方向に
延在する光源、例えば蛍光灯、LEDアレイ光源もしく
は、一次元方向に偏向される光源、例えば光偏向器によ
り偏向されるレーザ光源を原稿台上の原稿に照射し、そ
の反射光を複数のミラーを用いて所定の方向に反射させ
、投影レンズを透過させ、所定位置に配置されたCCD
等の固体撮像素子に結像させ、この固体撮像素子によっ
て光電変換して電気信号に変換し、原稿画像データを例
えば濃度信号として得ている。
【0004】こうして得られた原稿画像データは、上述
の印刷製版装置などの画像形成装置においては、画像処
理装置において様々な処理がなされた後、画像記録装置
に伝送され、ここで、レーザ等から射出される光ビーム
を変調し、この画像データに応じて変調された光ビーム
を、レゾナントスキャナ、ガルバノメータミラー等の光
偏向器によって主走査方向に反射・偏向し、この光ビー
ムによって、主走査方向と略直交する副走査方向に一定
の速度で搬送される記録材料を2次元的に走査露光して
、画像記録を行い、再生画像を得ている。
【0005】ところで、複写装置や印刷製版装置などの
画像形成装置において、原稿の連続階調画像をCCD等
の固体撮像素子を用いて電気信号に変換した後フイルム
等の感光材料に再生する場合、前記固体撮像素子の特性
により再生画像上にノイズが混入される場合がある。再
生画像にノイズが混入されると、再生画像のザラツキま
たはムラが生じ、再生画像は見苦しいものとなってしま
う。特に、人間の視覚は、明るさに対しては対数に近い
特性を有しているため、原稿の連続階調画像の高濃度側
のシャドウ部と低濃度側のハイライト部に同量のノイズ
が混入された場合であっても、そのノイズレベルは高濃
度側のシャドウ部で大きく感じられ、画質を低下させる
要因となっている。このようなノイズを低減させるため
、電気信号としての画像信号を平均化する画像処理方法
が知られている。
【0006】ところで、原稿の連続階調画像の全濃度レ
ベルを平均化して出力した場合、ノイズの低減化は達成
されるがハイライト部における解像度も低下してしまう
不都合が生じる。すなわち、人間の視覚は原稿の連続階
調画像のシャドウ部において空間的分解能が低い特性を
有する一方、ハイライト部では分解能が高くなる特性を
有している。従って、シャドウ部ではノイズが好適に低
減されるが、ハイライト部では解像度が低下することに
なる。
【0007】そこで、原稿画像のハイライト部とシャド
ウ部では、得られた画像データの平均化処理、平滑化処
理(アンシャープネス処理)、鮮映化処理(シャープネ
ス処理)などの画像処理の方法を変えて、再生画像にお
いて、高濃度側のシャドウ部から低濃度側のハイライト
部に至る広範囲においてノイズを低減し、ムラやザラツ
キをなくし、特に、高濃度側でのエッジのシャープさが
劣化し、濃度変化の緩やかな画像に対して不自然さが生
じるのを防止している。このため、従来は、原稿画像を
走査して読み取りながら、濃度ヒストグラムを作成し、
自動濃度測定を行って、原稿のハイライト部のハイライ
ト濃度およびシャドウ部のシャドウ濃度を測定している
。そして、仕上がったコピーの絵の階調を制御するため
、ユーザはハイライトおよびシャドウ部(ポイント)に
適切な網点面積率を付与するために、このハイライト濃
度およびシャドウ濃度を入力している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の自動
濃度測定においては、濃度ヒストグラムを作成する際、
読み取った原稿1枚分、あるいは少なくとも数ライン分
の画像データを1度バッファやフレームメモリに取り込
み、濃度ヒストグラムを作成していた。このため画像デ
ータ用のバッファとして莫大なメモリが必要となり、画
像処理装置ひいては画像読取装置、印刷製版装置のコス
ト高を招いていた。
【0009】本発明の目的は、上記従来技術の問題点を
解消し、走査子による原稿画像のプレスキャンを行い、
プレスキャンによって読み取られた主走査方向1ライン
分のみの原稿画像濃度データをラインメモリに取り込む
だけで、このラインメモリに記憶された画像データを読
み出して1ライン毎にヒストグラムを作成することを副
走査トリミング範囲あるいは原稿領域(先端から末端ま
で)についてくり返した後にハイライト部の濃度および
シャドウ部の濃度を算出することにより、大容量のメモ
リを持つことなく、主走査方向1ライン分の画像濃度デ
ータをメモリするラインメモリを持つだけで低コストに
て自動濃度測定を実現する自動濃度測定方法を提供する
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の態様は、原稿台上に載置された原稿
の画像濃度を主走査方向に1ライン分読み取る走査子に
よって副走査方向に予備走査を行って原稿画像濃度を自
動的に測定するに際し、走査子を用いて光電的に読み取
られた主走査方向1ライン分の画像濃度データをライン
メモリに取り込み、このラインメモリに取り込まれた主
走査方向1ライン分の画像濃度データから予め指定され
た主走査トリミング範囲の画像濃度データの濃度ヒスト
グラムを作成してメインメモリに記憶することを予め指
定された副走査トリミング範囲について繰り返した後に
、ハイライト濃度およびシャドウ濃度の算出を行うこと
を特徴とする自動濃度測定方法を提供するものである。
【0011】また、本発明の第2の態様は、原稿台上に
載置された原稿の画像濃度を主走査方向に1ライン分読
み取る走査子によって副走査方向に予備走査を行って原
稿画像濃度を自動的に測定するに際し、走査子を用いて
光電的に読み取られた主走査方向1ライン分の画像濃度
データをラインメモリに取り込み、このラインメモリに
取り込まれた画像濃度データを主走査方向の有効画像範
囲について平均して当該ラインの濃度平均値を算出し、
この濃度平均値により原稿領域の判断を行い、当該ライ
ンが原稿領域内にある時、前記ラインメモリに取り込ま
れた主走査方向1ライン分の画像濃度データの主走査方
向のトリミングを行った後、この主走査トリミング範囲
の画像濃度データの濃度ヒストグラムを作成してメイン
メモリに記憶することを前記原稿領域全体について繰り
返した後に、ハイライト濃度およびシャドウ濃度の算出
を行い、次に原稿の先端および/または末端を検出する
ことを特徴とする自動濃度測定方法を提供するものであ
る。
【0012】上記第2の態様において、前記原稿領域(
原稿端)の検出は、前記濃度平均値が所定濃度値(許容
範囲±αを含む)または前記濃度平均値の変化率が0(
許容範囲±βを含む)となるラインを前記原稿領域外に
あると判定するのが好ましい。さらに原稿末端および先
端に正確に検出するためには、このようなラインの連続
性によって判定するのがよいし、また当該1ラインの濃
度データの最大値と最小値の差が予め設定された値より
小さくかつこの1ラインの濃度平均値が所定濃度値(ま
たは変化率が0)である場合にのみ原稿の端部とするの
がよい。また、前記主走査方向のトリミング範囲の決定
は、副走査方向の末端/先端検出方法と同様にラインメ
モリ内の主走査1ライン分の濃度データ値から行うのが
好ましい。
【0013】上記各態様において、前記主走査方向の1
ライン分の画像(濃度)データは、所定の方法により間
引きされた画像(濃度)データであるのが好ましい。
【0014】
【発明の作用】本発明の第1の態様の自動濃度測定方法
においては、原稿台上に載置された原稿を、走査子の光
源から主走査方向に順次もしくは同時に射出された光に
よって照射し、前記原稿からの反射光を受けて、主走査
方向の1ライン分の画像データをCCD等の固体撮像素
子により光電的に読み取り、ラインメモリに取り込む。 次に、このラインメモリに取り込まれた主走査方向1ラ
イン分の画像濃度データのうちから予め指定された主走
査方向のトリミング範囲(領域)内の画像濃度データの
濃度ヒストグラムを作成し、これをメインメモリ(RA
M)に記憶する。このヒストグラムを予め指定された原
稿の副走査方向のトリミング範囲の開始ラインから終了
ラインまでの全範囲にわたって作成し、その結果を記憶
する。この後、この全範囲の濃度ヒストグラムからハイ
ライト濃度およびシャドウ濃度を演算し、メインメモリ
に記憶するものである。こうして自動濃度測定は終了す
る。
【0015】このようにして求められたハイライト濃度
およびシャドウ濃度を本走査における画像処理、例えば
平均化処理、平滑化処理、鮮映化処理などに用いること
ができる。このような本発明法による自動濃度測定は、
主走査1ライン分のラインメモリを用いるだけで、従来
のように原稿1枚の全画像読取範囲の全画像濃度データ
を一旦バッファに取り込む必要がないので、低コストで
達成できる。
【0016】本発明の第2の態様の自動濃度測定方法は
、第1の態様と同様にして前記ラインメモリに取り込ま
れた主走査1ライン分の画像濃度データを有効画像範囲
について平均化して、当該ラインの濃度平均値を算出し
、この濃度平均値により原稿領域の判断を行い、例えば
、この濃度平均値が予め設定された所定濃度値(許容範
囲±αを含む)、すなわち原稿台カバーの濃度値である
場合またはこの濃度平均値の変化率が0(許容範囲±β
を含む)である場合に当該ラインが原稿領域外であると
判断し、この判断によって当該ラインが前記原稿領域内
にある場合に前記ラインメモリに取り込まれた当該ライ
ンの画像濃度データの主走査方向のトリミングを行ない
、この主走査トリミング範囲内の画像濃度データの濃度
ヒストグラムを作成し、メインメモリに記憶する。この
濃度平均値(またはその変化率)の算出およびこれに応
じて行なわれるヒストグラムの作成を、走査子の走査開
始ラインから走査終了ラインまでの全範囲にわたって行
い、その結果である濃度ヒストグラムをメインメモリに
記憶する。ここで、濃度ヒストグラムは前記原稿領域の
みついて作成されたものであるのは勿論である。この後
、この原稿領域にわたる濃度ヒストグラムからハイライ
ト濃度およびシャドウ濃度を算出し、メインメモリに記
憶して自動濃度測定を終了する。ここで、主走査トリミ
ングは、予め指定(設定)されたものであってもよいし
、前記ラインメモリに取り込まれた画像濃度データを比
較し、その連続性によって判定してもよい。
【0017】こうして、本態様によれば、濃度平均値を
求めて副走査方向の原稿領域の検出とともにハイライト
濃度、シャドウ濃度を算出するための自動濃度測定を行
うことができる。両者を行うにもかかわらず、そのため
のバッファメモリは主走査1ライン分のラインメモリで
よく、従来のように莫大なバッファメモリが不要で低コ
ストである。また、前記ラインメモリの主走査1ライン
分の画像濃度値を用いれば主走査方向のトリミングをも
自動的に行うことができる。
【0018】
【実施例】本発明に係る自動濃度測定方法を添付の図面
に示す好適実施例を参照して詳細に説明する。図1は、
本発明の自動濃度測定方法を実施する画像読取装置を適
用した印刷製版装置の一実施例の模式図である。
【0019】同図に示すように印刷製版装置10は、画
像読取装置12と、画像処理装置14と、画像記録装置
16とからなり、原稿Gの画像、例えば連続階調画像を
画像読取装置12によって図中矢印aで示す副走査方向
に走査しつつ、副走査方向aと略直交する主走査方向(
図中紙面に垂直な方向)1ライン毎に光電的に読み取り
電気信号とした後、画像処理装置14で2値化された網
点画像信号Rとし、画像記録装置16において感光材料
F上に網点階調画像として露光記録し、感光材料処理を
行って網点画像として再生するものである。
【0020】画像読取装置12は、原稿Gを載置する透
明ガラス板などからなる原稿台22と、原稿Gを原稿台
22に固定するための通常原稿側の面が黒色の原稿台カ
バー24と、原稿台22上に載置された原稿Gを原稿台
22の下面側から照明するための光源を構成する一次元
方向(主走査方向)に延在する長尺の2本の蛍光灯26
,26、蛍光灯26,26によって射出され、原稿Gに
よって反射された反射光Lを直下に所定スリット幅およ
び長さのスリット光として透過させるスリット28を有
し、蛍光灯26,26を覆うケーシング29およびスリ
ット28の直下に配置され、反射光の光路Lの光路を副
走査方向に反射する第1ミラー30から構成される光源
ユニット31と、光路Lの逆方向に向ける第2ミラー3
2および第3ミラー34からなるミラーユニット35と
、原稿画像を担持するスリット状の反射光を結像させる
結像レンズ36と、前記反射光の結像位置に配置され、
前記主走査方向1ラインの原稿画像を1ブロックとして
光電変換して画像濃度データSaとしてアナログ電気信
号化するCCD38とを有する。ここで光源ユニット3
1は、本発明の走査子を構成するが、この光源ユニット
31が原稿台22の下面を副走査方向aに所定の副走査
速度で走査移動するとき、走査中原稿Gからの反射光の
光路LのCCD38までの光路長が等しくなるように、
ミラーユニット35は前記副走査速度の1/2の速度で
同じ副走査方向に移動する。
【0021】ここで、CCD38は、主走査1ライン分
の原稿画像を担持する光を光電変換して主走査1ライン
分のアナログ画像データ信号Saとして出力するライン
センサもので、これに限定されず種々のラインセンサ、
固体撮像素子を用いることができる。ところで、CCD
38によって読み取られる主走査方向1ライン分のアナ
ログ画像データSaは、スリット28の主走査方向の長
さ全域にわたるアナログ画像データであり、原稿Gの主
走査方向の長さがスリット28の長さより小さい場合に
は、原稿画像データ以外の画像データ、例えば原稿カバ
ー24の白色をも画像データとして含んでいる。
【0022】また、主走査方向1ラインを照明するため
の光源は、図示の長尺蛍光灯26のように主走査1ライ
ンを同時に照明するものに限定されず、レーザ光源と光
偏向器とを用いてレーザ光源から射出されたレーザビー
ムを主走査方向に偏向して順次原稿Gを照明するように
してもよい。また、原稿Gを原稿台22上に固定し、光
源を副走査移動する代りに、原稿台22上に載置したま
ま原稿Gを副走査搬送するようにしてもよい。
【0023】画像処理装置14は、CCD38から主走
査1ラインの画像データを読み取るタイミングを決める
主走査クロックφx を発生するクロック発生器40と
、主走査クロックφx に基づいてCCD38から読み
込まれたアナログ画像データ信号Saをゲイン補正など
のアナログ補正した後、デジタル信号としての画像デー
タ信号Sに変換するA/D変換器42と、この画像デー
タ信号Sを用いて、プレスキャン時には本発明の自動濃
度測定方法を実施するとともに、本スキャンではこの信
号Sを画像処理して最終的に網点画像信号として画像記
録装置16に出力する画像処理部44とからなる。ここ
で、画像処理部44は、本発明の最も特徴的な部分であ
るが、この画像処理部44ではクロック発生器40から
の主走査クロック信号φx および副走査クロック信号
φy に基づき前記画像信号Sに対してCCDのシェー
ディング補正や暗時補正などの補正を施した後、後述す
るように、プレスキャン時には間引き処理して、本発明
の自動濃度測定を行い、あるいは原稿端検出を行う一方
、本スキャン時には、対数変換処理、階調変換処理、倍
率変換処理、平滑化処理、鮮鋭化処理、網掛処理等の画
像処理などを施し、2値化された網点画像信号Rとして
画像記録装置16に出力する。
【0024】画像記録装置16は、前記網点画像信号R
をレーザ光等の光信号に変換し感光材料F上に導いて露
光し、網点階調画像の記録を行う画像露光部46と、露
光済感光材料を現像、定着して網点階調画像として原稿
画像を再生する感光材料処理部48からなる。ここで、
感光材料処理部48は、必ずしも一体として有している
必要はなく、露光済感光材料Fを別の感光材料処理装置
によって処理するようにしてもよい。
【0025】図2は、図1の画像処理部44の構成を示
したものである。この場合、画像処理部44は、まず画
像バスにより画像データが順次流れている補正処理部5
0、間引処理回路52、変換処理回路54、網点生成部
と、間引処理回路52と変換処理回路54との間の画像
バスからCPUバスに接続されるラインメモリ58と、
CPUバスにより情報のやり取りを行っているCPU6
0、ROM62、RAM64とがあり、補正回路部50
、間引処理回路52、変換処理回路54および網点生成
部56と、CPU60、ROM62およびRAM64と
は、それぞれ接続されて種々の画像処理が行われる。
【0026】前記補正回路部50は、前処理回路および
CCD補正回路からなる。ここで前処理回路は、ライン
センサ、増幅器およびA/D変換器などのアナログ素子
の温度ドリフトおよび電圧変動などのオフセット誤差の
変動に伴う雑音成分を、暗時のマスク画像信号を用いて
、補償するもので、例えば、暗時の画像信号レベルが複
数の走査ラインにわたって変動する場合に1ライン毎に
オフセット誤差を補償し、信号を安定にするものである
。また、CCD補正回路は、固体撮像素子であるCCD
38の各画素毎のばらつきによる受光光量のゆらぎを(
照明光のゆらぎをも含めて)補正するシェーディング補
正および各画素毎の(光が入射していない時にも存在す
る)ベースのゆらぎを補正する暗時補正などを行うもの
で、各画素の受光信号をベースのそろった均一なものと
する、例えば同じ原稿画像濃度であれば同じ画像データ
(画像信号)とするものである。このようなシェーディ
ング補正や暗時補正は、CCD38での受光信号をA/
D変換器40でA/D変換する前のアナログデータのう
ちに行ってもよい。この時CCD補正回路はA/D変換
器40の信号伝送の上流側に設けられる。また、CCD
補正回路は、後述する対数変換回路の後に配置し、対数
変換後、CCD補正を行ってもよい。
【0027】間引処理回路52は、CCD38で読み取
られた主走査方向1ライン分の画像データから所定の間
引き率で画像データを間引いて、1ラインの画像データ
を所要量の画像データとする回路である。例えば、間引
処理回路52ではプレスキャンにおいては、1ラインの
全入力画像データ7500画素を間引いて約1/30の
250画素程度のデータ量としている。
【0028】ラインメモリ58は、本発明の自動濃度測
定方法を実施するための1ライン分の画像データを記憶
するために必要なものであって、間引処理回路52によ
って間引かれた1ライン分の画像データを記憶するため
のメモリである。一旦、記憶された1ライン分の画像デ
ータはこのラインメモリ58からCPU60によって読
み出され、自動濃度測定、必要に応じて原稿端検出のた
めの種々の演算処理に供される。
【0029】変換処理回路54は、画像信号を対数変換
する対数変換回路、階調特性(露光量−濃度特性)に対
応する画像信号に変換する階調変換回路および主走査方
向の画素密度に対応する画像信号に変換する倍率変換回
路などからなるもので、画像記録のため信号に変換する
ものである。
【0030】網点生成部56は、図3に示すように平滑
化処理回路66、鮮鋭化処理回路68および網点分解処
理回路70からなる。平滑化処理回路66は、入力画像
データと周辺画素データとを平均化して、当該入力画像
データをアンシャープ処理し、画像データ信号中のノイ
ズ低減を図り、補正画像データを得るものである。
【0031】鮮鋭化処理回路68は、画像の輪郭などの
エッジを強調し、鮮鋭化(シャープネス)処理するもの
で、例えば、原画像データから平滑化された平滑化画像
データの定数倍を引きアンシャープマスキングをして画
像鮮鋭度を増し、エッジ強調を行うものである。
【0032】網掛処理回路70は、画像濃度信号から網
点画像信号を作成するもので、この網点画像信号は、所
要の角度および線数に応じて画像濃度を面積変調するも
のである。この網点画像信号は、画像記録装置16の画
像露光部46に出力される。
【0033】CPU60は、ROM62に記憶されてい
る制御シーケンスに従って、上述の補正処理回路部50
、間引処理回路52、変換処理回路54、網点生成部5
4の平滑化処理回路66、鮮鋭化処理回路68、網掛処
理回路70などの各回路の制御、および予めRAM64
にメモリされている各種データおよびユーザが入力した
データ、例えば主走査方向の有効画像範囲、主走査方向
トリミング範囲や副走査方向の画像読取範囲、副走査方
向トリミング範囲のデータや画像処理に必要な種々の制
御、さらにラインメモリ58から主走査方向1ライン画
像データを読み出して、必要に応じてこれらの画像デー
タの副走査方向のトリミングおよび主走査方向トリミン
グを行った後に本発明の自動濃度測定(必要であれば原
稿領域検出)を行うものである。
【0034】本発明の自動濃度測定方法を実施する印刷
製版装置10は基本的には以上のように構成されるもの
であるが、図4を参照して、その作用および本発明の自
動濃度測定方法を説明する。
【0035】図1に示される印刷製版装置10において
、原稿Gは原稿台22の上の所定の位置に載置され、原
稿台カバー24によって固定される。まず、原稿Gは、
原稿台22の下面を矢印aで示される走査方向に移動可
能な光源ユニット31に配置される。蛍光灯26および
26によって照射され、原稿画像のプレスキャンが行わ
れる。
【0036】蛍光灯26,26から照射され、原稿Gに
反射されたスリット状の光は、光源ユニット31と一体
的に移動する第1ミラー30によって所定の方向に反射
され、次いで、光源ユニット31と同方向に1/2の速
度で移動するミラーユニット35の第2ミラー32およ
び第3ミラー34によって所定の方向に反射されて光路
Lを進行する。光路Lを進行してきた主走査方向に延在
するスリット状の光は、結像レンズ36によってCCD
38上に結像し、CCDセンサ38は主走査方向のスリ
ット光を光電変換して1ライン分のアナログ画像データ
信号Saを画像処理装置14に送る。
【0037】画像処置装置14においては、アナログ画
像データ信号SaはA/D変換器42によってA/D変
換され、デジタル画像データ信号Sとして画像処理部4
4に送られる。画像処理部44では、この画像データ信
号Sは補正処理回路部50で種々の補正が施され、間引
処理回路52において所定の間引き率に従って間引きさ
れた後、所定データ量の主走査方向1ラインの画像デー
タがラインメモリ58にメモリされる。
【0038】次に、図4のフローチャートに示すように
、CPU60は、ラインメモリ58から1ライン分の画
像データを読み出し、RAM64にメモリされている予
め設定された主走査方向のトリミング範囲(領域)のデ
ータに従って、主走査方向のトリミングを行う。すなわ
ち、図5に示すように原稿台カバー24のデータに相当
する分を除く。こうしてトリミングされた主走査方向の
トリミング範囲Leの画像データのみを用いて図6に示
すような濃度ヒストグラムを作成し、RAM64などの
メインメモリに格納(記憶)する。この後、同様にして
次の1ラインの画像データをラインメモリ58に取り込
み、CPU60は同様にして上述の濃度ヒストグラムを
作成し、メインメモリに格納する。ここで作成される濃
度ヒストグラムの濃度Dの区間は、特に限定されないが
、例えば全濃度範囲を256に区分し、0〜255の2
56の区間とすることができる。
【0039】CPU60は、上述した濃度ヒストグラム
の作成ルーチンをRAM64にメモリされている予め設
定されている副走査方向のトリミング範囲のデータに従
って画像読取開始ラインから読取終了ラインまでの全範
囲にわたって繰り返して、全範囲にわたる濃度ヒストグ
ラムを作成する。
【0040】副走査方向の全トリミング範囲にわたる濃
度ヒストグラムが完成すると、CPU60は、濃度ヒス
トグラムを用いてROM62またはRAM64に記憶さ
れているプログラムに従い原稿中のトリミング範囲内の
ハイライト濃度およびシャドウ濃度の演算を行い、算出
されたハイライト濃度値およびシャドウ濃度値をRAM
64などのメインメモリに格納して自動濃度測定を終了
する。ここで、濃度ヒストグラムを用いるハイライト濃
度およびシャドウ濃度の演算は、特に限定されず、従来
公知の方法を用いることができる。
【0041】例えば、累積濃度ヒストグラムからハイラ
イトおよびシャドウ部の濃度を求める方法としては、本
出願人による特開昭63−61579号に開示された方
法を用いることができる。ここに開示された方法では、
求められたヒストグラムの頻度が99%、95%、90
%の点の濃度値(レベル)をそれぞれC1、C2、C3
とする時ハイライト点の濃度値(レベル)CHはt=(
C2−C3)/(C1−C3)として、CH=t・C2
+(1−t)・C1 =C2・(C2−C3)/(C1−C3)+C1・(C
1−C2)/(C1−C3)によって求めることができ
、前記ヒストグラムの頻度が1%、5%、10%の点の
濃度値(レベル)をそれぞれC4、C5、C6とする時
、シャドウ点の濃度値(レベル)CLは、s=(C5−
C6)/(C4−C6)として CL=s・C5+(1−s)・C4 =C5・(C5−C6)/(C4−C6)+C4・(C
4−C5)/(C4−C6)によって求めることができ
る。ところで、求められた濃度ヒストグラムの低濃度部
および高濃度部におけるカーブの傾きがほぼ等しい場合
には、C2はC1とC3の中間値、C5はC4とC6の
中間値にほぼ等しいので、t=s=1/2とすることが
でき、 CH=1/2(C2+C1) CL=1/2(C5+C4) とすることもできる。
【0042】自動濃度測定が終了すると、プレスキャン
(予備走査)が終了して走査終端(図1中原稿台22の
右端側)に停止している光源ユニット31は、図1中左
側に移動し、画像形成倍率等に応じた原稿Gの副走査ト
リミング範囲すなわち画像読取領域の末端近傍の所定の
位置に一旦停止する。なお、自動濃度測定範囲が露光範
囲より小さい場合は、逆にさらに右側に移動した後に一
旦停止する。この後、走査子である光源ユニット31は
原稿Gの副走査トリミング範囲(領域)を図1中右側方
向から左側方向(プレスキャンとは逆方向)に画像記録
装置16とを同期して本スキャン(本走査)を行って、
全トリミング範囲内の原稿画像を画像読取装置12のC
CD38で光電的に読み取って、本発明の自動濃度測定
方法によって求めたハイライト濃度およびシャドウ濃度
を用いて画像処理装置14で画像処理しつつ、画像記録
装置16において感光材料Fに露光し、露光済感光材料
を処理して網点階調画像を再生記録する。
【0043】本発明の第1の態様においては、原稿台に
載置された原稿のトリミング範囲は、ユーザによって予
め指定され、図示しないデジタイザやキーボード等によ
って入力され、CPU等に記憶されている必要がある。 このトリミング範囲は主走査方向のトリミング範囲(主
走査トリミング範囲)および副走査方向のトリミング範
囲(副走査トリミング範囲)によって設定され、プレス
キャンによる画像読取のための自動濃度測定用トリミン
グ範囲および本スキャンによる画像読取のための露光用
トリミング範囲を設定するもので、ユーザによって任意
に指定することが可能である。これらのトリミング範囲
は、原稿全体をトリミング範囲としてもよいし、原稿の
一部をトリミング範囲としてもよいし、さらに原稿が小
サイズの場合は、原稿より大きい範囲をトリミング範囲
とすることもできるが、自動濃度用トリミング範囲は原
稿全体またはその一部とするのがよい。
【0044】次に、本発明の第2の態様の自動濃度測定
方法においては、図7に示すフローチャートからも明ら
かなように、ここでは原稿領域または画像読取範囲内で
ある場合にのみ濃度ヒストグラムを作成するがこの濃度
ヒストグラム作成に先立って濃度平均値(さらにはその
変化率)を演算する点、副走査方向の画像読取範囲デー
タが予め設定されておらず、走査子による副走査は、画
像読取装置12の光源ユニット31の副走査範囲(例え
ば略原稿台22の全域または末端検出まで)である点、
および濃度平均値(変化率)から原稿領域または画像読
取範囲の先端および末端を検出する点の3点を除き、本
発明の第1の態様と全く同一であるので、その説明は省
略する。
【0045】まず、第1の態様と同様にして、主走査方
向1ライン分の画像濃度データをラインメモリに取り込
む。このラインメモリに記憶されている画像濃度データ
を主走査方向の有効画像範囲について平均化し、濃度平
均値Daを算出する。例えば、図8に示すように、プレ
スキャンの始めの部分は原稿領域ではないので、予め測
定され、RAM64にメモリされている原稿台カバー2
4の濃度Doにほぼ等しい。従って、この場合、許容誤
差範囲をDo±αとすると、始めは|Da−Do|はα
より小さい。従って、この場合は、CPU60は、原稿
先端であるとは検出しない。当該ラインが原稿先端でな
い場合は次の1ラインの画像濃度データをラインメモリ
に取り込み、このラインの濃度平均値Daを求め、原稿
先端の検出を行なう。このルーチンを繰り返すと、原稿
でないラインが所定ライン続いた後、始めて|Da−D
o|がα以上となる点を原稿領域であると判断し、原稿
先端を検出する。
【0046】原稿先端が検出されると、上述のルーチン
から出て、当該ラインの画像濃度データの主走査方向の
トリミングが行なわれる。次に、このトリミングされた
画像データから濃度ヒストグラムを作成し、メインメモ
リに格納する。
【0047】その後、次の主走査方向1ラインの画像濃
度データをラインメモリに取り込み、上述したようにこ
のラインの濃度平均値Daを算出する。ここで、例えば
図8に示すように、原稿領域では、濃度平均値Daは原
稿台カバー濃度Doとは異なり、|Da−Do|≧αと
なる。一方、原稿領域内で、たとえDaとDoがほぼ等
しい場合、すなわち|Da−Do|<αとなる場合があ
っても、複数もしくは多数のラインに亘って連続するこ
とはない。従って、このような場合には、CPU60は
原稿末端であるとは検出しない。当該ラインが原稿末端
でなければ、上述した当該ラインの画像濃度データの主
走査方向のトリミングを行なうことに戻る。この後、上
述したように、この主走査トリミング範囲内についての
濃度ヒストグラムの作成、次の主走査方向1ラインの画
像濃度データの取り込み、濃度平均値の算出、原稿末端
の判断というルーチンを原稿末端が検出されるまで繰り
返す。ここで、|Da−Do|<αとなるラインが所定
数ライン続いた時、この数ラインは原稿領域ではないと
判断され、この数ラインの始めのライン(または最後の
ライン)を原稿末端として検出する。原稿末端が検出さ
れた後、直ちに、あるいは原稿台22下を光源ユニット
が副走査終了位置まで移動して、プレスキャンが終了す
る。
【0048】このようにして上述した濃度平均値による
原稿先端および末端の判断および濃度ヒストグラムの作
成を原稿台22下の光源ユニット31の副走査開始位置
から原稿末端あるいは副走査終了位置まで原稿台22の
所定の、あるいは、ほぼ全副走査範囲にわたって繰り返
して、CPU60は、原稿先端から末端までの原稿領域
の濃度ヒストグラムを完成する。
【0049】プレスキャンが終了すると、CPU60は
ここで得られた濃度ヒストグラムを用いて上述したよう
にしてハイライト濃度およびシャドウ濃度を演算する。 こうして本発明の自動濃度測定を終了する。
【0050】自動濃度測定が終了すると、前述の第1の
態様と同様に光源ユニット31は原稿Gの末端近傍の所
定の位置に一旦、停止した後、原稿Gをプレスキャンと
逆方向から画像記録装置16と同期して本スキャンを行
い、上述したように感光材料Fに網点階調画像を露光し
、再生記録する。
【0051】ここで、上述の例では、濃度平均値Daを
用いて原稿先端および末端の判断を行なったが、本発明
はこれに限定されず、CPU60によって求められた数
ライン分の濃度平均値Daを用いて濃度平均値の変化率
faを求め、この変化率の絶対値|fa|と所定の微小
値閾値β(許容誤差範囲を用いて原稿先端および末端の
検出を行ってもよい。
【0052】上述の例では、主走査方向1ライン分取り
込んだ濃度データの相加平均をとり、濃度平均値Daが
ある濃度値Doであった場合に(|Da−Do|<αま
たは変化率|fa|<β)、このラインを原稿領域では
ないと判定しているが、当該1ラインの濃度データの分
布状態によっては、たまたま濃度平均値Daが所定濃度
値Doに等しくなることがある。このため原稿の端部の
検出が不正確となり、検出の精度を上げるためには数ラ
インの濃度平均値Daを比較する必要がある。そこで、
主走査1ラインの濃度データ中の最高濃度値Dmaxお
よび最低濃度値Dminを求め、|Dmax−Dmin
|の値を予め設定された値、例えば経験値Dtと比較し
、|Dmax−Dmin|<Dtかつ|Da−Do|<
α(または|fa|<β)の場合にこの当該1ラインを
原稿領域でないと判定するようにしてもよい。こうする
ことにより、原稿の端部、原稿領域をより確実にかつ精
度よく判定することができる。
【0053】また、上述の例では、濃度平均値Daから
原稿の先端および末端の両方を検出する場合について説
明したが、原稿先端が予め設定された位置である場合に
は、原稿末端のみ検出するように構成してもよい。
【0054】また、主走査方向1ラインの濃度Dmを原
稿台カバーの濃度Doと比較することにより、あるいは
その変化率fmを求めることにより、|Dm−Do|と
α、あるいは|fm|とβとの比較を行って、主走査方
向のトリミング(有効画像範囲)の検出を行うことも可
能である。
【0055】また、予め設定する基準濃度として原稿台
カバーの濃度Doの他に原稿の有効画像領域外の濃度D
o′を用いることにより、原稿中の有効画像領域の先端
、末端あるいは両側端を検出するようにしてもよい。
【0056】本発明の第2の態様において、濃度平均値
を求める際の主走査方向の有効画像範囲は、原稿台の主
走査方向有効範囲でも、原稿の一端から他端までの範囲
でも、原稿中の実際に画像が存在している範囲であって
もよいし、原稿を含み装置によって予め設定された範囲
であってもよい。また、本態様で濃度ヒストグラムを求
める際の主走査トリミング範囲は、前述した本発明の第
1の態様のように予めユーザによって指定されたもので
あってもよいし、予め装置によって設定された範囲、例
えば原稿フルサイズであってもよい。
【0057】上記実施例においては、いずれの態様にお
いても、予備走査(プレスキャン)の範囲は画像形成範
囲にほぼ等しいかあるいはこれより大きい範囲であるが
、本発明はこれに限定されるわけではなく、プレスキャ
ンの範囲が画像形成範囲の一部や原稿の範囲の一部であ
ってもよい。
【0058】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明の第1の
態様によれば、プレスキャン中に光電的に読み取られた
主走査1ライン分の画像データをメモリサイズの小さい
ラインセンサに取り込んだ後、1ライン毎に濃度ヒスト
グラムを作成して、予め指定された全トリミング範囲ま
たは全画像読取範囲にわたる濃度ヒストグラムを作成し
た後、ハイライト濃度およびシャドウ濃度を演算するの
で、従来のように、原稿1枚あるいは数ラインにわたる
データをすべて取り込むための大容量のサイズのバッフ
ァメモリを持つ必要がなく、低コストで自動濃度測定を
実現できる。
【0059】また、本発明の第2の態様によれば、上記
効果に加え、上記濃度ヒストグラム作成に用いる主走査
1ライン分の主走査方向に平均して濃度平均値またはそ
の変化率を得、これらを用いて原稿の端部、すなわち原
稿先端、原稿末端あるいはその両端を検出するので、不
定型サイズであっても、センサ等の新しい部品を取り付
けることなく、高精度で低コストの自動原稿端部検出が
可能であるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動濃度測定方法を実施する印刷
製版装置の一実施例の模式図である。
【図2】図1に示す印刷製版装置の画像処理装置の一実
施例のブロック図である。
【図3】図2に示す画像処理装置の網点生成部の一実施
例のブロック図である。
【図4】本発明の自動濃度測定方法の一実施例を示すフ
ローチャートである。
【図5】本発明の自動濃度測定方法において得られる主
走査方向の1ラインの濃度分布図の一例である。
【図6】本発明の自動濃度測定方法において得られる主
走査方向の1ラインの濃度ヒストグラムの一例である。
【図7】本発明の自動濃度測定方法の別の実施例を示す
フローチャートである。
【図8】本発明の自動濃度測定方法において得られる副
走査方向の濃度平均値の分布図の一例である。
【符号の説明】
10  印刷製版装置 12  画像読取装置 14  画像処理装置 16  画像記録装置 22  原稿台 24  原稿台カバー 26  蛍光灯 28  スリット 30、32、34  ミラー 31  光源ユニット 35  ミラーユニット 36  結像レンズ 38  CCD 44  画像処理部 50  補正処理部 52  間引処理回路 54  変換処理回路 56  網点生成部 58  ラインメモリ 60  CPU 62  ROM 64  RAM G  原稿 F  感光材料

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  原稿台上に載置された原稿の画像濃度
    を主走査方向に1ライン分読み取る走査子によって副走
    査方向に予備走査を行って原稿画像濃度を自動的に測定
    するに際し、走査子を用いて光電的に読み取られた主走
    査方向1ライン分の画像濃度データをラインメモリに取
    り込み、このラインメモリに取り込まれた主走査方向1
    ライン分の画像濃度データから予め指定された主走査ト
    リミング範囲の画像濃度データの濃度ヒストグラムを作
    成してメインメモリに記憶することを予め指定された副
    走査トリミング範囲について繰り返した後に、ハイライ
    ト濃度およびシャドウ濃度の算出を行うことを特徴とす
    る自動濃度測定方法。
  2. 【請求項2】  原稿台上に載置された原稿の画像濃度
    を主走査方向に1ライン分読み取る走査子によって副走
    査方向に予備走査を行って原稿画像濃度を自動的に測定
    するに際し、走査子を用いて光電的に読み取られた主走
    査方向1ライン分の画像濃度データをラインメモリに取
    り込み、このラインメモリに取り込まれた画像濃度デー
    タを主走査方向の有効画像範囲について平均して当該ラ
    インの濃度平均値を算出し、この濃度平均値により原稿
    領域の判断を行い、当該ラインが原稿領域内にある時、
    前記ラインメモリに取り込まれた主走査方向1ライン分
    の画像濃度データの主走査方向のトリミングを行った後
    、この主走査トリミング範囲の画像濃度データの濃度ヒ
    ストグラムを作成してメインメモリに記憶することを前
    記原稿領域全体について繰り返した後に、ハイライト濃
    度およびシャドウ濃度の算出を行い、次に原稿の先端お
    よび/または末端を検出することを特徴とする自動濃度
    測定方法。
JP3143383A 1991-04-19 1991-06-14 自動濃度測定方法 Pending JPH04368058A (ja)

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US07/871,317 US5214294A (en) 1991-04-19 1992-04-20 Scan reading method including density measuring and edge detection
EP92106799A EP0509549B1 (en) 1991-04-19 1992-04-21 Scan reading method
DE69223172T DE69223172T2 (de) 1991-04-19 1992-04-21 Abtastlesemethode

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015106895A (ja) * 2013-12-02 2015-06-08 キヤノン株式会社 画像読取制御装置、画像読取装置、及び画像読取制御方法

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JPS63120381A (ja) * 1986-11-07 1988-05-24 Mitsubishi Electric Corp 画像明度ヒストグラム作成装置

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