JP2957733B2 - 原稿の端部検出方法 - Google Patents

原稿の端部検出方法

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JP2957733B2 JP3088783A JP8878391A JP2957733B2 JP 2957733 B2 JP2957733 B2 JP 2957733B2 JP 3088783 A JP3088783 A JP 3088783A JP 8878391 A JP8878391 A JP 8878391A JP 2957733 B2 JP2957733 B2 JP 2957733B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、走査子を用いる画像読
取装置の原稿台上に載置された原稿の端部、すなわち、
前記走査子の走査方向の原稿末端、原稿先端もしくはそ
の両端を自動的に検出する原稿の端部検出方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、原稿台上に載置された原稿の画像
の走査読取を行う画像読取装置が、印刷製版装置や複写
装置等の各種の画像形成装置に用いられている。
【0003】このような画像読取装置は、一次元方向に
延在する光源、例えば蛍光灯、LEDアレイ光源もしく
は、一次元方向に偏向される光源、例えば光偏向器によ
り偏向されるレーザ光源を原稿台上の原稿に照射し、そ
の反射光を複数のミラーを用いて所定の方向に反射さ
せ、投影レンズを透過させ、所定位置に配置されたCC
D等の固体撮像素子に結像させ、この固体撮像素子によ
って光電変換して電気信号に変換し、原稿画像データを
例えば濃度信号として得ている。
【0004】こうして得られた原稿画像データは、上述
の印刷製版装置などの画像形成装置においては、画像処
理装置において様々な処理がなされた後、画像記録装置
に伝送され、ここで、レーザ等から射出される光ビーム
を変調し、この画像データに応じて変調された光ビーム
を、レゾナントスキャナ、ガルバノメータミラー等の光
偏向器によって主走査方向に反射・偏向し、この光ビー
ムによって、主走査方向と略直交する副走査方向に一定
の速度で搬送される記録材料を2次元的に走査露光し
て、画像記録を行い、再生画像を得ている。
【0005】ところで、複写装置や印刷製版装置などの
画像形成装置においては、原稿のサイズおよび倍率(等
倍、拡大、縮小倍率)に応じて所望のあるいは所定の画
像形成サイズの再生画像を得るために、所望のあるいは
所定のカットサイズの用紙や感光材料を選択する必要が
あるし、また前記カットサイズに前記用紙や感光材料を
カットする必要が生じる。このため、従来は、ユーザが
原稿サイズをマニュアル入力しあるいは不定型サイズの
場合などは原稿の端部をデジタイザを用いてマニュアル
入力していたが、これは面倒であり、特に、原稿が定型
サイズでない場合などは極めて面倒であり、操作性が悪
いという問題があった。
【0006】これを改善するために、白黒複写装置など
のように定型サイズの原稿や用紙を使用する場合が多い
画像形成装置においては、原稿台の周囲もしくは原稿台
下に、例えば走査子に多数のセンサを取り付け、原稿台
上に載置された原稿を直接あるいは原稿台上に設置され
る自動原稿送り装置(ADF)によって原稿台上に送ら
れる原稿のサイズを検出している。しかしこの方式で
は、検出結果の精度を上げようとすると、極めて多数の
センサが必要になるし、不定型サイズの原稿の端部を正
確に検出することは困難であるという問題があった。
【0007】一方、不定型サイズにも対応できるよう
に、印刷製版装置においては、ユーザが、原稿台上の原
稿の端部までスライド式ボタンをスライドさせた後に前
記ボタンを押すことで原稿の端部を画像読取装置に入力
するものもあるが、やはりユーザによるマニュアル入力
であることには変りがなく、面倒で操作性が悪いという
問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
従来技術の問題点を解消し、原稿台に載置された原稿の
画像を前記原稿と相対的に移動する走査子によって主走
査方向に一ライン毎に連続して光電的に読み取る画像読
取装置において、センサ等の部品を新たに取り付けるこ
となく、走査子による原稿画像のプレスキャンを行うだ
けで、プレスキャンによって読み取られた画像データを
処理することにより、原稿台上の原稿の副走査方向の末
端、先端あるいはその両方などの原稿の端部を検出する
ことができる原稿の端部検出方法を提供するにある。
【0009】
【0010】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するため
に、本発明は、 原稿台上に載置された原稿と、前記原稿
を主走査方向に順次あるいは同時に照明する光源を含む
走査子とを前記主走査方向と略直交する副走査方向に相
対的に移動することにより前記原稿を2次元走査して前
記原稿の画像を光電的に読み取り、前記副走査方向にお
ける原稿の端部を検出するに際し、前記副走査方向の所
定の位置において、該位置の前記走査子の主走査方向の
一ライン分の画像濃度データを得た後、前記画像濃度デ
ータを前記主走査方向に平均して当該ラインの濃度平均
値データを得、所定の数ライン分の濃度平均値データを
用いて、当該ラインもしくは、その前側の複数ラインの
1つの変化率を算出することを前記走査子の走査に従っ
て前記原稿台の一端側の副走査開始点から他端側の副走
査終了点まで繰り返して、前記副走査位置に対する変化
率の分布図を完成した後、この変化率分布図をサーチし
て変化率の絶対値が所定の微小値未満となるラインが所
定数のライン連続した場合に原稿領域外であると判定し
て、前記原稿の端部を検出することを特徴とする原稿の
端部検出方法を提供するものである。
【0011】上記各態様において、前記主走査方向の1
ライン分の画像(濃度)データは、所定の方法により間
引きされた画像(濃度)データであるのが好ましい。
【0012】
【発明の作用】本発明の原稿の端部検出方法において
は、原稿台上に載置された原稿を、走査子の光源から主
走査方向に順次もしくは同時に射出された光によって照
射し、前記原稿からの反射光を受けて、主走査方向の1
ライン分の画像データをCCD等の固体撮像素子により
光電的に読み取り、この1ラインの画像データもしくは
そのうちの前記原稿画像に相当する有効画像データのみ
を平均して濃度平均値データを演算する。次に、当該ラ
インの副走査位置に対する濃度平均値データを副走査方
向の濃度平均値分布図にプロットし、あるいは数ライン
分の前記濃度平均値データから濃度平均値の変化率を変
化率分布図にプロットすることを原稿台の副走査開始点
から終了点まで前記走査子を移動して繰り返して、濃度
平均値分布図および変化率分布図を完成する。その後、
この分布図をサーチして、濃度平均値分布図の場合は、
濃度平均値所定の閾値との差が所定値より小、また変
化率分布図の場合は変化率の絶対値が0とみなせる所定
微小値以下となるラインが所定数ライン連続した場合に
原稿領域外であると判定することにより、原稿の副走査
方向における末端や先端もしくはその両方を検出する。
【0013】すなわち、例えば、濃度平均値が所定閾
値、例えば予め測定された原稿台カバーの濃度から±α
未満の範囲内であれば原稿台カバーとし、これが連続し
ている時に前記原稿台カバーの濃度から±α以上違うよ
うに初めてなったところを原稿の端部とし、逆に濃度平
均値が原稿カバー濃度±α未満の範囲内となるラインが
始めて予め設定されたライン数以上連続した時にも原稿
の端部と判定する。また、濃度平均値の変化率について
も、その絶対値が予め設定された閾値未満のラインが連
続しているところと、この閾値以上になるところとが隣
接している場合に、ここを原稿の端部と判定する。
【0014】また、上述の判定は、上述したように原稿
台全域の走査読取を行って、分布図を全域に亘って作成
した後に行っているが、走査を行いながら同時に行って
もよい。
【0015】上述したように、本発明の原稿の端部検出
方法によれば、センサなどの新たな部品を付加すること
なく、プレスキャンにおいて読み取られた画像濃度デー
タを用いるだけで、不定型サイズであっても原稿の端部
を正確に検出することができるので、ユーザは原稿を原
稿台上に載置し、主走査方向の画像領域を入力するだけ
で、操作性よく原稿画像を読み取ることができる。
【0016】
【実施例】本発明に係る原稿の端部検出方法を添付の図
面に示す好適実施例を参照して詳細に説明する。図1
は、本発明の原稿の端部検出方法を実施する画像読取装
置の印刷製版装置の模式図である。
【0017】同図に示すように印刷製版装置10は、画
像読取装置12と、画像処理装置14と、画像記録装置
16とからなり、原稿Gの画像、例えば連続階調画像を
画像読取装置12によって図中矢印aで示す副走査方向
に走査しつつ、副走査方向aと略直交する主走査方向
(図中紙面に垂直な方向)1ライン毎に光電的に読み取
り電気信号とした後、画像処理装置14で2値化された
網点画像信号Rとし、画像記録装置16において感光材
料F上に網点階調画像として露光記録し、感光材料処理
を行って再生するものである。
【0018】画像読取装置12は、原稿Gを載置する透
明ガラス板などからなる原稿台22と、原稿Gを原稿台
22に固定するための原稿台カバー24と、原稿台22
上に載置された原稿Gを原稿台22の下面側から照明す
るための光源を構成する一次元方向(主走査方向)に延
在する長尺の2本の蛍光灯26,26、蛍光灯26,2
6によって射出され、原稿Gによって反射された反射光
Lを直下に所定スリット幅および長さのスリット光とし
て透過させるスリット28を有し、蛍光灯26,26を
覆うケーシング29およびスリット28の直下に配置さ
れ、反射光の光路Lの光路を副走査方向に反射する第1
ミラー30から構成される光源ユニット31と、光路L
の逆方向に向ける第2ミラー32および第3ミラー34
からなるミラーユニット35と、原稿画像を担持するス
リット状の反射光を結像させる結像レンズ36と、前記
反射光の結像位置に配置され、前記主走査方向1ライン
の原稿画像を1ブロックとして光電変換して画像濃度デ
ータSaとしてアナログ電気信号化するCCD38とを
有する。ここで光源ユニット31は、本発明の走査子を
構成するが、この光源ユニット31が原稿台22の下面
を副走査方向aに所定の副走査速度で走査移動すると
き、走査中原稿Gからの反射光の光路LのCCD38ま
での光路長が等しくなるように、ミラーユニット35は
前記副走査速度の1/2の速度で同じ副走査方向に移動
する。
【0019】ここで、CCD38は、主走査1ライン分
の原稿画像を光電変換して主走査1ライン分のアナログ
画像データ信号Saとして出力するラインセンサで、こ
れに限定されず種々のラインセンサを用いることができ
る。ところで、CCD38によって読み取られる主走査
方向1ライン分のアナログ画像データSaは、スリット
28の主走査方向の長さ全域にわたる、すなわち、原稿
台主走査方向有効範囲のアナログ画像データであり、原
稿Gの主走査方向の長さがスリット28の長さより小さ
い場合には、原稿画像データ以外の画像データ、例えば
原稿カバー24の裏面のデータをも画像データとして
含んでいる。
【0020】また、主走査方向1ラインを照明するため
の光源は、図示の長尺蛍光灯26のように主走査1ライ
ンを同時に照明するものに限定されず、レーザ光源と光
偏向器とを用いてレーザ光源から射出されたレーザビー
ムを主走査方向に偏向して順次原稿Gを照明するように
してもよい。また、原稿Gを原稿台22上に固定し、光
源を副走査移動する代りに、原稿台22上に載置したま
ま原稿Gを副走査搬送するようにしてもよい。
【0021】画像処理装置14は、CCD38から主走
査1ラインの画像データを読み取るタイミングを決める
主走査クロックφx を発生するクロック発生器40と、
主走査クロックφx に基づいてCCD38から読み込ま
れたアナログ画像データ信号Saをゲイン補正などのア
ナログ補正した後、デジタル信号としての画像データ信
号Sに変換するA/D変換器42と、この画像データ信
号Sを用いて、プレスキャン時には本発明の原稿の端部
検出方法を実施するとともに、本スキャンではこの信号
Sを画像処理して最終的に網点画像信号として画像記録
装置16に出力する画像処理部44とからなる。ここ
で、画像処理部44は、本発明の最も特徴的な部分であ
るが、この画像処理部44ではクロック発生器40から
の主走査クロック信号φx および副走査クロック信号φ
y に基づき前記画像信号Sに対してCCDのシェーディ
ング補正や暗時補正などの補正を施した後、後述するよ
うに、プレスキャン時には間引き処理して、本発明の原
稿の端部検出を行い、あるいは自動濃度測定を行う一
方、本スキャン時には、対数変換処理、階調変換処理、
倍率変換処理、平滑化処理、鮮鋭化処理、網掛処理等の
画像処理などを施し、2値化された網点画像信号Rとし
て画像記録装置16に出力する。
【0022】画像記録装置16は、前記網点画像信号R
をレーザ光等の光信号に変換し感光材料F上に導いて露
光し、網点階調画像の記録を行う画像露光部46と、露
光済感光材料を現像、定着して網点階調画像として原稿
画像を再生する感光材料処理部48からなる。ここで、
感光材料処理部48は、必ずしも一体として有している
必要はなく、露光済感光材料Fを別の感光材料処理装置
によって処理するようにしてもよい。
【0023】図2は、図1の画像処理部44の構成を示
したものである。この場合、画像処理部44は、まず画
像バスにより画像データが順次流れている補正処理部5
0、倍率変換回路52、変換処理回路54、網点生成部
56と、倍率変換回路52と変換処理回路54との間の
画像バスからCPUバスに接続されるラインメモリ58
と、CPUバスにより情報のやり取りを行っているCP
U60、ROM62、RAM64とがあり、補正回路部
50、倍率変換回路52、変換処理回路54および網点
生成部56と、CPU60、ROM62およびRAM6
4とは、それぞれ接続されて種々の画像処理が行われ
る。
【0024】前記補正回路部50は、前処理回路および
CCD補正回路からなる。ここで前処理回路は、ライン
センサ、増幅器およびA/D変換器などのアナログ素子
の温度ドリフトおよび電圧変動などのオフセット誤差の
変動に伴う雑音成分を、暗時のマスク画像信号を用い
て、補償するもので、例えば、暗時の画像信号レベルが
複数の走査ラインにわたって変動する場合に1ライン毎
にオフセット誤差を補償し、信号を安定にするものであ
る。また、CCD補正回路は、固体撮像素子であるCC
D38の各画素毎のばらつきによる受光光量のゆらぎを
(照明光のゆらぎをも含めて)補正するシェーディング
補正および各画素毎の(光が入射していない時にも存在
する)ベースのゆらぎを補正する暗時補正などを行うも
ので、各画素の受光信号をベースのそろった均一なもの
とする、例えば同じ原稿画像濃度であれば同じ画像デー
タ(画像信号)とするものである。このようなシェーデ
ィング補正や暗時補正は、CCD38での受光信号をA
/D変換器40でA/D変換する前のアナログデータの
うちに行ってもよい。この時CCD補正回路はA/D変
換器40の信号伝送の上流側に設けられる。また、CC
D補正回路は、後述する対数変換回路の後に配置し、対
数変換後、CCD補正を行ってもよい。
【0025】倍率変換回路52は、CCD38で読み取
られた主走査方向1ライン分の画像データを所定の拡大
倍率、縮小倍率などの画像形成倍率に応じた主走査方向
の画素密度に対応する画像信号に変換する回路であり、
前記主走査1ライン画像データから所定の間引き率で画
像データを間引いて、1ラインの画像データを所要量の
画像データとすることのできる回路である。例えば、倍
率変換回路52ではプレスキャンにおいては、1ライン
の全入力画像データ7500画素を間引いて約1/30
の250画素程度のデータ量としている。
【0026】ラインメモリ58は、本発明の原稿の端部
検出方法を実施するための原稿台主走査方向有効範囲1
ライン分の画像データを記憶するために必要なものであ
って、倍率変換回路52によって間引かれた1ライン分
の画像データを記憶するためのメモリである。一旦、記
憶された1ライン分の画像データはこのラインメモリ5
8からCPU60によって読み出され、原稿の端部検出
のための種々の演算処理に供される。
【0027】変換処理回路54は、画像信号を対数変換
する対数変換回路および階調特性(露光量−濃度特性)
に対応する画像信号に変換する階調変換回路などからな
るもので、画像記録のため信号に変換するものである。
【0028】網点生成部56は、図3に示すように平滑
化処理回路66、鮮鋭化処理回路68および網点分解処
理回路70からなる。平滑化処理回路66は、入力画像
データと周辺画素データとを平均化して、当該入力画像
データをアンシャープ処理し、画像データ信号中のノイ
ズ低減を図り、補正画像データを得るものである。
【0029】鮮鋭化処理回路68は、画像の輪郭などの
エッジを強調し、鮮鋭化(シャープネス)処理するもの
で、例えば、原画像データから平滑化された平滑化画像
データの定数倍を引きアンシャープマスキングをして画
像鮮鋭度を増し、エッジ強調を行うものである。
【0030】網掛処理回路70は、画像濃度信号から網
点画像信号を作成するもので、この網点画像信号は、所
要の角度および線数に応じて画像濃度を面積変調するも
のである。この網点画像信号は、画像記録装置16の画
像露光部46に出力される。
【0031】CPU60は、ROM62に記憶されてい
る制御シーケンスに従って、上述の補正処理回路部5
0、倍率変換回路52、変換処理回路54、網点生成部
54の平滑化処理回路66、鮮鋭化処理回路68、網掛
処理回路70などの各回路の制御、および予めRAM6
4にメモリされている各種データおよびユーザが入力し
たデータ、例えば主走査方向の有効画像領域データや画
像処理に必要な種々の制御、さらにラインメモリ58か
ら主走査方向1ライン画像データを読み出して、本発明
の原稿の端部検出を行うものである。
【0032】本発明の原稿の端部検出方法を実施する印
刷製版装置10は基本的には以上のように構成されるも
のであるが、その作用および本発明の原稿の端部検出方
法を説明する。
【0033】図1に示される印刷製版装置10におい
て、原稿Gは原稿台22の上の所定の位置に載置され、
原稿台カバー24によって固定される。まず、原稿G
は、原稿台22の下面を矢印aで示される走査方向に移
動可能な光源ユニット31に配置される蛍光灯26およ
び26によって照射され、原稿画像のプレスキャンが行
われる。
【0034】蛍光灯26,26から照射され、原稿Gに
反射されたスリット状の光は、光源ユニット31と一体
的に移動する第1ミラー30によって所定の方向に反射
され、次いで、光源ユニット31と同方向に1/2の速
度で移動するミラーユニット35の第2ミラー32およ
び第3ミラー34によって所定の方向に反射されて光路
Lを進行する。光路Lを進行してきた主走査方向に延在
するスリット状の光は、結像レンズ36によってCCD
38上に結像し、CCDセンサ38は主走査方向のスリ
ット光を光電変換して1ライン分のアナログ画像データ
信号Saを画像処理装置14に送る。
【0035】画像処置装置14においては、アナログ画
像データ信号SaはA/D変換器42によってA/D変
換され、デジタル画像データ信号Sとして画像処理部4
4に送られる。画像処理部44では、この画像データ信
号Sは補正処理回路部50で種々の補正が施され、倍率
変換回路52において所定の間引き率に従って間引きさ
れた後、所定データ量の主走査方向1ラインの画像デー
タがラインメモリ58にメモリされる。
【0036】次に図4のフローチャートに示すように、
CPU60は、ラインメモリ58から、例えば図5に示
すような原稿台主走査方向有効範囲の1ライン分の画像
データを読み出し、この1ライン分の画像データを原稿
台主走査方向有効範囲に亘って平均して当該ラインの濃
度平均値Daを算出する。この後、CPU60は、RA
M64内に当該ラインの対応副走査位置と濃度平均値D
aとを記憶して、副走査方向の濃度平均値分布図にプロ
ットする。この後、同様にして次の1ラインの画像デー
タをラインメモリ58に取り込み、CPU60は同様に
して上述の濃度平均値分布図を完成してゆく。ここで平
均化する1ライン分の画像データを原稿台全面の画像デ
ータではなく、全画像データから予め設定された主走査
方向の有効画像領域(範囲)のみの画像データを平均し
て当該ラインの濃度平均値Daを算出してもよい。すな
わち、原稿台カバー24のデータに相当する分を除き、
有効画像範囲の画像データのみを平均化してもよい。
【0037】上述したルーチンを原稿台22下の光源ユ
ニット31の副走査開始位置から副走査終了位置まで原
稿台22のほぼ全副走査範囲にわたって繰り返して、C
PU60は、濃度平均値分布図を図6に示すように完成
する。
【0038】プレスキャンが終了すると、CPU60
は、図6に示す濃度平均値分布図を逆側からサーチす
る。図6の場合、サーチの始めの部分は原稿領域ではな
いので、予め測定され、RAM64にメモリされている
原稿台カバー24の濃度Doにほぼ等しい。従って、許
容誤差範囲をDo±αとすると、始めは|Da−Do|
はαより小さい。従って、CPU60は、原稿であると
は検出しない。原稿でないラインが所定ライン続いた
後、始めて|Da−Do|がα以上となる点を原稿の末
端であると判断し、原稿の端部を検出して終了する。
【0039】原稿の端部が検出されると、光源ユニット
31は末端近傍の所定の位置に一旦、停止した後、原稿
Gをプレスキャンと逆方向から画像記録装置16と同期
して本スキャンを行い、上述したように感光材料Fに網
点階調画像を露光し、再生記録する。
【0040】上述の例では、原稿先端は予め設定された
位置である場合に濃度平均値分布図を逆からサーチして
末端のみを検出する場合について説明したが、原稿先端
が予め設定されていない場合は、末端検出後もサーチを
続け、|Da−Do|がα未満となるラインが所定の数
ライン連続した場合に先端であると判定するようにCP
U60を制御するよう構成してもよい。また、上述のサ
ーチを原稿先端からやる場合は、上述の検出判断を逆に
すればよい。
【0041】さらに、上述の例では、濃度平均値分布図
を作成したが、本発明はこれに限定されず、CPU60
によって求められた数ライン分の濃度平均値Daを用い
て濃度平均値の変化率faを求めて、この変化率の分布
図を完成し、これをサーチすることにより、この変化率
の絶対値|fa|と所定の微小値閾値β(許容誤差範囲
を用いて原稿の端部の検出を行ってもよい。
【0042】上述の例では、プレスキャン終了後にサー
チして原稿の端部を検出しているけれども、原稿によっ
ては、プレスキャン中の濃度平均値Daまたはその変化
率faを演算する毎に|Da−Do|とαまたは|fa
|とβとの比較を行って原稿の端部の検出を行ってもよ
い。
【0043】また、主走査方向1ラインの濃度Dmを原
稿台カバーの濃度Doと比較することにより、あるいは
その変化率fmを求めることにより、|Dm−Do|と
α、あるいは|fm|とβとの比較を行って、主走査方
向の原稿の端部の検出を行うことも可能である。
【0044】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明によれ
ば、プレスキャン中に光電的に読み取られた主走査1ラ
イン分の画像データを主走査方向に平均して濃度平均値
またはその変化率を得、これらを用いて原稿の端部、す
なわち原稿先端、原稿末端あるいはその両端を検出する
ので、不定型サイズであっても、センサ等の新しい部品
を取り付けることなく、高精度で低コストの原稿の端部
の自動検出が可能である。
【0045】従って、本発明法を適用する複写装置や印
刷製版装置などの画像形成装置は、ユーザにとって極め
て操作性のよいものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る原稿の端部検出方法を実施する印
刷製版装置の一実施例の模式図である。
【図2】図1に示す印刷製版装置の画像処理装置の一実
施例のブロック図である。
【図3】図2に示す画像処理装置の網点生成部の一実施
例のブロック図である。
【図4】本発明の原稿の端部検出方法の一例を示すフロ
ーチャートである。
【図5】本発明の原稿の端部検出方法において得られる
主走査方向の濃度分布図の一例である。
【図6】本発明の原稿の端部検出方法において得られる
副走査方向の濃度平均値分布図の一例である。
【符号の説明】
10 印刷製版装置 12 画像読取装置 14 画像処理装置 16 画像記録装置 22 原稿台 24 原稿台カバー 26 蛍光灯 28 スリット 30、32、34 ミラー 31 光源ユニット 35 ミラーユニット 36 結像レンズ 38 CCD 44 画像処理部 50 補正処理部 52 倍率変換回路 54 変換処理回路 56 網点生成部 58 ラインメモリ 60 CPU 62 ROM 64 RAM G 原稿 F 感光材料

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿台上に載置された原稿と、前記原稿を
    主走査方向に順次あるいは同時に照明する光源を含む走
    査子とを前記主走査方向と略直交する副走査方向に相対
    的に移動することにより前記原稿を2次元走査して前記
    原稿の画像を光電的に読み取り、前記副走査方向におけ
    る原稿の端部を検出するに際し、前記副走査方向の所定
    の位置において、該位置の前記走査子の主走査方向の一
    ライン分の画像濃度データを得た後、前記画像濃度デー
    タを前記主走査方向に平均して当該ラインの濃度平均値
    データを得、所定の数ライン分の濃度平均値データを用
    いて、当該ラインもしくは、その前側の複数ラインの1
    つの変化率を算出することを前記走査子の走査に従って
    前記原稿台の一端側の副走査開始点から他端側の副走査
    終了点まで繰り返して、前記副走査位置に対する変化率
    の分布図を完成した後、この変化率分布図をサーチして
    変化率の絶対値が所定の微小値未満となるラインが所定
    数のライン連続した場合に原稿領域外であると判定し
    て、前記原稿の端部を検出することを特徴とする原稿の
    端部検出方法。
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