JPH04366214A - 捨石堤築造法 - Google Patents

捨石堤築造法

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Publication number
JPH04366214A
JPH04366214A JP16776091A JP16776091A JPH04366214A JP H04366214 A JPH04366214 A JP H04366214A JP 16776091 A JP16776091 A JP 16776091A JP 16776091 A JP16776091 A JP 16776091A JP H04366214 A JPH04366214 A JP H04366214A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubble
sand
embankment
breakwater
constructed
Prior art date
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Pending
Application number
JP16776091A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Kurihara
栗原 安男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Construction Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Construction Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Construction Co Ltd filed Critical Mitsui Construction Co Ltd
Priority to JP16776091A priority Critical patent/JPH04366214A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、海、湖等において用い
るに好適な、捨石堤築造法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、海、湖等の静水域に設けられる捨
石堤は、堤体表面部分が比較的大形の捨石により構成さ
れて、そして、堤体内部に割石や小形の捨石が詰められ
る形で、構築されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、このような捨
石堤を築造する際には、設計形状に合わせて、大小の石
を下方から順番に組み上げて行く形で、施工しなければ
ならないので、施工に手間と時間が必要とされて、大変
であった。本発明は上記事情に鑑み、捨石を組み上げる
必要がなく、然も、簡単且つ頑強に施工することが出来
る、捨石堤築造法を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、堤体を構築す
べき位置において、捨石(5a)が充填され得る形で袋
状に形成された伸縮性のネット(6、6)を、堤体の法
部(1b、1b)を形成する形で対称的に傾斜させて配
置し、前記ネット(6、6)の袋状部分に捨石(5a)
を充填すると共に、前記対称的に傾斜させて配置したネ
ット間(SP)に砂(7a)を水面(2b)から水底(
2a)に向けて投入充填して、捨石堤(1)を築造する
ようにして構成される。なお、(  )内の番号等は、
図面における対応する要素を示す、便宜的なものであり
、従って、本記述は図面上の記載に限定拘束されるもの
ではない。以下の
【作用】の欄についても同様である。
【0005】
【作用】上記した構成により、本発明は、ネット間(S
P)に投入充填された砂(7a)が法部(1b、1b)
を支持するように作用する。
【0006】
【実施例】図1は、本発明により築造される捨石堤の一
例を示す断面図、図2は、図1に示す捨石堤を築造する
際のネット運搬状態を示す図である。
【0007】捨石堤1は、例えば図1に示すように、陸
地3から離れた沖合の海水2中に海底2aに鎮座する形
で配置されており、捨石堤1の堤体形状は、断側面が台
形状をなし、図中紙面と直交する方向に伸延している。 捨石堤1には所定の幅L1をなす底部1aが海底2aと
接触する形で、形成されており、また、捨石堤1の左右
の外側面には法部1b、1bが、共に底部1aと所定の
角度αをなす形で形成されている。法部1b、1bの間
には、堤状をなす護岸防波空間SPが、図中断面形状が
台形に示される形で、形成されており、護岸防波空間S
Pの上部には、例えば矢印A方向から陸地3に向かう波
の進行を阻止する為の胸壁等をなす堤頂部1cが、海水
面2b上に突出する形で、形成されている。法部1b、
1bの内側には、所定の厚さL2、L2をなす形で捨石
5aが帯状に集合されてなる捨石構造体5、5が設けら
れており、捨石構造体5、5は伸縮性を有するネット6
、6により被覆されている。捨石構造体5、5の間には
、砂構造体7が、砂7aが護岸防波空間SP中に隙間な
く充填された形で設けられており、砂構造体7aとネッ
ト6、6の間にはそれぞれ、例えば極細網目状に形成さ
れた織布又は不織布等からなるシルトプロテクター9、
9が、砂構造体7から砂7aが流出し得ない形で、設け
られている。また、捨石構造体5、5の下部には錨留部
10、10が、該捨石構造体5、5が塊状に膨らむ形で
形成されており、錨留部10、10には、捨石構造体5
に用いられる捨石5aのうち比較的大径なる捨石5aが
充填されている。そして、錨留部10、10は、自重に
より前記海底2aに若干沈み込む形で、捨石堤1が海水
2中を移動し得ないように支持している。
【0008】捨石堤1は以上のような構成を有するので
、該捨石堤1を築造する際にはまず、図2に示すように
、ネット6に内空球状のフロート11を、海水2中を運
搬し得る形で口元6a側の適当なる何箇所かに装着し、
そして、該フロート11が装着されたネット6を、曳航
船等の牽引手段により、捨石堤1を築造すべき海水2中
の施工箇所に運搬する。そして、概施工箇所に運搬され
たネット6に向かい合う形で、さらに別のフロート11
が装着されたネット6を、所定の間隔L3をもって配置
させる。該フロート11が装着されたネット6は、必ず
しも海水2中に浮遊している状態を呈さずとも、フロー
ト11の浮力により、容易に施工箇所に運搬されること
が出来る。次に、海水2中の施工箇所において、ネット
6、6の口元6a、6aから、比較的大径の捨石5aを
投入して、捨石構造体5、5の錨留部10、10部分を
形成する。するといま、ネット6、6は錨留部10、1
0に充填された捨石5aの自重により海水面2bから海
底2aに向かって垂下する形で、ネット6、6間に所定
の間隔L3が保持されている。そこで、錨留部10、1
0が所定の間隔L1をもって海底2a上に配置されるよ
うに牽引ロープ12、12等を介して牽引して、ネット
6、6を、海水面2bと海底2aとを斜めに繋ぐ形で、
対称的に傾斜させて配置する。この際さらに好ましくは
、適宜繋着手段をもって、錨留部10、10が海底2a
において移動し得ないように固定する。するとネット6
、6が、海水面2bにおいて所定の間隔L3をなし、海
底2aにおいて間隔L3に比して長大に設定された所定
の間隔L1をなす形で、ネット6、6間には、断面台形
状の護岸防波空間SPが、上方から下方に拡幅する形で
形成される。こうしていま、ネット6、6に付与された
傾斜勾配は捨石堤1の法角、即ち、法部1b、1bと底
部1aとの間の角度αを形成するものである。ここで、
錨留部10、10を海底2a上に配置する際の、該錨留
部10、10がなすべき間隔L1は、角度αが砂7aが
元来保有している安息角に略等しくなる形で、予め設定
されたものである。こうして、錨留部10、10が海底
2aに固定されて、そしてネット6、6が対称的に傾斜
して配置される形で、護岸防波空間SPが形成されたな
ら、ネット6、6のそれぞれの内方にシルトプロテクタ
ー9、9を介在配置させた形で、砂運搬船等により運搬
された砂7aを、該護岸防波空間SPに海水面2b上か
ら投入することにより砂構造体7を形成していく。する
と、海水面2b上から護岸防波空間SPに投入された砂
7aはシルトプロテクター9、9の外側に流失すること
なく、砂の安息角に従って沈殿していく形で、下方から
上方に徐々に堆積されていく。なおこの際、シルトプロ
テクター9は織布又は不織布等により極細網目状に形成
されているので、施工中に砂7aが護岸防波空間SPか
ら海水2中に流出して、海水2が汚濁するようなことは
ない。こうして、海水面2a位置まで砂7aを投入し続
けることにより砂構造体7を形成すると、護岸防波空間
SPは、砂7aの安息角に従って密実に堆積した砂構造
体7により形成されることになる。従って、護岸防波空
間SPに充填された砂7aは、安息角に従って密実に堆
積することにより砂構造体7全体が自立している状態下
にある。また、砂構造体7を形成すると同時に、即ち、
砂7aの充填作業と並行する形で、ネット6、6内に捨
石5aを口元6a、6aから投入することにより、錨留
部10、10部分に継ぎ足していく形で捨石構造体5、
5を形成する。すると、捨石構造体5、5は、護岸防波
空間SPの形状に従って、自立している砂構造体7の両
側側部に形成された傾斜勾配に従って構築されていくこ
とになる。従って、捨石5a、5aもまた、護岸防波空
間SPに充填された砂7aと同様に、ネット6、6内に
密実に充填されて、堅固な捨石構造体5、5が形成され
る。従って、上述したように築造された捨石堤1は、容
易には崩壊し得ない頑強なる構造状態を呈することが出
来る。また、ネット6、6は伸縮性を有する部材である
ため、海底2aと海水面2bを斜めに繋ぐ形で捨石構造
体5、5を安定的に被覆支持し続けることが出来、そし
てまた、錨留部10、10は、護岸防波空間SPと法部
1b、1bを海底2aに支持させるためのアンカーの役
目を果たすことになる。また、同時に錨留部10、10
は海底2aに若干食い込む形で配置されるので、海底2
aが捨石堤1の伸延方向(図1中紙面との直交方向)に
沿った形で海水2により洗掘されるのが防止される。こ
うして捨石堤1の護岸防波空間SPと法部1b、1bを
海底2aに安定的に支持させて後、ネット6からフロー
ト11を適宜取外してから、堤頂部1cを構築する。す
ると、堤頂部1cは既に海底2aに安定的に支持されて
、且つ砂7aが安息角に従って密実に堆積することによ
り全体が自立している状態の砂構造体7上に構築される
ことになるので、該堤頂部1cをも頑強安定的に構築す
ることが可能となる。従って上述したように築造された
捨石堤1により、陸地3の護岸と波避けを同時になすこ
とが出来る。なお、上述した実施例においては、ネット
6により被覆した捨石構造体5と、シルトプロテクター
9により流出し得ないようにされた砂構造体7により、
捨石堤1を構成する例を述べたが、捨石堤1にはさらに
付加的に、捨石5aや砂7aを結合するためのセメント
ミルク、接着性樹脂材等の結合材が用いられても何等差
し支えない。また、捨石堤1に構築される堤頂部1cの
構造は当然任意である。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
堤体を構築すべき位置において、捨石5aが充填され得
る形で袋状に形成された伸縮性のネット6、6を、堤体
の法部1b、1bを形成する形で対称的に傾斜させて配
置し、前記ネット6、6の袋状部分に捨石5aを充填す
ると共に、前記対称的に傾斜させて配置した護岸防波空
間SP等のネット間に砂7aを海水面2b等の水面から
海底2a等の水底に向けて投入充填して、捨石堤1を築
造するようにして構成したので、ネット間に投入充填さ
れた砂7aが法部1b、1bを支持することが出来る。 即ち、捨石堤1を築造する際には、捨石5aを設計形状
に合わせて組み上げていかずとも、捨石5a、砂7a等
の部材を水面から水底に向けて投入する形で施工するこ
とが出来るので、手間と時間が必要とされずに、簡単に
施工され得る。然も、ネット間に充填された砂構造体7
が、砂7aが安息角に従って密実に堆積されることによ
り成型されるので、砂構造体7が自立している状態にな
る。そして、法部1b、1bはネット間に充填されて自
立状態の砂構造体7となった砂7aにより支持されるこ
とになるので、法部1b、1bが堅固に支持されること
になり、こうして、捨石堤1は、容易には崩壊し得ない
頑強なる構造状態を呈するようになる。従って本発明は
、小規模の港湾において簡易的に護岸する場合から、施
工環境が劣悪なる海峡に大規模の堤体を設ける場合まで
、広汎に亙って適用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明により築造される捨石堤の一例を示す断
面図である。
【図2】図1に示す捨石堤を築造する際のネット運搬状
態を示す図である。
【符号の説明】
1……捨石堤 2a……海底(水底) 2b……海水面(水面) 5a……捨石 6……ネット 7a……砂 SP……護岸防波空間(ネット間)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】堤体を構築すべき位置において、捨石が充
    填され得る形で袋状に形成された伸縮性のネットを、堤
    体の法部を形成する形で対称的に傾斜させて配置し、前
    記ネットの袋状部分に捨石を充填すると共に、前記対称
    的に傾斜させて配置したネット間に砂を水面から水底に
    向けて投入充填して、捨石堤を築造するようにして構成
    した、捨石堤築造法。
JP16776091A 1991-06-12 1991-06-12 捨石堤築造法 Pending JPH04366214A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16776091A JPH04366214A (ja) 1991-06-12 1991-06-12 捨石堤築造法

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JP16776091A JPH04366214A (ja) 1991-06-12 1991-06-12 捨石堤築造法

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JP16776091A Pending JPH04366214A (ja) 1991-06-12 1991-06-12 捨石堤築造法

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JP (1) JPH04366214A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004011131A (ja) * 2002-06-03 2004-01-15 Ems Japan Kk 補強構造体構築方法
JP2014206004A (ja) * 2013-04-12 2014-10-30 東洋建設株式会社 防波堤堤頭部の、構造、構築方法及び補強方法

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