JPH04366210A - 耐久性に優れる防音板 - Google Patents

耐久性に優れる防音板

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Publication number
JPH04366210A
JPH04366210A JP3167435A JP16743591A JPH04366210A JP H04366210 A JPH04366210 A JP H04366210A JP 3167435 A JP3167435 A JP 3167435A JP 16743591 A JP16743591 A JP 16743591A JP H04366210 A JPH04366210 A JP H04366210A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sound
laminated
soundproofing
absorbing material
metallic
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3167435A
Other languages
English (en)
Inventor
Manabu Shibata
柴田 學
Naofumi Itano
直文 板野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Tokushu Toryo Co Ltd
Original Assignee
Nihon Tokushu Toryo Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nihon Tokushu Toryo Co Ltd filed Critical Nihon Tokushu Toryo Co Ltd
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Publication of JPH04366210A publication Critical patent/JPH04366210A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高速道路、鉄道の騒音よ
り周辺部を遮音するために使用される防音板に関する。
【0002】
【従来の技術】従来こうした防音板としては、吸音性に
優れるフェルト、フォーム材、グラスウール等の多孔質
材料を、屋外での使用に耐えうる様にするために塩化ビ
ニル製などのプラスチックフィルムで包んでいる。さら
に騒音発生源に面する防音材面にはパンチングメタル等
が積層され、耐久性を確保している。
【0003】しかしながらかかる構成においては、吸音
性能を有していた多孔質材料を風雨より保護するためプ
ラスチックフィルムで包んでいるため、本来の吸音性能
が発揮されず、また表面をパンチングメタルで被ってい
る場合には、パンチングメタルの開口面積は25%以下
であり充分な吸音性能を有さない。
【0004】また、多孔質材料を保護しているフィルム
は一般にごく薄いものであるため、耐久性が充分ではな
く、屋外の風雨に加えてゴミ、土埃、砂礫等によりピン
ホールが発生し、このピンホールより水が浸入するとフ
ェルトやフォーム材料は多孔質による吸音性能が低下す
るばかりでなく、次第に腐敗が進行して形状が保持でき
なくなる虞がある。
【0005】これらの問題の解決策として、膜厚が厚い
フィルムや表面強度の高いフィルムを使用して耐久性を
向上させるという方法があるが、いずれも内側の多孔質
吸音層との隔離性を高める方法であるため、吸音性能が
低下する事は避けられない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、吸音
性能の低下をきたすことなく極めて高い耐久性を実現す
ることのできる、屋外用の防音板を開発する事にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決せんと
して、本発明者らは鋭意研究の結果、従来の多孔質吸音
材料とは全く異なる構成の吸音材料により、吸音性能を
犠牲にすることなく長期間安定して屋外で防音のために
使用できる防音板を開発したものである。
【0008】防音板の躯体となる一方開放の箱型物は、
充分な剛性、強度、耐久性があれば従来の防音板と同様
鋼板製であっても、他の材料であっても差し支えない。 但し非常に軽量な材料を使用した場合には、防音板自身
が振動してしまう虞があり、好ましくは強固な鋼板製が
良い。
【0009】防音板の最も外側に積層される金属性吸音
材は、金属粉を焼結させて得られる通気性を有する吸音
材である。主としてアルミニウム、銅等の粉を融点近く
まで加熱して粉の粒同士を融着させる事によって、耐水
性、耐久性のある吸音材が得られる。吸音材の表面は、
エンボス加工等でデザインすることや、あるいは任意の
塗料を使用して着色することも可能である。
【0010】金属性吸音材に積層するハニカム構造体は
、その特殊な構造のため非常に高い強度を有するもので
あり、しかも軽量である事から様々な分野において使用
されている材料である。ハニカム構造体としては、ハニ
カムコア、ロールコア等のハニカム構造を有するダンボ
ール製品が公知である。また、ハニカム構造体に金属、
プラスチック、セラミック等の材料を用いることにより
耐久性を向上させることが可能である。
【0011】防音材の最下層に積層される制振シートは
、ストレートアスファルト、ブローンアスファルト等の
瀝青質に合成樹脂、繊維性や顔料等の粉状充填材を混合
混練し、シート状に加工したもので、自動車のフロア部
等に制振のために使用されているメルシート(登録商標
)等が例示できる。
【0012】躯体の鋼板面と制振シート、制振シートと
ハニカム構造体との接着一体化に際しては、制振シート
の瀝青質物による熱軟化性を利用する加熱融着をするこ
ともでき、また適当な感圧型接着剤により接着すること
も可能である。さらにハニカム構造体と金属性吸音材と
は適当な感圧型接着剤、或いはホットメルトの様な加熱
融着型接着剤を使用して接着する。
【0013】制振シートの厚さは1〜10mm、好まし
くは2〜5mmが望ましい。1mm未満であると鋼板躯
体の制振が不充分であり、鋼板とハニカム構造体を熱融
着する場合には充分に融着しない虞がある。10mmを
超える厚さであると厚さに比例した制振性能は得られず
、制振シートの自重により鋼板面から剥離してしまう虞
を生じる。
【0014】ハニカム構造体はハニカムコア、ロールコ
アのいずれでも良く、厚さも金属性吸音材の背後空気層
を形成すれば特に制限はないが、効果的な背後空気層と
しては10mm以上の厚さのハニカム構造体が好ましい
【0015】金属性吸音材は1〜5mm、好ましくは2
〜4mmの厚さが好ましい。1mm未満の厚さであると
必要な吸音性能が得られないばかりでなく、防音材料と
しての強度も充分ではない。5mmを超える厚さの場合
には厚さに比例した吸音性能が得られず、防音材のコス
ト上昇につながり好ましくない。
【0016】
【実施例】本発明の理解に供するため、以下に実施例を
記載する。いうまでもなく、本発明は以下の実施例に限
定されるものではない。
【0017】
【実施例】1mm厚さの鋼板を使用して正方形の1m2
の底面を有し、高さ20mmの一方開放の箱型躯体を製
作した。厚さ2mmに混練圧延加工した正方形の瀝青質
制振シート1m2を80℃に加熱して、箱型躯体の底面
に融着させ、直ちに厚さ15mmのハニカムコアからな
るハニカム構造体を制振シートに積層融着した。アルミ
ニウム粉体を焼結させて形成した金属性吸音材の片面に
感圧性接着剤を塗布し、ハニカム構造体に積層接着し、
防音板1を得た。
【0018】
【比較例】実施例と同様に1mm厚さの鋼板を使用して
正方形の1m2の底面を有し、高さ20mmの一方開放
の箱型躯体を製作した。合成繊維、天然繊維を原料とす
る、面積1m2、厚さ10mmの嵩高性フェルトを、塩
化ビニル製フィルムにて密封し、箱型躯体に充填した。 フィルムにて密封された嵩高性フェルトの上に、パンチ
ングメタルを積層して防音板2を得た。
【0020】
【試験方法】(1)防音板1〜防音板2をJIS−A1
416に規定された音響透過損失測定方法により遮音効
果を測定し、防音効果を評価した。 (2)防音板1〜防音板2をJIS−A1409に規程
された残響室法吸音率により吸音効果を測定し、防音効
果を評価した。
【0021】
【結果】
防音板1は防音板2に比較して、表1及び表2に示すよ
うに全周波数領域に渡って優れた防音効果を示した。
【0022】
【発明の効果】本発明になる防音板は、従来鉄道や高速
道路の騒音防止に使用されている構成の防音板に比較し
て、全周波数領域に渡って優れた防音効果を示した。こ
のため、もし従来の防音板と同程度の防音効果を得よう
とする場合には、防音板自身の大きさを小さくすること
ができるなど、波及的な効果が期待できる。また、従来
の防音板にありがちであった、耐候性、耐久性の問題が
解決され、著しく長期間に渡って安定した防音性能を顕
現させることが可能である。また、金属性吸音材の表面
は耐水性にも優れるので、表面の汚れに対しては水洗い
が可能であり、清掃のメンテナンスについて容易である
という効果を有する。また、高速道路の防音壁に本発明
の防音板を使用した場合、表面に塗装による模様や図柄
を施すことが可能であるので、意匠的に優れた効果を得
ることが出来る。
【0023】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる防音材の断面図である。
【符号の説明】 1  鋼板製躯体 2  瀝青質制振シート 3  ハニカム構造体 4  金属性吸音材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  屋外で使用できる防音板において、(
    1)金属による一方開放の箱型躯体に(2)瀝青質、ゴ
    ム分、充填材を主成分とする制振シート、(3)ハニカ
    ム構造体、(4)金属系吸音材を積層してなることを特
    徴とする防音材。
JP3167435A 1991-06-13 1991-06-13 耐久性に優れる防音板 Withdrawn JPH04366210A (ja)

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JP3167435A JPH04366210A (ja) 1991-06-13 1991-06-13 耐久性に優れる防音板

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JPH04366210A true JPH04366210A (ja) 1992-12-18

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0596600A1 (en) * 1992-11-06 1994-05-11 Nicolet Instrument Corporation Base plate unit for fourier transform infrared spectrometers and the like
FR2729688A1 (fr) * 1995-01-20 1996-07-26 Proplan Adhesifs Panneau d'isolation acoustique
JP2003146208A (ja) * 2001-08-03 2003-05-21 Yokohama Rubber Co Ltd:The 車両用床板及びその製造方法
CN101908338A (zh) * 2010-07-06 2010-12-08 北京理工大学 一种新型低频隔声材料

Cited By (4)

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