JPH04366178A - 光硬化型樹脂組成物及び塗料 - Google Patents

光硬化型樹脂組成物及び塗料

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JPH04366178A
JPH04366178A JP14321391A JP14321391A JPH04366178A JP H04366178 A JPH04366178 A JP H04366178A JP 14321391 A JP14321391 A JP 14321391A JP 14321391 A JP14321391 A JP 14321391A JP H04366178 A JPH04366178 A JP H04366178A
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JP
Japan
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weight
acrylate
meth
resin composition
parts
Prior art date
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Application number
JP14321391A
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English (en)
Inventor
Keiji Hamada
啓司 濱田
▲も▼上 正幸
Masayuki Mogami
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Resonac Corp
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は紫外線又は電子線の照射
もしくは加熱によって硬化可能な組成物及び塗料に関す
る。特に鋼板上に塗布、硬化させた場合に基材との密着
性、耐薬品性などに優れた光硬化型樹脂組成物及び塗料
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から光硬化型樹脂組成物および/ま
たはそれを用いた塗料が金属基材の塗装に用いられてい
る。例えば特開平2−202506号公報で開示されて
いるごとく、多官能オリゴエステルアクリレートおよび
/またはエポキシアクリレートオリゴマとスチレン低分
子量オリゴマを主成分とする光硬化型樹脂組成物がある
。しかしながらこの組成物は分子量が小さいため硬化性
が低いという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、硬化性が高
く金属に対する付着性、耐薬品性などに優れる硬化塗膜
が得られる光硬化型樹脂組成物及び塗料を提供するもの
であり、しかも廉価な材料で提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、(メ
タ)アクリル酸グリシジルエステル(a)20〜50重
量%、(メタ)アクリル酸ブチルエステル(b)10〜
50重量%及びその他の1分子中に重合性不飽和結合を
1個含有する不飽和化合物(c)10〜70重量%を共
重合させて得られる共重合体(d)に、(メタ)アクリ
ル酸を反応させて得られるアクリル系樹脂(I)、光重
合性単量体(II)並びに光重合開始剤(III)を含
有してなり、アクリル系樹脂(I)と光重合性単量体(
II)の重量比が(I)/(II)で30/70〜90
/10であり、光重合開始剤(III)の量が(I)と
(II)の合計に対して0.1〜10重量%である光硬
化型樹脂組成物、該樹脂組成物を含有してなる塗料に関
する。
【0005】なお、本発明において「(メタ)アクリル
酸」とは、アクリル酸及び/又はメタクリル酸を示す。 例えば(メタ)アクリル酸グリシジルエステルとは、ア
クリル酸グリシジルエステル及び/又はメタクリル酸グ
リシジルエステルを示す。
【0006】本発明で使用する(メタ)アクリル酸グリ
シジルエステルとは、下記一般式(I)
【化1】 (但し、RはH又はCH3である)で示される化合物で
ある。
【0007】また、本発明で使用する1分子中に重合性
不飽和結合を1個含有する不飽和化合物(c)とは、前
記(a)成分及び(b)成分以外のものであり、例えば
、メチル(メタ)アクリレート((メタ)アクリレート
とはアクリレート及びメタアクリレートを示す。以下同
様。)、エチル(メタ)アクリレート、n−プロピル(
メタ)アクリレート、t−ブチル(メタ)アクリレート
、イソブチル(メタ)アクリレート、エチルヘキシル(
メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート
、ラウリル(メタ)アクリレート、トリデシル(メタ)
アクリレート、エトキシエチル(メタ)アクリレート、
ブトキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ
エチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル
(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)
アクリレート、2−メトキシエトキシエチル(メタ)ア
クリレート、2−エトキシエトキシエチル(メタ)アク
リレート、メトキシジエチレングリコール(メタ)アク
リレート、エトキシジエチレン(メタ)アクリレート、
メトキシトリエチレングリコール(メタ)アクリレート
、ブトキシトリエチレングリコール(メタ)アクリレー
ト、メトキシジプロピレングリコール(メタ)アクリレ
ート、ピレノキシド付加物(メタ)アクリレート、オク
タフルオロペンチル(メタ)アクリレート、N,N−ジ
メチルアミノエチルアクリレート、N,N−ジエチルア
ミノエチル(メタ)アクリレートなどの1種もしくは2
種以上の組み合わせからなる混合物である。
【0008】前記(a)成分、(b)成分及び(c)成
分は、ラジカル重合開始剤の存在下で溶液重合法などの
公知の方法にて共重合させて共重合体(d)とされる。 ここで、これらの配合比としては、(a)成分は20〜
50重量%、より好ましくは25〜45重量%、(b)
成分は10〜50重量%、より好ましくは25〜45重
量%、(c)成分は10〜70重量%、より好ましくは
20〜50重量%である(いずれも(a),(b),(
c)の総量に対して)。
【0009】ここで、(a)成分が20重量%未満であ
ると、塗料としたときに得られる塗膜の硬化性が低下し
、50重量%を越えると塗膜の付着性が低下する。 (b)成分が10重量%未満であると塗料としたときに
得られる塗膜の付着性が低下し、50重量%を越えると
塗膜の硬度が低下する。(c)成分が10重量%未満で
あると塗料としたときに得られる塗膜の付着性が低下し
、70重量%を越えると塗膜の硬化性及び硬度が低下す
る。
【0010】こうして得られる共重合体(d)の数平均
分子量(ゲル・パーミエーション・クロマトグラフィー
法、標準ポリスチレン換算値)は3000〜30000
が好ましく、より好ましくは4000〜10000であ
る。ここで、3000未満であると塗料としたときに得
られる塗膜の硬化性及び/又は付着性が低下し、300
00を越えると塗料としたときの粘度が高く塗装性や作
業性が低下する。
【0011】又、この共重合体(d)のガラス転移温度
は30〜80℃が好ましく、より好ましくは50〜75
℃である。ここで30℃未満であると塗料としたときに
得られる塗膜の硬度および付着性が低下し、80℃を越
えると得られる塗膜の硬化性及び付着性が低下する。
【0012】次いでこの共重合体(d)と(メタ)アク
リル酸を反応させてアクリル系樹脂(I)を得るが、こ
の配合比は、エポキシ基とカルボキシル基の当量比が共
重合体(d)/(メタ)アクリル酸で1/0.8〜1/
1になるように配合するのが好ましい。1/0.8を越
えた場合得られた樹脂組成物の硬化性および塗膜性能が
全般的に低下する傾向にある。また1/1未満の場合得
られた樹脂組成物の硬化塗膜性能が全般的に低下する傾
向にある。反応は、アルカリ性触媒の存在下で公知の方
法にて行うことができる。
【0013】さらに本発明の樹脂組成物は(II)成分
として1分子中に重合性不飽和結合を1個以上含有する
光重合性単量体を含む。光重合性単量体としては、例え
ば、メチルアクリレート、エチルアクリレート、n−プ
ロピルアクリレート、n−ブチルアクリレート、t−ブ
チルアクリレート、イソブチルアクリレート、エチルヘ
キシルアクリレート、イソデシルアクリレート、n−ヘ
キシルアクリレート、ステアリルアクリレート、ラウリ
ルアクリレート、トリデシルアクリレート、エトキシエ
チルアクリレート、メトキシエチルアクリレート、グリ
シジルアクリレート、ブトキシエチルアクリレート、2
−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシプロ
ピルアクリレート、2−メトキシエトキシエチルアクリ
レート、2−エトキシエトキシエチルアクリレート、メ
トキシジエチレングリコールアクリレート、エトキシジ
エチレングリコールアクリレート、メトキシトリエチレ
ングリコールアクリレート、ブトキシトリエチレングリ
コールアクリレート、メトキシジプロピレングリコール
アクリレート、ピレンオキシド付加物アクリレート、オ
クタフルオロペンチルアクリレート、N,N−ジメチル
アミノエチルアクリレート、N,N−ジエチルアミノエ
チルアクリレート、アリルアクリレート、1,3−ブタ
ンジオールアクリレート、1,4−ブタンジオールアク
リレート、1,6−ヘキサンジオールアクリレート、ポ
リエチレングリコールジアクリレート、ジエチレングリ
コールジアクリレート、ネオペンチルグリコールジアク
リレート、トリエチレングリコールジアクリレート、ト
リプロピレングリコールジアクリレート、ヒドロキシピ
バリン酸エステルネオペンチルグリコールジアクリレー
ト、トリメチロールプロパンジアクリレート、1,3−
ビス(ヒドロキシエチル)−5,5−ジメチルヒダント
イン、3−メチルペンタンジオールアクリレート、α,
ω−ジアクリルビスジエチレングリコールフタレート、
トリメチロールプロパントリアクリレート、ペンタエリ
トリットアクリレート、ペンタエリトリットヘキサアク
リレート、ジペンタエリトリットモノヒドロキシペンタ
アクリレート、α,ω−テトラアリルビストリメチロー
ルプロパンテトラヒドロフタレート、2−ヒドロキシエ
チルアクリロイルホスフェート、トリメチロールプロパ
ントリ(メタ)アクリレート((メタ)アクリレートと
は、アクリレート又はメタクリレートを示す。以下同様
。)、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、テ
トラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリ
エチレングリコールジメタクリレート、1,4−ブタン
ジオールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジ
オールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコー
ルジメタクリレート、ジアクリロキシエチルホスフェー
ト、N−ビニルピロリドン、2−ヒドロキシエチルメタ
クリレート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート等
が挙げられ、これらのうち、アクリル酸又はそのエステ
ル誘導体が好ましい。
【0014】これらの(II)成分は、単独で又は2種
類以上の混合物として用いてもよい。(I)成分と(I
I)成分の配合比は、(I)/(II)が30/70〜
90/10(重量比、固形分換算)、好ましくは45/
55〜75/25である。ここで、30/70未満では
塗料としたときに得られる塗膜の付着性が低下し、90
/10を越えると塗料としたときに得られる塗膜の硬度
が低下する。
【0015】さらに、本発明の樹脂組成物は、(III
)成分として光重合開始剤を含有する。この光重合開始
剤としては、例えば、カルボニル系(ベンゾフェノン、
ジアセチル、ベンジル、ベンゾイン、ω−ブロモアセト
フェノン、クロロアセトン、アセトフェノン、2,2−
ジエトキシアセトフェノン、2,2−ジメトキシ−2−
フェニルアセトフェノン、p−ジメチルアミノアセトフ
ェノン、p−ジメチルアミノプロピオフェノン、2−ク
ロロベンゾフェノン、p,p′−ジクロロベンゾフェノ
ン、p,p′−ビスジエチルアミノベンゾフェノン、ミ
ヒラーケトン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾイン
イソブチルエーテル、ベンゾイン−n−ブチルエーテル
、ベンジルメチルケタール、1−ヒドロキシシクロヘキ
シルフェニルケトン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1
−フェニル−1−オン、1−(4−イソプロピルフェニ
ル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン
、メチルベンゾイルホルメート、2,2−ジエトキシア
セトフェノン、4−N,N′−ジメチルアセトフェノン
等)、スルフィド系(ジフェニルジスルフィド、ジベン
ジルジスルフィド、テトラエチルチウラムジスルフィド
、テトラメチルアンモニウムモノスルフィド等)、キノ
ン系(ベンゾキノン、アントラキノン等)、アゾ系(ア
ゾビスイソブチロニトリル、2,2′−アゾビスプロパ
ン、ヒドラジン等)、スルホクロリド系、チオキサント
ン系(チオキサントン、2−クロロチオキサントン、2
−メチルチオキサントン等)、過酸化物系(過酸化ベン
ゾイル、ジ−t−ブチルペルオキシド等)、o−ジメチ
ルアミノ安息香酸イソアミルなどが挙げられる。
【0016】これらの光重合開始剤は、単独で又は2種
以上組み合わせて使用される。これらの光重合開始剤(
III)は、上記アクリル系樹脂(I)および光重合性
単量体(II)の固形分換算合計量に対して0.1〜1
0重量%、好ましくは1〜5重量%の量で使用される。 この量が0.1重量%未満であると、光硬化の効果が充
分でなく、10重量%を越えると、得られる塗膜の物性
が全般的に低下する。
【0017】また、本発明の光硬化型樹脂組成物に、表
面乾燥性の改良補助剤としてナフテン酸、オクテン酸な
どの炭素原子数が30位までの脂肪酸等の金属塩などの
乾燥剤塩を加えることもできる。金属成分の例としては
カルシウム、銅(II)、亜鉛(II)、マンガン(I
I)、マンガン(III)、鉛(II)、コバルト(I
I)、鉄(II)、バナジウム(II)、ジルコニウム
(IV)などがあげられ、酸成分の例としては、樹脂酸
(すなわちロジン酸)、トール油脂肪酸、アマニ油脂肪
酸、2−エチルヘキサノイック酸、ラウリン酸、パルミ
チン酸、ミリスチン酸、オレイン酸、リノール酸、リノ
レン酸、ベヘン酸、セロチン酸、モンタン酸、アビエチ
ン酸等が挙げられる。またこれらの乾燥剤塩は混合物と
して使用してもよい。
【0018】さらに、本発明の光硬化型樹脂組成物に、
目的に応じて他の慣用の不飽和ポリエステル樹脂、ビニ
ルエステル樹脂、ビニルウレタン樹脂、ビニルエステル
ウレタン樹脂、ポリイソシアネート、ポリエポキシド、
アクリル樹脂類、アルキド樹脂類、尿素樹脂類、メラミ
ン樹脂類、ポリ酢酸ビニル、酢酸ビニル系共重合体、ポ
リジエン系エラストマー、飽和ポリエステル類、飽和ポ
リエーテル類やニトロセルロース、セルロースアセテー
トブチレート等のセルロース誘導体やアマニ油、桐油、
大豆油、ヒマシ油、エポキシ化油等の油脂類の如き天然
及び合成高分子物質;炭酸カルシウム、タルク、マイカ
、クレー、シリカパウダー、コロイダルシリカ、アスベ
スト粉末、硫酸バリウム、水酸化アルミニウム、ステア
リン酸亜鉛、チタン白、亜鉛華、ベンガラ、アゾ顔料な
どの各種充填剤や顔料;ハイドロキノン、ベンゾキノン
、トルハイドロキノン、p−tert−ブチルカテコー
ル、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノ
ールなどの重合禁止剤を添加することもできる。
【0019】さらに、本発明の光硬化型樹脂組成物は鉄
、アルミニウム等の金属素材、珪酸カルシウム板、パル
プセメント板、軽量コンクリート板、軽量気泡コンクリ
ート板、石綿セメント板、モルタル等の無機建材、木材
、紙、プラスチック基材等の光硬化性の塗料として使用
できる。また塗料とするときに粘度を調整するために酢
酸エチル、酢酸ブチル、メチルエチルケトン、トルエン
、キシレンなどの有機溶剤を添加することができる。 また、レベリング剤、その他の改質剤を添加することも
できる。
【0020】
【実施例】以下に実施例を示す。なお、分子量は次のよ
うにして測定した。分子量の測定方法 使用機器  :日立635型高速液体クロマトグラフィ
ーカラム    :ゲルパックR440、R450及び
R400M(日立化成工業(株)商品名) 溶離液    :テトラハイドロキノンカラム温度:2
5℃ 液量      :2ml/min 検出器    :示差屈折計 実施例1 重合性単量体成分組成 メタクリル酸グリシジルエステル  37重量%メタク
リル酸ブチルエステル      37重量%メタクリ
ル酸メチル              26重量%反
応容器中に酢酸ブチル1000重量部を仕込、窒素ガス
雰囲気下撹拌しながら125℃まで加熱した。125℃
で上記重合性単量体成分1000重量部、アゾビスイソ
ブチロニトリル20重量部及びジターシャリブチルパー
オキサイド20重量部を2時間に亘って滴下した。滴下
終了後更に2時間125℃で反応を続け共重合体(d−
1)を合成した。得られた共重合体(d−1)は数平均
分子量が6800であった。また、ガラス転移温度は4
6℃である(理論値、以下同様)。次にこの共重合体(
d−1)の1000重量部にアクリル酸85重量部、ト
リエチルアミン2重量部及びハイドロキノンモノメチル
エーテル0.5重量部を加え100℃で約10時間加熱
撹拌し、酸価5及び固形分50重量%のアクリル系樹脂
(I−1)を得た。次に、上記アクリル系樹脂(I−1
)140重量部、エチレンオキサイド変性トリメチロー
ルプロパントリアクリレート(第一工業製薬(株)製、
商品名;TMP−3)30重量部及びイルガキュア18
4(日本チバガイギー社製、商品名;アセトフェノン系
光重合開始剤)3重量部を60℃で加熱撹拌し、均一溶
液にし、光硬化型樹脂組成物を得た。
【0021】実施例2 実施例1においてエチレンオキサイド変性トリメチロー
ルプロパントリアクリレートの代わりにポリエチレング
リコールジアクリレート(第一工業製薬(株)製、商品
名;PE−300)30重量部を使用した以外は、実施
例1と全く同様に行い、光硬化型樹脂組成物を得た。
【0022】実施例3 重合性単量体成分組成 メタクリル酸グリシジルエステル  25重量%メタク
リル酸ブチルエステル      40重量%メタクリ
ル酸メチル              20重量%ス
チレン                      
  15重量%反応容器中に酢酸ブチル1000重量部
を仕込、窒素ガス雰囲気下撹拌しながら125℃まで加
熱した。125℃で上記重合性単量体成分1000重量
部、アゾビソイソブチロニトリル20重量部及びジター
シャリブチルパーオキサイド20重量部を2時間に亘っ
て滴下した。滴下終了後更に2時間125℃で反応を続
け共重合体(d−2)を合成した。得られた共重合体(
d−2)は数平均分子量が5000であった。また、ガ
ラス転移温度は50℃である。次にこの共重合体(d−
2)の1000重量部にアクリル酸57重量部、トリエ
チルアミン2重量部及びハイドロキノンモノメチルエー
テル0.5重量部を加え100℃で約10時間加熱撹拌
し、酸価5及び固形分50重量%のアクリル系樹脂(I
−2)を得た。 次に、上記アクリル系樹脂(I−2)140重量部、エ
チレンオキサイド変性トリメチロールプロパントリアク
リレート(第一工業製薬(株)製、商品名;TMP−3
)30重量部及びイルガキュア184(日本チバガイギ
ー社製、商品名;アセトフェノン系光重合開始剤)3重
量部を60℃で加熱撹拌し、均一溶液にし、光硬化型樹
脂組成物を得た。
【0023】実施例4 重合性単量体成分組成 メタクリル酸グリシジルエステル  25重量%メタク
リル酸ブチルエステル      45重量%メタクリ
ル酸ヒドロキシエチル    30重量%反応容器中に
酢酸ブチル1000重量部を仕込、窒素ガス雰囲気下撹
拌しながら125℃まで加熱した。125℃で上記重合
性単量体成分1000重量部、アゾビソイソブチロニト
リル20重量部及びジターシャリブチルパーオキサイド
20重量部を2時間に亘って滴下した。滴下終了後更に
2時間125℃で反応を続け共重合体(d−3)を合成
した。得られた共重合体(d−3)は数平均分子量が5
000であった。また、ガラス転移温度は35℃である
。次にこの共重合体(d−3)の1000重量部にアク
リル酸57重量部、トリエチルアミン2重量部及びハイ
ドロキノンモノメチルエーテル0.5重量部を加え10
0℃で約10時間加熱撹拌し、酸価5及び固形分50重
量%のアクリル系樹脂(I−3)を得た。 次に、上記アクリル系樹脂(I−3)140重量部、エ
チレンオキサイド変性トリメチロールプロパントリアク
リレート(第一工業製薬(株)製、商品名;TMP−3
)30重量部及びイルガキュア184(日本チバガイギ
ー社製、商品名;アセトフェノン系光重合開始剤)3重
量部を60℃で加熱撹拌し、均一溶液にし、光硬化型樹
脂組成物を得た。
【0024】比較例1 重合性単量体成分組成 メタクリル酸グリシジルエステル  40重量%メタク
リル酸ブチルエステル      60重量%反応容器
中に酢酸ブチル1000重量部を仕込、窒素ガス雰囲気
下撹拌しながら125℃まで加熱した。125℃で上記
重合性単量体成分1000重量部、アゾビソイソブチロ
ニトリル20重量部及びジターシャリブチルパーオキサ
イド20重量部を2時間に亘って滴下した。滴下終了後
更に2時間125℃で反応を続け共重合体(d−4)を
合成した。得られた共重合体(d−4)は数平均分子量
が5000及びガラス転移温度30℃であった。次にこ
の共重合体(d−4)の1000重量部にアクリル酸9
0重量部、トリエチルアミン2重量部及びハイドロキノ
ンモノメチルエーテル0.5重量部を加え100℃で約
10時間加熱撹拌し、酸価5及び固形分50重量%のア
クリル系樹脂(I−4)を得た。次に、上記アクリル系
樹脂(I−4)140重量部、エチレンオキサイド変性
トリメチロールプロパントリアクリレート(第一工業製
薬(株)製、商品名;TMP−3)30重量部及びイル
ガキュア184(日本チバガイギー社製、商品名;アセ
トフェノン系光重合性開始剤)3重量部を60℃で加熱
撹拌し、均一溶液にし、光硬化型樹脂組成物を得た。
【0025】比較例2 反応容器中にエピコート828(シェル化学社製、商品
名;エポキシ当量170)520重量部、アクリル酸1
80重量部、トリエチルアミン7重量部及びハイドロキ
ノンモノメチルエーテル0.5重量部を仕込、100℃
で約15時間加熱撹拌し、酸価5の化合物を得た。次に
この化合物70重量部、エチレンオキサイド変性トリメ
チロールプロパントリアクリレート(第一工業製薬(株
)製、商品名;TMP−3)30重量部及びイルガキュ
ア184(日本チバガイギー社製、商品名;アセトフェ
ノン系光重合開始剤)3重量部を60℃で加熱撹拌し、
均一溶液にし、光硬化型樹脂組成物を得た。
【0025】応用例 上記実施例及び比較例から得られた光硬化型樹脂組成物
を表面処理鋼板ボンデライト#144上に硬化塗膜厚が
20μmになるようにバーコータを用いて塗布した後、
80w/cmの高圧水銀灯1灯を備えた10m/分の速
度で移動するコンベアに乗せ、照射硬化させた。得られ
た硬化塗膜について硬化性、鉛筆硬度、密着性、耐溶剤
性、耐汚染性及びエリクセン評価を行った。なお、性能
評価は下記の方法で行った。
【0027】性能評価方法 (1)硬化性 塗膜が指触硬化するまでの紫外線露光回数。 (2)鉛筆硬度 JIS−K5400鉛筆引っかき試験に基づく。 (3)密着性 JIS−K5400碁盤目剥離試験に基づく。 (4)耐汚染性 赤及び黒の油性マジックを用いて塗膜を汚染させた後常
温に6時間放置せしめた後n−ブタノールで拭き取り塗
膜の汚染の程度と状態を総合的に目視により判定した。 (5)エリクセンテスト JIS−K7777に基づく。 結果を表1に示す。
【0028】
【表1】
【0029】
【発明の効果】本発明の光硬化型樹脂組成物は、塗料と
して好適であり廉価にて、硬化性、密着性、鉛筆硬度及
び耐汚染性に優れた塗膜を生じる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  (メタ)アクリル酸グリシジルエステ
    ル(a)20〜50重量%、(メタ)アクリル酸ブチル
    エステル(b)10〜50重量%及びその他の1分子中
    に重合性不飽和結合を1個含有する不飽和化合物(c)
    10〜70重量%を共重合させて得られる共重合体(d
    )に、(メタ)アクリル酸を反応させて得られるアクリ
    ル系樹脂(I)、光重合性単量体(II)並びに光重合
    開始剤(III)を含有してなり、アクリル系樹脂(I
    )と光重合性単量体(II)の重量比が(I)/(II
    )で30/70〜90/10であり、光重合開始剤(I
    II)の量が(I)と(II)の合計に対して0.1〜
    10重量%である光硬化型樹脂組成物。
  2. 【請求項2】  共重合体(d)の数平均分子量が30
    00〜30000である請求項1記載の光硬化型樹脂組
    成物。
  3. 【請求項3】  共重合体(d)のガラス転移温度が3
    0〜80℃である請求項1又は2記載の光硬化型樹脂組
    成物。
  4. 【請求項4】  請求項1〜3のいずれかに記載の光硬
    化型樹脂組成物を含有してなる塗料。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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