JPH04366150A - 蛍光色に着色され且つ光線遮蔽性に優れたポリプロピレン樹脂組成物 - Google Patents

蛍光色に着色され且つ光線遮蔽性に優れたポリプロピレン樹脂組成物

Info

Publication number
JPH04366150A
JPH04366150A JP16620091A JP16620091A JPH04366150A JP H04366150 A JPH04366150 A JP H04366150A JP 16620091 A JP16620091 A JP 16620091A JP 16620091 A JP16620091 A JP 16620091A JP H04366150 A JPH04366150 A JP H04366150A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polypropylene resin
weight
parts
resin composition
fluorescent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16620091A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Yokote
横手 幸夫
Takeaki Iguma
猪熊 毅晃
Tetsuji Tanaka
哲治 田中
Miyako Koga
古賀 美弥子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd, Mitsui Toatsu Chemicals Inc filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP16620091A priority Critical patent/JPH04366150A/ja
Publication of JPH04366150A publication Critical patent/JPH04366150A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は蛍光色に着色され、且つ
耐候性が良好で、光線遮蔽性に優れたポリプロピレン樹
脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリプロピレン樹脂は成形性が優れ、且
つ機械的強度、耐熱性、耐薬品性が優れ、又、吸湿性が
無く、しかも他樹脂に較べ安価で軽量であることから広
く家電部品や自動車部品、雑貨等に使用されている。
【0003】これら用途において、外観を向上させ、商
品価値を上げる為に各種顔料による着色が成されている
。更に、より鮮やかな外観を得る為には蛍光色の着色が
考えられる。蛍光を発する樹脂を得る為には蛍光染料の
樹脂への添加が考えられる。しかしながら、ポリプロピ
レン樹脂は可染性が悪く、鮮やかな外観が得られないこ
と、及び、長期使用で染料の浮き出しが生じる等の問題
がある。又、一般に蛍光染料は通常の樹脂用顔料と併用
されることが多く、この場合にはその樹脂成形品の外観
はあまり鮮やかにはならない。
【0004】又、蛍光染料のみで着色した場合には、耐
候性が大幅に低下する為、戸外で使用する部品等への適
用が出来ない。更に、蛍光染料のみで染色した場合には
ポリプロピレン樹脂組成物の透明性が向上し、そのこと
に起因して裏側のリブ、ボス、印字等が透けて見え、好
ましい製品を得ることができない。即ち、非常に優れた
蛍光色を有し、且つ、耐候性が良好で、光線遮蔽性に優
れ、あらゆる用途に適合するポリプロピレン樹脂が無い
のが現状である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
問題を解決すること、即ち非常に優れた蛍光色を有し、
且つ、耐候性が良好で、光線遮蔽性に優れ、あらゆる用
途に適合するポリプロピレン樹脂組成物を提供すること
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は上記欠点を
解消し、非常に優れた蛍光色を有し、且つ、耐候性が良
好であり、光線遮蔽性に優れたポリプロピレン樹脂組成
物を得るべく鋭意検討を重ねた結果、基本ポリプロピレ
ン樹脂成分に(a)ペリレン系蛍光化合物、(b)ベン
ゾトリアゾール系化合物、ベンゾエート系化合物及びベ
ンゾフェノン系化合物からなる群から選ばれた少なくと
も一種類、(c)ラジカル重合性不飽和化合物をグラフ
ト重合させたポリプロピレン樹脂、及び(d)分子量1
000〜60000のポリシロキサンを添加した組成物
が、これらの要求性能を満たすことを見出し本発明に到
達した。
【0007】即ち、本発明は、基本ポリプロピレン樹脂
成分100重量部に対して、(a)ペリレン系蛍光化合
物を0.001〜1.0重量部、(b)ベンゾトリアゾ
ール系化合物、ベンゾエート系化合物及びベンゾフェノ
ン系化合物からなる群から選ばれた少なくとも一種類を
0.01〜1.0重量部、(c)ラジカル重合性不飽和
化合物をグラフト重合させたポリプロピレン樹脂を0.
01〜5.0重量部、及び(d)分子量1000〜60
000のポリシロキサンを0.2〜5重量部添加したこ
とを特徴とするポリプロピレン樹脂組成物である。
【0008】本発明で用いる基本ポリプロピレン樹脂成
分はプロピレンホモポリマー、プロピレン−エチレン共
重合体、プロピレン−α−オレフィン共重合体、プロピ
レン−エチレン−α−オレフィン共重合体等のいずれで
もよく、またこれらの共重合体はいかなる製造方法によ
って得られたものでもよく、ランダム共重合体であって
もブロック共重合体であってもよい。本発明においては
、プロピレン−エチレンブロック共重合体を用いると特
に好ましい結果を与え、その共重合部にゴム成分が多量
にある場合には本発明のポリプロピレン樹脂組成物の蛍
光性が鮮やかになり、またポリエチレン成分が多量にあ
る場合には本発明のポリプロピレン樹脂組成物の光沢が
良好になる。このプロピレン−エチレンブロック共重合
体は例えばプロピレンのホモ重合の後にプロピレンとエ
チレンを種々の比率で共重合させる公知の方法で製造さ
れたものでも、市販されているいずれのプロピレン−エ
チレンブロック共重合体でもよい。
【0009】本発明で用いる基本ポリプロピレン樹脂成
分はポリプロピレン樹脂と非晶性エチレン−プロピレン
共重合体及び/又はポリエチレンとからなるものであっ
てもよい。この場合に用いるプロピレン樹脂は上記した
ホモポリマーであっても共重合体であってよい。特にそ
のポリプロピレン樹脂がプロピレン−エチレンブロック
共重合体であることが好ましい。
【0010】本発明において用いることのできる非晶性
エチレン−プロピレン共重合体としては市販されている
ゴム状のエチレン−プロピレン共重合体やエチレン−プ
ロピレン−ジエン三元共重合体がある。非晶性エチレン
−プロピレン共重合体を用いる場合には一般的に基本樹
脂成分の重量基準で1〜20重量%、好ましくは5〜1
5重量%の量で用いられ、その場合に本発明のポリプロ
ピレン樹脂組成物の蛍光色が鮮やかになり更に遮光性が
付与される。
【0011】本発明において用いることのできるポリエ
チレンとしては市販の高密度ポリエチレン(HDPE)
や低密度ポリエチレン(LDPE、LLDPE)がある
。ポリエチレンを用いる場合には一般的に基本樹脂成分
の重量基準で1〜30重量%、好ましくは10〜20重
量%の量で用いられ、その場合に本発明のポリプロピレ
ン樹脂組成物の蛍光色が鮮やかになり、遮光性が付与さ
れ、更に光沢が良好になる。
【0012】本発明において非晶性エチレン−プロピレ
ン共重合体及びポリエチレンの両者を併用すると、本発
明のポリプロピレン樹脂組成物は光沢が良好で、蛍光色
が鮮やかになり、しかも遮光性が付与されるので、この
併用は特に好ましい。
【0013】本発明で用いるペリレン系蛍光化合物は公
知のいかなるペリレン系蛍光化合物であってよく、例え
ば下記の一般式で表される化合物:
【0014】
【化1】 (式中、R1 はそれぞれ水素原子、アルキル基、アル
コキシ基、C1 〜C10アルキルチオハロゲン、特に
Cl 、Br 又はF及び/又はシアノ基で置換された
C1 〜C18アルキル基、2、6−ジイソプロピルベ
ンゼン基、R2 〜R5 はそれぞれハロゲン原子、ア
ルコキシ基、フェノキシ基であり、a+b+c+d=0
〜5であり、R6 及びR7は水素原子、ハロゲン原子
、低級アルキル基又は低級アルコキシ基である)、具体
的には或いは特開昭58−40359号公報に開示され
ているペリレン系蛍光化合物がある。
【0015】これらのペリレン系蛍光化合物の添加量は
基本樹脂成分100重量部に対して0.001〜1.0
重量部、好ましくは0.1〜0.7重量部である。0.
001重量部未満で使用した場合には、良好な蛍光を発
する製品が得られない。又、1.0重量部を越えて使用
した場合にその効果はその使用量に比例して改良される
ものではなく、コスト高になるのみで好ましくない。
【0016】本発明で用いることのできるベンゾトリア
ゾール系化合物の添加量は基本樹脂成分100重量部に
対して0.01〜1.0重量部、好ましくは0.05〜
0.6重量部である。0.01重量部未満では耐候性の
改良効果が不充分であり、又、1.0重量部を越えて使
用した場合にその効果はその使用量に比例して改良され
るものではなく、コスト高になり、又、成形品に浮き出
しが生じる等の問題がある。本発明で用いるベンゾトリ
アゾール系化合物としては特に2−(3−t−ブチル−
5−メチル−2−ヒドロキシフェニル)−5−クロロベ
ンゾトリアゾールが好ましい。
【0017】本発明で用いることのできるベンゾエート
系化合物の添加量は基本樹脂成分100重量部に対して
0.01〜1.0重量部、好ましくは0.05〜0.6
重量部である。0.01重量部未満では耐候性の改良効
果が不充分であり、又、1.0重量部を越えて使用した
場合にその効果はその使用量に比例して改良されるもの
ではなく、コスト高になり、又、成形品に浮き出しが生
じる等の問題がある。本発明で用いるベンゾエート系化
合物としては特に2,4−ジ−t−ブチル−フェニル−
3′,5′−ジ−t−ブチル−4′−ヒドロキシ−ベン
ゾエートが好ましい。
【0018】本発明で用いることのできるベンゾフェノ
ン系化合物の添加量は基本樹脂成分100重量部に対し
て0.01〜1.0重量部、好ましくは0.05〜0.
6重量部である。0.01重量部未満では耐候性の改良
効果が不充分であり、又、1.0重量部を越えて使用し
た場合にその効果はその使用量に比例して改良されるも
のではなく、コスト高になり、又、成形品に浮き出しが
生じる等の問題がある。本発明で用いるベンゾフェノン
系化合物としては特に2−ヒドロキシ−4−オクトキシ
−ベンゾフェノンが好ましい。
【0019】本発明で用いるグラフト化ポリプロピレン
樹脂は、結晶性ポリプロピレン樹脂に有機過酸化物触媒
によりラジカル性不飽和化合物をグラフト重合させる公
知の方法、例えば上記反応を有機溶媒中で行う方法、同
様に押出機中で行う方法などで製造できる。ここに使用
する結晶性ポリプロピレン樹脂としては主要構成部分が
ポリプロピレン樹脂であり且つ結晶性を有するものであ
れば良い。また炭化水素溶媒は、芳香族炭化水素、アル
キル芳香族炭化水素、ハロゲン化芳香族炭化水素、脂肪
族炭化水素、脂環式炭化水素、ハロゲン化脂肪族炭化水
素等である。
【0020】グラフト重合の際に使用する有機過酸化物
としては通常のラジカル重合に使用されるものはいずれ
でも使用出来る。又、ラジカル重合性不飽和化合物とし
ては、α、β−不飽和脂肪族モノカルボン酸およびその
誘導体、α、β−不飽和脂肪族ジカルボン酸およびその
誘導体、アルケニルベンゼンおよびその誘導体、アルケ
ニルピリジンおよびその誘導体、α−オレフィン等が上
げられ、これらは単独で、あるいは2種以上混合して用
いることが出来る。これらラジカル重合性不飽和化合物
の使用量は結晶性ポリプロピレン樹脂100重量部に対
して0.01〜5.0重量部、好ましくは0.5〜3.
0重量部の範囲で使用される。
【0021】本発明で用いるグラフト化ポリプロピレン
樹脂は基本樹脂成分100重量部に対して0.01〜5
.0重量部、好ましくは0.5〜3.0重量部である。 0.01重量%未満では可染性が悪く、又5.0重量%
を越えて添加しても効果はそれ程向上せず、コスト高に
なる。
【0022】本発明で用いるポリシロキサンは分子量が
1000〜60000の公知のポリシロキサンであり、
例えばジメチルポリシロキサン等を用いることができる
。分子量が1000未満では、分子量が低すぎて光線遮
蔽効果が乏しく、又、分子量が60000を超えるもの
は粘度が高過ぎるため為、取り扱いが困難で、ポリプロ
ピレン樹脂組成物への均一分散性に問題を生じ、実用的
でない。これらは基本ポリプロピレン樹脂成分100重
量部に対して0.2〜5.0重量部、好ましくは0.5
〜2.0重量部の範囲で使用される。0.2重量部未満
の添加では光線遮蔽効果に乏しく、又、5.0重量部を
超えて添加しても光線遮蔽効果が向上するものではなく
、むしろ染色性が悪くなり、またポリシロキサンが製品
表面に浮きだして製品外観を損なう。
【0023】尚、本発明の効果を損なわない範囲で、他
の熱可塑性樹脂、ゴム、無機充填剤を混合してもよい。 更に必要に応じて、ポリプロピレン樹脂に一般に用いら
れている熱安定剤、滑剤、中和剤、帯電防止剤、結晶核
剤等を添加してもよい。しかしながら上記各種安定剤の
なかには、蛍光色を阻害する化合物が多く、とりわけヒ
ンダードフェノール系熱安定剤にその傾向がつよいので
、それらの使用は避けることが望ましい。
【0024】本発明の組成物は、ポリプロピレン樹脂を
造粒する一般的方法を用いて製造することが出来る。即
ち、所定量をヘンシェルミキサー、リボンブレンダー、
ドラムブレンダー等で混合し、更にスクリュー型押出機
等を用いて溶融混練して製造することができる。この溶
融混練は一般に170〜300℃で実施される。
【0025】本発明の組成物を用い、射出成形、吹込成
形、シート成形、フィルム成形等の既存の成形法を用い
て製品を得ることができる。
【0026】
【実施例】以下、実施例にて本発明を更に詳細に説明す
る。以下の実施例及び比較例において用いた基本樹脂成
分、ペリレン系蛍光化合物、耐候性改良安定剤、ラジカ
ル重合性不飽和化合物をグラフト重合させたポリプロピ
レン樹脂及びポリシロキサンは次の通りである:プロピ
レンホモポリマー(以下PHPと略記):三井東圧化学
株式会社製“三井ノーブレン−JHH”、メルトインデ
ックス(230℃、荷重2.16kgで測定)8.0g
/10min ;プロピレン−エチレンブロック共重合
体(以下PEBCと略記):全重合量の85重量%に相
当する量のプロピレンを公知の方法でヘプタンを溶媒と
してホモ重合し、次いで残りの15重量%に相当する量
の気相のプロピレン/エチレンを該ホモポリマーに共重
合させて得た、エチレン含有率が9重量%、メルトイン
デックス(230℃、荷重2.16kgで測定)が8.
0g/10min のプロピレン−エチレンブロック共
重合体;非晶性エチレン−プロピレン共重合体(以下E
PRと略記):日本合成ゴム株式会社製“EP02P”
;ポリエチレン(以下PEと略記):日本石油化学株式
会社製高密度ポリエチレン“スタフレンE−792”、
メルトインデックス(190℃、荷重2.16kgで測
定)17g/10min ;ペリレン系蛍光化合物(以
下蛍光化合物と略記):BASF社製“ルモゲン(Lu
mogen) F Red 300 ”;ベンゾトリア
ゾール系化合物(以下安定剤Aと略記):2−(3−t
−ブチル−5−メチル−2−ヒドロキシフェニル)−5
−クロロベンゾトリアゾール;ベンゾエート化合物(以
下安定剤Bと略記):2,4−ジ−t−ブチル−フェニ
ル−3′,5′−ジ−t−ブチル−4′−ヒドロキシ−
ベンゾエート;ベンゾフェノン系化合物(以下安定剤C
と略記):2−ヒドロキシ−4−オクトキシ−ベンゾフ
ェノン;無水マレイン酸グラフトポリプロピレン(以下
MGPPと略記):無水マレイン酸グラフト率10重量
%のもの;ポリシロキサン(以下PSIと略記):ジメ
チルポリシロキサン(分子量40000)。
【0027】実施例1〜11及び比較例1〜3表1及び
表2に示した種類及び量の基本樹脂成分に、表1及び表
2に示した量の蛍光化合物、安定剤A、安定剤B、安定
剤C、無水マレイン酸グラフトポリプロピレン、ポリシ
ロキサン、ステアリン酸カルシウム0.1重量部及びテ
トラキス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)4,4′
−ビフェニレンジホスホネート0.05重量部をヘンシ
ェルミキサーにて混合し、この混合物をスクリュー型押
出機にて240℃の樹脂温度で溶融混練し、次いで造粒
した。このペレットから100トンの型締力を有する射
出成形機を用いて長さ170mm、幅80mm、厚み2
mmのシートを製造した。この際の樹脂温度は230℃
であり、金型温度は50℃であった。
【0028】製造されたシートの蛍光性能について目視
をもって評価を行った。目視による評価の評点は下記に
よる: ◎:製品が蛍光を発して極めて鮮やかである、○:製品
が蛍光を発して鮮やかである、△:製品がある程度蛍光
を発している、×:製品が蛍光を発していない。
【0029】又、同様に製造されたシートの蛍光性能を
光沢を測定して評価した。光沢の測定はASTM  D
−523に準じて行った。その結果を表1及び表2に示
す。
【0030】製造されたシートの耐候性について、サン
シャインウェザーメーターにて評価を行った。暴露条件
は63℃、18分/2時間の降雨であった。シート表面
にチョーキングが生じる時間を耐候時間とした。その結
果を表1及び表2に示す。
【0031】製造されたシートの染色性についてガソリ
ン浸漬による蛍光化合物の浮き出しを目視により観察す
ることにより評価した。浸漬条件は10分間で、ガソリ
ンの着色の度合により下記にて評点をつけた:○:ガソ
リンの着色無し、 △:ガソリンの着色わずかに有り、 ×:ガソリンの着色有り。 その結果を表1及び表2に示す。
【0032】又、同様に製造されたシートの透明性能を
霞度を測定して評価した。霞度の測定はヘイズメーター
(東京電色製TC−H2型)にて行った。その結果を表
1及び表2に示す。
【0033】
【表1】
【0034】
【表2】 上記の表中において“◎+”は実施例1の場合の“◎”
よりも蛍光が更に鮮やかであったことを示す。
【0035】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のポリプ
ロピレン樹脂組成物は非常に優れた蛍光色を有し、且つ
、耐候性が良好で、光線遮蔽性に優れ、あらゆる用途に
適合する。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  基本ポリプロピレン樹脂成分100重
    量部に対して、(a)ペリレン系蛍光化合物を0.00
    1〜1.0重量部、(b)ベンゾトリアゾール系化合物
    、ベンゾエート系化合物及びベンゾフェノン系化合物か
    らなる群から選ばれた少なくとも一種類を0.01〜1
    .0重量部、(c)ラジカル重合性不飽和化合物をグラ
    フト重合させたポリプロピレン樹脂を0.01〜5.0
    重量部、及び(d)分子量1000〜60000のポリ
    シロキサンを0.2〜5重量部添加したことを特徴とす
    るポリプロピレン樹脂組成物。
  2. 【請求項2】  上記の基本ポリプロピレン樹脂成分が
    プロピレン−エチレンブロック共重合体であることを特
    徴とする請求項1記載のポリプロピレン樹脂組成物。
  3. 【請求項3】  上記の基本ポリプロピレン樹脂成分が
    1〜20重量%の非晶性エチレン−プロピレン共重合体
    及び/又は1〜30重量%のポリエチレンと残余量のポ
    リプロピレン樹脂とからなることを特徴とする請求項1
    記載のポリプロピレン樹脂組成物。
  4. 【請求項4】  上記のベンゾトリアゾール系化合物が
    2−(3−t−ブチル−5−メチル−2−ヒドロキシフ
    ェニル)−5−クロロベンゾトリアゾールであることを
    特徴とする請求項1記載のポリプロピレン樹脂組成物。
  5. 【請求項5】  上記のベンゾエート化合物が2,4−
    ジ−t−ブチル−フェニル−3′,5′−ジ−t−ブチ
    ル−4′−ヒドロキシ−ベンゾエートであることを特徴
    とする請求項1記載のポリプロピレン樹脂組成物。
  6. 【請求項6】  上記のベンゾフェノン系化合物が2−
    ヒドロキシ−4−オクトキシ−ベンゾフェノンであるこ
    とを特徴とする請求項1記載のポリプロピレン樹脂組成
    物。
  7. 【請求項7】  上記のポリシロキサンがジメチルポリ
    シロキサンであることを特徴とする請求項1記載のポリ
    プロピレン樹脂組成物。
JP16620091A 1991-06-12 1991-06-12 蛍光色に着色され且つ光線遮蔽性に優れたポリプロピレン樹脂組成物 Pending JPH04366150A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16620091A JPH04366150A (ja) 1991-06-12 1991-06-12 蛍光色に着色され且つ光線遮蔽性に優れたポリプロピレン樹脂組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16620091A JPH04366150A (ja) 1991-06-12 1991-06-12 蛍光色に着色され且つ光線遮蔽性に優れたポリプロピレン樹脂組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04366150A true JPH04366150A (ja) 1992-12-18

Family

ID=15826951

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16620091A Pending JPH04366150A (ja) 1991-06-12 1991-06-12 蛍光色に着色され且つ光線遮蔽性に優れたポリプロピレン樹脂組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04366150A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100367114B1 (ko) * 2000-08-04 2003-01-09 주식회사 화승 인더스트리 형광센서 감지용 공압출 이축연신 폴리프로필렌 필름 및 그 제조방법

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100367114B1 (ko) * 2000-08-04 2003-01-09 주식회사 화승 인더스트리 형광센서 감지용 공압출 이축연신 폴리프로필렌 필름 및 그 제조방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3517086A (en) Nucleated blend of polypropylene,polyethylene,and ethylene propylene copolymer
US6713545B2 (en) Universal masterbatch
JPH0437097B2 (ja)
JPH09235419A (ja) ガラス長繊維強化ポリオレフィン樹脂組成物、ならびにガラス長繊維強化ポリオレフィン樹脂成形品およびその製造方法
CA1262978A (en) Weather resistant thermoplastic resin composition
JPH08208765A (ja) 熱可塑性樹脂組成物、その製造方法、耐候性改質剤およびそれを含む重合体組成物
JPH04366150A (ja) 蛍光色に着色され且つ光線遮蔽性に優れたポリプロピレン樹脂組成物
JP2654830B2 (ja) 成形用熱可塑性樹脂組成物
JPH04359942A (ja) 蛍光色に着色されたポリプロピレン樹脂組成物
JPS62223250A (ja) 熱可塑性樹脂組成物
JPS62115049A (ja) 耐衝撃性ポリプロピレン組成物
JP2875414B2 (ja) 蛍光色に着色されたポリプロピレン樹脂組成物
US5053456A (en) Transparent polyblends
JPS61255953A (ja) 耐候性良好なプロピレン重合体着色組成物
JPH0468048A (ja) 低光沢性ポリアセタール樹脂組成物及び成形品
JPH06179778A (ja) 色相の改良されたポリオレフィン樹脂組成物
JPH06220258A (ja) 色相の改良されたポリオレフィン樹脂組成物
JP2833333B2 (ja) 熱可塑性樹脂組成物
JPH07309978A (ja) 無機充填剤含有ポリオレフィン樹脂組成物
JP2653100B2 (ja) 安定化されたポリオレフィン組成物
JP3646581B2 (ja) オレフィン系樹脂組成物及びこれを含有する熱可塑性樹脂組成物
JP3514392B2 (ja) 新規相溶化剤及び熱可塑性樹脂組成物
JPH01254755A (ja) 樹脂組成物
JPS63241048A (ja) 安定化されたポリオレフィン組成物
JP2001002860A (ja) ポリオレフィン系樹脂組成物