JPH04365934A - エンジンの制御装置 - Google Patents

エンジンの制御装置

Info

Publication number
JPH04365934A
JPH04365934A JP14179091A JP14179091A JPH04365934A JP H04365934 A JPH04365934 A JP H04365934A JP 14179091 A JP14179091 A JP 14179091A JP 14179091 A JP14179091 A JP 14179091A JP H04365934 A JPH04365934 A JP H04365934A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
amount
engine
control
intake air
failure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14179091A
Other languages
English (en)
Inventor
藤田永久
Nagahisa Fujita
進矢義之
Yoshiyuki Shinya
谷岡輝明
Teruaki Tanioka
藤井浩介
Kosuke Fujii
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP14179091A priority Critical patent/JPH04365934A/ja
Publication of JPH04365934A publication Critical patent/JPH04365934A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D11/00Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated
    • F02D11/06Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance
    • F02D11/10Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance of the electric type
    • F02D2011/101Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance of the electric type characterised by the means for actuating the throttles
    • F02D2011/102Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance of the electric type characterised by the means for actuating the throttles at least one throttle being moved only by an electric actuator

Landscapes

  • Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アクセル操作量に応じ
て電気的に吸入空気量を制御するようにしたエンジンの
制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、エンジンの制御装置として、
吸気系のスロットル弁とアクセル機構との機械的連係を
なくし、このスロットル弁をアクセル操作量に応じてア
クチュエータの駆動によって開閉し、その開閉特性の自
由度を高めるようにした技術が知られている。また、上
記のようにアクチュエータによって電気的に吸入空気量
すなわちエンジン出力を制御するについて、このアクチ
ュエータによるスロットル弁の開閉駆動系統に故障が発
生すると、吸入空気量の調整が不能となって、エンジン
回転が暴走状態となるのを回避するために、スロットル
弁に対して複数のアクチュエータを設置し、一方のアク
チュエータによる駆動が不能となった際に他方のアクチ
ュエータの作動によって吸入空気量制御を確保するよう
にした技術が、例えば、特開昭63−314328号公
報に見られるように公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかして、上記のよう
に故障時の作動確保のために複数のアクチュエータを設
置しても、故障の発生箇所によってはいずれのアクチュ
エータも作動不能となる恐れがあり、しかもスロットル
弁の開状態で作動不能となると、エンジン回転が過回転
状態となったり、車両が暴走する可能性があることから
、通常、スロットル弁が開放状態で固定した故障発生時
には、燃料の供給停止もしくは点火を無効としてエンジ
ンを停止させる制御が行われるが、これではエンジン停
止に伴って車両も直ぐに停車して交通の障害となったり
する恐れがあり、また、停車後の走行も不能となり修理
工場への搬送も困難となる問題を有している。
【0004】すなわち、スロットル弁が開放状態に固定
された故障時には、エンジン出力が得られない状態では
なく、エンジンの過回転状態もしくは車両の暴走が発生
する可能性の点からエンジン停止がより高い安全性を得
られることでエンジン運転を不能とする制御を行ってい
るものであり、特に故障状態のスロットル開度が比較的
低開度の場合には、発生出力も小さいことから、エンジ
ン停止を行わなければ交通の障害とならない場所への移
動もしくは修理工場への走行が可能であり、このような
故障状態についてまでエンジン停止制御を行うことは好
ましくない。
【0005】さらに、故障時のスロットル開度が大きく
ても、その出力を抑制するような制御を行えば、ある程
度の走行性が確保できる可能性があり、しかも、その状
態において通常の運転性と近似した制御が行えれば、よ
り良好な対処行動がとれるものである。
【0006】特に、V型エンジンなどのように多気筒エ
ンジンで、独立して吸入空気量の調整が可能な複数のス
ロットル駆動機構を備えているエンジンにおいては、一
部の気筒についてのスロットル弁が開放状態に固定され
て故障が発生しても、他の系統のスロットル弁について
は吸入空気量の制御が正常に行える場合もあり、このよ
うな故障発生時についてもある程度の走行性を確保する
ことが要望されるものである。
【0007】そこで本発明は上記事情に鑑み、アクセル
操作量に応じて電気的に吸入空気量を制御するについて
、スロットル弁が開放状態で固定される故障発生時につ
いても車両の暴走を伴うことなく通常の運転に近い走行
性を確保するようにしたエンジンの制御装置を提供する
ことを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明のエンジンの制御装置は、図1に基本構成を示す
ように、エンジンEの吸気系に介装したスロットル弁A
の開閉操作を行うスロットルモータを設け、その駆動で
スロットル開度を調整することによって吸入空気量を調
整する吸入空気量調整手段Bを備え、この吸入空気量調
整手段Bはアクセル操作との機械的連係が解除され、電
気的に駆動される。上記吸入空気量調整手段Bに対して
吸入空気量制御手段Cから制御信号が出力されてその駆
動が制御されるものであり、この吸入空気量制御手段C
はアクセル操作量を検出するアクセルセンサDの検出信
号に基づき、アクセル操作量に対応して吸入空気量を決
定しスロットル開度を制御する。また、上記吸入空気量
制御手段Cの制御に伴う吸入空気量の変動に応じて点火
時期、燃料供給量等のエンジン制御量の制御を行うエン
ジン制御手段Fを設け、エンジン出力の調整を行う。
【0009】一方、前記吸入空気量調整手段Bの作動不
良等の異常、もしくは、吸入空気量制御手段Cによる吸
入空気量制御で実スロットル開度が目標スロットル開度
に収束しない状態などの故障発生を検出判定するフェイ
ル検出手段Gを設け、このフェイル検出手段Gの検出信
号が故障時制御手段Hに出力される。そして、この故障
時制御手段Hは、スロットル弁Aが開放状態で固定され
た故障状態となった場合には、前記エンジン制御手段F
に信号を出力してエンジン制御量を間欠制御して、要求
に応じたエンジン出力制御を行う。この故障時制御手段
Hによるエンジン出力制御は、前記エンジン制御量を有
出力制御量と無出力制御量とに間欠的に制御する信号を
出力し、アクセル操作量に応じて要求負荷が高いほど無
出力制御量の比率を小さくし、スロットル弁開放故障の
発生状態においても点火時期等のエンジン制御量によっ
てエンジン出力をアクセル操作量に対応した所定の抑制
状態に制御して、エンジンの運転を行うものである。
【0010】また、並設した複数の吸気系統を有するエ
ンジンの場合での本発明制御装置の基本構成を図2に示
す。エンジンEは複数の気筒群Ea,Ebを有し、各気
筒群に対してそれぞれ吸気系が接続され、各吸気系にス
ロットル弁Aa,Abを備えた吸入空気量調整手段Ba
,Bbがそれぞれ介装され、各吸入空気量制御手段Ca
,CbによってアクセルセンサDの検出に基づくアクセ
ル操作量に応じた吸入空気量の制御が各気筒群で別途に
行われる。また、上記吸入空気量制御手段Ca,Cbの
制御による吸入空気量に応じて各気筒群に対する点火時
期、燃料供給量などのエンジン制御量を別個に制御する
エンジン制御手段Fが設置されている。
【0011】そして、上記吸入空気量調整手段Ba,B
bの故障発生状態を吸入空気量制御手段Ca,Cb等か
ら前記と同様に検出するフェイル検出手段Gを設け、こ
のフェイル検出手段Gはスロットル弁Aa,Abが開放
状態で固定した故障がいずれの吸気系で発生したかを検
出判定するものである。上記フェイル検出手段Gの検出
信号が故障時制御手段Hに出力され、故障発生時には故
障時制御手段Hから前記エンジン制御手段Fに対して信
号が出力され、故障発生気筒群に対するエンジン制御量
を無出力制御量に制御して、正常作動する気筒群に対す
る吸入空気量制御手段BaまたはBbによる制御でアク
セル操作量に対応したエンジン運転を行う。
【0012】また、上記故障時制御手段Hは、一部の気
筒群においてスロットル弁開放故障が発生した際には、
正常作動する気筒群に対する吸入空気量制御手段による
吸入空気量を増量補正して、全体としてのエンジン出力
をアクセル操作量に対応した所定値に維持する制御を行
ってもよい。
【0013】さらに、上記故障時制御手段Hは、一部の
気筒郡に対して故障が発生したときには、負荷変化量に
応じて、アクセル操作量が大きい状態では故障側のエン
ジン制御量を間欠制御し、アクセル操作量の低減に応じ
て故障側のエンジン制御量を無出力制御量にして正常な
吸入空気量制御手段の制御量を増量変更するように制御
してもよい。
【0014】なお、複数の吸気系統を有する場合に、全
部の気筒で故障が発生した場合、もしくは、一部の気筒
で故障が発生した場合に、それぞれの吸気系で図1に示
すような故障時制御手段によって、故障発生時に点火時
期等で間欠制御を行うようにしてもよい。
【0015】
【作用および効果】上記のようなエンジンの制御装置で
は、吸入空気量制御手段によって電気的に開閉操作を行
うスロットル弁が、開放状態に固定するような故障が発
生した場合には、この故障発生をフェイル検出手段で検
出すると、故障時制御手段によって故障が発生している
気筒に対する点火時期などのエンジン制御量を有出力制
御量と無出力制御量とに間欠的に制御し、その比率をア
クセル操作量に対応して制御し、アクセル操作量に応じ
たエンジン出力が得られるようにエンジン出力を抑制制
御することで、エンジンの過回転状態の発生もしくは車
両の暴走などの運転困難状態の発生を回避しつつ正常運
転時に近似したエンジン出力制御によって違和感の少な
い車両の走行を可能としている。
【0016】特に、複数の吸気系を備えた多気筒エンジ
ンでは、故障の発生状態を各気筒群で別個に検出判定し
、故障発生気筒群のエンジン制御量を無出力制御量に制
御することで運転性を確保することができる。
【0017】また、その際に、正常作動気筒群に対する
吸入空気量を増量補正して故障発生気筒群の無出力制御
状態によるエンジン出力の低下を補正するように制御す
ると、より正常状態に近似したアクセル操作量に対応し
たエンジン制御となって違和感のない走行が行える。さ
らに、故障発生気筒群についても間欠制御などによって
運転を行うと、高負荷状態においても要求出力が確保で
き、正常状態に近い走行が可能となる。
【0018】
【実施例】以下、図面に沿って本発明の実施例を説明す
る。図3に一実施例の制御装置を備えたV型エンジンの
全体構成を示す。
【0019】V型エンジン10は、所定の角度をもって
傾斜した左右のバンク10L,10R を備え、両側の
バンク10L,10R の各気筒11(気筒群)に吸気
を供給する吸気通路12は上流側からエアクリーナ14
、エアフローセンサ15を備え、下流側部分が左右バン
ク10L,10R で独立形成され、それぞれの吸気通
路12L,12R にはスロットル弁16L,16R 
が介装され、下流端には燃料を噴射供給するインジェク
タ17,17 がそれぞれ独立して配設されている。
【0020】上記両スロットル弁16L,16R には
、それぞれステッピングモータなどによるスロットルア
クチュエータ18L,18R が接続され、左右バンク
10L,10R で独立して開閉操作が行われる。この
スロットルアクチュエータ18L,18R にはコント
ローラ20から制御信号が出力されて、スロットル弁1
6L,16R を所定特性で開閉制御する。 また、各スロットル弁16L,16R には、その開度
を検出するスロットルセンサ19L,19R が配設さ
れ、コントローラ20に検出信号が入力される。また、
両バンク10L,10R の各気筒11に配設された点
火プラグ22には、同様にコントローラ20から点火信
号が出力されて左右バンク10L,10R で独立して
点火時期制御が行われる。
【0021】前記コントローラ20には、図4のブロッ
ク図にも示すように、エンジンの運転状態を検出するた
めに、左右スロットルセンサ19L,19R からのス
ロットル開度信号TVOL,TVOR のほか、回転セ
ンサ25からのエンジン回転数信号Ne、アクセルペダ
ル26の操作量を検出するアクセルセンサ27からのア
クセル開度信号ACP 、トランスミッション(図示せ
ず)のシフトポジションを検出するインヒビタスイッチ
28からのシフトポジション信号SSP 、ハンドルの
操作量を検出する舵角センサ29からの舵角信号SSA
 、車速を検出する車速センサ30からの車速信号VS
P 、などがそれぞれ入力される。また、スロットル弁
16L,16R の開閉機構の故障発生状態を検出する
ためにも、前記スロットルセンサ19L,19R から
の実スロットル開度信号が入力され、スロットルアクチ
ュエータ18L,18R に対する目標スロットル開度
との比較が行われる。
【0022】上記コントローラ20は、正常作動状態に
おいては、アクセル操作量、車速に対応して目標スロッ
トル開度を求め、吸入空気量の制御を行うと共に、この
吸入空気量(スロットル開度)とエンジン回転数等に対
応して燃料噴射量、点火時期を求め、これに基づいてイ
ンジェクタ17、点火プラグ22にそれぞれ制御信号を
出力して、燃料供給制御、点火時期制御を行うものであ
る。また、前記スロットル弁16L,16R の駆動系
の異常時すなわち駆動回路の過熱、過電流、断線、ショ
ート等が発生したとき、または、実スロットル開度が所
定時間以上経過しても目標スロットル開度に近接しない
場合などの故障発生時には、この故障発生がいずれのバ
ンクか両方のバンク10L,10R で発生しているか
を検出判定し、この故障状況に応じて、故障の発生して
いるバンクの点火を無効(無出力制御量)として他方の
正常バンクのみで運転(有出力制御量)を行うか、両バ
ンク10L,10R で故障が発生している場合には、
点火時期の遅角もしくは後述の間引制御でエンジン出力
を制御してアクセル操作量に対応した運転制御を実行す
るものである。また、片方のバンクの故障発生時には、
他方のバンクでの運転によって停止バンクでの出力分を
カバーするように吸入空気量の増量補正を行う。
【0023】上記間引制御は、吸気行程数に対して部分
的に点火を無効とするもので、その間引比率を変更する
ことでスロットル開放状態でのエンジン出力を制御する
ものである。
【0024】図4の前記コントローラ20によるスロッ
トル制御の機能ブロック図において、このコントローラ
20のスロットル制御部31に対して、前述のようにア
クセル開度ACP 、左右スロットル開度TVOL,T
VOR 、シフトポジションSSP 、車速VSP 、
ハンドル舵角SSA がそれぞれ入力され、出力信号と
して左右のスロットルアクチュエータ18L,18R 
に対する駆動信号、故障時のエンジン出力低下用の点火
時期制御信号としてのエンジン制御指令電圧が点火時期
制御ユニット32に出力される。
【0025】上記スロットル制御部31は、入力インタ
ーフェース回路部33、スロットル開度演算部34、ス
ロットルアクチュエータ駆動回路部35、スロットル故
障診断部36、エンジン出力低下演算部37、エンジン
出力低下出力部38を備え、以下にそれぞれの機能を説
明する。
【0026】入力インターフェース回路部33は、入力
信号の波形整形回路を有すると共に、コントローラおよ
びセンサの保護回路が含まれる。スロットル開度演算部
34は、アクセル信号AP、車速信号VSおよびシフト
ポジョン信号SPに基づき、目標スロットル開度TVO
 を算出し、さらに、スロットル系故障時にはスロット
ル故障診断部36からのスロットル補正量を加えて最終
目標スロットル開度を求め、左右独立にスロットルアク
チュエータ駆動回路部35へ送る。スロットルアクチュ
エータ駆動回路部35は、左右のスロットル弁用に独立
して目標スロットル開度と実スロットル開度とが一致す
るようにサーボ制御(フィードバック制御)を行う。ま
た、スロットル駆動系の異常(駆動回路の過熱、過電流
、断線、ショート等)が認められた場合は、スロットル
故障診断部36へスロットル異常信号FTV を出力す
る。
【0027】前記スロットル故障診断部36は、目標ス
ロットル開度と実スロットル開度との偏差、および上記
スロットル異常信号FTV から、スロットルの開放状
態で固定した故障の診断を行う。さらに、そのレベル(
どのスロットル弁が故障しているか、どの開度で故障し
ているか)を判定し、故障が認められた場合は、エンジ
ン出力低下演算部37へスロットル故障信号FFを出力
する。本実施例でのエンジン制御信号は故障位置と故障
開度の故障箇所識別情報を含んでいる。
【0028】エンジン出力低下演算部37は、上記故障
箇所識別情報に対応したエンジン出力低下信号と、ハン
ドル舵角SA、車速VS、シフトポジションSP、アク
セル信号APから適切なエンジン出力となるよう左右バ
ンク毎に演算したエンジン出力低下信号を送る。エンジ
ン出力低下出力部38は、上記エンジン出力低下信号を
D/A変換し、点火時期制御ユニット32に対し制御量
を指令信号として送る。
【0029】この点火時期の制御によるエンジン出力の
低下指令は、図5に示すように、指令電圧の大きさに応
じて、点火時期のリタードによる軽度の出力低下から、
点火回数の間引きによる点火間欠量の増大による重度の
出力低下を指令するものであり、点火間欠量が 100
%となるとエンジン出力停止状態であり、この図5の特
性が点火時期制御ユニット32にも制御マップとして記
憶され、指令電圧(アナログ電圧)に応じて出力低下程
度の制御を行う。
【0030】次に、前記コントローラ20によるスロッ
トル制御、故障診断、出力低下制御等の処理を図6ない
し図11のフローチャートに基づいて説明する。図6は
メインルーチンであり、制御スタート後、ステップS1
で図7に示すサブルーチンによって入力信号の処理を行
い、ステップS2で図8に示すサブルーチンによって目
標スロットル開度を演算し、ステップS3で図9に示す
サブルーチンによってスロットル故障診断を行い、ステ
ップS4で図10、図11に示すサブルーチンによって
エンジン出力低下率の演算を行うものである。
【0031】まず、図7の入力信号処理サブルーチンで
は、ステップS11でアクセル開度ACP 、左右のス
ロットル開度TVOL,TVOR のアナログ信号をA
P,TVL,TVRにデジタル変換し、ステップS12
では、車速パルスVSP から車速VSを求め、舵角パ
ルスSSA からハンドル舵角SAを演算し、また、シ
フトポジョンパルスSSP の論理からシフト位置SP
を演算するように各パルス信号の処理を行う。
【0032】図8の目標スロットル開度演算サブルーチ
ンでは、まず、アクセル開度APと車速VSをもとにマ
ップより基本スロットル開度TVO を算出し(S21
)、ステップS22でシフト位置SPに対応して求めた
補正係数KSで補正すると共に、ステップS23で左ス
ロットル弁16L の故障時に基本スロットル開度TV
O に補正量CLを加算して右スロットル開度TVOR
を増量補正し、この信号TVORをスロットルアクチュ
エータ駆動回路部35へ出力する(S24)一方、ステ
ップS25で右スロットル弁16R の故障時に基本ス
ロットル開度TVO に補正量CRを加算して左スロッ
トル開度TVOLを増量補正し、この信号TVOLをス
ロットルアクチュエータ駆動回路部35へ出力する(S
26)。
【0033】また、図9のスロットル故障診断サブルー
チンでは、前記スロットルアクチュエータ駆動回路部3
5からのスロットル異常信号FTV に基づき、ステッ
プS31でスロットル駆動系が正常か否かを判定し、正
常時(YES)には後述のフェイルフラグFFをクリア
し(S32)、異常時(NO)には異常発生が右バンク
10R か否かを判定し、右バンク故障(FTV の第
6ビットが1)の場合にはフェイルフラグFFの第6ビ
ットを1にセットし(S34)、左バンク故障(FTV
 の第5ビットが1)の場合にはフェイルフラグFFの
第5ビットを1にセットする(S35)。
【0034】続いて、ステップS36およびS37で目
標スロットル開度TVO と右側および左側の実スロッ
トル開度TVR,TVL との偏差ΔTVR,ΔTVL
 をそれぞれ演算し、ステップS38またはS42で上
記右側または左側の偏差ΔTVR,ΔTVL が一定値
KT以下か否かを判定し、この判定がYESで正常時に
はステップS39またはS43でフェイルフラグFFを
クリアする一方、S38またはS42の判定がNOで偏
差ΔTVR,ΔTVL が判定値KTより大きい場合に
は、ステップS40またはS44で偏差の大きい状態が
一定時間以上継続しているか否かを判定し、継続してい
る故障発生時にはステップS41またはS45でフェイ
ルフラグFFの第6ビット(右)または第5ビット(左
)を1にセットする。
【0035】上記故障発生に基づく図10のエンジン出
力低下率演算サブルーチンでは、ステップS51で前記
フェイルフラグFFから左右両方のバンク10L,10
R で故障が発生しているか否かを判定し、片方のみの
故障発生時にはステップS52で異常発生が右バンク(
第6ビット)か否かを判定する。右バンク故障の場合に
は、右バンク出力低下指令信号SDR として間欠量1
00%(図5参照)を出力して(S53)、右バンク1
0R の点火を無効として左バンク10L のみの運転
を行う。そして、ステップS54で左バンク10L に
対する吸気量の補正値CRの演算を行う。この演算は、
故障発生時にはエアフローセンサ15の信号による吸気
量は要求量に対応した値でないことから、左側スロット
ル弁16L の開度とエンジン回転数に対応した吸気量
をマップより演算し、これを2倍した吸気量を供給する
ためのスロットル開度の補正量CRをマップ(回転数−
吸入空気量)より演算する。
【0036】また、上記ステップS52のNO判定で左
バンク故障の場合には、左バンク出力低下指令信号SD
L として間欠量100%を出力して左バンク10L 
の点火を無効として右バンク10R のみの運転を行う
(S55)。そして、ステップS56で右バンク10R
に対する吸気量の補正値CLを演算を同様に行って、右
側スロットル弁16R の開度とエンジン回転数に対応
した吸気量をマップより演算し、これを2倍した吸気量
を供給するスロットル開度の補正量CLを演算する。
【0037】さらに、前記ステップS51のYES判定
で両バンク10L,10R で故障が発生している場合
には、吸入空気量制御が不能であり、ステップS57〜
S60で出力低下率SDW を演算して、点火時期制御
のみによってエンジン出力の制御を行うものである。こ
の演算は、まず、アクセル開度APより基本出力低下率
SDW をテーブルから算出し(S57)、このテーブ
ルではアクセル開度APが大きくなるほど低下率SDW
が小さくなる特性に設定されている。この基本出力低下
率SDW に対して舵角補正(S58)を行うもので、
舵角SAが大きいほど出力低下率SDW が大きくなる
ようにテーブルから補正率CSA を求めて補正する。 また、シフトポジション補正(S59)は、シフトポジ
ションSPが低速レンジの場合には出力低下率SDW 
が大きくなるようにテーブルから補正率CSP を求め
て補正する。さらに、車速補正(S60)は、車速VS
が低いほど出力低下率SDW が大きくなるようにテー
ブルから補正率CVSを求めて補正する。
【0038】続いて、図11のルーチンによって対応す
る点火出力信号を出力するものであり、ステップS61
ないしS65で出力低下率SDWの大きさを判定し、そ
の結果に基づき前記図5の特性(テーブル)に対応して
ステップS66〜S71で点火時期のリタード量RIG
 もしくは点火間欠制御量RIIGを算出し、ステップ
S72またはS73で上記リタード量RIG もしくは
点火間欠制御量RIIGをエンジン出力低下出力部38
に出力する。
【0039】上記のような処理により、片方のバンクの
スロットル駆動機構のフェイル時には、この故障バンク
の点火を無効として他方のバンクの吸気量を増量補正し
てアクセル操作量すなわち負荷に応じたエンジン制御を
行い、通常運転時に近い運転性を確保する。また。両バ
ンクのスロットル駆動機構のフェイル時には、負荷が大
きい状態では点火時期の遅角によってもしくは負荷の小
さい状態では点火の間引きによってスロットル開放状態
でのエンジン出力を低減制御して、ある程度のアクセル
操作量に対応したエンジン制御によって運転性を確保す
ることができるものである。
【0040】なお、前記実施例においては、片方のバン
クの吸入空気量制御に故障が発生するとこのバンクの気
筒出の点火信号をカットして出力を停止するように制御
しているが、この状態では片方のバンクの全開出力以上
の出力を得ることができないことから、アクセル開度が
大きく要求出力が片方のバンクによる出力より高い場合
には、前記両バンク故障時のような故障バンクでの点火
時期のリタードもしくは間引制御によって故障バンクの
運転を行って高い出力を得るようにしてもよい。さらに
、上記実施例ではV型エンジンの例について説明したが
、その他のエンジンについても同様に適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエンジンの制御装置の第1の構成を明
示するための基本構成図
【図2】本発明のエンジンの制御装置の第2の構成を明
示するための基本構成図
【図3】具体例を示す制御装置を備えたV型エンジンの
全体構成図
【図4】コントローラのスロットル制御部の機能ブロッ
ク図
【図5】エンジン出力の低下指令信号と点火制御との関
係を示す説明図
【図6】コントローラの処理を説明するためのメインル
ーチンのフローチャート図
【図7ないし図11】コントローラの処理を説明するた
めのサブルーチンのフローチャート図
【符号の説明】
E(Ea,Eb)     エンジン A(Aa,Ab)     スロットル弁B(Ba,B
b)     吸入空気量調整手段C(Ca,Cb) 
    吸入空気量制御手段D    アクセルセンサ F    エンジン制御手段 G    フェイル検出手段 H    故障時制御手段 10    V型エンジン 10L,10R     左右バンク 16L,16R     スロットル弁18L,18R
     スロットルアクチュエータ19L,19R 
    スロットルセンサ20    コントローラ 22    点火プラグ 26    アクセルペダル 27    アクセルセンサ 36    スロットル故障診断部 37    エンジン出力低下演算部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  アクセル操作量に応じて吸入空気量を
    制御する吸入空気量制御手段と、上記吸入空気量に応じ
    てエンジン出力の制御量を決定するエンジン制御手段と
    を備えたエンジンの制御装置において、前記吸入空気量
    制御手段の故障状態を検出するフェイル検出手段と、該
    フェイル検出手段の信号を受け、吸入空気量検出手段の
    故障発生時には前記エンジン制御手段に対して上記エン
    ジン制御量を有出力制御量と無出力制御量とに間欠的に
    制御する信号を出力し、アクセル操作量に応じて要求負
    荷が高いほど無出力制御量の比率を小さくする故障時制
    御手段とを備えたことを特徴とするエンジンの制御装置
  2. 【請求項2】  前記間欠制御するエンジン制御量は、
    点火時期であることを特徴とする請求項1記載のエンジ
    ンの制御装置。
  3. 【請求項3】  並設した複数の吸気系統を有し、各吸
    気系統でアクセル操作量に応じて吸入空気量を制御する
    複数の吸入空気量制御手段と、吸入空気量に応じて各吸
    気系統に対応する気筒のエンジン制御量を決定するエン
    ジン制御手段とを備えた多気筒エンジンの制御装置にお
    いて、いずれかの吸入空気量制御手段の故障状態を検出
    するフェイル検出手段と、故障状態の吸入空気量制御手
    段により吸入空気量を制御される気筒のエンジン制御量
    を無出力制御量とする故障時制御手段とを備えたことを
    特徴とするエンジンの制御装置。
  4. 【請求項4】  前記故障時制御手段は、いずれかの吸
    入空気量制御手段の故障発生状態では、正常作動してい
    る吸入空気量制御手段の制御量を増大補正することを特
    徴とする請求項3記載のエンジンの制御装置。
  5. 【請求項5】  前記故障時制御手段は、いずれかの吸
    入空気量制御手段の故障発生状態では、正常作動してい
    る吸入空気量制御手段による吸入空気量を故障状態の気
    筒の吸入空気量に応じて補正制御することを特徴とする
    請求項3記載のエンジンの制御装置。
  6. 【請求項6】  前記故障時制御手段は、故障発生時の
    負荷状態に応じ、アクセル操作量が大きい状態では故障
    側のエンジン制御量を間欠制御し、アクセル操作量の低
    減に応じて故障側のエンジン制御量を無出力制御量とす
    ると共に正常な吸入空気量制御手段の制御量を増量変更
    することを特徴とする請求項5記載のエンジンの制御装
    置。
JP14179091A 1991-06-13 1991-06-13 エンジンの制御装置 Pending JPH04365934A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14179091A JPH04365934A (ja) 1991-06-13 1991-06-13 エンジンの制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14179091A JPH04365934A (ja) 1991-06-13 1991-06-13 エンジンの制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04365934A true JPH04365934A (ja) 1992-12-17

Family

ID=15300214

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14179091A Pending JPH04365934A (ja) 1991-06-13 1991-06-13 エンジンの制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04365934A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5443558A (en) * 1993-05-21 1995-08-22 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Engine power regulator
JP2003065140A (ja) * 2001-08-29 2003-03-05 Yamaha Motor Co Ltd エンジン制御装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5443558A (en) * 1993-05-21 1995-08-22 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Engine power regulator
JP2003065140A (ja) * 2001-08-29 2003-03-05 Yamaha Motor Co Ltd エンジン制御装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6964260B2 (en) Electronic engine control device
US6615804B2 (en) Method and apparatus for deactivating and reactivating cylinders for an engine with displacement on demand
US7121258B2 (en) Electronic throttle control device
JP4235376B2 (ja) 内燃機関におけるフェールセーフ処理装置
US6285946B1 (en) Method and device for controlling a drive unit of a vehicle
US20030183194A1 (en) Fail-safe device for electronic throttle control system
KR20010015681A (ko) 내연기관의 과급압 제어 장치
JP2727534B2 (ja) 内燃エンジンの排気還流制御方法
US9719431B2 (en) Avoidance of a safety fuel cut-off during partial engine operation
JP2518319B2 (ja) 車両用内燃機関のフェ―ルセ―フ装置
JPH04365934A (ja) エンジンの制御装置
JP4566476B2 (ja) 内燃機関の制御方法及び装置
JPH02176141A (ja) 内燃機関用制御装置
JP2986640B2 (ja) 車両用制御装置
US7789067B2 (en) Control method in the case of a fault in an internal combustion engine fitted with a servo-assisted butterfly valve
JP2007309263A (ja) 内燃機関の吸気制御装置
JP2005009365A (ja) 気筒休止制御装置
JP4020205B2 (ja) 内燃機関制御装置
JPS6013929A (ja) 気筒数制御エンジンの故障対策装置
JPS63134837A (ja) 内燃機関の制御装置
JP2969296B2 (ja) エンジンの制御装置
JP3294894B2 (ja) 車両の退避走行装置
JP3752709B2 (ja) 内燃機関のスロットル制御装置
JP3477857B2 (ja) 内燃機関のスロットル制御装置
JPH05209541A (ja) 自動車の内燃機関の電子制御システム