JPH04364318A - デジタル形距離リレー - Google Patents

デジタル形距離リレー

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JPH04364318A
JPH04364318A JP16396391A JP16396391A JPH04364318A JP H04364318 A JPH04364318 A JP H04364318A JP 16396391 A JP16396391 A JP 16396391A JP 16396391 A JP16396391 A JP 16396391A JP H04364318 A JPH04364318 A JP H04364318A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transmission line
phase
protection area
fault
zero
Prior art date
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Pending
Application number
JP16396391A
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English (en)
Inventor
Shigeto Oda
重遠 尾田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電力用送電線の距離
リレー保護に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は例えば電気協同研究第41巻第4
号(昭和61年1月電気協同研究会発行)に示されたL
R数値演算形デジタル距離リレーのブロック図である。 図4において、1は保護の対象となる送電線、2は送電
線1に流れる電流をリレー入力として適当な電流に変換
する変成器(CT)、3は送電線電圧をリレー入力電圧
に変換する変圧器(PT)、4はCT2、PT3よりの
電流、電圧入力よりインピーダンスを演算して負荷又は
故障時のR,L値を求める演算部、5は演算部4で得ら
れたR,L値が保護領域内即ち故障であれば動作判定を
実行する判定部であり、動作時には、出力リレー6を駆
動してトリップ出力し、その故障を除去する。7が保護
領域を示し、8が通常の負荷変動域を示し、保護領域7
は負荷変動域8に入らないように設定される。距離リレ
ーは上記R,L演算部4と保護領域判定部5とで構成さ
れる。
【0003】次に動作について説明する。リアクタンス
L、抵抗Rより成る線路に故障が発生し、電流iが流れ
た時の電圧vは線路方程式として v=R・i+L・di/dt で表わされる(図5参照)。上記式を解くためにサンプ
リングt0 ,t1 及びt1 ,t2 間において積
分し、
【数1】
【数2】 を連立方程式として解くことによって、故障点までの正
相インピーダン(R,L)値を直接演算できる。R,L
演算部4ではこの演算を実行し、(R,L)値を算出す
る。保護領域判定部5では得られた(R,L)値を使っ
て保護領域7内かどうかを比較処理して判定する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のR,L数値演算
形デジタル距離リレーは以上のように構成されているの
で、保護領域でR軸上の設定値R0 は最大負荷を考慮
してその負荷に対して十分祐度をもって小さな設定とす
る必要があり、そのために抵抗故障(抵抗を有する故障
)の場合、故障点がR軸上に故障抵抗分だけ大きくなり
、負荷領域8にまで侵入する故障が発生すると、保護領
域7を逸脱し、リレーが動作できないという問題点があ
った。
【0005】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、負荷領域に入るような抵抗地
絡故障においてもリレーを保護できるデジタル形距離リ
レーを得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この第1の発明に係るデ
ジタル形距離リレーは、送電線の電流、電圧情報に基づ
いて送電線のインピーダンスを演算し、その演算値に従
い送電線の故障点が、設定された送電線保護領域にある
かを判定し動作出力を出すデジタル形距離リレーにおい
て、上記送電線の故障相を判定する故障相判定部と、零
相電流出部と、零相電流検出結果による地絡故障判定時
に、地絡故障相のみ上記設定された送電線保護領域を拡
大する保護領域拡大手段を設けたものである。
【0007】また、この第2の発明に係るデジタル形距
離リレーは、送電線の電流、電圧情報に基づいて送電線
のインピーダンスを演算し、その演算値に従い送電線の
故障点が、設定された送電線保護領域にあるかを判定し
動作出力を出すデジタル形距離リレーにおいて、上記送
電線に流れる負荷電流値に合わせて複数の送電線保護領
域を設定した保護領域設定部と、各相毎に過負荷電流を
判定する過電流判定部、零相電流検出部と、零相電流に
よって判定される所定相の地絡故障前の過負荷電流値に
応じて、故障相のみ保護領域、設定部に対し保護領域を
変化させる保護領域選択手段を設けたものである。
【0008】
【作用】この第1の発明によれば、地絡故障時には故障
相に該当する送電線保護領域を保護領域拡大手段によっ
て拡大し、負荷領域に入るような地絡故障からリレーを
保護するものである。
【0009】また、この第2の発明によれば、負荷電流
の大きさによって領域が異なる複数の保護領域を保護領
域設定部にて設定し、地絡故障前の負荷電流値に応じて
故障相の保護領域を変化させることで負荷電流を加味し
て高精度にリレーを保護できる。
【0010】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1において、9はR軸上の設定値がR1 (R
1 >R0 ,R0 …従来の保護領域におけるR軸設
定値)を持つ保護領域で、従来の保護領域を含む。10
は故障相判定部であり、11,12,13は各相の電流
実効値の急変(増分)検出を行う各相毎の過電流検出部
であり、故障相においてのみ出力する。14は各相電流
のベクトル和をとり零相電流検出を行う零相電流検出部
【0011】各過電流検出部11,12,13出力は急
変検出なので故障発生時にしか出力を生じないので、そ
れに続くOR,AND回路により零相電流検出部14の
出力が継続する期間だけ、即ち故障継続中は出力するよ
うに構成している。15,16,17は零相電流検出部
14出力を受け、故障相のみのR軸設定値をR0 より
R1 に変化させるR設定値変更部である。この出力を
受け判定部5において当該相の保護領域がR軸上のR1
 に広がり、保護領域9を得る。
【0012】図1の零相電流検出部14は、地絡故障判
定のために設けられたもので、通常の負荷状態では零相
電流は発生しないため、これが検出された場合は故障状
態となり、故障相の保護領域を負荷領域にまで広げるこ
とには問題はない。
【0013】実施例2.なお、上記実施例では故障相判
定部10を電流急変(増分)検出により構成したが、図
2の19で示すように各相のR値の急変(減小分)を検
出するR値急変部20〜22で構成してもよい。これは
、負荷状態に抵抗地絡故障が発生すると、R値がその抵
抗地絡故障に相当する抵抗値にまで変化するので、それ
を検出するものである。R値急変部20,21,22の
出力は故障発生時にのみ出力されるので、図1の10に
示すようにOR,AND回路で故障継続中出力させるよ
うにしてもよいが、図2では復帰タイマー回路23によ
りある一定時間だけ出力する構成とした。
【0014】実施例3.以上の実施例では、故障相判定
して故障相のみR軸設定値を広げるという手法を用いた
が、図3では、負荷電流が大きい時には小さい従来の保
護領域7で動作し、負荷電流が小さい時には大きい保護
領域9で動作する距離リレーを示している。24は大き
い保護領域による動作の条件を決める領域判定部であり
、25,26,27は各相の過電流判定部を示す。ここ
で保護領域9はこの過電流判定設定電流に相当する負荷
電流では動作しない領域である。各相過電流判定のOR
出力を動作タイマー28に入力し、その出力でもって零
相電流検出部14の出力を阻止し、保護領域出力9とA
NDをとってその出力による動作トリップの許容信号と
する。
【0015】即ち、地絡故障発生直前に各相の電流が小
さい時には少なくとも動作タイマー28のt1 時間は
上記許容信号は成立し、保護領域8によるトリップがで
きるが、地絡故障発生よりt1 時間前の電流が1相で
も大きければ、許容信号は成立せず、保護領域9による
動作は阻止され保護領域7による動作となる。本構成に
より通常は最大負荷より小さい負荷で運転される場合は
、大きい保護領域で保護できるようになる。
【0016】実施例4.以上の実施例では地絡故障検出
に零相過電流検出回路を用いたが零相過電圧検出要素で
もよい。
【0017】
【発明の効果】以上のように、この第1の発明によれば
、保護領域を地絡故障時故障相についてのみR軸上に広
がるように構成したので、抵抗地絡故障時においても高
感度に保護できる。
【0018】また、この第2の発明によれば、R軸方向
に複数の保護領域を有し、地絡故障前の負荷電流に応じ
て保護領域を変化させる構成としたので、負荷電流に応
じた適正な保護領域が与えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例におけるデジタル形距離リ
レーの構成図である。
【図2】この発明の他の実施例における故障相判定部の
構成図である。
【図3】この発明の他の実施例におけるデジタル形距離
リレーの構成図である。
【図4】従来のLR演算形デジタル距離リレーの構成図
である。
【図5】LR演算説明図である。
【符号の説明】
1      送電線 4      R,L演算部 5      保護領域判定部 6      出力リレー 7      従来の保護領域 9      大きい保護領域 10    故障相判定部 14    零相電流検出部 15    A相R値変更部 16    B相R値変更部 17    C相R値変更部 25    A相過電流検出部 26    B相過電流検出部 27    C相過電流検出部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  送電線の電流、電圧情報に基づいて送
    電線のインピーダンスを演算し、その演算値に従い送電
    線の故障点が、設定された送電線保護領域にあるかを判
    定し動作出力を出すデジタル形距離リレーにおいて、上
    記送電線の故障相を判定する故障相判定部と、零相電流
    出部と、零相電流検出結果による地絡故障判定時に、地
    絡故障相のみ上記設定された送電線保護領域を拡大する
    保護領域拡大手段とを備えたことを特徴とするデジタル
    形距離リレー。
  2. 【請求項2】  送電線の電流、電圧情報に基づいて送
    電線のインピーダンスを演算し、その演算値に従い送電
    線の故障点が、設定された送電線保護領域にあるかを判
    定し動作出力を出すデジタル形距離リレーにおいて、上
    記送電線に流れる負荷電流値に合わせて複数の送電線保
    護領域を設定した保護領域設定部と、各相毎に過負荷電
    流を判定する過電流判定部、零相電流検出部と、零相電
    流によって判定される所定相の地絡故障前の過負荷電流
    値に応じて、故障相のみ保護領域設定部に対し保護領域
    を変化させる保護領域選択手段とを備えたことを特徴と
    するデジタル形距離リレー。
JP16396391A 1991-06-07 1991-06-07 デジタル形距離リレー Pending JPH04364318A (ja)

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JP16396391A JPH04364318A (ja) 1991-06-07 1991-06-07 デジタル形距離リレー

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JPH04364318A true JPH04364318A (ja) 1992-12-16

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JP (1) JPH04364318A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012005292A (ja) * 2010-06-18 2012-01-05 Mitsubishi Electric Corp 距離継電器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012005292A (ja) * 2010-06-18 2012-01-05 Mitsubishi Electric Corp 距離継電器

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