JPH07106017B2 - 直流回路事故検出装置 - Google Patents

直流回路事故検出装置

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JPH07106017B2
JPH07106017B2 JP61131922A JP13192286A JPH07106017B2 JP H07106017 B2 JPH07106017 B2 JP H07106017B2 JP 61131922 A JP61131922 A JP 61131922A JP 13192286 A JP13192286 A JP 13192286A JP H07106017 B2 JPH07106017 B2 JP H07106017B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は直流電気鉄道のき電回路等の直流回路の事故
を検出する直流回路事故検出装置に関するものである。
〔従来の技術〕
第4図は例えば鉄道電化協会発行、電気鉄道VOL30、No.
6、第21頁に示された従来の直流回路事故検出装置の原
理図を示すブロツク接続図であり、図において、1は1
次回路、2は不飽和電流変成器、3は不飽和電流変成器
2の2次側に接続された積分回路、4は積分回路3の出
力側に接続された信号処理回路である。
次に動作について説明する。不飽和電流変成器2はこれ
に貫通させた1次回路1に電流が流れると、その2次側
に1次電流の微分値を出力して、1次電流の変化分をと
り出す。この電流変成器2により微分された電流は、こ
の電流変成器2の時定数よりも相当大きな時定数をもつ
積分回路3に入力されて積分され、一次電流の変化分に
相似した波形をとり出す。この相似波形の信号は信号処
理回路4に入力され、設定レベルよりも大きくなれば、
き電回路に事故があつたと判定する。ところで、直流電
気鉄道におけるき電回路では、短絡事故が発生した場
合、高速度しや断器による検出しや断が不能な小電流領
域の事故電流を検出するのみならず、電車運転電流など
の負荷電流で不要動作しないが、事故電流は確実に検出
する直流回路事故検出装置が必要である。また、直流回
路事故検出装置の整定値は、負荷による不要動作のない
範囲で出来る限り低くすることが望まれており、近年、
電車負荷が急増し、運転電流が増加しているため、小電
流領域の事故電流を検出する必要がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来の直流回路事故検出装置は、以上のように構成され
ているので、特殊な構造の不飽和電流変成器により一次
電流を微分したものを取り出し、積分回路3で相似波形
を作り出し、その信号を処理する必要があつた。そこ
で、信号処理回路4では一次電流そのものを利用でき
ず、このため事故電流を迅速かつ高速で検出することが
できず、保護性能の向上をはかる上で制約があるほか、
不飽和電流変成器2および積分回路3を必要とするた
め、装置が高価になるなどの問題があつた。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、検出感度の向上をはかるとともに、整定値を
従来よりも下げることができる直流回路事故検出装置を
得ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明に係る直流回路事故検出装置は、底電流設定部
により事故の可能性があると判断された場合、底電流に
対する直流電流の増加分を演算し、その増加分が第2の
設定値より大きくなった場合には事故が発生したものと
判断する一方、その増加分が第2の設定値より大きくな
る前にその底電流設定部が再度事故の可能性があると判
断して底電流を設定しなおした場合には、その底電流に
対する直流電流の増加分を演算して事故の発生を判断す
るようにしたものである。
〔作 用〕
この発明における直流回路事故検出装置は、底電流設定
部により事故の可能性があると判断された場合、底電流
に対する直流電流の増加分を演算し、その増加分が第2
の設定値より大きくなった場合には事故が発生したもの
と判断する一方、その増加分が第2の設定値より大きく
なる前にその底電流設定部が再度事故の可能性があると
判断して底電流を設定しなおした場合には、その底電流
に対する直流電流の増加分を演算して事故の発生を判断
する事故判断部を設けたことにより、正常時の負荷電流
と事故電流を明確に区別できるようになり、そのため事
故電流が小さくても事故を検出できるようになる。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例を図について説明する。第1
図において、21は直流回路である直流き電線路に入れた
通常の電流変成器22の1次回路、22は直流き電線を流れ
る1次回路電流を後述のマイクロプロセツサに入力する
ため、処理装置への入力信号に変換する電流変成器、23
は後述のマイクロプロセツサに上記入力信号を入力する
ための入力装置、24は底電流設定部と事故判断部から構
成されたマイクロプロセッサ(中央処理装置)であり、
当該底電流設定部は第3図のステップ51〜55及びステッ
プ58〜61の処理を行い、当該事故判断部は第3図のステ
ップ56,57,63の処理を行う。25はこの装置を制御する制
御プログラムデータを処理するための処理プログラムを
格納する記憶装置、26はデータを処理して事故電流と判
定した場合に、直流しや断器20に開放制御出力を出すた
めの出力装置である。
第2図は以下の動作を説明するために用いられる特性図
であり、これは縦軸に電流値、横軸に時間をとつた座標
上に、直流電鉄変電所のき電線電流を時間経過で示した
ものである。ここで、31はチヨツパ制御電車の運転電
流、32はカム制御電車の運転電流、33は事故電流であ
る。ΔIは電流iの微分値がプラス側に急変した時点か
らの電流の増分値を示しており、ΔIが整定値を越えて
いなければ事故でないと判定し、運転電流と事故電流を
識別しようとするものである。
次に、動作を第3図のフロー図に従つて説明する。ま
ず、システム全体を初期リセツトし(ステツプ50)、次
に、直流電流iの増分ΔIを演算するため、一定周期で
電流変成器22を介して直流電流iを実測値として読み込
む(ステップ51)。なお、この増分ΔIは電流iの微分
値がプラス側に変化した時点からの電流増分をいう。続
いて、増分ΔIの演算の条件となる電流iが0より大か
否か(i>0)を判定し(ステツプ52)、大であるとき
には、電流iの変化率di/dtを求める(ステツプ53)。
そして、この変化率di/dtがセット値1(第1の設定
値)を越えているか否かを判定し(ステツプ54)、越え
ていれば、底電流のセツトを行い(ステツプ55)、ここ
で電流iからセットされた底電流を差し引いて増分ΔI
の演算を行う(ステツプ56)。また、この増分ΔIが予
め定めたセット値2(第2の設定値)より大か否かを判
定し(ステツプ57)、大の場合には直流しや断器20に開
放指令を出し(ステツプ63)、続いて増分ΔIをリセツ
トして(ステツプ62)、再びステツプ51以下の動作を繰
り返す。
一方、ステツプ57で増分ΔIがセット値2より小かまた
は等しい場合には、直流電流iを読み込んで(ステツプ
58)、続いてその変化率di/dtを演算し(ステツプ5
9)、この変化率di/dtが0より大か否か(di/dt>0)
を判定する(ステツプ60)。この結果、大である場合に
は、さらに変化率di/dtがセット値1より大か否かを判
定し(ステツプ61)、大でない場合には、ステツプ56以
下の処理を繰り返し、大である場合には、増分ΔIをリ
セツトして(ステツプ62)、ステツプ51以下の処理を繰
り返す。
なお、上記実施例ではマイクロプロセツサを用いたもの
を示したが、デジタル処理あるいはアナログ処理できる
信号処理装置であつてもよく、上記実施例と同様の効果
を奏する。また、上記実施例では事故電流と運転電流を
識別するためΔI電流を検出する場合について説明した
が、他の用途の転用として故障点標定装置あるいは高抵
抗地絡検出装置への転用も可能である。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明によれば、底電流設定部により
事故の可能性があると判断された場合、底電流に対する
直流電流の増加分を演算し、その増加分が第2の設定値
より大きくなった場合には事故が発生したものと判断す
る一方、その増加分が第2の設定値より大きくなる前に
その底電流設定部が再度事故の可能性があると判断して
底電流を設定しなおした場合には、その底電流に対する
直流電流の増加分を演算して事故の発生を判断するよう
に構成したので、正常時の負荷電流と事故電流を明確に
区別できるようになり、その結果、事故電流が小さくて
も事故を検出でき、検出精度が向上する効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による直流回路事故検出装
置を示すブロツク接続図、第2図は直流回路事故検出装
置の動作を説明する特性図、第3図は同じく動作を説明
するフロー図、第4図は従来の直流回路事故検出装置の
ブロツク接続図である。 20は直流しや断器、21は1次回路、22は電流変成器、23
は入力装置、24はマイクロプロセツサ(中央処理装
置)、25は記憶装置、26は出力装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直流回路の直流電流を入力する入力装置
    と、上記入力装置により入力された直流電流の変化率を
    演算するとともに、その変化率がプラス側に変化し、か
    つ、その変化率が第1の設定値を越えた場合には事故の
    可能性があるものと判断し、当該変化率がプラス側に変
    化した時点の直流電流を底電流として設定する底電流設
    定部と、上記底電流設定部により事故の可能性があると
    判断された場合、上記底電流に対する上記直流回路にお
    ける直流電流の増加分を演算し、その増加分が第2の設
    定値より大きくなった場合には事故が発生したものと判
    断する一方、その増加分が第2の設定値より大きくなる
    前に上記底電流設定部が再度事故の可能性があると判断
    して底電流を設定しなおした場合には、その底電流に対
    する上記直流電流の増加分を演算して事故の発生を判断
    する事故判断部とを備えた直流回路事故検出装置。
JP61131922A 1986-06-09 1986-06-09 直流回路事故検出装置 Expired - Lifetime JPH07106017B2 (ja)

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JPS60229623A (ja) * 1984-04-25 1985-11-15 三菱電機株式会社 デイジタル保護継電装置

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