JPH0833102A - 電気車の制御装置及び架線接地検知方法 - Google Patents

電気車の制御装置及び架線接地検知方法

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JPH0833102A
JPH0833102A JP15974094A JP15974094A JPH0833102A JP H0833102 A JPH0833102 A JP H0833102A JP 15974094 A JP15974094 A JP 15974094A JP 15974094 A JP15974094 A JP 15974094A JP H0833102 A JPH0833102 A JP H0833102A
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JP
Japan
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voltage
filter capacitor
thyristor
output
voltage detector
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Masakazu Fukuda
雅一 福田
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 フィルタコンデンサ6には並列に過電圧抑制
抵抗器7とサイリスタ8からなる直列回路が接続されて
いる。サイリスタ8の両端には電圧検出器9aが接続さ
れ、フィルタコンデンサ6bの両端には電圧検出器14a
が接続されている。故障検知装置15は電圧検出器9aの
出力電圧値VCと電圧検出器14aの出力電圧値VT、及
び単位スイッチ3の開閉状態を示す状態信号SWを入力
し、架線接地の故障判断を行う。 【効果】 本発明によれば、架線接地による故障と架線
電圧の変動による入力過電圧状態とを確実に区別するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気車で発生した故障を
確実に検知する電気車の制御装置及び架線接地検知方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は電気車の制御装置の構成図であ
る。架線から集電器1により集電された直流電力は高速
度遮断器2、単位スイッチ3、フィルタリアクトル4を
介して分圧形のインバ―タ装置5へ供給される。フィル
タリアクトル4には並列にフィルタコンデンサ6が接続
され、フィルタリアクトル4、フィタコンデンサ6によ
りインバ―タ装置5へ供給される直流電力を平滑化して
いる。フィルタコンデンサ6はフィルタコンデンサ6a
とフィルタコンデンサ6bとが直列に接続されてなり、
架線から供給される直流電力の電圧値を2分圧してそれ
ぞれの電圧を分圧形のインバ―タ装置に供給する。フィ
ルタコンデンサ6には並列に過電圧抑制抵抗器7とサイ
リスタ8からなる直列回路が接続されている。架線電圧
の変動などによりインバ―タ装置5へ供給される直流電
力が過大になった場合には、図示しない制御装置により
サイリスタ8を点弧させて過大分の直流電力をサイリス
タ8と直列に接続された過電圧抑制抵抗器7で消費させ
る。サイリスタ8の両側には電圧検出器9aと電圧検出
器9aの出力電圧を調整するための抵抗器9bが接続さ
れ、この電圧検出器9aはフィルタコンデンサ6の端子
間電圧を検出する。又電圧検出器9aの出力よりサイリ
スタ8の点弧、消弧状態を監視し、誤動作などの故障を
検出している。
【0003】このような回路構成において、インバ―タ
装置5を構成する図示しない半導体素子が短絡したり、
フィルタコンデンサ6が短絡したりした場合、架線が接
地するという重大故障となり、インバ―タ装置5の運転
を停止させ高速度遮断器2、単位スイッチ3を開放させ
る必要がある。図6は架線接地などの重大故障を検知す
る故障検知装置の構成図である。
【0004】通常サイリスタ8が非導通状態のとき、電
圧検出器9aはほぼフィルタコンデンサ6の端子間電圧
VCを検出する。架線接地が発生すると電圧検出器9a
の検出値VCは除々に零へと変化する。この電圧検出器
9aの検出値VCはサンプリングホ―ルド回路10を介し
て減算器11に入力される。減算器11では電圧検出器9a
の検出値VCとサンプリングホ―ルド回路10で保持され
た検出値VC′の偏差ΔVCが演算される。つまり減算
器11では電圧検出器9aで検出された検出値VCの変化
量ΔVCが演算されることになる。比較器12は、この偏
差ΔVCと予め設定される所定変化量C1が入力され、
偏差ΔVCが所定変化量C1を越えた際に信号「1」を
タイマリレ―13に対して出力する。タイマリレ―13では
信号「1」が比較器12から出力される時間が予め設定さ
れる所定時間t1を越えた際に信号「1」を出力し、こ
れを故障信号として図示しない故障記録部に故障情報と
して記録したり、電磁接触器2や単位スイッチ3を開放
させ、インバ―タ装置5の運転を停止させるなどの保護
動作を行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように架線接
地などの重大故障を検知する際、フィルタコンデンサ6
の端子間電圧の低下を電圧検出器9aで監視して行って
いた。しかしながら架線電圧の変動などにより入力電圧
が過電圧となった際にサイリスタ8を点弧させると電圧
検出器9aの両端が短絡された形となるため、電圧検出
器9aの検出値VCが零となり上述した故障検知装置に
より架線接地を検出して保護動作が働いてしまうという
問題が生じていた。電圧検出器9aをサイリスタ8の両
端ではなくフィルタコンデンサ6の両端に設ければ上述
した問題は防げるが、サイリスタ8の誤点弧などの故障
検知が行えなくなるなどの別の不具合が生じてしまっ
た。
【0006】そこで本発明は上述した問題点を解決する
ためになされたもので、架線接地による故障と架線電圧
の変動による入力過電圧状態とを確実に区別することが
できる電気車の制御装置及び架線接地検知方法を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために請求項1に記載の発明は、架線から供給される直
流電力を交流電力に変換するインバ―タ装置と、このイ
ンバ―タ装置の入力端に並列に接続されたフィルタコン
デンサと、このフィルタコンデンサに並列に接続された
抵抗器とサイリスタからなる直列回路と、フィルタコン
デンサの両端電圧を検出する第1の電圧検出器と、サイ
リスタの両端電圧を検出する第2の電圧検出器と、第1
の電圧検出器又は第2の電圧検出器の出力電圧値の変化
量が、予め設定された所定変化量を越えるとともに、第
1の電圧検出器の出力電圧値と第2の電圧検出器の出力
電圧値との偏差が、予め設定された基準値以下になった
際に、架線の短絡故障信号を出力する故障検知装置とを
有してなる。
【0008】又請求項2に記載の発明のように、架線か
ら供給される直流電力の電流を遮断する単位スイッチ
と、単位スイッチが開放されたことをうけて短絡故障信
号をリセットする手段とを有してもよい。
【0009】更に請求項3に記載の発明は、架線から供
給される直流電力を交流電力に変換するインバ―タ装置
の入力端に並列に接続されたフィルタコンデンサの端子
間電圧と、フィルタコンデンサに並列に抵抗器を介して
接続されたサイリスタの両端電圧とを監視し、フィルタ
コンデンサの端子間電圧又はサイリスタの両端電圧の変
化量が予め設定された所定変化量を越えるとともに、フ
ィルタコンデンサの端子間電圧とサイリスタの両端電圧
の変化の割合がほぼ等しい際に、架線の短絡事故を検知
する架線接地検知方法である。
【0010】
【作用】上述した構成により請求項1又は請求項2に記
載の発明では、第1の電圧検出器と第2の電圧検出器の
出力電圧値は架線の短絡が発生した時に、フィルタコン
デンサの容量と抵抗器の抵抗値とにより定まる時定数に
ともなって零へと変化する。従って両者の出力電圧値の
偏差はほぼ零に等しいため、偏差が基準値以下の時に短
絡事故を検知することができる。なお入力過電圧時はサ
イリスタが導通するため、第2の電圧検出器の出力電圧
値は瞬時に零となり、第1の電圧検出器の出力電圧値と
に偏差が生じる。従ってこの偏差は基準値を越えるため
短絡事故との区別を行うことができる。
【0011】又請求項3に記載の発明では、フィルタコ
ンデンサの端子間電圧とサイリスタの両端電圧とを監視
し、架線接地事故時には、フィルタコンデンサの端子間
電圧とサイリスタの両端電圧の変化の割合が、フィルタ
コンデンサの容量と抵抗器の抵抗値とから定まる時定数
となるため、ほぼ等しくなる。したがってフィルタコン
デンサの端子間電圧とサイリスタの両端電圧の変化の割
合がほぼ等しい際に架線接地事故を検知する。なお入力
過電圧時はサイリスタが導通するため、サイリスタの両
端電圧は瞬時に零となるのに対して、フィルタコンデン
サの端子間電圧はフィルタコンデンサの容量と抵抗器の
抵抗値とから定まる時定数にしたがって減衰する。よっ
てフィルタコンデンサの端子間電圧とサイリスタの両端
電圧の変化の割合は等しくならず、架線接地事故との区
別を行なうことができる。
【0012】
【実施例】本発明の一実施例を図面を参照し詳細に説明
する。図1乃至図4は本発明の一実施例を説明するため
の図で、図1は本発明の一実施例を示す電気車の制御装
置の構成図、図2は図1に示される故障検知装置の構成
図、図3は架線接地時の波形図、図4は入力過電圧時の
波形図である。
【0013】架線から集電器1により集電された直流電
力は高速度遮断器2、単位スイッチ3、フィルタリアク
トル4を介して分圧形のインバ―タ装置5へ供給され
る。フィルタリアクトル4には並列にフィルタコンデン
サ6が接続され、フィルタリアクトル4、フィルタコン
デンサ6によりインバ―タ装置5へ供給される直流電力
を平滑化している。フィルタコンデンサ6はフィルタコ
ンデンサ6aとフィルタコンデンサ6bとが直列に接続
されてなり、架線から供給される直流電力の電圧値を2
分圧してそれぞれの電圧を分圧形のインバ―タ装置に供
給する。フィルタコンデンサ6には並列に過電圧抑制抵
抗器7とサイリスタ8からなる直列回路が接続されてい
る。サイリスタ8の両端には電圧検出器9aと電圧検出
器9aの出力電圧を調整するための抵抗器9bが接続さ
れ、この電圧検出器9aはフィルタコンデンサ6の端子
間電圧を検出し、その端子間電圧に応じて変換された電
圧値VCを出力する。また、フィルタコンデンサ6bの
両端には電圧検出器14aと電圧検出器14aの出力電圧を
調整するための抵抗器14bが接続され、フィルタコンデ
ンサ6bの端子間電圧を検出し、その端子間電圧に応じ
て変換された電圧値VTを出力する。故障検知装置15は
電圧検出器9aの出力電圧値VCと電圧検出器14aの出
力電圧値VT、及び単位スイッチ3の開閉状態を示す状
態信号SWを入力し、架線が短絡する架線接地の故障判
断を行う。
【0014】電圧検出器9aの出力電圧値VCと電圧検
出器14aの出力電圧値VTは減算器16に入力され、減算
器16はその偏差VCTを絶対値算出器17に出力する。絶
対値算出器17では偏差VCTの絶対値|VCT|を算出
し比較器18に出力する。比較器18はこの絶対値|VCT
|と基準値(ほぼ0)とを比較し、絶対値|VCT|が
基準値を越えた際にRSフリップフロップ回路19のS端
子に信号「1」を、絶対値|VCT|が基準値以下の際
に信号「0」を出力する。RSフリップフロップ回路19
にはS端子に上述した比較器18からの出力信号が入力さ
れ、R端子に単位スイッチ3の状態信号SWとして単位
スイッチ3が閉じている時には信号「1」が、単位スイ
ッチ3が開いている時には信号「0」が入力される。R
Sフリップフロップ回路19は信号「1」又は信号「0」
を表1に基づいて出力する。
【0015】
【表1】 そしてRSフリップフロップ回路19の出力は反転回路20
を介して論理積回路21に入力される。一方電圧検出器9
aの出力電圧値VCはサンプリングホ―ルド回路10を介
して減算器11に入力される。減算器11では出力電圧値V
Cとサンプリングホ―ルド回路10で保持された電圧値V
C′との偏差ΔVCが演算される。比較器12はこの偏差
ΔVCと予め設定される所定変化量C1とを入力とし、
偏差ΔVCが所定変化量C1を越えた際に信号「1」を
タイマリレ―13に対して出力する。タイマリレ―13では
信号「1」が比較器12から出力された時間から予め設定
される所定時間t1後に信号「1」を論理積回路21に出
力する。論理積回路21はタイマリレ―13、反転回路20の
出力が共に信号「1」の時に故障信号を出力し、図示し
ない故障記録部に故障情報として記録したり、電磁接触
器2や単位スイッチ3を開放させ、インバ―タ装置5の
運転を停止させるなどの保護動作が行われる。
【0016】インバ―タ装置5を構成する図示しない半
導体素子が短絡したり、フィルタコンデンサ6が短絡し
たりする架線接地故障が発生すると、図3(a)に示す
ように架線電圧が零となる。電圧検出器9aの出力電圧
値VCは図3(b)に示すように、過電圧抑制抵抗器7
の抵抗値Rとフィルタコンデンサ6の容量Cによる時定
数1/CRをもって零へと変化する。又、電圧検出器14
aの出力電圧値VTも図3(c)に示すように、過電圧
抑制抵抗器7の抵抗値Rとフィルタコンデンサ6の容量
Cによる時定数1/CRをもって零へと変化する。従っ
て故障検知装置15では、以下の通り架線接地の故障判断
を行う。電圧検出器9aの出力電圧値VCは減算器11に
入力され、架線接地前にサンプリングホ―ルド回路10に
保持された電圧値VC′との偏差ΔVCが演算される。
上述したように架線接地時には電圧検出器9aの出力電
圧値VCは時定数1/CRをもって零へと減少していく
ため、比較器12により比較される所定変化量C1を偏差
ΔVCは越えることになる。すると比較器12から信号
「1」が出力され所定時間t1後にタイマリレ―13から
信号「1」が論理積回路21に出力される。又減算器16は
電圧検出器9aの出力電圧値VCと電圧検出器14aの出
力電圧値VTとの偏差VCTを演算する。上述したよう
に架線接地時には電圧検出器14aの出力電圧値VTも時
定数1/CRをもって零へと減少していくため偏差VC
Tはほぼ零となる。従って絶対値算出器17から出力され
る絶対値|VCT|と基準値を比較器18で比較した場
合、絶対値|VCT|はほぼ零であるため基準値以下と
なり、比較器18からは信号「0」が出力される。単位ス
イッチ3は通常閉じているため状態信号SWとして信号
「1」がフリップフロップ回路19のR端子に、又比較器
18から出力される信号「0」がフリップフロップ回路19
のS端子に入力される。するとフリップフロップ回路19
の出力は表1に示すように信号「0」となり、反転回路
20を介して論理積回路21へ信号「1」が入力される。従
って論理積回路21の出力は信号「1」となり架線接地指
令として出力されることになる。
【0017】架線電圧の変動等により図4(a)に示す
ように架線電圧が上昇して入力電圧が過電圧となると、
図示しない制御装置によりサイリスタ8が点弧され、単
位スイッチ3が開放されて過電圧抑制抵抗器7により過
電圧が消費される。電圧検出器9aの出力電圧値VCは
図4(b)に示すようにサイリスタ8の点弧により電圧
検出器9aの両端が短絡されるため瞬時に零となる。一
方電圧検出器14aの出力電圧値VTは図4(c)に示す
ように、過電圧抑制抵抗器7の抵抗値Rとフィルタコン
デンサ6の容量Cによる時定数1/CRをもって零へと
変化する。従って入力過電圧の現象を故障検知装置15で
は以下の通り架線接地の故障と区別する。電圧検出器9
aの出力電圧値VCは減算器11に入力され、入力が過電
圧となる前にサンプルホ―ルド回路10に保持された電圧
値VC′との偏差ΔVCが演算される。上述のように入
力過電圧時には電圧検出器9aの出力電圧値VCは瞬時
に零となるため、比較器12により比較される所定変化量
C1を偏差ΔVCは越えることになる。すると比較器12
から信号「1」が出力され所定時間t1後にタイマリレ
―13から信号「1」が論理積回路21に出力される。又減
算器16は電圧検出器9aの出力電圧値VCと電圧検出器
14aの出力電圧値VTの偏差VCTを演算する。上述し
たように入力過電圧時には電圧検出器14aの出力電圧値
VTは時定数1/CRをもって零へと減少していくため
偏差VCTは零とはならない。従って絶対値算出器17か
ら出力される絶対値|VCT|と基準値とを比較器18で
比較した場合、絶対値|VCT|は基準値を越えるた
め、比較器18からは信号「1」が出力される。単位スイ
ッチ3は開放しているため状態信号SWとして信号
「0」がフリップフロップ回路19のR端子に、又比較器
18から出力される信号「1」がフリップフロップ回路19
のS端子に入力される。するとフリップフロップ回路19
の出力は表1に示すように信号「1」となり、反転回路
20を介して論理積回路21へ信号「0」が入力される。従
って論理積回路21の出力は信号「0」となり架線接地指
令は出力されないことになる。
【0018】このように架線接地による故障と架線電圧
の変動等による入力過電圧状態とを確実に区別すること
ができる。なおRSフリップフロップ回路19は、R端子
に単位スイッチ3の状態信号を入れることで、単位スイ
ッチ3が開放した時点で比較器18の出力をリセットする
役目をしている。RSフリップフロップ回路19を設けず
に比較器18の出力信号を反転回路20を介して論理積回路
21に直接入力しても同様の効果が得られる。論理積回路
21のタイマリレ―13からの入力信号については、電圧検
出器9aの出力電圧値VCを基に生成されるが、電圧検
出器14aの出力電圧値VTを使ってもよい。
【0019】又分圧形のインバ―タ装置5としては、フ
ィルタコンデンサ6a,6bによって各々分圧された直
流電力を各々3相交流電力に変換してトランスにより合
成変圧して負荷に供給するものや、中性点クランプ方式
のインバ―タ装置5であってもよい。中性点クランプ方
式のインバ―タ装置5の場合、フィルタコンデンサ6の
両端を中性点クランプ方式のインバ―タ装置5の+側と
接地側とに並列に接続し、中性点クランプ方式のインバ
―タ装置5の中性点とフィルタコンデンサ6a,6bと
の接続点とが接続されることになる。
【0020】又、本実施例では、架線接地による故障を
区別する対象として架線電圧の変動等による入力過電圧
状態を例に挙げたが、インバ―タ装置5の負荷が短絡し
てフィルタコンデンサ6に充電された電荷をサイリスタ
8を導通させることによって放電させ保護させる場合に
おいても、その故障情報を架線接地による故障情報とは
区別することができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、架
線接地による故障と架線電圧の変動による入力過電圧状
態とを確実に区別することができる電気車の制御装置及
び架線接地検知方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す電気車の制御装置の構
成図である。
【図2】図1に示される故障検知装置の構成図である。
【図3】架線接地時の波形図である。
【図4】入力過電圧時の波形図である。
【図5】従来の電気車の制御装置の構成図である。
【図6】従来の故障検知装置の構成図である。
【符号の説明】
3 単位スイッチ 5 インバ―タ装置 6a,6b フィルタコンデンサ 7 過電圧抑制抵抗器 8 サイリスタ 9a,14a 電圧検出器 15 故障検知装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 架線から供給される直流電力を交流電力
    に変換するインバ―タ装置と、 このインバ―タ装置の入力端に並列に接続されたフィル
    タコンデンサと、 このフィルタコンデンサに並列に接続され、抵抗器とサ
    イリスタからなる直列回路と、 前記フィルタコンデンサの両端電圧を検出する第1の電
    圧検出器と、 前記サイリスタの両端電圧を検出する第2の電圧検出器
    と、 前記第1の電圧検出器又は前記第2の電圧検出器の出力
    電圧値の変化量が、予め設定された所定変化量を越える
    とともに、前記第1の電圧検出器の出力電圧値と前記第
    2の電圧検出器の出力電圧値との偏差が、予め設定され
    た基準値以下になった際に、前記架線の短絡故障信号を
    出力する故障検知装置とを有する電気車の制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電気車の制御装置におい
    て、 前記架線から供給される直流電力の電流を遮断する単位
    スイッチと、 前記単位スイッチが開放したことをうけて前記短絡故障
    信号をリセットする手段とを有する電気車の制御装置。
  3. 【請求項3】 架線から供給される直流電力を交流電力
    に変換するインバ―タ装置の入力端に並列に接続された
    フィルタコンデンサの両端電圧と、前記フィルタコンデ
    ンサに並列に抵抗器を介して接続されたサイリスタの両
    端電圧とを監視し、 前記フィルタコンデンサの両端電圧又は前記サイリスタ
    の両端電圧の変化量が、予め設定された所定変化量を越
    えるとともに、前記フィルタコンデンサの両端電圧と前
    記サイリスタの両端電圧の変化の割合がほぼ等しい際
    に、前記架線の短絡故障を検知する架線接地検知方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014082907A (ja) * 2012-10-18 2014-05-08 Toshiba Corp 電気車制御装置
JP2015122908A (ja) * 2013-12-24 2015-07-02 株式会社東芝 車両用制御装置
CN106786431A (zh) * 2016-11-28 2017-05-31 株洲中车时代电气股份有限公司 一种用于地铁列车中防止过电压的预控制方法及装置

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