JPH0436412Y2 - - Google Patents

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JPH0436412Y2
JPH0436412Y2 JP1986198378U JP19837886U JPH0436412Y2 JP H0436412 Y2 JPH0436412 Y2 JP H0436412Y2 JP 1986198378 U JP1986198378 U JP 1986198378U JP 19837886 U JP19837886 U JP 19837886U JP H0436412 Y2 JPH0436412 Y2 JP H0436412Y2
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level gauge
guide sleeve
seal
mounting
attached
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、オイル容器内のオイルの液面の位置
又は液量を計測するレベルゲージの取付構造に関
するものである。
〔従来技術〕
例えば、自動車等では、オイルパン等に収容し
たオイルの液面の位置又は液量を計測する必要が
生じる。このようなオイルの液面の位置又は液量
を計測するためのレベルゲージの取付構造として
は、第5図に示すようなものが知られている。
第5図において、1はオイルパン等のオイル容
器に取り付けられる円筒状のガイドスリーブであ
り、このガイドスリーブ1に挿入するレベルゲー
ジ20のゴム部材等で形成したストツパーを兼ね
るキヤツプ3には、断面が鋸歯状のシール部4を
一体的に設けて、ガイドスリーブ1の内周に密接
してオイルの逆流を防止するようにし、常時レベ
ルゲージを液体容器に装着するようにし、しかも
自動車の揺れによつて装着部からの内容物の洩れ
出しを防止する構成としている。なお、図中5
は、図示しない把手の柄である。
周知のとおり、ゲージ本体2の下側には、図示
しない凹凸面としてオイル等液体を保持し易くし
た検知部が設けられており、検知部に付着したオ
イルの上端を視認することにより、オイル容器内
のオイルの液面の位置又は液量を計測することが
できる。
第6図は他の従来例を示した部分断面図であ
る。即ち、図において、シール部4の外周にO−
リング6を装着し、該O−リング6をガイドスリ
ーブ1の内周に密着させ、又、第7図に示す従来
例ではガイドスリーブ1の外周をシールしたもの
であり、弾性材から成る外周シール4をキヤツプ
3内周面に固着し、外周シール4をガイドスリー
ブ1の外周面に密接させてそれぞれオイルの逆流
を防止するものである。
第8図に示す従来例は、第6図の変形例であ
り、ゲージ本体2を別部材で形成している。この
ゲージ本体2の組み付けは、キヤツプ3及びシー
ル部4を貫通して柄5の先端に設けたネジ部11
にナツト12を螺合させて締め付けることにより
取り付ける。又このときゴム等の弾性部材で形成
したシール部4でシールする。
特に、このようなシール手段を図のようなガイ
ドスリーブ、即ちエンジン本体にガイドスリーブ
を設けるのではなく、オイルパンから液面計測用
の連通管を引き出し、これにガイドスリーブを設
けたものに適用すると、スリーブ内の空気をシー
ル部で閉じ込めてから押し下げるストロークが長
くなるので、液面を押し下げる、いわゆるピスト
ン作用が働き計測値に誤差を生ずるという問題が
ある。
しかしながら、これら従来のレベルゲージで
は、以下のような問題点があつた。
即ち、第5図及び第8図に示した従来例のシー
ル部4は、複数の部分でシールする構成のもので
あり、高いシール効果が得られるが、長期間の使
用等によりシール部4が摩耗してシール効果が低
下し、オイル容器内のオイルが外部ににじみ出し
たり、自動車の振動又は衝撃等によりキヤツプ3
がガイドスリーブ1から外れる場合があつた。
その点第6図に示した従来例では、1個のO−
リング6を設けただけであるので、上記ピストン
作用を回避できるが、第5図と同様にO−リング
6が損耗すると、オイル容器内のオイルがにじみ
出し、振動又は衝撃等によりキヤツプ3がガイド
スリーブ1から外れる等の欠点が改善されない。
第7図に示した従来例は、更にピストン作用を
なくすことができるが、ガイドスリーブ1の内側
には、何らシール処理がなされていないことか
ら、ガイドスリーブ1の外にあるシール部4まで
オイルが比較的容易に流出してしまうので、キヤ
ツプ3をガイドスリーブ1から抜き出したときに
オイルが外部に流出するという欠点が加わり好ま
しくない。
〔考案の目的〕
本考案は、上記問題点に鑑みなされたもので、
前記ピストン作用を生じることなく、レベルゲー
ジのガイドスリーブに対するシール性能を高め、
かつ衝撃や振動等によりガイドスリーブからのレ
ベルゲージの外れを確実に防止することができる
レベルゲージの取付構造を提供することを目的と
する。
〔考案の構成〕
本考案は上記目的を達成するため、円筒状のガ
イドスリーブ内に、棒状のゲージ本体に沿つて装
着された円柱状の胴部を有するレベルゲージを着
脱自在に取付可能なレベルゲージの取付構造であ
つて、前記ガイドスリーブの上端部に設けられた
装着孔部の内周部に、弾性体からなる筒状のシー
ル部を一体的に設け、このシール部は、前記装着
孔部の内周面と固着された上部の取付け部と、内
側に突出して前記レベルゲージの胴部のシール面
と当接可能な下部のリツプ部とから構成され、こ
のリツプ部の外周部に形成された溝に、該リツプ
部を前記胴部のシール面に付勢するスプリングを
装着し、前記レベルゲージの胴部に、前記シール
部の取付け部内周面と当接するOリングを設けた
ことを要旨とするものである。
〔実施例〕
第1図は本考案の第1実施例を示した要部断面
図である。なお、第5図〜第8図と同様の部材に
は同じ番号を付し説明を省略した。
第1図において、従来と同じ径のガイドスリー
ブ1の上端部に円筒状の装着孔部21を設け、本
実施例に係わるシール部4の装着を容易にしてい
る。他方、レベルゲージ20は、シール面22を
有する胴部24を設けている。
本実施例のシール部4は、ゴム等の弾性材から
成る円筒状の取付け部23と、内面が先細り状に
細くなつたリツプ25を有するリツプ部25′と、
外周にスプリング26を嵌める溝27とを設け一
体成形したものから成り、前記取付け部23の部
分を装着孔部21に固着させ、前記溝27にリン
グ状スプリング26を嵌合したものである。この
ようにしてリツプ25をシール面22に押圧す
る。
このように構成することにより、シール部4に
1個のリツプ25を設けることによつて強力に胴
部24のシール面22に圧接してすぐれたシール
性を発揮するので、装着孔部21にレベルゲージ
0を挿入する際の挿入距離を短くすることがで
きる。したがつて、いわゆるピストン作用を生じ
ることがなく、液量が動揺しないので正確に計測
できる。また、レベルゲージ20をガイドスリー
ブ1から引き抜く際に、シール部4のリツプ25
がレベルゲージ20の胴部24のシール面22に
当接した状態で引き抜かれるため、シール面22
に付着したオイル等をガイドスリーブ1内に掻き
落とすことができる。
第2図は本考案の第2実施例を示した要部断面
図である。第2実施例は、スリーブ1の内側を2
重にシールするとともに、スリーブ1の装着孔部
21の外側にもシール処理を施したものである。
本第2実施例のシール部4の取付け部23とリツ
プ25との間には、筒状、且つ装着孔部21内壁
面に接触しない緩衝部30を設けたものである。
このように構成することによつて胴部24と装着
孔部21との相対位置が多少ずれても容易にリツ
プ25が追従することができる。リツプ部25′
とキヤツプ3との間の胴部24には“O”リング
31を装着してシール効果を高めると共に、キヤ
ツプ3と装着孔部21との間に外周シール部32
を装着して外部からのゴミ等の侵入を防止するよ
うに構成している。
第3図に示す第3実施例は、リング状スプリン
グ26が拡開してリツプ25を押圧するものであ
り、図に示すようにシール部4は、胴部24に固
着し、リツプ25がシール面22、即ち装着孔部
21の内面に接してシールするものである。本第
3実施例では、シール部4の外にガイドスリーブ
1の上端内面にゴム等の弾性部材から成り、取付
け部23と密着するリング状の当接部35を固着
してオイルの洩れ出しをより有効に防止してい
る。又、第2図と同様にキヤツプ3と装着孔部2
1との間には外周シール部32を装着して外部か
らのゴミ等の侵入を防止している。
第4図に示す側面図は、前記各実施例の応用に
関するものであつて、キヤツプ3はガイドスリー
ブ1を深く覆うようにスカート3′を長く作り、
ここに回し止め用の係止溝36を設け、これにガ
イドスリーブ1(装着孔部21を設けたものでは
その部分)に立てた係止ピン37と係合させて、
不使用時の固定を確実にしたものである。かかる
係止手段は他の各種の手段、例えばねじ込み等を
適宜使用することができる。
以上説明したレベルゲージは、従来の使用方法
と全く同じである。即ち、一旦ガイドスリーブ1
からレベルゲージ20を取り出し、図示されてい
ない検知部に付着するオイル等の液体を拭き取つ
た後、キヤツプを再度装着して検知部に改めて液
を付着させて液面位置を視認するものである。そ
して、使用しないときは、装着孔を形成する装着
孔部21に装着したままとして、該孔を閉止する
部材として使用する際に、リツプ25がシール面
22に当接した段階で高いシール性能を発揮する
ので、ガイドスリーブ1内の液面上に閉じ込めら
れる空気の圧縮量が小さいので、液面測定を正確
に行なうことができる。しかしながら、本考案
は、シール性能が高いので、解放容器のレベルゲ
ージにも有利に適用することができる。
尚、前述の実施例は、自動車に搭載したオイル
パン等に使用される場合を例にとつて説明した
が、本考案のレベルゲージはこれに限定されるこ
となく、工作機械等その他のオイルを収容する
種々の液体容器や揮発性の液体を有する容器にも
適用することができる。
〔考案の効果〕
本考案上述したように、円筒状のガイドスリー
ブ内に、棒状のゲージ本体に沿つて装着された円
柱状の胴部を有するレベルゲージを着脱自在に取
付可能なレベルゲージの取付構造であつて、前記
ガイドスリーブの上端部に設けられた装着孔部の
内周部に、弾性体からなる筒状のシール部を一体
的に設け、このシール部は、前記装着孔部の内周
面と固着された上部の取付け部と、内側に突出し
て前記レベルゲージの胴部のシール面と当接可能
な下部のリツプ部とから構成され、このリツプ部
の外周部に形成された溝に、該リツプ部を前記胴
部のシール面に付勢するスプリングを装着し、前
記レベルゲージの胴部に、前記シール部の取付け
部内周面と当接するOリングを設けたので、以下
のような優れた効果を奏するものである。
(a) 装着孔部に設けられたシール部のリツプ部
が、スプリングにより付勢されて、レベルゲー
ジの胴部のシール面と当接すると共に、レベル
ゲージの胴部に設けられたOリングが、シール
部の取付け部内周面と当接する2重シール構造
としたので、レベルゲージのガイドスリーブに
対するシール性能を著しく高くすることができ
ると共に、振動や衝撃等によるレベルゲージの
外れを確実に防止することができ、オイル等が
外部ににじみ出すのを有効に防止することがで
きる。特に、走行中にオイルパン内の圧力が高
まるトラツクやバス等の大型自動車にあつて
は、極めて有効である。
(b) 液体容器に連通した液面計測用のパイプを設
け、これにレベルゲージを挿入するガイドスリ
ーブを設けたタイプのものに適用するときは、
レベルゲージの胴部の挿入距離を短くすること
ができるので、空気を封入して液面を押し下げ
る、所謂ピストン作用を生じないので、液面又
は液量を正確に計測することができる。
(c) シール部のリツプ部がレベルゲージの胴部に
設けられたOリングよりも下方に設けられ、そ
のリツプ部を、スプリングにより付勢されて、
レベルゲージの胴部のシール面と当接した状態
で引き抜くことができるため、レベルゲージの
胴部のシール面に付着したオイル等をガイドス
リーブ内に掻き落とすことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図はそれぞれ別の実施例を示した
部分断面図、第4図は第1図〜第3図に示す応用
例を示した側面図、第5図〜第8図はそれぞれ従
来例を示した部分断面図である。 1……ガイドスリーブ、20……レベルゲージ、
2……ゲージ本体、4……シール部、21……装
着孔部、22……シール面、23……取付け部、
24……胴部、25……リツプ、25′……リツ
プ部、26……スプリング、27……溝、31…
…Oリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 円筒状のガイドスリーブ内に、棒状のゲージ本
    体に沿つて装着された円柱状の胴部を有するレベ
    ルゲージを着脱自在に取付可能なレベルゲージの
    取付構造であつて、前記ガイドスリーブの上端部
    に設けられた装着孔部の内周部に、弾性体からな
    る筒状のシール部を一体的に設け、このシール部
    は、前記装着孔部の内周面と固着された上部の取
    付け部と、内側に突出して前記レベルゲージの胴
    部のシール面と当接可能な下部のリツプ部とから
    構成され、このリツプ部の外周部に形成された溝
    に、該リツプ部を前記胴部のシール面に付勢する
    スプリングを装着し、前記レベルゲージの胴部
    に、前記シール部の取付け部内周面と当接するO
    リングを設けたことを特徴とするレベルゲージの
    取付構造。
JP1986198378U 1986-12-25 1986-12-25 Expired JPH0436412Y2 (ja)

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JP1986198378U JPH0436412Y2 (ja) 1986-12-25 1986-12-25

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JP1986198378U JPH0436412Y2 (ja) 1986-12-25 1986-12-25

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JPS63105032U JPS63105032U (ja) 1988-07-07
JPH0436412Y2 true JPH0436412Y2 (ja) 1992-08-27

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Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58112931U (ja) * 1982-01-27 1983-08-02 日産自動車株式会社 オイルレベルゲ−ジガイド

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JPS63105032U (ja) 1988-07-07

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