JPS595244Y2 - 油圧緩衝器 - Google Patents

油圧緩衝器

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Publication number
JPS595244Y2
JPS595244Y2 JP1976063410U JP6341076U JPS595244Y2 JP S595244 Y2 JPS595244 Y2 JP S595244Y2 JP 1976063410 U JP1976063410 U JP 1976063410U JP 6341076 U JP6341076 U JP 6341076U JP S595244 Y2 JPS595244 Y2 JP S595244Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scraper
dust
seal
annular
cylinder
Prior art date
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Expired
Application number
JP1976063410U
Other languages
English (en)
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JPS52155888U (ja
Inventor
敏世 松田
Original Assignee
株式会社昭和製作所
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社昭和製作所 filed Critical 株式会社昭和製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 自動車、オートバイ等の車体懸架に用いられる油圧緩衝
器においてはピストンロッドに土砂が耐着し易いから、
これを除去するためにシリンダの端部に通常ゴム製のダ
ストシールを設けである。
しかし特にオートバイのモトクロス等においては泥がは
ね上ってロッドに耐着し、その泥が乾燥すると土砂がロ
ッドの表面に強固にこびり付いて柔かいゴム等のダスト
シールでは除去されない。
従ってこのような場合は金属等で作られた硬い環状のス
クレーパをピストンロッドに嵌合してこびり付いた土砂
塵芥をかじり取らなければならないが、スクレーパの硬
度が高くロッド面との密着性が悪いために微細な塵埃は
そのスクレーパを通り抜けてオイルシールまたダストシ
ールで掻取られる。
このためスクレーパの内側に多量の塵埃が堆積して、こ
れがシリンダとオイルシール等の摺接面に押し込まれ、
油洩れを生じ易すくなる欠点がある。
従って本考案はこのような欠点を除去したものである。
第1図はオートバイのフロントフォークにおける油圧緩
衝器に本考案を適用した実施例で、シリンダ1にパイプ
状のピストンロッド2の下端におけるピストンを摺動自
在に嵌合してそれらの内部に油を充填しである。
上記シリンダ1の開口部に該シリンダの内部から順次ロ
ッドガイド3、オイルシール4、ダストシール5および
スクレーパ6を設けて、オイルシール4とダストシール
5の間およびダストシール5とスクレーパ6の間にそれ
ぞれスペーサ7.8を介挿し、かつスクレーパ6の外側
に環状の押え板9を配置してスナップ・リング10で上
記各部品の脱出を防止すると共にスペーサ8と対向する
ようにシリンダ1に小孔11を穿設しである。
第2図は上記オイルシール4、ダストシール5およびス
クレーパ6の部分の拡大図で、オイルシール4および゛
ダストシール5は何れもゴムのような比較的柔かい弾性
体で作られた環状体であって、そのリップがピストンロ
ッド2の外面に摺接している。
またスクレーパ6は例えばりん青銅等の帯状板を螺旋状
に巻回して円環状に形成したもので、その外周部をゴム
環12で保持し、更にその外側にスペーサ13を嵌合し
て、環状スクレーパ6の内周がピストンロッド2に摺接
するようにしである。
更にダストシール5と上記スクレーパ6との間のスペー
サ8は、第3図にその断面図aおよび平面図すを示した
ように1つの切れ目によって内周部と外周部とを連結す
る通路14を設けたもので、この通路14をシリンダの
孔11に対向させである。
なお第4図a、 l)は上記スペーサ8の他の例の断面
図並びに平面図で外周の縁15を斜めに切削して、通路
14と孔11とを必らずしも対向させる必要がないよう
にしたものである。
また第5図a、 l)はスペーサ8の更に他の例でダ
ストシール5と対向する面に放射状の凹溝を設けて通路
14となしである。
上述の装置において、ピストンロッド2の表面に耐着し
た泥あるいは塵芥等が乾燥すると、土砂塵芥が該ロッド
に強固にこびり付いて容易に離脱しないようになるが、
スクレーパ6は硬い金属で作られているからこれを容易
に掻取ってロッドの表面から除去する。
しかしその反面ではロッドとの間の密着性が悪いために
、該ロッドに耐着した微細な塵埃はスクレーパ6を通り
抜けて密着性の良好なゴムで作られたダストシール5に
よって掻取られる。
このため長期間に亘る使用中にはダストシール5とスク
レーパ6との間に多量の塵埃が堆積するが、その塵埃は
通路14を通ってシリンダの排出孔11から外部へ押し
出される。
従って堆積した塵埃がダストシール5とロッド2との摺
接面に押し込まれ、更にオイルシール4の摺接面に侵入
して油洩れを生ずるようなおそれが除かれる。
なお前述の実施例はダストシール5を設けたものである
が、このダストシールを具備しない場合は堆積した塵埃
がオイルシールの摺接面へ一層侵入し易すくなるから、
前述の通路14および塵埃排出孔11を設ける効果が更
に大きい。
このように本考案はスクレーパを設けると共にその内側
に塵埃の排出路を形成したもので、微細な塵埃も容易に
除去されてオイルシールを損傷しないから、緩衝器の寿
命が延長する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の要部を縦断した正面図、第2図
は第1図の一部を拡大した図、第3図は第1図第2図に
おけるスペーサ8の断面図aおよび平面図b、また第4
図、第5図は上記スペーサ8の他の例の断面図aおよび
平面図すである。 なお図において、1はシリンダ、2はピストンロッド、
3はロッドガイド、4はオイルシール、5はダストシー
ル、6はスクレーパ、7,8はスペーサ、11は塵埃排
出孔、14は塵埃の通路である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 油を充填してピストンを摺動自在に嵌合したシリンダの
    開口部にピストンロッドに摺接する環状のオイルシール
    を設けると共に上記ピストンロッドに摺接して土砂塵芥
    を掻取る環状のスクレーパを上記オイルシールの外側に
    配置し、かつ一部を切欠いて内周部と外周部とを連結す
    る通路を形成した環状のスペーサを上記スクレーパの内
    側に配置して上記スペーサと対向するように前記シリン
    ダに底膜排出孔を穿設した油圧緩衝器。
JP1976063410U 1976-05-20 1976-05-20 油圧緩衝器 Expired JPS595244Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1976063410U JPS595244Y2 (ja) 1976-05-20 1976-05-20 油圧緩衝器

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JP1976063410U JPS595244Y2 (ja) 1976-05-20 1976-05-20 油圧緩衝器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS52155888U JPS52155888U (ja) 1977-11-26
JPS595244Y2 true JPS595244Y2 (ja) 1984-02-16

Family

ID=28526648

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JP1976063410U Expired JPS595244Y2 (ja) 1976-05-20 1976-05-20 油圧緩衝器

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6567267B2 (ja) * 2014-10-31 2019-08-28 千博産業株式会社 構造物の制振装置
JP2017003015A (ja) * 2015-06-11 2017-01-05 Kybモーターサイクルサスペンション株式会社 緩衝器

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JPS52155888U (ja) 1977-11-26

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